JPH08274986A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08274986A
JPH08274986A JP7096967A JP9696795A JPH08274986A JP H08274986 A JPH08274986 A JP H08274986A JP 7096967 A JP7096967 A JP 7096967A JP 9696795 A JP9696795 A JP 9696795A JP H08274986 A JPH08274986 A JP H08274986A
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JP
Japan
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unit
processing
image
section
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Pending
Application number
JP7096967A
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English (en)
Inventor
Koji Tone
剛治 刀根
Kouichi Kamon
宏一 賀門
Masaaki Ito
雅章 伊藤
Yoshiyuki Namitsuka
義幸 波塚
Hiroyuki Kawamoto
啓之 川本
Anki You
安麒 葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理の各処理の処理順序および処理回数
を任意に設定でき、入力された画像に対して最適な画像
処理を行え、各種の画像処理を1つの画像処理構成で実
行できるようにする。 【構成】 デジタル画像信号に対して処理を行う複数の
処理部、すなわち、スキャナ部2、シェーディング部
6、フィルタ部7、変倍部8、γ変換部9、階調処理部
10、編集部11、記憶部12、外部インターフェイス
部13、印字部14及びプロット部3によってその処理
部に設定された個々の画像処理を行うように構成され、
これらの処理順序は、メイン制御部5からの指示により
セレクタ制御部4が、各処理部に接続されたメインセレ
クタ46aとアウトセレクタ46bを切り換えて任意に
設定することができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル画像処理機能
を有する画像処理装置、例えばデジタル複写機、ファク
シミリ装置及びプリンタ等に適用される画像処理装置に
係り、特に画像処理順序および処理回数を任意に設定で
きる画像処理装置、及び画像パスを任意に設定できる画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタル画像処理装置では、1つ
の画像処理機能を単一の画像パスで実現することが一般
に行なわれている。すなわち、画像処理の順序はあらか
じめ定められており、この順序に従って処理される。
【0003】これに対して、フィルタ処理と変倍処理の
順序を切り換えて画像処理を行なうように構成された画
像処理装置が特開平5−207272号公報に開示され
ている。フィルタ処理と変倍処理の順序は、フィルタに
より処理した後変倍するとき、拡大する際にはフィルタ
の効率(マトリクスサイズ)を有効に利用することがで
きるが、縮小の場合には、大きなマトリクスサイズのフ
ィルタを有効に利用することができない。また、変倍処
理した後フィルタにより処理するときには、縮小の場合
にはフィルタの効率を有効に利用することができるが、
拡大の場合には大きなマトリクスサイズのフィルタを有
効に利用することはできない。そこで、特開平5−20
7272号記載の技術では、倍率に応じてフィルタ処理
手段による処理と変倍処理手段による処理の順番を入れ
換える制御手段を備えた構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
では、フィルタ処理を変倍処理を倍率に応じて入れ換え
ることができるように構成されているが、画像処理装置
には、画像処理の各処理部が備えられている。この画像
処理部には、例えば、スキャナ部、シェーディング部、
フィルタ部、変倍部、γ変換部、階調処理部、編集部、
記憶部、外部インターフェース部、印字部、及びプロッ
ト部等があり、処理内容に応じて最適な処理順序があ
る。一般にはこの処理順序は固定されており、一部上記
のようにフィルタ処理と変倍処理の順序が入れ換えられ
るようになっているが、処理部の処理順序および処理回
数を任意設定することはできなかった。また、処理順序
が固定されている以上、各部の並行処理、具体的には、
例えば記憶部と外部インターフェイスとを独立させて並
行処理するといったことまで、配慮されてはいなかっ
た。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、処理部の処理順序お
よび処理回数を任意に設定できる画像処理装置を提供す
ることにある。また、任意に設定できるようにすること
で、入力された画像に対して最適な画像処理を行なえる
画像処理装置を提供することにある。さらに、任意に設
定できるようにすることで、各種の画像処理を1つの画
像処理構成で実行できる画像処理装置を提供することに
ある。さらに、他の目的は、各種画像処理機能とは独立
に、記憶部へのアクセス及び外部インターフェイス部へ
の入出力制御を行い、他の画像処理装置とのインターフ
ェイスを容易にするとともに、それぞれの画像処理装置
の資源を有効に活用することができる画像処理装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の手段は、デジタル画像信号に対して所定の処
理を行なう複数の処理部によってその処理部に設定され
た個々の画像処理を行なう画像処理装置装置において、
前記複数の処理部の処理順序および処理回数を任意に設
定する制御手段を備えた構成になっている。
【0007】上記目的を達成するため、第2の手段は、
複数の処理部と、画像信号が通る複数のバスと、処理部
に設けられ、各バスから選択的に画像信号を取り込むこ
とが可能な入力用セレクタと、処理部からの画像信号出
力先のバスを選択可能な出力用セレクタと、これらのセ
レクタを切り換えていずれのセレクタのバスを選択する
かを制御するセレクタ制御部とを備えた構成になってい
る。
【0008】これらの場合、前記画像信号に画像データ
と位相情報を含むようにすることが望ましく、バス数
は、(接続ブロック数−1)≦バス数であるように設定
することが望ましい。
【0009】第3の手段は、第1の手段における処理部
が、画像信号に対して主走査方向に変倍処理を行なう変
倍部と、画像信号を一旦保管し、所定の回転処理を行な
う記憶部とを含み、前記制御手段が、変倍部、記憶部、
変倍部の順で処理し、変倍部で2度処理させようにし
た。
【0010】第4の手段は、第1の手段における処理部
が、画像信号に対してページ番号の合成を行なう印字部
と、画像信号を一旦を保管し、所定の回転処理を行なう
記憶部とを含み、前記制御手段が、印字部、記憶部、印
字部の順で処理し、印字部で2度処理させるようにし
た。
【0011】第5の手段は、第1の手段における処理部
が、画像信号に対して、平滑および/または強調化処理
を行なうフィルタ部と、画像信号を一旦保管し、所定の
回転処理を行なう記憶部とを含み、前記制御手段が、フ
ィルタ部、記憶部、フィルタ部の順で処理し、フィルタ
部で2度処理させるようにした。
【0012】第6の手段は、第1の手段における処理部
が、画像信号に対して主走査方向に変倍処理を行なう変
倍部と、画像信号を一旦を保管し、所定の処理を行なう
記憶部とを含み、前記制御手段が、変倍部、記憶部、変
倍部の順で処理し、変倍部で2度処理させるようにし
た。
【0013】第7の手段は、第1の手段における処理部
が、画像の鏡像化および/または斜体化を行なう編集部
と、画像信号を一旦保管し、所定の処理を行なう記憶部
とを含み、前記制御手段が、編集部、記憶部、編集部の
順で処理し、編集部で2度処理させるようにした。
【0014】第8の手段は、第1の手段における処理部
が、画像の鏡像化、斜体化を行なう編集部と、画像信号
を一旦保管し、所定の処理を行なう記憶部と、画像に対
して階調処理を行なう階調処理部とを含み、前記制御手
段が、編集部、階調処理部、記憶部、編集部の順で処理
し、編集部で2度処理させるようにした。
【0015】第9の手段は、第1の手段における処理部
が、照明系のムラを補正するシェーディング部と、画像
信号の周波数特性を変換するフィルタ部と、主走査方向
の変倍率を変倍する変倍部と、コピーのモード及びノッ
チの設定値に基づいて、所定の濃度のコピーを得るよう
に入力画像データを変換処理するγ変換部と、画像デー
タを加工する編集部と、文字合成を行う印字部と、大量
の画像データを蓄積する記憶部と、多値処理、誤差拡大
処理、多値ディザ処理及び2値化処理の少なくとも1つ
の処理を行う階調処理部と、外部装置との送受信を行な
う外部インタフェース部と、文字と画像を印刷するプロ
ット部とを含み、前記制御手段が、シェーディング部、
空間フィルタ部、変倍部、γ変換部、編集部、印字部、
記憶部、階調処理部、外部インタフェース部、及びプロ
ット部の順に処理するようにした。
【0016】第10の手段は、第9の手段における制御
手段の処理手順に代えて、制御手段が、シェーディング
部、フィルタ部、変倍部、γ変換部、記憶部、階調処理
部、編集部、印字部、外部インタフェース部、及びプロ
ット部の順に処理するようにした。
【0017】第11の手段は、第9の手段における制御
手段の処理手順に代えて、制御手段が、シェーディング
部、フィルタ部、変倍部、γ変換部、編集部、印字部、
記憶部、外部インタフェース部、階調処理部、及びプロ
ット部の順で処理するようにした。
【0018】第12の手段は、第9の手段における制御
手段の処理手順に代えて、制御手段が、シェーディング
部、外部インタフェース部、フィルタ部、変倍部、γ変
換部、編集部、印字部、記憶部、階調処理部、及びプロ
ット部の順で処理するようにした。
【0019】第13の手段は、第9の手段における制御
手段の処理手順に代えて、制御手段が、シェーディング
部、フィルタ部、変倍処理部、γ変換部、階調処理部、
印字部、編集部、記憶部、外部インタフェース装置、及
びプロット部の順で処理するようにした。
【0020】第14の手段は、第9の手段における制御
手段の処理手順に代えて、制御手段が、シェーディング
部、フィルタ部、変倍処理部、γ変換部、階調処理部、
編集部、印字部、外部インタフェース部、記憶部、及び
プロット部の順で処理するようにした。
【0021】第15の手段は、デジタル画像信号に対し
て所定の処理を行なう複数の処理部によってその処理部
に設定された個々の画像処理を行なう画像処理装置装置
において、入力部及び入力部から入力された画像信号に
対して各種の画像処理を行う内部画像処理部を含む各種
の内部処理ブロックを統合する第1のビデオバスと、こ
の第1のビデオバスに接続され、外部記憶部、外部イン
ターフェイス部及び出力部を含む外部処理ブロックを統
合し、該外部処理ブロック相互の画像パスを任意に選択
可能な第2のビデオバスとを備えた構成になっている。
【0022】第16の手段は、第15の手段における第
2のビデオバスの外部処理ブロックの選択は、画像パス
を選択する画像パス選択手段と、画像パス選択手段に入
力されるセレクト信号に基づいて前記画像パス選択手段
内で画像信号、各種コントロール信号及びその系のクロ
ックを選択する信号選択手段とによって行われるように
した。
【0023】第17の手段は、第15の手段において、
外部インターフェイス部に少なくとも2つの外部ユニッ
トを接続し、当該外部ユニットはユニット選択手段によ
って入出力の制御が行われるようにした。
【0024】
【作用】第1の手段によれば、制御手段によって決めら
れた順序以外の任意の処理順序および処理回数で画像処
理を行うことができる。これによって入力された画像に
対して最適な画像処理を行うことができる。また、各種
の画像処理を1つの画像処理構成で実行できる。
【0025】第2の手段によれば、入力用セレクタと出
力用セレクタの選択順序を変えることによって処理順序
を任意に、かつ、簡単に変更することができる。
【0026】第3の手段によれば、変倍部で2度処理さ
せるので、記憶部で回転させることとも相俟って主走査
方向及び副走査方向の両方向で変倍することができる。
【0027】第4の手段によれば、印字部で2度処理さ
せるので、記憶部で回転させることとも相俟って方向の
異なる文字を異なる個所に印刷することができる。
【0028】第5の手段によれば、フィルタ部で2度処
理させるので、異なるフィルタ処理が1つの画像に対し
て重ねて行われることになり、あらかじめ設定されてい
る以上のフィルタ特性を発揮できる。
【0029】第6の手段によれば、変倍部で2度変倍を
行うので、変倍部に設定された変倍率以上の変倍を実行
できる。
【0030】第7の手段によれば、編集部で2度編集を
行うので、あらかじめ編集部に設定されている以外の編
集も可能になる。
【0031】第8の手段によれば、記憶部における処理
の前に階調処理を行うことで、スクリーン角の変更が可
能になる。
【0032】第9の手段によれば、階調処理が、編集処
理、印字処理後の画像データを記憶部で一時保存した後
行われるので、メモリ圧縮後の画像データを位相データ
の崩れが生じることはない。
【0033】第10の手段によれば、階調処理が、γ変
換後のデータを記憶部で一旦保存した後行われるので、
メモリ圧縮後の画像データと位相データの崩れが生じる
ことはない。
【0034】第11の手段によれば、外部装置からの画
像データが、外部インターフェイスを利用して、階調処
理部を経由して出力するので、外部装置は階調処理機能
にアクセスすることができる。
【0035】第12の手段によれば、外部インタフェー
スを利用して外部装置からの画像データが、フィルタ
部、変倍部、γ変換部、編集部、印字部、記憶部、階調
処理部を経由して出力されるので、外部装置はフィルタ
部、変倍部、γ変換部、編集部、印字部、記憶部、階調
処理部へアクセスすることができる。
【0036】第13の手段によれば、印字部の出力デー
タは、編集部、記憶部を経由するので、文字合成後の画
像データを加工することができる。
【0037】第14の手段によれば、外部インタフェー
ス部からの画像データは、記憶部を経由するので、外部
装置の画像データを電子ソートすることができる。
【0038】第15の手段によれば、第2のビデオバス
において内部画像処理部から入力された画像信号を外部
記憶部、外部インターフェイス及び出力部のいずれかに
任意に送ることが可能であるとともに、外部記憶部、外
部インターフェイス及び出力部への画像パスを任意に選
択することができ、これによって画像処理装置の読取及
び書込の資源を有効に活用できる。
【0039】第16の手段によれば、他の画像処理装置
とのインターフェイスに必要な画像データ、制御信号及
びクロックを一まとまりにして選択することができ、こ
れによって他の画像処理装置との並行動作画像処理装置
容易に行える。
【0040】第17の手段によれば、入力用の外部ユニ
ット及び出力用の外部ユニットを独立に接続することが
でき、これによって2つの外部ユニット間のデータ転送
を画像処理装置内部の処理機能とは独立に制御すること
ができる。
【0041】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例につい
て説明する。 [第1実施例]まず、第1の実施例に係るデジタル複写
機は、図1に示すように画像処理部1と、スキャナ部2
とプロット部3と、セレクタ制御部4とメイン制御部5
とからなり、画像処理部1は、シェーディング部6、フ
ィルタ部7、変倍部8、γ変換部9、階調処理部10、
編集部11、記憶部12、外部インターフェース部1
3、及び印字部14を備え、各処理部ごとに所定の処理
が実行される。
【0042】〈シェーディング部〉シェーディング(補
正)部6は、照明ムラ、CCDの画素毎の感度ムラなど
の原因で一様な濃度の原稿を読み取ったにもかかわらず
出力がばらつくのを防ぐために、一様な濃度の白基準を
原稿スキャン前に読み、このデータを画素別にメモリに
記憶し、原稿スキャン時に出力値を画素毎に記憶データ
をもとに補正する。 〈フィルタ〉図2に示すフィルタ(処理)部7では、強
調補正、平滑化補正及び領域分離が行なわれ、フィルタ
部7への入力画像データは図2にも示すように8ビット
である。この画像データはフィルタブロック15及び領
域分離ブロック16の両方に入る。フィルタブロック1
5には強調補正部17と平滑化補正部18でそれぞれ強
調補正と平滑化補正とが行なわれる。すなわち、強調補
正部17では、注目画素を強調するフィルタで処理さ
れ、平滑化補正部18ではフラットな特性を有するフィ
ルタが用いられる。領域分離ブロック16では、画像デ
ータから強調が必要な領域と平滑化が必要な領域の分離
を行ない、その結果を画素選択部19に出力する。画素
選択部19では、領域分離ブロック16から入力された
情報にしたがって、画素毎にフィルターを選択して画像
データを出力する。
【0043】ここで、図3にフィルタ部7での処理内容
を示す。まず、図1に示すシェーディング部1からの画
像データCKD〔7:0〕がスキャナγ補正されて画像
データCKG〔7:0〕となり、更にこの画像データC
KG〔7:0〕を副走査方向に1〜6ライン遅延して画
像データF1、F2およびF2D〜F6Dが生成され、
図3に示すフィルタ部7に入力する。
【0044】5×5マトリクスデータ生成部70は画像
データCKG〔7:0〕を副走査方向に2〜6ライン、
主走査方向に55画素遅延した信号F2D〜F6Dが入
力すると、この入力データから5×5マトリクスデータ
を生成してフィルタブロック71に出力する。なお、こ
の5×5マトリクスデータは実際には、フィルタ係数が
左右対称であることを考慮して図4に示すように3×5
である。
【0045】フィルタブロック71内のフレア補正量算
出部711は、図5に示すように5×5画素の領域内の
値T未満の値を有する画素レベルを積算し、その画素数
Nで平均化し、その値を注目画素Gにおけるフレア補正
量RDG〔7:0〕と定義する。MTF補正部712は
フィルタ係数をMTF補正項とオリジナル項に分割し、
5×5画素の領域内の中心に位置する注目画素に対し、
図6に示すようにMTF補正項に対してMGC〔1:
0〕で示される倍率を乗算し、この乗算結果とオリジナ
ル項を加算する(=MDG〔7:0〕)。このMTF補
正用フィルタ係数は例えば図7に示すように構成され
る。
【0046】フレア除去部713は、 EDG〔7:0〕=MDG〔7:0〕−RDG〔7:
0〕 に示すように文字モードのときにはMTF補正値MDG
からフレア補正量RDGを減じることによりフレア除去
を行い、鉛筆モードのときには、 EDG〔7:0〕=MDG〔7:0〕 に示すようにフレア除去は行わない。
【0047】平滑化処理部714は例えば図8に示すよ
うな弱強調並びに特定周波数領域においてフラットな特
性を有するフィルタを用いて平滑化処理を行う。この平
滑化処理結果SDGとフレア除去部713の出力EDG
は画素選択部72により選択され、フィルタ処理された
信号SKD〔7:0〕として出力される。
【0048】3×3ラプラシアン処理部73はスキャナ
γ補正された画像データCKG〔7:0〕と、このCK
G〔7:0〕を副走査方向に1および2ライン遅延した
データF1〔7:0〕、F2〔7:0〕を入力として、
図9に示すような係数のラプラシアンフィルタにより符
号付き11ビットデータを出力する。
【0049】エッジ分離ブロック74はこの3×3ラプ
ラシアン処理部73の符号付き出力の絶対値を2値化処
理し、エッジ候補を抽出した後、図10に示すように2
×2の膨張処理によりエッジ画素EDを決定し、領域判
定部75に出力する。なお、膨張により決定した結果は
次のエッジ分離の膨張データとして使用せず、膨張処理
における注目画素は図10において右下である。また、
2値化処理では閾値TFE〔7:0〕以上の値をエッジ
候補とする。
【0050】白地分離ブロック76は先ず、2値化に先
立ちオリジナルデータにラプラシアン処理部73の出力
を加算し、MTF補正を行う。以下、白地分離アルゴリ
ズムの概略を説明する。まず、MTF補正部761で
は、オリジナルデータのMTF補正を行う。この場合、
補正項の強度倍率を可変にし、ラプラシアン出力をSL
AP〔2:0〕倍した後、オリジナルデータに加える。
2値化部762では、補正出力が閾値TFW〔7:0〕
より白側(TFWより小さい)の画素を白画素として検
出する。白地候補検出部763では、図11に示すよう
に5×5のパターンマッチングを行い、2×5または5
×2の領域が全て白画素であるパターンを検出する。ブ
ロック化部764、膨張部765では、図12に示すよ
うに4×1画素を単位とするブロック化を行い、ブロッ
ク内に1画素以上の白画素が存在するとき注目ブロック
を白地ブロックとし、副走査方向の上下に1ブロックず
つ膨張させる。ブロック補正部766では、図13に示
すように21×1のブロック(1ブロックは4×1画
素)に対して、この中の少なくとも1以上の白地ブロッ
クが存在するとき中央の注目ブロックを白地ブロックと
する(=MD)。領域判定部75は図14に示すように
エッジ分離結果EDと白地分離結果に基づいて文字領域
と絵柄領域に分離する。画素選択部72は図15に示す
ように鉛筆モード、自動モード、写真モードと領域判定
部75の判定信号RMSに基づいて、フィルタブロック
71からのMTF補正信号EDGまたは平滑化処理信号
SDGを選択する。
【0051】〈変倍部〉変倍部8では、3次関数コンボ
リューション法による補間で25%〜512%(1%き
ざみ)の主走査変倍を行なう。拡大縮小の選択は信号k
akdiにて行ない、実際の変倍動作のコントロールは
512×4ビットの内部RAMに書き込まれた変倍制御
データによって行なわれる。変倍動作の他に主走査方向
への画像シフトが行なえる。
【0052】図16は変倍部8のブロック図である。変
倍部8は4つのフリップフロップ(FF)42a,42
b,42c,42dと、3つのセレクタ(SEL)43
a,43b,43cと、補間演算部44とからなる。入
力画像データは8ビット、出力画像データも8ビットで
ある。FF2(42b)のQ端子から出力されるBOU
T<7:0>はFIFOへの出力データ、FF3(42
c)のD端子に入力されるBIN<7:0>はFIFO
からの入力データ、SMPL<2:0>は内部RAMか
らの再サンプリング位置データを表している。FF1
(42a)、FF4(42d)はen端子付き、FF2
(42b)、FF3(42c)は通常の8ビットのフリ
ップフロップである。
【0053】SEL1〜3(43a,43b,43c)
は8ビットのセレクタである。補間演算部44は8ビッ
ト多値データの補間演算回路を表している。BOUT、
BINには、図17に示すように5k×8ビットの内蔵
ラインメモリ42,43が2本並列についており、ライ
ン毎にトグル動作している。ren、wenは、図18
に示すように変倍コントロールブロック45内部のRA
M45aの変倍制御データによってH/Lをコントロー
ルされている。
【0054】次に等倍、縮小、拡大の各々の場合につい
て動作を説明する。図19に示すように等倍時はkak
di=Lとなり、入力画像データはFF1(42a)に
よって取り込まれ、補間演算部44を通り、BOUTか
らFIFOに書き込まれる。このデータは次ラインで読
み出されBINよりFF3とFF4を通って出力画像デ
ータとして出力される。この時wen、renは次図の
ようにLとなっているので速度変換は行なわれず等倍動
作をする。
【0055】図20に示すように縮小時はkakdi=
Lとなるため入力画像データはFF1(42a)によっ
て取り込まれ、補間演算部44に送られて3次関数コン
ボリューション法によって補間演算が行なわれる。補間
を行なうときのサンプリング位置はRAM45aに予め
書き込まれた変倍制御データを読み出すことで得る。補
間が行なわれたデータはFF2(42b)でwenのコ
ントロールによって間引かれてBOUT<7:0>から
FIFOに書き込まれる。書き込まれたデータはBIN
<7:0>からREN=Lの等速で読み出され、FF3
(42c)とFF4(42d)を通って出力画像データ
として出力される。
【0056】図21に示す通り、拡大時はkakdi=
Hとなるため入力画像データはFF1(42a)によっ
て取り込まれ、wen=Lなので等速でFF2(42
b)を通りBOUT<7:0>からFIFOに書き込ま
れ,次ラインでBIN<7:0>よりデータは読み出さ
れる。このときren信号のコントロールによって読み
出しが制御されて速度変換が行なわれる。BOUT<
7:0>は補間演算部44に送られて3次関数コンボリ
ューション法によって補間演算が行なわれる。補間を行
なうときのサンプリング位置データはRAM45aを読
み出すことで得られる。読み出しを停止されたデータに
対してサンプリング位置を変化させて複数回補間を行な
うことで拡大処理を行なう。補間が行なわれたデータは
FF4(42d)を通って出力される。
【0057】〈γ変換部〉γ変換部9では、原稿濃度に
対して、どのような濃度特性のコピー出力を得るかを操
作パネルの濃度キー(1から7まで)に対応させて決
め、それを実現するようにデータを関数変換する。この
γ変換部9では、イメージスキャナの入力特性とプリン
タ部の出力特性をマッチングさせる機能と、濃度キーに
応じて画像濃度を変化させる機能とを持つ。
【0058】この場合、文字原稿については、文字以外
の部分は白地であるので、文字部分を均一に強調するの
は大事なことである。写真原稿については、写真を豊富
な階調で再現するのは重要なことである。そこで、この
文字と写真の特徴を考慮して、原稿とコピーの濃度は図
22に示すカーブのような関係になっている。また、図
23はγ変換部9のブロック図である。このγ変換部9
では、原稿の種類に対応して、文字モード、写真モー
ド、文字/写真モード、鉛筆モードという4つのモード
に分かれて、ノッチ設定値(1から7まで)に対応する
各々の原稿/コピーのデータを作って、ROMに保存し
てある。コピーするときに、モードとノッチの設定値に
よって、マルチプレクサ49を介して内部RAM(28
8バイト)50の0〜255番地に予めデータをダウン
ロードし、通常動作中は入力画像をRAM50のアドレ
スとし、アドレスに対して出力されたデータをγ変換後
のデータとして取り出す。
【0059】〈階調処理部〉階調処理部10の構成は図
24のブロック図に示すようになっている。すなわち、
階調処理部10は、多値処理部20、誤差拡散処理部2
1、多値ディザ処理部22及び2値化処理部23とから
なり、セレクタ24でこれらの処理を選択する。多値処
理部20では、画像データそのものの処理は行わず、近
傍画素の大小関係によって処理対象画素の位相を決定す
る。その場合、左隣画素と右隣画素の濃度レベルを比較
し、同レベルであれば対象画素の位相を中央位相とし、
レベル差があれば、より黒い側に位相を寄せる処理を行
う。
【0060】誤差拡散処理21で行なう誤差拡散処理
は、モアレ除去を目的とした処理で、量子化誤差を周辺
画素に分配し、全体としての誤差を最小にしようとする
ものである。この実施例での量子化レベルは、一旦8ビ
ット(256値)に量子化された信号を誤差拡散部で9
値または2値に再量子化し、その際の量子化誤差を図2
5のような分配比で分配する。
【0061】多値ディザ処理部22で行なう処理は、中
間調を表現するための処理で、複数画素を単位として、
その中の黒画素の面積比で中間調レベルを表現する方法
である。この場合、1画素のプリンタの階調数が複数階
調ある場合、それと組み合わせることで、階調表現単位
を小さくでき、解像力を保ちながら多くの階調表現が可
能になる。すなわち、1画素のプリンタの階調数が16
値であれば、4×4画素で256階調表現が可能とな
る。多値ディザ処理は、4×4内の位置に依存して再量
子化方法が変わるが、位相も同様に位置に依存する。
【0062】2値化処理部23は、FAXなどで画像信
号を2値/1画素として取り扱うことがあるため、2値
化処理が必要となることから設けられている。
【0063】セレクタ部24は、多値処理部20、誤差
拡散処理部21、多値ディザ処理部22及び2値化処理
部23から出力された8ビット画像信号と2ビット位相
信号のうち、操作パネルで指定された文字モード、文/
写モード、写真モード、またはFAX送信モードなどの
画像モードに対応して、出力を選択する。
【0064】これは、例えば以下のようになる。 文字モード − 多値化処理 文/写モード − 誤差拡散処理 写真モード − 多値ディザ処理 FAXモード − 2値化処理
【0065】〈編集部〉編集部11では、次のような動
作が行なわれる。すなわち、図26に示すように、編集
部11への入力画像信号は10ビットであり、このうち
8ビットが階調データで256階調を表現できる。残り
2ビットは位相データである。
【0066】この編集部11では、まず、ミラーリング
処理部25で画像を鏡像化する。実際の動作としては、
1ライン毎に画像信号をラインメモリに書き込み、読み
出す際に、ラインメモリへの書き込みアドレスと読み出
しアドレスを制御することにより、画像データをライン
メモリに書き込んだアドレス順とは逆の順序に読み出し
て実現する。この動作は特開平5−268458号の
「画像データ変換方法及び装置」などの公報で公知であ
るので詳細な説明は省略する。
【0067】ミラーリング動作は階調データだけではな
く位相データに関しても行うため、ラインメモリの容量
としては、 (1ラインの画素数)×(10ビット) のものが必要となる。
【0068】ただし位相データに関してはミラーリング
を行うだけではなく位相それ自体も変換する必要があ
る。ミラーリングにより画像の左右が逆になったため左
位相のものは右位相に、右位相のものは左位相にという
ように行う。中位相は変換する必要はない。図27はこ
のミラーリング処理の実行例であり、(a)に示す原稿
画像を(b)に示すように鏡像化する。
【0069】ミラーリング処理の選択は、信号選択のた
めのスイッチ26によって行われ、制御部からの指示に
よりミラーリング処理部25で実施したミラーリング画
像と、この部分を通らずにミラーリングされていない画
像とを選択し、後段へ出力する。スイッチ26での選択
はミラーリングON/OFF信号によって行われる。す
なわち、「ミラーリングON/OFF信号」がONの
時、スイッチはポジションP1の方に倒れることにより
ミラーリング画像を選択し、OFFの時はポジションP
2の方に倒れることにより非ミラーリング画像を選択す
る。
【0070】このスイッチ26の後段には、斜体処理部
27が設けられ、画像を斜体化(変形)することができ
るようになっている。実際の動作としては、1ライン毎
に画像信号をラインメモリに書き込み読み出す際に、ラ
インメモリへの書き込みアドレスと読み出しアドレスを
制御することにより、画像データをラインメモリに書き
込んだアドレスとは異なるアドレスから読み出すことで
実現する。この動作は特開昭63−199568号の
「画像処理装置」などの公報で公知であるので詳細な説
明は省略する。
【0071】斜体動作は階調データだけではなく位相デ
ータに関しても行うため、ラインメモリの容量として
は、 (1ラインの画素数)×(10ビット) のものが必要となる。使用するメモリによっては前述の
公知資料内の実施例のように2本必要となることもあ
る。図28は、斜体処理の実行例であり、(a)に示す
原稿画像を(b)に示すように斜体化する。この斜体化
の角度は、制御部からの斜体角度信号により設定され、
斜体処理部27はこの斜体角度信号に基づいて斜体動作
を実行する。
【0072】〈記憶部〉記憶部12は、大容量ページメ
モリを備え、画像データをメモリに記憶させることによ
って、電子ソータ、リテンション(1スキャン多数枚コ
ピー)、画像回転等の機能を実現させている。以下に画
像圧縮の方法と記憶部の内部構成、及び主な応用機能に
ついて説明する。
【0073】記憶部12では画像圧縮を行う。画像圧縮
方式としは、GBTC固定長符号化方式が使用される。
GBTC固定長符号化方式は、図29に示すように画像
をブロック毎に分解して、ブロック内の1バイトの濃度
値Lijを図30に示すアルゴリズムで平均値La(1バ
イト)、階調幅指標Ld(1バイト)、画素ごとの符号
φij(2ビット×16)にデータ量の圧縮を行なうもの
である。この符号化方式により、図31に示すように画
素1バイトの4×4画素ブロックのデータ量16バイト
が6バイトにより、3/8のデータ量に圧縮が行なえ
る。画像データのほかに位相情報(2ビット)がある
が、これは図32に示すように圧縮を行なわず、すなわ
ち圧縮部29を通らずにメモリ48に送られる。これを
分かりやすく示すと、 1バイト×16=16バイト(符号化前) →φij(2ビット×16)+La(1バイト)+Ld(1バイト) =6バイト(符号化後) となる。
【0074】記憶部12の内部構成は図32のブロック
図に示すようになっている。各処理部処理された画像デ
ータはメモリ48に入力される。この画像データは階調
処理前では8ビット、階調処理後は10ビットである。
画像データは、4ラインFIFOメモリ(28)で4ラ
イン分たくわえられる。記憶部12は少ないメモリ量で
機能を実現するため、圧縮部29で画像データの圧縮を
行なう。圧縮方式は、上述のGBTC固定長符号化方式
によって行なわれる。圧縮されたデータはメモリ48に
保持され制御部30からの命令でアドレス制御部31か
らアドレスが与えられ、回転等の編集が行なわれる。編
集後、圧縮されたデータは伸張部32で復号化され8ビ
ット画像データとして出力される。
【0075】階調処理後の画像データは8ビット+位相
情報2ビットであるが、その位相情報2ビットは画像デ
ータと同様に2ビット4ラインFIFOメモリ33に蓄
えられ、圧縮部29及び伸張部32を通らず直接メモリ
48に入出力される。
【0076】記憶部12では、リテンション、画像回
転、INTO 1機能、イメージリピート、2値化簡易
ソート及び画像合成の各機能を有する。ここで、リテン
ションとは、1スキャンでメモリ48に画像を蓄え、そ
の画像を繰り返し読み出すことで原稿スキャンすること
なく複数枚画像出力を行なえる機能をいう。画像回転と
は、画像を回転させて出力するもので、回転角度は、0
°,90°,180°,270°から選択される。IN
TO 1機能とは、複数の原稿をスキャンしてあらかじ
め決められた縮小率で縮小し、1枚のコピーにまとめて
出力する機能である。また、イメージリピートとは、メ
モリ48に格納された画像データの指定エリアを複数回
読み出し、1枚コピーに出力する機能である。2値化簡
易ソートとは、スキャナ部2で読み込んだ多値画像デー
タを2値に変換し、圧縮しないでそのままA4で8枚ま
で蓄積したあと、画像のソート、スタックを行なうもの
である。最後に、画像合成とは、メモリ48に格納され
ている画像データと新たにスキャナ部2から読み込まれ
たデータを合成して出力する機能をいう。
【0077】〈外部インタフェース〉外部インタフェー
ス部13は、この実施例に係るデジタル複写機の外部と
のインタフェースであって、例えば、図33に示すよう
にFAX送受信部34のインタフェースとして機能す
る。FAX送受信部34は、画像データを通信用形式に
変換して外部回線に送信し、また、外部からのデータを
画像データに戻して本体に送り、記録出力する。この場
合も、画像データが8ビットで、記録出力の位相データ
が2ビットである。全体の構造は、上記図33のように
なっている。FAX送受信部34は、FAX画像処理部
35、画像メモリ36、メモリ制御部37、ファクシミ
リ制御部38、画像圧縮伸張部39、モデム40及び網
制御装置41からなり、シェーディング補正、γ補正、
MTF補正などの補正処理をされたデータは、画像処理
部35によってもっとも効率のよい方式により画像圧縮
され、圧縮された画像情報に対応した画像データが、画
像メモリ36に蓄積される。この画像メモリ36は、圧
縮された状態の標準的な原稿の画情報を数10枚(例え
ば、20〜60枚程度)程度に蓄積できる記憶容量を備
えており、メモリ制御部38によって、その書き込み読
み出し動作が制御される。また、画像メモリ36から読
み出された画像データは、画像処理部35によって、元
の画信号に復元されることができる。
【0078】ファクシミリ制御部38は、ファクシミリ
伝送のための伝送制御手順を実行するとともに、画像圧
縮伸張部39、モデム40及び網制御装置41を制御し
て、画情報の送受信を実行する。また、このファクシミ
リ制御部38は、メモリ制御部37と制御情報をやり取
りする。
【0079】画像圧縮伸張部39は、ファクシミリ伝送
時の符号圧縮方式によって、送信する画像を圧縮すると
ともに、受信した画像を元の画信号に伸張するものであ
り、複数の符号圧縮方式による圧縮伸張処理を実行でき
る。
【0080】モデム40は、デジタルデータをアナログ
回線を介して、伝送できる波形に、変調するとともに、
受信信号を復調して、元のデジタルデータに復調するも
のであり、複数の変調方式の変復調処理を実行できる。
たとえば、G1、G2、G3ファクシミリモードの各々
の変復調処理を各々実現するためのユニットから構成さ
れている。
【0081】網制御装置41は、このファクシミリ装置
を伝送回線(この場合に、公衆電話回線網)に接続する
ためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0082】このように構成されたFAX送受信部34
では、画情報の伝送を開始するときは、ファクシミリ制
御部38がメモリ制御部37に指令して、画像メモリ3
6から蓄積している画情報を順次読み出させる。読み出
された画情報は、FAX画像処理部35によって元の画
信号に復元されるとともに、密度変換処理及び変倍処理
がなされ、ファクシミリ制御部38に加えられる。ファ
クシミリ制御部38に加えられた画信号は、画像圧縮伸
張部39によって符号圧縮され、モデム40によって変
調された後に、網制御装置41を介して宛先へと送出さ
れる。そして、送信が完了した画情報は、画像メモリ3
6から削除される。
【0083】受信時には、受信画像は一旦画像メモリ3
6に蓄積され、その時に受信画像を記録出力可能であれ
ば、1枚分の画像の受信を完了した時点で記録出力させ
る。また、複写動作時に発呼されて受信を開始したとき
には、画像メモリ36の使用率が所定値、例えば80%
に達するまでは受信画像を画像メモリ36に蓄積し、画
像メモリ36の使用率が80%に達した場合には、その
時に実行している複写動作を強制的に中断し,受信画像
を画像メモリ36から読み出して記録出力させる。この
とき、画像メモリ36から読み出した受信画像は画像メ
モリ36から削除し、画像メモリ36の使用率が所定
値、例えば10%まで低下した時点で中断していた複写
動作を再開させ、その複写動作をすべて終了した時点
で、残りの受信画像を記録出力させている。また、複写
動作を中断した後に、再開できるように中断時における
複写動作のための各種パラメータ、例えば、記録紙サイ
ズ、複写置数、複写枚数、濃度等を内部的に退避させ、
再開時には、その各種パラメータを内部的に復帰させて
いる。
【0084】〈印字部〉図34は印字部(文字合成部)
14の構成を示すブロック図である。印字部14に入力
される入力画像データは8ビットであり、2ビットの位
相データは対象外で、そのまま通過する。合成される文
字画像には結果的に位相データとして位相「中央」が付
加される。
【0085】副走査アドレスカウンタC1は副走査有効
期間信号(Fgate)がアサート期間中のライン数
(主走査有効期間信号Lsync)を計数して副走査方
向の上位アドレスと下位アドレスを出力し、主走査アド
レスカウンタC2は主走査有効期間信号Lsyncがア
サート期間中の画素数(画素クロック)を計数して主走
査方向の上位アドレスと下位アドレスを出力する。
【0086】メモリ制御部C3はテキストRAM(C
4)の動作をコントロールし、また、テキストRAM
(C4)は原稿上の位置に対して1対1に対応するエリ
アを有する。また、キャラクタジェネレータROM(C
5)には予めASCIIコード順の各アドレスに文字の
ビットマップイメージが格納されている。
【0087】例えば図35(a)に示すような原稿画像
に対して図35(b)に示すようにページ番号(−1
−)の文字を合成する場合には、予めCPUがメモリ制
御部C3を介してテキストRAM(C4)に対し、原稿
画像データに対して合成すべき文字コード、例えば「2
Dh」、「31h」、「2Dh」(”h”は16進数を
表し、各コードは”−”、”1”、”−”をASCII
コードで示したもの)を図36(a),(b)に示すよ
うに合成位置に対応するアドレスに格納する。また、他
のアドレスにはスペースコード「20h」を格納する。
【0088】この状態で複写動作がスタートすると、メ
モリ制御部C3は主・副走査アドレスカウンタC1,C
2の各上位アドレスに従って原稿画像の位置に対応する
文字コードデータをテキストRAM(C4)から読み出
すように制御する。テキストRAM(C4)から読み出
された文字コードデータを上位アドレスとして、また、
主・副走査アドレスカウンタC1,C2の各下位アドレ
スを下位アドレスとして当該ビットマップイメージがキ
ャラクタジェネレータROM(C5)から読み出され、
合成部C6により原稿画像に対して合成される。
【0089】合成部C6は例えば図37に示すように8
ビット分のORゲート51により構成することができる
が、ORゲート51の代わりに排他的論理和を用いるこ
とにより高濃度の原稿画像と文字画像を重畳して合成す
る場合に記録紙上で識別可能に合成することができる。
【0090】〈プロット部〉プロット部3は入力された
8ビットの画像データと2ビットの位相データに基づい
て画像を紙に印刷する。 〈操作部〉操作部は、上述した各処理部の処理順序及び
処理回数をユーザの指定により任意に設定がされ、この
設定データをMAIN制御部に入力し、結果的にSEL
ECTOR制御部を制御する。
【0091】〔全体的構成及び動作〕上述のように各部
が構成された本発明の全体的な構成及び動作について、
以下、詳細に説明する。図1に示した全体構成におい
て、各処理部は画像データ8ビット、位相情報2ビット
の計10ビットの画像信号が入出力が可能なインセレク
タ(IN SELECTOR)46aとアウトセレクタ
(OUT SELECTOR)46bとを図38に示す
ように持っていて、その両セレクタ46a,46bは、
処理部数分用意されたイメージバス(IMAGE BU
S)47のそれぞれに接続されていて、すべてのバスに
画像信号の受け渡しが可能になっている。
【0092】スキャナ部2から読みとられた画像信号は
10ビットはシェーディング部6に入り白基準により補
正を受けた後、10本のイメージバス47に入る。画像
信号はこのイメージバス47を(1)〜(10)の順で
通り各処理部6〜14に送られ、最終的にプロット部3
に入って印刷される。
【0093】すべてのインセレクタ46a及びアウトセ
レクタ46bはそれぞれセレクタ制御部4からの制御を
受けて動いている。このセレクタ制御部4では、メイン
制御部5で設定された処理順の情報を受けて、各処理部
が持っているインセレクタ46a、及びアウトセレクタ
46bに入出力に使用するイメージバス47を選択させ
るセレクタ制御信号48を送る。
【0094】セレクタ制御信号48を受けたインセレク
タ46aでは、イメージバス47の(1)ないし(1
0)から1本のバスを選択して、そのバスから画像信号
を受け取る。つまり各処理部が何番目に画像信号を受け
取るかはセレクタ制御部4の制御で決定される。各処理
部に入力された画像信号は処理された後、アウトセレク
タ46bで選択されたイメージバス47の(1)ないし
(10)の1本に出力され次の処理部に渡される。
【0095】例えば編集部11での処理を3番目に行う
場合は、セレクタ制御部4からは編集部11のセレクタ
に入力はイメージバス47の(3)を、出力は(4)を
選択するよう制御信号が送られ処理の順序を制御するこ
とが可能となる。このような動作を行うことで、画像処
理部1における各処理部の順番を自由に変えることが可
能であり、その処理の並べ換えで多くの処理効果を実現
できる。
【0096】本実施例においては、接続されている処理
部がスキャナ部2及びプロット部3を含むと11処理部
あるので、イメージバス47は10本としてあるが、1
1本あってもよい(10ビット→1本)。つまり、本発
明においては、 (接続処理部数−1)≦イメージバス数 であることが必須である。また、同一処理部を2度指定
する場合には、バス使用回数がイメージバス数を越える
ことがあるため、自動的に記憶部が2度選択された処理
部より前の順番に設定されて、その後、実行されるよう
になっている。また、同一処理部を3度以上指定する場
合も同様である。図39(a),(b)を用いて、操作
部を説明する。操作部200には、スタートキー20
1、テンキー202、モードキー203、指示表示部
(LCT等)204が設けられている。そして、モード
キー203をオフしているときにはスキャナ部2、シェ
ーディング部6、フィルタ部7、変倍部8、γ変換部
9、階調処理部10、プロット部3の順に画像信号が受
け渡されるように設定がされる(初期設定)。モードキ
ー203をオンすると、スキャナ部204a、シェーデ
ィング部204b、フィルタ部204c、変倍部204
d、γ変換部204e、階調処理部204f、編集部2
04g、記憶部204h、外部インターフェイス部20
4i、印字部204j、プロット部204kが指示表示
部204に表示される。そして、ユーザが表示された処
理部に触れると、その処理部の表示の脇に図39(a)
に示すように番号が表示される。この番号は、その処理
部にユーザが触れた順番を意味する。ある処理部が2度
以上触れられたときには、処理部の脇に同図(b)に示
すように処理部の脇に触れられた回数分の番号が表示さ
れる。設定が全て終了したならば、スタートキー201
をオンすることにより、ユーザが設定した処理順序及び
処理回数を、処理部の処理順序及び処理回数として設定
し、処理動作を開始する。
【0097】また、この構成において、記憶部12内の
メモリを利用することで各処理部での複数回の処理を行
うこともできる画像処理装置の動作と構成について説明
する。
【0098】記憶部12は、図32を参照して説明した
ように原画像の画像信号を圧縮して原画像一枚分のデー
タを蓄えるメモリ48を持っているため、全画像信号は
一旦メモリ48に保管される。そのため10本のイメー
ジバス47は一時的に空の状態になる。よって、記憶部
12から出力される画像信号は、出力先のイメージバス
47(1)ないし(10)の内から任意に選択すること
が可能である。つまり、ある処理部から出た画像信号は
記憶部12を経てまた同じ処理部に帰り2度目の処理を
行うことが可能になる。
【0099】この動作を図40、図41及び図42を参
照して説明する。まず、図40に示すように編集部11
で処理された画像信号は記憶部12に入力され、一旦、
記憶部12のメモリ48に蓄えられる。画像信号は図4
1に示すように、一旦、記憶部12のメモリ48に蓄え
られ、回転等の処理が行われている間、イメージバス4
7は画像信号が空になる。記憶部12から出た画像信号
は、図42に示すように再び編集部11に入力されて、
編集部11で編集処理され次の処理部に渡される。
【0100】このように記憶部12のメモリ48を利用
して処理部の処理順序を意図する画像処理に応じて変更
すれば、種々の処理効果を得ることができる。これを以
下に示す。 (1)画像パス:変倍部→記憶部→変倍部 変倍部4で主走査方向の変倍処理を行った後、記憶部1
2によって画像の90度回転処理を行い2度目の変倍を
行うことで2次元の変倍が可能となる。これまでは変倍
部4では主走査方向でのみ変倍が可能であり、副走査方
向の変倍はスキャナの読み取り速度に依存していた。し
かし、このように一旦記憶部12のメモリ48に前の工
程で処理した内容、すなわち変倍した画像信号を記憶さ
せることによって、副走査方向の変倍も可能となる。
【0101】 (2)画像パス:印字部→記憶部→印字部 印字部14での処理を行った後、記憶部12で回転させ
た画像に再び印字処理を行うことで方向の異なる印字を
異なった個所に印刷することが可能となる。
【0102】 (3)画像パス:フィルタ部→記憶部→フィルタ部 フィルタ部7でフィルタ処理を行った画像を記憶部12
で回転させ、再びフィルタ部7に戻してフィルタ処理す
ることで1つのフィルタで最大4種類(0°、90°、
180°、270°)のフィルタ特性を持つことができ
る。
【0103】(4)画像パス:変倍部→記憶部→変倍部 変倍を2度行なうことで変倍率の限界をあげることが可
能となる。例えば、変倍部8で400%の変倍を行い、
これを記憶部12に記憶させ、さらに変倍部3に戻して
400%の変倍を行えば、変倍(400%)×変倍(4
00%)=1600%などの超変倍が実現できる。
【0104】(5)画像パス:編集部→記憶部→編集部 編集部11では斜体、ミラー、移動の編集が可能である
が、これらの編集を記憶部12を通して再編集すること
で、2度の編集部での処理が可能となり、設定されてい
る処理以上の多彩な編集を行うことができる。
【0105】(6)画像パス:編集部(斜体)→階調処
理部→記憶部→編集部(斜体) この操作を行なうことでスクリーン角を変更できる。す
なわち、階調処理部10での多値ディザ処理ではN×N
のしきい値マトリックスと比較して、画素毎に量子化す
る。そのしきい値マトリックスはドットの配列を主走査
方向に対してある角度の方向に集中させることができ
る。その角度をスクリーン角と呼ぶ。スクリーン角を変
化させることで解像力、階調性が上がるために原画像の
種類によって使い分けると効果がある。
【0106】上の順の処理を図43に示す。この処理で
は、初めに編集部11で主走査方向に対してα傾けて斜
体化する。そして、その斜体化された画像に対してディ
ザ処理を行ない、副走査方向に対してあるスクリーン角
βをつける。その画像を再び主走査方向に対して−α傾
斜させて斜体化し、画像を元の状態に戻してやる。この
結果、スクリーン角は副走査方向に対してδに変化す
る。つまり、斜体の角度を変えれば異なるスクリーン角
を作ることが可能となる。スクリーン角を変化させるこ
とができれば1つのしきい値マトリックスで複数のスク
リーン角を持つという効果が生まれる。
【0107】(7)画像パス:編集部(斜体)→変倍部
→記憶部→変倍部→編集部(斜体) この操作を行なうことで画像の任意角度回転が可能とな
る。その手順を以下に説明する。処理対象画像の基準よ
り主走査方向にx画素、副走査方向にy画素離れた画像
(x,y)に対して、任意角度をθの回転を行なう場
合、 (a) x’=xcosθ+ysinθ, y’=y とする。すなわち、主走査方向に、編集部11の斜体処
理でysinθ分シフトし、変倍部8でxcosθ倍の
変倍を行なう。
【0108】(b) x”=−y’, y”=x’ とする。すなわち、記憶部12で90度回転を行なう。
【0109】 (c) x”=x”2sinθ+y”, y”=y” として(a)と同じ処理を行なう。
【0110】これらの(a),(b)及び(c)の処理
を行なうことで画像の任意回転が可能となる。
【0111】(8)画像パス:シェーディング部→フィ
ルタ部→変倍処理部→γ変換部→編集部→印字部→記憶
部→階調処理部→外部インタフェース部→プロット部 シェーディング部6からの8ビット画像データは、ま
ず、γ変換部9でγ変換される。γ変換が終わったデー
タは、編集部11で編集処理される。その次は、印字部
14で必要な文字を生成する。この画像データは記憶部
12に圧縮して一時保存してから、階調処理部10に入
力される。そして、階調処理部10で8ビットの画像デ
ータに、2ビットの位相データが加えられて、外部イン
タフェース部13を介して外部に出力され、あるいは、
プロット部3から出力される。
【0112】このようにして画像形成を行うと、編集処
理、文字合成処理後の画像データは、記憶部で、一時保
存してから、階調処理するので、メモリ圧縮後の画像デ
ータと位相データの崩れが発生しない。
【0113】(9)画像パス:シェーディング部→フィ
ルタ部→変倍処理部→γ変換部→記憶部→階調処理部→
編集部→印字部→外部インターフェイス部→プロット部 シェーディング部6からの8ビット画像データは、ま
ず、γ変換部9でγ変換される。γ変換が終わったデー
タは記憶部12で圧縮され、一時保存してから、階調処
理部10で8ビットの画像データに、2ビットの位相デ
ータが加えられる。その次は、編集部11で編集処理さ
れる。また、印字部14で必要な文字を生成し、外部イ
ンタフェース13部あるいは、プロット部3に出力され
る。
【0114】このようにして画像形成を行うと、γ変換
後のデータが記憶部で一旦保存されてから階調処理され
るので、メモリ圧縮後の画像データと位相データの崩れ
が発生しない。
【0115】(10)画像パス:シェーディング部→フ
ィルタ部→変倍処理部→γ変換部→編集部→印字部→記
憶部→外部インタフェース部→階調処理部→プロット部 外部装置からの8ビット画像データは、外部インタフェ
ース部13を通して、シェーディング部6からの画像デ
ータと同じように、階調処理部10で、画像データと位
相データの処理をしてから、プロット部3から出力され
る。
【0116】このようにして処理すると、外部インタフ
ェイスを利用して、外部装置からの画像データが、階調
処理部を経由して出力されるので、外部装置の階調処理
機能へのアクセスが可能となる。
【0117】(11)画像パス:シェーディング部→外
部インタフェース部→フィルタ部→変倍処理部→γ変換
部→編集部→印字部→記憶部→階調処理部→プロット部 外部装置からの8ビット画像データは、外部インタフェ
ース部13を通して、シェーディング部6からの画像デ
ータと同じように、フィルタ部7、変倍処理部10、γ
変換部9、編集部11、印字部、記憶部12、階調処理
部10を経由して、プロット部3から出力される。
【0118】このようにして処理すると、外部インター
フェイスを利用して、外部装置からの画像データが、フ
ィルタ部7、変倍部8、γ変換部9、編集部11、印字
部14、記憶部12、階調処理部10を経由して出力す
るので、外部装置のフィルタ部7、変倍部8、γ変換部
9、編集部11、印字部14、記憶部12、階調処理部
10へのアクセスが可能となる。
【0119】(12)画像パス:シェーディング部→フ
ィルタ部→変倍処理部→γ変換部→階調処理部→印字部
→編集部→記憶部→外部インタフェース部→プロット部 シェーディング部6からの8ビット画像データは、γ変
換部9、階調処理部10を経路してから、印字部14で
指定の文字を生成する。この画像データに対して、編集
部11で編集処理して、記憶部12で一旦保存する。そ
して、外部インタフェース部13あるいはプロット部3
へ出力する。
【0120】(13)画像パス:シェーディング部→フ
ィルタ部→変倍処理部→γ変換部→階調処理部→編集部
→印字部→外部インタフェース部→記憶部→プロット部 外部装置からの8ビット画像データは、外部インタフェ
ース部13を通して、シェーディング部6の画像データ
と同じように、記憶部12で一旦保存されてプロット部
から出力される。
【0121】〔第2実施例〕次に、図44を参照して第
2の実施例の画像処理装置の画像パスについて説明す
る。なお、この実施例でも、前述の第1の実施例と同等
と見なせる各部には同一の参照符号を付し、重複する説
明は省略した。図44(a)に示す画像パスでは、シェ
ーディング補正部6からの画像データが、先ず、フィル
タ処理部7、変倍処理部8を介してγ変換部9に印加さ
れる。γ変換が終了したデータは階調処理部10により
階調処理され、この階調処理で2値化される。
【0122】次いで、このデータはマルチプレクサ5
1、ORゲート52、マルチプレクサ53,54を介し
て直接プロッタ3に出力されるか、または操作部200
の設定に応じて編集部11により中抜き等の編集処理を
施されたり(マルチプレクサ51)、印字部14により
文字が合成されたり(ORゲート52)、記憶部12に
より記憶された後(マルチプレクサ53)、プロッタ3
に出力されたり、外部インタフェース部13を介して外
部機器に出力される。
【0123】図44(b)に示す変形例における画像パ
スでは、同様にシェーディング補正部6からの画像デー
タが、先ず、フィルタ処理部7、変倍処理部8を介して
γ変換部9に印加される。そして、γ変換が終了したデ
ータは操作部200の設定に応じて編集部11により中
抜き等の編集処理を施され(マルチプレクサ51)、次
いで階調処理部10により階調処理される。次いで、同
様にこのデータは直接プロッタ3に出力されるか、印字
部14により文字が合成されたり、記憶部12により記
憶された後、プロッタ3に出力されたり、外部インタフ
ェース部13を介して外部機器に出力される。
【0124】図44(c)に示す他の変形例における画
像パスでは、同様にシェーディング補正部6からの画像
データが、先ず、フィルタ処理部7、変倍処理部8を介
してγ変換部9に印加される。そして、γ変換が終了し
たデータは編集処理の設定状態に応じてマルチプレクサ
55を介して直接階調処理部10に進んだり、またはマ
ルチプレクサ56、編集部11を介して階調処理部10
に進む。例えば編集処理の設定が中抜きなどのように2
値化データで処理する場合には、先に階調処理部10に
より処理(2値化処理)を行って次に編集処理を行い、
他方、編集処理が全面斜体処理、ミラー処理のように8
ビットで処理する場合には、先に編集処理を行って次に
階調処理を行う。
【0125】この階調処理部10または編集部11から
のデータは、同様に直接プロッタ3に出力されるか、ま
たは操作部200の設定に応じて編集部11により中抜
き等の編集処理を施されたり、印字部14により文字が
合成されたり、記憶部12により記憶された後、プロッ
タ3に出力されたり、外部インタフェース部13を介し
て外部機器に出力される。
【0126】[第3の実施例]引き続き、第3の実施例
について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の
説明において、前述の第1の実施例と同等な各部には同
一の参照符号を付し、重複する説明は、適宜省略する。
【0127】図45はこの実施例に係る画像処理装置の
構成を示すブロック図である。同図において、実施例に
係る画像処理装置は、画像を読み込むスキャナ部(入力
部)2と、入力画像に対して種々の補正を行う内部画像
処理部100(以下、単に「画像処理部」と称する。)
と、画像データの加工及び編集処理を行う編集部11
と、スキャナ部と、、編集部11及び画像処理部100
を統合する第1のビデオバス101(図では「ビデオバ
ス1」で示す。)と、画像処理部100に対する外部記
憶部2と、他の画像処理ユニットとデータを送受する外
部インターフェイス部13と、画像データを紙面に印刷
するプロッタ部(出力部)3と、ビデオバス1の出力デ
ータ、記憶部12、外部インターフェイス部13及びプ
ロッタ部3を統合する第2のビデオバス102(図では
「ビデオバス2」で示す。)とから構成されている。
【0128】前記画像処理部100は照明系のムラを補
正するシェーディング補正部6、画像信号の周波数特性
を変換するフィルタ部7、主走査方向の画像信号サイズ
を変更する変倍部7及び多値処理、誤差拡散処理、多値
ディザ処理、2値化処理の少なくとも1つを行う階調処
理部10から構成される。
【0129】第1のビデオバス101の画像信号の流れ
は、必ずしもシーケンシャルではなく、各機能処理部を
適宜その処理順序を入れ換えることも可能である。一般
的な画像処理では、スキャナ部2において光学的に読み
取られた画像信号に対し、シェーディング補正部6で照
明系に対するシェーディング補正を行い、フィルタ部7
において画像処理モードが“文字”モードのときには、
光学系のMTF劣化を補正すべく強調処理を行い、“写
真”モードのときはモワレ除去を行うべく平滑処理を行
う。これらいずれかのフィルタ処理された画像信号に対
し、拡大処理が指定されている場合、変倍部8において
内挿補完による主走査方向の拡大処理を行う。縮小の場
合は、同様に、変倍部8でのリサンプリングによる主走
査方向の間引き処理を行う。その後、画質モードに対応
して“文字”に対しては多値処理、“写真”に対しては
多値ディザ処理等を階調処理部10において行う。これ
らは前述の第1の実施例と同様である。
【0130】これに対し、機能処理部の処理順序を変え
る処理としては“縮小”モード時にフィルタ部7と変倍
部8の処理順序を入れ換えるなどがある。あらかじめ縮
小処理された画像信号に対し、フィルタ部7で強調処理
を行う場合、通常よりも弱めのフィルタ係数でも同様の
効果が得られ、逆にモワレが抑制されるので、高画質な
画像が再生できる。これらの内部画像処理によって処理
された画像信号は、第1のビデオバス101から第2の
ビデオバス102に伝達される。
【0131】図46に図45に図示した第2のビデオバ
ス102の構成を示す。ここで示す画像処理部100は
図45における第1のビデオバス101の出力端であ
る。この第2のビデオバス102への画像入力は、画像
処理部100、記憶部12、外部インターフェイス部1
3からの各信号であり、第2のビデオバス102からの
画像出力は、プロッタ部13、記憶部12、外部インタ
ーフェイス部13がそれぞれ実行することができ、各入
出力端への画像信号を切り換えるために、第1ないし第
3のセレクタ103,104,105を個別に備えてい
る。プロッタ3への出力を選択する第3のセレクタ(図
では「セレクタ3で示す。」)105は、画像処理部1
00、記憶部12及び外部インターフェイス部13から
の入力信号をセレクトする。記憶部12への出力を選択
する第1のセレクタ103(図では「セレクタ1」で示
す。)は、画像処理部100及び外部インターフェイス
部13からの入力信号をセレクトする。これら第2のビ
デオバス102の画像信号のシーケンスは第1のビデオ
バス101のシーケンスとは全く独立に制御される。
【0132】図47に図46の各セレクタの構成を示
す。この構成は、記憶部12への画像出力を選択する第
1のセレクタ103の例である。この図では画像処理部
100からの入力信号群をサフィックス1で示し、外部
インターフェイス部13からの入力信号群をサッフィク
ス2で示す。各信号群は画素クロックCK1もしくはC
K2、画像信号IMG1もしくはIMG2、画像領域を
規定する制御信号CNT1もしくはCNT2からなる。
記憶部12への出力信号群、画素クロックCLK、画像
信号IMAGE、制御信号CONTROLは、メモリ制
御部5からの指示出力によってセレクタ制御部4から出
力されるセレクト信号SELによって切り換えられる。
スキャナ2からの入力信号は、画素クロックCLK1、
画像領域に関する制御信号CNT1で動作している。こ
れに対し、第2のビデオバス102においては、全く別
系統の画素クロック及び領域制御信号が選択可能とな
り、スキャナ2からの入力系とは独立した画像入力系を
構成する。第2のビデオバス102により制御される出
力系には、プロッタ3への出力系も含まれ、1つの画像
処理装置において、画像入力系と画像出力系は独立した
画素クロック及び画像領域信号によってそれぞれ制御で
きる。
【0133】図48に記憶部の一例を示す。記憶部12
は大容量ページメモリを備え、画像データをメモリ12
dに記憶させることによって電子ソート、リテンショ
ン、画像回転等の機能を実現させている。なお、リテン
ションとは1スキャン多数枚コピーのことである。以
下、記憶部12の内部構造について説明する。
【0134】記憶部インターフェイス12aにおいて第
2のビデオバス102から出力された画像信号を画素ク
ロック及び画像領域制御信号とともに記憶部に取り込
む。入力された画像信号は、入力バッファ12bで一旦
データをバッファリングし、圧縮部12cにおいて画像
圧縮を行う。圧縮された画像データはメモリ12dに保
持され、制御部12eからの命令でアドレス制御部12
fからアドレスが与えられ、回転などの編集が行われ
る。編集後、圧縮された画像データは、伸張部12gに
おいて復号化され、出力バッファ12hでバッファリン
グされた後、記憶部インターフェイス12aを介して第
2のビデオバス102に画素クロック及び画像領域制御
信号とともに送出される。
【0135】上記のような構成で、記憶部12はリテン
ション、画像回転、(INTO 1)機能、電子ソート
及び画像合成の各機能を有する。ここで、リテンション
というのは前述したが、さらに詳しくは1回の画像入力
でメモリにデータを蓄え、その画像を繰り返し読み出す
機能のことである。画像回転は画像を回転させて出力す
る機能をいう。(INTO 1)機能は複数の原稿画像
をあらかじめ設定された縮小率で縮小し、1枚のコピー
にまとめて出力する機能である。電子ソートはメモリに
複数原稿分の画像データを蓄積したあと、画像のソー
ト、スタックを行う機能のことである。また、画像合成
はメモリの格納されている画像データと新たに入力され
た画像データとを合成して出力する機能のことである。
なお、ここでいう入力画像とは、必ずしもスキャン入力
されたデータのみを指すものではなく、第2のビデオバ
ス102を介して記憶部へ入力される画像データを指
す。
【0136】外部インターフェイス部13は、図1にも
示すようにこの実施例に係るデジタル複写機と外部との
インターフェイスであり、パーソナルコンピュータ、プ
リンタ、ファクシミリなどと接続され、セレクタ制御部
4によってメイン制御部5からの指示に従って接続する
外部ユニットが選択される。図48にファクシミリ(F
AX)送受信部のインターフェイスとして機能する場合
の構成を示す。
【0137】FAX送受信部110は画像データを通信
用形式に変換して外部回線に送信し、また、外部からの
データを画像データに戻して外部インターフェイス部及
び第2のビデオバス102を介してプロッタ部3で画像
出力する。ファックス送受信部110は、ファックス画
像処理部111、画像メモリ112、メモリ制御部11
3、ファクシミリ制御部114、画像圧縮伸張部11
5、モデム116及び網制御装置117からなる。この
ように構成されたファックス送受信部110では、画像
情報の伝送を開始するとき、ファクシミリ制御部114
がメモリ制御部113に指令し、画像メモリ112から
蓄積している画像情報を順次読み出させる読み出させ
る。読み出された画像情報は、FAX画像処理部111
によって符号圧縮され、モデム116によって変調され
た後に網制御装置117を介して宛て先へと送出され
る。そして、送信が完了した画像情報は画像メモリ11
2から削除される。
【0138】受信時には、受信画像は一旦画像メモリ1
12に蓄積され、そのときに受信画像を記録出力可能で
あれば、1枚分の画像の受信を完了した時点で記録出力
される。また、複写動作時に発呼されて受信を開始した
ときには、画像メモリ112の使用率が所定値、例えば
80%に達するまでは画像メモリ112に蓄積し、画像
メモリ112の使用率画像読取装置80%に達した場合
には、そのときに実行している複写動作を強制的に中断
し、受信画像を画像メモリ112から読み出して記録出
力させる。このとき、画像メモリ112から読み出した
受信画像は画像メモリ112から削除し、画像メモリ1
12の使用率が所定値、例えば10%まで低下した時点
で中断していた複写動作を再開させ、その複写動作を全
て終了した時点で、残りの受信画像を記録出力させてい
る。また、複写動作中断した後に再開できるように中断
時における複写動作のための各種パラメータ、例えば、
記録紙サイズ、複写置数、複写枚数、濃度等を内部的に
退避させ、再開時には、その各種パラメータを内部に復
帰させている。
【0139】図46の第2のビデオバス102の構成に
おいて、画像入力制御の概要を図50ないし図53に示
す。図50は従来から利用されているシーケンシャルな
各種資源の使用法を示す説明図で、スキャナ2から入力
された画像データを画像処理部100で各種モードに対
応する処理を施したあと、外部インターフェイス部13
によって例えばファクシミリに転送する。ファクシミリ
機能においては、読み取り画像の画像データを他のファ
クシミリ機器に送信する。一方、受信機能においては、
他から送信された画像データを受信し、外部インターフ
ェイス部13から画像読取装置に取り込み、これを記憶
部12に転送する。記憶部12においては、例えば、電
子ソートを行い、プロッタ部3に画像データを出力す
る。このとき画像処理部100から外部インターフェイ
ス部13への画素クロック、外部インターフェイス部1
3から記憶部12への画素クロック、記憶部12からプ
ロッタ部3への画素クロックはいずれも異なる画素クロ
ックを取り得る。図51は読取部と書込部を並行に動作
させる例である。スキャナ入力された画像データは、各
種画像処理の後、記憶部12に格納する。例えば、記憶
部12での(INTO 1)機能により大量の原稿を読
み取る場合、画像処理装置全体としては、読取系のみが
使用され、書込系は基本的に待機の状態にある。従来の
画像処理装置では、装置の資源が有効に活用されなかっ
たわけであるが、本実施例においては、このとき、プロ
ッタ部3を外部インターフェイス部13を介して他の画
像処理機器に開放する。例えばパーソナルコンピュータ
からのプリント出力を受け付け、読取系、書込系の並行
同時動作が可能となる。
【0140】図52に読取部と書込部の並行動作の他の
例を示す。この例では、スキャンされて一旦記憶部12
に蓄積された画像データに関し、例えば、記憶部12で
のリテンション機能を使用する場合、大量の画像出力を
行うようなとき、読取部は待機の状態にある。この例で
は、このような待機状態にあるときに読取部の資源を有
効に活用するため、スキャナ部2を外部インターフェイ
ス部13を介して他の画像処理機器に開放する。例え
ば、ファクシミリへの画像送信のために原稿読取を行
う。このようにすることによっても読取系及び書込系の
並行同時動作が可能となる。
【0141】図53に外部インターフェイス部13を複
数の外部画像処理機器のための中継機能として使用する
例を示す。外部インターフェイス部13への入力機器と
して例えばパーソナルコンピュータを、外部インターフ
ェイス部13からの出力機器として例えば実施例に係る
画像処理装置100が別に1台繋がっているものとす
る。読取系(スキャナ2)、書込系(プロッタ3)、記
憶部12が通常の複写機能において全て使用されている
場合、外部インターフェイス部13がパーソナルコンピ
ュータからのプリントアウトを受け付けた場合、従来の
画像再生装置であれば、パーソナルコンピュータからの
出力を待機させるか、もしくは通常の複写動作を強制的
に中断させ、パーソナルコンピュータからの出力を割り
込ませる手段が講じられる。しかし、図53の構成の場
合、待機も中断もなく、通常の複写動作をそのままにパ
ーソナルコンピュータからの出力はもう1台の画像処理
装置に迂回させて出力させることができる。
【0142】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、本発
明によれば、以下のような効果を奏する。
【0143】すなわち、デジタル画像信号に対して所定
の処理を行なう複数の処理部によってその処理部に設定
された個々の画像処理を行なう画像処理装置装置におい
て、これらの処理順序を任意に設定する制御手段を備え
た請求項1記載の発明によれば、決められた順序以外の
任意の処理順序および任意の処理回数で処理することが
可能となる。また、任意の順序および任意の処理回数で
処理できることにより、入力された画像に対して最適な
画像処理を行なうことが可能になる。さらに、任意の処
理順序および任意の処理回数を設定できることにより、
各種の画像処理を1つの画像処理構成で実行することが
可能になる。
【0144】制御手段が、複数の処理部を接続し、画像
信号の送受を行う複数のバスと、各バスから選択的に画
像信号を各処理部に取り込むことが可能な入力用セレク
タと、各処理部からの画像信号出力先のバスを選択可能
な出力用セレクタと、これのセレクタを切り換えていず
れのセレクタのバスを選択するかを制御するセレクタ制
御部とを含んで構成された請求項2記載の発明によれ
ば、入力用セレクタと出力用セレクタの選択順序を変え
ることで、処理順序を任意に設定でき、請求項1記載の
発明と同様の効果を奏することができる。
【0145】デジタル画像信号に画像データと位相情報
が含まれた請求項3記載の発明によれば、位相情報を含
む画像信号に関しても処理手順の制約を受けることな
く、任意の順序で処理を行うことができ、請求項1記載
の発明と同様の効果を奏する。バス数と複数の処理部と
の関係が、(接続処理部数−1)≦バス数に設定された
請求項4記載の発明によれば、同一処理部を2度指定し
たときにも対応でき、処理順序の変更に確実に対応する
ことができる。
【0146】処理部が、画像信号に対して主走査方向に
変倍処理を行なう変倍部と、画像信号を一旦保管し、所
定の回転処理を行なう記憶部とを含み、制御手段が、変
倍部、記憶部、変倍部の順で処理する請求項5記載の発
明によれば、変倍部で2度処理させるので、主走査、副
走査の両方向に対して変倍が可能となる。
【0147】処理部が、画像信号に対してページ番号の
合成を行なう印字部と、画像信号を一旦を保管し、所定
の回転処理を行なう記憶部とを含み、制御手段が、印字
部、記憶部、印字部の順で処理する請求項6記載の発明
によれば、印字部で2度処理させるので、方向の異なる
印字を異なる場所に印刷することが可能になる。
【0148】処理部が、画像信号に対して、平滑および
/または強調化処理を行なうフィルタ部と、画像信号を
一旦保管し、所定の回転処理を行なう記憶部とを含み、
制御手段が、フィルタ部、記憶部、フィルタ部の順で処
理する請求項7記載の発明によれば、フィルタ部で2度
処理させるので、あらかじめ設定されている以上のフィ
ルタ特性を発揮させることが可能になる。
【0149】処理部が、画像信号に対して主走査方向に
変倍処理を行なう変倍部と、画像信号を一旦を保管し、
所定の処理を行なう記憶部とを含み、制御手段が、変倍
部、記憶部、変倍部の順で処理する請求項8記載の発明
によれば、変倍部で2度処理させるので、変倍部に設定
された変倍率を越えて変倍させることが可能になる。処
理部が、画像の鏡像化および/または斜体化を行なう編
集部と、画像信号を一旦保管し、所定の処理を行なう記
憶部とを含み、制御手段が、編集部、記憶部、編集部の
順で処理する請求項9記載の発明によれば、編集部で2
度処理させるので、あらかじめ編集部に設定されている
処理以外の編集が可能となる。
【0150】処理部が、画像の鏡像化および/または斜
体化を行なう編集部と、画像信号を一旦保管し、所定の
処理を行なう記憶部と、画像に対して階調処理を行なう
階調処理部とを含み、制御手段が、編集部、階調処理
部、記憶部、編集部の順で処理する請求項10記載の発
明によれば、請求項9記載の発明における記憶部の処理
の前に、階調処理を行うことで階調処理部で用いられる
スクリーン角を変えることが可能になる。
【0151】処理部が、照明系のムラを補正するシェー
ディング部と、画像信号の周波数特性を変換するフィル
タ部と、主走査方向の変倍率を変倍する変倍部と、コピ
ーのモード及びノッチの設定値に基づいて、所定の濃度
のコピーを得るように入力画像データを変換処理するγ
変換部と、画像データを加工する編集部と、文字合成を
行う印字部と、大量の画像データを蓄積する記憶部と、
多値処理、誤差拡大処理、多値ディザ処理及び2値化処
理の少なくとも1つの処理を行う階調処理部と、外部装
置との送受信を行なう外部インタフェース部と、文字と
画像を印刷するプロット部とを含み、制御手段が、シェ
ーディング部、空間フィルタ部、変倍部、γ変換部、編
集部、印字部、記憶部、階調処理部、外部インタフェー
ス部、及びプロット部の順に処理するように設定された
請求項11記載の発明によれば、編集処理、印字処理後
の画像データを記憶部で一時保存してから階調処理する
ので、メモリ圧縮後の画像データと位相データの崩れを
生じさせることなく画像処理を行うことが可能になる。
【0152】請求項11記載の発明における制御手段の
処理順序が、シェーディング部、フィルタ部、変倍部、
γ変換部、記憶部、階調処理部、編集部、印字部、外部
インタフェース部、及びプロット部の順に処理するよう
に設定された請求項12記載の発明によれば、γ変換後
のデータを記憶部で一旦保存してから階調処理するの
で、メモリ圧縮後の画像データと位相データの崩れを生
じさせることなく画像処理を行うことが可能になる。
【0153】請求項11記載の発明における制御手段の
処理順序が、シェーディング部、フィルタ部、変倍部、
γ変換部、編集部、印字部、記憶部、外部インタフェー
ス部、階調処理部、及びプロット部の順で処理するよう
に設定された請求項13記載の発明によれば、外部イン
ターフェイスを利用して、外部装置からの画像データ
が、階調処理部を経由して出力するので、外部装置の階
調処理機能へのアクセスが可能となる。
【0154】請求項11記載の発明における制御手段の
処理順序が、シェーディング補正部、外部インタフェー
ス部、フィルタ部、変倍部、γ変換部、編集部、印字
部、記憶部、階調処理部、及びプロット部の順で処理す
るように設定された請求項14記載の発明によれば、外
部インタフェースを利用して外部装置からの画像データ
が、フィルタ部、変倍部、γ変換部、編集部、印字部、
記憶部、階調処理部を経由して出力されるので、外部装
置のフィルタ部、変倍部、γ変換部、編集部、印字部、
記憶部、階調処理部へのアクセスが可能となる。
【0155】請求項11記載の発明における制御手段の
処理順序が、シェーディング部、フィルタ部、変倍部、
γ変換部、階調処理部、印字部、編集部、記憶部、外部
インタフェース装置、及びプロット部の順で処理するよ
うに設定された請求項15記載の発明によれば、印字部
の出力データは、編集部、記憶部を経由するので、文字
合成後の画像データを加工することが可能となる。
【0156】請求項11記載の発明における制御手段の
処理順序が、シェーディング部、フィルタ部、変倍部、
γ変換部、階調処理部、編集部、印字部、外部インタフ
ェース部、記憶部、及びプロット部の順で処理するよう
に設定された請求項16記載の発明によれば、外部イン
タフェース部からの画像データは、記憶部を経由するの
で、外部装置の画像データの電子ソートが可能となる。
【0157】入力部及び入力部から入力された画像信号
に対して各種の画像処理を行う内部画像処理部を含む各
種の内部処理部を統合する第1のビデオバスと、この第
1のビデオバスに接続され、外部記憶部、外部インター
フェイス部及び出力部を含む外部処理部を統合し、該外
部処理部相互の画像パスを任意に選択可能な第2のビデ
オバスとを備えた請求項17記載の発明によれば、外部
記憶部、外部インターフェイス部及び出力部への画像パ
スを任意に選択することができ、これによって画像処理
装置の読み取り及び書き込み資源を有効に活用すること
ができる。
【0158】第2のビデオバスの外部処理部の選択を、
画像パスを選択する画像パス選択手段と、この画像パス
選択手段に入力されるセレクト信号に基づいて前記画像
パス選択手段内で画像信号、各種コントロール信号及び
その系のクロックを選択する信号選択手段とによって行
う請求項18記載の発明によれば、他の画像処理装置と
のインターフェイスに必要な画像データ、制御信号及び
クロックをひとまとまりにして選択することでき、これ
によって、他の画像処理装置との並行動作が容易に行え
る。
【0159】外部インターフェイス部には少なくとも2
つの外部ユニットが接続され、当該外部ユニットはユニ
ット選択手段によって入出力の制御が行われる請求項1
9記載の発明によれば、入力用の外部ユニット及び出力
用の外部ユニットを独立に接続することができ、2つの
外部ユニット間のデータ転送を画像処理装置内部の処理
機能とは独立して制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像処理装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の画像処理装置のフィルタ部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】図2のフィルタ部の処理内容を示す説明図であ
る。
【図4】図3の5×5マトリクスデータ生成部を詳細に
示すブロック図である。
【図5】図3のフレア補正量算出部を詳細に示す説明図
である。
【図6】図3のMTF補正部を詳細に示す説明図であ
る。
【図7】図6のMTF補正部のフィルタ係数を示す説明
図である。
【図8】図3の平滑化処理部のフィルタ係数を示す説明
図である。
【図9】図3のラプラシアン処理部のフィルタ係数を示
す説明図である。
【図10】図3のエッジ分離処理部の処理の処理を示す
説明図である。
【図11】図3の白地候補検出部の検出用パターンを示
す説明図である。
【図12】図3のブロック化部及び膨張部の処理を示す
説明図である。
【図13】図3のブロック補正部の処理を示す説明図で
ある。
【図14】図3の領域判定部の処理を示す説明図であ
る。
【図15】図3の画素選択部の処理を示す説明図であ
る。
【図16】図1の画像処理装置の変倍部を詳細に示すブ
ロック図である。
【図17】図16の変倍部のラインメモリを示すブロッ
ク図である。
【図18】図16の変倍部の変倍コントロール処理部を
示すブロック図である。
【図19】等倍時の主要信号を示すタイミングチャート
である。
【図20】縮小時の主要信号を示すタイミングチャート
である。
【図21】拡大時の主要信号を示すタイミングチャート
である。
【図22】図1のγ変換部の原稿/コピーのγ変換テー
ブルの変換カーブを示す説明図である。
【図23】図1のγ変換部の要部を示すブロック図であ
る。
【図24】図1の階調処理部を詳細に示すブロック図で
ある。
【図25】図24における誤差拡散処理を示す説明図で
ある。
【図26】図1の編集部を詳細に示すブロック図であ
る。
【図27】図26の編集部におけるミラーリング処理を
示す説明図である。
【図28】図26の編集部における斜体処理を示す説明
図である。
【図29】図1の記憶部に記憶するための画像圧縮方式
を示す説明図である。
【図30】GBTC固定長符号化方式のアルゴリズムを
示す説明図である。
【図31】画像圧縮前後のデータ量を示す説明図であ
る。
【図32】図1の記憶部を詳細に示すブロック図であ
る。
【図33】図1の外部インタフェース部とFAX送受信
部の詳細を示すブロック図である。
【図34】図1の印字(文字合成)部を詳細に示すブロ
ック図である。
【図35】図34の合成部における合成処理を示す説明
図である。
【図36】図34のテキストRAMに格納されるキャラ
クタデータを示す説明図である。
【図37】図34の合成部を詳細に示すブロック図であ
る。
【図38】図1における各処理部接続されたセレクタの
詳細を示すブロック図である。
【図39】図1における操作部を示す正面図である。
【図40】図38におけるセレクタの動作を示す説明図
である。
【図41】図38におけるセレクタの動作を示す説明図
である。
【図42】図38におけるセレクタの動作を示す説明図
である。
【図43】斜体化された画像に対してスクリーン角を付
与する画像処理の説明図である。
【図44】本発明の第2の実施例に係る画像処理装置の
画像パスの具体例を示すブロック図である。
【図45】本発明の第3の実施例に係る画像処理装置の
全体構成を示すブロック図である。
【図46】図45のビデオバス2の構成を示すブロック
図である。
【図47】図46のセレクタの構成を示すブロック図で
ある。
【図48】図45の記憶部を詳細に示す図である。
【図49】図45の外部インターフェイス部とFAX送
受信部の詳細を示すブロック図である。
【図50】ビデオバスのデータフローを示す説明図であ
る。
【図51】ビデオバスの並行動作時のデータフローを示
す説明図である。
【図52】ビデオバスの並行動作時のデータフローを示
す説明図である。
【図53】ビデオバスの中継動作時のデータフローを示
す説明図である。
【符号の説明】
1 画像処理部 2 スキャナ部 3 プロット部 4 セレクタ制御部 5 メイン制御部 6 シェーディング部 7 フィルタ部 8 変倍部 9 γ変換部 10 階調処理部 11 編集部 12 記憶部 12a 記憶部インターフェイス部 12b 入力バッファ 12c 圧縮部 12d メモリ 12e 制御部 12f アドレス制御部 12g 伸張部 12h 入力バッファ 13 外部インタフェース部 14 印字部 15 フィルタ処理ブロック 16 領域分離処理ブロック 17 強調補正部 18 平滑化補正部 19 画素選択部 20 多値処理部 21 誤差拡散処理部 22 多値ディザ処理部 23 2値化処理部 24 セレクタ 25 ミラーリング処理部 26 スイッチ 27 斜体処理部 28 1ラインFIFOメモリ 29 圧縮部 30 制御部 31 アドレス制御部 32 伸張部 33 4ラインFIFOメモリ 34 FAX送受信部 35 FAX画像処理部 36 画像メモリ 37 メモリ制御部 38 ファクシミリ制御部 39 画像圧縮伸張部 40 モデム 41 網制御装置 42,43 ラインメモリ 44 補間演算部 45 変倍コントールブロック 46a インセレクタ 46b アウトセレクタ 47 イメージバス 48 メモリ 49,61,62,63,64,65,66 マルチプ
レクサ 50 RAM 51 ORゲート 100 内部画像処理部 101 ビデオバス1 102 ビデオバス2 103,104,105 セレクタ 110 FAX送受信部 111 FAX画像処理部 112 画像メモリ 113 メモリ制御部 114 ファクシミリ制御部 115 画像圧縮伸張部 116 モデム 117 網制御装置 200 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波塚 義幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 川本 啓之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 葉 安麒 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像信号に対して所定の処理を
    行なう複数の処理部によってその処理部に設定された個
    々の画像処理を行なう画像処理装置装置において、前記
    複数の処理部の処理順序および処理回数を任意に設定す
    る制御手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、前記複数の処理部を接
    続し、画像信号の送受を行う複数のバスと、各バスから
    選択的に画像信号を各処理部に取り込むことが可能な入
    力用セレクタと、各処理部からの画像信号出力先のバス
    を選択可能な出力用セレクタと、これらのセレクタを切
    り換えていずれのセレクタのバスを選択するかを制御す
    るセレクタ制御部とを含んで構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記デジタル画像信号に画像データと位
    相情報が含まれていることを特徴とする請求項1または
    2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記バス数と複数の処理部との関係が、 (接続処理部数−1)≦バス数 に設定されていることを特徴とする請求項2記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記処理部が、画像信号に対して主走査
    方向に変倍処理を行なう変倍部と、画像信号を一旦保管
    し所定の回転処理を行なう記憶部とを含み、前記制御手
    段が、変倍部、記憶部、変倍部の順で処理することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理部が、画像信号に対してページ
    番号の合成を行なう印字部と、画像信号を一旦を保管し
    所定の回転処理を行なう記憶部とを含み、前記制御手段
    が、印字部、記憶部、印字部の順で処理することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記処理部が、画像信号に対して、平滑
    および/または強調化処理を行なうフィルタ部と、画像
    信号を一旦保管し所定の回転処理を行なう記憶部とを含
    み、前記制御手段が、フィルタ部、記憶部、フィルタ部
    の順で処理することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理部が、画像信号に対して主走査
    方向に変倍処理を行なう変倍部と、画像信号を一旦を保
    管し所定の処理を行なう記憶部とを含み、前記制御手段
    が、変倍部、記憶部、変倍部の順で処理することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記処理部が、画像の鏡像化および/ま
    たは斜体化を行なう編集部と、画像信号を一旦保管し所
    定の処理を行なう記憶部とを含み、前記制御手段が、編
    集部、記憶部、編集部の順で処理することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記処理部が、画像の鏡像化および/
    または斜体化を行なう編集部と、画像信号を一旦保管し
    所定の処理を行なう記憶部と、画像に対して階調処理を
    行なう階調処理部とを含み、前記制御手段が、編集部、
    階調処理部、記憶部、編集部の順で処理することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記処理部が、照明系のムラを補正す
    るシェーディング部と、画像信号の周波数特性を変換す
    るフィルタ部と、主走査方向の変倍率を変倍する変倍部
    と、コピーのモード及びノッチの設定値に基づいて所定
    の濃度のコピーを得るように入力画像データを変換処理
    するγ変換部と、画像データを加工する編集部と、文字
    合成を行う印字部と、大量の画像データを蓄積する記憶
    部と、多値処理、誤差拡大処理、多値ディザ処理及び2
    値化処理の少なくとも1つの処理を行う階調処理部と、
    外部装置との送受信を行なう外部インタフェース部と、
    文字と画像を印刷するプロット部とを含み、前記制御手
    段が、シェーディング部、空間フィルタ部、変倍部、γ
    変換部、編集部、印字部、記憶部、階調処理部、外部イ
    ンタフェース部、及びプロット部の順に処理することを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記処理部が、照明系のムラを補正す
    るシェーディング部と、画像信号の周波数特性を変換す
    るフィルタ部と、主走査方向の変倍率を変倍する変倍部
    と、コピーのモード及びノッチの設定値に基づいて所定
    の濃度のコピーを得るように入力画像データを変換処理
    するγ変換部と、画像データを加工する編集部と、文字
    合成を行う印字部と、大量の画像データを蓄積する記憶
    部と、多値処理、誤差拡大処理、多値ディザ処理及び2
    値化処理の少なくとも1つの処理を行う階調処理部と、
    外部装置との送受信を行なう外部インタフェース部と、
    文字と画像を印刷するプロット部とを含み、前記制御手
    段が、シェーディング部、フィルタ部、変倍部、γ変換
    部、記憶部、階調処理部、編集部、印字部、外部インタ
    フェース部、及びプロット部の順に処理することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記処理部が、照明系のムラを補正す
    るシェーディング部と、画像信号の周波数特性を変換す
    るフィルタ部と、主走査方向の変倍率を変倍する変倍部
    と、コピーのモード及びノッチの設定値に基づいて所定
    の濃度のコピーを得るように入力画像データを変換処理
    するγ変換部と、画像データを加工する編集部と、文字
    合成を行う印字部と、大量の画像データを蓄積する記憶
    部と、多値処理、誤差拡大処理、多値ディザ処理及び2
    値化処理の少なくとも1つの処理を行う階調処理部と、
    外部装置との送受信を行なう外部インタフェース部と、
    文字と画像を印刷するプロット部とを含み、前記制御手
    段が、シェーディング部、フィルタ部、変倍部、γ変換
    部、編集部、印字部、記憶部、外部インタフェース部、
    階調処理部、及びプロット部の順で処理することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記処理部が、照明系のムラを補正す
    るシェーディング部と、画像信号の周波数特性を変換す
    るフィルタ部と、主走査方向の変倍率を変倍する変倍部
    と、コピーのモード及びノッチの設定値に基づいて所定
    の濃度のコピーを得るように入力画像データを変換処理
    するγ変換部と、画像データを加工する編集部と、文字
    合成を行う印字部と、大量の画像データを蓄積する記憶
    部と、多値処理、誤差拡大処理、多値ディザ処理及び2
    値化処理の少なくとも1つの処理を行う階調処理部と、
    外部装置との送受信を行なう外部インタフェース部と、
    文字と画像を印刷するプロット部とを含み、前記制御手
    段が、シェーディング部、外部インタフェース部、フィ
    ルタ部、変倍部、γ変換部、編集部、印字部、記憶部、
    階調処理部、及びプロット部の順で処理することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記処理部が、照明系のムラを補正す
    るシェーディング部と、画像信号の周波数特性を変換す
    るフィルタ部と、主走査方向の変倍率を変倍する変倍部
    と、コピーのモード及びノッチの設定値に基づいて所定
    の濃度のコピーを得るように入力画像データを変換処理
    するγ変換部と、画像データを加工する編集部と、文字
    合成を行う印字部と、大量の画像データを蓄積する記憶
    部と、多値処理、誤差拡大処理、多値ディザ処理及び2
    値化処理の少なくとも1つの処理を行う階調処理部と、
    外部装置との送受信を行なう外部インタフェース部と、
    文字と画像を印刷するプロット部とを含み、前記制御手
    段が、シェーディング部、フィルタ部、変倍部、γ変換
    部、階調処理部、印字部、編集部、記憶部、外部インタ
    フェース装置、及びプロット部の順で処理することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記処理部が、照明系のムラを補正す
    るシェーディング部と、画像信号の周波数特性を変換す
    るフィルタ部と、主走査方向の変倍率を変倍する変倍部
    と、コピーのモード及びノッチの設定値に基づいて所定
    の濃度のコピーを得るように入力画像データを変換処理
    するγ変換部と、画像データを加工する編集部と、文字
    合成を行う印字部と、大量の画像データを蓄積する記憶
    部と、多値処理、誤差拡大処理、多値ディザ処理及び2
    値化処理の少なくとも1つの処理を行う階調処理部と、
    外部装置との送受信を行なう外部インタフェース部と、
    文字と画像を印刷するプロット部とを含み、前記制御手
    段が、シェーディング部、フィルタ部、変倍部、γ変換
    部、階調処理部、編集部、印字部、外部インタフェース
    部、記憶部、及びプロット部の順で処理することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 デジタル画像信号に対して所定の処理
    を行なう複数の処理部によってその処理部に設定された
    個々の画像処理を行なう画像処理装置装置において、入
    力部及び入力部から入力された画像信号に対して各種の
    画像処理を行う内部画像処理部を含む各種の内部処理ブ
    ロックを統合する第1のビデオバスと、この第1のビデ
    オバスに接続され、外部記憶部、外部インターフェイス
    部及び出力部を含む外部処理ブロックを統合し、該外部
    処理ブロック相互の画像パスを任意に選択可能な第2の
    ビデオバスとを備えていることを特徴とする画像処理装
    置。
  18. 【請求項18】 第2のビデオバスの外部処理ブロック
    の選択は、画像パスを選択する画像パス選択手段と、こ
    の画像パス選択手段に入力されるセレクト信号に基づい
    て前記画像パス選択手段内で画像信号、各種コントロー
    ル信号及びその系のクロックを選択する信号選択手段と
    によって行われることを特徴とする請求項17記載の画
    像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記外部インターフェイス部には少な
    くとも2つの外部ユニットが接続され、当該外部ユニッ
    トはユニット選択手段によって入出力の制御が行われる
    ことを特徴とする請求項17記載の画像処理装置。
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