JPH06246574A - ワーク反転加工装置 - Google Patents

ワーク反転加工装置

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JPH06246574A
JPH06246574A JP3905693A JP3905693A JPH06246574A JP H06246574 A JPH06246574 A JP H06246574A JP 3905693 A JP3905693 A JP 3905693A JP 3905693 A JP3905693 A JP 3905693A JP H06246574 A JPH06246574 A JP H06246574A
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JP
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work
jig pallet
jig
welding
positioning
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JP3905693A
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Shigeru Takagi
茂 高城
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークを他の治具に移し替えることなくワー
クの表側と裏側からの加工作業が可能で、しかも設置ス
ペース等を大幅に縮小する。 【構成】 昇降手段21により昇降するアーム35、3
6に保持部40を設け、この保持部40にワーク9を位
置決めする治具パレット71を着脱可能に保持させ、保
持部40を反転駆動手段51により正回転および逆回転
させることにより、ワーク9を他の治具へ移し替えるこ
となくワーク9の表側と裏側からの加工作業が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの表側からの加
工作業とワークの裏側からの加工作業の両方を行うこと
が可能なワーク反転加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークの表側と裏側の両方に溶接
または部品を組付ける等の加工を行なう際には、たとえ
ばワークの表側を加工するための治具上にワークをセッ
トして表側の加工作業を行ない、つぎにワークを反転さ
せた状態で他の治具へ移し替えて裏側の加工作業を行な
う。
【0003】図14は、従来のワークの溶接作業の一例
を示している。図14において、1はベースを示してい
る。ベース1の上面には、ワーク2を位置決めするため
の位置決め部3が取付けられている。ワーク2は、クラ
ンプ4によって位置決め部3に押圧されている。ベース
1の一方には、溶接ロボット6が固定されている。溶接
ロボット6は、位置決め部3により所定の位置に位置決
めされたワーク2を、予め教示された通り溶接するよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
のようにワーク2の一側からの加工作業しかできない場
合は、つぎの問題が生じる。
【0005】(1)溶接作業は、溶接個所が溶接トーチ
よりも下方になる下向き溶接が溶接品質上から好ましい
が、ワークの表側を上にした状態でワークの裏側の溶接
を行う際には、上向き溶接となってしまう。したがっ
て、この場合は溶融金属が下方に垂れ落ち良好な溶接ビ
ードを得ることが困難となる。
【0006】(2)また、上述したようにワークの表側
の加工作業が終了してからワークを反転させ、別の治具
にワークをセットしてワークの裏側の加工作業を行なう
場合は、治具の数が倍増し、その設置スペースを確保し
なければならないという問題がある。
【0007】本発明は、上記の問題に着目し、ワークを
他の治具へ移し替えることなくワークの表側と裏側から
の加工作業が可能で、しかも設置スペースを大幅に縮小
することが可能なワーク反転加工装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係るワーク加工装置は、上下方向に延びる支
柱と、前記支柱に沿って昇降する昇降部を有する昇降手
段と、前記昇降部に取付けられ水平方向に延びるアーム
と、前記アームに回転可能に支持され、ワークを所定の
位置に位置決めする治具パレットを着脱可能に保持する
保持部と、前記保持部を正回転および逆回転させる反転
駆動手段と、前記治具パレットが前記保持部に保持され
た状態では、保持部に対して治具パレットを所定の位置
に位置決めする治具パレット位置決め手段と、を備えた
ものから成る。
【0009】
【作用】このように構成されたワーク加工装置において
は、ワークは治具パレットに対して所定の位置に位置決
めされる。治具パレットは、アームの下方を走行可能で
あり、アームに対して治具パレットが所定の位置にきた
際にはアームが下降し治具パレットを保持部によって保
持することが可能となる。
【0010】治具パレットが保持部に保持されると、ア
ームが所定の位置まで上昇する。保持部は、反転駆動手
段によって正回転および逆回転されるようになっている
ので、保持部に保持された治具パレットの正回転および
逆回転が可能となる。したがって、たとえば治具パレッ
トを正回転させた場合はワークの表側の加工が可能とな
り、治具パレットを逆回転させた場合はワークの裏側の
加工が可能となる。
【0011】また、治具パレットは保持部に着脱可能に
保持されるので、別のワークの治具パレットも反転させ
ることができ、複数種類のワークの加工が可能となる。
さらに、1つの治具パレットでワークの表側と裏側の加
工ができるので、従来に比べて治具の数を半減すること
が可能となり、ワークの種類が多い場合であっても、設
置スペースを大幅に縮小することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係るワーク反転加工装置の
望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
【0013】図1ないし図13は、本発明の一実施例を
示している。図1において、11は床面Fに固定される
ワーク反転加工装置10のベースを示している。ベース
11には、上下方向に延びる一対の支柱12、13が固
定されている。ベース11側には、後述するアーム3
5、36を昇降させる昇降手段21が設けられている。
【0014】昇降手段21は、サーボモータ22、ギヤ
ボックス23、24、連結シャフト25、ボールネジ2
6、27、昇降部28、29を有している。サーボモー
タ22は、ベース11に固定されている。サーボモータ
22の出力軸は、一方のギヤボックス23に連結されて
いる。ギヤボックス23とギヤボックス24は、連結シ
ャフト25を介して連結されている。これにより、サー
ボモータ22の回転駆動力はギヤボックス23とギヤボ
ックス24の双方に同時に伝達されるようになってい
る。
【0015】一方のギヤボックス23には、カップリン
グ30を介してボールネジ26が連結されている。ボー
ルネジ26の両端部は、一方の支柱12側に回転可能に
支持されている。他方のギヤボックス24には、カップ
リング31を介してボールネジ27が連結されている。
ボールネジ27の両端部は、他方の支柱13側に回転可
能に支持されている。
【0016】一方のボールネジ26には、一方の昇降部
28に収納されたナット(図示略)が螺合されている。
昇降部28は、一方の支柱12に上下方向に摺動可能に
保持されている。昇降部28は、ボールネジ26が回転
すると支柱12に沿って昇降するようになっている。他
方のボールネジ27には、他方の昇降部29に収納され
たナット(図示略)が螺合されている。昇降部29は、
他方の支柱13に上下方向に摺動可能に保持されてい
る。昇降部29は、ボールネジ26、27が回転すると
支柱13に沿って昇降するようになっている。
【0017】一方の昇降部28には、水平方向に延びる
アーム35が取付けられている。他方の昇降部29に
は、水平方向に延びるアーム36が取付けられている。
アーム35、36は、片持ち梁構造となっている。アー
ム35の先端部には、保持部40が配置されている。保
持部40は、アーム35に取付けられた反転駆動手段5
1に回転可能に支持されている。
【0018】保持部40は、保持板41とチャック機構
部42とから構成されている。保持板41には、一定の
間隔をおいて2つのチャック機構部42が取付けられて
いる。各チャック機構部42は、チャック金具43と油
圧シリンダ44を有している。チャック金具43はT字
状をしており、油圧シリンダ44と連結されている。チ
ャック金具43は、後述する治具パレット71のチャッ
ク部81と係合可能となっている。
【0019】反転駆動手段51は、サーボモータ52と
回転駆動ユニット53を有している。回転駆動ユニット
53は、サーボモータ52によって回転駆動されるよう
になっている。回転駆動ユニット53の出力軸には、保
持板41が連結されている。保持板41は、サーボモー
タ52の回転によって中心部を中心として正回転または
逆回転するようになっている。
【0020】保持板41のチャック機構部42の内側お
よびアーム36の先端に位置する従動回転ユニット56
には、治具パレット位置決め手段61が設けられてい
る。治具パレット位置決め手段61は、基準ピン62、
63、油圧シリンダ64、65から構成されている。基
準ピン62は、保持板41に移動可能に保持されてい
る。基準ピン62は、保持板41の回転中心を中心とし
て左右に各1個ずつ配置されている。基準ピン62に
は、基準ピン62を軸方向に駆動する油圧シリンダ64
が連結されている。基準ピン62は、後述する治具パレ
ット71の基準穴82と嵌合可能となっている。
【0021】基準ピン63は、保持板41の回転中心と
同一軸線A上に位置する従動回転ユニット56に移動可
能に保持されている。従動回転ユニット56の外端面に
は、油圧シリンダ65が取付けられている。油圧シリン
ダ65のロッドは、基準ピン63と連結されている。基
準ピン63は、後述する治具パレット71の基準穴76
と嵌合可能となっている。
【0022】各アーム35、36の昇降量は、図示され
ていないサーボモータ内に組み込まれている検出部によ
って検知されている。保持板41の回転量も図示されな
い検出部によって検知されている。昇降手段21のサー
ボモータ22および反転駆動手段51のサーボモータ5
2は、図示されない制御部に接続されている。制御部
は、上記の各サーボモータ22、52および各油圧シリ
ンダ64、65を駆動させる電磁弁(図示略)を制御す
るようになっている。
【0023】図4ないし図6は、治具パレット71を示
している。治具パレット71は、各アーム35、36の
下方に配置された走行レール68の上を走行可能となっ
ている。治具パレット71は、フレーム部72、ワーク
受け部73、74、ワーク位置決め手段75を有してい
る。フレーム部72は、角パイプによる溶接構造となっ
ており、高剛性を有している。フレーム部72の内側面
には、ワーク受け部73、74が設けられている。ワー
ク受け部73、74は、ワーク9を受け止める機能を有
している。
【0024】ワーク受け部73、74には、ワーク位置
決め手段75が設けられている。ワーク位置決め手段7
5は、位置決めピン75aとクランプ部75bとから構
成されている。フレーム部72の一方には、上述した従
動回転ユニット56に保持された基準ピン63が挿入さ
れる基準穴76が形成されている。フレーム部72の基
準穴76が形成される側面には、集電リング77が取付
けられている。集電リング77には、従動回転ユニット
56に固定された溶接用集電子78が接触するようにな
っている。
【0025】フレーム部72の集電リング77が取付け
られる部位と反対側の側面には、チャック部81と基準
穴82が取付けられている。チャック部81および基準
穴82は、治具パレット71の回転中心Aを中心として
左右に各1個ずつ設けられている。チャック部81に
は、保持板41に設けられたチャック金具43が進入可
能となっており、チャック金具43は油圧シリンダ44
によってチャック部81と係合するようになっている。
【0026】フレーム部72の走行レール68と平行な
部位の外側面の一方には、2つの車輪85が配置されて
いる。車輪85は、フレーム部72に固定された車軸8
6に軸受87を介して回転自在に支持されている。車輪
85の外周端面には、六角状の走行レール68を摺接可
能なフランジ部85aが形成されている。フレーム部7
2は、フランジ部85aによって幅方向の位置ずれが規
制されるようになっている。
【0027】フレーム部72の走行レール68と平行な
部位の外側面の他方には、2つの車輪88が配置されて
いる。車輪88は、フレーム部72に固定された車軸8
6に軸受87を介して回転自在に支持されている。車輪
88にはフランジ部は形成されておらず、車輪88は走
行レール68の上面のみを転動するようになっている。
治具パレット71は、2本の走行レール68に沿って延
びるコンベア手段111によって搬送されるようになっ
ている。
【0028】フレーム部72の外側面には、治具パレッ
ト71の前後方向(走行方向)X、左右方向(走行方向
に対して直角方向)Y、上下方向Zの3方向の位置決め
を行なう基準穴(図示略)を有する位置決め部91、9
2が設けられている。位置決め部91、92の各基準穴
には、走行レール68側に位置する図示されない位置決
めピンが配置されている。
【0029】フレーム部72の外側面には、流体供給ボ
ックス部95と給電ボックス99が取付けられている。
流体供給ボックス95には、複数の接続口96を有して
いる。各接続口96には、接続具97を介してホース9
8が接続されている。ホース98の他方は、クランプ部
75bの油圧シリンダ等のアクチュエータに接続されて
いる。給電ボックス99には、複数の接続部100が設
けられている。各接続部100は、コード101を介し
てアクチュエータの動作確認用の検知センサ等に接続さ
れている。
【0030】走行レール68の両側には、ワーク9の溶
接作業を行う溶接ロボット120、121がそれぞれ1
台ずつ配置されている。各溶接ロボット120、121
は、予め教示された位置でアーク溶接を行うようになっ
ている。ワーク反転加工装置10のアーム35、36の
動きおよび反転駆動手段51の動きと、溶接ロボット1
20、121の動きは連動するようになっている。
【0031】つぎに、ワーク反転加工装置における作用
について説明する。図1に示す工程の前工程では、治具
パレット71にワーク9がセットされる。ワーク9がセ
ットされた治具パレット71は、コンベア手段111に
よって走行レール68上を走行し、アーム35、36の
下方まで搬送されてくる。治具パレット71がアーム3
5、36の下方に到着した際には、コンベア手段111
によって治具パレット71の走行が停止される。
【0032】治具パレット71が停止すると、各走行レ
ール68の近傍に配置される位置決めピン(図示略)が
治具パレット71のフレーム部72の外側面に設けられ
た位置決め部91、92に進入する。これにより、治具
パレット71は、前後方向X、左右方向Y、上下方向Z
の位置決めが行われる。治具パレット71の位置決めが
完了すると、流体供給ボックス95の各接続口96に
は、油圧ホースやエアホースに接続された接続具(図示
略)が接続される。同様に給電ボックス99の接続部1
00にも供電用のコード(図示略)が接続される。
【0033】流体供給ボックス95および給電ボックス
99に対する接続作業は、治具パレット71が精度よく
位置決めされていることから自動で行うことが可能とな
る。治具パレット71が前後方向X、左右方向Y、上下
方向Zに位置決めされた状態では、溶接ロボット12
0、121によるワーク9の表側のアーク溶接が行われ
る。この溶接作業は、ほとんど下向き溶接で行うことが
できるので、上向きに溶接のような溶融金属の溶け落ち
がなくなり、高品質の溶接ビードを得ることが可能とな
る。
【0034】ワーク9の表側のアーク溶接作業が完了す
ると、一方のアーム35側に設けられた基準ピン62が
油圧シリンダ64によって駆動され、治具パレット71
の基準穴82と嵌合される。これと同時に他方のアーム
36側に設けられた基準ピン63は油圧シリンダ65に
よって駆動され、治具パレット71の基準穴76と嵌合
される。
【0035】つぎに、一方のアーム35側に設けられた
保持板41の各チャック金具43が各油圧シリンダ44
によって駆動され、各チャック金具43は治具パレット
71の各チャック部81とそれぞれ係合する。これによ
り、治具パレット71は保持板41と強固に連結され
る。チャック金具43とチャック部81との係合が完了
すると、走行レール68側に設けられていた図示されな
い位置決めピンが後退し、治具パレット71の位置決め
部91、92の位置規制が解除される。
【0036】治具パレット71の位置決め部91、92
の位置規制解除が確認されると、昇降手段21が起動
し、ボールネジ26、27の回転によって各アーム3
5、36が所定の位置まで上昇される。治具パレット7
1がアーム35、36の上昇によって所定の高さに達す
ると、反転駆動手段51のサーボモータ52が起動し、
保持板41の回転によって治具パレット71が反転され
る。治具パレット71の反転が確認されると、ボールネ
ジ26、27の逆回転によって各アーム35、36が下
降される。
【0037】治具パレット71が当初の高さに戻される
と、治具パレット71の位置決め部91、92が位置決
めピン(図示略)によって規制され、治具パレット71
は前後方向X、左右方向Y、上下方向Zに位置決めされ
る。治具パレット71が位置決めされた状態では、溶接
ロボット120、121によるワーク9の裏側のアーク
溶接が行われる。この場合も溶接作業はほとんど下向き
溶接で行うことができるので、高品質の溶接ビードを得
ることが可能となる。なお、保持部40の回転量は図示
されない検出部によって検知することができるので、治
具パレット71がアーム35に対して角度θをなしてい
る場合でも、溶接ロボット120、121による溶接作
業は可能となる。
【0038】ワーク9の溶接作業が完了すると、治具パ
レット71の位置決め部91、92の位置規制が解除さ
れ、アーム35、36による治具パレット71の上昇が
行われる。そして、治具パレット71の反転により、治
具パレット71上のワーク9は再び表向きとなる。治具
パレット71の反転が確認されると、アーム35、36
が下降し、治具パレット71は搬入時と同じ向きで走行
レール68に載置される。
【0039】治具パレット71の下降完了が確認される
と、他方のアーム36側に設けられた基準ピン63が油
圧シリンダ65によって治具パレット71の基準穴76
が引き抜かれる。同様に一方のアーム35側に設けられ
た保持板41の基準ピン62が油圧シリンダ64によっ
て治具パレット71の基準穴82から引き抜かれる。さ
らに、保持板41の各チャック金具43が各油圧シリン
ダ44によって駆動され、各チャック金具43は治具パ
レット71の各チャック部81との係合が外される。
【0040】基準ピン62、63の引き抜きおよび各チ
ャック金具43の係合解除が確認されると、各アーム3
5、36は再び上昇する。これで、図1の工程における
加工作業は完了し、治具パレット71はコンベア手段1
11によって次工程に搬送される。
【0041】本実施例では、次工程は単に治具パレット
71のX、Y、Z方向の位置を決めてワーク9の加工す
るのみであり、次工程の次の工程には図1の工程と同様
のワーク反転加工装置が配置されている。したがって、
ここでもワーク9の反転ができワーク9の表側からの加
工と裏側からの加工が可能となる。このようにして、治
具パレット71は各工程を経て最終工程に至る。最終工
程では治具パレット71からワーク9が取り出され、空
になった治具パレット71は最初の工程に戻される。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、つぎの効果が得られ
る。
【0043】(1)昇降手段により昇降するアームに保
持部を設け、この保持部にワークを位置決めする治具パ
レットを着脱可能に保持させ、保持部を反転駆動手段に
より正回転および逆回転させるようにしたので、ワーク
を他の治具へ移し替えることなくワークの表側と裏側か
らの加工作業が可能となる。したがって、加工作業が溶
接作業の場合は、ワークの表側からの溶接作業と裏側か
らの溶接作業をいずれも下向きで行うことができ、溶接
品質を高めることができる。
【0044】(2)1つの治具パレットでワークの表側
と裏側の加工ができるので、従来に比べて治具の数を半
減することが可能となり、治具の占有スペースを大幅に
縮小することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るワーク反転加工装置の
平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1における治具パレットの平面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図4の側面図である。
【図7】図4の部分拡大断面図である。
【図8】図4における集電リングの正面図である。
【図9】図5における集電ボックス近傍の断面図であ
る。
【図10】図5における流体供給ボックス近傍の断面図
である。
【図11】図4における一方の車輪の取付け状態を示す
断面図である。
【図12】図4における他方の車輪の取付け状態を示す
断面図である。
【図13】図4の治具パレットのワーク位置決め部の作
動状態を示す断面図である。
【図14】従来の溶接治具の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ワーク反転加工装置 12 支柱 13 支柱 21 昇降手段 35 アーム 36 アーム 40 保持部 51 反転駆動手段 61 治具パレット位置決め手段 68 走行レール 71 治具パレット 95 流体供給ボックス 99 給電ボックス 120 溶接ロボット 121 溶接ロボット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びる支柱と、 前記支柱に沿って昇降する昇降部を有する昇降手段と、 前記昇降部に取付けられ水平方向に延びるアームと、 前記アームに回転可能に支持され、ワークを所定の位置
    に位置決めする治具パレットを着脱可能に保持する保持
    部と、 前記保持部を正回転および逆回転させる反転駆動手段
    と、 前記治具パレットが前記保持部に保持された状態では、
    保持部に対して治具パレットを所定の位置に位置決めす
    る治具パレット位置決め手段と、を備えたことを特徴と
    するワーク反転加工装置。
JP3905693A 1993-02-26 1993-02-26 ワーク反転加工装置 Pending JPH06246574A (ja)

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JP3905693A JPH06246574A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 ワーク反転加工装置

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Cited By (4)

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