JPH05328145A - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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Publication number
JPH05328145A
JPH05328145A JP4123063A JP12306392A JPH05328145A JP H05328145 A JPH05328145 A JP H05328145A JP 4123063 A JP4123063 A JP 4123063A JP 12306392 A JP12306392 A JP 12306392A JP H05328145 A JPH05328145 A JP H05328145A
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JP
Japan
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contour
image
data
coordinate data
data string
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JP4123063A
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Inventor
Katsutoshi Ushida
勝利 牛田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 斜線部や曲線部のギザギザを抑制し、解像度
補償が可能で画像の送受信を輪郭座標データ列のままお
こない輪郭座標の特徴点の送受による画像データの圧
縮、輪郭座標閉ループ毎の装飾が容易に可能となる装
置。 【構成】 輪郭抽出回路700でイメージスキヤナ10
0で読み取つた画像データの輪郭抽出を行い、更に平滑
化・座標変換回路900で輪郭抽出回路700よりの輪
郭座標データ列を用いて、平滑された輪郭座標データ列
を出力する。2値画像再生成回路1000で輪郭抽出回
路700よりの輪郭座標データ列もしくは平滑化・座標
変換回路900よりの平滑化された輪郭座標データ列よ
り2値ラスタ画像データを再生成する。アナログ電話回
線のG3通信により輪郭座標データ列を送受信する場合
にECM送受信を行い、回線状態によりECMのHDL
Cパケット再送の頻度が多い場合は該画像送受信に替え
2値ラスタ画像の符号化データを送受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像通信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のフアクシミリ装置等の画像通信装
置では、画像をイメージスキヤナで読み取り、ラスタ走
査された画像の各画素を白か黒かの2値データにより表
現している。また、2値ラスタ画像データを例えばG3
規格のプロトコルに従つて通信する際には、2値ラスタ
画像をMH,MR,MMR等の圧縮方法を用いて符号化
圧縮した後送受信していた。従つて、従来のフアクシミ
リ装置では、画像の内部表現としては、画像データを2
値ラスタ画素データとして扱い、G3フアインモード
(主走査8pel /mm、副走査7.7line/mm)で読み込
んだ画像を、標準モード(主走査8pel /mm,3.85
line/mm)の記録解像度しか持たない受信機に送信する
ような、送信側での読み込み画像と受信側の解像度が異
なる場合や、B4サイズの受信画像をA4サイズの記録
紙に出力するように受信画像と出力画像の紙サイズが異
なる場合には、MH,MR,MMR等の方法により符号
化された画像データを2値ラスタ画像データに変換し、
単純な画素毎の2度書きや間引き処理により変倍処理を
行つていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、200dpiの解像度の画像を400dpi
の解像度で記録紙に記録するような、解像度の低い画像
データを、解像度の高いものに記録する際にも単純な画
素毎の重複処理を行うため、斜め線の輪郭線のギザギザ
が目だつ問題点があつた。
【0004】また、G3規格でのフアインモードにおけ
る解像度の画像を、G4規格の主走査,副走査共に20
0dpiの解像度の画像に変換するような100%近傍
の解像度変換では、画素毎の重複間引き処理による解像
度変換を行うため画像歪みが生じる問題があつた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、画像
を多値信号として読み取る画像読取手段と、該画像読取
手段により読み取られた多値信号を2値データに変換す
る2値化手段と、該2値化手段で2値化した2値データ
より画像データの輪郭抽出を行い輪郭座標データ列を出
力する輪郭抽出手段と、該輪郭抽出手段よりの輪郭座標
データ列を用いて輪郭線にそつて平滑化を行い平滑され
た輪郭座標データ列を出力する輪郭平滑化手段と、前記
輪郭抽出手段よりの輪郭座標データ列もしくは前記該輪
郭平滑化手段よりの平滑化された輪郭座標データ列より
2値ラスタ画像データを再生成して2値ラスタ画像を出
力する画像再生成手段と、画像データを記録する記録手
段と、他装置との間で画像情報を送受信可能な通信手段
とを備え、該通信手段はアナログ電話回線を用いたG3
規格に基づくファクシミリ通信により前記輪郭抽出手段
により抽出された輪郭座標データ列を送受信する場合に
はECMによる送受信を行い、回線状態によりECMの
HDLCパケット再送の頻度が多い場合にはECMによ
る輪郭座標データ列の画像送受信に替えて2値化手段で
の2値化画像データを符号化して該符号化データを送受
信する。
【0006】又は、画像を多値信号として読み取る画像
読取手段と、該画像読取手段により読み取られた多値信
号を2値データに変換する2値化手段と、該2値化手段
で2値化した2値データより画像データの輪郭抽出を行
い輪郭座標データ列を出力する輪郭抽出手段と、該輪郭
抽出手段により抽出された輪郭座標データ列による解像
度変換処理を行なう解像度変換手段と、輪郭抽出手段よ
りの輪郭座標データ列を用いて輪郭線にそつて平滑化を
行い平滑された輪郭座標データ列を出力する輪郭平滑化
手段と、輪郭抽出手段よりの輪郭座標データ列もしくは
該輪郭平滑化手段よりの平滑化された輪郭座標データ列
より2値ラスタ画像データを再生成して2値ラスタ画像
を出力する画像再生成手段と、該画像再生成手段で再生
した2値ラスタ画像データを記録する記録手段と、画像
再生成手段で再生した2値ラスタ画像データに対してラ
スタ画像による変倍処理を行なうラスタ変倍手段と、処
理画像の属性が文字・線画画像である場合には前記解像
度変換手段による解像度変換処理を行ない、処理画像の
属性が疑似中間調である場合には前記ラスタ変倍手段に
よるラスタ変倍処理を行なう様制御する制御手段と、他
装置との間で画像情報を送受信可能な通信手段とを備え
る。
【0007】
【作用】以上の構成において、解像度の低い画像を、解
像度の高い記録装置に記録する場合等において、斜線部
や曲線部のギザギザを抑制し、解像度補償を行うことが
可能である。また、画像の送受信を輪郭座標データ列の
ままおこなうことで、輪郭座標の特徴点の送受による画
像データの圧縮、輪郭座標閉ループ毎の装飾が容易に可
能となる。
【0008】さらに2値画像再生成部分を共有させるこ
とでフォントイメージとしての従来のアウトラインフォ
ントを本構成内に容易に混在させることが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は本発明に係る一実施例の画像処理
通信装置の構成を示すブロック図である。
【0010】図1において、100はイメージ・スキヤ
ナであり、内蔵するCCD等の光電変換デバイスにより
ラスタ走査順に画像データを読み込み、読み込まれた画
像データを内蔵A/D変換器でA/D変換し、さらにA
/D変換されたデジタル多値データを内蔵する2値化回
路により2値化し、この2値化データをイメージスキヤ
ナ100よりの2値ラスタ画像データとしてバスA15
00に出力する。バスAに出力された2値ラスタ画像デ
ータは、一旦メモリA300に蓄積される。なお、A/
D変換されたデジタル多値データは、像域分離回路20
0にも出力される。
【0011】200は像域分離回路であり、イメージ・
スキヤナ100より入力されるラスタ走査された多値デ
ータ(例えば、1画素256階調の場合、8ビツト/pi
xel)を入力し、中間調領域と文字・線画領域を分離し、
画像エリア毎の像域分離テーブルをメモリA300に作
成する。300は主に2値ラスタ画像データを記憶する
メモリA、400は中塗り回路であり、メモリA300
に作成された輪郭線を描画した2値ラスタ画像(ビット
マップイメージ)を読み込んで輪郭閉領域の中を中塗り
し、FIFO500に出力する。
【0012】500はFIFOメモリであり、プリンタ
600との水平同期、垂直同期を取り直し、取り直した
タイミングに従つてプリンタ600に2値ラスタ画像デ
ータを出力する。600はLBP等のプリンタであり、
FIFO500で同期を取り直した2値ラスタ画像デー
タを入力して、入力画像データを記録紙に記録する。
【0013】700は輪郭抽出回路であり、メモリA3
00に蓄積された2値ラスタ画像データ及び必要に応じ
て像域分離のための像域分離テーブルを読み込み、輪郭
座標データ列を作成してメモリB1100に格納する。
800は符号・復号化回路であり、符号処理を行う場合
は、メモリA300に蓄積された2値ラスタ画像データ
を読み込み、MH,MR,MMR等の2値画像の符号化
圧縮処理を行い符号化画像データをメモリB1100に
蓄積する。また復号化処理を行う場合は、メモリB11
00に蓄積された符号化画像データを読み込み、復号化
して復号化した2値ラスタ画像データをメモリA300
に蓄積する。
【0014】900は平滑化・座標変換回路であり、メ
モリB1100に蓄積された輪郭座標データ列を入力
し、種々の座標変換(変倍率の演算、x座標y座標交
換)処理を行なうと共に、拡大変倍時の輪郭のギザギザ
を平滑化する平滑化処理を行い、変換処理後の輪郭座標
データ列をメモリB1100に蓄積する。1000は2
値画像再生成回路であり、メモリB1100に蓄積され
た輪郭座標データ列を読み込み、輪郭線を描画した2値
ラスタ画像(ビットマップイメージ)を作成してメモリ
A300に格納する。
【0015】1100は主に輪郭座標データ列を記憶す
るメモリB、1200は内蔵する後述するプログラムに
従い本実施例装置全体の制御を司るCPUである。13
00は通信制御回路であり、メモリB1100に蓄積さ
れた画像データ(輪郭座標データ列、または画像符号化
データ、及び必要ならば領域分離テーブル)を入力し、
通信回線に画像データを送出する。また通信回線より受
信された画像データをメモリB1100に蓄積する。
【0016】1600はメモリA300に蓄積された2
値ラスタ画像データを読み込み、2値ラスタ画像データ
のまま所定の変倍処理を行ないメモリA300に再格納
するラスタ画像変倍回路、1700はCCU1300を
介して本実施例装置の接続された通信網、1800は通
信網1700に接続されている相手装置である。本実施
例においては、以上の構成により、2値ラスタ画像デー
タを、一旦図2に示すような輪郭座標データ列に変換
し、輪郭座標データ列の表現形式で拡大縮小を行い(変
倍する際には座標値に倍率をかけあわせる)、記録する
際に輪郭座標データ列を再度2値ラスタ画像データに戻
して記録することで、解像度変換に伴う画像の歪みを減
らす。
【0017】図2において、“L_no”は輪郭ベクト
ル閉ループ総数、“1”は閉ループの通番、“p_n
o”は輪郭座標データ列1閉ループの総点数を示す。更
に拡大処理時には、輪郭座標データ列の追跡により画像
輪郭の平滑化処理を行うことで、輪郭線のギザギザ(特
に斜線部のギザギザ)を抑制する。また、通信データを
従来のMH,MR,MMR符号化データに代えて輪郭座
標データ列として送受することで、送信側では特徴点の
みを送信し、受信側で輪郭補間することが可能となり通
信時間の短縮をすることが可能となる。さらに輪郭閉ル
ープ毎に、色情報や輪郭線の太さ及び輪郭線内部の色塗
り等の装情報の付加することで、文字,線画の装飾が容
易に可能となる。
【0018】もちろん、従来のMH,MR,MMR符号
化器を持つことにより、画像データの通信は、従来のM
H,MR,MMRで符号化された符号化データを用いる
ことで通信プロトコルはG3,G4のフアクシミリプロ
トコルと共通し、輪郭座標データ列は、送受信側におい
て読みとり解像度と送信画像解像度の不一致、もしくは
受信側で受信画像と記録画像の解像度の不一致を合わせ
るための解像度変換の手法として本発明を用いることが
可能である。
【0019】次に、本実施例の特徴的処理である輪郭座
標列による解像度変換を詳細に説明するため、輪郭抽出
回路700、平滑化・座標変換回路900、2値画像再
生成回路1000、中塗り回路400を図面を参照して
詳細に説明する。 <輪郭抽出回路700の説明>輪郭抽出回路700の詳
細構成を図3に示す。図3中、510は入力制御回路で
あり、メモリA300に蓄積された2値ラスタ画像デー
タ(パラレルデータ)を取り込み、シリアルデータに変
換して不図示の水平,垂直同期信号に同期して出力され
る。521,522は垂直方向3ラインにわたる画素デ
ータを取り出すためのFIFOメモリであり、シリアル
入力される画素データをライン遅延させる。530は3
×3のシフトレジスタ群であり、入力制御回路510
(遅延なし)、FIFOメモリ521(1ライン遅
延)、FIFOメモリ522(2ライン遅延)より入力
される3ラインのデータを順次シフトさせ、図4に示す
ような3×3画素のデータをデコーダ540に出力す
る。540は注目画素(ここでは図4の“x”)を除く
周辺画素の状態を示す4ビツトの数値データ及び注目画
素の値を輪郭抽出演算回路570に出力するデコーダで
ある。
【0020】550は主走査方向の注目画素の画素位置
を輪郭抽出演算回路570に出力する主走査カウンタ、
560は副走査方向の注目画素の画素位置を輪郭抽出演
算回路570に出力する副走査カウンタ、570は輪郭
抽出演算回路であり、デコーダ540の出力値により粗
輪郭ベクトル列を抽出し、各粗輪郭ベクトルの始点の座
標及びこの粗輪郭ベクトルに流入してくる(このベクト
ルの始点の座標が終点となっている)別の粗輪郭ベクト
ル、及び、この粗輪郭ベクトルから流出していく(この
ベクトルの終点の座標が始点となっている)別の粗輪郭
ベクトルの項目番号情報を持ったテーブルの作成及び更
新を行う。
【0021】以上の構成を備える輪郭抽出回路700
は、図4に示すように、2値画像における注目画素X6
11と、その近傍の8個の画素(A,B,C,D,0,
1,2,3)の状態を見て処理を進める回路であり、注
目画素をラスタ走査し、1画素毎にずらしながら画像全
体の処理を逐次行っていく。ここで抽出される粗輪郭ベ
クトルの始点・終点の位置は、主走査方向及び副走査方
向共に、画素と画素の中間の位置にあるものとする。ま
た主走査方向及び副走査方向共に画素のある位置は正整
数で示され、画素位置を2次元の座標で表現する。
【0022】例えば、主走査方向1728画素、副走査
方向2287画素の画像において注目画素の位置が
[3,7](第7ラスタの第3画素位置の意)であれ
ば、それを取り込む粗輪郭ベクトル座標列は時計回りに
(2.5,6.5),(2.5,7.5),(3.5,
7.5),(3.5,6.5)となる。水平方向の粗輪
郭ベクトルを図5に、垂直方向の粗輪郭ベクトルを図6
に示す。図5において、710は水平方向の粗輪郭ベク
トルの項目番号を示すカウンタであり水平粗輪郭部ベク
トルが1個増す毎に1増加する。721は水平方向の粗
輪郭ベクトルの始点のx座標を記録するために使用され
る。722は水平方向の粗輪郭ベクトルの始点のy座標
を記録するために使用される。723はこの水平ベクト
ルの始点に接続される垂直ベクトル(流出ベクトル)の
項目番号、724はこの水平ベクトルの終点が接続され
る垂直ベクトル(流出ベクトル)の項目番号を記録する
ために使用する。
【0023】図6において、810は垂直方向の粗輪郭
ベクトルの項目番号を示すカウンタであり、垂直粗輪郭
ベクトルが1個増す毎に1増加する。821は垂直方向
の粗輪郭ベクトルの始点のx座標を記録するために使用
される。822は垂直方向の粗輪郭ベクトルの始点のy
座標を記録するために使用される。823はこの垂直ベ
クトルの始点に接続される水平ベクトル(流入ベクト
ル)の項目番号、824はこの垂直ベクトルの終点が接
続される水平ベクトル(流出ベクトル)の項目番号を記
録するために使用する。
【0024】この粗輪郭ベクトルテーブルは、1画素の
処理毎に随時粗輪郭ベクトルの追加及び各テーブル内容
の更新が行われ、1画素の処理終了後、1画面の画像に
対する水平及び垂直方向の粗輪郭ベクトルテーブルとし
て完成される。次に、図5及び図6に示す水平及び垂直
方向粗輪郭ベクトルテーブルの流入及び流出ベクトルの
項目番号をたどることにより、図7に示すような画像中
の総輪郭線数、各輪郭線毎(輪郭閉ループ)の輪郭線の
総点数、輪郭線中の各点のx座標,y座標を表現する粗
輪郭ベクトル座標列のテーブルを作成し一連の処理を終
了する。
【0025】<平滑化・座標変換回路900の説明>平
滑化・座標変換回路900の詳細構成を図8に示す。図
8に示すように、平滑化・座標変換回路900は、第1
平滑化回路910、第1平滑化変換テーブル940、第
2平滑化回路920、座標変換回路930より構成され
る。第1平滑化回路910では、前述の輪郭抽出回路7
00よりのラスタ走査型2値画像から図7に示す粗輪郭
座標データ列変換された画像データを取り込み、ベクト
ル閉領域毎に座標列を追跡しながら、ベクトル接続状態
に基づき第1平滑化変換テーブル940を参照しながら
輪郭座標データ列の変換及び角点のラベル付けを行い、
第1平滑化後の頂点座標データ列及び各頂点が角点か否
かの情報を出力する。
【0026】第2平滑化回路920では、第1平滑化回
路910で平滑化された頂点座標データ列及び角点情報
を基に、自点を挟む前後各複数点座標値の加重平均を求
め、輪郭ベクトル座標データ列を出力する。座標変換回
路930では、x軸,y軸の座標値の入れ替え、及び各
座標値と変倍率の乗算を行う。なお、縮小処理の場合に
は、第1平滑化回路910及び第2平滑化回路920の
平滑化処理をパスして直接座標変換回路930にデータ
が渡される。
【0027】第1平滑化回路910では、図9乃至図1
6に示す、自辺を挟む前後3辺までのパターンを参照
し、各辺の向き・長さによるパターン参照により粗輪郭
座標数値データ列の除去及び変換を行う。図9は1画素
大の孤立画素除去、図10は黒領域内の白孔の保存、図
11は1画素幅の突起部の角保存、図12は1画素大の
単独ノツチ除去、図13は1画素大の連続ノツチ除去、
図14は斜線部の平滑化、図15は角点の保存、図16
はゆるやかな斜線部の平滑化を示している。
【0028】ここで図9、図10に示す“N_pnt”
は、粗輪郭座標数値データの閉ループの総称である。ま
た、図14〜図16に示す“D”は粗輪郭ベクトルの長
さ、“i”はベクトルの追跡順を示す。更に、図9〜図
16における一重丸は水平ベクトルの始点及び垂直ベク
トルの終点を、三角は水平ベクトルの終点及び垂直ベク
トルの始点を、2重丸は角点をそれぞれ表す。
【0029】また第1平滑化回路910における第1平
滑化処理では、2値画像特有のノイズ(ノッチ・孤立
点)を除去するパターンとして各図に示すパターンを含
んでいる。例えば、図9に示す1画素大の孤立画素除去
では、座標値を全て削除し、黒領域内の白孔の保存の場
合は各輪郭座標列をすべて角点のラベルつけを行い、座
標値はそのまま出力する。
【0030】第2平滑化回路920の平滑化処理を図1
7を参照して説明する。第2平滑化回路920では、図
17に示す様に2重丸で示される角点はそのままとし、
それ以外の各座標点に対し、自点を挟む前後各複数点座
標値の加重平均を求め、その値を第2平滑化後の頂点座
標データ列として出力する。ここで図17に示す、
“Q”は第2平滑化後の頂点座標データ列、“P”は第
1平滑化後の頂点座標データ列を示す。図17の例で
は、Q1(9/4,2)をP0(1,3),P1(2,
2),P2(4,1)の加重平均により求めている。
【0031】なお、第1平滑化及び第2平滑化で用いら
れる有効桁数は、記録解像度に有効な範囲で任意にとら
れる。座標変換回路930では、処理画像と記録画像の
走査方向の違いによるx軸、y軸の座標変換、変倍処理
に合わせて各座標列に対する変倍率の乗算を行う。例え
ば、入力画像を主走査、副走査共に2倍に拡大する場合
には、第2平滑化回路920で平滑化された頂点座標デ
ータ列の(x座標,y座標)を共に2倍し、小数点以下
を四捨五入して座標変換を行う。
【0032】第1平滑化回路910、第2平滑化回路9
20、座標変換回路930、第1平滑化変換テーブル9
40で得られた輪郭座標データ列は、メモリA300に
格納され、平滑化処理及び座標変換処理を終了する。 <2値画像再生成回路1000の説明>本実施例では、
ビットマップの画像メモリを1画面分使用するページメ
モリ使用タイプの場合を説明する。しかし、本発明は以
上の例に限定されるものでは無く、もちろん輪郭座標デ
ータ列から2値ラスタ画像イメージに変換する手法はす
べて有効である。
【0033】2値画像再生成回路1000における2値
画像再生処理では、まず輪郭線描画回路700によりメ
モリB1100に蓄積された輪郭座標データ列を読み取
りメモリA300上のビットマップイメージメモリ1面
上に輪郭線を描画する。このとき後段の中塗り回路40
0での塗り潰しが高速動作可能でさらに1ページのビッ
トマップイメージで輪郭線描画を行うため相連続する2
から3本の線分ベクトル(輪郭座標列の各座標を結ぶベ
クトル)に注目し、注目する線分ベクトルと、そのベク
トルの直前のベクトル、及び直後のベクトルの状態(向
きと傾き)を参照して、注目線分ベクトル上の輪郭画素
の描画方法を制御していく。
【0034】描画方法の制御の内容は、注目する線分ベ
クトル上の端点と、端点以外の輪郭ベクトル上の点を分
けて扱い、かつそれらを描画しないか、或いは線分ベク
トル上の画素位置に描画するか、線分ベクトル上の画素
の主走査方向に一画素隣の画素位置にずらして描画する
かを切り分ける。実際の輪郭画素の描画動作は、描画し
ようとしている画素位置に、既に保持されている値と
「1」との排他的論理和(EXOR)をとった結果を格
納する形で実行される。 <中塗り回路400の説明>中塗り回路400の中塗り
処理自体を行なう回路構成を図18に示す。図18にお
いて、LSYNCはライン同期信号であり、ラスタ画素
入力の開始時に同期リセツト信号として入力される。4
10はラッチであり1画素前の排他的論理和回路420
出力値OUTを保持する。420は排他的論理和回路で
あり、入力データDATAとラツチ410にラツチされ
ている一画素前の入力データとの排他的論理和を取りO
UTとして出力する。
【0035】以上の構成を含む中塗り回路400は、輪
郭描画回路700で全てのアウトエッジの描画処理を終
えた後に、上述したメモリA300上のビットマップイ
メージメモリの輪郭描画画像を任意の同期タイミングで
ラスタ走査して読み出しながら、パイプライン処理で中
塗り処理を実行する。即ち、クロツクCLKに同期して
入力される画像データDATAが輪郭線描画画素におい
て順次白黒反転されながら排他的論炉和OUTに出力さ
れていく。ここで描画しないアウトラインエッジ以外
は、処理後の端点も含めて直線上の輪郭画素の描画自体
もこの中塗り回路による中塗りが実施される。
【0036】次に、以上の構成を備える本実施例の画像
処理通信装置の画像データの流れを図19〜図24の各
フローチヤートを参照して以下に説明する。なお、図1
9〜図21は送信動作を示すフローチヤート、図22、
図23は受信動作を示すフローチヤート、図24はコピ
ー動作を示すフローチヤートである。最初に本実施例の
送信動作を、図19〜図24のフローチヤートを参照し
て以下に説明する。
【0037】まず図19のステツプS1で画像読み取り
処理を実行する。この画像読み取り処理では、イメージ
スキヤナ100により原稿画像を読み取り、2値ラスタ
画像データとしてメモリA300に転送して蓄積する。
また2値ラスタ画像の蓄積と同時にイメージスキヤナ1
00より多値ラスタ画像データを像域分離回路200に
出力し、像域分離回路200ではステツプS2に示す様
に、画像の中で文字・線画領域か中間調領域かをブロツ
ク毎に判定して画像領域の性質を示す領域判定テーブル
を作成し、メモリA300に蓄積する。もちろんステツ
プS1で蓄積された符号化画像データフアイルと、ステ
ツプS2で蓄積された領域判定テーブルフアイルは同じ
フアイル属性とし、必要時に取り出し可能に構成する。
【0038】またこの時、同時に、不図示の2値化時に
疑似中間調処理をするかどうかの選択ボタンであるハー
フトーンボタンの指示状態を調べ、疑似中間調を用いて
いるかどうか明かな場合は、画像領域ごとの像域分離テ
ーブルは作成せず疑似中間調か文字・線画かの1ページ
の画像属性のみを記録しておく。そしてステツプS3に
進み、即時送信か否かを調べる。即時送信の場合にはス
テツプS10に進む。
【0039】一方、即時送信以外で画像データの送信を
即座に実行しない場合にはステツプS3よりステップS
4に進み、メモリの有効活用のため符号化・復号化回路
800はメモリA300に蓄積された画像データを読み
出して符号化圧縮し、続くステツプS5でメモリB11
00に画像フアイルとして蓄積しておく。その後ステツ
プS6で送信時になるのを監視する。そして送信時が来
たらステツプS7に進み、符号化・復号化回路800は
メモリB1100より圧縮符号化データを読み出して復
号化処理を行いメモリA300に2値ラスタ画像として
展開する。そしてステツプS10に進む。
【0040】ステツプS10では、メモリA300の文
字・線画領域か疑似中間調領域かのγ領域判定テーブル
を読み出し、文字・線画領域か否かを調べる。文字・線
画領域でなければステツプS20に進む。一方、文字・
線画領域の場合にはステツプS11に進み、受信側が画
像データとして輪郭座標データ列から2値ラスタ画像再
生成を行う機能を備え、輪郭座標データ列の送信が可能
か否かを調べる。これは受信側に当該機能を有している
か否かを問い合わせることにより調べれば良い。受信側
が従来のG3もしくはG4の機能のみで構成されている
場合等で輪郭座標データ列の送信が可能出ない場合には
ステツプS30に進む。
【0041】一方、受信側よりの応答により輪郭座標デ
ータ列の送信が可能な場合にはステツプS12に進み、
画像データは文字・線画領域としてメモリA300より
輪郭抽出回路700に転送され、輪郭抽出回路700
は、後述の粗輪郭座標データテーブルを更新しながら全
画像の走査を行い、最終的に輪郭座標データ列への変換
を行いメモリB1100に蓄積される。
【0042】そして続くステツプS13で輪郭座標デー
タ列に変換した画像データの変倍が必要か否かを調べ
る。輪郭座標データ列に変換した画像データの変倍が必
要でなければステツプS15に進む。一方、輪郭座標デ
ータ列に変換した画像データの変倍が必要であればステ
ツプS13よりステツプS14に進み、メモリB500
に蓄積された画像データを平滑化・座標変換回路800
に転送し、座標値に変倍率を乗算する。またこの時、必
要であれば座標列を追跡し、輪郭座標データ列の中で特
徴点を残すように、また、変倍処理が拡大処理である場
合には平滑化変換を併せて行う。更に、画像に追跡によ
り平滑化により復元可能と判断したならば、座標データ
の座標値の有効桁数を落としデータ量の圧縮を行う。処
理終了後平滑化・座標変換回路900により座標変換さ
れた輪郭座標データ列はメモリB1100に再格納され
る。そしてステツプS15に進む。
【0043】ステップS15では、メモリB1100よ
り送信解像度と受信解像度が一致した画像データが読み
出され、CCU600を介して通信網1700に送出さ
れ受信側、例えば相手装置1800に送信される。な
お、相手装置がG3フアクシミリの場合は不図示のモデ
ムを介して同様にG3規格の通信手順により送信され
る。一方、ステツプS10での領域判定の結果中間調領
域であり、ステツプS20以下の処理に進んだ場合に
は、まずステツプS20で変倍が必要か否かを調べる。
変倍が必要で無ければステツプS22に進む。
【0044】一方、変倍が必要な場合にはステツプS2
1に進み、ラスタ画像変倍回路1600でG3規格によ
る通信、及びG4規格による通信のいずれの場合も、2
値ラスタ画像の変倍処理であるラスタ毎の変倍処理を実
行する。そしてステツプS22で符号化・複合化回路8
00により通信回線に合わせた符号化処理を行い、続く
ステツプS23でステツプS15と同様に画像データを
受信側装置に送信する。
【0045】またこの時、画像領域判定テーブルを送信
する場合には、メモリA300の領域判定テーブルをメ
モリB1100に転送した後に送信処理を実行する。更
に、ステツプS11の判定で輪郭座標データ列が送信不
可の場合で、ステツプS30以下の処理に進んだ場合に
は、先ずステツプS30で変倍処理が必要か否かを調べ
る。変倍処理が必要で無い場合にはステツプS37に進
む。
【0046】一方、変倍処理が必要な場合にはステツプ
S30よりステツプS31以下の処理に進み、以後輪郭
座標データ列による変倍処理を行う。即ち、まずステツ
プS31で輪郭抽出回路700にメモリA300に蓄積
された2値ラスタ画像データを入力し、2値ラスタ画像
データから輪郭座標データ列に変換した後、メモリB1
100に輪郭座標データ列を蓄積する。そして続くステ
ツプS32でメモリB1100に蓄積された輪郭座標デ
ータ列に対し拡大処理が必要か否かを調べる。拡大処理
が必要で無い場合にはステツプS34に進み、拡大処理
が必要ならばステップS33に進む。ステップS33で
は、メモリB1100より輪郭座標データ列を入力し、
上述した輪郭平滑化処理を行なう。そしてステツプS3
4に進む。
【0047】ステップS34では各座標値に変倍率を乗
算し、送信解像度にあわせた座標値に変換を行う。続い
てステツプS35で、2値画像再生成回路1000に変
換されてメモリB1100に格納されている輪郭座標デ
ータ列をメモリB1100より転送し、輪郭線をメモリ
A300のビットマップイメージ領域に描画する。そし
てステツプS36で、中塗り回路400において輪郭線
の描画されたイメージビットマップを1ラスタ毎取り込
み、中塗り描画を行ない、中塗り処理を行なつた2値ラ
スタ画像データとしてメモリA300に展開してステツ
プS37に進む。
【0048】ステップS37では、符号化・復号化回路
800により通信モードに合わせた符号化処理を行な
い、メモリB1100に転送する。メモリB1100に
転送された符号化画像データは、続くステツプS38で
ステツプS15と同様に、受信側装置がG4規格の通信
が可能な装置の場合にはCCU1300により送信され
る。一方、受信側装置がG3規格の通信が出来る場合に
は、不図示のモデムにより送信される。
【0049】ところで画像データの通信エラーを考慮す
ると、通信装置をG4規格のCCU1300とした場合
に、画像を輪郭座標データ列として通信する時にはプロ
トコルによるエラー補正が可能であり、エラー画像の再
送により輪郭座標データ列の送受信も可能である。しか
しながら、G3規格の通信の場合で、モデムを用いる時
には、ECMによるHDLCを用いたデータ送受信が必
要である。従つて、輪郭座標データ列を、G3規格によ
りモデムを使用して従来の電話回線を介して送受信する
場合は、強制ECMモードになるようにし、回線状態に
よりECM再送の頻度が多い場合は、もしくはECM送
受信が行えない場合は、従来のMH,MR符号による画
像データ送信に切り替え、従来のG3モードで画像通信
を行うようにする。
【0050】次に、図22、図23のフローチヤートを
参照して受信処理(受信側でのデータの流れ)を説明す
る。送信側より画像データが送られてくると、図22に
示す受信処理に移行し、先ずステツプS40でCCU1
300もしくは不図示のモデムにより画像データが受信
される。受信画像は、G3規格のフアクシミリ通信によ
るMH符号化方法あるいはMR符号化方法による符号化
データか、G4規格のフアクシミリ通信によるMMRの
ような符号化画像データであるか、もしくは相手側も本
実施例の画像処理通信装置である場合の輪郭座標データ
列が送信された場合のいずれかが考えられる。しかしな
がら、受信された画像データは全て一旦メモリB110
0に蓄積される。
【0051】そして続くステツプS41で、受信された
画像データが輪郭座標データ列か否かを調べる。受信さ
れた画像データが輪郭座標データ列の場合にはステツプ
S54に進み、受信した画像データの変倍が必要か否か
を調べる。変倍が必要である場合にはステツプS46以
下の処理に進み、以後輪郭座標データ列を用いた変倍処
理を行う。一方、変倍が必要でない場合にはステップS
49に進み、走査方向の一致判定に進み、以後、画像デ
ータを輪郭座標データ列から2値ラスタ画像データに戻
しプリント出力する処理を実行する。
【0052】一方、ステツプS41の判定で受信された
画像データが輪郭座標データ列でない場合(MH,M
R,MMR符号データの場合)にはステップS42に進
む。ステツプS42では、符号・復号化回路800によ
る受信データの復号化処理を実行する。即ち、MH,M
R,MMRに符号化された画像データは、符号・復号化
回路800に送られ、2値ラスタ画像データに復号化さ
れ、メモリA300に蓄積される。
【0053】そして続くステツプS43で受信した画像
データの変倍が必要か否かを調べる。変倍が不要の場合
にはステツプS53の処理に進み、メモリA300から
FIFO500に2値ラスタ画像データを転送してプリ
ンタ600と同期を取り直し、プリンタ600よりプリ
ント出力する。一方、変倍処理が必要な場合にはステツ
プS44に進み、画像ブロツクが疑似中間調画像か、あ
るいは文字・線画画像かの領域判定(画像属性もしく
は、領域判定テーブル)を行う。ここで、疑似中間調画
像データブロックであつた場合にはステツプS55に進
み、復号化データをラスタ画像変倍回路1600に転送
して2値ラスタ画像として変倍処理されメモリA300
に格納される。そしてステツプS53の処理に進み、メ
モリA300からFIFO500に2値ラスタ画像デー
タを転送してプリンタ600と同期を取り直し、プリン
タ600よりプリント出力する。
【0054】一方、ステツプS44で画像ブロツクが文
字・線画領域と判定された場合にはステツプS45に進
み、メモリA300に蓄積された文字・線画の2値ラス
タ画像データが輪郭抽出回路700に転送され、2値ラ
スタ画像データから輪郭座標データ列に変換され、メモ
リB1100に蓄積される。そしてステツプS46に進
む。
【0055】ステップS46では、副走査、又は主走査
のいずれかが拡大処理であるか否かを調べる。いずれの
拡大処理でもない場合にはステツプS48に進む。副走
査、又は主走査のいずれかが拡大処理の場合にはステツ
プS47に進み、メモリB1100に蓄積された輪郭座
標データ列が平滑化・座標変換回路900に転送され、
上述した輪郭座標データ列の追跡のパターンマッチング
による第1平滑化と第2平滑化処理を行い、角点以外の
輪郭座標データの平滑化を行う。この処理により拡大時
の斜線のギザギザが抑制される。そしてステツプS48
に進む。
【0056】ステップS48では、輪郭座標データ列も
しくは輪郭平滑化された輪郭座標データ列に対し、各座
標列に変倍率を乗算する。これにより、プリント出力の
解像度にあわせた座標データに変換される。続いてステ
ツプS49で画像データの走査方向が、記録時の画像走
査方向と一致するか否かを調べる。画像データの走査方
向が一致する場合にはそのままメモリB1100に蓄積
し、ステツプS51に進む。
【0057】一方、例えば、B5縦のサイズで読み込ん
だ画像を、A4横のサイズで出力する場合のように、画
像データの走査方向が、記録時の画像走査方向と異なる
場合はステップS49よりステツプS50に進み、輪郭
座標データ列のx座標と、y座標の入れ替えを行い、メ
モリB1100に蓄積する。そしてステツプS51に進
む。
【0058】ステップS51では、メモリB1100に
蓄積された画素密度変換後の輪郭座標データ列を2値画
像再生成回路1000に入力し、メモリA300の一部
を出力イメージのビットマップイメージとして使用して
該ビットマップイメージに輪郭線を描画する2値画像再
生成処理を実行する。そして続くステップS52で、メ
モリA300より輪郭線の描画された画像データをラス
タ毎に取り出し、中塗り回路400による輪郭の中の中
塗りを行いFIFO500に転送する。この時点で、輪
郭座標データは、再び2値ラスタ画像データに変換され
る。
【0059】そして次のステツプS53でプリント出力
処理を実行する。なお、ステツプS43もしくはステッ
プS44よりの分岐によりステツプS53に進んだ場合
にも、メモリA300に蓄積されていた2値ラスタ画像
がこの時点で同様にメモリA300より取り出されFI
FO500に転送される。FIFO500に転送された
2値ラスタ画像データは、プリンタ600と同期を取り
直しラスタ画像イメージとしてプリンタ600より出力
される。
【0060】次に図24のフローチヤートを参照して複
写処理(複写時の画像データの流れ)を詳細に説明す
る。不図示のコピースイツチが入力された場合の様に複
写処理が選択された時には図24の処理に移行する。先
ずステツプS60で、イメージスキヤナ100による複
写原稿の読み取り処理が行われる。この読み取りデータ
は上述した様に2値ラスタ画像である。そして続くステ
ツプS61で読み取つて画像データを蓄積する必要があ
るか否かを調べる。即時コピーようにフアイル蓄積の必
要のない場合は、イメージ・スキヤナ側で記録解像度が
最大になるような画素密度を行えば良いので、直ちにス
テツプS62に進み、イメージスキヤナ100より出力
される画像データはメモリA300を介してFIFO5
00に転送され、プリンタ600よりプリント出力され
る。
【0061】一方、画像データを蓄積する必要がある場
合にはステツプS61よりステツプS63に進む。メモ
リA300に一度蓄積する必要のある場合は、イメージ
スキヤナ100とプリンタ600の速度の違いを吸収す
る必要のある場合等であり、感熱プリンタのように記録
スピードを変化させることができる場合には蓄積の必要
はない。
【0062】ステップS63では蓄積画像フアイルのメ
モリ効率をあげるため、メモリA300に蓄積された2
値ラスタ画像データを、符号化復号化回路800に転送
し、MH符号化等により符号化変換され、続くステツプ
S64でメモリB1100に転送蓄積する。なお、符号
化圧縮は、もちろんMH符号化に限るものではなく、任
意の符号化圧縮方法を用いることが可能である。
【0063】一度蓄積された画像データは、ステツプS
65に示す様に、プリント出力動作時に再びメモリB1
100から読み出され、符号化・復号化回路800によ
り復号化されメモリA300に2値ラスタ画像データと
して展開される。そして続くステツプS66でこの画像
フアイルを変倍する必要があるか否かを調べる。変倍が
必要なければステツプS62に進み、メモリA300よ
りFIFO500に1ラスタ毎に転送され、プリンタ6
00と同期を取り直しプリント出力される。
【0064】ステップS66で蓄積された画像フアイル
を変倍する必要が場合にはステップS67に進み、上述
した図22のステツプS44と同様に、蓄積された画像
フアイルが疑似中間調画像か、文字・線画画像かの判定
テーブルをもとに、画像ブロツクが疑似中間調画像か、
あるいは文字・線画画像かの領域判定を行う。ここで、
文字・線画画像データブロックでなく、疑似中間調画像
データブロックであつた場合にはステツプS68に進
み、復号化データをラスタ画像変倍回路1600に転送
して2値ラスタ画像として変倍処理されメモリA300
に格納される。そしてステツプS62の処理に進み、メ
モリA300からFIFO500に2値ラスタ画像デー
タを転送してプリンタ600と同期を取り直し、プリン
タ600よりプリント出力する。
【0065】一方、ステップS67の判定で文字・線画
画像データブロックであつた場合にはステツプS70に
進み、メモリA300に蓄積された文字・線画の2値ラ
スタ画像データが輪郭抽出回路700に転送され、2値
ラスタ画像データから輪郭座標データ列に変換され、メ
モリB1100に蓄積される。そして続くステップS7
1で、副走査、又は主走査のいずれかが拡大処理である
か否かを調べる。いずれの拡大処理でもない場合にはス
テツプS73に進む。
【0066】G3の標準解像度(主走査8pel /mm、副
走査3.85line/mm)で蓄積された画像データを40
0dpiのプリンタに出力するような、副走査、又は主
走査のいずれかが拡大処理の場合にはステツプS72に
進み、メモリB1100に蓄積された輪郭座標データ列
が平滑化・座標変換回路900に転送され、上述した輪
郭座標データ列の追跡のパターンマッチングによる第1
平滑化と第2平滑化処理を行い、角点以外の輪郭座標デ
ータの平滑化を行う。この処理により拡大時の斜線のギ
ザギザが抑制される。そしてステツプS73に進む。
【0067】ステップS73では、輪郭座標データ列も
しくは平滑化された輪郭座標データ列の各座標値に対し
変倍率を乗算しプリンタ出力イメージの解像度及びサイ
ズにあわせた輪郭座標データ列に変換し、メモリB11
00に蓄積する。そして続くステツプS74でメモリB
1100に蓄積された画素密度変換後の輪郭座標データ
列を2値画像再生成回路1000に入力し、メモリA3
00の一部を出力イメージのビットマップイメージとし
て使用して該ビットマップイメージに輪郭線を描画する
2値画像再生成処理を実行する。そしてステップS75
に進む。
【0068】ステツプS75では、メモリA300より
輪郭線の描画された画像データをラスタ毎に取り出し、
中塗り回路400による輪郭の中の中塗りを行いFIF
O500に転送する。この時点で、輪郭座標データは、
再び2値ラスタ画像データに変換される。そして次のス
テツプS62でプリント出力処理を実行する。なお、ス
テツプS61,66,68よりの分岐によりステツプS
62に進んだ場合にも、メモリA300に蓄積されてい
た2値ラスタ画像がこの時点で同様にメモリA300よ
り取り出されFIFO500に転送される。FIFO5
00に転送された2値ラスタ画像データは、プリンタ6
00と同期を取り直しラスタ画像イメージとしてプリン
タ600より出力される。
【0069】以上の処理は各段ごとに順を追って説明し
たが、もちろん各処理をブロック毎に行うことで復号化
処理、輪郭抽出処理、平滑化処理、座標変換処理、2値
画像再生成処理、中塗り処理を並列に行うことが可能と
なりシステムのスループットをあげることができる。ま
た、本実施例の中で負荷の大きい処理は、送信受信時で
はなく待機中に行うものもよい。
【0070】以上説明したように本実施例によれば、2
値ラスタ画像データ、輪郭座標データ列に変換し、座標
データ列として画素密度変換を行うため、解像度変換に
よる画像の歪みを少なくし、また拡大処理時には平滑化
処理を併用することで解像度の低い画像を、解像度の高
い記録装置に記録する際には、斜線部や曲線部のギザギ
ザを抑制し解像度補償を行うことが可能である。さらに
画像の送受信を輪郭座標データ列のままおこなうこと
で、輪郭座標の特徴点の送受による画像データの圧縮、
輪郭座標閉ループ毎の装飾が容易に可能となる。
【0071】<第2実施例>上述した第1実施例では、
輪郭座標データ列を送信するか否かの判定は、受信側が
輪郭座標データ列を受信可能であるかどうか、もしくは
輪郭座標データ列が受信可能な場合においては、送信画
像が文字・線画画像か疑似中間調画像かの判定により行
っている。しかしながら文字・線画においても1単位画
像内においてベクトル座標点の多い画像は、MH,M
R,MMRのような符号化データより輪郭座標データ列
の方がデータ量が多くなる場合が存在する。
【0072】通信コストを考慮するとデータ量の少ない
方のデータを送信した方がより有効である。係る点に考
慮して、文字・線画においても1単位画像内においてベ
クトル座標点の多い画像を輪郭座標データ列として送信
する本発明に係る第2実施例を以下に説明する。第2実
施例においても、基本的なハードウエア構成は第1実施
例と同様の構成で足りる。
【0073】第2実施例においては、上述した第1実施
例と送信処理の一部制御が異なる。即ち、第1実施例の
図19に示す送信処理におけるステツプS13又はステ
ツプS14の処理に続くステツプS15の送信処理に替
えて、図25に示すステツプS16〜ステツプS18の
処理を実行する様に制御すればよい。なお、図25には
図19のステツプS12以下の処理のみ示しているが、
他は第1実施例の図19〜図21に示した送信処理と同
様の処理であるため、説明を省略した。
【0074】図25において、ステツプS13で座標変
換が必要でない場合、及びステツプS14の座標変換・
変倍処理を終了した場合に、第1実施例の如くにステツ
プS15の送信処理を行うのではなく、第2実施例にお
いえてはステツプS16に進む。そしてステツプS16
で、イメージスキヤナ100より読み込まれた画像デー
タを送信解像度の変倍したものの符号化処理(MH,M
R,MMR)と、輪郭座標データ列の抽出及び送信解像
度への変換を同時に行い、各々の輪郭データのデータ量
と符号データのデータ量の比較を行う。ステツプS16
の判定で輪郭データ列の方が多い場合にはステツプS1
7に進み、輪郭座標データ列を受信側装置に送信する。
【0075】一方、ステツプS16の判定で符号データ
の方が多い場合にはステツプS18に進み、輪郭座標デ
ータ列の受信可能な相手に対してもMH,MR,MMR
符号化データを選択して送信する。以上の様に制御する
ことにより、更に通信時間効率的な利用を実施すること
ができる。
【0076】<第3実施例>また上記実施例において
は、輪郭座標データ列もしくは、画素データによる画像
データを任意のサイズへ構成債に変換する変倍回路を含
んでいる。このことから任意のサイズや解像度を持つ受
信原稿またはイメージスキヤナ100より読み込まれた
任意のサイズ及び解像度をもつ画像データを定型紙(A
4,B4等)にプリント記録する場合には、記録紙が複
数枚に分割されないように記録画像を定型紙のサイズに
任意変倍して記録することが可能となる。
【0077】この様に制御する本発明に係る第3実施例
を、図26のフローチヤートを参照しながら以下説明す
る。第3実施例においても、基本的なハードウエア構成
は第1実施例と同様の構成で足りる。第3実施例におけ
るプリンタ600への記録処理では、先ずステツプS8
1でプリンタ600にセットされる記録カセットや、記
録紙トレーのスライダー位置により記録紙サイズをあら
かじめ検出する。次にステツプS82でその情報をもと
に対応する記録紙に対する記録可能なライン数M(Mは
整数)を、予め設定された不図示のROMテーブルより
読み込む。
【0078】次にステツプS83で長尺原稿や読み込み
サイズの異なる記録画像の実際の記録ライン数Nをライ
ン数及び解像度情報より算出する(例えば、200dp
iの解像度の画像nラインを400dpiに等倍記録す
る際には、2×n(nは整数)ラインとなる)。そして
ステツプS84で(実際の記録ライン数N)/(記録紙
に対する記録可能なライン数M)を算出し、(N/M)
がk+0.5>N/M>k(kは整数)か否かを判定す
る。ここで、(N/M)がk+0.5>N/M>kでな
い場合にはステツプS85に進み、変倍処理を行わずそ
のままFIFO500に送り、等倍での記録を行う。
【0079】一方、ステツプS84でN/M)がk+
0.5>N/M>kの場合にはステツプS84よりステ
ツプS86に進み、k枚の分割処理及びk枚目は定型記
録紙におさまるように最終記録紙への変倍処理を行つて
FIFO500に送り、記録をおこなう。例えば、
(1.5>N/M>1)の場合には、倍率をM/Nに設
定して記録画像を変倍し定型記録紙に入るように変倍処
理を施す。(2.0≧N/M≧1.5)の場合には2枚
に分割等倍記録する。同様に(2.5>N/M>2)な
らば1枚目は等倍記録を行い2枚目を定型記録紙に入る
ようにM/(N−M)変倍処理する。以下、同様に(k
+0.5>N/M>k)(kは整数)の場合はk枚の分
割処理及びk枚目は定型記録紙におさまるように最終記
録紙への変倍処理記録をおこなう。この例では、変倍記
録の範囲をk+0.5>N/M>k(kは整数)と0.
5毎に設定してあるが、これに限られるものでは無く、
勿論任意設定値でよい。また上記実施例では、副走査方
向の倍率設定の説明をおこなったが勿論主走査方向に対
しても同様な演算により倍率設定を行えば良い。また長
尺原稿のような場合には、図27に示すように副走査の
みの変倍でもよい。
【0080】<他の実施例>さらに上記実施例では、X
Y変換機能と変倍機能の両方を有している。このことか
らXY変換機能を変倍機能を併用して、例えば図28に
示すように、B4縦のサイズでイメージスキヤナ100
より読み込まれた、もしくは、通信回線より受信した画
像を、A4横のサイズの記録紙(記録紙カセット等によ
りあらかじめ記録紙のサイズ及び向きを検出)に記録す
る場合には、(81×n)%の変倍(nは解像度倍率で
あり、200dpiを400dpiに記録する際にはn
=2となる)と、XY変換とを併用し、B4縦サイズよ
りA4横サイズへの変換のように、変倍とXY変換を混
在させて実行することが、本実施例では容易に可能であ
る。
【0081】さらに輪郭座標データ列が受信可能な相手
に対して輪郭座標データ列を送信する場合において、輪
郭座標データ列を送信する時はその変換データの特性よ
り、G3規格のフアクシミリ通信においてはエラーフリ
ーであるECM送信が必須であるが、回線状態によりE
CMの再送要求が頻繁に発生してECM送信が困難な場
合には、通常のMH,MR等のハフマン符号化によりG
3規格通信に切り替えて送信することで、G3通信と輪
郭座標データ列による通信の有効利用が可能となる。
【0082】更に、上記実施例では、像域分離回路20
0による文字・線画画像と中間調画像の分離をおこなっ
ているが、イメージスキヤナ100のモードセレクトボ
タンまたは通信プロトコルによりあらかじめ画像属性が
わかり変換画像が疑似中間調なのか文字・線画画像なの
か明白な場合には、像域分離による領域テーブルは必要
とせず、画像属性により輪郭抽出による画素密度変換を
行うかどうかの切り替えをおこなってもよい。
【0083】さらに疑似中間調画像は文字線画画像に比
べ、比較的輪郭座標データ列の1閉ループの総点数が少
なく、ベクトルの向きが1閉ループ内で頻繁に変化する
ため像域分離回路200及び領域判定テーブルの替わり
に平滑化処理をする段階で、輪郭座標データ列の1閉ル
ープの総数により平滑化処理を行うか行わないか切り替
えることで簡易な像域分離機能が実現可能である。
【0084】また上記実施例では輪郭座標データ列によ
る拡大縮小処理及び符号化処理と、従来の2値ラスタ画
像による拡大縮小処理を両方含んでいるため輪郭座標デ
ータ列のデータサイズとMH,MR,MMR符号化デー
タのデータサイズを比較してデータ量の少ない方の画像
データを送信することで通信時間の効率的な短縮が可能
となる。また輪郭座標データ列は画像によってはかなり
大きくなるため、メモリB1100のサイズが小さい場
合など画像によって輪郭座標データ列の抽出時にメモリ
オーバーフローする場合には、輪郭抽出処理を中止し、
2値ラスタ画像による処理に切り替えることが可能であ
る。
【0085】また上記座標変換による変倍はもちろん主
走査,副走査別々の変倍率を乗算することが可能であ
り、x軸,y軸独立に行うことが可能である。上述した
平滑化処理においては、上記実施例は、ごみ画素除去の
為に黒の孤立点の除去やノッチの除去を行っているが、
G3規格の標準解像度で読み込まれた画像データは、ノ
ッチや孤立点が文字判読の情報として必要な場合が多い
ため、外部切り替えモードにより入力画像の解像度によ
りノッチ除去、孤立画素除去のパターンを平滑化パター
ンからはずして処理を行うことも可能である。もちろん
外部モードキーにより好みにより平滑化処理を行うか行
わないかの切り替えは、容易に実現可能である。
【0086】本実施例における座標変換回路900で
は、x座標,y座標の交換及び変倍率の乗算のみを行っ
ていたが、この処理時に図示しない読みとり原稿の斜行
角度検出装置の出力値をもとに輪郭座標データの列のア
フィン変換による座標回転を行うことで読みとり原稿の
斜行の補正を行うことが可能である。2値画像再生成回
路では、ビットマップの画像メモリを1画面分使用する
ページメモリ使用タイプの場合を説明したが、スキヤン
ラインコンバージョン(バケットソート法のようにエッ
ジテーブル,アクティブエッジテーブルを用い数ライン
のラインバッフアにより、輪郭画像の稜線エッジの描画
を行っても良い。
【0087】また、上述の実施例では、画像出力装置と
してプリンタを用いたが、図1のFIFO500、プリ
ンタ600に替え、ビデオメモリ、ディスプレイを用い
ることで画像のディスプレイ出力が可能である。また輪
郭座標データ列を用いた通信の応用例として、別に画像
位置を示すデジタイザを持つことで、デジタイザで指示
された領域内の輪郭座標データ閉ループに対し、装飾コ
ードを付加して送る。受信側では、装コードに応じて網
掛けやなかの色塗りのパターンの変更、色の変更を容易
に実行することが可能となりうる。
【0088】さらに、レポートやヘッダのようにフォン
トを一度2値ラスタ画像として展開して送信する変わり
に、アウトラインを用いたフォントデータとして直接送
受信することや従来のアウトラインフォントの展開を2
値画像再生成及び中塗り回路と共通に基いることでアウ
トラインフォントの出力が容易に可能である。もちろん
本実施例では、従来の解像度変換に用いられる動作はす
べて実現可能であり、倍率指定キーによる任意変倍処理
や、カセットサイズ検出により長尺原稿を定型カット紙
にいれるための処理は、本実施例の構成で実現可能であ
る。
【0089】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
値ラスタ画像データ、輪郭座標データ列に変換し、座標
データ列として画素密度変換を行うため、解像度変換に
よる画像の歪みを少なくし、また拡大処理時には平滑化
処理を併用することで解像度の低い画像を、解像度の高
い記録装置に記録する際には、斜線部や曲線部のギザギ
ザを抑制し解像度補償を行うことが可能である。さらに
画像の送受信を輪郭座標データ列のままおこなうこと
で、輪郭座標の特徴点の送受による画像データの圧縮、
輪郭座標閉ループ毎の装飾が容易に可能となる。さらに
2値画像再生成部分を共有させることでフォントイメー
ジとしての従来のアウトラインフォントを本構成内に容
易に混在させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】輪郭座標データ列の例を示す図である。
【図3】図1に示す輪郭抽出回路の詳細構成を示す図で
ある。
【図4】本実施例の輪郭抽出回路のラスタ画像走査を説
明するための図である。
【図5】本実施例の水平方向の粗輪郭ベクトルテーブル
の例を示す図である。
【図6】本実施例の垂直方向の粗輪郭ベクトルテーブル
の例を示す図である。
【図7】本実施例の輪郭座標データ列のテーブルの例を
示す図である。
【図8】本実施例の平滑化・座標変換回路を説明するた
めの図である。
【図9】、
【図10】、
【図11】、
【図12】、
【図13】本実施例の第1平滑化処理の中で孤立点及び
ノッチ除去を説明するための図である。
【図14】、
【図15】、
【図16】本実施例の第1平滑化処理の中で輪郭平滑化
処理を説明するための図である。
【図17】本実施例の第2平滑化処理を説明するための
図である。
【図18】図1に示す中塗り回路の詳細構成を示す図で
ある。
【図19】、
【図20】、
【図21】本実施例の送信動作のデータ処理の流れを示
すフローチヤートである。
【図22】、
【図23】本実施例の受信動作のデータ処理の流れを示
すフローチヤートである。
【図24】本実施例の複写動作のデータ処理の流れを示
すフローチヤートである。
【図25】本発明に係る第2実施例における送信動作の
データ処理の流れを示すフローチヤートである。
【図26】本発明に係る第3実施例の記録動作のデータ
処理の流れを示すフローチヤートである。
【図27】第3実施例における副走査のみの変倍処理を
施した例を示す図である。
【図28】本発明に係る他の実施例における記録向きを
考慮した記録例を示す図である。
【符号の説明】
100 イメージ・スキヤナ 200 像域分離回路 300 メモリA 400 中塗り回路 410 ラッチ 420 排他的論理和回路 500,521,522 FIFOメモリ 510 入力制御回路 530 3×3のシフトレジスタ群 540 デコーダ 550 主走査カウンタ 560 副走査カウンタ 570 輪郭抽出演算回路 600 プリンタ 700 輪郭抽出回路 710,810 カウンタ 800 符号・復号化回路 900 平滑化・座標変換回路 910 第1平滑化回路 920 第2平滑化回路 930 座標変換回路 940 第1平滑化変換テーブル 1000 2値画像再生成回路 1100 メモリB 1200 CPU 1300 通信制御回路 1600 ラスタ画像変倍回路 1700 通信網 1800 相手装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を多値信号として読み取る画像読取
    手段と、 該画像読取手段により読み取られた多値信号を2値デー
    タに変換する2値化手段と、 該2値化手段で2値化した2値データより画像データの
    輪郭抽出を行い輪郭座標データ列を出力する輪郭抽出手
    段と、 該輪郭抽出手段よりの輪郭座標データ列を用いて輪郭線
    にそつて平滑化を行い平滑された輪郭座標データ列を出
    力する輪郭平滑化手段と、 前記輪郭抽出手段よりの輪郭座標データ列もしくは前記
    該輪郭平滑化手段よりの平滑化された輪郭座標データ列
    より2値ラスタ画像データを再生成して2値ラスタ画像
    を出力する画像再生成手段と、 該画像再生成手段で再生した2値ラスタ画像データを記
    録する記録手段と、 他装置との間で画像情報を送受信可能な通信手段とを備
    え、 該通信手段はアナログ電話回線を用いたG3規格に基づ
    くファクシミリ通信により前記輪郭抽出手段により抽出
    された輪郭座標データ列を送受信する場合にはECMに
    よる送受信を行い、回線状態によりECMのHDLCパ
    ケット再送の頻度が多い場合にはECMによる輪郭座標
    データ列の画像送受信に替えて2値化手段での2値化画
    像データを符号化して該符号化データを送受信すること
    を特徴とする画像通信装置。
  2. 【請求項2】 画像を多値信号として読み取る画像読取
    手段と、 該画像読取手段により読み取られた多値信号を2値デー
    タに変換する2値化手段と、 該2値化手段で2値化した2値データより画像データの
    輪郭抽出を行い輪郭座標データ列を出力する輪郭抽出手
    段と、 該輪郭抽出手段により抽出された輪郭座標データ列によ
    る解像度変換処理を行なう解像度変換手段と、 前記輪郭抽出手段よりの輪郭座標データ列を用いて輪郭
    線にそつて平滑化を行い平滑された輪郭座標データ列を
    出力する輪郭平滑化手段と、 前記輪郭抽出手段よりの輪郭座標データ列もしくは前記
    該輪郭平滑化手段よりの平滑化された輪郭座標データ列
    より2値ラスタ画像データを再生成して2値ラスタ画像
    を出力する画像再生成手段と、 該画像再生成手段で再生した2値ラスタ画像データを記
    録する記録手段と、 前記画像再生成手段で再生した2値ラスタ画像データに
    対してラスタ画像による変倍処理を行なうラスタ変倍手
    段と、 処理画像の属性が文字・線画画像である場合には前記解
    像度変換手段による解像度変換処理を行ない、処理画像
    の属性が疑似中間調である場合には前記ラスタ変倍手段
    によるラスタ変倍処理を行なう様制御する制御手段と、 他装置との間で画像情報を送受信可能な通信手段とを備
    えることを特徴とする画像通信装置。
  3. 【請求項3】 前記輪郭抽出手段は、画像データにおけ
    る着目画素と、該着目画素近傍画素の状態を保持する保
    持手段と、前記着目画素をラスタ走査順に取り出し、前
    記着目画素とその近傍画素の状態に基づいて水平方向及
    び垂直方向の画素配列ベクトルを検出する検出手段と、
    前記画素配列ベクトル同士の接続状態を判別する判別手
    段と、前記判別手段により判別された画素配列ベクトル
    の接続上位をもとに、前記画像データの輪郭を抽出する
    抽出手段とを含むことを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の画像通信装置。
  4. 【請求項4】 前記輪郭平滑化手段は、横線・縦線の交
    互接続の粗輪郭ベクトルより、自辺を挟む前後3辺まで
    のパターンを参照し、自点を挟む前後各複数点座標値の
    加重平均により輪郭平滑化を行うことを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像通信装置。
  5. 【請求項5】 前記画像再生成手段の輪郭描写は、注目
    する線分ベクトルと該線分ベクトルの直前のベクトル、
    及び直後のベクトルの状態を参照して、注目線分ベクト
    ル上の輪郭画素の描画方法を制御することを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像処理通信
    装置。
JP4123063A 1992-05-15 1992-05-15 画像通信装置 Withdrawn JPH05328145A (ja)

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JP4123063A JPH05328145A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 画像通信装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001268372A (ja) * 2000-01-19 2001-09-28 Xerox Corp 圧縮されたドキュメント画像内にエイリアス除去テキスト及びライングラフィックスを生成する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19990803