JPH0622128A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0622128A
JPH0622128A JP4175766A JP17576692A JPH0622128A JP H0622128 A JPH0622128 A JP H0622128A JP 4175766 A JP4175766 A JP 4175766A JP 17576692 A JP17576692 A JP 17576692A JP H0622128 A JPH0622128 A JP H0622128A
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JP4175766A
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Inventor
Shinji Yamakawa
愼二 山川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿画像を変倍して指定領域を画像処理する
場合に解像度の向上を図る。 【構成】 指定領域が等倍でビットマップメモリ302
に書き込まれた場合、複写倍率が200%で複写が開始
されると、ビットマップメモリ302のデータは、主走
査方向の4画素に対して1画素が対応し、また、副走査
方向の8ラインに対して1ラインが対応する。変倍部2
03の出力は、主走査方向の8画素クロックに対して1
画素が対応する。例えば画像データの画素密度が16ド
ット/mmの場合、主走査方向の領域信号は、変倍前では
1/4の4ドット/mmとなり、変倍後では1/8の2ド
ット/mmとなる。また、副走査方向の領域信号は、2ド
ット/mmとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像の特定領域を
画像処理する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機等の画像処理装置で
は、通常のコピー時には読み取り原稿全体に対して画像
処理が均一に行われるが、例えば絵柄や、文字や写真が
混在した原稿に対する画像処理や、特殊効果を得るため
の画像処理では、読み取り原稿の特定の領域に対して他
の領域とは異なる画像処理が行われる。
【0003】この場合には、画像処理回路において処理
対象となる閉領域が指定されるとともに、画像処理内容
が指定されると、閉領域内の画像に対して指定内容の画
像処理が行われる。また、特殊機能として、原稿の線画
を読み取って閉ループ内を塗り潰す機能が知られている
が、この場合には、ビットマップメモリを用いてCPU
が塗り潰す処理を行う。
【0004】従来、この種の画像処理装置では、原稿画
像を変倍して特定領域を画像処理する場合に、領域信号
を画像情報の変倍率と同一の倍率でビットマップメモリ
に格納し、画像情報をこの領域信号に基づいて画像処理
するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理装置では、画像情報の変倍率と同一の倍率
の領域信号に基づいて画像情報を処理するので、解像度
の向上を図ることができないという問題点がある。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、原稿画
像を変倍して指定領域を画像処理する場合に解像度を向
上することができる画像処理装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、画像情報の処理モード情報を画像情報
の画素単位で格納するためのビットマップメモリと、画
像情報の処理モード情報を処理領域と等倍で前記ビット
マップメモリに書き込む書き込み手段と、画像情報の変
倍率に基づいて前記ビットマップメモリから処理モード
情報を等倍または変倍して読み出す読み出し手段と、画
像情報を前記読み出し手段により読み出された処理モー
ド情報に応じて画像処理する画像処理手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0008】第2の手段は、第1の手段の書き込み手段
が、画像情報の処理モード情報を処理領域より変倍して
前記ビットマップメモリに書き込むことを特徴とする。
【0009】第3の手段は、第1および第2の手段にお
いて画像処理手段が、前記読み出し手段により読み出さ
れた領域の画像情報を塗り潰すことを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の手段では上記構成により、処理モード情
報が処理領域と等倍でビットマップメモリに書き込ま
れ、画像情報の変倍率に基づいてビットマップメモリか
ら等倍または変倍して読み出されるので、原稿画像を変
倍して特定領域を画像処理する場合に解像度が向上す
る。
【0011】第2の手段では、画像情報の処理モード情
報が処理領域より変倍されてビットマップメモリに書き
込まれ、画像情報の変倍率に基づいてビットマップメモ
リから等倍または変倍して読み出されるので、原稿画像
を変倍して特定領域を画像処理する場合に解像度がさら
に向上する。
【0012】第3の手段では、原稿画像を変倍して特定
領域を塗り潰す場合に解像度が向上する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る画像処理装置の一実施例を示
すブロック図、図2は図1の画像処理装置を適用したデ
ィジタル複写機を示すブロック図、図3は図1の領域指
定部の詳細な構成を示すブロック図、図4は図3のビッ
トマップメモリの詳細な構成を示すブロック図、図5は
図4の副走査カウンタの詳細な構成を示すブロック図、
図6は画像処理領域を指定する例を示す説明図、図7は
指定領域を等倍で書き込む例を示す説明図、図8は図7
において指定領域を追加して書き込む例を示す説明図、
図9は指定領域の副走査方向を拡大して書き込む例を示
す説明図、図10は指定領域の副走査方向を拡大して書
き込む他の例を示す説明図、図11は指定領域を等倍で
書き込む他の例を示す説明図、図12は図11において
指定領域の副走査方向を拡大して書き込む例を示す説明
図、図13は図11において指定領域の主走査方向と副
走査方向を拡大して書き込む例を示す説明図、図14は
A4サイズの原稿とA3サイズの原稿台の関係を示す説
明図、図15はA5サイズの原稿とA3サイズの原稿台
の関係を示す説明図である。
【0014】本実施例の画像処理装置をディジタル複写
機に適用した場合、図2に示すように、原稿画像は画像
読み取り部101により読み取られてR、G、Bのディ
ジタルデータに変換され、このデータは図1に詳しく示
すような画像処理部102により画像処理、加工が施さ
れる。この画像処理部102により処理された画像は、
例えば電子写真方式の画像記録部103により転写紙に
記録される。ここで、画像記録部103は、一例として
Y、M、C、BKのデータをそれぞれ走査して合計4回
の走査でカラー記録を行うように構成されているつぎ
に、図1を参照して画像処理部102を詳細に説明す
る。まず、第1のγ補正部201は、画像読み取り部1
01のγ特性を補正するために、R、G、Bの入力デー
タに対して対数データから濃度データに変換し、また、
グレーバランスの調整を行う。次段の色補正部202
は、1次のマスキング方程式でR、G、Bのデータを
Y、M、C、BKのデータに変換する。
【0015】変倍部203は主走査方向の変倍と、主走
査方向の移動を画像データと領域信号に対して行い、続
くフィルタ204は写真のような中間調画像を滑らかに
処理する平滑化処理や、文字などを強調する鮮鋭化処理
を行う。第2のγ補正部205は画像記録部103のγ
特性を補正し、階調処理部206はディザや、濃度パタ
ーン法により中間調処理を行って図1に示す画像記録部
103に出力する。
【0016】領域指定部210は図3に示すように、ビ
ットマップメモリ302にデータを蓄えることが可能で
あって、画像処理を切り替えるための領域信号を発生す
る。この領域指定部210は各処理回路201〜206
に対してカスケード接続されて領域信号を出力し、ま
た、第2のγ補正部205からの1ビットの画像データ
が線切れ補正および孤立点除去回路301(図3)に入
力する。これらの回路201〜206、210はCPU
(中央処理装置)200に接続されている。
【0017】つぎに、この領域信号に基づいた各処理回
路201〜206の処理内容を説明する。まず、第1の
γ補正部201は2種類のγテーブルを有し、ポジ原稿
の入力に対してポジ出力またはその反転信号であるネガ
出力を行う。この場合、第1のγ補正部201からは画
像データと領域信号がレジスタ段数を合わせて同期する
ように出力される。次段の色補正部202は、領域信号
を切り替えないが、画像データと領域信号を同期して出
力する。
【0018】変倍部203は領域信号を切り替えない
が、画像データと領域信号を同倍率で変倍し、同期して
出力する。また、フィルタ204は強いおよび弱い平滑
化フィルタと、強いおよび弱い鮮鋭化フィルタの4種類
のフィルタの内、任意の2種類フィルタに切替可能であ
り、画像データと領域信号を同期して出力する。
【0019】第2のγ補正部205は文字用のγテーブ
ルと、写真(絵柄)用のγテーブルとこの中間の標準用
のγテーブルの3種類のテーブルを有し、画像データと
領域信号を同期して出力する。また、階調処理部206
は文字用と、写真用と標準用の階調パターンを有し、画
像データと領域信号を同期して出力する。
【0020】つぎに、図3を参照して領域指定部210
の動作を詳細に説明する。線切れ補正および孤立点除去
回路301は、閉ループ内を塗り潰すために、第2のγ
補正部206からの1ビットの画像データに対して孤立
点を除去したり、切れている線を接続する処理を行い、
この処理が施されたデータがCPU200の制御により
ビットマップメモリ302に格納される。
【0021】ここで、ビットマップメモリ302は例え
ばA3原稿(297mm×420mm)を16ドット/mmの
画素密度で記憶する場合、4752×6720画素であ
るので、約32Mビットのものが必要となり、このメモ
リを3個用いると合計96Mビットの大規模なものとな
る。そこで、本実施例では、画像データを1/4(8M
ビット)にするために、4×4画素の画像データに対し
て1つの領域信号を対応させ、画素密度を4ドット/mm
にして2Mビットのメモリが深さ方向に3個用いられて
いる。したがって、ビットマップメモリ302の出力端
子out から3ビットの領域信号が出力される。
【0022】つぎに、図4を参照してビットマップメモ
リ302の詳細な構成を説明する。メモリ401にはラ
イト時に、データとアドレスがそれぞれ入力端子in、ア
ドレス端子ADに入力するとともに、図示省略の制御信
号がCPU200から入力することにより、データが所
定のアドレスに書き込まれる。また、ライト時にはアド
レスがアドレス端子ADに入力するとともに、図示省略
の制御信号がCPU200から入力することにより、デ
ータが出力端子out から出力される。
【0023】主走査(x)カウンタ402は主走査方向
のアドレスをカウントし、ライン同期信号で初期値に設
定され、4つの画素クロックで1回カウントアップす
る。図5に詳しく示すような副走査(y)カウンタ40
3は、副走査方向のアドレスをカウントし、コピー開始
信号で初期値に設定され、倍率に応じたカウント値を出
力する。アドレス合成部410は2Mビットまでのマッ
ピングを行うために、これらのカウンタ402,403
の各カウント値に基づいて、主走査方向の「0」〜「1
215」までの画素を有効画像とし、副走査方向の
「0」〜「1679」までラインを有効画像とするアド
レスに合成する。
【0024】また、有効画像領域外ではメモリ401の
出力端子out から、リードモード時に所定の3ビットの
値が出力され、また、ライトモード時にも所定の3ビッ
トの値が出力される。
【0025】入力データセレクタ411はコピーモード
時に入力端子Aのデータを選択して出力端子Yを介して
メモリ401に出力し、待機中には入力端子Bのデータ
を選択する。IOバッファ412はCPU200のライ
ト時に、端子IOの入力信号を出力端子out を介して入
力データセレクタ411の入力端子Bに出力し、リード
時には入力端子inのデータ(メモリ401の出力デー
タ)を端子IOを介してCPU200に出力する。ま
た、アドレスセレクタ413はコピーモード時に入力端
子A(アドレス合成部410の出力アドレス)を選択
し、待機時には入力端子BのCPUからのアドレスを選
択し、メモリ401に出力する。
【0026】図5を参照して副走査カウンタ403の詳
細な構成を説明する。まず、副走査倍率レジスタ501
には予め、1ライン毎に加算する値を決定するための整
数部が設定され、また、副走査初期アドレスレジスタ5
02には予め、任意のプラスまたはマイナスの初期アド
レスが設定される。副走査n進カウンタ504は任意の
nラインに1回の信号を出力し、また、出力CRをロウ
レベルに固定して出力することも可能である。加算器5
05は副走査n進カウンタ504の出力CRがハイレベ
ルの時に副走査倍率レジスタ501の出力+1を出力
し、副走査n進カウンタ504の出力CRがロウレベル
の時に副走査倍率レジスタ501の出力をそのまま出力
する。
【0027】セレクタ507はコピー開始信号が発生す
ると、副走査初期アドレスレジスタ502の初期アドレ
スを選択し、他の時には加算器506の出力を選択して
レジスタ508に格納する。レジスタ508はこのデー
タをライン同期信号で格納し、また、加算器506はレ
ジスタ508の出力の次のラインの出力を出力する。し
たがって、レジスタ508にはコピー開始信号で副走査
初期アドレスレジスタ502の初期アドレスが格納さ
れ、他の時には加算器506の出力が格納される。
【0028】つぎに、図6〜図8を参照して等倍で書き
込む場合の動作を説明する。図6において破線で示すよ
うに原稿の2つの領域「1」、「2」が裏向きで指定さ
れた場合、CPU200が等倍でビットマップメモリ3
02に書き込むと図7に示すような表向きになる。
【0029】そして、複写倍率が100%で複写が開始
された場合には、ビットマップメモリ302のデータ
は、主走査方向の4画素に対して1画素が対応し、ま
た、副走査方向の4ラインに対して1ラインが対応す
る。すなわち、画像データの画素密度が16ドット/mm
の場合、領域信号はその1/4の4ドット/mmとなる。
【0030】この場合、図4に示す副走査カウンタ40
3が4つの同期信号で1回カウントアップするように、
図5に示す副走査倍率レジスタ501には「0」が設定
され、副走査n進カウンタ504は4進に設定される。
また、主走査方向の出力位置は、変倍の移動により決定
される。
【0031】また、複写倍率が200%で複写が開始さ
れた場合には、ビットマップメモリ302のデータは、
主走査方向の4画素に対して1画素が対応し、また、副
走査方向の8ラインに対して1ラインが対応する。さら
に、図1に示す変倍部203の出力は、主走査方向の8
画素クロックに対して1画素が対応する。
【0032】すなわち、画像データの画素密度が16ド
ット/mmの場合、主走査方向の領域信号は、変倍前では
その1/4の4ドット/mmとなり、変倍後では1/8の
2ドット/mmとなる。また、副走査方向の領域信号は、
2ドット/mmとなる。
【0033】この場合、図4に示す副走査カウンタ40
3が8つの同期信号で1回カウントアップするように、
図5に示す副走査倍率レジスタ501には「0」が設定
され、副走査n進カウンタ504は8進に設定される。
また、主走査方向の出力位置は、変倍の移動により決定
される。
【0034】同様に、複写倍率が50%で複写が開始さ
れた場合には、ビットマップメモリ302のデータは、
主走査方向の4画素に対して1画素が対応し、また、副
走査方向の2ラインに対して1ラインが対応する。さら
に、図1に示す変倍部203の出力は、主走査方向の2
画素クロックに対して1画素が対応する。
【0035】すなわち、画像データの画素密度が16ド
ット/mmの場合、主走査方向の領域信号は、変倍前では
1/4の4ドット/mmとなり、変倍後では1/2の4ド
ット/mmとなる。また、副走査方向の領域信号は、1/
2の8ドット/mmとなる。
【0036】この場合、図4に示す副走査カウンタ40
3が2つの同期信号で1回カウントアップするように、
図5に示す副走査倍率レジスタ501には「0」が設定
され、副走査n進カウンタ504は2進に設定される。
また、主走査方向の出力位置は、変倍の移動により決定
される。
【0037】また、複写倍率が12.5%で複写が開始
された場合には、ビットマップメモリ302のデータ
は、主走査方向の4画素に対して1画素が対応し、ま
た、副走査方向の2ラインに対して1ラインが対応す
る。さらに、図1に示す変倍部203の出力は、主走査
方向の1画素クロックに対して2画素が対応する。
【0038】ここで、画像データの画素密度が16ドッ
ト/mmの場合、主走査方向の領域信号は、変倍前では1
/4の4ドット/mmとなり、変倍後では2倍の32ドッ
ト/mmとなるが、画素クロックより細かく分割するため
の制御クロックがないので、変倍後では16ドット/mm
となる。また、副走査方向の領域信号は、2倍の32ド
ット/mmとなるが、同様な理由により16ドット/mmと
なる。
【0039】そして、図4に示す副走査カウンタ403
が1つの同期信号で2回カウントアップするように、図
5に示す副走査倍率レジスタ501には「2」が設定さ
れ、副走査n進カウンタ504の出力信号がロウレベル
になるように固定される。また、主走査方向の出力位置
は、変倍の移動により決定される。
【0040】したがって、上記実施例によれば、複写倍
率にかかわらずCPU200が等倍でビットマップメモ
リ302に書き込み、複写倍率に応じてビットマップメ
モリ302から読み出すので、複写倍率に依存すること
なく領域を指定することができ、したがって、領域デー
タの書き込み開始タイミングが制限されることを防止す
ることができる。また、複写倍率にかかわらず等倍でビ
ットマップメモリ302に書き込むので、図7に示すよ
うに2つの領域指定で複写を行った後、図8に示すよう
に領域指定を簡単に追加して指定することができる。
【0041】また、複写倍率にかかわらず等倍でビット
マップメモリ302に書き込むので、トリミングと、変
倍と移動等の処理を副走査アドレスと主走査アドレスの
初期値を変更することにより容易に行うことができる。
さらに、領域データを1回メモリ302に書き込むこと
により、ページ連写や拡大連写のように原稿を分割する
場合に、メモリ302内のビットマップデータを毎回書
き換える必要がないという効果がある。
【0042】つぎに、指定領域を変倍して書き込む動作
を、図7に示すように2つの領域「1」、「2」が原稿
の右半分のみにおいて指定された場合について説明す
る。ここで、倍率が100%であって用紙と原稿の各サ
イズがA3の場合、指定領域が原稿の右半分であるの
で、まず、領域指定後に図9に示すように、副走査方向
を2倍に拡大してメモリ302に書き込む。
【0043】そして、等倍で複写が開始されると、ビッ
トマップメモリ302のデータは、主走査方向の4画素
に対して1画素が対応し、また、副走査方向の2ライン
に対して1ラインが対応する。さらに、図1に示す変倍
部203の出力は、主走査方向の2画素クロックに対し
て1画素が対応する。
【0044】すなわち、画像データの画素密度が16ド
ット/mmの場合、主走査方向の領域信号は、変倍前では
1/4の4ドット/mmとなり、変倍後においても同様に
1/4の4ドット/mmとなる。また、副走査方向の領域
信号は、1/2の8ドット/mmとなる。また、図4に示
す副走査カウンタ403が2つの同期信号で1回カウン
トアップするように、図5に示す副走査倍率レジスタ5
01には「0」が設定され、副走査n進カウンタ504
は2進に設定される。また、主走査方向の出力位置は、
変倍の移動により決定される。
【0045】この場合、メモリ302上の有効画像以外
の領域信号は、固定値を出力するので、左半分に画像デ
ータがあっても問題は発生しない。また、指定領域が逆
に右半分のみに存在する場合には、副走査カウンタ40
3の初期値を変更することにより実現することができ
る。
【0046】つぎに、倍率が400%であって用紙がA
3サイズの場合について説明する。この場合には主副走
査方向とも1/4の大きさしか出力することができない
ので、図6において原稿端から出力することを考慮する
と、領域信号「0」と「1」の領域しか出力することが
できないので、まず、図10に示すように副走査方向を
4倍に拡大してメモリ302に書き込む。
【0047】そして、400%で複写が開始されると、
ビットマップメモリ302のデータは、主走査方向の4
画素に対して1画素が対応し、また、副走査方向の4ラ
インに対して1ラインが対応する。さらに、図1に示す
変倍部203の出力は、主走査方向の16画素クロック
に対して1画素が対応する。
【0048】すなわち、画像データの画素密度が16ド
ット/mmの場合、主走査方向の領域信号は、変倍前では
1/4の4ドット/mmとなり、変倍後では1/16の1
ドット/mmとなる。また、副走査方向の領域信号は、1
/4の4ドット/mmとなる。また、図4に示す副走査カ
ウンタ403が4つの同期信号で1回カウントアップす
るように、図5に示す副走査倍率レジスタ501には
「0」が設定され、副走査n進カウンタ504は4進に
設定される。また、主走査方向の出力位置は、変倍の移
動により決定される。
【0049】なお、図10に示す例では原稿端から出力
するが、出力領域がどの場所であっても副走査カウンタ
403の初期値を変更することにより実現することがで
きる。
【0050】つぎに、倍率が25%であって用紙がA3
サイズの場合について説明する。領域の書き込み位置が
右半分の場合、まず、図9に示すように副走査方向を2
倍に拡大してメモリ302に書き込む。
【0051】そして、25%で複写が開始されると、ビ
ットマップメモリ302のデータは、主走査方向の4画
素に対して1画素が対応し、また、副走査方向の1ライ
ンに対して2ラインが対応する。さらに、図1に示す変
倍部203の出力は、主走査方向の1画素クロックに対
して1画素が対応する。
【0052】ここで、画像データの画素密度が16ドッ
ト/mmの場合、主走査方向の領域信号は、変倍前では1
/4の4ドット/mmとなり、変倍後では等倍の16ドッ
ト/mmとなる。また、副走査方向の領域信号は、2倍の
32ドット/mmとなるが、画素クロックより細かく分割
するための制御クロックがないので、16ドット/mmと
なる。
【0053】そして、図4に示す副走査カウンタ403
が1つの同期信号で2回カウントアップするように、図
5に示す副走査倍率レジスタ501には「2」が設定さ
れ、副走査n進カウンタ504の出力信号がロウレベル
になるように固定される。また、主走査方向の出力位置
は、変倍の移動により決定される。
【0054】ここで、前述したように等倍で書き込んで
もよい。すなわち、複写が開始されると、ビットマップ
メモリ302のデータは、主走査方向の4画素に対して
1画素が対応し、また、副走査方向の1ラインに対して
1ラインが対応する。さらに、図1に示す変倍部203
の出力は、主走査方向の1画素クロックに対して1画素
が対応する。
【0055】すなわち、画像データの画素密度が16ド
ット/mmの場合、主走査方向の領域信号は、変倍前では
1/4の4ドット/mmとなり、変倍後では等倍の16ド
ット/mmとなる。また、副走査方向の領域信号は、等倍
の16ドット/mmとなる。そして、図4に示す副走査カ
ウンタ403が1つの同期信号で1回カウントアップす
るように、図5に示す副走査倍率レジスタ501には
「1」が設定され、副走査n進カウンタ504の出力信
号がロウレベルになるように固定される。また、主走査
方向の出力位置は、変倍の移動により決定される。
【0056】なお、副走査方向の変倍について説明した
が、主走査方向の変倍にも適用することができることは
もちろんである。すなわち、図11に示すように領域が
指定された場合、まず図12に示すように副走査方向の
みを拡大し、その後、図13に示すように主走査方向を
拡大することができる。
【0057】したがって、指定領域データを拡大してビ
ットマップデータに書き込むことにより、高い解像度で
領域を指定することができ、また、複写倍率と用紙サイ
ズに基づいて決定される原稿有効サイズと、指定領域の
サイズの内、小さいほうのサイズを選択して拡大し、メ
モリ302に書き込むことにより、高い解像度で領域を
指定することができる。なお、この場合の拡大率は、
主、副走査方向とも独立していてもよく、(メモリサイ
ズ/小さいほうのサイズ)である。
【0058】また、上記動作は同一のハードウエアで実
現することができるので、ユーザの用途に応じて選択的
に切り替えることも可能である。
【0059】つぎに、閉ループ内を塗り潰すモードにつ
いて説明する。ここで、図2に示す画像読み取り部10
1により読み取られたディジタルデータをメモリ302
に書き込む場合、通常複写と異なる点は、色補正部20
2においてR、G、BデータからY、M、C、BKデー
タに変換する際に白以外のデータを出力することであ
る。また、フィルタ204では平滑化処理を施し、第2
のγ補正部205では2値化処理を行ってメモリ302
に書き込む。
【0060】そして、例えば図14に示すようにA3サ
イズの原稿台上のA4サイズの原稿読み取る場合には、
約141%で拡大してメモリ302の全エリアに書き込
む。ついで、取り込んだデータに対して閉ループ内を塗
り潰す処理を行い、出力時には同様に、領域信号として
メモリ302内のデータを出力すればよい。例えばA4
サイズで出力する場合には71%で縮小すればよいの
で、画素密度が16ドット/mmの場合、領域信号は約
5.6ドット/mmとなる。また、等倍で出力する場合に
は画素密度が16ドット/mmの場合、領域信号は4ドッ
ト/mmとなる。
【0061】また、141%の倍率でA4サイズで出力
する場合には、図15に示すように原稿端を基準として
A5サイズとなるので、原稿の読み込み時に約200%
で拡大してメモリ302の全エリアに書き込む。つい
で、取り込んだデータに対して閉ループ内を塗り潰す処
理を行い、出力時には同様に、領域信号としてメモリ3
02内のデータを出力すればよい。そして、A4サイズ
で出力する場合には71%で縮小すればよいので、画素
密度が16ドット/mmの場合、領域信号は約11.2ド
ット/mmとなる。
【0062】したがって、この場合にも同様に、指定領
域データを拡大してビットマップデータに書き込むこと
により、高い解像度を実現することができ、また、複写
倍率と用紙サイズに基づいて決定される原稿有効サイズ
と、指定領域のサイズの内、小さいほうのサイズを選択
して拡大し、メモリ302に書き込むことにより、高い
解像度を実現することができる。
【0063】また、上記実施例によれば、N×N(N=
4)ビットの画像データに対して1ビットの領域信号が
対応する代わりに、1ビットの画像データに対して1ビ
ットの領域信号が対応する場合にも拡大時の解像度を向
上することができ、この場合の拡大率も同様に、主、副
走査方向とも独立していてもよく、(ビットマップサイ
ズ/小さいほうのサイズ)である。
【0064】さらに、上記各動作をメモリ302を共有
することにより実現することができるので、ハードウエ
アの共有部分が増加し、したがって、個別に設計するよ
りも大幅に安価に構成することができる。なお、変倍処
理は単純変倍のみならず、補間処理を行ってもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、画像情報の処理モード情報を画像情報の画素単位
で格納するためのビットマップメモリと、画像情報の処
理モード情報を処理領域と等倍で前記ビットマップメモ
リに書き込む書き込み手段と、画像情報の変倍率に基づ
いて前記ビットマップメモリから処理モード情報を等倍
または変倍して読み出す読み出し手段と、画像情報を前
記読み出し手段により読み出された処理モード情報に応
じて画像処理する画像処理手段とを備えたので、原稿画
像を変倍して特定領域を画像処理する場合に解像度を向
上させることができる。
【0066】請求項2記載の発明は、請求項1記載の書
き込み手段が、画像情報の処理モード情報を処理領域よ
り変倍して前記ビットマップメモリに書き込むので、原
稿画像を変倍して特定領域を画像処理する場合に解像度
をさらに向上させることができる。
【0067】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において画像処理手段が、前記読み出し手段により読
み出された領域の画像情報を塗り潰すので、原稿画像を
変倍して特定領域を塗り潰す場合に解像度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の画像処理装置を適用したディジタル複写
機を示すブロック図である。
【図3】図1の領域指定部の詳細な構成を示すブロック
図である。
【図4】図3のビットマップメモリの詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図5】図4の副走査カウンタの詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図6】画像処理領域を指定する例を示す説明図であ
る。
【図7】指定領域を等倍で書き込む例を示す説明図であ
る。
【図8】指定領域を追加して書き込む例を示す説明図で
ある。
【図9】指定領域の副走査方向を拡大して書き込む例を
示す説明図である。
【図10】指定領域の副走査方向を拡大して書き込む他
の例を示す説明図である。
【図11】指定領域を等倍で書き込む他の例を示す説明
図である。
【図12】図11において指定領域の副走査方向を拡大
して書き込む例を示す説明図である。
【図13】図11において指定領域の主走査方向と副走
査方向を拡大して書き込む例を示す説明図である。
【図14】A4サイズの原稿とA3サイズの原稿台の関
係を示す説明図である。
【図15】A5サイズの原稿とA3サイズの原稿台の関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
102 画像処理部 200 CPU(中央処理装置) 210 領域指定部 301 ビットマップメモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報の処理モード情報を画像情報の
    画素単位で格納するためのビットマップメモリと、 画像情報の処理モード情報を処理領域と等倍で前記ビッ
    トマップメモリに書き込む書き込み手段と、 画像情報の変倍率に基づいて前記ビットマップメモリか
    ら処理モード情報を等倍または変倍して読み出す読み出
    し手段と、 画像情報を前記読み出し手段により読み出された処理モ
    ード情報に応じて画像処理する画像処理手段と、 を備えた画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記書き込み手段は、画像情報の処理モ
    ード情報を処理領域より変倍して前記ビットマップメモ
    リに書き込むように設定された請求項1記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段は、前記読み出し手段
    により読み出された領域の画像情報を塗り潰すように設
    定された請求項1記載の画像処理装置。
JP4175766A 1992-07-02 1992-07-02 画像処理装置 Pending JPH0622128A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5722108A (en) * 1995-09-11 1998-03-03 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Windshield wiper control device for construction machines
US8277973B2 (en) 2006-06-16 2012-10-02 Sony Corporation Nonaqueous electrolyte composition and nonaqueous electrolyte secondary battery

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5722108A (en) * 1995-09-11 1998-03-03 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Windshield wiper control device for construction machines
US8277973B2 (en) 2006-06-16 2012-10-02 Sony Corporation Nonaqueous electrolyte composition and nonaqueous electrolyte secondary battery

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