JPH06224032A - 電磁弁装置 - Google Patents
電磁弁装置Info
- Publication number
- JPH06224032A JPH06224032A JP5012232A JP1223293A JPH06224032A JP H06224032 A JPH06224032 A JP H06224032A JP 5012232 A JP5012232 A JP 5012232A JP 1223293 A JP1223293 A JP 1223293A JP H06224032 A JPH06224032 A JP H06224032A
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- JP
- Japan
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- iron core
- movable iron
- coil
- fluid
- valve body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動鉄心などの摺動部への微細な異物の混入
を防止し、信頼性を向上する。 【構成】 磁気駆動される可動鉄心8と接続された弁体
と、可動鉄心8と弁体との間に空隙部7dを設けてい
る。これによって、異物の混入による駆動力の低下及び
摩耗あるいは固着が防止されるので信頼性が高い。
を防止し、信頼性を向上する。 【構成】 磁気駆動される可動鉄心8と接続された弁体
と、可動鉄心8と弁体との間に空隙部7dを設けてい
る。これによって、異物の混入による駆動力の低下及び
摩耗あるいは固着が防止されるので信頼性が高い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給湯装置などに使用する
制御弁を操作する電磁装置に関するものである。
制御弁を操作する電磁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電磁装置には図3に示すよ
うなものがあった。図3において、固定鉄心1と相対す
る可動鉄心2を有し、コイル3に通電することによって
可動鉄心2を吸引するものであり、この可動鉄心2に設
けられた弁体2aと弁本体4によって流体を制御するも
のである。
うなものがあった。図3において、固定鉄心1と相対す
る可動鉄心2を有し、コイル3に通電することによって
可動鉄心2を吸引するものであり、この可動鉄心2に設
けられた弁体2aと弁本体4によって流体を制御するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、流体中に含まれた微細な異物が可動鉄心
2の周辺に侵入し、その異物によって可動鉄心2の摩擦
力が増加し有効な駆動力が減少し、動作に支障をきたす
ことがあった。
うな構成では、流体中に含まれた微細な異物が可動鉄心
2の周辺に侵入し、その異物によって可動鉄心2の摩擦
力が増加し有効な駆動力が減少し、動作に支障をきたす
ことがあった。
【0004】本発明はかかる従来の課題を解決するもの
で、その目的は摺動部への異物の混入を防止し駆動力の
安定をはかることにある。
で、その目的は摺動部への異物の混入を防止し駆動力の
安定をはかることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁弁装置は、
コイルと、コイルが発生する磁気を伝達するヨークと、
流体中に設けられ磁気よって吸引または反発される可動
鉄心と、可動鉄心と共動し流体を調節する弁体と、前記
可動鉄心と前記弁体との間に設けられ前記可動鉄心への
異物の侵入を阻止する空隙部あるいはヨークならびに可
動鉄心と流体間に設けられた非磁性体からなるものであ
る。
コイルと、コイルが発生する磁気を伝達するヨークと、
流体中に設けられ磁気よって吸引または反発される可動
鉄心と、可動鉄心と共動し流体を調節する弁体と、前記
可動鉄心と前記弁体との間に設けられ前記可動鉄心への
異物の侵入を阻止する空隙部あるいはヨークならびに可
動鉄心と流体間に設けられた非磁性体からなるものであ
る。
【0006】
【作用】以上の構成により、コイルに電流を通じて磁気
を発生させ可動鉄心を駆動し、異物の混入を防止しつつ
弁体を操作するものである。
を発生させ可動鉄心を駆動し、異物の混入を防止しつつ
弁体を操作するものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本発明の電磁装置であり、コイル5とヨー
ク6で磁気回路を構成し、コイル5の中心線上に固定鉄
心7と可動鉄心8を備え、固定鉄心7の外周部と可動鉄
心8の内周部にはそれぞれテーパ部7aと8aがあって
互いに対抗している。固定鉄心7の外側および可動鉄心
8の外側には補助ヨーク9、10があり、この補助ヨー
ク9と10の内側に非磁性体のパイプ11があってシー
ル材12aと12bで流体とは密封されている。固定鉄
心7の中心部には孔7cがあって軸13が貫通しており
可動鉄心8の動きを外部に伝達し、また孔7cの一部は
拡大しており空隙部7dを形成する。この軸13は非磁
性体14の孔14aを貫通して弁装置15の内部にある
弁体16aと16bと一体に動く弁軸17を移動させ
る。この弁軸17の端部にはスプリング18があって弁
軸17を図の上側に付勢している。弁体16aと16b
はそれぞれ水通路19と湯通路20の流量をそれぞれ調
節するもので、コイル5に通電する電流の大きさによっ
て可動鉄心8の駆動力が変わり、スプリング18の力に
対抗して弁軸17を操作する。21と22の弁体16a
と16bの出口と混合部23との間に適当な差圧を与え
る差圧弁である。24は混合部23に設けられた湯温検
出器で、その信号は制御回路25に伝達されている。
する。図1は本発明の電磁装置であり、コイル5とヨー
ク6で磁気回路を構成し、コイル5の中心線上に固定鉄
心7と可動鉄心8を備え、固定鉄心7の外周部と可動鉄
心8の内周部にはそれぞれテーパ部7aと8aがあって
互いに対抗している。固定鉄心7の外側および可動鉄心
8の外側には補助ヨーク9、10があり、この補助ヨー
ク9と10の内側に非磁性体のパイプ11があってシー
ル材12aと12bで流体とは密封されている。固定鉄
心7の中心部には孔7cがあって軸13が貫通しており
可動鉄心8の動きを外部に伝達し、また孔7cの一部は
拡大しており空隙部7dを形成する。この軸13は非磁
性体14の孔14aを貫通して弁装置15の内部にある
弁体16aと16bと一体に動く弁軸17を移動させ
る。この弁軸17の端部にはスプリング18があって弁
軸17を図の上側に付勢している。弁体16aと16b
はそれぞれ水通路19と湯通路20の流量をそれぞれ調
節するもので、コイル5に通電する電流の大きさによっ
て可動鉄心8の駆動力が変わり、スプリング18の力に
対抗して弁軸17を操作する。21と22の弁体16a
と16bの出口と混合部23との間に適当な差圧を与え
る差圧弁である。24は混合部23に設けられた湯温検
出器で、その信号は制御回路25に伝達されている。
【0008】次に動作について述べる。コイル5に通電
するとその電流に応じて磁束が発生し、固定鉄心からの
磁束によって可動鉄心8が吸引され、その力は軸13か
ら弁軸17伝達され、スプリング18の力に抗して弁体
16aと16bを図の下方向に変位させる。駆動力はコ
イルの電流に応じて変化するので、電流を可変すれば弁
体16aと16bの開度を変化させることができ、湯と
水の流量をそれぞれ調節することができ、湯と水の混合
比が変わり湯温が変化する。その湯温は湯温検出器24
で検出され制御回路25で演算されコイル5への電流を
可変し湯温は調節される。
するとその電流に応じて磁束が発生し、固定鉄心からの
磁束によって可動鉄心8が吸引され、その力は軸13か
ら弁軸17伝達され、スプリング18の力に抗して弁体
16aと16bを図の下方向に変位させる。駆動力はコ
イルの電流に応じて変化するので、電流を可変すれば弁
体16aと16bの開度を変化させることができ、湯と
水の流量をそれぞれ調節することができ、湯と水の混合
比が変わり湯温が変化する。その湯温は湯温検出器24
で検出され制御回路25で演算されコイル5への電流を
可変し湯温は調節される。
【0009】可動鉄心8の変位に伴って可動鉄心7の周
辺には水が流入あるいは流出することになる。水中には
さまざまな異物がときおり混入しており、流入口のフィ
ルタ(図示せず)を通過した微細な異物の一部は図2に
示すように、非磁性体14の孔14bから空隙部7d内
に流入するが、この空隙部7d内は異物に比べ大きな広
がりをもっており、異物は空隙部7d内に留まり孔7c
が細くなっているので可動鉄心8まで流入することはな
い。異物は一般的には流体より比重が大きいので図のよ
うに可動鉄心8を上側に配置すれば、異物は空隙部7d
の下側に堆積しさらに効果が大きい。空隙部7dは固定
鉄心7の内側に設けたが、他の部品で構成してもよい。
辺には水が流入あるいは流出することになる。水中には
さまざまな異物がときおり混入しており、流入口のフィ
ルタ(図示せず)を通過した微細な異物の一部は図2に
示すように、非磁性体14の孔14bから空隙部7d内
に流入するが、この空隙部7d内は異物に比べ大きな広
がりをもっており、異物は空隙部7d内に留まり孔7c
が細くなっているので可動鉄心8まで流入することはな
い。異物は一般的には流体より比重が大きいので図のよ
うに可動鉄心8を上側に配置すれば、異物は空隙部7d
の下側に堆積しさらに効果が大きい。空隙部7dは固定
鉄心7の内側に設けたが、他の部品で構成してもよい。
【0010】異物の中には鉄扮のような磁性体のものが
含まれている。この磁性異物が磁性をおびたヨーク6や
固定鉄心7に吸引されないように非磁性体14で覆われ
ており、さらに軸13も非磁性体であることが好まし
い。
含まれている。この磁性異物が磁性をおびたヨーク6や
固定鉄心7に吸引されないように非磁性体14で覆われ
ており、さらに軸13も非磁性体であることが好まし
い。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明の電磁弁装置は、
コイルと、コイルが発生する磁気を伝達するヨークと、
流体中に設けられ磁気よって吸引または反発される可動
鉄心と、可動鉄心と共動し流体を調節する弁体と、可動
鉄心と弁体との間に設けられ可動鉄心への異物の侵入を
阻止する空隙部とからなるで、摺動部への異物の混入に
よる駆動力の低下や摩耗による耐久性の劣化あるいは固
着による動作不良などを起こすことがなく信頼性が高
い。
コイルと、コイルが発生する磁気を伝達するヨークと、
流体中に設けられ磁気よって吸引または反発される可動
鉄心と、可動鉄心と共動し流体を調節する弁体と、可動
鉄心と弁体との間に設けられ可動鉄心への異物の侵入を
阻止する空隙部とからなるで、摺動部への異物の混入に
よる駆動力の低下や摩耗による耐久性の劣化あるいは固
着による動作不良などを起こすことがなく信頼性が高
い。
【0012】またヨークならびに可動鉄心と流体との間
に設けられた非磁性体からなるので、摺動部への磁性体
の異物も阻止できる。
に設けられた非磁性体からなるので、摺動部への磁性体
の異物も阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における電磁弁装置の断
面図
面図
【図2】同装置の部分詳細断面図
【図3】従来の電磁弁装置の断面図
5 コイル 6 ヨーク 7d 空隙部 8 可動鉄心 14 非磁性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高光 雅義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 芝 文一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】コイルと、前記コイルが発生する磁気を伝
達するヨークと、流体中に設けられ磁気よって吸引また
は反発する可動鉄心と、前記可動鉄心と共動し流体の流
量を調節する弁体と、前記可動鉄心と前記弁体との間に
設けられ前記可動鉄心への異物の侵入を阻止する空隙部
とからなる電磁弁装置。 - 【請求項2】コイルと、前記コイルが発生する磁気を伝
達するヨークと、流体中に設けられ磁気よって吸引また
は反発する可動鉄心と、前記可動鉄心と共動し流体の流
量を調節する弁体と、前記ヨーク及び前記可動鉄心と流
体との間に設けられた非磁性体からなる電磁弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5012232A JP3019646B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 電磁弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5012232A JP3019646B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 電磁弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06224032A true JPH06224032A (ja) | 1994-08-12 |
JP3019646B2 JP3019646B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=11799632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5012232A Expired - Fee Related JP3019646B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 電磁弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019646B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010034919A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Murata Mfg Co Ltd | 周波数調整装置のソレノイド被覆構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6319527B1 (en) | 1999-10-26 | 2001-11-20 | Distinctive Brands, Inc. | Method of preparing a uniformly tender meat product |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP5012232A patent/JP3019646B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010034919A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Murata Mfg Co Ltd | 周波数調整装置のソレノイド被覆構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3019646B2 (ja) | 2000-03-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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