JPH06220032A - シン−2−(2−アンモニウムチアゾール−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド塩を含有する組成物およびその製造方法 - Google Patents
シン−2−(2−アンモニウムチアゾール−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド塩を含有する組成物およびその製造方法Info
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- JPH06220032A JPH06220032A JP5263457A JP26345793A JPH06220032A JP H06220032 A JPH06220032 A JP H06220032A JP 5263457 A JP5263457 A JP 5263457A JP 26345793 A JP26345793 A JP 26345793A JP H06220032 A JPH06220032 A JP H06220032A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 一般式(1):
【化1】
(式中、Rはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子;Rn はそれぞれ無関係にアルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン原子から選ばれたn個の置換基;Z- は酸
基;Xは0.1である。)で示される、芳香族化合物で
安定化されたシン−2−(2−アンモニウムチアゾール
−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド塩を
含有する組成物。 【効果】 上記組成物は、該酢酸クロリド塩が容易にア
ンチ形に変化せず、または酸に加水分解しないという意
味で安定である。
子;Rn はそれぞれ無関係にアルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン原子から選ばれたn個の置換基;Z- は酸
基;Xは0.1である。)で示される、芳香族化合物で
安定化されたシン−2−(2−アンモニウムチアゾール
−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド塩を
含有する組成物。 【効果】 上記組成物は、該酢酸クロリド塩が容易にア
ンチ形に変化せず、または酸に加水分解しないという意
味で安定である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式(1):
【0002】
【化2】
【0003】[式中、 Rはアルキル基、アルコキシ基またはハロゲン原子を表
し、 Rnはそれぞれ無関係にアルキル基、アルコキシ基また
はハロゲン原子から選択されるベンゼン環上のn個の置
換基を表し、 Z~は酸基を表し、かつxは0〜1の数である]で示さ
れる、芳香族化合物で安定化されたシン−2−(2−ア
ンモニウムチアゾール−4−イル)−2−メトキシ−イ
ミノ酢酸クロリド塩を含有する組成物に関する。
し、 Rnはそれぞれ無関係にアルキル基、アルコキシ基また
はハロゲン原子から選択されるベンゼン環上のn個の置
換基を表し、 Z~は酸基を表し、かつxは0〜1の数である]で示さ
れる、芳香族化合物で安定化されたシン−2−(2−ア
ンモニウムチアゾール−4−イル)−2−メトキシ−イ
ミノ酢酸クロリド塩を含有する組成物に関する。
【0004】
【従来の技術】シン−2−(2−アンモニウムチアゾー
ル−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド塩
は、セフェム化合物とカップリングすることにより、抗
生物質、たとえばセフォタキシムおよびセフトリアキソ
ンを製造する重要な中間生成物である。シン−2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシ−イミ
ノ酢酸クロリド・HCl塩はたとえば米国特許第420
3899号明細書に記載されている。
ル−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド塩
は、セフェム化合物とカップリングすることにより、抗
生物質、たとえばセフォタキシムおよびセフトリアキソ
ンを製造する重要な中間生成物である。シン−2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシ−イミ
ノ酢酸クロリド・HCl塩はたとえば米国特許第420
3899号明細書に記載されている。
【0005】しかしながらシン−2−(2−アンモニウ
ムチアゾール−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸
クロリド塩の欠点は、この化合物の安定性が低いことで
あり、このことは周囲温度で化合物が容易にアンチ形に
変化するかまたは酸に加水分解することである。前記化
合物は特に薬剤の製造において重要であり、かつ多くの
場合にシン形だけが前記の効果を有するので、シン異性
体を最も純粋な形で収得および保持することが最も重要
である。
ムチアゾール−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸
クロリド塩の欠点は、この化合物の安定性が低いことで
あり、このことは周囲温度で化合物が容易にアンチ形に
変化するかまたは酸に加水分解することである。前記化
合物は特に薬剤の製造において重要であり、かつ多くの
場合にシン形だけが前記の効果を有するので、シン異性
体を最も純粋な形で収得および保持することが最も重要
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
欠点を有しない化合物を提供することであった。
欠点を有しない化合物を提供することであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明による
組成物により解決される。
組成物により解決される。
【0008】本発明による組成物は周囲温度でも安定で
あることが判明した。
あることが判明した。
【0009】実際には、チアゾールアミノ基はHZ塩と
してプロトン化され、Zは酸基、たとえばハロゲニド
基、スルフェート基またはホスフェート基である。Zは
有利にはクロリド基である。アミノ基のプロトン化によ
る保護が有利であり、それというのもその場合には保護
基を除去するために特別の製造工程が必要でないからで
ある。
してプロトン化され、Zは酸基、たとえばハロゲニド
基、スルフェート基またはホスフェート基である。Zは
有利にはクロリド基である。アミノ基のプロトン化によ
る保護が有利であり、それというのもその場合には保護
基を除去するために特別の製造工程が必要でないからで
ある。
【0010】安定化剤として、一般式(2):
【0011】
【化3】
【0012】[式中、Rはアルキル基、アルコキシ基ま
たはハロゲン原子を表し、かつRnはそれぞれ無関係に
アルキル基、アルコキシ基またはハロゲン原子から選択
されるベンゼン環上のn個の置換基を表す]で示される
芳香族化合物が使用される。多くの場合にnは0,1,
2,3および4、特に0,1および2により形成される
群から選択される数である。たいていの場合はRまたは
Rnのアルキル基および/またはアルコキシ基は1〜8
個のC原子、有利には1〜3個のC原子を有する。適当
な例はアニソール、トルエン、クロロベンゼンである。
たはハロゲン原子を表し、かつRnはそれぞれ無関係に
アルキル基、アルコキシ基またはハロゲン原子から選択
されるベンゼン環上のn個の置換基を表す]で示される
芳香族化合物が使用される。多くの場合にnは0,1,
2,3および4、特に0,1および2により形成される
群から選択される数である。たいていの場合はRまたは
Rnのアルキル基および/またはアルコキシ基は1〜8
個のC原子、有利には1〜3個のC原子を有する。適当
な例はアニソール、トルエン、クロロベンゼンである。
【0013】本発明の範囲では、一定量の芳香族化合物
が1つの方法でまたは別の方法で結合して、組成物中に
配合された安定化剤として存在するということが前提で
ある。式(1)中でxとして示され、本発明による組成
物中にこのように存在する安定化剤の量は個々の安定化
剤に関して実質的に一定である。前記式中でxは、安定
化剤のシン−2−(2−アンモニウムチアゾール−4−
イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド塩に対する
モル比である。従って、たとえばアニソールを使用する
場合は(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メト
キシ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩+アニソールの全
量で計算してアニソール19〜20モル%が存在し、こ
れは組成物中に配合されている。安定化剤としてクロロ
ベンゼンを使用する場合は、クロロベンゼンほぼ29.
5〜30.5モル%の量であり、トルエンを使用する場
合はこの量はトルエン21.5〜22.5モル%であ
り、すべての場合にシン−2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド・H
Cl塩+安定化剤の全量で計算された量である。選択さ
れた芳香族化合物のための配合された安定化剤の量は当
業者により容易に決定される。
が1つの方法でまたは別の方法で結合して、組成物中に
配合された安定化剤として存在するということが前提で
ある。式(1)中でxとして示され、本発明による組成
物中にこのように存在する安定化剤の量は個々の安定化
剤に関して実質的に一定である。前記式中でxは、安定
化剤のシン−2−(2−アンモニウムチアゾール−4−
イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド塩に対する
モル比である。従って、たとえばアニソールを使用する
場合は(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メト
キシ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩+アニソールの全
量で計算してアニソール19〜20モル%が存在し、こ
れは組成物中に配合されている。安定化剤としてクロロ
ベンゼンを使用する場合は、クロロベンゼンほぼ29.
5〜30.5モル%の量であり、トルエンを使用する場
合はこの量はトルエン21.5〜22.5モル%であ
り、すべての場合にシン−2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド・H
Cl塩+安定化剤の全量で計算された量である。選択さ
れた芳香族化合物のための配合された安定化剤の量は当
業者により容易に決定される。
【0014】本発明による組成物はたとえば相当する酸
から製造することができる。適当な製造方法の例は以下
に示される。窒素雰囲気下で過剰の芳香族化合物、たと
えばアニソール、トルエンまたはクロロベンゼンをシン
−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メト
キシ−イミノ酢酸に加え、引き続き混合物を−5〜−1
5℃に冷却し、ほぼ同じ温度で塩素化剤、たとえばPC
l5を0.8〜2当量、有利には1〜1.5当量加え、
引き続き混合物を任意の時間、たとえば0.5〜10時
間撹拌する。
から製造することができる。適当な製造方法の例は以下
に示される。窒素雰囲気下で過剰の芳香族化合物、たと
えばアニソール、トルエンまたはクロロベンゼンをシン
−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メト
キシ−イミノ酢酸に加え、引き続き混合物を−5〜−1
5℃に冷却し、ほぼ同じ温度で塩素化剤、たとえばPC
l5を0.8〜2当量、有利には1〜1.5当量加え、
引き続き混合物を任意の時間、たとえば0.5〜10時
間撹拌する。
【0015】得られた混合物はそのまま抗生物質または
ほかの所望の薬剤を生じるカップリング反応に使用する
ことができる。所望の場合はまず配合されない安定化剤
の量を混合物から除去した後で得られた溶媒化合物を使
用する。
ほかの所望の薬剤を生じるカップリング反応に使用する
ことができる。所望の場合はまず配合されない安定化剤
の量を混合物から除去した後で得られた溶媒化合物を使
用する。
【0016】
【実施例】本発明を以下の実施例にもとづき詳細に説明
する、しかしながら本発明は実施例に限定されない。
する、しかしながら本発明は実施例に限定されない。
【0017】例1 窒素雰囲気下でシン−2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸(粒度600μm
以下)220g(1.09モル)をアニソール880g
に加え、その間に撹拌した。懸濁液を−10℃に冷却し
た。引き続きPCl5248g(1.19モル)を−1
0〜−5℃の温度に冷却しながらほぼ70分で計量して
入れた。
−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸(粒度600μm
以下)220g(1.09モル)をアニソール880g
に加え、その間に撹拌した。懸濁液を−10℃に冷却し
た。引き続きPCl5248g(1.19モル)を−1
0〜−5℃の温度に冷却しながらほぼ70分で計量して
入れた。
【0018】混合物を更に90分間−6〜−8℃で撹拌
した。得られた固形物を吸引により除去し、引き続いて
アニソール/石油エーテル、沸点60〜70℃(v:v
=1:1)300mlおよび石油エーテル、沸点60〜
70℃、400mlで洗浄し、最後に室温で真空乾燥し
た(1時間)。
した。得られた固形物を吸引により除去し、引き続いて
アニソール/石油エーテル、沸点60〜70℃(v:v
=1:1)300mlおよび石油エーテル、沸点60〜
70℃、400mlで洗浄し、最後に室温で真空乾燥し
た(1時間)。
【0019】生成物274gが得られた。
【0020】酸クロリドを相当するメチルエステルに転
化した後のHPLC分析(外的標準法)により以下の結
果が得られた: シン−酸クロリド 85〜86重量%(HCl塩として) アンチ−酸クロリド <0.5重量%(HCl塩として) シン−酸 3.5重量%(HCl塩として) アニソール 9.0重量% これはシン−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩の収率
84%に相当する。
化した後のHPLC分析(外的標準法)により以下の結
果が得られた: シン−酸クロリド 85〜86重量%(HCl塩として) アンチ−酸クロリド <0.5重量%(HCl塩として) シン−酸 3.5重量%(HCl塩として) アニソール 9.0重量% これはシン−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩の収率
84%に相当する。
【0021】安定化データ:生成物を温度Tで期間tの
間維持した後で生成物中に存在するシン−酸クロリドお
よびアンチ−酸クロリドの量(HCl塩として)は以下
の通りであった: T t シン−酸クロリド アンチ−酸クロリド −20℃ 3月 85重量% <0.5重量% +5℃ 2月 85重量% <0.5重量% +20℃ 1月 85重量% <0.5重量% 例2 窒素雰囲気下でシン−2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸(粒度600μm
以下)80g(0.40モル)を乾燥したトルエン40
0gに撹拌しながら加えた。懸濁液を−8℃に冷却し
た。−8℃の温度でPCl588g(0.42モル)を
15分で加えた。
間維持した後で生成物中に存在するシン−酸クロリドお
よびアンチ−酸クロリドの量(HCl塩として)は以下
の通りであった: T t シン−酸クロリド アンチ−酸クロリド −20℃ 3月 85重量% <0.5重量% +5℃ 2月 85重量% <0.5重量% +20℃ 1月 85重量% <0.5重量% 例2 窒素雰囲気下でシン−2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸(粒度600μm
以下)80g(0.40モル)を乾燥したトルエン40
0gに撹拌しながら加えた。懸濁液を−8℃に冷却し
た。−8℃の温度でPCl588g(0.42モル)を
15分で加えた。
【0022】混合物を−7〜−8℃で更に4時間撹拌し
た。生成物を吸引により除去し、かつ石油エーテル、沸
点60〜70℃で洗浄した。
た。生成物を吸引により除去し、かつ石油エーテル、沸
点60〜70℃で洗浄した。
【0023】室温で真空乾燥した(1時間)後で生成物
73gが得られた。
73gが得られた。
【0024】HPLC分析(例1と同様の外的標準法)
により以下の結果が得られた: シン−酸クロリド 84〜85重量%(HCl塩として) アンチ−酸クロリド 0.9重量%(HCl塩として) シン−酸 4.5重量%(HCl塩として) アニソール 9.1重量% これはシン−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩の収率
61%に相当する。
により以下の結果が得られた: シン−酸クロリド 84〜85重量%(HCl塩として) アンチ−酸クロリド 0.9重量%(HCl塩として) シン−酸 4.5重量%(HCl塩として) アニソール 9.1重量% これはシン−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩の収率
61%に相当する。
【0025】安定化データ:生成物を温度Tで期間tの
間維持した後で生成物中に存在するシン−酸クロリドお
よびアンチ−酸クロリドの量(HCl塩として)は以下
の通りであった: T t シン−酸クロリド アンチ−酸クロリド −20℃ 7月 84重量% 0.9重量% +5℃ 3月 83重量% 0.6重量% +20℃ 1週間 84重量% 1.1重量% 例3 窒素雰囲気下でクロロベンゼン250ml中のシン−2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシ
−イミノ酢酸(粒度600μm以下)50.3g(0.
25モル)の懸濁液を−10℃に冷却した。
間維持した後で生成物中に存在するシン−酸クロリドお
よびアンチ−酸クロリドの量(HCl塩として)は以下
の通りであった: T t シン−酸クロリド アンチ−酸クロリド −20℃ 7月 84重量% 0.9重量% +5℃ 3月 83重量% 0.6重量% +20℃ 1週間 84重量% 1.1重量% 例3 窒素雰囲気下でクロロベンゼン250ml中のシン−2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシ
−イミノ酢酸(粒度600μm以下)50.3g(0.
25モル)の懸濁液を−10℃に冷却した。
【0026】1時間でPCl554.7g(0.26モ
ル)を−10〜−8℃の温度に冷却しながら加えた。
ル)を−10〜−8℃の温度に冷却しながら加えた。
【0027】混合物を−8〜−6℃で更に1時間撹拌し
た。生成物を吸引により除去し、石油エーテル、沸点6
0〜70℃、75mlで洗浄し、かつ室温で真空乾燥し
た(1時間)。
た。生成物を吸引により除去し、石油エーテル、沸点6
0〜70℃、75mlで洗浄し、かつ室温で真空乾燥し
た(1時間)。
【0028】生成物67.2gが得られた。
【0029】HPLC分析(例1と同様の外的標準法)
により以下の結果が得られた: シン−酸クロリド 77〜78重量%(HCl塩として) アンチ−酸クロリド <0.5重量%(HCl塩として) シン−酸 7重量%(HCl塩として) クロロベンゼン 16重量% これはシン−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩の収率
81%に相当する。
により以下の結果が得られた: シン−酸クロリド 77〜78重量%(HCl塩として) アンチ−酸クロリド <0.5重量%(HCl塩として) シン−酸 7重量%(HCl塩として) クロロベンゼン 16重量% これはシン−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩の収率
81%に相当する。
【0030】安定化データ:生成物を温度Tで期間tの
間維持した後で生成物中に存在するシン−酸クロリドお
よびアンチ−酸クロリドの量(HCl塩として)は以下
の通りであった: T t シン−酸クロリド アンチ−酸クロリド −20℃ 3月 77重量% <0.5重量% +5℃ 2月 77重量% <0.5重量% +20℃ 1月 76重量% <0.5重量% 比較実験 窒素雰囲気下でシン−2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸(粒度600μm
以下)60g(0.30モル)を乾燥した塩化メチレン
250mlに撹拌しながら加えた。
間維持した後で生成物中に存在するシン−酸クロリドお
よびアンチ−酸クロリドの量(HCl塩として)は以下
の通りであった: T t シン−酸クロリド アンチ−酸クロリド −20℃ 3月 77重量% <0.5重量% +5℃ 2月 77重量% <0.5重量% +20℃ 1月 76重量% <0.5重量% 比較実験 窒素雰囲気下でシン−2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸(粒度600μm
以下)60g(0.30モル)を乾燥した塩化メチレン
250mlに撹拌しながら加えた。
【0031】懸濁液を−15℃に冷却した。
【0032】冷却しながら約30分でPCl566g
(0.32モル)を約−10℃の温度で加えた。
(0.32モル)を約−10℃の温度で加えた。
【0033】混合物を−12〜−9℃で更に2時間撹拌
した。
した。
【0034】得られた固形物を吸引により除去し、0℃
の塩化メチレン225mlで洗浄し、かつ室温で真空乾
燥した(1時間)。
の塩化メチレン225mlで洗浄し、かつ室温で真空乾
燥した(1時間)。
【0035】生成物54.3gが得られた。
【0036】HPLC分析(例1と同様の外的標準法)
により以下の結果が得られた: シン−酸クロリド 89重量%(HCl塩として) アンチ−酸クロリド <0.5重量%(HCl塩として) シン−酸 5重量%(HCl塩として) これはシン−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩の収率
63%に相当する。
により以下の結果が得られた: シン−酸クロリド 89重量%(HCl塩として) アンチ−酸クロリド <0.5重量%(HCl塩として) シン−酸 5重量%(HCl塩として) これはシン−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩の収率
63%に相当する。
【0037】安定化データ:生成物を温度Tで期間tの
間維持した後で生成物中に存在するシン−酸クロリドお
よびアンチ−酸クロリドの量(HCl塩として)は以下
の通りであった: T t シン−酸クロリド アンチ−酸クロリド −20℃ 1月 89重量% <0.5重量% +5℃ 20日 5重量% 75重量% +20℃ 1日 15重量% 68重量%
間維持した後で生成物中に存在するシン−酸クロリドお
よびアンチ−酸クロリドの量(HCl塩として)は以下
の通りであった: T t シン−酸クロリド アンチ−酸クロリド −20℃ 1月 89重量% <0.5重量% +5℃ 20日 5重量% 75重量% +20℃ 1日 15重量% 68重量%
Claims (6)
- 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 [式中、 Rはアルキル基、アルコキシ基またはハロゲン原子を表
し、 Rnはそれぞれ無関係にアルキル基、アルコキシ基また
はハロゲン原子から選択されるベンゼン環上のn個の置
換基を表し、 Z~は酸基を表し、かつxは0〜1の数である]で示さ
れる、芳香族化合物で安定化されたシン−2−(2−ア
ンモニウムチアゾール−4−イル)−2−メトキシ−イ
ミノ酢酸クロリド塩を含有する組成物。 - 【請求項2】 Z~がCl~である請求項1記載の組成
物。 - 【請求項3】 芳香族化合物としてアニソールがシン−
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキ
シ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩および芳香族化合物
の全量に対して計算して19〜20モル%の量で存在す
る請求項2記載の組成物。 - 【請求項4】 芳香族化合物としてトルエンがシン−2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシ
−イミノ酢酸クロリド・HCl塩および芳香族化合物の
全量に対して計算して21.5〜22.5モル%の量で
存在する請求項2記載の組成物。 - 【請求項5】 芳香族化合物としてクロロベンゼンがシ
ン−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メ
トキシ−イミノ酢酸クロリド・HCl塩および芳香族化
合物の全量に対して計算して29.5〜30.5モル%
の量で存在する請求項2記載の組成物。 - 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか1項記載
の組成物を製造する方法において、過剰の芳香族化合物
を、および引き続き塩素化剤をシン−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸に
加えることを特徴とする、芳香族化合物で安定化された
シン−2−(2−アンモニウムチアゾール−4−イル)
−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド塩を含有する組成
物の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL9201827 | 1992-10-21 | ||
NL9201827 | 1992-10-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220032A true JPH06220032A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=19861407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5263457A Pending JPH06220032A (ja) | 1992-10-21 | 1993-10-21 | シン−2−(2−アンモニウムチアゾール−4−イル)−2−メトキシ−イミノ酢酸クロリド塩を含有する組成物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06220032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5951673A (en) * | 1994-01-25 | 1999-09-14 | Yamaha Corporation | Digital signal processing device capable of selectively imparting effects to input data |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP5263457A patent/JPH06220032A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5951673A (en) * | 1994-01-25 | 1999-09-14 | Yamaha Corporation | Digital signal processing device capable of selectively imparting effects to input data |
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