JPH0622402U - ベランダの覆い装置 - Google Patents

ベランダの覆い装置

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JPH0622402U
JPH0622402U JP4880992U JP4880992U JPH0622402U JP H0622402 U JPH0622402 U JP H0622402U JP 4880992 U JP4880992 U JP 4880992U JP 4880992 U JP4880992 U JP 4880992U JP H0622402 U JPH0622402 U JP H0622402U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既成ベランダの安全性、美感、省エネルギー
を向上させ、プライバシーの維持を可能にする。 【構成】 ベランダ1の立上り壁2の上端と天井4の間
をパネル7、8、9、10とブラインド11で囲み、ベ
ランダ1の通風と採光を可能にした状態で、安全性と美
感を向上させ、室内のプライバシーの維持を可能にす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ベランダの上部周囲を囲み、プライバシーの維持や美感の向上等 を図るようにしたベランダの覆い装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物に設けられるベランダの構造は多様であるが、大半は床部分の周囲三辺 に適当な高さの立上り壁を枠状に設け、立上り壁の上端と天井の間は空間になっ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、ベランダは上半部が空間になっているので、外部からベランダ を通して室内が見え、プライバシーの維持が困難であり、快適な生活ができない と共に、子供等の場合、立上り壁を乗り越えて落下するという危険性もある。
【0004】 また、ベランダには、採光や通風、洗濯物の干場確保の役目を要求されるが、 ベランダの存在により、室内の冷暖房を逃すことになり、エネルギー的な損失が 大きい。
【0005】 そこでこの考案は、ベランダにおける安全性の向上とプライバシーの維持、省 エネルギー等が行なえ、しかもベランダの役目を維持しつつ建物外観の向上が図 れるベランダの覆い装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、ベランダにおける立上り壁の 上端とベランダの天井との間に所要開口量を残してパネルを張設し、上記パネル 間の開口部分の位置にブラインドを配置し、前記パネルとブラインドで立上り壁 上の空間を囲んだ構成を採用したものである。
【0007】
【作用】
ベランダの立上り壁と天井の間をパネルとブラインドで囲むことにより、ベラ ンダの安全性を向上させ、プライバシーの維持が行なえると共に、通風や採光も 自由に行なえ、しかも室内の省エネルギーが可能になる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0009】 図示にように、建築物における既成のベランダ1は、床部の周囲三辺に立上り 壁2を設け、この立上り壁2の上端面に手摺3を取付けると共に、立上り壁2の 上端と天井4の間が空間になり、天井4には一対の物干竿受金具5、6が固定さ れている。
【0010】 上記立上り壁2の上端と天井4の間には、側壁立上り壁2a、2a上と前部立 上り壁2bの両端部寄りの位置とにパネル7、8と9、10が張設され、前部立 上り壁2b上のパネル8、10間が開口部となり、この開口部にブラインド11 が配置されている。
【0011】 前記パネル7、9及び8、10は、図4のように、アルミやステンレスの型材 を用いて矩形状に組立てた枠体12内に半透明のガラスや合成樹脂製のプレート 13又は金網を張設して形成され、手摺3に取付けた複数の支持金具14で下部 が支持される。
【0012】 支持金具14は、図5の如く、手摺3に外嵌する下向きコ字状部15をボルト 16で手摺3に固定すると共に、下向きコ字状部15の端部にパネルを支持する 上向コ字状部17を連ねて設け、パネルをボルト18の締付けによって固定する ようになっている。 なお、図4はパネル7、9及び8、10の上部に鳥除け線材19を張設した例 を示している。 図6は、図3における右側の前部パネル8の上部を固定支持する構造を示して おり、物干竿受金具5の上部に伸縮式のパイプ状ブラケット20を金具や溶接等 の手段で水平に固定し、ブラケット20の先端に固定した下向きコ字状の支持金 具21をパネル8の上部に外嵌することにより、ブラケット20でパネル8の上 部を支持している。
【0013】 図7は、図3における左側の前部パネル10の上部を固定支持する構造を示し 、この前部パネル10側には物干竿受金具が存在しないため、手摺3と天井4の 内側コーナ部分の間に斜材22を固定し、この斜材22に固定した支持パイプ2 3の先端支持金具24でパネル10の上部を支持している。
【0014】 即ち、斜材22の下端は、手摺3に固定した支持金具25に螺軸26とナット 27で位置調整自在に固定し、更に下端部寄りの位置を支持金具25に固定した ブラケット28とピン29によって支持し、この斜材22は下端部の途中で斜上 向きに屈曲し、その上端に天井4と壁面のコーナ部分へばね30の押圧で圧接す る弾性体31が取付けられ、支持金具25と天井4と壁面のコーナ部分の間で突 張るように固定される。
【0015】 斜材22の上部に固定した支持パイプ23は、支えパイプ32によって斜材2 2に強固に固定され、支持パイプ23の先端に固定した下向きコ字状の支持金具 24がパネル10の上部を支持している。
【0016】 前記したブラケット20の先端下部と支持パイプ23の先端下部との間に長い 水平の前横桟33が前後に位置調整可能となるよう取付けられ、前横桟33の両 端に固定した下向きコ字状の支持金具34、34が側部パネル7、9の上部に外 嵌し、側部パネル7、9の上端を支持していると共に、この前横桟33は丁度カ ーテンレール状になり、ブラインド11が長手方向に移動可能となるよう吊下げ られている。
【0017】 このブラインド11は前部パネル8と10の開口幅に見合う横幅を有し、羽根 板11xの上下動及び角度が可変となっている。 図8と図9はブラインド11の具体的な取付け構造を示し、前横桟33に吊下 げたブラインド11は、中央ブラインド11aと両側のブラインド11b、11 cに三分割し、各ブラインド11a、11b、11cの外側面に金属線材を用い て網状に形成した羽根覆い51a、51b、51cが取付けられている。
【0018】 中央ブラインド11aの羽根覆い51aは、前横桟33に固定した取付金具5 2とブラインド11aの中桟53に固定した取付金具54によって支持されてい る。
【0019】 また、両側のブラインド11b、11cに対する羽根覆い51b、51cの取 付けは、ブラインドにおける上桟55と中桟53に取付け金具54で固定してい る。
【0020】 このように、各ブラインド11a、11b、11cを羽根覆い51a、51b 、51cで覆うと、風による羽根の折曲りや飛散が防げ、人に損傷を与えるのを 防止できる。
【0021】 なお、ブラインドの羽根覆いは、ブラインドに対して取外しできるようにした り、パネル8、10間の開口全面に一体物を取付けるようにしてもよいと共に、 ブラインドと羽根覆いのセット化によって、ブラインドは窓用など、他の用途に も利用できる。
【0022】 前記ベランダ1内で室内寄りの位置に後ブラインド35を吊下げるため、図6 のように、物干竿受金具5と壁面の間に押縮可能な支持枠36を架設すると共に 、図7のように斜材22の上部に交又金具37で固定した支持パイプ23を壁面 とパネル10の上端間に架設し、支持枠36と支持パイプ23間の上部にレール 状の後横桟38を架設し、後横桟38の両端は側部パネル7、9の上部に下向き コ字状の支持金具39、39を介して固定し、この後横桟38に複数に分割した 後ブラインド35を後横桟38に沿う移動と水平回転が可能となるよう吊下げて いる。
【0023】 後ブラインド35は複数に分割して中央部を吊下げることにより、重なり状に して後横桟38の端部に納めることができると共に、支持枠36及び支持パイプ 23には図3の如く、側面日除40が水平回転及び上下に昇降可能となるよう吊 下げてある。
【0024】 なお、両前パネル8、10間の開口部の上部には、ブラインド11の上部及び 前横桟33を外部から見えないようにするカバー41が架設してある。
【0025】 また、隣接する前パネル8又は10と側面パネル7又は9とは上部を補強桟4 2によって結合したり、コーナ部分をジョイント金具で結合し、組立て強度を向 上させるようにするとよいと共に、天井の物干竿受金具が全く存在しない場合、 ベランダ1の両端に斜材22を配置し、パネルの支持を行なうようにしてもよい 。
【0026】 この考案の覆い装置は上記のような構成であり、前パネル8、10と側面パネ ル7、9及びブラインド11によってベランダ1の立上り壁2上の空間を囲むこ とにより、室内を外部から見えないようにしてプライバシーを維持すると共に、 室内の出入口部分を覆う室となるので、冷暖房時のエネルギーの損失を防ぐこと ができる。
【0027】 また、ブラインド11の羽根板11xを調整することにより通風や採光が自由 に変化し、洗濯物を干す場合でも全く支障がない。
【0028】 更に、ベランダ1上の周囲を囲むことにより、ベランダ1からの落下事故の発 生を防止し、安全性の向上を図ると共に、建物の美感を向上させることができる 。
【0029】
【効果】
以上のように、この考案によると、ベランダの上部周囲を囲んで室内を外部か ら見えなくすることができ、プライバシーの維持が可能になると共に、ベランダ の役目を保ちながら美感の向上、安全性の向上、省エネルギー等を実現すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る覆い装置の斜視図
【図2】同上の正面図
【図3】同上の平面図
【図4】パネル取付部分の拡大正面図
【図5】同上の縦断側面図
【図6】図3の矢印VI-VI に沿う縦断面図
【図7】図3の矢印VII-VII に沿う縦断面図
【図8】ブラインドと羽根覆いを示す斜視図
【図9】同上の縦断側面図
【符号の説明】
1 ベランダ 2 立上り壁 3 手摺 4 天井 5、6 物干竿受金具 7、8、9、10 パネル 11 ブラインド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベランダにおける立上り壁の上端とベラ
    ンダの天井との間に所要開口量を残してパネルを張設
    し、上記パネル間の開口部分の位置にブラインドを配置
    し、前記パネルとブラインドで立上り壁上の空間を囲ん
    だベランダの覆い装置。
JP1992048809U 1992-07-13 1992-07-13 ベランダの覆い装置 Expired - Lifetime JPH0743283Y2 (ja)

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JP1992048809U JPH0743283Y2 (ja) 1992-07-13 1992-07-13 ベランダの覆い装置

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JPH0622402U true JPH0622402U (ja) 1994-03-25
JPH0743283Y2 JPH0743283Y2 (ja) 1995-10-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021179102A (ja) * 2020-05-12 2021-11-18 大成建設株式会社 建物の外装構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60115935A (ja) * 1983-11-28 1985-06-22 Fuji Photo Film Co Ltd 高分子ラテツクスを含む写真感光材料
JPS6230638A (ja) * 1985-08-02 1987-02-09 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション ガラス−セラミツク複合基板の製造方法

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JPH0743283Y2 (ja) 1995-10-09

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