JPH06220839A - 地中連続壁工法における掘削機のガイドウォール - Google Patents
地中連続壁工法における掘削機のガイドウォールInfo
- Publication number
- JPH06220839A JPH06220839A JP5025944A JP2594493A JPH06220839A JP H06220839 A JPH06220839 A JP H06220839A JP 5025944 A JP5025944 A JP 5025944A JP 2594493 A JP2594493 A JP 2594493A JP H06220839 A JPH06220839 A JP H06220839A
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- JP
- Japan
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- wall
- guide wall
- guide
- excavator
- underground
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガイドウォールをプレキャスト化して急速設
置及び転用を可能となし、施工日数の短縮と省力化及び
産業廃棄物としての処分量の減少を図る。 【構成】 断面形状がＬ状形のプレキャストコンクリー
トによるウォール本体１１と、現場打ちコンクリートに
よる高さ調整用の天端１８とからガイドウォールを構成
する。ウォール本体１１の一対を背合わせに溝内に設置
したのち、天端１８を打設形成してウォール本体１１と
一体化する。
置及び転用を可能となし、施工日数の短縮と省力化及び
産業廃棄物としての処分量の減少を図る。 【構成】 断面形状がＬ状形のプレキャストコンクリー
トによるウォール本体１１と、現場打ちコンクリートに
よる高さ調整用の天端１８とからガイドウォールを構成
する。ウォール本体１１の一対を背合わせに溝内に設置
したのち、天端１８を打設形成してウォール本体１１と
一体化する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、地中連続壁の溝孔の
掘削に先行して地面内に設置される掘削機のガイドウォ
ールに関するものである。
掘削に先行して地面内に設置される掘削機のガイドウォ
ールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】地中連続壁工法における壁体の垂直精度
は、掘削機による溝孔の掘削精度に左右されるため、壁
体の施工位置に沿って、図６に示すように一対のガイド
ウォール１，１を、壁体の幅に等しい間隔を空けて設置
しており、掘削機２がウォールドリル掘削機のような場
合には、水平な天端１ａ，１ａにベース３片側を接地し
て、ドリル４をガイドウォール間に臨ませている。
は、掘削機による溝孔の掘削精度に左右されるため、壁
体の施工位置に沿って、図６に示すように一対のガイド
ウォール１，１を、壁体の幅に等しい間隔を空けて設置
しており、掘削機２がウォールドリル掘削機のような場
合には、水平な天端１ａ，１ａにベース３片側を接地し
て、ドリル４をガイドウォール間に臨ませている。
【０００３】このガイドウォール１，１の設置は、図７
（Ａ）（Ｂ）に示すように、段付の溝５を掘り、その溝
内に型枠６を組み、さらに配筋を行ってコンクリートを
現場打ちすることにより行っている。
（Ａ）（Ｂ）に示すように、段付の溝５を掘り、その溝
内に型枠６を組み、さらに配筋を行ってコンクリートを
現場打ちすることにより行っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この現場打ちによるガ
イドウォール１，１では、型枠５の枠組みによって精度
が定まり、深い溝孔を掘削する機械のガイドとして、僅
かな傾斜も許されないことから、地中連続壁工事の準備
工程であるのにもかかわらず、施工に意外な労力と日数
を要する。
イドウォール１，１では、型枠５の枠組みによって精度
が定まり、深い溝孔を掘削する機械のガイドとして、僅
かな傾斜も許されないことから、地中連続壁工事の準備
工程であるのにもかかわらず、施工に意外な労力と日数
を要する。
【０００５】また現場打ちによる場合には施工延長に際
する急場の適応性に欠け、工事完了後には他に転用でき
ぬため、産業廃棄物として処分される無駄があり、その
処分にも費用が掛かるなど不経済なものであった。
する急場の適応性に欠け、工事完了後には他に転用でき
ぬため、産業廃棄物として処分される無駄があり、その
処分にも費用が掛かるなど不経済なものであった。
【０００６】この発明は上記従来の課題を解決するため
に考えられたものであって、その目的は、ガイドウォー
ルをプレキャスト化して急速設置及び転用を可能とな
し、これにより施工日数の短縮と省力化及び産業廃棄物
としての処分量の減少を図ることができる新たな構成の
ガイドウォールを提供することにある。
に考えられたものであって、その目的は、ガイドウォー
ルをプレキャスト化して急速設置及び転用を可能とな
し、これにより施工日数の短縮と省力化及び産業廃棄物
としての処分量の減少を図ることができる新たな構成の
ガイドウォールを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
の特徴は、断面形状がＬ状形のプレキャストコンクリー
トによるウォール本体と、現場打ちコンクリートによる
高さ調整用の天端とからガイドウォールを構成し、その
ウォール本体の一対を背合わせに溝内に設置したのち、
上記天端を打設形成してウォール本体と一体化してなる
ことにある。
の特徴は、断面形状がＬ状形のプレキャストコンクリー
トによるウォール本体と、現場打ちコンクリートによる
高さ調整用の天端とからガイドウォールを構成し、その
ウォール本体の一対を背合わせに溝内に設置したのち、
上記天端を打設形成してウォール本体と一体化してなる
ことにある。
【０００８】
【実施例】図１から図５は、この発明の一例を示すもの
で、図中１１は下端に張出部１２を一体形成した断面形
状がＬ状形のウォール本体で、上端に鉄筋１３が一定間
隔ごとに突出し、また側端の内隅部には連結用の鋼製の
アングル１４が埋設してある。
で、図中１１は下端に張出部１２を一体形成した断面形
状がＬ状形のウォール本体で、上端に鉄筋１３が一定間
隔ごとに突出し、また側端の内隅部には連結用の鋼製の
アングル１４が埋設してある。
【０００９】このようなウォール本体１１は地下連続壁
の施工現場とは別途の作業ヤードにて製作され、施工現
場に搬入したのち、その一対を図１に示すように、所定
間隔を空けて背合わせに対設し、両方のアングル１４，
１４に渡したジョイントプレート１５を、そのアングル
１４，１４に溶接して一体に連結してから、図３に示す
ように、壁体の施工位置に沿って掘削した溝１６に設置
される。
の施工現場とは別途の作業ヤードにて製作され、施工現
場に搬入したのち、その一対を図１に示すように、所定
間隔を空けて背合わせに対設し、両方のアングル１４，
１４に渡したジョイントプレート１５を、そのアングル
１４，１４に溶接して一体に連結してから、図３に示す
ように、壁体の施工位置に沿って掘削した溝１６に設置
される。
【００１０】また図２に示すように、溝１６に設置した
複数のウオール本体１１，１１は、隣接するアングル相
互をフラットバーなどの当て板を用いながら溶接して一
体に連結され、これにより所要長さの連結体によるガイ
ドウォールが構成される。
複数のウオール本体１１，１１は、隣接するアングル相
互をフラットバーなどの当て板を用いながら溶接して一
体に連結され、これにより所要長さの連結体によるガイ
ドウォールが構成される。
【００１１】ウォール本体１１，１１の設置と連結が完
了したら、図４に示すように、ウォール本体外側の溝の
隙間の埋め戻しを本体上端まで行い、その後に高さ調整
用の天端の型枠１７を組み、更に配筋を行ってコンクリ
ートを打設する。
了したら、図４に示すように、ウォール本体外側の溝の
隙間の埋め戻しを本体上端まで行い、その後に高さ調整
用の天端の型枠１７を組み、更に配筋を行ってコンクリ
ートを打設する。
【００１２】これにより図５に示すように、プレキャス
トコンクリートによるウォール本体１１，１１の上端に
現場打ちコンクリートによる天端１８が一体形成され
る。このようなガイドウォールでは、天端１８を除いて
他のガイドウォールとして転用することができ、転用が
困難な天端部分だけが廃棄物として処分される。
トコンクリートによるウォール本体１１，１１の上端に
現場打ちコンクリートによる天端１８が一体形成され
る。このようなガイドウォールでは、天端１８を除いて
他のガイドウォールとして転用することができ、転用が
困難な天端部分だけが廃棄物として処分される。
【００１３】
【発明の効果】この発明は上述のように、ガイドウォー
ルをプレキャストコンクリートによるウォール本体と、
現場打ちコンクリートによる天端とから構成したので、
下記効果を奏する。
ルをプレキャストコンクリートによるウォール本体と、
現場打ちコンクリートによる天端とから構成したので、
下記効果を奏する。
【００１４】・ ウォール本体のプレキャスト化により
設計精度が著しく向上し、現場打ちコンクリートによる
部分は天端のみとなるので、これまでより型枠労務、配
筋労務等が減少し、急速施工が可能となることから、施
工日数も短縮される。
設計精度が著しく向上し、現場打ちコンクリートによる
部分は天端のみとなるので、これまでより型枠労務、配
筋労務等が減少し、急速施工が可能となることから、施
工日数も短縮される。
【００１５】・ ウォール本体の製作はフロートタイム
内の任意の時間にでき、また転用も可能で、現場打ちコ
ンクリートによる天端部分だけを廃棄物として処分する
だけで済み、型枠等の廃材も少ないので、産業廃棄物の
発生量が少なくなり、処分に要する費用の節減ともな
る。
内の任意の時間にでき、また転用も可能で、現場打ちコ
ンクリートによる天端部分だけを廃棄物として処分する
だけで済み、型枠等の廃材も少ないので、産業廃棄物の
発生量が少なくなり、処分に要する費用の節減ともな
る。
【図１】 この発明に係るガイドウォールのウォール本
体の斜視図である。
体の斜視図である。
【図２】 複数のウオール本体の連結状態を示す横断平
面図である。
面図である。
【図３】 ウォール本体を溝内に設置した状態を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図４】 天端の型枠の枠組み状態を示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図５】 この発明のガイドウォールの縦断側面図であ
る。
る。
【図６】 地中連続壁工法の一施工例の説明図である。
【図７】 現場打ちコンクリートによるガイドウォール
の施工説明図である。
の施工説明図である。
１１ ウォール本体 １２ 張出部 １３ 鉄筋 １４ チャンネル １５ ジョイントプレート １６ 溝 １７ 型枠 １８ 天端
フロントページの続き (72)発明者 岩崎利彦 東京都港区芝浦一丁目２番３号清水建設株 式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 断面形状がＬ状形のプレキャストコンク
リートによるウォール本体と、現場打ちコンクリートに
よる高さ調整用の天端とからガイドウォールを構成し、
そのウォール本体の一対を背合わせに溝内に設置したの
ち、上記天端を打設形成してウォール本体と一体化して
なることを特徴とする地中連続壁工法における掘削機の
ガイドウォール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02594493A JP3218518B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 地中連続壁工法における掘削機のガイドウォール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02594493A JP3218518B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 地中連続壁工法における掘削機のガイドウォール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06220839A true JPH06220839A (ja) | 1994-08-09 |
| JP3218518B2 JP3218518B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=12179870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02594493A Expired - Fee Related JP3218518B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 地中連続壁工法における掘削機のガイドウォール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3218518B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108547286A (zh) * | 2018-06-12 | 2018-09-18 | 中国水利水电第五工程局有限公司 | 一种混凝土防渗墙预制导向槽结构及导向槽安装方法 |
| CN112502133A (zh) * | 2020-12-11 | 2021-03-16 | 天长市飞龙金属制品有限公司 | 一种基于钢格栅的建筑地下连续墙施工工艺 |
| CN113996045A (zh) * | 2021-11-18 | 2022-02-01 | 南京林业大学 | 一种社区锻炼场设施安装施工处理装置及方法 |
| CN114892640A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-08-12 | 中建八局第三建设有限公司 | 一种地下连续墙导墙兼做基坑顶部地连墙及其施工方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000010762A (ja) | 1998-06-19 | 2000-01-14 | Mitsubishi Electric Corp | 浮動小数点演算装置 |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP02594493A patent/JP3218518B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108547286A (zh) * | 2018-06-12 | 2018-09-18 | 中国水利水电第五工程局有限公司 | 一种混凝土防渗墙预制导向槽结构及导向槽安装方法 |
| CN112502133A (zh) * | 2020-12-11 | 2021-03-16 | 天长市飞龙金属制品有限公司 | 一种基于钢格栅的建筑地下连续墙施工工艺 |
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| CN114892640A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-08-12 | 中建八局第三建设有限公司 | 一种地下连续墙导墙兼做基坑顶部地连墙及其施工方法 |
| CN114892640B (zh) * | 2022-05-12 | 2024-03-01 | 中建八局第三建设有限公司 | 一种地下连续墙导墙兼做基坑顶部地连墙的检测装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3218518B2 (ja) | 2001-10-15 |
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Legal Events
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