JPH06223012A - 端末装置及びその試験装置 - Google Patents

端末装置及びその試験装置

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JPH06223012A
JPH06223012A JP975393A JP975393A JPH06223012A JP H06223012 A JPH06223012 A JP H06223012A JP 975393 A JP975393 A JP 975393A JP 975393 A JP975393 A JP 975393A JP H06223012 A JPH06223012 A JP H06223012A
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test
unit
communication
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JP975393A
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Toshio Omori
利男 大森
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端末操作と無関係に動作する稼動履歴の取得
機構を備えて、保守効率の良い端末装置を得ること。 【構成】 端末装置の主制御部1と従制御部4a〜4c
間が現在通信中であるかどうかを検出するセンサ26a
と、主制御部1と従制御部4a〜4c間の情報を取り込
んで記憶するメモリと、メモリの内容を外部機器に出力
する外部機器接続部と、センサ26aが通信中であるこ
とを検出している間はリアルタイムで当該通信情報をメ
モリに記憶させ、センサ26aが通信中でないことを検
出している間に従制御部4a〜4cと通信しこれら従制
御部が保有している情報を取り込んでメモリに記憶させ
るとともに、外部機器接続によりメモリ内にある情報を
外部機器に払い出させるCPUとを備えた情報取得機構
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は故障解析情報の取得機構
を備えた端末装置、例えば金融機関等の店舗で使用され
る取引処理装置および該装置のソフトウェア試験に用い
る試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、金融機関等における取引処理装置
については、故障発生時の保全や定期点検による予防保
守を行うことによって、装置の正常な稼働を維持してい
る。特に自動取引装置については無人状態で稼働させて
いるのが常であり、休日でも正常に稼働することが要求
されている。万一故障が発生したときには、極力早く復
旧させる必要があり、自動取引装置での取り引きを中止
し復旧作業を行っていた。そして、故障に至った詳細な
原因の調査、解析は、稼働履歴や操作内容などの情報が
蓄積されている自動取引装置内の主制御部の入出力装置
から吸い上げ、その情報を参考に故障を想定して、テス
トケースを設定することにより行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の場
合、復旧作業中は、自動取引処理装置で取引を実施する
ことができず、装置の稼動効率を引き下げる一因となっ
ていた。また、障害の解析についても障害に的中するま
でに、数多くのテストケースを想定実施する必要がある
ため、解析に時間を要し、またテストケースによる障害
が、実際の使用中に生じた障害と同一現象であるか否か
の確認も困難であった。すなわち、従来の自動取引装置
では障害原因の解析効率が悪いという課題があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、その第1の目的は利用者の端末操作と
無関係に動作する稼動履歴の記録手段を新たに備えて、
保守効率の良い端末装置を得ることである。また、本発
明の第2の目的は障害解析に要する時間を短縮し、同時
にテストケースによる障害と、実際の使用中に生じた障
害との同一性を、自動的に判定する端末装置の試験装置
を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、各種入出力部
の動作を制御する従制御部と、ホストコンピュータと通
信を行なう通信部と、これら従制御部及び通信部の動作
を制御する主制御部とを備えてなる端末装置において、
前記主制御部と従制御部間が現在通信中であるかどうか
を検出する検出手段と、前記主制御部と従制御部間の情
報を取り込んで記憶する記憶手段と、該記憶手段の内容
を外部機器に出力する外部機器接続部と、前記検出手段
が通信中であることを検出している間はリアルタイムで
当該通信情報を前記記憶手段に記憶させ、前記検出手段
が通信中でないことを検出している間に前記従制御部と
通信し該従制御部が保有している情報を取り込んで前記
記憶手段に記憶させるとともに、前記外部機器接続部へ
の外部機器接続により前記記憶手段にある情報を当該機
器に払い出させる制御手段とを具備した情報取得機構を
設けたものである。
【0006】また、本発明の試験装置は本試験装置自身
の稼動履歴を記録する稼動履歴記録手段と、端末装置の
稼動履歴の中から特定のデータを検索する検索手段と、
該検索手段で検索されたデータに対応する動作を前記端
末装置に実行させる各種の試験データを備えた試験デー
タ保持手段と、該試験データ保持手段から選択した試験
データに基づく前記端末装置の稼動履歴データと前記稼
動履歴記録手段の稼動履歴データとの同一性を判定する
照合手段とを具備したものである。
【0007】
【作用】本発明の端末装置は、利用者の端末操作とは無
関係に、情報取得機構が主制御部と従制御部、あるいは
主制御部と従制御部及びホストコンピュータと主制御部
との通信情報を取り込み、外部機器の接続によりその外
部機器に、これらの通信情報を払い出す。
【0008】また、本試験装置では、端末装置から試験
しようとする範囲の稼動履歴データを検索手段により検
索して、その検索データに対応する試験データを試験デ
ータ保持手段から選択する。そして、この試験データに
関する、本試験装置と端末装置の稼動履歴データを照合
手段で照合し、その同一性を判定している。
【0009】
【実施例】
実施例.1 図1は本発明の端末装置である自動取引装置のブロック
図である。図において、1は本装置各部の連動処理、本
装置内のファイル制御、操作部の制御などを行う主制御
部、2は主制御部1の配下で他の装置あるいはホストコ
ンピュータとデータ通信を行ってホストコンピュータな
どの処理結果を一時記憶する通信部である。3は主制御
部1の配下のファイル機構で、顧客入力データを格納す
る入力データファイル、顧客入力項目がある全ての取引
科目の入力フォーマットを格納する入力フォーマットフ
ァイル、顧客誘導条件を格納する誘導条件ファイル、顧
客入力操作時に表示する各種ガイダンス文言を格納する
ガイダンス文言ファイル、係員・保守員操作時に表示す
る各種ガイダンス文言を格納する係員用ガイダンス文言
ファイルなどの各種ファイルを有している。4a〜4c
は通帳、カード又は現金などを扱う入出力部を制御する
とともに、これらの稼動状況を主制御部1に通知する従
制御部である。
【0010】5は主制御部1と従制御部4a〜4c、及
び主制御部1と通信部2との通信経路に接続した情報取
得機構で、これらの間で授受される様々な情報から、顧
客の操作内容や装置の動作状態などの情報を選択して記
憶するほか、外部受信装置が接続されるとその記憶した
情報を当該装置に出力する。6はCDカードあるいはI
Cカードを使用する取引時に自動入力手段として使用さ
れるカードリーダ・ライタ、7は通帳を使用する取引時
に自動入力手段として使用される通帳ストライプリーダ
・ライタ、8は通帳を使用する取引時の残高印字などに
使用される通帳プリンタ、9はカード取引時の取引明細
書の印字などに使用されるレシートプリンタ、10は硬
貨を使用する預金取引や振込取引あるいは釣銭を出すと
きに使用される硬貨入出金機、11は紙幣を使用する預
金取引や振込取引あるいは引き出し取引時に使用される
紙幣入出金機である。
【0011】12は顧客操作部であり、入力フォーマッ
ト、誘導文言、入力文字など顧客の取引に必要な画面を
フォーマット化して表示するCRTディスプレイ13
と、顧客が実際に入力を行なうタッチパネル14とから
成る。15は装置の保守などに利用する係員操作部であ
り、装置の状態、誘導文言、操作ガイダンスなど、装置
全体の状態や制御に必要な画面をフォーマット化して表
示する液晶フルドットディスプレイ16と、タッチパネ
ル17から成る。
【0012】図2は情報取得機構5のブロック図であ
る。情報取得機構5は、中央処理装置(CPU)21を
中心にして、主記憶部22、不揮発性メモリ23、充電
式電池24、タイマ25、主制御部1と従制御部4a〜
4c間の通信経路との接続のための主制御部−従制御部
インターフェース26、主制御部1と従制御部4a〜4
c間が現在通信中かどうかを検出するセンサ26a、主
制御部1と通信部2間の通信経路との接続のための主制
御部−通信部インターフェース27、取得情報を払い出
す外部受信装置を接続する外部機器インターフェース2
8などから成る。
【0013】情報取得機構5の主制御部−従制御部イン
ターフェース26では、主制御部1と従制御部4a〜4
cの間の通信情報を、リアルタイムで情報取得機構5内
に取り込むように設定するとともに、センサ26aが主
制御部1と従制御部4a〜4c間で現在通信が行われて
いないことを検出している間、定期的(例えば1秒〜6
0秒程度の周期)に従制御部4a〜4cと通信する通信
機能を備える。なお、情報取得機構5と従制御部4a〜
4cとの通信中は、主制御部1と従制御部4a〜4c間
の通信を抑制して(例えば待機状態にして)混信を防止
する。しかしながら、この場合でも顧客操作部12や係
員操作部15での操作は可能にしておき、通信抑制(待
機状態)が解除された後、その操作に係る入力情報に関
し、所定の従制御部4a〜4cと通信が行われるように
する。また、主制御部1や情報取得機構5が従制御部4
a〜4cにアクセスする場合には、それぞれのアクセス
データにフラグを設けるなどして、従制御部4a〜4c
側で、主制御部1、情報取得機構5のいずれと通信中で
あるか、判別できるようにするものとする。
【0014】情報取得機構5の主制御部−通信部インタ
ーフェース27では、主制御部1とホストコンピュータ
との間にある通信部2に、定期的(例えば1秒〜60秒
程度の周期)にアクセスして、主制御部1とホストコン
ピュータとの間の通信情報を取り込むように設定する。
【0015】図3はCPU21の制御による情報取得機
構5の動作を示すフローチャートである。情報取得機構
5をスタ−トさせると、まず外部機器インターフェース
28に外部受信装置が接続されているか否かを判断する
(S1)。外部受信装置が接続されている場合には、続
いて情報取得機構5の不揮発性メモリ23内に情報があ
るか否かを判断し(S2)、ここに情報があればその情
報を外部受信装置へ出力するとともに(S3)、不揮発
性メモリ23内の情報を消去する(S4)。また、S1
で外部装置が接続されていない場合には、タイマ25を
利用し予め設定したホスト情報取得契機であるか否かを
判断する(S5)。そして情報取得契機であると判断す
ると、続いて主制御部1とホストコンピュータのあるセ
ンタとの通信情報が通信部2にあるか否かを判断し(S
6)、その通信情報がある場合は、これを取り込んで不
揮発性メモリ23に記憶する(S7)。
【0016】S6でセンタとの通信情報がない場合やS
7が終了した場合には、主制御部1と従制御部4a〜4
c間が現在通信中か否かを、センサ26aを利用して判
断する(S8)。そして、主制御部1と従制御部4a〜
4c間(従制御部は4a,4b,4cのいずれかでよ
い)が通信中のときは、その通信情報をリアルタイムで
不揮発性メモリ23に取り込む(S9)。なお、所定の
情報取得契機以外のときは常に、情報取得機構5が主制
御部1と従制御部4a〜4c間の通信情報を、不揮発性
メモリ23に取り込める状態としている(S5,S
9)。さらに、取り込んだ情報が自動取引装置の動作状
態情報又は顧客操作情報であるか否かを判断し(S1
0)、動作状態情報又は顧客操作情報であれば、少なく
ともそれぞれの情報に分けて、不揮発性メモリ23に記
憶し(S11)、再びS1に戻る。
【0017】一方、S8で主制御部1と従制御部4a〜
4c間が通信中でないとしたときは、主制御部1へ従制
御部4a〜4cとの通信を抑制する指示を出し(S1
2)、主制御部1と従制御部4a〜4cとの間の通信を
一時待ち状態にする。その後、従制御部4a〜4cに、
これら従制御部自身が記憶している各入出力部6〜11
の状態情報について、情報取得機構5への出力を指示す
る(S13)。そして、従制御部4a〜4cからの情報
出力を待ち、情報出力があった場合には(S14)、そ
の情報を不揮発性メモリ23に記憶する(S15)。
【0018】一方、従制御部4a〜4cからの情報出力
がない場合には、S13の指示開始から一定時間が経過
したかどうかタイマ25を利用して監視し、そのまま一
定時間が経過した場合は、従制御部4a〜4cからの情
報出力はないということを、不揮発性メモリ23に記憶
する(S17)。S15又はS17が終了することによ
り、S12から行なわれていた通信抑制を解除する通信
抑制解除の指示を、主制御部1に出力し(S18)、主
制御部1と従制御部4a〜4c間の通信一時待ち状態を
解除して、再びS1に戻る。以上が本発明の情報取得機
構5の動作である。
【0019】図4〜図6は、図1の自動取引装置の情報
取得機構5における情報の記憶形式の例を示したもので
ある。図4は時間をおって自動取引装置の動作状態を記
録した動作状態ファイル、図5は自動取引装置の操作内
容を記録した操作内容ファイル、図6は所定期間におけ
る自動取引装置各部ごとの動作状態を記録した期間動作
ファイルである。これらのファイルに記録する時刻は、
タイマ25によって測定し、発生した情報の順序、時間
差を明確に判別できるよう、年,月,日,時,分,秒ま
で表示している。
【0020】なお、上記実施例では、主制御部1と通信
部2の間、及び主制御部1と従制御部4a〜4cの間の
情報取得を、一つの情報取得機構により行なう例を示し
たが、主制御部1と通信部2の間、主制御部1と従制御
部4a〜4cの間で、それぞれ個別に情報取得機構を備
えてもよい。
【0021】実施例.2 図7は本発明の試験装置の構成図である。本試験装置は
主制御部31を中心に、各種ファイルを収納するファイ
ル機構32、各種入出力装置を有した入出力部33、稼
動履歴や試験データなどを表示するCRTディスプレイ
34、被試験装置を接続する接続機構35などで構成さ
れる。ファイル機構32は、予め設定した試験データが
格納される試験データファイル、試験データに対する予
め予定した結果が格納されて端末装置での結果との比較
に供される比較データファイル、CRTディスプレイ3
4に表示する各種ガイダンスが格納されるガイダンスフ
ァイル、本試験装置からの送信履歴が格納される送信履
歴ファイル、本試験装置での受信履歴が格納される受信
履歴ファイル、試験データを入力する際の入力フォーマ
ットが格納される入力フォーマットファイルなどから構
成される。入出力部33は、試験の開始や中止の制御、
試験データの入力などに使用されるキーボード33a、
試験担当者のID入力に使用されるIDカードリーダ3
3b、キーボード33aと同様テストデータの入力など
に使用されるマウス33c、試験データや試験結果の印
字や、CRTディスプレイ34画面のハードコピーなど
に使用されるプリンタ33dなどを備えている。
【0022】図8は図7の主制御部31のブロック図
で、主制御部31は、演算制御を行なうCPU41、主
記憶部42、不揮発性メモリ43、充電式電池44、タ
イマ45、本試験装置の各部とデータの送受を行なうイ
ンターフェース(入出力インターフェース46、ファイ
ル機構インターフェース47、被試験装置インターフェ
ース48、CRTディスプレイインターフェース49)
などから成る。
【0023】次に、本試験装置を用いた自動取引装置の
試験について説明する。本試験装置が図7に示す接続機
構35を介して試験しようとする自動取引装置に接続さ
れると、CRTディスプレイ34は図9のような試験担
当者のID入力を誘導する画面を表示し、ID入力終了
により図10の選択画面に戻る。選択画面から「稼動履
歴検索」を選択すると、例えば以下のイ〜ニのように予
め設定した検索指定画面を、CRTディスプレイ34に
表示させ、このいずれかを指定することによって、自動
取引装置が記憶している稼動履歴の一部を試験データフ
ァイルの一つとしてファイル機構32に取り込む。この
後、CRTディスプレイ34は再び選択画面に戻る。 イ.指定したエラー内容が発生したときの動作内容と詳
細な入出力データを検索する。 ロ.3日以上連続して発生しているエラー内容に対応し
た動作内容と詳細な入出力データを検索する。 ハ.一週間に5回以上発生しているエラー内容に対応し
た動作内容と詳細な入出力データを検索する。 ニ.10回以上発生しているエラー内容に対応した動作
内容と詳細な入出力データを検索する。
【0024】図11〜図13は、自動取引装置で記憶し
ている稼動履歴ファイルの例を示したもので、図11は
時間をおって自動取引装置の動作状態を記録した動作状
態ファイル、図12は自動取引装置利用者の取引金額を
記録した取引金額ファイル、図7は所定期間における自
動取引装置各部ごとの動作状態を記録した期間動作ファ
イルである。
【0025】次に、選択画面から「試験開始」を選択す
ると、ファイル機構32に予め設定してある試験データ
ファイルの一覧を、CRTディスプレイ34に表示させ
る。オペレータはこの試験データファイルの一覧と、先
に自動取引装置から検索したデータから判断して、最適
と考える試験データを選択して自動取引装置に送る。こ
のとき、その試験データをCRTディスプレイ34に表
示させる。さらに、本試験装置はこの試験データに対す
る自動取引装置からの応答を受信すると、その応答内容
をCRTディスプレイ34に表示し、同時に試験データ
の送信から応答受信までの時間をタイマ45で測定し、
その時間もCRTディスプレイ34に表示する。図14
がこの状態を示したCRTディスプレイ34の試験実行
画面で、試験装置側が試験データを、被試験装置側がそ
の応答を、右端が応答時間を表わしている。
【0026】次に、自動取引装置から受信した応答と、
予め予定した結果が記録されてある比較データファイル
のデータとを、CPU41で比較し、これが相違する場
合には、自動取引装置で異常応答があったとみなして、
図15のようにCRTディスプレイ34に表示する。こ
れによって、自動取引装置のプログラムの異常がおおよ
そ推定できる。このようにして一連の試験が終了する
と、本試験装置は、自動取引装置内に記憶されている本
試験についての受信データ及び送信データの履歴を、主
記憶部42に取り込んで記憶し、CRTディスプレイ3
4を選択画面に戻す。
【0027】次に、選択画面から「試験履歴表示」の選
択により、本試験装置のファイル機構32に記憶されて
いる本試験装置自身の送受信の履歴と、本試験に関して
自動取引装置から取り込んだ自動取引装置の送受信の履
歴とを、CRTディスプレイ34に表示すると同時に、
CPU41でこれらの比較照合を行い、相違箇所があれ
ばその箇所を例えば図16のように明確に表示して、以
降の表示を一時中断する。なお、この一時中断以降のデ
ータの比較照合は、CRTディスプレイ34上の「継
続」を選択することで順次続行されるようにする。
【0028】図17は本試験装置が、自動取引装置に試
験データを送信してから応答(結果)を受信するまで
の、時間測定のフローチャートである。試験データを自
動取引装置に送信すると(S21)、本試験装置のタイ
マ45が起動し時間測定を開始し(S22)、自動取引
装置からの応答を監視する(S23)。そして、応答を
受信した時点でタイマ45を停止し(S24)、タイマ
45での計測時間を主記憶部42に記憶する。
【0029】次に、主制御部31のCPU41による、
本試験装置と端末装置の稼動履歴ファイルの比較照合動
作を、図18のフローチャートに従って説明する。この
比較照合により、テストケースによる障害と実際の使用
中に生じた障害との同一性が、自動的に判定される。本
動作をスタートすると、まず、本試験装置の照合を行お
うとする履歴ファイルのアイテム数(稼動履歴を構成す
る個々の項目の数)を取り出し(S31)、アイテム数
が「0」か否かを判断する(S32)。これが「0」の
時は、主記憶部42に履歴なしを記憶するが(S3
3)、「0」でない時は、続いて端末装置の照合を行お
うとする履歴ファイルのアイテム数を取り出し(S3
4)、そのアイテム数が「0」か否かを判断する(S3
5)。これが「0」の時は、S33と同様主記憶部42
に履歴なしを記憶し(S36)、「0」でない時は、ア
イテム番号を「1」とする(S37)。
【0030】さらに、S37のアイテム番号で示される
本試験装置の履歴ファイルのデータと、同じアイテム番
号で示される端末装置の履歴ファイル内のデータとを取
り出す(S38)。そして、まず互いデータの文字数が
一致するか否かを判断し(S39)、文字数一致の時は
続いて互いデータの文字内容自体が一致するか否かを判
断する(S40)。ここで、互いのデータの文字内容自
体も一致すると判断した場合には(S41)、当該アイ
テム番号で表わされるデータ同士が一致することを主記
憶部42に記憶し(S42)、文字数が一致しないかあ
るいは文字内容自体が一致しない場合には、当該アイテ
ム番号で表わされるデータ同士は不一致であることを主
記憶部42に記憶する(S43)。
【0031】次に、本試験装置の照合しようとする履歴
ファイルの総アイテム数とS38のアイテム番号(X)
との差をとって、その差が「0」かどうかを判断し(S
44)、差が「0」の場合には、さらに端末装置の照合
しようとする履歴ファイルの総アイテム数とアイテム番
号(X)との差が、「0」かどうかを判断する(S4
5)。S45の結果が「0」でなければ、端末装置の履
歴ファイルのアイテム数が、本試験装置の履歴ファイル
のアイテム数より多いことを、S45の結果が「0」で
あれば、これらのアイテム数が等しいことを、それぞれ
主記憶部42に記憶して照合を終了する(S46,S4
7)。また、S44で差が「0」でない場合にも、S4
5と同様、端末装置の照合しようとする履歴ファイルの
総アイテム数とS38のアイテム番号(X)との差をと
って判断し、その差が「0」でない場合は(S48)、
現在のアイテム番号(X)を+1してS38に戻る(S
49)。S48で差が「0」となる場合は、端末装置の
履歴ファイルのアイテム数が、本試験装置の履歴ファイ
ルのアイテム数より少ないことを、主記憶部42に記憶
して照合を終了する(S50)。以上により、本試験装
置の履歴ファイルと端末装置の履歴ファイルとの、対応
するアイテムが照合できる。
【0032】図19は本試験装置又は端末装置の送信・
受信の履歴ファイルの例示図である。なお、本発明の試
験装置は、端末装置内にその稼動履歴を記憶したこれら
の履歴ファイルがある場合に利用するのが最も効果的で
あるが、端末装置内に受信・送信の履歴ファイルを有し
ていない場合でも、試験データに対する端末装置の動作
結果などを見ることにより、端末装置のソフトウェア試
験に利用できることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の装置によれ
ば、以下のような効果が得られる。 (1)利用者の端末操作を停止させることなく、端末装
置各部の稼動履歴情報を情報取得機構に取り込み、さら
にこの稼動履歴情報を、外部機器へ吸い上げることが可
能になる。 (2)端末装置の故障発生時は故障の復旧を最優先で行
い、復旧後に情報取得機構から稼動履歴情報を吸い上げ
て解析することが可能になる。 (3)故障発生時のホストコンピュータとの通信情報ま
で情報取得機構に取り込むことで、その原因解析を効率
的に行うことができる。 (4)被試験装置の実際の稼動履歴に応じた試験データ
が選択できるので、障害の再現や原因の解析が効率よく
行える。 (5)被試験装置内の送信情報、受信情報の履歴を吸い
上げて、本試験装置内の送信情報、受信情報と照合する
ので、障害の特定を自動的に行える。 (6)試験データの被試験装置への送信と、被試験装置
からの動作結果情報や出力情報の受信を、自動的に連続
して実行できるので、試験効率を高めることができる。 (7)被試験装置への試験データの送信からその応答受
信までの時間を測定することで、被試験装置の処理速度
や処理能力まで把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す自動取引装置のブロック
図である。
【図2】情報取得機構のブロック図である。
【図3】情報取得機構の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】情報取得機構に記憶するファイルの例示図であ
る。
【図5】情報取得機構に記憶するファイルの例示図であ
る。
【図6】情報取得機構に記憶するファイルの例示図であ
る。
【図7】本発明の試験装置の構成図である。
【図8】図1の主制御部のブロック図である。
【図9】CRTディスプレイのID入力誘導画面であ
る。
【図10】CRTディスプレイの選択画面である。
【図11】稼動履歴ファイルの例示図である。
【図12】稼動履歴ファイルの例示図である。
【図13】稼動履歴ファイルの例示図である。
【図14】CRTディスプレイの試験実行画面である。
【図15】CRTディスプレイの異常応答画面である。
【図16】CRTディスプレイのデータ比較照合画面で
ある。
【図17】本試験装置での時間測定のフローチャートで
ある。
【図18】本試験装置でのデータ比較照合のフローチャ
ートである。
【図19】本試験装置内の送信・受信履歴ファイルの例
示図である。
【符号の説明】
1 主制御部 2 通信部 3 ファイル機構 4a 従制御部 4b 従制御部 4c 従制御部 5 情報取得機構 21 CPU 23 不揮発性メモリ 26 主制御部−従制御部インターフェース 27 主制御部−通信部インターフェース 28 外部機器インターフェース 31 主制御部 32 ファイル機構 33 入出力部 34 CRTディスプレイ 35 接続機構 41 CPU 42 主記憶部 45 タイマ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種入出力部の動作を制御する従制御部
    と、ホストコンピュータと通信を行なう通信部と、これ
    ら従制御部及び通信部の動作を制御する主制御部とを備
    えてなる端末装置において、 前記主制御部と従制御部間が現在通信中であるかどうか
    を検出する検出手段と、前記主制御部と従制御部間の情
    報を取り込んで記憶する記憶手段と、該記憶手段の内容
    を外部機器に出力する外部機器接続部と、前記検出手段
    が通信中であることを検出している間はリアルタイムで
    当該通信情報を前記記憶手段に記憶させ、前記検出手段
    が通信中でないことを検出している間に前記従制御部と
    通信し該従制御部が保有している情報を取り込んで前記
    記憶手段に記憶させるとともに、前記外部機器接続部へ
    の外部機器接続により前記記憶手段にある情報を当該機
    器に払い出させる制御手段とを具備した情報取得機構を
    設けたことを特徴とする端末装置。
  2. 【請求項2】 前記主制御部とホストコンピュータの間
    の通信情報を取り込んで記憶するとともに、外部機器の
    接続によりこの記憶情報を当該外部機器に払い出す情報
    取得機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の端末
    装置。
  3. 【請求項3】 本試験装置自身の稼動履歴を記録する稼
    動履歴記録手段と、 端末装置の稼動履歴の中から特定のデータを検索する検
    索手段と、 該検索手段で検索されたデータに対応する動作を前記端
    末装置に実行させる各種の試験データを備えた試験デー
    タ保持手段と、 該試験データ保持手段から選択した試験データに基づく
    前記端末装置の稼動履歴データと前記稼動履歴記録手段
    の稼動履歴データとの同一性を判定する照合手段とを具
    備したことを特徴とする端末装置の試験装置。
  4. 【請求項4】 前記試験データ保持手段から選択した試
    験データに対する前記端末装置の応答時間を測定する測
    定手段を付加したことを特徴とする請求項3記載の端末
    装置の試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6788427B1 (en) 1999-02-08 2004-09-07 Sharp Kabushiki Kaisha Print data controlling method
CN102194263A (zh) * 2011-04-02 2011-09-21 镇江市科捷电器有限公司 接地线现场管理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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