JPH06221867A - 回転角度検出装置 - Google Patents
回転角度検出装置Info
- Publication number
- JPH06221867A JPH06221867A JP1229693A JP1229693A JPH06221867A JP H06221867 A JPH06221867 A JP H06221867A JP 1229693 A JP1229693 A JP 1229693A JP 1229693 A JP1229693 A JP 1229693A JP H06221867 A JPH06221867 A JP H06221867A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- disk
- case
- rotation angle
- detecting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 角度検出誤差の発生を防止する簡単で狭い空
間に収納できるコンパクトな回転角度検出装置の提供を
目的とする。 【構成】 ディスク2を保持するロータ3の外周面に溝
部5を設けて、ロータおよびディスクをセンサ1の光軸
方向に付勢するように、線ばね6を溝部とケース4間に
弾性的に装着した構成としたので、遊びの発生はなく、
ディスク位置を正常な位置に保存できるものである。
間に収納できるコンパクトな回転角度検出装置の提供を
目的とする。 【構成】 ディスク2を保持するロータ3の外周面に溝
部5を設けて、ロータおよびディスクをセンサ1の光軸
方向に付勢するように、線ばね6を溝部とケース4間に
弾性的に装着した構成としたので、遊びの発生はなく、
ディスク位置を正常な位置に保存できるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主にステアリングの蛇角
の検出に用いられる光電式の回転角度検出装置に関す
る。
の検出に用いられる光電式の回転角度検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられてきた光電式の回転角度
検出装置の構成を図6に示す。図において、11は発光
素子と受光素子とからなる透過型フォト・インタラプタ
であり、12は透過型フォト・インタラプタの両素子の
光軸に垂直に配置された薄いディスクで、このディスク
12の外周部には所定のピッチで透孔13が透過型フォ
ト・インタラプタの光軸に一致する位置に設けられてい
る。また、ディスク12は円筒状のロータ14に固着さ
れていて、透過型フォト・インタラプタ11、ディスク
12、ロータ14を収納する上、下ケース15,15A
間で回転自在に、かつ透過型フォト・インタラプタ11
の対向する両素子間の所定の位置に保持されている。1
6はキャンセリングカムであり、ステアリングに連結さ
れ、ステアリングの回転をロータ14に伝達する。
検出装置の構成を図6に示す。図において、11は発光
素子と受光素子とからなる透過型フォト・インタラプタ
であり、12は透過型フォト・インタラプタの両素子の
光軸に垂直に配置された薄いディスクで、このディスク
12の外周部には所定のピッチで透孔13が透過型フォ
ト・インタラプタの光軸に一致する位置に設けられてい
る。また、ディスク12は円筒状のロータ14に固着さ
れていて、透過型フォト・インタラプタ11、ディスク
12、ロータ14を収納する上、下ケース15,15A
間で回転自在に、かつ透過型フォト・インタラプタ11
の対向する両素子間の所定の位置に保持されている。1
6はキャンセリングカムであり、ステアリングに連結さ
れ、ステアリングの回転をロータ14に伝達する。
【0003】上記のような構成要素をもつ従来の回転角
度検出装置の各構成要素相互の関係と動作を図6に従っ
て説明する。ステアリングを操作すると、キャンセリン
グカム16が回転し、これに対応してディスク12が回
転する。このとき、センサ11の発光素子の発する光は
ディスク12に設けられた透孔13を通過して受光素子
に照射され、受光素子は光電信号を発生する。さらに、
ディスク12が回転すると、上記照射光はディスク12
の不透光部によって遮蔽され、光は受光素子に達せず信
号は発生しない。したがってディスク12の透孔および
不透光部を所定の角度ピッチで配置することによって、
ディスク12の回転角度、すなわちステアリングの操作
角度を受光素子の光電信号でもって検知することができ
る。
度検出装置の各構成要素相互の関係と動作を図6に従っ
て説明する。ステアリングを操作すると、キャンセリン
グカム16が回転し、これに対応してディスク12が回
転する。このとき、センサ11の発光素子の発する光は
ディスク12に設けられた透孔13を通過して受光素子
に照射され、受光素子は光電信号を発生する。さらに、
ディスク12が回転すると、上記照射光はディスク12
の不透光部によって遮蔽され、光は受光素子に達せず信
号は発生しない。したがってディスク12の透孔および
不透光部を所定の角度ピッチで配置することによって、
ディスク12の回転角度、すなわちステアリングの操作
角度を受光素子の光電信号でもって検知することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように構成された回転角度検出装置においては、
回転させるために上、下ケース15,15Aとロータ1
4の回転摺動面にはすきまがあり、このためディスク1
2がフォト・インタラプタ11の両素子間において光軸
方向の移動を生じ、ディスク12の透孔および不透光部
の角度ピッチが所定値であっても、発生する光電信号が
ステアリングの回転角と正確に対応しないという課題が
あった。
来例のように構成された回転角度検出装置においては、
回転させるために上、下ケース15,15Aとロータ1
4の回転摺動面にはすきまがあり、このためディスク1
2がフォト・インタラプタ11の両素子間において光軸
方向の移動を生じ、ディスク12の透孔および不透光部
の角度ピッチが所定値であっても、発生する光電信号が
ステアリングの回転角と正確に対応しないという課題が
あった。
【0005】すなわち、図5(B)のようにディスク1
2が正常な基準位置にあるときと、図5(A)のように
発光素子側に近付いたときでは、受光素子面での照射幅
が変化する。したがって図5(C)に示すように受光素
子が光電信号を発生する位置には、dだけのずれがあ
り、これがステアリング操作角度の検出誤差となる。特
に車載用の回転角度検出装置の場合、上、下ケースとロ
ータの回転摺動面のすきまによる遊びの発生は角度誤差
の原因になると同時に異音発生の要因ともなる。
2が正常な基準位置にあるときと、図5(A)のように
発光素子側に近付いたときでは、受光素子面での照射幅
が変化する。したがって図5(C)に示すように受光素
子が光電信号を発生する位置には、dだけのずれがあ
り、これがステアリング操作角度の検出誤差となる。特
に車載用の回転角度検出装置の場合、上、下ケースとロ
ータの回転摺動面のすきまによる遊びの発生は角度誤差
の原因になると同時に異音発生の要因ともなる。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、角度
誤差の発生を防止する簡単でかつ狭い空間内に収納でき
るコンパクトな光電式の回転角度検出装置の提供を目的
とする。
誤差の発生を防止する簡単でかつ狭い空間内に収納でき
るコンパクトな光電式の回転角度検出装置の提供を目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ディスクを保持するロータの円筒部外側面
に溝を設けて、ロータおよびディスクをセンサの光軸方
向に付勢するように、線状の弾性体を、溝とケース間に
弾性的に装着した構成としたものである。
するために、ディスクを保持するロータの円筒部外側面
に溝を設けて、ロータおよびディスクをセンサの光軸方
向に付勢するように、線状の弾性体を、溝とケース間に
弾性的に装着した構成としたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって弾性体を使用し
てロータを常時、ケースの回転摺動面に加圧してあるの
で、遊びの発生はなく、ディスクの位置は光電素子間の
正常な基準位置に保持され、検出角度誤差の発生を防止
するものである。
てロータを常時、ケースの回転摺動面に加圧してあるの
で、遊びの発生はなく、ディスクの位置は光電素子間の
正常な基準位置に保持され、検出角度誤差の発生を防止
するものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の回転角度検出装置の一実施例
を図1〜図4を参照しながら説明する。図1〜図4にお
いて、1は相対向して配置された発光素子と受光素子と
からなる透過型フォト・インタラプタであり、2は透過
型フォト・インタラプタ1の両素子の光軸に垂直に配置
され、外周部に複数個の透孔を設けたディスクであっ
て、ロータ3によって上、下ケース4,4A間に回転自
在に保持されている。ロータ3の上ケース4から突出し
た円筒部分には、外周面上に溝部5が設けられていて、
この溝部5にコ字状の線ばね6の開口側両端部をはめ込
む。
を図1〜図4を参照しながら説明する。図1〜図4にお
いて、1は相対向して配置された発光素子と受光素子と
からなる透過型フォト・インタラプタであり、2は透過
型フォト・インタラプタ1の両素子の光軸に垂直に配置
され、外周部に複数個の透孔を設けたディスクであっ
て、ロータ3によって上、下ケース4,4A間に回転自
在に保持されている。ロータ3の上ケース4から突出し
た円筒部分には、外周面上に溝部5が設けられていて、
この溝部5にコ字状の線ばね6の開口側両端部をはめ込
む。
【0010】さらに線ばね6の根元部は、上ケース4に
突設された逆L字状の係止部材7によって固定保持され
る。そして、線ばね6の前後左右の遊びは、上ケース4
に設けられた円柱状突起8,8A,8B,8Cによって
規制される。ロータ3は突起部9,9Aを有しており、
この突起部とキャンセリングカム(図示せず)に設けら
れた切欠部を嵌合させることによって、ステアリングの
回転がロータ3に伝達される。
突設された逆L字状の係止部材7によって固定保持され
る。そして、線ばね6の前後左右の遊びは、上ケース4
に設けられた円柱状突起8,8A,8B,8Cによって
規制される。ロータ3は突起部9,9Aを有しており、
この突起部とキャンセリングカム(図示せず)に設けら
れた切欠部を嵌合させることによって、ステアリングの
回転がロータ3に伝達される。
【0011】次に本実施例の各構成要素の相互の関係と
動作について説明する。ロータ3は上ケース4上に定置
された線ばね6によって、円筒部側面の溝部5で図2左
方向に常時付勢されている。したがってロータ3と上、
下ケース4,4A間にすきまがあっても、回転に伴うデ
ィスク2の位置の変動はない。つまり、図5において説
明したようなディスクのスリット面の上下位置変動によ
る検出角度誤差の発生が防止できる。
動作について説明する。ロータ3は上ケース4上に定置
された線ばね6によって、円筒部側面の溝部5で図2左
方向に常時付勢されている。したがってロータ3と上、
下ケース4,4A間にすきまがあっても、回転に伴うデ
ィスク2の位置の変動はない。つまり、図5において説
明したようなディスクのスリット面の上下位置変動によ
る検出角度誤差の発生が防止できる。
【0012】線ばね6は上ケース4に設けられた逆L字
状係止部材7および円柱状突起8〜8Cに、線ばねの弾
性を利用して定着されるのでねじ等の取付部品は必要な
く、また線材であるため、キャンセリングカムと上ケー
スとの狭いスペースに収納することができ、さらに、ロ
ータの溝部を摩耗させることも少ない。
状係止部材7および円柱状突起8〜8Cに、線ばねの弾
性を利用して定着されるのでねじ等の取付部品は必要な
く、また線材であるため、キャンセリングカムと上ケー
スとの狭いスペースに収納することができ、さらに、ロ
ータの溝部を摩耗させることも少ない。
【0013】このように本実施例によると、回転角度情
報を与えるディスクを保持するロータの外周面に溝部を
設け、その溝部に、係止部材、円柱状突起によって上ケ
ースに定着した線ばねをはめ込み、ロータをケースの回
転摺動面に加圧付勢してあるので、従来のケースとロー
タ間のすきまに起因するディスク位置の変動が完全に防
止され、したがって、正確に回転角度が検出できる。
報を与えるディスクを保持するロータの外周面に溝部を
設け、その溝部に、係止部材、円柱状突起によって上ケ
ースに定着した線ばねをはめ込み、ロータをケースの回
転摺動面に加圧付勢してあるので、従来のケースとロー
タ間のすきまに起因するディスク位置の変動が完全に防
止され、したがって、正確に回転角度が検出できる。
【0014】なお、本実施例においては、ディスク位置
の安定化のために、線ばねを用いて説明したが、これに
限るものではなく、板ばね、永久磁石吸着(または反
発)の利用など、要するにロータをケースの回転摺動面
に加圧付勢してディスクの位置を一定化する機能を果す
ものであれば任意の手段の使用が可能である。
の安定化のために、線ばねを用いて説明したが、これに
限るものではなく、板ばね、永久磁石吸着(または反
発)の利用など、要するにロータをケースの回転摺動面
に加圧付勢してディスクの位置を一定化する機能を果す
ものであれば任意の手段の使用が可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明によると、上記実施例から明らか
なように線ばねを用いてロータをケースの回動摺動面に
加圧付勢してあるので、位置が安定に維持され、ディス
ク位置変動に起因する角度検出誤差の発生を防止できる
高信頼性の簡単でコンパクトな、加振時の異音の発生し
ない回転角度検出装置を提供できる。
なように線ばねを用いてロータをケースの回動摺動面に
加圧付勢してあるので、位置が安定に維持され、ディス
ク位置変動に起因する角度検出誤差の発生を防止できる
高信頼性の簡単でコンパクトな、加振時の異音の発生し
ない回転角度検出装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例の回転角度検出装置の平面図
【図2】(A)同装置の側断面図 (B)同装置の側面図
【図3】同装置の主要部の構成略図
【図4】同装置の線ばね装着状態を説明する斜視図
【図5】(A)〜(C)従来の回転角度検出装置におけ
る誤差発生の説明図
る誤差発生の説明図
【図6】(A)従来の回転角度検出装置の側断面図 (B)同装置の主要部の構成略図
1 透過型フォト・インタラプタ(センサ) 2 ディスク 3 ロータ 4 上ケース 4A 下ケース 5 溝部 6 線ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 相対して配置された発光素子と受光素子
を含むセンサと、前記センサの両素子の光軸に垂直に配
置された複数個の透孔を有するディスクと、前記ディス
クをケースに対して回転自在に保持するロータと、前記
ロータの円筒部の外側面に設けられた溝部に摺動自在に
はめ込み、前記ケースに弾性的に定着保持し、前記ロー
タを前記センサの両素子の光軸方向に回転自在に加圧付
勢する線ばねとを備えた回転角度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1229693A JPH06221867A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 回転角度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1229693A JPH06221867A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 回転角度検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06221867A true JPH06221867A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11801370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1229693A Pending JPH06221867A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 回転角度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06221867A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010071661A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Panasonic Corp | 回転角度検出装置 |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP1229693A patent/JPH06221867A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010071661A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Panasonic Corp | 回転角度検出装置 |
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