JPH06218798A - ブロー成形用ダイス - Google Patents
ブロー成形用ダイスInfo
- Publication number
- JPH06218798A JPH06218798A JP1097793A JP1097793A JPH06218798A JP H06218798 A JPH06218798 A JP H06218798A JP 1097793 A JP1097793 A JP 1097793A JP 1097793 A JP1097793 A JP 1097793A JP H06218798 A JPH06218798 A JP H06218798A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- manifold
- die
- passage
- core metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂替えを円滑に行なえるブロー成形用ダイ
スを提供する。 【構成】 ダイスハウジングと芯金間に樹脂通路を形成
し，この樹脂通路内に押出機側から前記押出機の台数に
対応して複数個の樹脂流入口を接線方向に開口させる。
前記芯金の周方向に沿って樹脂の通路断面積を減少し，
かつ押出方向に湾曲したマニホールドを形成する。前記
マニホールド端を押出方向に隣接する樹脂流入口の下部
通過後消滅させる。
スを提供する。 【構成】 ダイスハウジングと芯金間に樹脂通路を形成
し，この樹脂通路内に押出機側から前記押出機の台数に
対応して複数個の樹脂流入口を接線方向に開口させる。
前記芯金の周方向に沿って樹脂の通路断面積を減少し，
かつ押出方向に湾曲したマニホールドを形成する。前記
マニホールド端を押出方向に隣接する樹脂流入口の下部
通過後消滅させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，ウエルドラインがな
く，かつ樹脂替えの容易なブロー成形用ダイスに関する
ものである。
く，かつ樹脂替えの容易なブロー成形用ダイスに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来においては，ブロー成形機によって
ブロー成形を行なう際，押出機より供給された溶融樹脂
を成形品の量に見合う量だけ貯蔵させた後，図示しない
射出装置のプランジャの移動によりダイス吐出口よりチ
ューブ状に樹脂を吐出させてパリソンとし，空気を吹込
み所望の製品を得る。こうしたブロー成形機用ダイスの
芯金の外周面には，押出機の吐出口が接続するダイスハ
ウジングの樹脂供給口方向側と１８０゜反対側の２方向
に分配された樹脂がその下流部で合流する形状の樹脂分
配路が形成されている。
ブロー成形を行なう際，押出機より供給された溶融樹脂
を成形品の量に見合う量だけ貯蔵させた後，図示しない
射出装置のプランジャの移動によりダイス吐出口よりチ
ューブ状に樹脂を吐出させてパリソンとし，空気を吹込
み所望の製品を得る。こうしたブロー成形機用ダイスの
芯金の外周面には，押出機の吐出口が接続するダイスハ
ウジングの樹脂供給口方向側と１８０゜反対側の２方向
に分配された樹脂がその下流部で合流する形状の樹脂分
配路が形成されている。
【０００３】この合流点付近では，溶融樹脂は流速が極
度に遅く滞留時間が長くなり，溶融樹脂が残留し，この
残留劣化した樹脂によって成形品にウエルドラインが生
じてこの部分の品質が低下したり，あるいは，樹脂替え
が困難であったため，従来においては新・旧樹脂替えの
際，時間をかけて残留する樹脂を取除くようにしてい
た。
度に遅く滞留時間が長くなり，溶融樹脂が残留し，この
残留劣化した樹脂によって成形品にウエルドラインが生
じてこの部分の品質が低下したり，あるいは，樹脂替え
が困難であったため，従来においては新・旧樹脂替えの
際，時間をかけて残留する樹脂を取除くようにしてい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで，このような
成形品にウエルドラインの生成を防止するため，芯金の
下部のマンドレル周面にスパイラル状の溝を設けたもの
として，特開平２−１６５９１０号がある。ところが，
マンドレル周面に刻設されたスパイラル溝の下端部には
合流点がないものの，スパイラル溝が長くなり旧材料の
溶融樹脂が前記スパイラル溝内に残留しやすく，再度ウ
エルドラインが生じるといった欠点があった。
成形品にウエルドラインの生成を防止するため，芯金の
下部のマンドレル周面にスパイラル状の溝を設けたもの
として，特開平２−１６５９１０号がある。ところが，
マンドレル周面に刻設されたスパイラル溝の下端部には
合流点がないものの，スパイラル溝が長くなり旧材料の
溶融樹脂が前記スパイラル溝内に残留しやすく，再度ウ
エルドラインが生じるといった欠点があった。
【０００５】本発明は，前記従来の問題点に着目し，ウ
エルドラインが生じないように樹脂替え（すなわち，材
質や色などを替えること）を円滑に行なえるブロー成形
用ダイスを提供することを目的とする。
エルドラインが生じないように樹脂替え（すなわち，材
質や色などを替えること）を円滑に行なえるブロー成形
用ダイスを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に，本発明に係るブロー成形用ダイスは，ダイスハウジ
ングに芯金を内挿して樹脂通路を形成し，前記樹脂通路
内に押出機側から前記押出機の台数に対応して複数個の
樹脂流入口を接線方向に開口させ，この樹脂流入口側の
芯金表面から周方向に沿って樹脂の通路断面積を減少
し，かつ押出方向に湾曲したマニホールドを形成し，前
記マニホールド端が樹脂の押出方向に隣接する樹脂流入
口の下部を通過した後消滅させるように構成した。
に，本発明に係るブロー成形用ダイスは，ダイスハウジ
ングに芯金を内挿して樹脂通路を形成し，前記樹脂通路
内に押出機側から前記押出機の台数に対応して複数個の
樹脂流入口を接線方向に開口させ，この樹脂流入口側の
芯金表面から周方向に沿って樹脂の通路断面積を減少
し，かつ押出方向に湾曲したマニホールドを形成し，前
記マニホールド端が樹脂の押出方向に隣接する樹脂流入
口の下部を通過した後消滅させるように構成した。
【０００７】
【作用】上記構成によれば，溶融樹脂はダイス内の樹脂
通路に複数の樹脂流入口から流入し，芯金の周方向に刻
設された半円形状の通路断面を有する複数のマニホール
ドに沿って流下するとともに，途中ランド部分からダム
リップ部にも同時に溢流する。また，マニホールド端か
らも一部樹脂がダムリップ部に流下する。マニホールド
からの溢流量は樹脂流入口から経路方向に沿って略等し
くなり，ダイス全周方向では樹脂は均一に全体に廻り込
み，射出されるパリソンは均一となるのである。
通路に複数の樹脂流入口から流入し，芯金の周方向に刻
設された半円形状の通路断面を有する複数のマニホール
ドに沿って流下するとともに，途中ランド部分からダム
リップ部にも同時に溢流する。また，マニホールド端か
らも一部樹脂がダムリップ部に流下する。マニホールド
からの溢流量は樹脂流入口から経路方向に沿って略等し
くなり，ダイス全周方向では樹脂は均一に全体に廻り込
み，射出されるパリソンは均一となるのである。
【０００８】
【実施例】以下に本発明に係るブロー成形用ダイスの具
体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【０００９】図１に１実施例に係るダイスの構造を示
す。図示のように，このダイス１０はダイスハウジング
１２を有しており，上部ダイスハウジング１２ａと下部
ダイスハウジング１２ｂとで構成され，着脱自在に締結
ボルト等により結合されている。ダイスハウジング１２
の縦中心線に沿ってほぼ円断面の貫通透孔１４が穿設さ
れている。このような貫通透孔１４は，その途中からハ
ウジング１２の下端面に至るにしたがって相当直径が順
次縮径された状態でハウジング１２の下端面に開口され
ている。そして，前記ハウジング１２内には，貫通透孔
１４より小径に形成されて上部が円断面形状を有すると
ともに，途中から長円または楕円断面形状へと変化した
形状を有する芯金１６が挿通されている。芯金１６の上
端部分は前述したように前記貫通透孔１４に密着する円
形状の断面構造とされていることから，ダイスハウジン
グ１２の外周面の断面形状も円形に形成されている。
す。図示のように，このダイス１０はダイスハウジング
１２を有しており，上部ダイスハウジング１２ａと下部
ダイスハウジング１２ｂとで構成され，着脱自在に締結
ボルト等により結合されている。ダイスハウジング１２
の縦中心線に沿ってほぼ円断面の貫通透孔１４が穿設さ
れている。このような貫通透孔１４は，その途中からハ
ウジング１２の下端面に至るにしたがって相当直径が順
次縮径された状態でハウジング１２の下端面に開口され
ている。そして，前記ハウジング１２内には，貫通透孔
１４より小径に形成されて上部が円断面形状を有すると
ともに，途中から長円または楕円断面形状へと変化した
形状を有する芯金１６が挿通されている。芯金１６の上
端部分は前述したように前記貫通透孔１４に密着する円
形状の断面構造とされていることから，ダイスハウジン
グ１２の外周面の断面形状も円形に形成されている。
【００１０】ダイス１０の上部が円形状を有しているた
め，パリソン３５射出時の押出機（図示なし）からの押
出圧力が樹脂通路１８面の周方向に均等に作用するため
にどちらかに片寄って押圧力が作用することがなく，こ
のため集中応力が発生しにくいことによりダイスハウジ
ング１２は肉厚の薄い構成となっている。また，ダイス
１０の下端部分には芯金１６から出入り可能にパリソン
コントロールコア１６ｂが装着されている。当該パリソ
ンコントロールコア１６ｂの先端には貫通透孔１４の開
口に臨み，貫通透孔１４の開口との間で円形リング状の
樹脂吐出口２８を形成するマンドレルリップ２９が一体
的に設けられている。したがって，パリソンコントロー
ルコア１６ｂの出入り量を変更することで，樹脂吐出口
２８のダイギャップを任意に変更することができるよう
になっている。
め，パリソン３５射出時の押出機（図示なし）からの押
出圧力が樹脂通路１８面の周方向に均等に作用するため
にどちらかに片寄って押圧力が作用することがなく，こ
のため集中応力が発生しにくいことによりダイスハウジ
ング１２は肉厚の薄い構成となっている。また，ダイス
１０の下端部分には芯金１６から出入り可能にパリソン
コントロールコア１６ｂが装着されている。当該パリソ
ンコントロールコア１６ｂの先端には貫通透孔１４の開
口に臨み，貫通透孔１４の開口との間で円形リング状の
樹脂吐出口２８を形成するマンドレルリップ２９が一体
的に設けられている。したがって，パリソンコントロー
ルコア１６ｂの出入り量を変更することで，樹脂吐出口
２８のダイギャップを任意に変更することができるよう
になっている。
【００１１】ダイギャップの変更はダイスハウジング１
２上に立設された図示しない支柱上の支持プレートに固
設されているパリソンコントロールシリンダ３０の駆動
により可能とされ，このためパリソンコントロールシリ
ンダ３０とパリソンコントロールコア１６ｂとを連結す
るパリソンコントロールロッド３２を芯金１６に貫通さ
せている。また，前記樹脂通路１８の上部域の同一平面
上に芯金１６の円周方向に等間隔に開口する複数個の樹
脂流入口２１が配設されており，ダイスハウジング１２
の外周壁に設けた複数台の押出機２３から樹脂通路２２
を介して前記樹脂流入口２１に溶融樹脂を供給するよう
に構成されている。
２上に立設された図示しない支柱上の支持プレートに固
設されているパリソンコントロールシリンダ３０の駆動
により可能とされ，このためパリソンコントロールシリ
ンダ３０とパリソンコントロールコア１６ｂとを連結す
るパリソンコントロールロッド３２を芯金１６に貫通さ
せている。また，前記樹脂通路１８の上部域の同一平面
上に芯金１６の円周方向に等間隔に開口する複数個の樹
脂流入口２１が配設されており，ダイスハウジング１２
の外周壁に設けた複数台の押出機２３から樹脂通路２２
を介して前記樹脂流入口２１に溶融樹脂を供給するよう
に構成されている。
【００１２】本発明の実施例では，図３に示すように樹
脂流入口２１は芯金１６の円周方向に１８０度位相をず
らしてダイスハウジング１２の内周壁に接線方向に溶融
樹脂が流入する２箇所の樹脂流入口２１ａ，２１ｂが配
設された場合について述べる。なお，押出機２３から樹
脂通路２２を介して樹脂通路１８の上部域に開口する樹
脂流入口２１はそれぞれ芯金１６の円周方向に２箇所配
設した場合について述べたが，これに限定されるもので
なく，等間隔に３箇所以上設けてもよい。
脂流入口２１は芯金１６の円周方向に１８０度位相をず
らしてダイスハウジング１２の内周壁に接線方向に溶融
樹脂が流入する２箇所の樹脂流入口２１ａ，２１ｂが配
設された場合について述べる。なお，押出機２３から樹
脂通路２２を介して樹脂通路１８の上部域に開口する樹
脂流入口２１はそれぞれ芯金１６の円周方向に２箇所配
設した場合について述べたが，これに限定されるもので
なく，等間隔に３箇所以上設けてもよい。
【００１３】ダイスハウジング１２の周壁に設けた押出
機２３ａの樹脂通路２２ａから樹脂流入口２１ａに供給
された溶融樹脂を先ず，樹脂流入口２１ａ側の芯金１６
表面から周方向に沿って溶融樹脂の通路断面積を所定の
割合で徐々に減少させつつ所定の曲率で押出方向に湾曲
する半円断面状のマニホールド２０ａを形成している。
そして，このマニホールド２０ａ端は対称に設けられて
樹脂流入口２１ａと同一平面高さに配設された樹脂流入
口２１ｂの下部で消滅するように形成されており，した
がって合流部を有しない構成となっている。なお，前記
マニホールド２０ａ端は樹脂流入口２１ｂの下部を通過
した後消滅するようにすることもできる。
機２３ａの樹脂通路２２ａから樹脂流入口２１ａに供給
された溶融樹脂を先ず，樹脂流入口２１ａ側の芯金１６
表面から周方向に沿って溶融樹脂の通路断面積を所定の
割合で徐々に減少させつつ所定の曲率で押出方向に湾曲
する半円断面状のマニホールド２０ａを形成している。
そして，このマニホールド２０ａ端は対称に設けられて
樹脂流入口２１ａと同一平面高さに配設された樹脂流入
口２１ｂの下部で消滅するように形成されており，した
がって合流部を有しない構成となっている。なお，前記
マニホールド２０ａ端は樹脂流入口２１ｂの下部を通過
した後消滅するようにすることもできる。
【００１４】また，芯金１６の周方向に沿って浅い通路
を形成するダムリップ部３１を形成している。このダム
リップ部３１は前記樹脂通路１８の絞り通路部分に対応
して設けられ，これをハウジング１２の貫通透孔１４と
の隙間を狭くして流路抵抗が全周にわたって均一となる
ように設定している。前記マニホールド２０（２０ａ，
２０ｂ）の下縁からダムリップ部３１に至る筒状通路全
体が，マニホールド２０（２０ａ，２０ｂ）部分の通路
断面深さよりは浅く，前記ダムリップ部３１部分の流路
深さより深い通路を形成するランド部３３を形成してい
る。これは芯金１６の外周の削り取り深さを上記のよう
に調整することによって形成されたものである。
を形成するダムリップ部３１を形成している。このダム
リップ部３１は前記樹脂通路１８の絞り通路部分に対応
して設けられ，これをハウジング１２の貫通透孔１４と
の隙間を狭くして流路抵抗が全周にわたって均一となる
ように設定している。前記マニホールド２０（２０ａ，
２０ｂ）の下縁からダムリップ部３１に至る筒状通路全
体が，マニホールド２０（２０ａ，２０ｂ）部分の通路
断面深さよりは浅く，前記ダムリップ部３１部分の流路
深さより深い通路を形成するランド部３３を形成してい
る。これは芯金１６の外周の削り取り深さを上記のよう
に調整することによって形成されたものである。
【００１５】以上，樹脂流入口２１ａについて述べた
が，芯金１６の周方向１８０度離れた対向位置に配設さ
れた樹脂流入口２２ｂに通じるマニホールド２０ｂも前
述したマニホールド２０ａと同様に構成されている。
が，芯金１６の周方向１８０度離れた対向位置に配設さ
れた樹脂流入口２２ｂに通じるマニホールド２０ｂも前
述したマニホールド２０ａと同様に構成されている。
【００１６】以上のように構成されたダイス１０部の作
用を説明する。押出機２３（２３ａ，２３ｂ）から樹脂
通路２２（２２ａ，２２ｂ）を介して樹脂流入口２１
（２１ａ，２１ｂ）からそれぞれダイスハウジング１２
の内周壁に接線方向に流入した溶融樹脂はマニホールド
２０（２０ａ，２０ｂ）を通ってマニホールド２０（２
０ａ，２０ｂ）端に到着する間，一部の溶融樹脂はマニ
ホールド２０（２０ａ，２０ｂ）から溢流流下するとと
もに，残りの溶融樹脂はマニホールド２０（２０ａ，２
０ｂ）端方向へ排出される。
用を説明する。押出機２３（２３ａ，２３ｂ）から樹脂
通路２２（２２ａ，２２ｂ）を介して樹脂流入口２１
（２１ａ，２１ｂ）からそれぞれダイスハウジング１２
の内周壁に接線方向に流入した溶融樹脂はマニホールド
２０（２０ａ，２０ｂ）を通ってマニホールド２０（２
０ａ，２０ｂ）端に到着する間，一部の溶融樹脂はマニ
ホールド２０（２０ａ，２０ｂ）から溢流流下するとと
もに，残りの溶融樹脂はマニホールド２０（２０ａ，２
０ｂ）端方向へ排出される。
【００１７】マニホールド２０（２０ａ，２０ｂ）を通
過中の溶融樹脂はランド部３３に逐次溢流し，樹脂は樹
脂通路１８の全周に均一に流れるものとなる。特に，マ
ニホールド端２０ａが消滅した後は，マニホールド端２
０ａの上方に設けられたマニホールド２０ｂから溶融樹
脂が溢流流下するため，芯金１６の周方向では連続的な
流下状態を保持できる。そして，マニホールド２０（２
０ａ，２０ｂ）の溝断面積を徐々に小さくなるように設
定しているので，周方向の圧力分布が均一になり，ダム
リップ部３１で再調整された状態で流下し，均一肉厚を
もったパリソン３５として射出されるのである。
過中の溶融樹脂はランド部３３に逐次溢流し，樹脂は樹
脂通路１８の全周に均一に流れるものとなる。特に，マ
ニホールド端２０ａが消滅した後は，マニホールド端２
０ａの上方に設けられたマニホールド２０ｂから溶融樹
脂が溢流流下するため，芯金１６の周方向では連続的な
流下状態を保持できる。そして，マニホールド２０（２
０ａ，２０ｂ）の溝断面積を徐々に小さくなるように設
定しているので，周方向の圧力分布が均一になり，ダム
リップ部３１で再調整された状態で流下し，均一肉厚を
もったパリソン３５として射出されるのである。
【００１８】本発明の実施例に係るブロー成形用ダイス
１０では，複数個の樹脂流入口２１を樹脂通路１８内に
接線方向に設け，かつ，前記樹脂流入口２１に関連して
マニホールド２０を複数個設けたことで，各々のマニホ
ールド２０（２０ａ，２０ｂ）は合流することもなく渦
流部の発生を防止できる。また，前記マニホールド２０
（２０ａ，２０ｂ）端は樹脂の押出方向に隣接する樹脂
流入口２１（２１ａ，２１ｂ）の下部でマニホールド２
０（２０ａ，２０ｂ）の溝深さが消滅するように漸減し
たことにより合流部を有することもなく，樹脂滞留部が
なくなり，樹脂替え性が著しく向上し，樹脂替え性の悪
化を防止できる。
１０では，複数個の樹脂流入口２１を樹脂通路１８内に
接線方向に設け，かつ，前記樹脂流入口２１に関連して
マニホールド２０を複数個設けたことで，各々のマニホ
ールド２０（２０ａ，２０ｂ）は合流することもなく渦
流部の発生を防止できる。また，前記マニホールド２０
（２０ａ，２０ｂ）端は樹脂の押出方向に隣接する樹脂
流入口２１（２１ａ，２１ｂ）の下部でマニホールド２
０（２０ａ，２０ｂ）の溝深さが消滅するように漸減し
たことにより合流部を有することもなく，樹脂滞留部が
なくなり，樹脂替え性が著しく向上し，樹脂替え性の悪
化を防止できる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に，本発明に係るブロー成形用ダイスは，ダイスハウジ
ングに芯金を内挿して樹脂通路を形成し，前記樹脂通路
内に押出機側から前記押出機の台数に対応して複数個の
樹脂流入口を接線方向に開口させ，この樹脂流入口側の
芯金表面から周方向に沿って樹脂の通路断面積を減少
し，かつ押出方向に湾曲したマニホールドを形成し，前
記マニホールド端が樹脂の押出方向に隣接する樹脂流入
口の下部を通過した後消滅させるようにしたことによ
り，ダイス内に樹脂流れの滞留部が防止され樹脂替え等
の際の旧材料の迅速で，かつ完全な排出を行なわせるこ
とができる。
に，本発明に係るブロー成形用ダイスは，ダイスハウジ
ングに芯金を内挿して樹脂通路を形成し，前記樹脂通路
内に押出機側から前記押出機の台数に対応して複数個の
樹脂流入口を接線方向に開口させ，この樹脂流入口側の
芯金表面から周方向に沿って樹脂の通路断面積を減少
し，かつ押出方向に湾曲したマニホールドを形成し，前
記マニホールド端が樹脂の押出方向に隣接する樹脂流入
口の下部を通過した後消滅させるようにしたことによ
り，ダイス内に樹脂流れの滞留部が防止され樹脂替え等
の際の旧材料の迅速で，かつ完全な排出を行なわせるこ
とができる。
【図１】本発明に係る一実施例を示す図３のＡ−Ａから
みた一部断面正面図である。
みた一部断面正面図である。
【図２】本発明に係る図３のＢ−Ｂからみた一部断面側
面図である。
面図である。
【図３】図１のＣ−Ｃからみた一部断面平面図である。
１０ ダイス １２ ダイスハウジング １２ａ 上部ダイスハウジング １２ｂ 下部ダイスハウジング １４ 貫通透孔 １６ 芯金 １８ 樹脂通路 ２０（２０ａ，２０ｂ） マニホールド ２１（２１ａ，２１ｂ） 樹脂流入口 ２２（２２ａ，２２ｂ） 樹脂通路 ２３（２３ａ，２３ｂ） 押出機 ２４（２４ａ，２４ｂ） マニホールド端 ２８ 樹脂吐出口 ３０ コントロールシリンダ ３１ ダムリップ部 ３３ ランド部 ３５ パリソン
Claims (1)
- 【請求項１】 ダイスハウジングに芯金を内挿して樹脂
通路を形成し，前記樹脂通路内に押出機側から前記押出
機の台数に対応して複数個の樹脂流入口を接線方向に開
口させ，この樹脂流入口側の芯金表面から周方向に沿っ
て樹脂の通路断面積を減少し，かつ押出方向に湾曲した
マニホールドを形成し，前記マニホールド端が樹脂の押
出方向に隣接する樹脂流入口の下部を通過した後消滅さ
せるようにしたことを特徴とするブロー成形用ダイス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1097793A JPH06218798A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | ブロー成形用ダイス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1097793A JPH06218798A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | ブロー成形用ダイス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06218798A true JPH06218798A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11765227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1097793A Pending JPH06218798A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | ブロー成形用ダイス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06218798A (ja) |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1097793A patent/JPH06218798A/ja active Pending
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