JPH06223418A - 回転塗布方法及びその装置 - Google Patents

回転塗布方法及びその装置

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JPH06223418A
JPH06223418A JP3266193A JP3266193A JPH06223418A JP H06223418 A JPH06223418 A JP H06223418A JP 3266193 A JP3266193 A JP 3266193A JP 3266193 A JP3266193 A JP 3266193A JP H06223418 A JPH06223418 A JP H06223418A
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light
spin coating
coating
uneven surface
rotating
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JP3266193A
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Toshiki Kasai
利記 河西
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した膜厚が得られ、その結果、光路差の
安定した光記録媒体を得ることのできる回転塗布方法及
びその装置を提供する。 【構成】 回転塗布装置1は、透光性基板Pを載置する
ターンテーブル2、モータ3、及びスピンドル4からな
る回転手段、この上方に配置されたシリンジ5及びノズ
ル6等からなる塗布液滴下手段、同じく上方に配置され
たレーザ電源8及びレーザ光源9からなる光照射手段及
び反射0次回折光量を測定するための受光素子10(受
光手段)を有している。この受光素子10の検出情報は
制御回路11(制御手段)に伝送され、この制御回路1
1からの信号によってモータ3が停止される。また、回
転塗布装置1には、シリンジ12、13からなる洗浄液
滴下手段も備わっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体の塗布にお
いて、その膜厚を制御することのできる回転塗布方法及
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転装置上に載置された被処理物の処理
状況を、光の反射率等を利用して制御する技術は、例え
ば特公平4−35819号公報、特公平4−50663
号公報等に記載されている。これらの技術は、フォトレ
ジスト膜の現像の終了時点を決定するためのものであ
り、この決定手段として前者は照射光の反射率を利用
し、後者は照射光の一次回折光を利用している。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】上記各技術は、フォトレジストの感度変動
要因を現像時間の調整によって制御しようとするもので
ある。しかしこのような手段を用いて、光記録媒体のよ
うに、表面にトラッキング用案内溝及び信号ピット等の
微小な幾何学的凹凸模様を有する透光性基板の塗布膜厚
を制御することはできない。
【0004】光記録媒体上に記録層等の被膜を形成する
方法としては、スパッタリング法、真空蒸着法等のいわ
ゆる真空装置を用いた乾式法や、コーティングに代表さ
れる湿式法等が知られている。これらの方法のうち、装
置のランニングコストや生産性の面から、回転塗布法が
非常に有利であることもよく知られている。
【0005】しかし、光記録媒体等の記録材料に記録層
等を形成する場合には、膜厚の管理を厳重に行わなけれ
ばならない。その理由を以下に説明する。
【0006】いま、連続のトラッキング用グルーブ
(溝)が設けられている透光性基板の表面に、色素記録
層を塗布した光ディスクを考える。この光ディスクの記
録をレーザ光によって再生する場合、ディスクからの再
生信号はグルーブの深さG、基板の屈折率N、記録層の
屈折率n、グルーブ上の記録層の厚さDg、及びグルー
ブとグルーブとの間(これをランド部という)の記録層
の厚さDlから得られる下記数1に示す式から導かれる
光路差Iを有する。
【0007】
【数1】
【0008】図5は、上記光路差と再生信号(レーザ光
反射量及びトラッキング・エラー信号)との相関を示す
グラフである。同図において、前記レーザ光がほぼ全反
射し(すなわち、レーザ光反射量がほぼ1.0)かつト
ラッキング・エラー信号が光の干渉により0であるとき
の光路差は0となり、また、レーザ光の反射量が最も少
なく、かつトラッキング・エラー信号が0のときの光路
差はλ/4となる(なお、λはレーザ光の波長であ
る)。周知のように光ディスクにおいては、おおむね前
記光路差0及びλ/4の値を利用して再生信号の検出を
行っている。
【0009】ところが、前記記録層の膜厚が一定でない
場合には、前記光路差の値も不安定となり、再生信号の
検出を正常に行うことができなくなる。また、ピット部
とランド部との膜厚の差が一定でない場合についても、
例えば特願平3−258384号公報あるいは特開平3
−54744号公報に開示されているように、再生信号
の検出精度に大きな影響を与える。
【0010】また、下記数2の式に示される通り、回転
塗布方法によって形成される膜厚hは、相対蒸発速度
E、角速度ω、あるいは溶剤粘度μ等の影響を受ける
(この式の詳細は、原崎 勇次著「わかりやすいコーテ
ィング技術」理工出版社、第190頁に記載されてい
る)。すなわち、従来の回転塗布装置においては、装置
周囲の温湿度管理や、空気の流れなどを制御しなければ
膜厚が不安定となるため、高精度の光記録媒体を大量に
生産することは非常に困難であった。
【0011】
【数2】
【0012】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
は、微小な凹凸面が形成された透光性基板上に色素記録
層等の被膜を形成する場合に、安定した膜厚が得られ、
その結果、光路差の安定した光記録媒体を得ることので
きる回転塗布方法及びその装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、微小な凹凸面が形成された透光性基板を載置し
て回転させるための回転手段と、この回転手段に載置さ
れた前記透光性基板の凹凸面上に塗布液を供給するため
の塗布液滴下手段とを備えた回転塗布装置に関するもの
であって、この回転塗布装置に更に、前記凹凸面上に単
一波長の光を照射するための光照射手段と、この凹凸面
からの反射0次回折光量を測定するための受光手段と、
この受光手段と連動して前記回転手段を停止させる制御
手段とを備えた。
【0014】
【作用】本発明の回転塗布方法は、微小な凹凸面が形成
された透光性基板の回転数をほぼ100rpmとして塗
布液を滴下する第1工程と、この塗布液を前記凹凸面に
拡散させるために前記第1工程における回転数を上昇さ
せる第2工程と、前記回転数をほぼ100rpmに戻す
第3工程と、前記塗布液から形成される被膜の厚さを制
御するために高速回転させる第4工程とからなり、か
つ、前記凹凸面上に単一波長の光を照射し、この凹凸面
からの反射0次回折光量の変化を利用して、前記第4工
程の終了時を決定する。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1に、本発明に係る回転塗布装置の構成の一例を
示した。同図において、この回転塗布装置1は、微小な
凹凸面が形成された透光性基板Pを載置するターンテー
ブル2、駆動装置であるモータ3、及びターンテーブル
2をモータ3と連結するスピンドル4とからなる回転手
段を有している。
【0016】また、ターンテーブル2の上方には、回転
する透光性基板P上に塗布液を供給するための、塗布液
を貯留するシリンジ5、このシリンジ5に装着されるノ
ズル6、及び滴下量を制御するコントロールボックス7
からなる塗布液滴下手段が配置されている。このシリン
ジ5及びノズル6は、図示しないスライダによって透光
性基板P上の所望の位置に移動させることが可能であ
る。
【0017】更に、同じくターンテーブル2の上方に
は、透光性基板P上に単一波長の光を照射するための、
レーザ電源8及びレーザ光源9からなる光照射手段と、
この照射した光が透光性基板Pで反射したときの反射0
次回折光量を測定するための受光素子10(受光手段)
も配置されている。なお、レーザ光源9及び受光素子1
0には、互いに連動して透光性基板Pの中心部から端縁
部までを走査することのできる駆動装置(図示せず)が
連結されている。
【0018】上記照射手段に係る光源9の種類は、特定
単一波長光源であれば特に制限はない。しかし、塗布液
中に色素等の特定波長の光を吸収する成分を含有する場
合は、この特定波長以外の波長を発する光源9を用いれ
ば、反射0次回折光量の減少を防止し、その結果光検出
を容易にすることができるため好ましい。
【0019】また、レーザ光源9は、透光性基板Pの平
面に対して垂直に入射することが望ましい。しかし、受
光素子10との位置関係から垂直入射ができない場合
は、透光性基板P平面の垂線に対して、±5°以内、更
には±2.5°以内の方向から入射することが好まし
い。この入射角度が±5°を超えると、偏光成分の影響
が大きくなるため、検出精度が低下することがある。
【0020】上記受光素子10としては、通常のフォト
ディテクタと呼ばれる光検出器を用いることができる。
この受光素子10の検出情報は制御回路11(制御手
段)に伝送され、この制御回路11からの信号によって
モータ3が停止される。なお、本実施例においては、制
御回路11は前記塗布液滴下手段及び光照射手段の制御
機能も兼ねている。
【0021】図2に、前記反射0次回折光量の測定原理
を模式図で示す。同図において、透光性基板Pの表面に
は、トラッキング案内溝あるいは信号ピットである凹部
14及びランド部である凸部15が形成されている。そ
して、これら複数の凹部14及び凸部15の上には、塗
布層16が設けられている。
【0022】上記の塗布層16を設けた透光性基板Pに
入射光hνを照射した場合、塗布層16の表面状態によ
って光は散乱または回折し、反射0次回折光b0の光量
は完全平滑面の場合よりも減少する(反射1次回折光b
1は、反射0次回折光b0よりも更に光量が少ないため用
いない)。更に、塗布層16も、凹部14及び凸部15
の双方の膜厚の違いが光干渉を生じるため、反射0次回
折光量に影響を与える。従って、反射0次回折光量を透
光性基板Pの中心点から端縁部まで測定すれば、塗布層
16の膜厚と塗布面の凹凸状態とを知ることができる。
【0023】前記各構成に加えて、回転塗布装置1に
は、透光性基板Pの端縁部のみへ洗浄液を滴下するため
の、洗浄液を貯留するシリンジ12、このシリンジ12
に装着されるノズル13、滴下量を制御するコントロー
ルボックス7からなる洗浄液滴下手段が備わっている。
このシリンジ12及びノズル13は、図示しないスライ
ダによって透光性基板P上及び端縁部周辺の所望の位置
に移動させることが可能である。なお、上記洗浄液の成
分は、塗布液に含まれる溶剤成分と同じであることが好
ましい。また、ノズル13の内径はノズル6の内径より
も小さいことが好ましい。
【0024】次に、上記回転塗布装置1を用いた回転塗
布方法の例を説明する。この回転塗布を行う前に予め、
既に好適な塗布膜厚の形成されている光ディスクをター
ンテーブル2上に載置し、レーザ光源9及び受光素子1
0を走査して反射0次回折光量を測定し、これを参考と
して基準光量を決定する。上記好適な塗布膜厚の例を挙
げると、いわゆる下塗り層の膜厚については透光性基板
Pの形状に沿った厚さ、すなわち基板面の凹凸に関わり
なく全塗膜面が同じ膜厚を有するものがよい。また、記
録層の膜厚については、ピット部(凹部14)の塗膜が
均一な膜厚を有するものがよい。
【0025】上述の方法によって複数枚の光ディスクの
反射0次回折光量を実測し、これらの値と共にグルーブ
の深さ、数1式からもとめられる光路差I、図5に示し
た光路差と再生信号との相関等を参考にして最終的に基
準光量を決定する。この基準光量は、シミュレーション
によってもある程度求めることもできるが、上記のよう
な実測値を利用する方法がより好ましい。
【0026】前記基準光量を決定した後、透光性基板P
をターンテーブル2上に載置する。そして図3の、塗布
工程における回転数の変遷を表すグラフに示すように、
停止状態(同図中の地点)からモータ3を駆動し、タ
ーンテーブル2をほぼ100rpmの回転数で回転させ
ながら、ノズル6より前記塗布液を滴下する(第1工
程、同図の)。
【0027】この後、回転数を上昇させて数百rpmと
し、滴下された塗布液を透光性基板Pの全面に拡散させ
る(第2工程、同図の)。その後一度、回転数をほぼ
100rpmに戻し(第3工程、同図の)、続いて少
なくとも500rpm以上で高速回転させる(第4工
程、同図の)。
【0028】また、上記回転塗布と平行して、レーザ光
源9から透光性基板Pの凹凸面上にレーザ光を照射し、
この凹凸面からの反射0次回折光量を受光素子10で測
定する。そして、この光量が前記基準光量と一致したと
きに制御回路11からモータ3に対して停止信号を送り
前記高速回転を停止する(同図の)。
【0029】更に、前記第4工程の終了間際に、ノズル
13から透光性基板Pの端縁部のみへ洗浄液を滴下し
て、この端縁部に盛り上がり、或いは基板側面に付着し
ている塗布液を除去する。
【0030】本発明に基づく上述の各工程による回転塗
布を実施すれば、グルーブやピットの膜厚の制御が容易
となり、塗布膜表面の欠陥も発生しにくい。また、端縁
部の洗浄に関しては、細いノズル13から少量の洗浄液
を滴下することにより、塗膜面を痛めずに良好な洗浄を
行うことができる。
【0031】本発明の実施例を更に詳細に説明する。図
1に示す回転塗布装置1を用い、前記図3に示した回転
制御プログラムを制御回路11に組み込み、光ディスク
用の透光性基板P上へ色素記録層を形成した。透光性基
板Pとして深さ200nm、幅55μm、トラックピッ
チ1.6μmのスパイラル状のグルーブが形成されてい
るディスクを用いた。また、光源9としてアルゴンガス
レーザを、塗布液として、波長650nm近傍に最大吸
収波長を有するポリメチン系のシアニン色素をアルコー
ル系溶剤に溶解したものを用いた。この塗布に先立って
前記基準光量を測定したところ18%であった(なお、
表面が平滑な基板上に同じ条件で塗布した場合の反射0
次回折光量は29%であった)。
【0032】次に塗布を開始し、ターンテーブル2に載
置した透光性基板Pを前記第1工程に従って回転させな
がら、内径1mmのノズル6から前記塗布液を滴下し
た。その後、前記第2工程から第4工程までの回転塗布
を実施し、第4工程における反射0次回折光量が上記基
準光量と同じ18%にまで減少したところで、内径0.
5mmのノズル13から透光性基板Pの端縁部に前記ア
ルコール系溶剤からなる洗浄液を滴下して端縁部を洗浄
した後に回転を停止した。
【0033】図4に、塗布液を滴下した時からの回転時
間と反射0次回折光量との関係を示した。同図によれ
ば、回転数の低い段階では膜厚の変化が少なく、従って
反射0次回折光量は高い位置で安定している。そして、
回転数が上がるに連れて塗布液は透光性基板Pの端縁部
から外へ振り飛ばされて行くため反射0次回折光量は急
減する。しかし、透光性基板P上に残る塗布液が減って
くると、振り飛ばされる塗布液の量も少なくなって膜厚
も安定するため、反射0次回折光量の減少速度も遅くな
る。
【0034】上記の方法によって50枚の透光性基板P
を回転塗布し、その後、金属反射膜、保護膜を形成して
光ディスクを完成した。これら光ディスクの品質を調べ
たところ、基板側から入射した波長790nmの半導体
レーザ光の反射率は75%乃至77%と、ばらつきが非
常に少なかった。また、これら光ディスクの外観は、端
縁部及び側面に塗布液が付着していないため、極めて良
好であった。
【0035】次に、本発明に基づく実施例と対比させる
ために下記比較例を実施した。すなわち、レーザ光源9
及び受光素子10による制御を行わないこと、及び端縁
部の洗浄を行わないことを除いては、前記詳細な実施例
と同様にして50枚の透光性基板Pを回転塗布した。そ
して金属反射膜、保護膜を形成して光ディスクを完成し
たが、これら光ディスクの品質は、反射率が73%乃至
80%とばらついていた。また、外観も好ましいもので
はなかった。
【0036】以上の実施例及び比較例から明らかなよう
に、本発明に基づく回転塗布方法及びその装置を用いて
微小な凹凸を有する透光性基板Pの塗布を行えば、容易
に高品質の光記録媒体を量産することができる。また、
前記回転制御プログラムは自在に変更して用いることが
できるため、多種の形状の基板に対して任意の膜厚を得
ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の回転塗布
方法によれば、前記第1工程乃至第4工程の回転数制御
を行うため、グルーブやピットの膜厚の制御が容易とな
り、塗布膜表面の欠陥も発生しにくい。
【0038】また、本発明の回転塗布装置は前記凹凸面
上に単一波長の光を照射するための光照射手段と、この
凹凸面からの反射0次回折光量を測定するための受光手
段と、この受光手段と連動して前記回転手段を停止させ
る制御手段とを備えているため、光記録媒体を量産する
際に塗布膜厚のばらつきをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく回転塗布装置の構成の一例
【図2】本発明に係る反射0次回折光量の測定原理を示
す模式図
【図3】本発明に係る塗布工程における回転数の変遷を
表すグラフ
【図4】本発明に係る回転時間と反射0次回折光量との
関係を表すグラフ
【図5】本発明に係る光路差と再生信号との相関を示す
グラフ
【符号の説明】
P…透光性基板、1…回転塗布装置、2…回転手段(タ
ーンテーブル)、3…回転手段(モータ)、4…回転手
段(スピンドル)、5,12…塗布液滴下手段(シリン
ジ)6,13…塗布液滴下手段(ノズル)、7…塗布液
滴下手段(コントロールボックス)、8…光照射手段
(レーザ電源)、9…光照射手段(レーザ光源)、10
…受光手段(受光素子)、11…制御手段(制御回
路)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小な凹凸面が形成された透光性基板を
    回転させながら、この凹凸面上に塗布液を滴下し、回転
    による遠心力で塗布液を拡散・塗布する回転塗布方法に
    おいて、この塗布方法は、前記透光性基板の回転数をほ
    ぼ100rpmとして前記塗布液を滴下する第1工程
    と、この第1工程における回転数を上昇させて塗布液を
    前記凹凸面に拡散させる第2工程と、前記回転数をほぼ
    100rpmに戻す第3工程と、更に、高速回転によっ
    て前記塗布液から形成される被膜の膜厚を調整する第4
    工程とからなり、かつ、前記凹凸面上に単一波長の光を
    照射し、得られる反射0次回折光量の変化を利用して、
    前記第4工程の終了時を決定することを特徴とする回転
    塗布方法。
  2. 【請求項2】 微小な凹凸面が形成された透光性基板を
    載置して回転させるための回転手段と、この回転手段に
    載置された前記透光性基板の凹凸面上に塗布液を供給す
    るための塗布液滴下手段とを備えた回転塗布装置におい
    て、この回転塗布装置は、前記凹凸面上に単一波長の光
    を照射するための光照射手段と、この凹凸面からの反射
    0次回折光量を測定するための受光手段と、この受光手
    段と連動して前記回転手段を停止させる制御手段とを備
    えていることを特徴とする回転塗布装置。
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