JPH0238113Y2 - - Google Patents

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JPH0238113Y2
JPH0238113Y2 JP17081284U JP17081284U JPH0238113Y2 JP H0238113 Y2 JPH0238113 Y2 JP H0238113Y2 JP 17081284 U JP17081284 U JP 17081284U JP 17081284 U JP17081284 U JP 17081284U JP H0238113 Y2 JPH0238113 Y2 JP H0238113Y2
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JP
Japan
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hole
shaft member
valve
piston
hydraulic fluid
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は自動車等の懸架装置に使用されるシ
ヨツク・アブソーバに関し、特に走行状態に応じ
て減衰力の強弱切替えを行ない、乗り心地および
操縦安定性を選択できる減衰力調整式シヨツク・
アブソーバに関するものである。
従来の技術 従来、ピストンで仕切られたシリンダー内の区
画室の油圧差によつて減衰力を発生させるシヨツ
ク・アブソーバにおいて、両区画室を連通させる
ピストン・ロツド内の通路のオリフイス面積を、
ピストン・ロツドに内臓するアクチユエータによ
り制御することによつて減衰力を可変にしてい
る。ピストン・ロツドに内臓されるアクチユエー
タととしては、ソレノイドを用いたもの(例えば
実開昭58−9537号公報)がある。
考案が解決しようとする問題点 ソレノイドを用いたタイプの減衰力調整式シヨ
ツク・アブソーバは、減衰力を3段以上調整する
場合にはソレノイドを2個使用している。この場
合の基本構成としては、中央にスプール・バルブ
を設け、その両側に別々のソレノイドを配置して
電源オン・オフによりソレノイドの吸引力を切り
替えて、スプール・バルブの位置を中央で3つ以
上に設定するようにしたものがある。このような
構成ではソレノイドが2個必要であり、コストが
高くなるという問題があつた。
この考案は、1個のソレノイドと1個のスプー
ル・バルブを使用して、減衰力を3段階に切替え
ることができる減衰力調整式シヨツク・アブソー
バの提供を目的とする。
問題点を解決するための手段とその作用 この考案は、作動液を充填されたシリンダー
と、ピストン・ロツドの端部に外挿固定されて前
記シリンダー内に摺動可能に挿入されたピストン
と、前記ピストン・ロツド端部の軸心を貫通して
前記ピストンで仕切られたシリンダー内の両区画
室を連通する作動液通路と、前記作動液通路の面
積を制御する開閉弁と、前記開閉弁を駆動するア
クチユエータとからなる減衰力調整式シヨツク・
アブソーバであつて、前記ピストンに接するピス
トン・ロツド端部には中空部が設けられ、前記中
空部の軸心に沿つて軸部材が設けられ、前記作動
液通路は一端に前記軸部材の軸心にさく孔された
延長部と前記延長部の端部から前記軸部材の半径
方向に設けられた貫通孔と前記中空部を隔てて前
記貫通孔と同軸で前記ピストン・ロツドの側壁に
設けられた側壁貫通孔とを有し、前記開閉弁は前
記貫通孔を覆つて前記軸部材に摺動可能に外挿さ
れ、摺動によつて前記貫通孔と前記側壁貫通孔を
連通または遮断する穴径の異なる複数個のオリフ
イス孔を有するスプール・バルブからなり、前記
各スプール・バルブは一方の端面に永久磁石を有
し、前記アクチユエータは前記軸部材の外周に取
り付けられ一方の磁極を前記スプール・バルブの
永久磁石に対向させたソレノイドからなり、前記
スプール・バルブと前記ソレノイドの間にはコイ
ル・スプリングが挿入されたことを特徴とする減
衰力調整式シヨツク・アブソーバである。
前記磁極の極性を切替えると、前記スプール・
バルブが3通りの位置を占め、それに対応して減
衰力が3段階に変化する。
実施例 以下実施例を示す図面に基づいて、この考案を
説明する。第1図はこの考案による減衰力調整式
シヨツク・アブソーバのピストン1に接したピス
トン・ロツド端部2の縦断面図である。シリンダ
ーは図示を省略している。ロツド端部2は中空に
形成され、ピストン・ロツド本体3の端部取付け
孔に嵌合固定されている。中空部2aの軸心に
は、作動液通路4の延長部をさく孔された軸部材
5が設けられている。軸部材5の先端側の外周に
はソレノイド6が取り付けられ、その内側の磁極
7は非磁性体金属8で覆われている。非磁性体金
属8とロツド中空部3の壁面との間、および非磁
性体金属8と軸部材5の外周面との間にはシール
9が挿入されている。11はスプール・バルブで
ソレノイド6の内側で軸部材5の外周に摺動可能
に挿通されている。磁極7と対向するスプール・
バルブ11の端面には、永久磁石13が取り付け
られている。作動液通路4の延長部の先端から軸
部材5の半径方向に貫通孔15aが設けられてい
る。中空部2aの空間を隔てて貫通孔15aと同
軸に、ピストン・ロツド端部2とピストン・ロツ
ド本体3を貫通して側壁貫通孔15cが設けられ
ている。スプール・バルブ11にはソレノイド6
に吸着された位置において、貫通孔15aおよび
側壁貫通孔15cと同軸になるオリフイス孔15
b、およびソレノイド6から少し離れた位置にお
いて、貫通孔15aおよび側壁貫通孔15cと同
軸になるオリフイス孔16bが設けられている。
オリフイス孔15bの穴径は貫通孔15aおよび
側壁貫通孔15cの穴径より小さく、オリフイス
孔16bの穴径はオリフイス孔15bの穴径より
小さくなつている。スプール・バルブ11の両側
の端面に接して、コイル・スプリング17および
18が挿入されている。ばね力は、スプール・バ
ルブ11をソレノイド6から引き離し、オリフイ
ス孔16bが貫通孔15aと側壁貫通孔15cを
連通する位置で釣合うようにとつてある。中空部
3の開放端には蓋10が嵌め込まれ、中央部で軸
部材5の先端を固定している。
上記のように構成された減衰力調整式シヨツ
ク・アブソーバの作用を第2図によつて説明す
る。第2図1ではソレノイド6に通電され、磁極
7が永久磁石13を吸着する極性になつている。
このときスプール・バルブ11のオリフイス孔1
5bは、軸部材5の貫通孔15aおよびピスト
ン・ロツドの側壁貫通孔15cと一致して作動液
の圧力差を最小にするので減衰力は最小になる。
第2図2はソレノイド6を無通電にした状態で、
スプール・バルブ11はコイル・スプリング17
と18の合成力によつてソレノイド6から離れる
方向に付勢され、スプール・バルブ11の第2の
オリフイス孔16bが貫通孔15aと側壁貫通孔
15cを連通している。減衰力は中間の大きさに
なる。第2図3は極性が1の場合と反対になるよ
うにソレノイド6に通電した状態で、スプール・
バルブ11は、スプリング・コイル17,18の
反発力と磁極7の反発力との合成力によつて、2
の場合よりさらにソレノイド6から離れた位置を
占める。このため作動液通路4の貫通孔15a
は、ロツド頭部2の側壁貫通孔15cと連通して
いない。従つてピストン1の両側の区画室の作動
液はピストン1に設けられた孔径が最小の補助オ
リフイス(図示しない)を通じて連通しているだ
けとなり、減衰力は最大になる。補助オリフイス
は第2図3の状態で貫通孔15aと側壁貫通孔1
5cを連通するようにスプール・バルブ11に設
けてもよい。
考案の効果 この考案は、以上説明したような構成としたこ
とによつて、1個のソレノイドと1個のスプー
ル・バルブを使用しただけで、減衰力を3段階に
切替えることができる低コストの減衰力調整式シ
ヨツク・アブソーバが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の要部縦断面図、第
2図1ないし3は実施例の作用説明図、第3図は
従来の一般的な減衰力調整式シヨツク・アブソー
バの部分縦断面図である。 1……ピストン、2……ロツド端部、4……作
動液通路、5……軸部材、6……ソレノイド、1
1……スプール・バルブ、15a……貫通孔、1
5b,16b……オリフイス孔、15c……側壁
貫通孔、17,18……コイル・スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作動液を充填されたシリンダーと、ピストン・
    ロツドの端部に外挿固定されて前記シリンダー内
    に摺動可能に挿入されたピストンと、前記ピスト
    ン・ロツド端部の軸心を貫通して前記シリンダー
    内の両区画室を連通する作動液通路と、前記作動
    液通路の面積を制御する開閉弁と、前記開閉弁を
    駆動するアクチユエータとからなる減衰力調整式
    シヨツク・アブソーバであつて、前記ピストンに
    接するピストン・ロツド端部には中空部が設けら
    れ、前記中空部の軸心に沿つて軸部材が設けら
    れ、前記作動液通路は一端に前記軸部材の軸心に
    さく孔された延長部と前記延長部の端部から前記
    軸部材の半径方向に設けられた貫通孔と前記中空
    部を隔てて前記貫通孔と同軸で前記ピストン・ロ
    ツドの側壁に設けられた側壁貫通孔とを有し、前
    記開閉弁は前記貫通孔を覆つて前記軸部材に摺動
    可能に外挿され、摺動によつて前記貫通孔と前記
    側壁貫通孔を連通または遮断する穴径の異なる複
    数個のオリフイス孔を有するスプール・バルブか
    らなり、前記スプール・バルブは一方の端面に永
    久磁石を有し、前記アクチユエータは前記軸部材
    の外周に取り付けられ一方の磁極を前記スプー
    ル・バルブの永久磁石に対向させたソレノイドか
    らなり、前記スプール・バルブと前記ソレノイド
    の間にはコイル・スプリングが挿入されたことを
    特徴とする減衰力調整式シヨツク・アブソーバ。
JP17081284U 1984-11-09 1984-11-09 Expired JPH0238113Y2 (ja)

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JP17081284U JPH0238113Y2 (ja) 1984-11-09 1984-11-09

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JPS6185739U JPS6185739U (ja) 1986-06-05
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