JPS6210514Y2 - - Google Patents

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JPS6210514Y2
JPS6210514Y2 JP10774882U JP10774882U JPS6210514Y2 JP S6210514 Y2 JPS6210514 Y2 JP S6210514Y2 JP 10774882 U JP10774882 U JP 10774882U JP 10774882 U JP10774882 U JP 10774882U JP S6210514 Y2 JPS6210514 Y2 JP S6210514Y2
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JP
Japan
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shaped yoke
iron core
ring
piston
oil
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JP10774882U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、極めて簡易な手段で減衰力の調整
が可能な緩衝装置に関するものである。
振動や衝撃をピストンの作動に変え内部液体の
流動抵抗で減衰を行なう緩衝装置として、例えば
オイルダンパがある。一般的なオイルダンパは、
シリンダー内にピストンで押込まれた液体(油)
がピストンに設けた細い油路から逃げるときに減
衰力が生じる構造となつているが、この種の緩衝
装置における減衰力の調整は、ピストンの油路の
径を変更する方法、あるいは調圧弁等により行な
われているため、緩衝装置の構造が複雑となるの
みならず、減衰力を自由に調整できないため緩衝
装置に作用する振動や衝撃の変化に十分に対応す
ることができないという欠点があつた。
この考案は、これらの欠点を解決する緩衝装置
を提供するもので、その特徴とするところは、緩
衝媒体に磁力により粘性が変化する磁性流体を用
い、ピストンの油路を流れる磁性流体の粘性を電
気的に変化させて減衰力を調整可能となした点に
ある。
以下、この考案の一実施態様を図面に基づいて
説明する。
この考案は、ピストンに電磁コイルを内蔵し、
この電磁コイルにより該ピストン内部に磁界を発
生させ、その磁界の強さにより油路を流れる磁性
流体の粘性を変えられるようにピストンを構成し
たもので、その構造は、図面に示すごとく、シリ
ンダー1の直径方向に延びる鉄心2−1、この鉄
心に巻着した電磁コイル2−2、2個の円板形ヨ
ーク2−3、リング状ヨーク2−4、円周端面に
切欠きP3を形成した2枚の非磁性板2−5、シリ
ンダー1内を摺動する円筒状の摺動体2−6とか
ら構成され、リング状ヨーク2−4の内周面と鉄
心2−1の外端面との間に形成したオリフイスP1
と、2個の円板形ヨーク2−3に設けた油孔P2
を、2枚の非磁性板2−5に形成した切欠きP3
介して連通して油路となし、鉄心2−1に巻着し
た電磁コイル2−2に通電することにより鉄心2
−1、2枚の円板形ヨーク2−3およびリング状
ヨーク2−4間に磁気回路4が形成されるように
なつている。
上記2枚の非磁性板2−5は、鉄心2−1の基
部とリング状ヨーク2−4に設けた環状突起2−
との間に介挿するとともに、円周の一部に形
成した切欠きP3がオリフイスP1の部分に位置する
ごとく設け、さらに切欠きP3の外側に円板形ヨー
ク2−3の油孔P2を位置させて、オリフイスP1
切欠きP3および油孔P2とで磁性流体の通路を構成
している。そして、この通路を流れる磁性流体の
粘性を鉄心2−1に巻着した電磁コイル2−2の
通電量(磁界)によつて変化させられるようにな
つている。
上記緩衝装置において、ピストン棒3が押圧さ
れてピストン2が内方へ移動した場合、すなわち
圧縮時は油室A内の磁性流体がピストン2の油孔
P2、切欠きP3およびオリフイスP1を流れて油室B
内に入るときに減衰力が生じる。伸張時は磁性流
体が圧縮時と逆の方向に流れるときに減衰力が生
じる。
今、鉄心2−1に巻着した電磁コイル2−2に
通電すると、鉄心2−1、円板形ヨーク2−3お
よびリング状ヨーク2−4間に磁気回路4が形成
され、油孔P2、切欠きP3およびオリフイスP1で構
成した油路を流れる磁性流体の粘性が変化する。
この粘性の変化により該磁性流体の流動抵抗が変
化するため、減衰力が変化する。磁性流体の粘性
は、電磁コイル2−2に通電する電流の大きさに
よつて任意に変化させることができる。すなわ
ち、電磁コイル2−2に通電する電流が大きい場
合磁性流体の粘性は上昇し、励磁電流が小さい場
合磁性流体の粘性は低下する。従つて、電磁コイ
ル2−2に大きな電流を流せば、ピストンの油路
を流れる磁性流体の粘性が増し流動抵抗が増大す
るので大きい減衰力を得ることができ、逆に通電
量を減じると、油路を流れる磁性流体の粘性が小
さくなり流動抵抗が減少するので減衰力は小さく
なる。
このように、この考案はピストンに内蔵した電
磁コイルへの通電量を変化させるだけで減衰力を
任意に調整できるので、減衰力の調整が容易に、
しかも適確に行なえる効果があり、極めて有用性
に富むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施態様を示す要部縦断
正面図、第2図は第1図−線上の横断平面図
である。 1……シリンダー、2……ピストン、2−1…
…鉄心、2−2……電磁コイル、2−3……円板
形ヨーク、2−4……リング状ヨーク、2−5…
…非磁性板、2−6……摺動体、3……ピストン
棒、4……磁気回路、A,B……油室、P1……オ
リフイス、P2……油孔、P3……切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダー内にピストンで押込まれた液体がピ
    ストンの油路から逃げる構造の緩衝装置におい
    て、前記液体を磁性流体とし、前記ピストンを2
    個の油孔付き円板形ヨーク、この2個の円板形ヨ
    ークで挾まれたリング状ヨークおよび該リング状
    ヨークの内周面との間にオリフイスが形成される
    ごとく設けた鉄心、この鉄心に巻着した電磁コイ
    ル、鉄心と2個の円板形ヨークの間に介在する円
    周の一部を切欠いた2枚の非磁性板で構成し、前
    記リング状ヨークの内周面と鉄心との間に形成し
    たオリフイスと円板形ヨークに設けた油孔とを、
    前記非磁性板の切欠き部を介して連通して油路と
    なし、鉄心に巻着した電磁コイルに通電すること
    により鉄心、円板形ヨークおよびリング状ヨーク
    に磁気回路が形成され、電磁コイル通電量を変え
    て前記油路を流れる磁性流体の粘性を変化させる
    ことにより減衰力を可変となした緩衝装置。
JP10774882U 1982-07-16 1982-07-16 緩衝装置 Granted JPS5911934U (ja)

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JPS5911934U JPS5911934U (ja) 1984-01-25
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JP2009287639A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Kayaba Ind Co Ltd ロータリダンパ

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JPS5911934U (ja) 1984-01-25

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