JP4120201B2 - 変速機のシフトアクチュエータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載された変速機のシフトレバーをシフト方向に作動する変速機のシフトアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
変速機のシフトレバーをシフト方向に作動する変速機のシフトアクチュエータとしては、一般に空気圧や油圧等の流体圧を作動源とした流体圧シリンダが用いられている。この流体圧シリンダを用いたシフトアクチュエータは、流体圧源と接続する配管が必要であるとともに、作動流体の流路を切り換えるための電磁切り換え弁を配設する必要があり、これらを配置するためのスペースを要するとともに、装置全体の重量が重くなるという問題がある。
【0003】
また近年、圧縮空気源や油圧源を具備していない車両に搭載する変速機のシフトアクチュエータとして、電動モータ式のアクチュエータが提案されている。電動モータによって構成したシフトアクチュエータは、流体圧シリンダを用いたアクチュエータのように流体圧源と接続する配管や電磁切り換え弁を用いる必要がないので、装置全体をコンパクトで且つ軽量に構成することができる。しかるに、電動モータを用いたアクチュエータにおいては、所定の作動力を得るために減速機構が必要となる。この減速機構としては、ボールネジ機構を用いたものと、歯車機構を用いたものが提案されている。これらボールネジ機構および歯車機構を用いたアクチュエータは、ボールネジ機構および歯車機構の耐久性および電動モータの耐久性、作動速度において必ずしも満足し得るものではない。
【0004】
そこで、本出願人は、耐久性に優れ、かつ、作動速度が速い変速機のシフトアクチュエータとして、変速機のシフトレバーに連結した作動部材と係合する作動ロッドと、該作動ロッドの外周面に配設された磁石可動体と、該磁石可動体を包囲して配設された筒状の固定ヨークと、該固定ヨークの内側に軸方向に併設された一対のコイルとを具備する変速機のシフトアクチュエータを特願2001−013163として提案した。
また、本出願人は、駆動源として電磁ソレノイドを用いたシフトアクチュエータを特願2001−183470として提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
而して、上記作動ロッドおよび磁石可動体は質量が大きく、重力の影響を受けるので、シフトアクチュエータの配置によって作動力が変化し、一方向へのシフト作動力と他方向へのシフト作動力に差が生ずる。シフトアクチュエータを構成する作動ロッドが水平面内を作動するように配置すればシフトアクチュエータのシフト作動力に変化は生じないが、レイアウトの関係でシフトアクチュエータを水平に対して傾斜した状態で配置せざるを得ない場合が生ずる。即ち、シフトアクチュエータを水平に対して傾斜した状態で配置したシフトアクチュエータにおいては、傾斜に沿って下方に作動する際には作動ロッドおよび磁石可動体の重力の影響により作動力が増加し、傾斜に沿って上方に作動する際には作動ロッドおよび磁石可動体の重力の影響により作動力が減少する。このため、傾斜に沿って上方に作動する際には、シフト作動力が不足する虞がある。また、シフトアクチュエータを構成する上記作動ロッドおよび磁石可動体は車両の加速度の影響を受けるので、車両の運転状態によって作動力が変化する。従って、車両に搭載されたシフトアクチュエータは、車両の運転状態によって作動力が減少した場合にはシフト作動力が不足する虞がある。
また、電磁ソレノイドも軸方向に作動する質量の大きい可動鉄心等の可動部材を有するため、可動部材が自体の重力の影響を受けるので、電磁ソレノイドの配置によって作動力が変化し、上述した問題が生ずる。
【0006】
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、第1の技術的課題は、シフトアクチュエータが水平に対して傾斜して配置された場合にも、シフトアクチュエータを構成する作動ロッドおよび磁石可動体に作用する重力の影響を補正するように構成し、常に略同一のシフト作動力を得ることができる変速機のシフトアクチュエータを提供することにある。
また、本発明の第2の技術的課題は、シフトアクチュエータを構成する一対の電磁ソレノイドの可動部材に作用する重力の影響を補正するように構成し、常に略同一のシフト作動力を得ることができるシフトアクチュエータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記第1の技術的課題を解決するために、「変速機のシフトレバーを装着したシフトレバー支持機構に基部が連結された作動レバーと、該作動レバーの作用部を挟んで対向して配設され水平に対して傾斜して配置された第1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータとを具備し、
該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータにより、該作動レバーの作用部を移動して該シフトレバー支持機構を回動し、変速機のシフト作動を行う変速機のシフトアクチュエータであって、
該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータは、該作動レバーと連結する作動ロッドと、該作動ロッドの外周面に配設された磁石可動体と、該磁石可動体を包囲して配設された筒状の固定ヨークと、該固定ヨークの内側に軸方向に併設された一対のコイルとをそれぞれ具備しており、
該シフトレバー支持機構にはバランスウエイトが装着され、該バランスウエイトにより生じるトルクが、該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータの傾斜に伴い重力により該シフトレバー支持機構に作用するトルクを相殺することを特徴とする変速機のシフトアクチュエータ」が提供される。
【0008】
上記バランスウエイトは、上記第1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータの傾斜方向下方に向けて配設されていることが望ましい。
また、上記一対のコイルの両側に磁性体が配設されていることが望ましい。
【0009】
また、本発明によれば、上記第2の技術的課題を解決するために、「変速機のシフトレバーを装着したシフトレバー支持機構に基部が連結された作動レバーと、該作動レバーの作用部を挟んで対向して配設され水平に対して傾斜して配置された第1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータとを具備し、
該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータにより、該作動レバーの作用部を移動して該シフトレバー支持機構を回動し、変速機のシフト作動を行う変速機のシフトアクチュエータであって、
該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータは電磁ソレノイドによって構成されており、
該シフトレバー支持機構にはバランスウエイトが装着され、該バランスウエイトにより生じるトルクが、該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータの傾斜に伴い重力により該シフトレバー支持機構に作用するトルクを相殺することを特徴とする変速機のシフトアクチュエータ」が提供される。
【0010】
上記バランスウエイトは、上記第1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータの傾斜方向下方に向けて配設されていることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された変速機のシフトアクチュエータの好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明に従って構成されたシフトアクチュエータを備えた変速操作装置の一実施形態を示す断面図、図2は図1におけるA−A線断面図、図3は図1におけるB−B線断面図である。
図示の実施形態における変速操作装置2は、セレクトアクチュエータ3とシフトアクチュエータ6とから構成されている。セレクトアクチュエータ3は、円筒状に形成され互いに連結された3個のケーシング31a、31b、31cを具備している。左側のケーシング31aは、図1および図2において右端が開放されており、左端壁312には穴312aが形成されているとともに、中央部の下部には開口313aが形成されている。なお、左側のケーシング31aは下方に突出して形成されたシフトアクチュエータ取付部314aを備えており、このシフトアクチュエータ取付部314aには上記開口313aと連通しケーシングの軸方向に対して直角方向に開口315aが形成されている。中央のケーシング31bは、両端が開放されており、中央部の下部には開口311bが形成されている。右側のケーシング31cは、図1および図2において左端が開放されており、図1および図2において右端には端壁311cが設けられている。この端壁311cには、穴312cが形成されている。
【0013】
上記3個のケーシング31a、31b、31c内にはコントロールシャフト32が配設されており、該コントロールシャフト32の両端部が両側のケーシング31aおよび31cに軸受33aおよび33bを介して回転可能に支持されている。なお、コントロールシャフト32の図1および図2において左端部は、ケーシング31aの端壁312に形成された穴312aを挿通し図1および図2において左方に突出して配設されている。コントロールシャフト32の中間部にはスプライン321が形成されており、該スプライン321部にシフトレバー34と一体的に構成された筒状のシフトスリーブ35が軸方向に摺動可能にスプライン嵌合している。従って、コントロールシャフト32およびシフトスリーブ35は、シフトレバーを回動可能でかつ軸方向に摺動可能に支持するシフトレバー支持機構として機能する。このシフトレバー34およびシフトスリーブ35はステンレス鋼等の非磁性材によって構成されており、シフトレバー34は中央のケーシング31bの下部に形成された開口311bを挿通して配設されている。シフトレバー34の先端部は、第1のセレクト位置SP1、第2のセレクト位置SP2、第3のセレクト位置SP3、第4のセレクト位置SP4に配設された図示しない変速機のシフト機構を構成するシフトブロック301、302、303、304と適宜係合するようになっている。
【0014】
上記シフトスリーブ35の外周面には、磁石可動体36が配設されている。この磁石可動体36は、シフトスリーブ35の外周面に装着され軸方向両端面に磁極を備えた環状の永久磁石361と、該永久磁石361の軸方向外側にそれぞれ配設された一対の可動ヨーク362、363とによって構成されている。図示の実施形態における永久磁石361は、図1および図2において右端面がN極に着磁され、図1および図2において左端面がS極に着磁されている。上記一対の可動ヨーク362、363は、磁性材によって環状に形成されている。このように構成された磁石可動体36は、一方(図1および図2において右側)の可動ヨーク362の図1および図2において右端がシフトスリーブ35に形成された段部351に位置決めされ、他方(図1および図2において左側)の可動ヨーク363の図1および図2において左端がシフトスリーブ35に装着されたスナップリング37によって位置決めされて、軸方向の移動が規制されている。磁石可動体36の外周側には、磁石可動体36を包囲して固定ヨーク39が配設されている。この固定ヨーク39は、磁性材によって筒状に形成されており、上記中央のケーシング31bの内周面に装着されている。固定ヨーク39の内側には、一対のコイル40、41が配設されている。この一対のコイル40、41は、合成樹脂等の非磁性材によって形成され上記固定ヨーク39の内周面に装着されたボビン42に捲回されている。なお、一対のコイル40、41は、図示しない電源回路に接続するようになっている。また、コイル40、41の軸方向長さは、上記第1のセレクト位置SP1から第4のセレクト位置SP4までのセレクト長さに略対応した長さに設定されている。上記固定ヨーク39の両側には、それぞれ端壁43、44が装着されている。この端壁43、44の内周部には、上記シフトスリーブ35の外周面に接触するシール部材45、46がそれぞれ装着されている。
【0015】
セレクトアクチュエータ3は以上のように構成されており、シフトレバー支持部材としてのシフトスリーブ35に配設された磁石可動体36と固定ヨーク39および一対のコイル40、41とによって構成されるリニアモータの原理によって作動する。以下その作動について図4を参照して説明する。
図示の実施形態におけるセレクトアクチュエータ3においては、図4の(a)および図4の(b)に示すように永久磁石361のN極、一方の可動ヨーク362、一方のコイル40、固定ヨーク39、他方のコイル41、他方の可動側ヨーク363、永久磁石361のS極を通る磁気回路368が形成される。このような状態において、一対のコイル40、41に図4の(a)で示す方向にそれぞれ反対方向の電流を流すと、フレミングの左手の法則に従って、磁石可動体36即ちシフトスリーブ35には図4の(a)において矢印で示すように右方に推力が発生する。一方、一対のコイル40、41に図2の(b)で示すように図4の(a)と反対方向に電流を流すと、フレミングの左手の法則に従って、磁石可動体36即ちシフトスリーブ35には図2の(b)において矢印で示すように左方に推力が発生する。上記磁石可動体36即ちシフトスリーブ35に発生する推力の大きさは、一対のコイル40、41に供給する電力量によって決まる。
【0016】
図示の実施形態におけるセレクトアクチュエータ3は、上記磁石可動体36即ちシフトスリーブ35に作用する推力の大きさと協働してシフトレバー34を上記第1のセレクト位置SP1、第2のセレクト位置SP2、第3のセレクト位置SP3、第4のセレクト位置SP4に位置規制するための第1のセレクト位置規制手段47および第2のセレクト位置規制手段48を具備している。第1のセレクト位置規制手段47は、中央のケーシング31bの図1および図2において右端部に所定の間隔を置いて装着されたスナップリング471、472と、該スナップリング471と472との間に配設された圧縮コイルばね473と、該圧縮コイルばね473と一方のスナップリング471との間に配設された移動リング474と、該移動リング474が図1および図2において右方に所定量移動したとき当接して移動リング474の移動を規制するストッパ475とからなっている。
【0017】
以上のように構成された第1のセレクト位置規制手段47は、図1および図2に示す状態から上記一対のコイル40、41に例えば2.4Vの電圧で図4の(a)に示すように電流を流すと、磁石可動体36即ちシフトスリーブ35が図1および図2において右方に移動し、シフトスリーブ35の図1および図2において右端が移動リング474に当接して位置規制される。この状態においては、磁石可動体36即ちシフトスリーブ35に作用する推力よりコイルばね473のばね力の方が大きくなるように設定されており、このため、移動リング474に当接したシフトスリーブ35は移動リング474が一方のスナップリング471に当接した位置に停止せしめられる。このとき、シフトスリーブ35と一体に構成されたシフトレバー34は、第2のセレクト位置SP2に位置付けされる。次に、上記一対のコイル40、41に例えば4.8Vの電圧で図4の(a)に示すように電流を流すと、磁石可動体36即ちシフトスリーブ35に作用する推力がコイルばね473のばね力より大きくなるように設定されており、このため、シフトスリーブ35は移動リング474と当接した後にコイルばね473のばね力に抗して図1および図2において右方に移動し、移動リング474がストッパ475に当接した位置で停止される。このとき、シフトスリーブ35と一体に構成されたシフトレバー34は、第1のセレクト位置SP1に位置付けされる。
【0018】
次に、上記第2のセレクト位置規制手段48について説明する。
第2のセレクト位置規制手段48は、中央のケーシング31bの図1および図2において左端部に所定の間隔を置いて装着されたスナップリング481、482と、該スナップリング481と482との間に配設されたコイルばね483と、該コイルばね483と一方のスナップリング481との間に配設された移動リング484と、該移動リング484が図1および図2において左方に所定量移動したとき当接して移動リング484の移動を規制するストッパ485とからなっている。
【0019】
以上のように構成された第2のセレクト位置規制手段48は、図1および図2に示す状態から上記一対のコイル40、41に例えば2.4Vの電圧で図4の(b)に示すように電流を流すと、磁石可動体36即ちシフトスリーブ35が図1および図2において左方に移動し、シフトスリーブ35の図1および図2において左端が移動リング484に当接して位置規制される。この状態においては、永久磁石361即ちシフトスリーブ35に作用する推力よりコイルばね483のばね力の方が大きくなるように設定されており、このため、移動リング484に当接したシフトスリーブ35は移動リング484が一方のスナップリング481に当接した位置に停止せしめられる。このとき、シフトスリーブ35と一体に構成されたシフトレバー34は、第3のセレクト位置SP3に位置付けされる。次に、上記一対のコイル40、41に例えば4.8Vの電圧で図4の(b)に示すように電流を流すと、磁石可動体36即ちシフトスリーブ35に作用する推力がコイルばね483のばね力より大きくなるように設定されており、このため、シフトスリーブ35は移動リング484と当接した後にコイルばね483のばね力に抗して図1および図2において左方に移動し、移動リング484がストッパ485に当接した位置で停止される。このとき、シフトスリーブ35と一体に構成されたシフトレバー34は、第4のセレクト位置SP4に位置付けされる。
以上のように、図示の実施形態においては第1のセレクト位置規制手段47および第2のセレクト位置規制手段48を設けたので、一対のコイル40、41に供給する電力量を制御することにより、位置制御することなくシフトレバー34を所定のセレクト位置に位置付けることが可能となる。
【0020】
以上のように、変速操作装置2を構成するセレクトアクチュエータ3は、シフトレバー34と一体的に構成されたシフトレバー支持部材としての筒状のシフトスリーブ35が磁石可動体36と固定ヨーク39および一対のコイル40、41とによって構成されるリニアモータの原理によって作動するので、回転機構がないため耐久性が向上するとともに、電動モータを用いたアクチュエータのようにボールネジ機構や歯車機構からなる減速機構が不要となるので、コンパクトに構成することができるとともに、作動速度を速くすることができる。
【0021】
図示の実施形態における変速操作装置は、上記シフトレバー34と一体に構成されたシフトスリーブ35の位置、即ちセレクト方向の位置を検出するためのセレクト位置検出センサ10を具備している。このセレクト位置検出センサ10はポテンショメータからなり、その回動軸101にレバー102の一端部が取り付けられており、このレバー102の他端部に取り付けられた係合ピン103が上記シフトスリーブ35に設けられた係合溝352に係合している。従って、シフトスリーブ35が図2において左右に移動すると、レバー102が回動軸101を中心として揺動するため、回動軸101が回動してシフトスリーブ35の作動位置、即ちセレクト方向位置を検出することができる。このセレクト位置検出センサ10からの信号に基づいて、図示しない制御手段により上記セレクトアクチュエータ3のコイル40、41に印加する電圧および電流の方向を制御することによって、上記シフトレバー34を所望のセレクト位置に位置付けることができる。
【0022】
また、図示の実施形態における変速アクチュエータ2は、上記シフトレバー34と一体に構成されたシフトスリーブ35を装着したコントロールシャフト32の回動位置、即ちシフトストローク位置を検出するシフトストローク位置検出センサ11を具備している。このシフトストローク位置検出センサ11はポテンショメータからなり、上記右側のケーシング31cの端壁311cに形成された穴312bに装着されており、その回動軸111が上記コントロールシャフト32に連結されている。従って、コントロールシャフト32が回動すると回動軸111が回動してコントロールシャフト32の回動位置、即ちシフトストローク位置を検出することができる。
【0023】
次に、シフトアクチュエータ6について、主に図3を参照して説明する。
図示のシフトアクチュエータ6は、シフトレバー34を軸方向に摺動可能で且つ回動可能に支持するシフトレバー支持機構を構成するコントロールシャフト32に装着された作動レバー5と、該作動レバー5を作動せしめる駆動源としての第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bと、該第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bの作動力を作動レバー5に伝達する作動ブロック7と、上記コントロールシャフト32の図1および図2において左端部に装着されたバランスウエイト8を具備している。この第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bは、水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって傾斜した同一軸線60上に配置されている。なお、第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bについては、後で詳細に説明する。
【0024】
上記作動レバー5は、その基部51にコントロールシャフト32と嵌合する穴511を備えており、該穴511の内周面に形成されたキー溝512とコントロールシャフト32の外周面に形成されたキー溝322にキー513を嵌合することによりコントロールシャフト32と一体的に回動するように構成されている。また、作動レバー5は、左側のケーシング31aの下部に形成された開口313aを挿通して配設され、その先端部(下端部)である作用部52は上記シフトアクチュエータ取付部314aに形成された開口315aの中心部に達している。なお、作動レバー5は、図示の実施形態において第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bを配置した軸線60に対してニュートラル(中立)状態で略直交する状態に配設されている。上記作動ブロック7は、中間部に上記作動レバー5の作用部52を嵌合する係合溝71を形成されており、両端部に第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bの後述する作動ロッドを嵌合する嵌合穴72および73が設けられている。
【0025】
上記バランスウエイト8は、図2に示すように基部の装着穴811を備えた支持部81と該支持部81の先端部に取り付けられたウエイト部82とからなっている。支持部81は金属の板材によって形成されており、装着穴811に内周の一部には回り止め突起812が形成されている。この支持部81は、装着穴811を上記コントロールシャフト32の図1および図2において左端部に嵌合するとともに、該左端部に形成された溝323に回り止め突起812を係合することによって、コントロールシャフト32に装着する。なお、支持部81の図1および図2において左側にはコントロールシャフト32に取り付けられたスナップリング85が配設され、支持部81の軸方向移動が規制されている。ウエイト部82は質量の重い金属材によって形成されており、支持部81の先端部に接着剤やロー付け等の固着手段によって取り付けられている。このように構成されたバランスウエイト8は、図示の実施形態において第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bを配置した軸線60に対してニュートラル(中立)状態で略直交する状態に配設されている。
【0026】
次に、第1のアクチュエータ6aについて説明する。
第1のアクチュエータ6aは、ケーシング61と、該ケーシング61の中心部に上下方向に摺動可能に配設された作動ロッド62と、該作動ロッド62の外周面に配設された磁石可動体63と、該磁石可動体63を包囲してケーシング61の内側に配設された筒状の固定ヨーク64と、該固定ヨーク64の内側に軸方向に併設された一対のコイル65、66とを具備している。
【0027】
ケーシング61は、図示の実施形態においてはステンレス鋼やアルミニウム合金等の非磁性材によって円筒状に形成されている。作動ロッド62は、ステンレス鋼等の非磁性材によって構成され、その先端部が後述するように上記作動ブロック7と連結する。
【0028】
磁石可動体63は、作動ロッド62の外周面に装着され軸方向両端面に磁極を備えた環状の永久磁石631と、該永久磁石631の軸方向外側に配設された一対の可動ヨーク632、633とによって構成されている。図示の実施形態における永久磁石631は、図3において右端面がN極に着磁され、図3において左端面がS極に着磁されている。上記一対の可動ヨーク632、633は、磁性材によって環状に形成されている。このように構成された磁石可動体63は、その両側においてそれぞれ作動ロッド62に装着されたスナップリング634、635によって位置決めされて、軸方向の移動が規制されている。
【0029】
上記固定ヨーク64は、磁性材によって筒状に形成されており、上記ケーシング61の内周面に装着されている。固定ヨーク64の内側には、一対のコイル65、66が配設されている。この一対のコイル65、66は、合成樹脂等の非磁性材によって形成され上記固定ヨーク64の内周に沿って装着されたボビン67に捲回されている。一対のコイル65、66は、図示しない電源回路に接続するようになっている。図示の実施形態においては、ボビン67内には一対のコイル65、66の両側に磁性体681、682が配設されている。この磁性体681、682は、鉄等の磁性材によって環状に形成されている。
【0030】
上記ケーシング61の上端部には、端壁69が装着されている。この端壁69は、ステンレス鋼やアルミニウム合金或いは適宜の合成樹脂等の非磁性材によって形成されている。端壁69とケーシング61の下端壁610には、そのそれぞれ中心部に上記作動ロッド62が挿通する穴691、611が設けられている。この穴691、611を挿通して配設される作動ロッド62は、穴691、611の内周面によって軸方向に摺動可能に支持される。
【0031】
このように構成された第1のアクチュエータ6aは、上記左側のケーシング31aに設けられたシフトアクチュエータ取付部314aの一側面にケース61が取付けボルト12によって装着され、作動ロッド62の先端部が上記作動ブロック7に連結される。即ち、第1のアクチュエータ6aの作動ロッド65は、その先端部を作動ブロック7の一端部に設けられた嵌合穴72に嵌合し、作動ブロック7および作動ロッド62に形成されたピン孔74および621に割りピン13を圧入することによって作動ブロック7に連結される。
【0032】
次に、第2のアクチュエータ6bについて説明する。
なお、第2のアクチュエータ6bは上記第1のアクチュエータ6aと実質的に同一の構成であり、従って、同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。第2のアクチュエータ6bを構成する作動ロッド62の先端部が上記作動ブロック7に連結される。即ち、第2のアクチュエータ6bの作動ロッド62は、その先端部を作動ブロック7の他端部に設けられた嵌合穴73に嵌合し、作動ブロック7および作動ロッド62に形成されたピン孔75および621に割りピン14を圧入することによって作動ブロック7に連結される。
【0033】
図示の実施形態におけるシフトアクチュエータ6は以上のように構成されており、以下その作動について図5を参照して説明する。なお、シフトアクチュエータ6を構成する第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bは対称に配設されているので、図5は第1のアクチュエータ6aの作動について示してある。
シフトアクチュエータ6を構成する第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bは、それぞれ作動ロッド62に配設された磁石可動体63と固定ヨーク64および一対のコイル65、66とによって構成されるリニアモータの原理によって作動する。
第1のアクチュエータ6aは、図5の(a)乃至図5の(d)に示すように永久磁石631のN極、一方の可動ヨーク632、一方のコイル65、固定ヨーク64、他方のコイル66、他方の可動側ヨーク633、永久磁石631のS極を通る磁気回路630が形成される。
【0034】
作動ロッド62の作動位置が図5の(a)に示すニュートラル位置(中立位置)にある状態で、一対のコイル65、66に図5の(a)で示す方向にそれぞれ反対方向の電流を流すと、フレミングの左手の法則に従って、磁石可動体63即ち作動ロッド62には図5の(a)において矢印で示すように左方に推力が発生する。また、作動ロッド62の作動位置がニュートラル位置(中立位置)にある状態で、一対のコイル65、66に図5の(b)で示す方向(図5の(a)と反対方向)にそれぞれ反対方向の電流を流すと、フレミングの左手の法則に従って、磁石可動体63即ち作動ロッド62には図5の(b)において矢印で示すように右方に推力が発生する。
【0035】
従って、第1のアクチュエータ6aの一対のコイル65、66に図5の(a)で示す方向にそれぞれ電流を流すと、第1のアクチュエータ6aの作動ロッド62は左方に移動せしめられる。この結果、上記作動ブロック7および作動レバー5を介してコントロールシャフト32が図3において時計方向に回動する。従って、コントロールシャフト32とスプライン嵌合されているシフトスリーブ35と一体的に構成されたシフトレバー34が第1の方向にシフト作動せしめられる。そして、第1のアクチュエータ6aの磁石可動体63が図5の(c)で示す位置に達すると、上記シフトストローク位置検出センサ10からの信号に基づいて図示しないコントローラが一方のシフトストロークエンド即ちギヤイン位置まで作動せしめられたと判断して、第1のアクチュエータ6aの一対のコイル65、66への通電を遮断する。なお、コントロールシャフト32を図3において時計方向に回動する際には、第2のアクチュエータ6bの一対のコイル65、66に図5の(b)で示す方向にそれぞれ電流を流すことにより、第2のアクチュエータ6bの作動ロッド62を左方に移動せしめる。
【0036】
一方、第1のアクチュエータ6aの一対のコイル65、66に図5の(b)で示す方向にそれぞれ電流を流すと、第1のアクチュエータ6aの作動ロッド62の作動ロッド62は右方に移動せしめられる。この結果、上記作動ブロック7および作動レバー5を介してコントロールシャフト32が図4において反時計方向に回動する。従って、コントロールシャフト32とスプライン嵌合されているシフトスリーブ35と一体的に構成されたシフトレバー34が第2の方向にシフト作動せしめられる。そして、第1のアクチュエータ6aの磁石可動体63が図5の(d)で示す位置に達すると、上記シフトストローク位置検出センサ10からの信号に基づいて図示しないコントローラが一方のシフトストロークエンド即ちギヤイン位置まで作動せしめられたと判断して、第1のアクチュエータ6aの一対のコイル65、66への通電を遮断する。なお、コントロールシャフト32を図3において反時計方向に回動する際には、第2のアクチュエータ6bの一対のコイル65、66に図5の(a)で示す方向にそれぞれ電流を流すことにより、第2のアクチュエータ6bの作動ロッド62を右方に移動せしめる。
【0037】
ここで、上記シフトアクチュエータ6を構成する第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bの駆動力について図6を参照して説明する。
図6の(a)は磁石可動体63即ち作動ロッド62を左方に作動させる際の第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bの駆動力を示し、図6の(b)は磁石可動体63即ち作動ロッド62を右方に作動させる際の第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bの駆動力を示す。図6の(a)および図6の(b)おいて、破線(B)は磁石可動体63と固定ヨーク64および一対のコイル65、66とによって構成されるリニアモータの原理による推力特性、1点鎖線(C)は上記永久磁石631と磁性体681または682との吸引力、1点鎖線(D)は永久磁石631と磁性体682または681との吸引力、実線(A)は一対のコイル65、66に通電したときの第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bの駆動力である。即ち、実線(A)で示す一対のコイル65、66に通電したときの第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bの駆動力は、破線(B)で示す磁石可動体63と固定ヨーク64および一対のコイル65、66とによって構成されるリニアモータの原理による推力と1点鎖線(C)および(D)で示す永久磁石631と磁性体681および682との吸引力とを合成したものとなる。
【0038】
一方、図示の実施形態における第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bは、一対のコイル65、66の両側に一対の磁性体681、682が配設されているので、一対のコイル65、66への非通電時でも1点鎖線(C)および(D)で示す永久磁石631と磁性体681および682との吸引力が働いている。この吸引力は、永久磁石631および可動ヨーク632、633と磁性体681または682が接近するに従って大きくなり、シフトストロークエンドで最も大きい。例えば、第1のアクチュエータ6aの磁石可動体63即ち作動ロッド62および第2のアクチュエータ6bの磁石可動体63即ち作動ロッド62を左方に作動させる際には、第1のアクチュエータ6aの永久磁石631と磁性体682との吸引力および第2のアクチュエータ6bの永久磁石631と磁性体681との吸引力がギヤイン位置におけるニュートラル位置側への移動、即ち変速機のギヤ抜けを阻止する力、即ち自己保持機能として働く。また、第1のアクチュエータ6aの磁石可動体63即ち作動ロッド62および第2のアクチュエータ6bの磁石可動体63即ち作動ロッド62を右方に作動させる際には、第1のアクチュエータ6aの永久磁石631と磁性体681との吸引力および第2のアクチュエータ6bの永久磁石631と磁性体682との吸引力がギヤイン位置におけるニュートラル位置側への移動、即ち変速機のギヤ抜けを阻止する力、即ち自己保持機能として働く。一般に、変速機のシフト機構はギヤ抜けを防止するために、シフトストロークエンド即ちギヤイン位置に作動された状態を保持するためのディテント機構を備えているが、第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bはシフトストロークエンド付近での磁石可動体63の永久磁石631と磁性体681、682との吸引力はディテント機能として働くことになる。
【0039】
次に、シフトアクチュエータ6を構成する上記バランスウエイト8の作用について説明する。
シフトアクチュエータ6を構成する第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bが、図3に示すように水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって傾斜した同一軸線60上に配置されている場合、第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bの磁石可動体63即ち作動ロッド62を図3において左方即ち傾斜に沿って上方に作動して、コントロールシャフト32を図3において時計方向に回動する際には、磁石可動体63即ち作動ロッド62に発生する推力に対して、作動ロッド62および磁石可動体63に作用する重力の影響がマイナスとして作用する。しかるに、第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bが、図3に示すように水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって配置されている場合には、バランスウエイト8はコントロールシャフト32を図3において時計方向に回動するトルクとして作用する。この結果、図示の実施形態におけるシフトアクチュエータ6は、上記傾斜に沿って上方に作動する際には、作動ロッド62および磁石可動体63に作用する重力の影響によるマイナス分とバランスウエイト8の作用でコントロールシャフト32を図3において時計方向に回動するトルクが相殺して、シフトアクチュエータ6が水平で配置された状態と略同一のシフト作動力を得ることができる。
【0040】
一方、シフトアクチュエータ6を構成する第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bが、図3に示すように水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって傾斜した同一軸線60上に配置されている場合、第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bの磁石可動体63即ち作動ロッド62を図3において右方即ち傾斜に沿って下方に作動して、コントロールシャフト32を図3において反時計方向に回動する際には、磁石可動体63即ち作動ロッド62に発生する推力に対して、作動ロッド62および磁石可動体63に作用する重力の影響がプラスとして作用する。しかるに、第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bが、図3に示すように水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって配置されている場合には、バランスウエイト8は上述したようにコントロールシャフト32を図3において時計方向に回動するトルクとして作用する。この結果、第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bが上記傾斜に沿って下方に作動する際には、作動ロッド62および磁石可動体63に作用する重力の影響によるプラス分とバランスウエイト8の作用でコントロールシャフト32を図3において時計方向に回動するトルクが相殺して、シフトアクチュエータ6が水平で配置された状態と略同一のシフト作動力を得ることができる。
【0041】
以上のように、図示の実施形態におけるシフトアクチュエータ6においては、図3に示すように水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって傾斜した同一軸線60上に配置されている場合でも、作動ロッド62および磁石可動体63に作用する重力の影響をバランスウエイト8の作用によって補正されるので、常に略同一のシフト作動力を得ることができる。従って、シフトアクチュエータ6が配置される傾斜角度に応じて作動ロッド62および磁石可動体63に作用する重力の影響によるマイナス分に対応して、バランスウエイト8の重量を適宜設定すればよい。なお、図3に示す実施形態におけるシフトアクチュエータ6においては、第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bが車両の走行時に作用する加減速によって作動ロッド62および磁石可動体63に作用する影響もバランスウエイト8の作用によって補正することができる。
【0042】
次に、本発明に従って構成されたシフトアクチュエータの他の実施形態について、図7を参照して説明する。なお、図7に示す実施形態においては、バランスウエイト8の構成が上記図3に示す実施形態のバランスウエイト8と相違するだけで他の構成は図3に示す実施形態と実質的に同一であるので、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
図7に示す実施形態におけるシフトアクチュエータ6は、第1のアクチュエータ6aおよび第2のアクチュエータ6bが図7に示すように水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって傾斜した同一軸線60上に配置されている場合において、コントロールシャフト32に装着されたバランスウエイト8が傾斜方向下方に向けて配設されている。このように構成することにより、バランスウエイト8によるコントロールシャフト32を図において時計方向に回動するモーメントを大きくすることができる。従って、図7に示す実施形態におけるバランスウエイト8は、上記図3に示す実施形態のバランスウエイト8に比して重量を軽くすることができる。
【0043】
次に、本発明に従って構成されたシフトアクチュエータの更に他の実施形態について、図8を参照して説明する。なお、図8に示す実施形態においては、上記図3および図7に示す実施形態における同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
図8に示す実施形態におけるシフトアクチュエータ9は、上記作動レバー5を作動せしめる一対の第1のアクチュエータ9aおよび第2のアクチュエータ9bが電磁ソレノイドによって構成されている。この第1のアクチュエータ9aおよび第2のアクチュエータ9bは、水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって傾斜した同一軸線90上に配置されている。なお、上記コントロールシャフト32にバランスウエイト8を具備している点は、上記図3および図7に示す実施形態と同様である。
【0044】
次に、第1のアクチュエータ9aについて説明する。
第1のアクチュエータ9aは、電磁ソレノイドによって構成されており、筒状のケース91と、該ケース91内に配設された電磁コイル92と、該電磁コイル92内に配設された固定鉄心93と、該固定鉄心93の一端面と対向して同一軸上に配設された可動鉄心94と、該可動鉄心94に装着された作動ロッド95と、上記筒状のケース91の一端に取り付けられたカバー96を具備している。
【0045】
上記筒状のケース91は、一端には中央部に穴912を有する端壁911を備えており、他端が開放されている。上記電磁コイル92は、合成樹脂等の非磁性材からなる環状のボビン97に捲回されケース91の内周に沿って配設されている。上記固定鉄心93は、磁性材によって形成され、他端にはフランジ部931が設けられており、このフランジ部931を介してケース91の一端側に装着されている。上記可動鉄心94は、磁性材によって形成され、固定鉄心93に対して軸方向に接離可能に構成されている。上記作動ロッド95は、ステンレス鋼等の非磁性材によって形成され、その一端部に小径部951が設けられている。このように構成された作動ロッド95は、小径部951を上記可動鉄心94の中央部に形成された穴941に挿通し、一端をカシメることにより可動鉄心94に装着する。なお、上記カバー96は、ビス98によってケース91の一端に装着され、ケース91の一端および可動鉄心94の一端部を覆う。このように構成された第1のアクチュエータ9aは、上記左側のケーシング31aに設けられたシフトアクチュエータ取付部314aの一側面にケース91が取付けボルト12によって装着され、作動ロッド95の先端部が上記作動ブロック7に連結される。即ち、第1のアクチュエータ9aの作動ロッド95は、その先端部を作動ブロック7の一端部に設けられた嵌合穴72に嵌合し、作動ブロック7および作動ロッド95に形成されたピン孔74および952に割りピン13を圧入することによって作動ブロック7に連結される。
【0046】
上述したようにシフトアクチュエータ取付部314aの一側面に装着され作動ブロック7と連結された第1のアクチュエータ9aは、電磁コイル92に通電されると、可動鉄心94が固定鉄心93に吸引される。この結果、可動鉄心94に装着された作動ロッド95が軸線90に沿って図8において右斜め下方に移動し、その先端部に連結した作動ブロック7の係合溝71に係合している上記作動レバー5の作用部52に作用して、コントロールシャフト32を図8において反時計方向に回動する。
【0047】
次に、第2のアクチュエータ9bについて説明する。
第2のアクチュエータ9bは、上記第1のアクチュエータ9aと対向して配設され、上記シフトアクチュエータ取付部314aの他側面に装着される。なお、第2のアクチュエータ9bは上記第1のアクチュエータ9aと実質的に同一の構成であり、従って、同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。第2のアクチュエータ9bを構成する作動ロッド95の先端部が上記作動ブロック7に連結される。即ち、第2のアクチュエータ9bの作動ロッド95は、その先端部を作動ブロック7の他端部に設けられた嵌合穴73に嵌合し、作動ブロック7および作動ロッド95に形成されたピン孔75および952に割りピン14を圧入することによって作動ブロック7に連結される。このようにシフトアクチュエータ取付部314aの他側面に装着され作動ブロック7と連結された第2のアクチュエータ9bは、電磁コイル92に通電されると、可動鉄心94が固定鉄心93に吸引される。この結果、可動鉄心94に装着された作動ロッド95が軸線90に沿って図8において左斜め上方に移動し、その先端部に連結した作動ブロック7の係合溝71に係合している上記作動レバー5の作用部52に作用して、コントロールシャフト32を図8において時計方向に回動する。
【0048】
次に、シフトアクチュエータ9を構成する上記バランスウエイト8の作用について説明する。
シフトアクチュエータ9を構成する第1のアクチュエータ9aおよび第2のアクチュエータ9bが、図8に示すように水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって傾斜した同一軸線90上に配置されている場合、第2のアクチュエータ9bを作動して可動鉄心94即ち作動ロッド95を図8において左方即ち傾斜に沿って上方に作動し、コントロールシャフト32を図8において時計方向に回動する際には、第2のアクチュエータ9bの可動鉄心94即ち作動ロッド95に発生する推力に対して、第1のアクチュエータ9aおよび第2のアクチュエータ9bの可動鉄心94および作動ロッド95に作用する重力の影響がマイナスとして作用する。しかるに、第1のアクチュエータ9aおよび第2のアクチュエータ9bが、図8に示すように水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって配置されている場合には、バランスウエイト8はコントロールシャフト32を図8において時計方向に回動するトルクとして作用する。この結果、図示の実施形態におけるシフトアクチュエータ9は、上記傾斜に沿って上方に作動する際には、作動ロッド95および可動鉄心94に作用する重力の影響によるマイナス分とバランスウエイト8の作用でコントロールシャフト32を図8において時計方向に回動するトルクが相殺して、シフトアクチュエータ9が水平で配置された状態と略同一のシフト作動力を得ることができる。
【0049】
一方、シフトアクチュエータ9を構成する第1のアクチュエータ9aおよび第2のアクチュエータ9bが、図8に示すように水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって傾斜した同一軸線90上に配置されている場合、第1のアクチュエータ9aを作動して可動鉄心94即ち作動ロッド95を図8において右方即ち傾斜に沿って下方に作動し、コントロールシャフト32を図3において反時計方向に回動する際には、第1のアクチュエータ9aの可動鉄心94即ち作動ロッド95に発生する推力に対して、第1のアクチュエータ9aおよび第2のアクチュエータ9bの可動鉄心94および作動ロッド95に作用する重力の影響がプラスとして作用する。しかるに、第1のアクチュエータ9aおよび第2のアクチュエータ9bが、図8に示すように水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって配置されている場合には、バランスウエイト8は上述したようにコントロールシャフト32を図8において時計方向に回動するトルクとして作用する。この結果、第1のアクチュエータ8aおよび第2のアクチュエータ8bが上記傾斜に沿って下方に作動する際には、作動ロッド95および可動鉄心94に作用する重力の影響によるプラス分とバランスウエイト8の作用でコントロールシャフト32を図8において時計方向に回動するトルクが相殺して、シフトアクチュエータ9が水平で配置された状態と略同一のシフト作動力を得ることができる。
【0050】
以上、本発明をセレクトアクチュエータとともに変速操作装置を構成するシフトアクチュエータに適用した例を示したが、本発明によるシフトアクチュエータは例えば手動変速機構においてシフト方向への操作力をアシストするシフトアシスト装置に適用することができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明による変速機のシフトアクチュエータは以上のように構成されているので、以下に述べる作用効果を奏する。
【0052】
即ち、本発明の変速機のシフトアクチュエータは、水平に対して傾斜して配置された第1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータにより、シフトレバー支持機構に固定された作動レバーの作用部を移動してシフトレバー支持機構を回動し、変速機のシフト作動を行うものである。第1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータが傾斜しているため、シフトレバー支持機構には、重力の影響に伴い作動レバーの作用部が下方に向かう方向のトルクが作用するが、本発明では、シフトレバー支持機構にバランスウエイトが装着され、バランスウエイトにより生じるトルクが重力の影響に伴うトルクを相殺する。
したがって、本発明のシフトアクチュエータは、車両への搭載性向上等を目的として2個のアクチュエータを傾斜して配置した場合であっても、重力の影響を排除して、シフトの作動方向にかかわらず常に略同一のシフト作動力を得ることができる。本発明のアクチュエータは、重量の大きい磁石可動体あるいは可動鉄心が、中立位置(変速機のニュートラル状態)ではスライド可能に設置される電磁的アクチュエータであって、重力の影響の排除は、こうしたアクチュエータにとっては特に重要なものとなる。また、電磁ソレノイドでは作動開始初期のアクチュエータの作動力が小さいので、バランスウエイトを用いて重力の影響に伴うトルクを相殺することにより、アクチュエータの作動開始時における正確な制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された変速操作装置の一実施形態を示す断面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】図1におけるB−B線断面図。
【図4】図1に示す変速操作装置を構成するセレクトアクチュエータの作動説明図。
【図5】本発明に従って構成されたシフトアクチュエータの作動説明図。
【図6】本発明に従って構成されたシフトアクチュエータの駆動力を示す説明図。
【図7】本発明に従って構成されたシフトアクチュエータの他の実施形態を示す断面図。
【図8】本発明に従って構成されたシフトアクチュエータの更に他の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
2:変速操作装置
3:セレクトアクチュエータ
31a、31b、31c:ケーシング
32:コントロールシャフト
33a、33b:軸受
34:シフトレバー
35:シフトスリーブ
36:磁石可動体
361:永久磁石
362、363:可動ヨーク
39:固定ヨーク
40、41:コイル
42:ボビン
47:第1のセレクト位置規制手段
48:第2のセレクト位置規制手段
5:作動レバー
6:シフトアクチュエータ
6a:第1のアクチュエータ
6b:第2のアクチュエータ
61:ケーシング
62:作動ロッド
63:磁石可動体
631:永久磁石
632、633:可動ヨーク
64:固定ヨーク
65、66:一対のコイル
67:ボビン
681、682:磁性体
7:作動ブロック
8:バランスウエイト
9:シフトアクチュエータ
9a:第1のアクチュエータ
9b:第2のアクチュエータ
91:ケース
92:電磁コイル
93:固定鉄心
94:可動鉄心
95:作動ロッド
96:カバー
10:セレクト位置検出センサ
11:シフトストローク位置検出センサ
Claims (6)
- 変速機のシフトレバーを装着したシフトレバー支持機構に基部が連結された作動レバーと、該作動レバーの作用部を挟んで対向して配設され水平に対して傾斜して配置された第1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータとを具備し、
該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータにより、該作動レバーの作用部を移動して該シフトレバー支持機構を回動し、変速機のシフト作動を行う変速機のシフトアクチュエータであって、
該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータは、該作動レバーと連結する作動ロッドと、該作動ロッドの外周面に配設された磁石可動体と、該磁石可動体を包囲して配設された筒状の固定ヨークと、該固定ヨークの内側に軸方向に併設された一対のコイルとをそれぞれ具備しており、
該シフトレバー支持機構にはバランスウエイトが装着され、該バランスウエイトにより生じるトルクが、該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータの傾斜に伴い重力により該シフトレバー支持機構に作用するトルクを相殺することを特徴とする変速機のシフトアクチュエータ。 - 該バランスウエイトは、該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータの傾斜方向下方に向けて配設されている、請求項1記載の変速機のシフトアクチュエータ。
- 該一対のコイルの両側に磁性体が配設されている、請求項1記載の変速機のシフトアクチュエータ。
- 該磁性体は、該一対のコイルが捲回されたボビン内に配設されている、請求項3記載の変速機のシフトアクチュエータ。
- 変速機のシフトレバーを装着したシフトレバー支持機構に基部が連結された作動レバーと、該作動レバーの作用部を挟んで対向して配設され水平に対して傾斜して配置された第1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータとを具備し、
該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータにより、該作動レバーの作用部を移動して該シフトレバー支持機構を回動し、変速機のシフト作動を行う変速機のシフトアクチュエータであって、
該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータは電磁ソレノイドによって構成されており、
該シフトレバー支持機構にはバランスウエイトが装着され、該バランスウエイトにより生じるトルクが、該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータの傾斜に伴い重力により該シフトレバー支持機構に作用するトルクを相殺することを特徴とする変速機のシフトアクチュエータ。 - 該バランスウエイトは、該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータの傾斜方向下方に向けて配設されている、請求項5記載の変速機のシフトアクチュエータ。
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