JPH06221873A - アブソリュートエンコーダ - Google Patents

アブソリュートエンコーダ

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JPH06221873A
JPH06221873A JP5011352A JP1135293A JPH06221873A JP H06221873 A JPH06221873 A JP H06221873A JP 5011352 A JP5011352 A JP 5011352A JP 1135293 A JP1135293 A JP 1135293A JP H06221873 A JPH06221873 A JP H06221873A
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JP
Japan
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signal
absolute
circuit
detection
incremental
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JP5011352A
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Inventor
Yasushi Ono
康 大野
Tadashi Horikawa
正 堀川
Makoto Arai
眞 新井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号の調整作業が簡略化できるアブソリュー
トエンコーダを得ることを目的とする。 【構成】 アブソリュートパターン10の境界位置を検
出する境界検出回路7と、インクリメンタル信号をm分
割し、インクリメンタル信号と同周期で、かつ位相のず
れたm本の周期信号を発生するm分割回路3と、を設
け、境界検出回路7からの検出信号と、m本の周期信号
のうち1つの周期信号とから、アブソリュート検出手段
2aの第1検出部8、9、10、11と第2検出部1
2、13、14、15との一方を選択する選択信号25
を発生し、選択信号25に基づいて第1検出部8、9、
10、11と第2検出部12、13、14、15とを交
互に切り換える切り換えるようにした

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アブソリュートエンコ
ーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアブソリュートエンコーダは、最
小読み取り単位λの1トラックのアブソリュートパター
ンと、ピッチがλのインクリメンタルパターンとが形成
された符号板と、2組の素子群を有し、アブソリュート
パターンを検出するアブソリュート検出部と、インクリ
メンタル素子を有し、インクリメンタルパターンを検出
するインクリメンタル検出部と、を備えている。
【0003】アブソリュート検出部とインクリメンタル
検出部とで検出器を構成している。このように構成され
たアブソリュートエンコーダは、アブソリュート検出器
が最小読み取り単位の境界領域を通過する際にパターン
の読み誤り等の誤動作を起こさない様に、インクリメン
タル検出部から出力されるインクリメンタル信号を用い
てアブソリュートパターンの境界領域にある素子群と、
アブソリュートパターンの最小読み取り単位内にある素
子群とを常時切り換えている。
【0004】上記の様なアブソリュートエンコーダは、
インクリメンタル検出部のインクリメンタル素子とアブ
ソリュート検出部のアブソリュート素子との位置関係
を、検出器に各素子を配置する時に、正確な位置調整を
必要とした。そこで、本出願人は、特開平4−2960
17号公報に、検出器における各検出素子の位置調整の
不必要なアブソリュートエンコーダを開示している。
【0005】すなわち、図7に示す様に、アブソリュー
トエンコーダは、符号板50と、検出器51と、分割回
路52と、信号発生回路53と、制御回路54とから構
成されている。符号板50には、最小読み取り単位λの
1トラックのアブソリュートパターン57と、ピッチが
λのインクリメンタルパターン58とが形成されてい
る。
【0006】検出器51は、アブソリュート検出部51
aとインクリメンタル検出部51bとからなり、アブソ
リュート検出部51aは、4個のセンサE1、E2、E
3、E4からなる第1のアブソリュート検出素子群と、
4個のセンサF1、F2、F3、F4からなる第2のア
ブソリュート検出素子群とから構成され、インクリメン
タル検出部51bは、インクリメンタル検出素子S1、
S2とから構成される。
【0007】分割回路52は、インクリメンタル検出素
子S1、S2からのインクリメンタル信号を内挿分割に
より、位相のずれた複数の周期信号を複数作成するもの
である。ここにおける分割回路52は8分割回路であ
り、8本の周期信号が作成される。信号発生回路53
は、分割回路52から出力される8本の周期信号から、
アブソリュート検出部51aを構成する第1アブソリュ
ート検出素子群と第2アブソリュート検出素子群とを交
互に切り換える為のタイミング信号を、可変抵抗、切り
換えスイッチ等を操作して特定するものである。
【0008】制御回路54は、信号発生回路53から出
力されるタイミング信号に基づいて、検出器53の2組
のアブソリュート検出素子群を交互に切り換えるための
回路である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
において、アブソリュートパターンは、2組のアブソリ
ュート検出素子群の相互の切り換えにより検出されてい
る。アブソリュート検出素子群の切り換えは、信号発生
回路からのタイミング信号に基づいて、制御回路が制御
している。
【0010】しかし、信号発生回路からのタイミング信
号は、アブソリュート信号と、インクリメンタル信号と
をオシロスコープ等で画面表示し、発生回路に設けた可
変抵抗、切り換えスイッチ等を手動で調整して、例えば
アブソリュート信号の最小読み取り単位の波形のハイレ
ベル又はローレベルの中心と、インクリメンタル信号の
ハイレベルの中心とを一致させなければならず、作業に
時間がかかった。
【0011】本発明は、この様な従来の問題点に鑑みて
なされたもので、信号の調整作業が簡略化できるアブソ
リュートエンコーダを得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、最小読み取り単位の長さがλのアブソリュートパタ
ーン(1a)と、ピッチがλのインクリメンタルパター
ン(1b)とが形成された符号板(1)と、アブソリュ
ートパターン(1a)に対し、ピッチλの間隔で配置さ
れる複数の第1検出部(8、9、10、11)と、第1
検出部(8、9、10、11)に対して1/2λの位相
差をもたせて配置された複数の第2検出部(12、1
3、14、15)とからなるアブソリュート検出手段
(2a)と、インクリメンタルパターン(1b)を検出
し、90度の位相差を有する2つのインクリメンタル信
号(18、19)を出力するインクリメンタル検出手段
(2b)と、を有し、イクンクリメンタル信号(18、
19)に基づいて、アブソリュート検出手段(2a)の
第1検出部(8、9、10、11)と第2検出部(1
2、13、14、15)とを交互に切り換えるアブソリ
ュートエンコーダにおいて、アブソリュートパターン
(1a)の境界位置を検出して検出信号(23)を出力
する境界検出回路(7)と、インクリメンタル信号(1
8、19)をm分割し、インクリメンタル信号(18、
19)と同周期で、かつ位相のずれたm本の周期信号
(20、21、22)を発生するm分割回路(3)と、
境界検出回路(7)からの検出信号(23)と、m本の
周期信号(20、21、22)のうち1つの周期信号と
から、アブソリュート検出手段(2a)の第1検出部
(8、9、10、11)と第2検出部(12、13、1
4、15)との一方を選択する選択信号(25)を発生
し、選択信号(25)に基づいて第1検出部(8、9、
10、11)と第2検出部(12、13、14、15)
とを交互に切り換える切り換え手段(4、5、6)と、
から構成されるようにした。
【0013】請求項2に記載の本発明は、切り換え手段
(4、5、6)は、境界検出回路(7)からの検出信号
(23)の変化時と、m本の周期信号(20、21、2
2)のうち1つの周期信号の変化時とが一致した時、1
つの周期信号を記憶信号(20a、21a、22a)と
して記憶する記憶回路(4)と、記憶信号(20a、2
1a、22a)に対して、所定の位相のずれたm本の周
期信号(20、21、22)のうちの1つの周期信号を
特定し、特定された周期信号を第1検出部(8、9、1
0、11)又は第2検出部(12、13、14、15)
の一方を選択する選択信号(25)として発生する信号
発生手段(5)と、信号発生手段(5)からの選択信号
(25)に基づいて、第1検出部(8、9、10、1
1)と第2検出部(12、13、14、15)とを択一
する選択手段(6)と、から構成されるようにした。
【0014】
【作用】本発明において、アブソリュートパターンの境
界位置を検出する境界検出回路と、インクリメンタル信
号をm分割し、インクリメンタル信号と同周期で、かつ
位相のずれたm本の周期信号を発生するm分割回路と、
を設け、境界検出回路からの検出信号と、m本の周期信
号のうち1つの周期信号とから、アブソリュート検出手
段の第1検出部と第2検出部との一方を選択する選択信
号を発生し、選択信号に基づいて第1検出部と第2検出
部とを交互に切り換える切り換えるようにしたので、ア
ブソリュートパターンの境界位置が検出されると、アブ
ソリュート検出手段の第1検出部と第2検出部とを切り
換える為の選択信号を自動的に出力できる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す。図1に示
す様に、アブソリュートエンコーダは、符号板1と、検
出器2と、分割回路3と、記憶回路4と、選択信号発生
回路5と、制御回路6と、境界位置検出回路7とから構
成される。符号板1は、最小読み取り単位がλの「1」
を示す白部(光が通過する通過部)と「0」を示す斜線
部(光を遮光する遮光部)とから形成される4ビットの
アブソリュートパターン1aと、ピッチがλのインクリ
メンタルパターン1bとが形成されている。
【0016】検出器2は、アブソリュート検出部2aと
インクリメンタル検出部2bとを備えている。アブソリ
ュート検出部2aは、ピッチλで配列した4個のセンサ
8、9、10、11からなる第1アブソリュート検出素
子群と、第1アブソリュート検出素子群に対して1/2
λの位相差を持たせて配列した4個のセンサ12、1
3、1415からなる第2アブソリュート検出素子群と
から構成され、第1アブソリュート検出素子群からの第
1アブソリュート信号31は、制御回路6に出力される
と共に、境界検出回路7に出力され、第2アブソリュー
ト検出素子群からの第2アブソリュート信号26は、制
御回路6に出力される。
【0017】第1アブソリュート信号31は、センサ8
から出力されるアブソリュート信号31aと、センサ9
から出力されるアブソリュート信号31bと、センサ1
0から出力されるアブソリュート信号31cと、センサ
11から出力されるアブソリュート信号31dとからな
る。第2アブソリュート信号26は、センサ12から出
力されるアブソリュート信号26aと、センサ13から
出力されるアブソリュート信号26bと、センサ14か
ら出力されるアブソリュート信号26cと、センサ15
から出力されるアブソリュート信号26dとからなる。
【0018】インクリメンタル検出部2bは、互いに1
/4λの位相差を持たせて配置した2個のセンサ16、
17から構成され、センサ16からはインクリメンタル
A相信号18(図2参照)が出力され、センサ17から
はインクリメンタルA相信号18と90度位相のずれた
インクリメンタルB相信号19(図2参照)が分割回路
3に出力される。
【0019】分割回路3は、インクリメンタル検出部2
bから出力されるインクリメンタルA相信号18とイン
クリメンタルB相信号19とを入力し、インクリメンタ
ルA相信号18とインクリメンタルB相信号19とを内
挿分割(抵抗分割法、3角関数法等がある)により、位
相のずれた複数の周期信号を複数作成するものである。
本実施例の分割回路3は8分割回路であり、8本の周期
信号が作成される。この8本の周期信号から、3ビット
の情報を示す分割信号20、21、22が得られる。分
割信号20は、LSBであり、分割信号22は、MSB
である。
【0020】境界検出回路7は、第1アブソリュート検
出素子群から出力される第1アブソリュート信号31か
ら、第1アブソリュート検出素子群がアブソリュートパ
ターン1aの境界位置にあるか否かを判別するものであ
る。境界検出回路7の構成を図4に示す。図4に示す様
に、第1アブソリュート検出素子群を構成するセンサ
8、9、10、11からの第1アブソリュート信号31
は、ラッチ回路102及びラッチ回路103を介して、
エクスクルシーブオアゲート104、105、106、
107、108、109、110、111に出力され
る。すなわち、センサ8から出力されるアブソリュート
信号31aは、エクスクルシーブオアゲート104及び
エクスクルシーブオアゲート108に出力され、センサ
9から出力されるアブソリュート信号31bは、エクス
クルシーブオアゲート105及びエクスクルシーブオア
ゲート1109出力され、センサ10から出力されるア
ブソリュート信号31cは、エクスクルシーブオアゲー
ト106及びエクスクルシーブオアゲート110に出力
され、センサ11から出力されるアブソリュート信号3
1dは、エクスクルシーブオアゲート107及びエクス
クルシーブオアゲート111に出力される。
【0021】ラッチ回路102は、クロック回路101
からクロック信号を入力し、センサ8、9、10、11
からそれぞれ出力される第1アブソリュート信号31を
一時記憶するものである。記憶された第1アブソリュー
ト信号31は、クロック信号に同期して、各エクスクル
シーブオアゲート104、105、106、107に出
力される。
【0022】また、ラッチ回路103は、クロック回路
101からクロック信号を入力し、センサ8、9、1
0、11から出力される第1アブソリュート信号31を
一時記憶し、記憶された第1アブソリュート信号31
は、クロック信号に同期して、各エクスクルシーブオア
ゲート108、109、110、111に出力する。エ
クスクルシーブオアゲート104、105、106、1
07は、第1アブソリュート信号31の立ち上がり立ち
下がりを検出し、それぞれの立ち上がり立ち下がり信号
をオアゲート112を通過させ、Bound 信号として、ト
ライステートバッファ回路112に出力する。
【0023】エクスクルシーブオアゲート108、10
9、110、111は、第1アブソリュート信号31の
立ち上がり立ち下がりを検出し、それぞれの立ち上がり
立ち下がり信号をオアゲート113を通過させ、Bound
信号として、トライステートバッファ回路115に出力
される。トライステートバッファ回路114、115
は、アップダウン信号24を分割回路3から入力し、ア
ップダウン信号24に基づいて切り換えられ、トライス
テートバッファ回路114又はトライステートバッファ
回路115からのどちらか一方のBound 信号を記憶回路
4に出力している。
【0024】例えば、符号板1が検出器2に対して、右
方向に移動している時は、トライステートバッファ回路
114からのBound 信号を記憶回路4に出力し、符号板
1が検出器2に対して、左方向に移動している時は、ト
ライステートバッファ回路115からのBound 信号を記
憶回路4に出力する。言い換えれば、境界検出回路7
は、第1アブソリュート検出素子群からの第1アブソリ
ュート信号31を認識し、第1アブソリュート信号31
の立ち上がり立ち下がり、すなわちアブソリュートパタ
ーン1aの境界位置をBound 信号23に変換し、そのBo
und 信号23を記憶回路4に出力する。
【0025】記憶回路4は、分割回路3からの分割信号
20、21、22と、境界検出回路7からのBound 信号
23とを入力する。そして、Bound 信号23が入力され
た時に、分割信号20、21、22を記憶する回路であ
る。言い換えれば、入力されたBound 信号23、すなわ
ち第1アブソリュート信号31の立ち上がり若しくは立
ち下がりが分割信号20、21、22から表される0か
ら7までのうち、どの位置にあるかを記憶しておくもの
である。ここで記憶された分割信号20、21、22か
らの値は、記憶信号20a、21a、22aとなり、記
憶信号20a、21a、22aは選択信号発生回路5に
出力される。
【0026】さらに、記憶回路4は、符号板1と検出器
2との相対移動方向により、第1アブソリュート信号3
1にヒステリシスが生じる為に、ヒステリシスの中間を
アブソリュートパターン1aの境界位置として求めるこ
ともできる回路である。すなわち、符号板1に対する検
出器2の相対移動方向が右方向の時の最小の境界位置
と、符号板1に対する検出器2の相対移動方向が左方向
の時の最小の境界位置とが、一致しないために、境界位
置の中間を制御上の境界位置として求めるものである。
【0027】右方向の時の最小の境界位置と左方向の時
の最小の境界位置とが一致しない理由は、アブソリュー
トパターン1aの境界位置ににじみ(境界位置である透
過部と遮光部とがはっきりしない)が生じている可能性
があるからである。その記憶回路4の構成を図5に示
す。図5に示す様に、分割回路3からの分割信号20、
21、22は、ラッチ回路120、123に出力され
る。
【0028】アップダウン信号24は、トライステート
バッファ回路139を介して、アンドゲート137、1
38に出力される。トライステートバッファ回路139
は、アップダウン信号24がアップの時、アンドゲート
138に出力し、アップダウン信号24がダウンの時、
アンドゲート137に出力する。
【0029】Bound 信号23は、アンドゲート137、
138にそれぞれ出力されている。アンドゲート137
は、Bound 信号23とアップダウン信号24とが入力さ
れた時、ハイレベル信号をDラッチ134に出力し、ア
ンドゲート138は、Bound 信号23とアップダウン信
号24とが入力された時、ハイレベル信号をDラッチ1
35に出力する。
【0030】リセット信号32は、Dラッチ135、1
34に出力されると共に、コントロール124に出力さ
れている。Dラッチ134は、リセット信号32が入力
されると端子Qがローレベルになり、アンドゲート13
8からハイレベル信号が入力されると端子Qがハイレベ
ルになる。そして、端子Qがハイレベルになる時、ラッ
チ回路120とアンドゲート133とにハイレベル信号
が出力される。同様に、Dラッチ135は、リセット信
号32が入力されると端子Qがローレベルになり、アン
ドゲート137からハイレベル信号が入力されると端子
Qがハイレベルになる。そして、端子Qがハイレベルに
なる時、ラッチ回路123とアンドゲート133とにハ
イレベル信号が出力される。尚、端子Dは、常にハイレ
ベルになっている。
【0031】アンドゲート133は、Dラッチ134か
らのハイレベル信号と、Dラッチ135からのハイレベ
ル信号とが入力された時、ハイレベル信号をコントロー
ル124に出力している。ラッチ回路120は、Dラッ
チ135からのハイレベル信号に基づいて、分割信号2
0、21、22を記憶し、ラッチ回路123は、Dラッ
チ134からのハイレベル信号に基づいて、分割信号2
0、21、22を記憶する。
【0032】従って、符号板1に対する検出器2の相対
移動方向が右方向の場合、トライステートバッファ回路
139は、アップダウン信号24をアンドゲート138
にのみ出力し、アンドゲート138にはアップダウン信
号24とBound 信号23との両方が入力されるので、ア
ンドゲート138からハイレベル信号がDラッチ134
に出力される。そして、Dラッチ134の端子Qは、ロ
ーレベルからハイレベルに変わり、ラッチ120にハイ
レベル信号を出力する。
【0033】ハイレベル信号を入力したラッチ回路12
0は、ハイレベル信号入力時の分割信号20、21、2
2を一時記憶する。また、符号板1に対する検出器2の
相対移動方向が左方向の場合、トライステートバッファ
回路139は、アップダウン信号24をアンドゲート1
37にのみ出力され、アンドゲート137にはアップダ
ウン信号24とBound 信号23との両方が入力されるの
で、アンドゲート137からハイレベル信号がDラッチ
135に出力される。そして、Dラッチ135の端子Q
は、ローレベルからハイレベルに変わり、ラッチ123
にハイレベル信号を出力する。
【0034】ハイレベル信号を入力したラッチ回路12
3は、ハイレベル信号入力時の分割信号20、21、2
2を一時記憶する。ラッチ回路120で記憶された右方
向の最初の分割信号20、21、22と、ラッチ回路1
23で記憶された左方向の最初の分割信号20、21、
22とは、加算回路122に出力される。
【0035】加算回路122は、ラッチ回路120で記
憶された分割信号20、21、22と、ラッチ回路12
3で記憶された分割信号20、21、22の平均値(こ
こでいう平均値とは、2つの分割信号を加算し、下位1
ビットを除去したものである。)を示す共通信号122
a、122b、122cを算出する。加算回路123で
算出された共通信号122a、122b、122cは、
トライステートバッファ回路128、129、130に
出力され、トライステートバッファ回路128、12
9、130を介して、不揮発性RAM121に書き込ま
れる。
【0036】不揮発性RAM121と、トライステート
バッファ回路128、129、130との間には、トラ
イステートバッファ回路125、126、127が接続
されており、トライステートバッファ回路125、12
6、127には、選択信号発生回路25が接続されてい
る。不揮発性RAM121は、書き込まれた共通信号1
22a、122b、122cの書き込みと、書き込んだ
共通信号122a、122b、122cの読出とを行っ
ている。不揮発性RAM121の制御は、コントロール
124によって行われる。
【0037】コントロール124は、右方向と左方向の
それぞれの最初の境界位置の検出終了を示す信号をアン
ドゲート133から入力し、その時に加算回路122で
算出された共通信号を不揮発性RAM121に書き込
む。コントロール124は、トライステートバッファ回
路128、129、130と、トライステートバッファ
回路125、126、127とを制御している。
【0038】すなわち、加算回路122から共通信号1
22a、122b、122cを不揮発性RAM121に
書き込む時は、トライステートバッファ回路125、1
26、127をハイインピーダンスの状態にし、逆に不
揮発性RAM121から読み込み、共通信号122a、
122b、122cを記憶信号20a、21a、22a
として、選択信号発生回路5に出力している時は、トラ
イステートバッファ回路128、129、130をハイ
インピーダンス状態にする。
【0039】選択信号発生回路5は、記憶信号20a、
21a、22aの立ち上がり若しくは立ち下がりに対し
て、所定の位相(ここでは2)ずれた周期信号を、分割
回路3から出力される8本の周期信号の中から特定する
ものである。従って、選択信号発生回路5は第1アブソ
リュート信号31及び第2アブソリュート信号26の不
安定領域である立ち上がり部分、又は立ち下がり部分
で、第1及び第2アブソリュート検出素子群を切り換え
ないようにするための選択信号25を発生させ、選択信
号25を制御回路6に出力する回路である。
【0040】選択信号発生回路5の詳細を図9に示す。
図9に示す様に、選択信号発生回路5には、記憶回路4
から出力される記憶信号20a、21a、22aと、分
割回路3から出力される分割信号20、21、22とを
入力している。そして、記憶信号20a、21a、22
aと、分割信号20、21、22とから選択信号25を
発生させる。
【0041】選択信号25を発生させる為の論理表を表
1に示す。尚、表1は記憶信号20a、21a、22a
に所定の位相差を生じさせるために、8進法における2
の値を加えている。
【0042】
【表1】
【0043】制御回路6は、選択信号発生回路5から出
力される選択信号25を入力すると共に、アブソリュー
ト検出部2aからの第1アブソリュート信号34及び第
2アブソリュート信号26を入力している。そして、選
択信号25に基づいて、アブソリュートパターン1aの
境界位置で発生する桁上がり誤差のない4ビットのアブ
ソリュート作成信号27、28、29、30を作成する
回路である。
【0044】アブソリュート作成信号27、28、2
9、30を作成方法を図3に示す。図3に示す様に、
(a)の周期信号25は、選択信号発生回路5から出力
される選択信号25を表し、(b)は、分割回路からの
分割信号20、21、22を表し、(c)は、第1アブ
ソリュート検出素子群からのアブソリュート信号31a
(センサ8の出力を表し、他のセンサの出力は省略して
いる)を表し、(d)は、第2アブソリュート検出素子
群からのアブソリュート信号26a(センサ12の出力
を表し、他のセンサの出力は省略している)を表し、
(e)は、選択信号25によって作成されたアブソリュ
ート作成信号27である。
【0045】周期信号25がハイレベルの時、センサ8
からのアブソリュート信号31aを選択し、周期信号2
5がローレベルの時、センサ12からのアブソリュート
信号26aを選択することによってアブソリュート作成
信号27を作成する。従って、周期信号25がハイレベ
ルの時は第1アブゾリュート検出素子群を選択し、周期
信号25がローレベルの時は第2アブゾリュート検出素
子群を選択しすることにより、アブソリュート作成信号
27、28、29、30を作成することができる。
【0046】本実施例では、アブソリュートパターン1
aの最小読み取り単位がλに対して、インクリメンタル
パターン1bのピッチをλにしているが、インクリメン
タルパターン1bのピッチをλ/n(nは2以上の整
数)にしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、アブソリュ
ートパターンの境界位置を検出する境界検出回路と、イ
ンクリメンタル信号をm分割し、インクリメンタル信号
と同周期で、かつ位相のずれたm本の周期信号を発生す
るm分割回路と、を設け、境界検出回路からの検出信号
と、m本の周期信号のうち1つの周期信号とから、アブ
ソリュート検出手段の第1検出部と第2検出部との一方
を選択する選択信号を発生し、選択信号に基づいて第1
検出部と第2検出部とを交互に切り換える切り換えるよ
うにしたので、アブソリュートパターンの境界位置が検
出されると、アブソリュート検出手段の第1検出部と第
2検出部とを切り換える為の選択信号を自動的に設定す
ることができるので、信号調整が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例を示す図である。
【図2】分割回路の入出力動作を示す図である。
【図3】アブソリュート作成信号の作成時の動作を示す
図である。
【図4】境界検出回路の構成を示す図である。
【図5】記憶回路の構成を示す図である。
【図6】選択信号発生回路の構成を示す図である。
【図7】従来のアブソリュートエンコーダを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 符号板 2 検出器 3 分割回路 4 記憶回路 5 選択信号発生回路 6 制御回路 7 境界検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最小読み取り単位の長さがλのアブソリュ
    ートパターンと、ピッチがλのインクリメンタルパター
    ンとが形成された符号板と、 前記アブソリュートパターンに対し、ピッチλの間隔で
    配置される複数の第1検出部と、前記第1検出部に対し
    て1/2λの位相差をもたせて配置された複数の第2検
    出部とからなるアブソリュート検出手段と、 前記インクリメンタルパターンを検出し、90度の位相
    差を有する2つのインクリメンタル信号を出力するイン
    クリメンタル検出手段と、を有し、 前記イクンクリメンタル信号に基づいて、前記アブソリ
    ュート検出手段の前記第1検出部と前記第2検出部とを
    交互に切り換えるアブソリュートエンコーダにおいて、 前記アブソリュートパターンの境界位置を検出して検出
    信号を出力する境界検出回路と、 前記インクリメンタル信号をm分割し、前記インクリメ
    ンタル信号と同周期で、かつ位相のずれたm本の周期信
    号を発生するm分割回路と、 前記境界検出回路からの前記検出信号と、前記m本の周
    期信号のうち1つの前記周期信号とから、前記アブソリ
    ュート検出手段の前記第1検出部と前記第2検出部との
    一方を選択する選択信号を発生し、前記選択信号に基づ
    いて前記第1検出部と前記第2検出部とを交互に切り換
    える切り換え手段と、を備えることを特徴とするアブソ
    リュートエンコーダ。
  2. 【請求項2】前記切り換え手段は、 前記境界検出回路からの検出信号の変化時と、前記m本
    の周期信号のうち1つの周期信号の変化時とが一致した
    時、前記1つの周期信号を記憶信号として記憶する記憶
    回路と、 前記記憶信号に対して、所定の位相のずれた前記m本の
    周期信号のうちの1つの周期信号を特定し、特定された
    前記周期信号を前記第1検出部又は前記第2検出部の一
    方を選択する選択信号として発生する信号発生手段と、 前記信号発生手段からの前記選択信号に基づいて、前記
    第1検出部と前記第2検出部とを択一する選択手段と、
    から構成されることを特徴とする請求項1に記載のアブ
    ソリュートエンコーダ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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