JP4670191B2 - 変速操作装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載された変速機の変速操作を行うための変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
変速機の変速操作を行う変速操作装置は、変速機構のシフトレバーをセレクト方向に作動するセレクトアクチュエータと、該シフトレバーをシフト方向に作動するシフトアクチュエータとからなっている。
このようなセレクトアクチュエータおよびシフトアクチュエータとしては、一般に空気圧や油圧等の流体圧を作動源とした流体圧シリンダが用いられている。この流体圧シリンダを用いたセレクトアクチュエータおよびシフトアクチュエータは、流体圧源と各アクチュエータとを接続する配管が必要であるとともに、作動流体の流路を切り換えるための電磁切り換え弁を配設する必要があり、これらを配置するためのスペースを要するとともに、装置全体の重量が重くなるという問題がある。
また近年、圧縮空気源や油圧源を具備していない車両に搭載する変速機の変速操作装置として、電動モータによって構成したセレクトアクチュエータおよびシフトアクチュエータが提案されている。電動モータによって構成したセレクトアクチュエータおよびシフトアクチュエータは、流体圧シリンダを用いたアクチュエータのように流体圧源と接続する配管や電磁切り換え弁を用いる必要がないので、装置全体をコンパクトで且つ軽量に構成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
電動モータを用いたアクチュエータにおいては、所定の作動力を得るために減速機構が必要となる。この減速機構としては、ボールネジ機構を用いたものと、歯車機構を用いたものが提案されている。これらボールネジ機構および歯車機構を用いたアクチュエータは、ボールネジ機構および歯車機構の耐久性および電動モータの耐久性、作動速度において必ずしも満足し得るものではない。
【0004】
本出願人は、減速機構等を用いずにシフトレバーをシフト方向およびセレクト方向に作動することができるセレクトアクチュエータおよびシフトアクチュエータの駆動源として、電磁ソレノイドを用いた変速操作装置を特願2001−183470として提案した。而して、電磁ソレノイドは軸方向に作動する質量の大きい可動鉄心等の可動部材を有するため、可動部材が自体の重力の影響を受けるので、電磁ソレノイドの配置によって作動力が変化する。特に、作動レバーを挟んで対向して配設された一対の電磁ソレノイドを有するシフトアクチュエータにおいては、一対の電磁ソレノイドの作動力が変化すると、一方向へのシフト作動力と他方向へのシフト作動力に差が生ずる。シフトアクチュエータを構成する一対の電磁ソレノイドを可動鉄心が水平面内を作動するように配置すれば一対の電磁ソレノイドのシフト作動力に変化は生じないが、レイアウトの関係で電磁ソレノイドを水平に対して傾斜した状態で配置せざるを得ない場合が生ずる。即ち、一対の電磁ソレノイドを水平に対して傾斜した状態で配置したシフトアクチュエータにおいては、傾斜に沿って下方に作動する一方の電磁ソレノイドは可動部材の重力の影響により作動力が増加し、傾斜に沿って上方に作動する他方の電磁ソレノイドは可動部材の重力の影響により作動力が減少する。このため、作動力が減少する他方の電磁ソレノイドによるシフト作動においては、シフト作動力が不足する虞がある。
【0005】
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その主たる技術的課題は、シフトアクチュエータを構成する一対の電磁ソレノイドの可動部材に作用する重力の影響を補正するように構成し、常に略同一のシフト作動力を得ることができるシフトアクチュエータを備えた変速操作装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記技術的課題を解決するために、ケーシング内に配設されシフトレバーを軸方向に摺動可能で且つ回動可能に支持するシフトレバー支持機構と、該シフトレバーをセレクト方向である軸方向に作動するセレクトアクチュエータと、該シフトレバー支持機構をシフト方向に回動せしめるシフトアクチュエータとを有する変速操作装置において、
該シフトアクチュエータは、該シフトレバー支持機構に基部が装着された作動レバーと、該作動レバーの作用部を挟んで対向して配設され水平に対して傾斜して配置された一対の電磁ソレノイドと、該一対の電磁ソレノイドのうち該傾斜に沿って上方に向けて作動する一方の電磁ソレノイドによる作動方向と同方向に付勢する弾性付勢手段と、を具備している、
ことを特徴とする変速操作装置が提供される。
【0007】
上記弾性付勢手段の弾性付勢力は、傾斜によって生ずる一対の電磁ソレノイドの可動部材の重力の影響を補正する値に設定されている。上記弾性付勢手段は、作動レバーを一方の電磁ソレノイドによる作動方向に付勢する引っ張りばねからなっている。また、上記弾性付勢手段は、一方の電磁ソレノイドの可動鉄心を作動方向に付勢する圧縮ばねからなっている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された変速操作装置の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0009】
図1は本発明に従って構成された変速操作装置の一実施形態を示す断面図、図2は図1におけるA−A線断面図、図3は図1におけるB−B線断面図である。
図示の実施形態における変速操作装置2は、セレクトアクチュエータ3とシフトアクチュエータ6とから構成されている。図示の実施形態におけるセレクトアクチュエータ3は、円筒状に形成され互いに連結された3個のケーシング31a、31b、31cを具備している。左側のケーシング31aは、両端が開放されており、中央部の下部には開口311aが形成されている。中央のケーシング31bは、両端が開放されており、図1および図2において右端部には下部に開口311bが形成されている。なお、中央のケーシング31bは下方の突出して形成されたシフトアクチュエータ取付部312bを備えており、このシフトアクチュエータ取付部312bには上記開口311bと連通しケーシングの軸方向に対して直角方向に開口313bが形成されている。右側のケーシング31cは、図1および図2において左端が開放されており、図1および図2において右端には端壁311cが設けられている。
【0010】
上記のように構成された3個のケーシング31a、31b、31c内にはコントロールシャフト32が配設されている。このコントロールシャフト32は、図1および図2において右側部に内歯スプラインを備えた嵌合部321が設けられており、この嵌合部321に回動軸33の左端部に形成された外歯スプライン部331が軸方向に摺動可能にスプライン嵌合している。なお、回動軸33の図1および図2において右側部は、右側のケーシング31cの右端部に装着された軸受34によって回動可能に支持されている。このように回動可能に支持された回動軸33は、後述するシフトアクチュエータ6によってシフト方向に回動せしめられる。
【0011】
このようにして回動軸33とスプライン嵌合したコントロールシャフト32は、ケーシング31a、31b、31c内に軸方向に摺動可能で且つ回転可能に配設されている。コントロールシャフト32には、シフトレバー35が装着されている。このシフトレバー35は、筒状の装着部351と該装着部351から径方向に突出して形成されたレバー部352とからなっており、装着部351がコントロールシャフト32にスプライン嵌合している。このようにコントロールシャフト32にスプライン嵌合されたシフトレバー35の装着部351は、コントロールシャフト32に装着されたスナップリング36によって軸方向の移動が規制されている。このため、シフトレバー35は、コントロールシャフト32と一体的に作動する。従って、シフトレバー35を装着したコントロールシャフト32と回動軸33は、シフトレバーを軸方向に摺動可能で且つ回動可能に支持するシフトレバー支持機構を構成している。なお、シフトレバー35のレバー部352は、図2に示すように左側のケーシング31aの下部に形成された開口311aを挿通して配設されている。シフトレバー35を構成するレバー部352の先端部は、第1のセレクト位置SP1、第2のセレクト位置SP2、第3のセレクト位置SP3、第4のセレクト位置SP4に配設された図示しない変速機のシフト機構を構成するシフトブロック301、302、303、304と適宜係合するようになっている。なお、図示の実施形態においては、第1のセレクト位置SP1は後進−1速段セレクト位置、第2のセレクト位置SP2は2速−3速段セレクト位置、第3のセレクト位置SP3は4速−5速段セレクト位置、第4のセレクト位置SP4は6速段セレクト位置に設定されている。
【0012】
上記ケーシング31aの図1および図2において左端には、上記コントロールシャフト32と同一軸上に配設された電磁ソレノイド4が装着されている。電磁ソレノイド4は、筒状のケース41と、該ケース41内に配設された電磁コイル42と、該電磁コイル42内に配設された固定鉄心43と、該固定鉄心43の一端面(図1において左端面)と対向して同一軸上に配設された可動鉄心44と、該可動鉄心44に装着された作動ロッド45と、上記筒状のケース41の一端(図1および図2において左端)に取り付けられたカバー46を具備している。
【0013】
上記筒状のケース41は、一端(図1および図2において左端)には中央部に穴412を有する端壁411を備えており、他端(図1および図2において右端)が開放されている。上記電磁コイル42は、合成樹脂等の非磁性材からなる環状のボビン47に捲回されケース41の内周に沿って配設されている。上記固定鉄心43は、磁性材によって形成され、他端(図1および図2において右端)にはフランジ部431が設けられており、このフランジ部431を介してケース41の一端側(図1および図2において右端側)に装着されている。上記可動鉄心44は、磁性材によって形成され、固定鉄心43に対して軸方向に接離可能に構成されている。上記作動ロッド45は、ステンレス鋼等の非磁性材によって形成され、その一端部(図1および図2において左端部)に小径部451が設けられている。このように構成された作動ロッド45は、小径部451を上記可動鉄心44の中央部に形成された穴441に挿通し、一端をカシメることにより可動鉄心44に装着する。このようにして可動鉄心44に装着された作動ロッド45は、他端部が上記固定鉄心43の中央部に形成された穴432を貫通して軸方向に摺動可能に配置され、他端面(図1および図2において右端面)が上記コントロールシャフト32の左端面と当接するようになっている。上記カバー46は、ビス48によってケース41の一端に装着され、ケース41の一端および可動鉄心44の一端部を覆う。
【0014】
図示の実施形態における電磁ソレノイド4は、以上のように構成されており、電磁コイル42に通電すると固定鉄心43が磁化され、可動鉄心44は固定鉄心43に吸引されて可動鉄心44即ち作動ロッド45には図1および図2において右方への推力が発生する。この可動鉄心44即ち作動ロッド45に発生する推力の大きさは、電磁コイル42に供給する電力量によって決まる。
【0015】
図示の実施形態におけるセレクトアクチュエータ3は、上記電磁ソレノイド4の電磁コイル42に供給する電力量に対応して可動鉄心44即ち作動ロッド45に発生する推力の大きさと協働してシフトレバー35を上記第1のセレクト位置SP1、第2のセレクト位置SP2、第3のセレクト位置SP3、第4のセレクト位置SP4に位置規制するためのセレクト位置規制機構5を具備している。セレクト位置規制機構5は、左側のケーシング31aおよび中央のケーシング31bとコントロールシャフト32および回動軸33に沿って摺動可能に配設された第1の移動リング51と第2の移動リング52と第3の移動リング53を具備している。第1の移動リング51は、左側のケーシング31aの内周面に装着されたスナップリング58によって図1および図2において左方への移動が規制されている。第1の移動リング51と第2の移動リング52との間には第1の圧縮コイルばね54が配設され、第2の移動リング52と回動軸33に摺動可能に嵌合され中央のケーシング31bの内周に形成された段部314bで位置決めされたストッパー59との間には第2の圧縮コイルばね55が配設されている。また、第2の移動リング52と第3の移動リング53との間には第3の圧縮コイルばね56が配設され、第3の移動リング53とストッパー59との間には第4の圧縮コイルばね57が配設されている。なお、第2の圧縮コイルばね55のばね力は第1の圧縮コイルばね54のばね力より大きく設定されており、第4の圧縮コイルばね57のばね力は第3の圧縮コイルばね53のばね力より大きく設定されている。従って、第1の移動リング51は、第1の圧縮コイルばね54および第2の圧縮コイルばね55のばね力によって図1および図2において左方に押圧されスナップリング58に当接せしめられている。なお、第1の移動リング51は、その図1および図2において左端が上記コントロールシャフト32の外周に設けられた係合部322と係合するようになっている。
【0016】
図示の実施形態におけるセレクトアクチュエータ3は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
セレクトアクチュエータ3を構成する電磁ソレノイド4の電磁コイル42に電力が供給されていないとき(非通電時)には、セレクト位置規制機構5を構成する第1の移動リング51と第2の移動リング52および第3の移動リング53は第1の圧縮コイルばね54と第2の圧縮コイルばね55と第3の圧縮コイルばね53および第4の圧縮コイルばね57のばね力が釣り合った図1および図2に示す状態に位置付けられている。このとき、電磁ソレノイド4を構成する可動鉄心44および作動ロッド45は図1および図2に示す状態に位置付けられ、作動ロッド45の右端面がコントロールシャフト32の左端面と当接している。そして、コントロールシャフト32は、その外周に設けられた係合部322が第1の移動リング51と当接する第1の作動位置(P1)に位置付けられている。この第1の作動位置(P1)は本実施形態においては上述したように後進−1速段セレクト位置に設定されているので、電磁ソレノイド4が故障した場合にはセレクトアクチュエータ3はシフトレバー35を後進−1速段セレクト位置に位置付けることになる。従って、電磁ソレノイド4が故障した場合には、車両の発進が可能な1速段または後進段にシフトすることができるので、車両を修理工場などの所定の場所まで走行することができる。
【0017】
図1および図2に示す状態から電磁ソレノイド4を構成する電磁コイル42に例えば2Vの電圧を印加すると、可動鉄心44は固定鉄心43が吸引され、可動鉄心44および作動ロッド45には図において右方への推力が発生する。この結果、図5の(a)に示すように可動鉄心44、作動ロッド45、コントロールシャフト32および第1の移動リング51が第1の圧縮コイルばね54のばね力に抗して図において右方に移動する。このとき、第2の圧縮コイルばね55のばね力は第1の圧縮コイルばね54のばね力より大きく設定されているので、第2の移動リング51は変位しない。そして、可動鉄心44、作動ロッド45、コントロールシャフト32および第1の移動リング51は、第1の移動リング51が第2の移動リング52に当接した位置で停止する。従って、コントロールシャフト32に装着されたシフトレバー35は、図5の(a)に示すように第2の作動位置(P2)に位置付けられる。
【0018】
次に、電磁ソレノイド4を構成する電磁コイル42に例えば4Vの電圧を印加すると、可動鉄心44および作動ロッド45に発生する右方への推力が増大する。この結果、図5の(b)に示すように可動鉄心44と作動ロッド45およびコントロールシャフト32は、第1の移動リング51が第2の移動リング52に当接した状態で第2の圧縮コイルばね55のばね力に抗して図において右方に移動する。そして、可動鉄心44、作動ロッド45、コントロールシャフト32および第1の移動リング51は、第2の移動リング52が第3の移動リング53に当接した位置で停止する。従って、コントロールシャフト32に装着されたシフトレバー35は、図5の(b)に示すように第3の作動位置(P3)に位置付けられる。
【0019】
次に、電磁ソレノイド4を構成する電磁コイル42に例えば8Vの電圧を印加すると、可動鉄心44および作動ロッド45に発生する右方への推力が更に増大する。この結果、図5の(c)に示すように可動鉄心44と作動ロッド45およびコントロールシャフト32は、第2の移動リング52が第3の移動リング53に当接した状態で第2の圧縮コイルばね55および第4の圧縮コイルばね57のばね力に抗して図において右方に移動する。そして、可動鉄心44、作動ロッド45、コントロールシャフト32および第1の移動リング51は、第3の移動リング53がストッパー59に当接した位置で停止する。従って、コントロールシャフト32に装着されたシフトレバー35は、図5の(c)に示すように第4の作動位置(P4)に位置付けられる。
【0020】
以上のように、変速操作装置2を構成するセレクトアクチュエータ3は、シフトレバー35を一体的に装着したコントロールシャフト32を電磁ソレノイド4によって作動するので、回転機構がないため耐久性が向上するとともに、電動モータを用いたアクチュエータのようにボールネジ機構や歯車機構からなる減速機構が不要となるので、コンパクトに構成することができるとともに、作動速度を速くすることができる。更に、図示のセレクトアクチュエータ3はセレクト位置規制機構を備え、電磁コイル42に供給する電力量に対応して作動ロッド45に発生する推力に応じてコントロールシャフト32を複数のセレクト位置に位置付けるように構成したので、1個の電磁ソレノイド2によって複数のセレクト位置をとることができるため、コンパクトで且つ安価となる。
【0021】
次に、シフトアクチュエータ6について、主に図3を参照して説明する。
図示のシフトアクチュエータ6は、シフトレバー35を軸方向に摺動可能で且つ回動可能に支持するシフトレバー支持機構を構成する回動軸33に装着された作動レバー60と、該作動レバー60を作動せしめる一対の電磁ソレノイド即ち第1の電磁ソレノイド7と第2の電磁ソレノイド8と、該第1の電磁ソレノイド7と第2の電磁ソレノイド8の作動力を作動レバー60に伝達する作動ブロック9を具備している。この第1の電磁ソレノイド7と第2の電磁ソレノイド8は、水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって傾斜した同一軸線6a上に配置されている。作動レバー60は、その基部61に回動軸33と嵌合する穴611を備えており、該穴611の内周面に形成されたキー溝612と回動軸33の外周面に形成されたキー溝332にキー613を嵌合することにより回動軸33と一体的に回動するように構成されている。また、作動レバー60は、中央のケーシング31bの下部に形成された開口311bを挿通して配設され、その先端部(下端部)である作用部62は上記シフトアクチュエータ取付部312bに形成された開口313bの中心部に達している。なお、作動レバー60は、図示の実施形態において第1の電磁ソレノイド7および第2の電磁ソレノイド8を配置した軸線6aに対してニュートラル(中立)状態で略直交する状態に配設されている。上記作動ブロック9は、中間部に上記作動レバー60の作用部62を嵌合する係合溝91を形成されており、両端部に第1の電磁ソレノイド7と第2の電磁ソレノイド8の後述する作動ロッドを嵌合する嵌合穴92および93が設けられている。
【0022】
次に、第1の電磁ソレノイド7について説明する。
第1の電磁ソレノイド7は、上記電磁ソレノイド4と同様の構成であり、筒状のケース71と、該ケース71内に配設され合成樹脂等の非磁性材からなる環状のボビン77に捲回された電磁コイル72と、該電磁コイル72内に配設され磁性材によって形成された固定鉄心73と、該固定鉄心73の一端面と対向して同一軸上に配設され磁性材によって形成された可動鉄心74と、ステンレス鋼等の非磁性材からなり一端部が該可動鉄心74に装着され他端部が固定鉄心73の中央部に形成された穴731を貫通して軸方向に摺動可能に配置され作動ロッド75と、上記筒状のケース71の一端にビス78によって取り付けられたカバー76とからなっている。このように構成された第1の電磁ソレノイド7は、上記中央のケーシング31bに設けられたシフトアクチュエータ取付部312bの一側面にケース71が取付けボルト79によって装着され、作動ロッド75の先端部が上記作動ブロック9に連結される。即ち、第1の電磁ソレノイド7の作動ロッド75は、その先端部を作動ブロック9の一端部に設けられた嵌合穴92に嵌合し、作動ロッド75および作動ブロック9に形成されたピン孔94および751に割りピン10を圧入することによって作動ブロック9に連結される。このようにしてシフトアクチュエータ取付部312bの一側面に装着され作動ブロック9と連結された第1の電磁ソレノイド7は、電磁コイル72に通電されると、可動鉄心74が固定鉄心73に吸引される。この結果、可動鉄心74に装着された作動ロッド75が軸線6aに沿って図3において右斜め下方に移動し、その先端部に連結した作動ブロック9の係合溝91を形成する一方の壁911が上記作動レバー60の作用部62に作用して、回動軸33を中心として図3において反時計方向に回動する。これにより、回動軸33とスプライン嵌合されているコントロールシャフト32が回動するので、該コントロールシャフト32に装着されたシフトレバー35が第1の方向にシフト作動せしめられる。
【0023】
次に、第2の電磁ソレノイド8について説明する。
第2の電磁ソレノイド8は、上記第1の電磁ソレノイド7と対向して配設され、上記シフトアクチュエータ取付部312bの他側面に装着される。第2の電磁ソレノイド8も第1の電磁ソレノイド7と同様に、筒状のケース81と、該ケース81内に配設され合成樹脂等の非磁性材からなる環状のボビン87に捲回された電磁コイル82と、該電磁コイル82内に配設され磁性材によって形成された固定鉄心83と、該固定鉄心83の一端面と対向して同一軸上に配設され磁性材によって形成された可動鉄心84と、ステンレス鋼等の非磁性材からなり一端部が該可動鉄心84に装着され他端部が固定鉄心83の中央部に形成された穴831を貫通して軸方向に摺動可能に配置され作動ロッド85と、上記筒状のケース81の一端にビス88によって取り付けられたカバー86とからなっている。このように構成された第2の電磁ソレノイド8は、上記シフトアクチュエータ取付部312bの他側面にケース81が取付けボルト89によって装着され、作動ロッド85の先端部が上記作動ブロック9に連結される。即ち、第2の電磁ソレノイド8の作動ロッド85は、その先端部を作動ブロック9の他端部に設けられた嵌合穴93に嵌合し、作動ロッド75および作動ブロック9に形成されたピン孔95および752に割りピン11を圧入することによって作動ブロック9に連結される。このようにしてシフトアクチュエータ取付部312bの他側面に装着された第2の電磁ソレノイド8は、電磁コイル82に通電されると、可動鉄心84が固定鉄心83に吸引される。この結果、可動鉄心84に装着された作動ロッド85が軸線6aに沿って図3において左斜め上方に移動し、その先端部に連結した作動ブロック9の係合溝91を形成する他方の壁912が上記作動レバー60の作用部62に作用して、回動軸33を中心として図3において時計方向に回動する。これにより、回動軸33とスプライン嵌合されているコントロールシャフト32が回動するので、該コントロールシャフト32に装着されたシフトレバー35が第2の方向にシフト作動せしめられる。
【0024】
図3に示す実施形態におけるシフトアクチュエータ6は、一対の電磁ソレノイドのうち上記軸線6a即ち傾斜に沿って上方に向けて作動する第2の電磁ソレノイド8による作動方向と同方向に付勢する弾性付勢手段として機能する引っ張りコイルばね12を具備している。この引っ張りコイルばね12は、一端が中央のケーシング31bに取り付けられた係止部材121に係止され、他端が作動レバー60に取り付けられた係止部材122に係止されており、作動レバー60を回動軸33を中心として図3において時計方向に回動せしめる方向に付勢している。従って、引っ張りコイルばね12は、一対の電磁ソレノイドのうち傾斜に沿って上方に向けて作動する第2の電磁ソレノイド8による作動方向と同方向に付勢する弾性付勢手段として機能する。なお、引っ張りコイルばね12のばね力即ち弾性付勢力は、上記傾斜によって生ずる一対の電磁ソレノイド即ち第1の電磁ソレノイド7と第2の電磁ソレノイド8の可動部材の重力の影響を補正する値に設定されている。
【0025】
ここで、シフトアクチュエータ6によって作動せしめられる回転軸33の回転トルクについて説明する。
シフトアクチュエータ6を構成する第1の電磁ソレノイド7によって作動せしめられる回転軸33の回転トルク(TI)は、電磁コイル72に所定の電力を供給することによって発生する磁界に基づき可動鉄心74に発生する推力(F)に、作動レバー60の装着中心から上記作動ブロック9の係合溝91を形成する一方の壁911との接触部までの長さ(L1)を乗算した値である。しかるに、第1の電磁ソレノイド7および第2の電磁ソレノイド8が水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって傾斜して配設されているので、第1の電磁ソレノイド7および第2の電磁ソレノイド8の可動鉄心74、84および作動ロッド75、85等の可動部材には傾斜に沿って斜め下方に作動する際に重力に基づく力(f)が傾斜に沿って斜め下方に作用する。従って、実際に第1の電磁ソレノイド7によって作動せしめられる回転軸33の回転トルク(TI)は、上記可動鉄心74に発生する推力(F)と上記可動部材の重力に基づく力(f)を加算した値に上記作動レバー60の長さ(L1)を乗算した値となる(TI=(F+f)×L1)。
【0026】
一方、第2の電磁ソレノイド8によって作動せしめられる回転軸33の回転トルク(T2)は、電磁コイル82に所定の電力を供給することによって発生する磁界に基づき可動鉄心84に発生する推力(F)に、作動レバー60の装着中心から上記作動ブロック9の係合溝91を形成する他方の壁912との接触部までの長さ(L1)を乗算した値である。しかるに、第1の電磁ソレノイド7および第2の電磁ソレノイド8が水平面Hに対して所定の角度(θ)をもって傾斜して配設されているので、第1の電磁ソレノイド7および第2の電磁ソレノイド8の可動鉄心74、84および作動ロッド75、85等の可動部材には傾斜に沿って斜め上方に作動する際に重力に基づく力(f)が傾斜に沿って斜め下方に作用する。従って、実際に第2の電磁ソレノイド8によって作動せしめられる回転軸33の回転トルク(T2)は、上記可動鉄心84に発生する推力(F)から上記可動部材の重力に基づく力(f)を減算した値に上記作動レバー60の長さ(L1)を乗算した値となる(T2=(F−f)×L1)。
【0027】
第1の電磁ソレノイド7によって作動せしめられる回転軸33の回転トルク(TI=(F+f)×L1)と第2の電磁ソレノイド8によって作動せしめられる回転軸33の回転トルク(T2=(F−f)×L1)が等しくなるようにすれば(TI=T2)、第1の電磁ソレノイド7と第2の電磁ソレノイド8によるシフト作動力が同一となる。第1の電磁ソレノイド7と第2の電磁ソレノイド8によって作動せしめられる回転軸33の回転トルク(TI)と(T2)を等しくするためには、第2の電磁ソレノイド8による作動方向と同方向に付勢力する弾性付勢手段として機能する上記引っ張りコイルばね12のばね力即ち弾性付勢力を、上記第1の電磁ソレノイド7および第2の電磁ソレノイド8の可動部材の重力に基づく力(f)を相殺する値に設定すればよい。
【0028】
次に、シフトアクチュエータ6の他の実施形態について、図4を参照して説明する。なお、図4に示す実施形態においては、上記図3に示す実施形態における同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図4に示す実施形態におけるシフトアクチュエータ6は、上記第1の電磁ソレノイド7および第2の電磁ソレノイド8の可動部材の重力の影響を補正する弾性付勢手段を、上記軸線6a即ち傾斜に沿って図4において左斜め上方に作動する第2の電磁ソレノイド8に組み込んだものである。即ち、第2の電磁ソレノイド8は、可動鉄心84とカバー86との間に配設された圧縮コイルばね14を備えている。この圧縮コイルばね14は、第2の電磁ソレノイド8による作動方向と同方向に付勢力する。なお、圧縮コイルばね14のばね力即ち弾性付勢力は、上記第1の電磁ソレノイド7および第2の電磁ソレノイド8の可動部材の重力に基づく力(f)を相殺する値に設定すればよい。
【0029】
以上、本発明を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は実施形態蚤に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲で種々の変形は可能である。例えば、図示の実施形態においては一対の電磁ソレノイドのうち傾斜に沿って上方に向けて作動する一方の電磁ソレノイドによる作動方向と同方向に付勢する弾性付勢手段として引っ張りコイルばね12および圧縮コイルばね14を使用した例を示したが、渦巻きばねや空気ばねを用いてもよいことはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】
本発明による変速操作装置は以上のように構成されているので、以下に述べる作用効果を奏する。
【0031】
即ち、本発明によれば、変速操作装置のシフトアクチュエータを構成する一対の電磁ソレノイドが水平に対して傾斜して配置されており、一対の電磁ソレノイドのうち傾斜に沿って上方に向けて作動する一方の電磁ソレノイドによる作動方向と同方向に付勢力する弾性付勢手段を具備しているので、一対の電磁ソレノイドが水平に対して傾斜した状態で配置された場合でも常に略同一のシフト作動力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された変速操作装置の一実施形態を示す断面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】図1におけるB−B線断面図。
【図4】本発明に従って構成された変速操作装置を構成すシフトアクチュエータの他の実施形態を示す断面図。
【図5】図1に示す変速操作装置を構成するセレクトアクチュエータの作動説明図。
【符号の説明】
2:変速操作装置
3:セレクトアクチュエータ
31a、31b、31c:ケーシング
32:コントロールシャフト
33:回転軸
34:軸受
35:シフトレバー
4:電磁ソレノイ
41:筒状のケース
42:電磁コイル
43:固定鉄心
44:可動鉄心
45:作動ロッド
46:カバー
5:セレクト位置規制機構
51:第1の移動リング
52:第2の移動リング
53:第3の移動リング
54:第1の圧縮コイルばね
55:第2の圧縮コイルばね
56:第3の圧縮コイルばね
57:第4の圧縮コイルばね
6:シフトアクチュエータ
60:作動レバー
7:第1の電磁ソレノイド
71:ケース
72:電磁コイル
73:固定鉄心
74:可動鉄心
75:作動ロッド
76:カバー
8:第2の電磁ソレノイド
81:ケース
82:電磁コイル
83:固定鉄心
84:可動鉄心
85:作動ロッド
86:カバー
12:引っ張りコイルばね
14:圧縮コイルばね
Claims (4)
- ケーシング内に配設されシフトレバーを軸方向に摺動可能で且つ回動可能に支持するシフトレバー支持機構と、該シフトレバーをセレクト方向である軸方向に作動するセレクトアクチュエータと、該シフトレバー支持機構をシフト方向に回動せしめるシフトアクチュエータとを有する変速操作装置において、
該シフトアクチュエータは、該シフトレバー支持機構に基部が装着された作動レバーと、該作動レバーの作用部を挟んで対向して配設され水平に対して傾斜して配置された一対の電磁ソレノイドと、該一対の電磁ソレノイドのうち該傾斜に沿って上方に向けて作動する一方の電磁ソレノイドによる作動方向と同方向に付勢する弾性付勢手段と、を具備している、
ことを特徴とする変速操作装置。 - 該弾性付勢手段の弾性付勢力は、該傾斜によって生ずる該一対の電磁ソレノイドの可動部材の重力の影響を補正する値に設定されている、請求項1記載の変速操作装置。
- 該弾性付勢手段は、該作動レバーを該一方の電磁ソレノイドによる作動方向に付勢する引っ張りばねからなっている、請求項1又は2記載の変速操作装置。
- 該弾性付勢手段は、該一方の電磁ソレノイドの可動鉄心を該作動方向に付勢する圧縮ばねからなっている、請求項1又は2記載の変速操作装置。
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