JPH06224033A - 電磁装置 - Google Patents

電磁装置

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Publication number
JPH06224033A
JPH06224033A JP1139393A JP1139393A JPH06224033A JP H06224033 A JPH06224033 A JP H06224033A JP 1139393 A JP1139393 A JP 1139393A JP 1139393 A JP1139393 A JP 1139393A JP H06224033 A JPH06224033 A JP H06224033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
iron core
electromagnetic device
yoke
movable iron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1139393A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Nagaoka
行夫 長岡
Bunichi Shiba
文一 芝
Akira Awane
明 阿波根
Kazuyuki Sakiyama
一幸 崎山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1139393A priority Critical patent/JPH06224033A/ja
Publication of JPH06224033A publication Critical patent/JPH06224033A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変位量に対する駆動力の特性を向上させる。 【構成】 固定鉄心7とは別に可動鉄心8と対抗する補
助ヨーク9を固定鉄心7と可動鉄心8の吸着面より長く
配置している。これによって、変位量が大きいときにも
駆動力が大きく、かつ変位量に対する駆動力の変化を適
度に変化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給湯装置などに使用する
制御弁を操作する電磁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電磁装置には図6に示すよ
うなものがあった。図6において、固定鉄心1と相対す
る可動鉄心2を有し、コイル3に通電することによって
可動鉄心2を吸引するものであり、フランジ4aと4b
を固定鉄心1と可動鉄心2の周囲に設け、磁気抵抗を低
減し駆動力を増加させようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、可動鉄心2が固定鉄心1より離れた位置
では駆動力が著しく減少するという課題があった。
【0004】本発明はかかる従来の課題を解決するもの
で、その目的は距離が離れても駆動力が大きく低減しな
い電磁装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁装置は、そ
れぞれ互いに対抗し吸引する可動鉄心および固定鉄心
と、この可動鉄心と固定鉄心とを磁気的に接続するヨー
クと、磁気を発生するコイルと、固定鉄心とは別に可動
鉄心と対抗する補助ヨークを固定鉄心と可動鉄心の吸着
面より長く配置したものである。
【0006】
【作用】以上の構成により、コイルに電流を通じて磁気
を発生させ可動鉄心を離れた位置から比較的大きな力で
吸引する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本発明の電磁装置であり、コイル5とヨー
ク6で磁気回路を構成し、コイル5の中心線上に固定鉄
心7と可動鉄心8を備え、固定鉄心7の外周部と可動鉄
心8の内周部にはそれぞれ図2(A)に示すようにテー
パ部7aと8aがあって互いに対抗している。固定鉄心
7の外側には補助ヨーク9があって、その先端は固定鉄
心7と可動鉄心8の吸着面7bより突出して長く配置さ
れている。10は可動鉄心8の外側に設けられた別の補
助ヨークで、補助ヨーク9と10の内側には非磁性体の
パイプ11があってシール材12と13で流体とは密封
されているので補助ヨーク9と10は流体によって腐食
されることはない。固定鉄心7の中心部には孔7cがあ
って軸14が貫通しており、可動鉄心8の動きを外部に
伝達する。この軸14は弁装置15の内部にある弁体1
6aと16bと一体に動く弁軸17を移動させる。この
弁軸17の端部にはスプリング18があって弁軸17を
図の上側に附勢している。弁体16aと16bはそれぞ
れ水通路19と湯通路20の流量をそれぞれ調節するも
ので、コイル5に通電する電流の大きさによって可動鉄
心8の駆動力が変わり、スプリング18の力に対抗して
弁軸17を操作する。21と22は弁体16aと16b
の出口と混合部23との間に適当な差圧を与える差圧弁
である。24は混合部23に設けられた湯温検出器で、
その信号は制御回路25に伝達されている。
【0008】次に動作について述べる。図2(A)は可
動鉄心8が固定鉄心7より比較的離れた位置(変位量が
大)にある場合の詳細図で、固定鉄心7から可動鉄心8
への磁束は位置が離れているので減少するが、補助ヨー
ク9から磁束が供給されるので駆動力はかなり大きい。
図2(B)は可動鉄心8が固定鉄心7に比較的近づいた
位置(変位量が小)にある場合で、固定鉄心7から可動
鉄心8への磁束は増加するが、補助ヨーク9からの磁束
は可動鉄心8に対し横方向に多く作用するので図の垂直
方向の力は総合的にはあまり変わらず図3の曲線Aのよ
うな特性になる。図3の曲線Bに示す特性は図5に示す
従来例のものであり、補助ヨーク9が短いので変位量が
大きいところで急激に力が減少するのに比べ、本発明の
場合変位量大の時の駆動力が大きいことがわかる。
【0009】この電磁装置の駆動力によって弁軸17が
操作され弁体16aと16bの開度が変わり湯と水の混
合比が変わり湯温が変化する。その湯温は湯温検出器2
4で検出され制御回路25で演算されコイル5への電流
を可変し湯温は調節される。
【0010】図4(A)と図4(B)は本発明の他の実
施例を示したものであり、可動鉄心8の外周部と補助ヨ
ーク9の内周部にそれぞれテーパ部8bと9aがあり、
互いに対抗している。この構成の場合の特性は図3の曲
線Cのようになる。変位量が大きいときは図4(A)の
ように補助ヨーク9からの磁束で駆動力は大きい。また
変位量が小さいときにも図4(B)のように補助ヨーク
9と内側と可動鉄心8の外側にいずれもテーパ部を付加
したので垂直方向の成分の力が発生し、しだいに駆動力
が増加する特性となる。曲線Cの変位量に対する駆動力
の変化度合はスプリング18のバネ定数と近い値に設定
した方が制御性がよい。
【0011】補助ヨークは図5のように固定鉄心7と一
体に補助ヨーク部7dを形成することができこの場合部
品点数の減少になる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明の電磁装置は、そ
れぞれ互いに対抗し吸引する可動鉄心および固定鉄心
と、可動鉄心と固定鉄心とを磁気的に接続するヨーク
と、磁気を発生するコイルと、固定鉄心とは別に可動鉄
心と対抗する補助ヨークを固定鉄心と可動鉄心の吸着面
より長く配置したので、変位量が大きいときにも可動鉄
心の駆動力が大きく変位量が小さいときにも駆動力があ
まり変化しないので、たとえば弁装置の駆動に適してい
る。また補助ヨークと可動鉄心の外周部のどちらか一方
にもしくは両方にテーパ部を設けたので、変位量に対す
る駆動力の変化を適度にすることができ弁装置の特性に
マッチングさせることが容易である。さらに補助ヨーク
を固定鉄心と一体に形成することにより構成が簡単にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電磁装置の断面
【図2】同装置の一部詳細断面図
【図3】本発明の実施例および従来例における駆動力の
特性図
【図4】本発明の第2の実施例における電磁装置の一部
詳細断面図
【図5】同装置の補助ヨークを説明する一部詳細断面図
【図6】従来の電磁装置の断面図
【符号の説明】
5 コイル 6 ヨーク 7 固定鉄心 8 可動鉄心 9 補助ヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 崎山 一幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対抗し吸引する可動鉄心および固定
    鉄心と、前記可動鉄心と前記固定鉄心とを磁気的に接続
    するヨークと、磁気を発生するコイルと、前記固定鉄心
    とは別に前記可動鉄心と対抗する補助ヨークを前記固定
    鉄心と前記可動鉄心の吸着面より長く配置した電磁装
    置。
  2. 【請求項2】補助ヨークと可動鉄心の外周部のどちらか
    一方にもくしは両方にテーパ部を設けた請求項1記載の
    電磁装置。
  3. 【請求項3】補助ヨークを固定鉄心と一体に形成した請
    求項1記載の電磁装置。
JP1139393A 1993-01-27 1993-01-27 電磁装置 Pending JPH06224033A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002027226A1 (fr) * 2000-09-29 2002-04-04 Nok Corporation Solenoide lineaire et vanne a solenoide
JP2015083250A (ja) * 2015-02-04 2015-04-30 株式会社三洋物産 遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002027226A1 (fr) * 2000-09-29 2002-04-04 Nok Corporation Solenoide lineaire et vanne a solenoide
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