JPH0622363U - 鋼構造物の壁、床面共用金属自動溶射装置 - Google Patents

鋼構造物の壁、床面共用金属自動溶射装置

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JPH0622363U
JPH0622363U JP2527292U JP2527292U JPH0622363U JP H0622363 U JPH0622363 U JP H0622363U JP 2527292 U JP2527292 U JP 2527292U JP 2527292 U JP2527292 U JP 2527292U JP H0622363 U JPH0622363 U JP H0622363U
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三郎 川原
勝征 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鋼構造物の特にタンク内面の側壁面及び床面
を、持込み組立自在の分割式で溶射被膜の均一安定性、
作業性を高め得る、軽量且つコンパクトな金属自動溶射
装置を得る。 【構成】トラバーサフレーム1に沿って走行させる溶射
ガン3を備えたトラバース走行台2の駆動部7と、壁面
15又は床面17にエア吸着パット12で取付ける専用
レール11に沿ってトラバース走行台2の走行方向に直
交してトラバーサフレーム1を移動するピッチ送り駆動
部9を有した駆動ユニット部6と、壁面又は床面を転動
するタイヤ14を設けた補助従動部13とをそれぞれト
ラバーサフレーム1の長さ方向の両端部に分割組立可能
に設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋼構造物の特にタンク内面の側壁面及び床面を金属溶射するのに、 内面への現地施工について可搬形の分割式で、側壁面及び床面に共用できる自動 溶射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、溶融若しくはそれに近い状態の金属溶射材料を被加工物表面に吹き付け る自動溶射装置は、現地施工について特に鋼構造物の内面への溶射は、マンホー ルから入れる自動機据付には使用に限度があった。また、内面の側壁面及び床面 への金属溶射は手作業によって現場溶射工事により施工されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような現場溶射工事による施工は、鋼構造物の、特にタンク内の側壁面及 び床面への金属溶射においては、自動溶射装置の持込み、据付使用が制限され、 しかも側壁面や床面とは同一機種で共用できない等の問題点があり、また手作業 による溶射工事は溶射の被膜厚さの均一施工が困難であるばかりでなく、作業労 働条件、安全性並びに能率面等の作業性に問題がある。
【0004】 本考案はこのような問題点を解消し、鋼構造物の側面、床面等への自動溶射に 共用でき、特にタンク内面の側壁面及び床面を金属溶射する施工において、分割 組立方式による可搬形で、タンク内への持ち込み、設置が容易で溶射被膜の均一 安定化と作業の安全性を高める、軽量且つコンパクトな金属自動溶射装置を提供 することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案の鋼構造物の壁面、床面共用自動溶射装置は、 トラバーサフレームに沿って走行する溶射ガンを備えたトラバース走行台の駆動 部と壁面又は床面にエア吸着パットで取付ける専用レールに沿ってトラバース走 行台の走行方向に直交してトラバーサフレームを移動させるピッチ送り駆動部を 設けた駆動ユニット部と、壁面又は床面に接触する駆動タイヤを設けた補助従動 部とをトラバーサフレームと分割して設け、そのトラバーサフレームの長さ方向 の両端部に前記駆動ユニット部と補助従動部を取付ボルト等で分割組立自在に構 成したものである。
【0006】
【作用】
本考案の鋼構造物の壁面、床面共用自動溶射装置は、鋼構物の特にタンク内の 側壁面及び床面への金属溶射工事には、その出入口、すなわちマンホールが小さ い場合は、トラバーサフレームと、その片方に組付ける駆動ユニット部と、他方 に組付ける補助従動部とに3分割してタンク内に搬入して組立て、ピッチ送り駆 動部から回転される駆動タイヤをそれぞれ被加工物の所定位置の側壁面に吸着エ アパットにより取付け固定した専用レールに懸架させ、トラバーサフレームの他 方に補助従動部をその駆動タイヤが側壁面に沿って転動するように取付ける。
【0007】 溶射ガンに溶融した金属溶射材料を圧送するホースを接続し、駆動部により溶 射ガンを備えたトラバース走行台を横方向(図1では上下方向)に交互に往、復 走行させる共に、その一端又は他端において走行方向が切替わる前に、駆動ユニ ット部のピッチ送り駆動部の動作によりトラバーサフレームを、溶射ガンの溶射 幅に対応して、溶射ガンの走行する向きに直交してピッチ送りさせて後、トラバ ース走行台が横送り走行を繰返すように溶射ガンをシーケンスコントロールにて 、トラバース、ピッチ送りの繰返し動作をすることにより、側壁面へ自動溶射に より均一な溶射被膜を形成することができる。
【0008】 また、床面の金属溶射の場合は、床面に吸着パットを介して専用レールを固定 し、駆動ユニット部のピッチ送り駆動部及びローラの向きを前記と90度変更し て駆動ユニット部に取付け、そのローラを専用レール上に沿って、また補助従動 部の駆動タイヤが床面を走行するように組付けることにより、前記と同様な溶射 ガンのシーケンスコントロールにて、トラバース、ピッチ送りの繰返し動作で床 面への金属自動溶射が同一装置で行える。
【0009】
【実施例】
本考案を図面に示す一実施例について説明する。 図1において、1はトラバーサフレーム、2はトラバース走行台で、その片側 には溶融状態の亜鉛或いはアルミニウム等の金属溶射材料を壁面、床面の表面に 吹き付ける溶射ガン3が取付けられ、その走行台2に取付けた複数のガイドロー ル4によりトラバーサフレーム1に沿って滑動自在に設置する。
【0010】 6は駆動ユニット部で、トラバース走行台2をトラバーサフレーム1の長さ方 向に所定のストローク往復動作させるため、走行台2に連結した駆動ベルト5の 駆動プーリ8を有するトラバーサ駆動部7と、トラバース走行台2の走行方向と 直交してトラバーサフレーム1を所定ピッチ移動するピッチ送り駆動部9とから なり、ピッチ送り駆動部9の駆動タイヤ(ウレタン製)10を壁面に取付けた専 用レール11に沿って走行するように懸架したもので、そのピッチは20mm〜1 00mmまで自由に設定できる。この駆動ユニット部6はトラバーサフレーム1の 一方に着脱自在に連設してある。5aは駆動ベルト5に設けたカウンタバランサ である。
【0011】 12は専用レール11を鋼構造物の内面、例えばタンク内の側壁面または床面 の所定位置に着脱自在に固定できるように専用レール9の両端部に取付けたエア 吸着パットである。13はトラバーサフレーム1の一端側に取付けた側壁面また は床面に沿って走行する従動タイヤ14を備えた補助従動部、15は鋼構造物の 特にタンク内の側壁面、16は側壁面に設けられたマンホール、17は床面であ る。
【0012】 前記の溶射ガン3に接続した金属溶射材料を給送する高圧ホースを鋼構造物の 外部の専用コンプレッサと接続し、トラバーサ駆動部7により走行台2をトラバ ーサフレーム1に沿って往、復走行させる共に、その端部においてピッチ送り駆 動部9の動作により、トラバーサフレーム1を溶射ガン3の溶射幅に対応してピ ッチ送りするようにシーケンスコントロールにて、トラバース、ピッチ送りを繰 返し動作することにより、側壁面への自動溶射による均一な溶射被膜が形成でき る。
【0013】 図2は本考案装置の平面図で、ピッチ送り駆動ユニット部9と専用レール11 との連結構造を示すもので、専用レール11に掛けた駆動タイヤ10,10の両 軸に鎖車24を設けチエーン25により連動させる。
【0014】 図3及び図4は本考案装置の正面図及び側面図であって、溶射ガン3を有する トラバース走行台2が図示する複数個のガイドロール4・・を介して所定のスト ロークを正確に且つ円滑軽快に作動するように、トラバーサフレーム1は錆や変 形しない高強度アルミ合金で形成する。また、前記トラバース走行台2を所定の ストローク往復動させる駆動ベルト5は、トラバーサ駆動部7のモータ軸に取付 けた駆動プーリ8とトラバーサフレーム1の補助従動部13側に軸架した従動軸 19上の従動プーリ18とにわたって張設され、途中にカウンタバランサ6を取 付けて安定走行させ、また、トラバース走行台2のストロークはMAX1500 mmと程度とする。また、トラバーサ走行台2はほぼ40m /min 程度の速さで走 行するものとする。
【0015】 トラバース走行台2の片側に取付ける溶射ガン3は被加工面に対して45度程 度首振り可能に軸支させ、その溶射ガン3に連設して反対面に突出した首振アー ム20と、補助従動部側13のフレーム上にナットとねじにより進退調節自在に 取付けたアーム受21とを連結して溶射ガン3の角度位置を設定する。その角度 位置はアーム受21をナットを緩めて進退させることにより調節する。22及び 23はトラバーサフレーム1の両端側に設けた溶射ガン3及びトラバーサ走行台 の非常時のショックアブソーバ、26はスプリングである。
【0016】 図5は、本装置の要部の詳細図で、床面を自動溶射する場合は、床面にエア吸 着パット12を介して側壁専用レール、又は床面専用レール26をエア吸着パッ ト12で固定する。この吸着パット12はボールジョイント部12aを設けて回 動自在として壁面に吸着固定しやすくする。またピッチ送り駆動部9の駆動タイ ヤ10の軸方向を90度変更して床面に固定した専用レール11a上を走行する ように組付けることにより、前記と同様なシーケンスコントロールにて、トラバ ース、ピッチ送りの繰返し動作で床面への金属自動溶射ができる。
【0017】
【考案の効果】
上記のように構成した本考案によれば、小形、軽量で、しかも分割組立方式で あるため可搬性が容易で、素人にも取扱い可能であり、しかもシーケンスコント ロールにてトラバース、ピッチ送りの繰返し動作によって溶射施工が自動的にで きるため、鋼構造物の特にタンク内面を金属溶射材で被覆する現地作業の安全性 が高く、また金属溶射被膜のバラツキを防ぎ、金属溶射被膜が均一で品質保証 (品質向上)が確保されると共に、狭隘な箇所でも容易に持ち込み金属溶射がで きる。また1台の溶射装置で鋼構造物の壁面、及び床面の金属溶射被覆に共用で きると共に、溶射被膜の均一安定化と安全性、信頼性の高い溶射装置が比較的簡 単な構造で廉価に提供できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用状態を示す斜視図。
【図2】本考案の駆動ユニット部側から見た平面図。
【図3】同正面図。
【図4】同側面図。
【図5】要部の拡大図で一部を切欠する。
【符号の説明】
1…トラバーサフレーム 2…トラバース走行台 3…溶射ガン 4…ガイドロール 5…駆動ベルト 5a…カウンタバランサ 6…駆動ユニット部 7…トラバーサ駆動部 8…駆動プーリ 9…ピッチ送り駆動部 10…駆動タイヤ 11…専用レール 11a…床面専用レール 12…エア吸着パット 13…補助従動部 14…従動タイヤ 15…鋼構造物の内側壁面 16…マンホール 17…床面 18…従動プーリ 19…従動軸 20…首振りアーム 21…アーム受 22,23…ショックアブソーバ 24…鎖車 25…チエーン 26…スプリング
フロントページの続き (72)考案者 大石 勝 大阪府泉佐野市湊2丁目6番707号 イズ ミ技研工業有限会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラバーサフレームに沿って走行する溶
    射ガンを備えたトラバース走行台の駆動部、及び壁、床
    面にエア吸着パットで取付ける専用レールに沿いトラバ
    ース方向に直交してトラバーサフレームを移動するピッ
    チ送り駆動部を設けた駆動ユニット部と、壁面又は床面
    に接する従動タイヤを設けた補助従動部とを、それぞれ
    トラバーサフレームの長さ方向の両端部に分割組立可能
    に設けてなる鋼構造物の壁、床面共用金属自動溶射装
    置。
JP2527292U 1992-04-20 1992-04-20 鋼構造物の壁、床面共用金属自動溶射装置 Expired - Lifetime JPH0714359Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002080956A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Daihen Corp 急激変化溶射面を有する傾斜溶射面の溶射加工方法
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KR101037978B1 (ko) * 2011-02-15 2011-05-30 최종필 판재 자동 용사장치

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