JPH06225504A - 巻線体並びにその巻線体の製造方法 - Google Patents

巻線体並びにその巻線体の製造方法

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JPH06225504A
JPH06225504A JP1125193A JP1125193A JPH06225504A JP H06225504 A JPH06225504 A JP H06225504A JP 1125193 A JP1125193 A JP 1125193A JP 1125193 A JP1125193 A JP 1125193A JP H06225504 A JPH06225504 A JP H06225504A
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varnish
stator
bag
winding body
cover member
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JP1125193A
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Joji Kono
譲二 河野
Goro Ito
五郎 伊藤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄心の端面に付着したワニス層に亀裂が発生
することを防止でき、電気的特性を良好にする。 【構成】 固定子鉄心12及び巻線13から成る環状の
固定子11を気密性ある袋19内に収容し、この袋19
内を減圧した状態でワニス20を含浸させることにより
構成された固定子11において、固定子鉄心12の端面
12bを覆うカバー部材18を設け、固定子鉄心12の
端面12bをカバー部材18で覆った状態でワニス20
を固定子11に含浸させるように構成したものである。
これにより、カバー部材18と端面12bとの間の間隔
が非常に狭いことから、この狭い隙間に含浸して硬化し
たワニス層即ち端面12bに付着したワニス層は非常に
薄くなると共に均一になり、該ワニス層に亀裂が生じな
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば回転電機の固定
子などに好適する巻線体並びにその巻線体の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器である例えば回転電機において
は、鉄心に巻線を巻装してなる固定子に、ワニス含浸処
理を施し、固定子の絶縁性,耐熱性の向上や強度の向上
などを図ることが行われている。
【0003】この種のワニス含浸処理方法として、従来
では、固定子を、熱硬化性樹脂からなるワニスに浸した
後、その固定子を加熱炉に収容してワニスを加熱硬化さ
せる浸漬法や、固定子に対してワニスを滴下させて含浸
させる滴下含浸法等が用いられていた。
【0004】ところが、これらの含浸方法では、巻線の
素線間等の狭小な部分にワニスが含浸されにくく、ま
た、一旦含浸されたワニスが流出することがあるといっ
た欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人は、
従来の浸漬法や滴下含浸法に代るワニス含浸方法とし
て、固定子を気密性ある袋により覆い、その袋内を減圧
した状態で袋内のワニスを固定子に含浸させるようにし
たいわゆる真空パック法を開発し、先に出願している
(特願平2−231051号)。
【0006】この方法は、図10に示すように、まず、
固定子鉄心1に巻線2を巻装してなる固定子3を、気密
性ある袋4内に収容すると共に、袋4の下部を固定子3
の内周側へ上方に向けて折返すことにより、袋4で固定
子3の内外周を覆うようにする。そして、袋4内には、
所要量のワニス5を注入して収容しておく。
【0007】この後、前記袋4の口部4aを真空ポンプ
に接続して袋4の内部を減圧することにより、袋4を固
定子3の内外周面に密着させ、内部のワニス5を固定子
3に含浸させ、しかる後、固定子3を袋4により覆った
ままで加熱炉内にて加熱し、ワニス5を硬化させるもの
である。
【0008】かかる方法によれば、減圧状態にてワニス
5を含浸させることができるので、ワニス5を巻線2の
素線間等の狭い空間まで含浸させることができ、また、
固定子3が気密性の袋4により覆われた状態にてワニス
含浸が行われるので、ワニス5が流出することを防止で
き、さらに設備も比較的簡単なもので済む等の利点を得
ることができるのである。
【0009】しかしながら、このような真空パック法に
あっても、次のような点で改善の余地が残されていた。
即ち、ワニスを含浸硬化させた後の固定子3を観察する
と、図11に示すように、固定子鉄心1の端面1aの上
面にワニス5がかなり厚く且つ不均一に付着していた。
この場合、端面1aに付着したワニス層5の熱膨脹係数
と、固定子鉄心1の熱膨脹係数とが異なるため、図12
に示すように、該係数の差により生ずる機械的力によっ
て厚く且つ不均一なワニス層5に亀裂6が径方向に発生
するという不具合があった。特に、上記亀裂6が巻線2
を覆うワニス層及び巻線2にまで達すると、該亀裂6を
介して水分が浸入することにより、固定子3の電気的特
性が悪化するという問題点があった。そこで、本発明の
目的は、鉄心の端面に付着したワニス層に亀裂が発生す
ることを防止でき、電気的特性が良好な巻線体を提供す
るにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の巻線体は、鉄心
とこの鉄心に巻回された巻線とから成る環状の巻線体を
袋内に収容し、この袋内を減圧した状態でワニスを前記
巻線体に含浸させて成る巻線体において、前記巻線体の
鉄心の端面を覆うカバー部材を備え、前記鉄心の端面を
前記カバー部材で覆った状態で前記ワニスを前記巻線体
に含浸させるように構成したところに特徴を有する。
【0011】また、本発明の巻線体の製造方法は、鉄心
とこの鉄心に巻回された巻線とから成る環状の巻線体
を、気密性を有する袋内に収容する工程と、前記袋内を
減圧する工程と、減圧状態で前記袋内に注入されたワニ
スを前記巻線体に含浸させる工程とを備えて成る巻線体
の製造方法において、前記巻線体の鉄心の端面をカバー
部材で覆った状態で前記ワニスを前記巻線体に含浸させ
るようにしたところに特徴を有する。この場合、前記カ
バー部材の表面に離型剤を塗布しておくことが好まし
い。
【0012】
【作用】上記手段によれば、鉄心の端面をカバー部材で
覆った状態でワニスを巻線体に含浸させるように構成し
たので、減圧により袋が巻線体に密着することにより、
カバー部材が鉄心の端面に密着し、カバー部材と鉄心の
端面との間の間隔が狭くなり、この狭い隙間にワニスが
含浸して硬化する。このため、鉄心の端面上に付着した
ワニス層は、厚み寸法が非常に薄くなると共に均一にな
る。従って、鉄心の端面に付着したワニス層の熱膨脹係
数と、鉄心の熱膨脹係数とが異なっていても、ワニス層
に亀裂が発生しなくなる。これにより、巻線体の電気的
特性が悪化することを防止できる。
【0013】この場合、カバー部材の表面に離型剤を塗
布しておく構成とすれば、カバー部材の表面にワニスが
付着することを防止でき、巻線体の外観性を向上させる
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を回転電機の固定子に適用した
一実施例について図1ないし図8を参照しながら説明す
る。まず、図1、図7及び図8を参照して、回転電機の
固定子11の概略構成について述べる。固定子11は、
固定子鉄心12に複数個の巻線13を巻装して構成さ
れ、全体として略円環状をなしている。このうち、固定
子鉄心12は、例えばリング状で内径側に開放形のスロ
ット12aを複数個穿設した薄鋼板を複数枚積層して形
成されている。また、このスロット12aの内面にはス
ロット絶縁物14が設けられている。
【0015】一方、巻線13は、ポリエステルイミド銅
線などの素線15を巻回して形成され、複数個が所定の
スロット12a内に図8中上下2段に収容されて楔16
により固定された状態で固定子鉄心12に巻装されてい
る。尚、スロット12a内に収容されていない巻線13
のコイルエンド部13aは、縛り糸により整形されてお
り、このコイルエンド部13aにて巻線13間が接続さ
れ、また、巻線13の端末部からはリード線が導出され
ている。
【0016】このように構成された固定子11は、後述
するようにワニス含浸処理がなされ、これにより、図8
に示すように、全体の表面、並びに巻線13の素線15
同士間、及び巻線13とスロット12a(スロット絶縁
物14)との間などに、ワニスによる絶縁層17が形成
されるようになっている。これによって、巻線13の耐
熱強度や耐振強度の向上、固定子鉄心12への固着力強
化、絶縁劣化の防止等が図られるようになっている。
【0017】また、固定子鉄心12の両端面12bに
は、図1及び図7に示すように、例えばルミラーフィル
ム製のカバー部材18が取付けられている。このカバー
部材18は、図6に示すように、固定子鉄心12の端面
12bの形状に対応するようにリング状をなしており、
該端面12bを覆うようになっている。この場合、後述
するワニス含浸処理がなされることにより、カバー部材
18と固定子鉄心12の端面12bとの間の隙間には、
ワニスが含浸して硬化することにより、厚み寸法が均一
で且つ非常に薄いワニス層即ち絶縁層が形成されてい
る。さて、上記固定子11に対するワニス含浸処理の手
順について、図1ないし図5も参照して以下述べる。
【0018】まず、図1に示すように、上述のように固
定子鉄心12に巻線13を巻装して構成された固定子1
1を、気密性を有する袋19内に収容する。このとき、
固定子11を袋19内に収容する前に、固定子鉄心12
の両端面12bをカバー部材18で覆っておく。具体的
には、カバー部材18を固定子鉄心12の端面12bに
接着剤や接着テープ等により仮止めする。尚、この場
合、接着剤や接着テープ等を使わずに、固定子鉄心12
の上部側の端面12b上には、カバー部材18を載置し
て巻線13のコイルエンド部13aで押さえるように
し、一方、固定子鉄心12の下部側の端面12bには、
カバー部材18を当接させ且つ巻線13のコイルエンド
部13aで押さえるようにしても良い。
【0019】また、上記袋19は例えば柔軟性あるプラ
スチックフィルムから成形されており、その形状は、上
端に開口部19aを有し、外径寸法が前記固定子11の
外径寸法にほぼ等しく(若干径大)なるように設定され
ている。そして、袋19の上下方向の長さ寸法は、固定
子11の長さ寸法に比べて十分長くなるように設定され
ている。そして、上記構成の袋19内に固定子11を収
容する場合、上部側に固定子11を収容した後、下部側
を固定子11の内周側へ折り返す。また、このとき、袋
19内に例えば無溶剤タイプのワニス20を所要量収容
しておく。
【0020】次に、このように袋19内にワニス20と
共に収容された固定子11を、図2に示すように、ワニ
ス含浸用のタンク21に収容する。このタンク21の上
面開口部は、蓋22により開閉されるように構成されて
いる。この蓋22は、タンク21の左側壁上部にヒンジ
23を介して回動可能に設けられている。また、タンク
21の右側壁の下部には、空気流出入口24が設けられ
ており、この空気流出入口24が空気通路25を介して
真空ポンプ26に連結されている。
【0021】また、タンク21内の右側には、袋19の
開口部19aをシールするためのヒートシーラ27が設
けられている。このヒートシーラ27は、タンク21及
び蓋22の互いに対応する位置に設けられた一対のヒー
タ支持台28及び29と、これら各ヒータ支持台28及
び29に設けられたヒータ30及び31とから構成され
ている。上記したタンク21、蓋22、真空ポンプ2
6、ヒートシーラ27等から減圧装置が構成されてい
る。
【0022】そして、図2に示すように、固定子11
は、上述のようなタンク21内に、蓋22を開放した状
態で収容され、このとき、袋19の開口部19a部分
が、下方のヒータ支持台28(ヒータ30)上に載置さ
れるように配置する。この状態で、蓋22を閉塞するこ
とにより、タンク21内が密閉状態とされる。蓋22の
閉塞状態では、図3に示すように、袋19の開口部19
a部分は、両ヒータ30及び31間に挟まれるようにな
るが、密封されていないので、空気の通過が可能な状態
にある。
【0023】続いて、真空ポンプ26を駆動してタンク
21内を真空引きして減圧していく。この減圧により、
袋19内の空気が開口部19aからタンク21内へ真空
引きされ、袋19内もタンク21内と同様に減圧され
る。そして、所定の真空度まで減圧された状態で、ヒー
トシーラ27のヒータ30、31を通電して発熱させる
ことにより、袋19の開口部19aを気密にシールす
る。
【0024】この後、真空ポンプ26を停止すると共
に、タンク21内を徐々に開放して空気を注入してい
き、タンク21内を大気圧に戻し、蓋22を開放する。
すると、図4及び図5に示すように、袋19の外面に大
気圧が作用し、内部が減圧状態に保持されている袋19
が、固定子11の内外周部に真空パック状態のように密
着する。この場合、袋19の密着作用により、カバー部
材18が固定子鉄心12の端面12bに押し付けられて
密着するようになる。
【0025】そして、袋19内に収容されていたワニス
20は、巻線13内及びスロット12a内に強制的に含
浸される。この際、外方から大気圧が作用することによ
り、袋19内のワニス20が固定子11の狭い空間内に
まで十分押し込まれるようになる。この場合、カバー部
材18と固定子鉄心12の端面12bとの間の非常に狭
い隙間にも、ワニス20が薄膜状に含浸される。
【0026】この後、固定子11を、袋19内に収容し
たままの状態で、タンク21内から取出して図示しない
加熱炉に収容し、この加熱炉内にて含浸されたワニス2
0を加熱硬化させる。ワニス20を加熱硬化した後は、
袋19を除去する。これによって、ワニス20による絶
縁層17が形成された固定子11が構成され、巻線13
の耐熱強度や耐振強度の向上、固定子鉄心12への固着
力強化、絶縁効果の向上等が図られるのである。
【0027】特に、カバー部材18と固定子鉄心12の
端面12bとの間の隙間に含浸されたワニス20が硬化
することにより、非常に薄く且つ均一な膜状のワニス層
つまり絶縁層が固定子鉄心12の端面12b上に形成さ
れる。このため、固定子鉄心12の端面12bに付着し
たワニス層の熱膨脹係数と、固定子鉄心12の熱膨脹係
数とが異なっていても、ワニス層が非常に薄く且つ均一
な膜であるので、従来構成(図10ないし図12参照)
とは異なり、該ワニス層に亀裂が発生することを防止で
きる。この結果、亀裂を介して水分等が浸入することも
ないから、固定子11の電気的特性が悪化することを防
止できる。
【0028】尚、カバー部材18の表面には、ワニスが
皺状(不均一且つ厚く)に付着するが、固定子鉄心12
の端面12bに非常に薄く且つ均一なワニス層が形成さ
れているので、上記皺状のワニス層は何ら悪影響を与え
ることがない。
【0029】また、図9は、本発明の変形例を示すもの
であり、上記一実施例と異なるところを説明する。図9
に示すように、カバー部材18に代わるカバー部材32
は、固定子鉄心12の端面12bの形状により正確に対
応するように、リング状部32aと、このリング状部3
2aの内周部に内方へ突出するように形成された多数の
突片部32bとから構成されている。上記突片部32b
は、固定子鉄心12の端面12bのうちのスロット12
aの間の部分を覆うようになっている。従って、この変
形例においても、上記一実施例とほぼ同様な作用効果を
得ることができ、特に、カバー部材32が固定子鉄心1
2の端面12bをより広く正確に覆うことから、該端面
12bに形成されるワニス層に亀裂が発生することをよ
り一層防止することができる。
【0030】尚、上記各実施例では、カバー部材18、
32をルミラーフィルム製としたが、他のプラスチック
製のフィルム又はシート又はプレートから構成しても良
い。また、カバー部材18、32の表面(固定子鉄心1
2の端面12bと当接しない側の面)に、離型剤を塗布
するようにしても良い。この場合、離型剤を塗布する
と、カバー部材18、32の表面にワニスが付着するこ
とを極力防止することができ、皺状のワニスが付着しな
いことから、外観性を向上させることができる。
【0031】尚、上記各実施例では、密閉タンク21を
用いてこのタンク21内を減圧することにより含浸処理
を行うようにしたが、袋19の開口部19aを直接的に
減圧源(真空ポンプ等)に接続して袋19内を減圧する
ようにしても、同様の効果を得ることができる。また、
ワニス20を加熱硬化させる行程は、加熱炉によらずと
も例えば誘導加熱などの方法を用いるようにしても良
い。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、減圧状態でワニスを巻線体に含浸させる構成におい
て、鉄心の端面をカバー部材で覆った状態でワニスを含
浸させる構成としたので、鉄心の端面上に付着したワニ
ス層が非常に薄くなると共に均一になり、該ワニス層に
亀裂が発生することを防止できて電気的特性を良好にす
ることができるという優れた効果を奏する。
【0033】また、カバー部材の表面に離型剤を塗布し
ておくように構成したので、カバー部材の表面にワニス
が付着することを防止でき、巻線体全体の外観性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、袋内に固定子
を収容した状態を示す一部破断側面図
【図2】袋内に収容した固定子をタンク内に収容した状
態を示す縦断側面図
【図3】蓋を閉塞したタンクの縦断側面図
【図4】袋内を減圧した後、蓋を開放したタンクの縦断
側面図
【図5】減圧後の袋及び固定子の破断側面図
【図6】カバー部材の正面図
【図7】固定子の端部部分の側面図
【図8】固定子の部分横断面図
【図9】本発明の変形例を示すカバー部材の正面図
【図10】従来構成を示す図1相当図
【図11】固定子鉄心の部分正面図
【図12】固定子の部分縦断側面図
【符号の説明】
11は固定子、12は固定子鉄心、12aはスロット、
13は巻線、17は絶縁層、18はカバー部材、19は
袋、20はワニス、21はタンク、22は蓋、26は真
空ポンプ、27はヒートシーラ、32はカバー部材を示
す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心とこの鉄心に巻回された巻線とから
    成る環状の巻線体を袋内に収容し、この袋内を減圧した
    状態でワニスを前記巻線体に含浸させて成る巻線体にお
    いて、 前記巻線体の鉄心の端面を覆うカバー部材を備え、 前記鉄心の端面を前記カバー部材で覆った状態で前記ワ
    ニスを前記巻線体に含浸させるように構成したことを特
    徴とする巻線体。
  2. 【請求項2】 鉄心とこの鉄心に巻回された巻線とから
    成る環状の巻線体を、気密性を有する袋内に収容する工
    程と、 前記袋内を減圧する工程と、 減圧状態で前記袋内に注入されたワニスを前記巻線体に
    含浸させる工程とを備えて成る巻線体の製造方法におい
    て、 前記巻線体の鉄心の端面をカバー部材で覆った状態で前
    記ワニスを前記巻線体に含浸させるようにしたことを特
    徴とする巻線体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記カバー部材の表面に離型剤を塗布し
    たことを特徴とする請求項2記載の巻線体の製造方法。
JP1125193A 1993-01-27 1993-01-27 巻線体並びにその巻線体の製造方法 Pending JPH06225504A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016123234A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 東芝三菱電機産業システム株式会社 かご形回転子製造方法

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