JPH06225530A - 複数のスイッチング電源装置を並列接続した直流電源装置 - Google Patents

複数のスイッチング電源装置を並列接続した直流電源装置

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JPH06225530A
JPH06225530A JP5029791A JP2979193A JPH06225530A JP H06225530 A JPH06225530 A JP H06225530A JP 5029791 A JP5029791 A JP 5029791A JP 2979193 A JP2979193 A JP 2979193A JP H06225530 A JPH06225530 A JP H06225530A
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修 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のスイッチングレギュレータの並列運転
時において、負荷電流の大きい時には電流のバランスを
良好に保ち、負荷電流の小さい時には定電圧性を保つ。 【構成】 並列接続された2台のスイッチングレギュレ
ータ3、4はそれぞれ、トランス6a、6bの1次巻線
14a、14bに直列に接続されたFET7a、7bを
有する。共通の出力電圧検出回路5の出力に応答する電
圧制御回路10a、10bを設ける。電流検出抵抗8
a、8bに応答する電流制御回路11a、11bを設け
る。負荷電流の小さい時には電圧制御回路10a、10
bの出力でFET7a、7bを制御する。負荷電流の大
きい時には電流制御回路11a、11bの出力でFET
7a、7bを制御する。負荷電流の大小を出力電圧に基
づいて判定し、電圧制御回路10a、10bと電流制御
回路11a、11bを選択的に動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチング電源装置の
並列運転時における出力電流の均等化を図ることができ
る直流電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】スイッ
チング電源の並列運転方式として、複数台のスイッチン
グ電源を単に並列接続するオーバーフロー方式がある。
しかし、この方式では出力電流のバランスの悪化が生じ
る恐れがあり、一方の電源が負荷電流の多くを負担する
と、この電源の寿命が短くなる。
【0003】並列運転の別の方式として、複数のスッチ
ング電源の入力電流又は出力電流を検出し、電流の少な
い方のスイッチング電源の出力電圧を上昇させて出力電
流をバランスさせる運転方式がある。しかし、この方式
は制御回路が複雑になるという欠点、及び軽負荷時にノ
イズが発生すると、このノイズを誤って出力電流として
検出し、制御動作が不安定になるという欠点を有する。
【0004】そこで、本発明の目的はスイッチング電源
の並列運転を負荷電流の大きい領域と小さい領域の両方
において安定的に行うことができる直流電源装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、複数台のスイッチング電源装置を並列接続
して共通の負荷に電力を供給する直流電源装置におい
て、前記複数台のスイッチング電源装置が、直流電源に
トランスの1次巻線を介して接続されたスイッチング素
子と、前記トランスの2次巻線と前記負荷との間に接続
された出力整流平滑回路と、前記負荷の電圧に基づいて
前記負荷の電圧を一定値にするためのPWMパルスを形
成して前記スイッチング素子をオン・オフ制御する電圧
制御回路と、前記スイッチング素子の電流を検出するた
めの電流検出器と、前記電流検出器から得られた電流検
出信号と参照信号とに基づいて前記電流検出信号を前記
参照信号のレベルに制限するように電流制御パルスを形
成して前記スイッチング素子をオン・オフ制御する電流
制御回路とをそれぞれ有し、前記負荷の電流が小さい領
域では前記電圧制御回路の前記PWMパルスによって前
記スイッチング素子をオン・オフ制御し、前記負荷の電
流が大きい時には前記電流制御回路の前記電流制御パル
スによって前記スイッチング素子をオン・オフ制御する
ように構成されている直流電源装置に係わるものであ
る。なお、請求項2に示すように、誤差信号形成回路、
三角波発生回路、第1、第2、及び第3の比較器、電流
制御パルス形成回路を設けることが望ましい。
【0006】
【作用及び効果】各請求項の発明によれば、負荷電流が
小さい場合には、定電圧制御動作になる。この定電圧制
御の場合には電流のバランスは悪くなるが、たとえスイ
ッチング電源装置が負荷電流を多く負担したとしても、
電流が小さいのでこの寿命の低下を招かない。負荷電流
の大きい場合には、電流制御に基づいて負荷電流を供給
するので電流のバランスが良くなる。従って、特定のス
イッチング電源の寿命の低下が生じない。なお、本発明
の電源装置は、負荷電流が通常は小さく、時々大きくな
るような負荷のために好適である。
【0007】
【実施例】次に、図1〜図5を参照して本発明の実施例
に係わる直流電源装置を説明する。図1の電源装置は、
共通の直流電源1と共通の負荷2との間に並列接続され
た第1及び第2のスイッチングレギュレータ3、4と、
共通の出力電圧検出回路5とで構成されている。第1及
び第2のスイッチングレギュレータ3、4は実質的に同
一構成である。従って、第1及び第2のスイッチングレ
ギュレータ3、4の各部の参照符号をa、bのサフィッ
クスで区別して示し、一方のみを詳しく説明する。
【0008】第1及び第2のスイッチングレギュレータ
3、4は、トランス6a、6bと、スイッチング素子と
してのFET7a、7bと、電流検出抵抗8a、8b
と、出力整流平滑回路9a、9bと、電圧制御回路10
a、10bと、電流制御回路11a、11bと、駆動回
路12a、12bと、補助電源回路13a、13bとか
ら成る。
【0009】第1のスイッチングレギュレータ3におい
て、FET7aのドレインはトランス6aの1次巻線1
4aを介して電源1に接続され、ソースは電流検出抵抗
8aを介してグランド(共通ライン)に接続されてい
る。トランス6aの2次巻線15aに接続された出力整
流平滑回路9aは、2つのダイオードD1a、D2a、と、
リアクトルL1aと、コンデンサC1aとから成り、この出
力端子に負荷2が接続されている。
【0010】電圧制御回路10aは出力電圧検出回路5
の出力ライン16aの信号に応答して負荷2の電圧を一
定にするためのPWM制御パルスを形成し、駆動回路1
2aを介してFET7aのゲートに与える。しかし、出
力電圧が所定値よりも低い場合にはPWM制御パルスを
発生しないように電圧制御回路10aが構成されてい
る。電流制御回路11aは電流検出抵抗8aに基づいて
検出された電流に応答して電流制御パルスを形成し、こ
れを駆動回路12aを介してFET7aのゲートに与え
る。この電流制御回路11aはライン17aによって電
圧制御回路10aに関係付けられている。なお、負荷電
流が大きいために出力電圧が低下した時には電流制御回
路11aから発生した制御パルスがFET7aを駆動
し、負荷電流が小さいために出力電圧が所定以上になっ
ている時には電圧制御回路10aから発生したPWM制
御パルスがFET7aを駆動する。
【0011】補助電源回路13aは、トランス15aの
3次巻線18aと、ダイオードD3aと、コンデンサC2a
とから成り、出力電圧検出回路5に補助の電源電圧を与
える。
【0012】第2のスイッチングレギュレータ4は第1
のスイッチングレギュレータ3と同一に構成され、FE
T7bのドレインはトランス6bの1次巻線17bを介
して共通の電源1に接続され、ソースは電流検出抵抗8
bを介してグラングに接続され、出力整流平滑回路9b
は共通の負荷2に接続されている。
【0013】出力電圧検出回路5は、負荷2が接続され
た出力端子19、20の間に接続された分圧用抵抗R1
、R2 と誤差増幅用トランジスタQ1 と、基準電圧源
としてのツェナーダイオードZDと、発光ダイオード2
1とを有する。トランジスタQ1 のベースは分圧用抵抗
R1 、R2 の分圧点に接続され、エミッタはツェナーダ
イオードZDに接続され、発光ダイオード21は出力端
子19に接続されているので、検出電圧とツェナーダイ
オードZDの電圧との差に対応した電流が発光ダイオー
ド21に流れる。従って、発光ダイオード21の発光量
は出力電圧に対して比例的に変化する。発光ダイオード
21に光結合されたフォトトランジスタ22のエミッタ
はグランドに接続され、コレクタは抵抗R3 を介してバ
イアス電源ライン23に接続されていると共にダイオー
ドD4 を介してトランジスタQ2 のベースに接続されて
いる。トランジスタQ2 のベースは抵抗R4 を介して補
助電源回路13a、13bに接続されている。従って、
フォトトランジスタ22はトランジスタQ2 のベース電
流のバイアスを形成し、出力電圧が高くなった時にはフ
ォトトランジスタ22の抵抗が小さくなり、バイアス電
流が増大してトランジスタQ2 のベース電流が小さくな
り、このコレクタ・エミッタ間の抵抗が高くなる。な
お、第2のスッチングレギュレータ4の補助電源回路1
3bは逆流阻止ダイオードD5 を介して抵抗R4 に接続
されている。また、抵抗R4 の入力端子とグランドとの
間に動作安定化用抵抗R5 が接続されている。また、ト
ランジスタQ2 のコレクタはバイアス電源ライン23に
接続され、エミッタは検出信号出力ライン16a、16
bを介して電圧制御回路10a、10bにそれぞれ接続
されている。
【0014】図2は図1の電圧制御回路10a、電流制
御回路11a及び駆動回路12aを詳しく示す。出力電
圧検出回路5の出力段のトランジスタQ2 のエミッタと
グランドとの間には抵抗R6 、R7 、R8 及びダイオー
ドD5 が接続されている。これ等は出力電圧検出回路5
の一部と見ることもできるが、ここでは電圧制御回路1
0aに含められている。抵抗R6 、R7 間の第1の分圧
点24は反転増幅器及び誤差信号形成回路としての誤差
増幅器25の一方の入力端子に接続されている。誤差増
幅器25の他方の入力端子は基準電圧源26に接続さ
れ、その出力端子は第1の比較器(コンパレータ)27
の一方の入力端子に接続されている。なお、誤差増幅器
25を反転増幅器に置き換えることができる。比較器2
7の他方の入力端子は三角波発生回路28に接続されて
いる。
【0015】電流制御回路11aは、抵抗R9 と、コン
デンサC3 と、第2の比較器29と、電流制御パルス形
成回路としてのフリップフロップ30と、第3の比較器
31と、基準電圧源32と、抵抗R10と、コンデンサC
4 とから成る。第3の比較器31の一方の入力端子は抵
抗R9 を介して電流検出抵抗8aの上端に接続され、他
方の入力端子はコンデンサC4 の上端に接続されてい
る。コンデンサC4 は抵抗R7 とR8 との分圧点33と
グランドとの間に接続されている。またバイアス電源ラ
イン23とコンデンサC4 との間に抵抗R10が接続され
ている。第3の比較器31の出力端子はORゲート34
に接続されていると共にRSフリップフロップ30のセ
ット端子Sに接続されている。第2の比較器29の一方
の入力端子は三角波発生回路28に接続されて、他方の
入力端子は基準電圧源32に接続され、出力端子はフリ
ップフロップ30のリセット端子Rに接続されていると
共にORゲート34に接続されている。フリップフロッ
プ30の出力端子QはORゲート34に接続されてい
る。
【0016】駆動回路12aは、ORゲート34と、バ
イアス電源35と、一対のトランジスタ36、37と、
NOT回路38と、抵抗R11とから成り、FET7aを
駆動する。更に詳細には、3つの比較器27、29、3
1の出力及びフリップフロップ30の出力を入力とする
ORゲート34の出力端子がNOT回路38を介して一
方のトランジスタ36のベースに接続され、且つ他方の
トランジスタ37のベースに直接に接続されている。バ
イアス電源35はトランジスタ36と抵抗R11を介して
FET7aのゲートに接続されている。トランジスタ3
7はゲートとソースの間に抵抗R11を介して接続されて
いる。なお、ORゲート34を図示の都合上駆動回路1
2aに含めたが、これを駆動回路12aのブロックの外
に置くことができる。
【0017】図1の第1及び第2のスイッチンギレギュ
レータ3、4の電圧制御回路10a、10bの三角波発
生回路28は同期運転を行うために図3に示すように相
互に関係付けられている。即ち、各三角波発生回路28
は、三角波発生用コンデンサC0a、C0bとタイミング抵
抗Rta、RtbとコンデンサC0a、C0bの充放電制御回路
39a、39bを有し、三角波発生用コンデンサC0a、
C0bがコンデンサ40によって相互に結合されている。
これにより、第1及び第2のスイッチンギレギュレータ
3、4の三角波を同期して発生させることが可能にな
る。なお、コンデンサ39を抵抗に変えること、第2の
スイッチンギレギュレータ4のコンデンサC0b、抵抗R
tbを省いて充放電制御回路39bのコンデンサ端子を第
1のスイッチングレギュレ−タ3のコンデンサC0aに接
続することも可能である。
【0018】図4は負荷2の電流が大きい場合における
図2のA〜H点の状態を示す。第2の比較器29は図4
(A)に示すように三角波発生回路28の三角波と基準
電圧源32の電圧E32(1.8V)とを比較して図4
(B)の出力を発生する。この比較器31の出力はフリ
ップフロップ30のリセット信号となり、フリップフロ
ップ30は一定周期でリセットされる。第3の比較器3
1は図4(C)に示すように電流検出信号と参照信号E
r とをヒステリシスを有して比較し、図4(D)に示す
パルスを発生する。トランス15aの1次巻線14aは
インダクタンスを有するので、FET7aのドレイン電
流は時間と共に増大する。従って、t0 でFET7aが
オンした後に電流検出信号がt1 で参照信号Er に達す
ると、図4(D)のパルスが発生し、これがORゲート
34とNOT回路38とを介してトランジスタ36のベ
ースに与えられ、トランジスタ36及びFET7aがオ
フに転換する。これと同時に、図4(E)に示すように
フリップフロップ30のセット端子Sにトリガ信号が入
力し、これがセットされ、このフリップフロップ30の
t1 〜t2 の出力がFET7aのオフ制御信号となる。
負荷電流の大きい期間には、図5(A)に示すように誤
差増幅器25の出力電圧E25が低くなる。即ち、負荷電
流が大きいと、電源1から出力端子19までの電圧降下
が大きくなり、出力電圧が低下する。このため、発光ダ
イオード21の発光の強さが低下し、フォトトランジス
タ22の抵抗が大きくなり、逆にトランジスタQ2 の抵
抗が小さくなり、図2の分圧点24の電位が高くなり、
これが反転増幅型の誤差増幅器25の反転入力端子に入
力するために誤差増幅器25の出力が低下する。この結
果、誤差増幅器25の出力電圧E25が三角波よりも低く
なり、比較器27の出力は図4(F)に示すように低レ
ベルになり、FET7aをオン・オフ制御することが不
可能になる。ORゲート34の出力は図4(G)に示す
ようにt0 〜t1 期間で低レベル、t1 〜t3 期間で高
レベルになり、FET7aのゲート電圧は図4(H)に
示すようにt0 〜t1 期間で高レベルになる。従って、
負荷電流の大きい期間には電圧制御回路10aに無関係
にFET7aが電流制御パルスでオン・オフ制御され
る。
【0019】なお、電流制御回路11aに依存したFE
T7aのオン・オフ制御期間であっても、図5(B)に
示すように比較器31において電流検出信号Vi と比較
される参照電圧Er が変化するので電圧調整動作が生じ
る。参照電圧Er は負荷電流に比例的に変化する。即
ち、負荷電流が大きくなると、トランジスタQ2 の抵抗
が小さくなり、分圧点33の電位が高くなり、コンデン
サC4 の充電電圧も高くなり、参照電圧Er が高くな
る。参照電圧Er が高いほどFET7aのオン期間が長
くなり、出力電圧を高める動作になる。負荷電流が小さ
くなるとFET7aのオン期間が短くなり、出力電圧を
低める動作になる。
【0020】負荷電流が小さい時には図5の右側の動作
になる。即ち、負荷電流が小さいと出力電圧が高くなる
ためにトランジスタQ2 の抵抗が大きくなり、分圧点2
4の電位が下がる。この結果、誤差増幅器25の出力電
圧E25が高くなり、比較器27において三角波を横切る
ようになり、PWMパルスが発生し、FET7aがPW
Mパルスに応答してオン・オフし、定電圧制御が達成さ
れる。この負荷電流の小さい期間には分圧点33の電位
が低くなるが、抵抗R10とR8 の分圧比で決まるレベル
以下には下がらないため、第1の比較器27の出力PW
Mパルス幅は第2の比較器29のパルス幅よりも狭くな
り、電流制御回路11aはFET7aのオン・オフ制御
に無関係になる。
【0021】上述から明らかなように負荷2が大きな電
流を要求している時には第1及び第2のスイッチングレ
ギュレータ3、4のいずれも電流制御で動作し、それぞ
れがほぼ同一値の電流を供給する。この時、出力電圧を
できるだけ所定値に近づけるように電流が供給される。
従って、出力電圧の定電圧性の大幅な悪化を伴わないで
負荷電流の供給を続けることができる。一方、負荷2が
大きな電流を要求していない時には第1及び第2のスイ
ッチングレギュレータ3、4がそれぞれ定電圧制御動作
する。定電圧制御の場合には第1及び第2のスイッチン
グレギュレータ3、4の電流のバランスは悪くなるが、
電流値が小さいので、たとえ一方のスイッチングレギュ
レータが負荷電流を多く負担したとしてもその寿命の低
下がさほど生じない。また、電圧制御期間にはノイズに
よる誤動作が生じにくい。
【0022】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 出力電圧検出回路5を第1及び第2のスイッチ
ングレギュレータ3、4で共用せずに独立に設けること
ができる。 (2) トランジスタQ1 に基づく誤差増幅回路を省く
こと、または誤差増幅器25を反転増幅器にすることが
できる。 (3) 負荷2の電流を検出する回路を設けて負荷電流
の大小を判定し、電流が小さい時には電圧制御回路10
a、10bの出力PWMパルスをFET7a、7bに選
択的に送り、負荷電流の大きい時には電流制御回路11
a、11bのパルスをFET7a、7bに選択的に送る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる直流電源装置を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の第1のスイッチングレギュレータの電圧
制御回路と電流制御回路と駆動回路とこれ等に関係する
部分とを示す回路図である。
【図3】図1の第1及び第2のスイッチングレギュレー
タの三角波発生回路の相互関係を示す図である。
【図4】図2のA〜H点の状態を示す波形図である。
【図5】負荷電流が変化した時の図2の各部の状態を示
す波形図である。
【符号の説明】
3、4 第1及び第2のスイッチングレギュレータ 10a、10b 電圧制御回路 11a、11b 電流制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のスイッチング電源装置を並列接
    続して共通の負荷に電力を供給する直流電源装置におい
    て、 前記複数台のスイッチング電源装置が、 直流電源にトランスの1次巻線を介して接続されたスイ
    ッチング素子と、 前記トランスの2次巻線と前記負荷との間に接続された
    出力整流平滑回路と、 前記負荷の電圧に基づいて前記負荷の電圧を一定値にす
    るためのPWMパルスを形成して前記スイッチング素子
    をオン・オフ制御する電圧制御回路と、 前記スイッチング素子の電流を検出するための電流検出
    器と、 前記電流検出器から得られた電流検出信号と参照信号と
    に基づいて前記電流検出信号を前記参照信号のレベルに
    制限するように電流制御パルスを形成して前記スイッチ
    ング素子をオン・オフ制御する電流制御回路とをそれぞ
    れ有し、前記負荷の電流が小さい領域では前記電圧制御
    回路の前記PWMパルスによって前記スイッチング素子
    をオン・オフ制御し、前記負荷の電流が大きい時には前
    記電流制御回路の前記電流制御パルスによって前記スイ
    ッチング素子をオン・オフ制御するように構成されてい
    ることを特徴とする直流電源装置。
  2. 【請求項2】 複数台のスイッチング電源装置を並列接
    続して共通の負荷に電力を供給する直流電源装置におい
    て、 前記複数台のスイッチング電源装置が、 直流電源にトランスの1次巻線を介して接続されたスイ
    ッチング素子と、 前記トランスの2次巻線に接続された出力整流平滑回路
    と、 前記負荷の電圧を検出し、この変化を示す信号を得るた
    めの出力電圧検出回路と、 前記出力電圧検出回路に基づいて得られた電圧と基準電
    圧との誤差信号を形成する誤差信号形成回路と、 三角波発生回路と、 前記誤差信号形成回路から得られた誤差信号と前記三角
    波発生回路から得られた三角波とを比較してPWMパル
    スを形成し、前記スイッチング素子をオン・オフ制御す
    る第1の比較器と、 前記スイッチング素子に流れる電流を検出する電流検出
    器と、 前記三角波発生回路から得られた三角波と基準電圧とを
    比較して前記スイッチング素子のオン開始時点を示す信
    号を周期的に発生する第2の比較器と、 前記電流検出器から得られた検出信号と前記出力電圧検
    出回路から得られた信号とを比較し、前記スイッチング
    素子のオフ時点を示す信号を出力する第3の比較器と、 前記第2の比較器から得られたオン開始時点を示す信号
    と前記第3の比較器から得られたオフ時点を示す信号に
    応答して前記オン開始時点から前記オフ時点までの時間
    幅の電流制御パルスを形成して前記スイッチング素子を
    制御する電流制御パルス形成回路と、 をそれぞれ有し、負荷電流が小さい領域では前記第1の
    比較器から得られた前記PWMパルスに基づいて前記ス
    イッチング素子がオン・オフ動作し、負荷電流が大きい
    領域では前記電流制御パルス形成回路から得られた前記
    電流制御パルスに基づいて前記スイッチング素子がオン
    ・オフ動作するように構成されていることを特徴とする
    直流電源装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9190910B2 (en) 2013-03-21 2015-11-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Power circuit

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