JPH0724906A - ブロー成形用ダイス - Google Patents
ブロー成形用ダイスInfo
- Publication number
- JPH0724906A JPH0724906A JP5170301A JP17030193A JPH0724906A JP H0724906 A JPH0724906 A JP H0724906A JP 5170301 A JP5170301 A JP 5170301A JP 17030193 A JP17030193 A JP 17030193A JP H0724906 A JPH0724906 A JP H0724906A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- passage
- manifold
- dam
- lip portion
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- Pending
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パリソンのウエルドの接着強度を大幅に向上
させるとともに、材料替えや色替えを円滑に行なえるブ
ロー成形用ダイスを提供する。 【構成】 樹脂流入口を対称位置に開口させるととも
に、各樹脂流入口から芯金表面に周方向左右に分岐し通
路断面積を減少させつつ押出方向に湾曲するマニホール
ドを形成し、このマニホールド端と他方の樹脂流入口か
らのマニホールド端をそれぞれ合流させる。この合流部
が開口され前記芯金の周方向に沿って浅い通路を形成す
るダムリップ部を形成し、このダムリップ部とマニホー
ルドとの間の前記筒状通路全体にはマニホールド深さよ
り浅く前記ダムリップ部より深い通路を形成するランド
部を形成した。さらに、前記合流部と対向するダイスハ
ウジング側に急拡大部を設けた。
させるとともに、材料替えや色替えを円滑に行なえるブ
ロー成形用ダイスを提供する。 【構成】 樹脂流入口を対称位置に開口させるととも
に、各樹脂流入口から芯金表面に周方向左右に分岐し通
路断面積を減少させつつ押出方向に湾曲するマニホール
ドを形成し、このマニホールド端と他方の樹脂流入口か
らのマニホールド端をそれぞれ合流させる。この合流部
が開口され前記芯金の周方向に沿って浅い通路を形成す
るダムリップ部を形成し、このダムリップ部とマニホー
ルドとの間の前記筒状通路全体にはマニホールド深さよ
り浅く前記ダムリップ部より深い通路を形成するランド
部を形成した。さらに、前記合流部と対向するダイスハ
ウジング側に急拡大部を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形機における
パリソンの合流部（ウエルド部）の接着強度を上昇させ
るようにしたブロー成形用ダイスに関するものである。
パリソンの合流部（ウエルド部）の接着強度を上昇させ
るようにしたブロー成形用ダイスに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来においては、ブロー成形機によって
ブロー成形を行なう際、ダイスとしては円形ダイスが用
いられる。樹脂アキュムレータ内部に図示しない押出機
より供給された溶融樹脂を成形品の量に見合う量だけ貯
蔵させた後、前記樹脂アキュムレータのプランジャの移
動によりダイス吐出口よりチューブ状に樹脂を吐出させ
てパリソンとし、空気を吹込み所望の製品を得るように
したダイス外部アキュムレータ式ブロー成形機がある。
こうしたブロー成形機用ダイスの芯金の外周面には、押
出機の吐出口が接続するダイスハウジングの樹脂供給口
方向側と１８０°反対側の２方向に分配された樹脂がそ
の下流部で合流する形状の樹脂分配路が形成されてい
る。
ブロー成形を行なう際、ダイスとしては円形ダイスが用
いられる。樹脂アキュムレータ内部に図示しない押出機
より供給された溶融樹脂を成形品の量に見合う量だけ貯
蔵させた後、前記樹脂アキュムレータのプランジャの移
動によりダイス吐出口よりチューブ状に樹脂を吐出させ
てパリソンとし、空気を吹込み所望の製品を得るように
したダイス外部アキュムレータ式ブロー成形機がある。
こうしたブロー成形機用ダイスの芯金の外周面には、押
出機の吐出口が接続するダイスハウジングの樹脂供給口
方向側と１８０°反対側の２方向に分配された樹脂がそ
の下流部で合流する形状の樹脂分配路が形成されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、溶融樹脂が
ダイス内で合流した合流部（ウエルド部）がそのまま成
形品に残ってしまい、成形後に、この不備なウエルド部
分の接着強度が低いといった問題があった。
ダイス内で合流した合流部（ウエルド部）がそのまま成
形品に残ってしまい、成形後に、この不備なウエルド部
分の接着強度が低いといった問題があった。
【０００４】本発明は、上記従来の問題点に着目し、パ
リソンのウエルド部の接着強度を大幅に向上させるとと
もに、材料替えや色替えを円滑に行なえるブロー成形用
ダイスを提供することを目的とする。
リソンのウエルド部の接着強度を大幅に向上させるとと
もに、材料替えや色替えを円滑に行なえるブロー成形用
ダイスを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明に係るブロー成形用ダイスでは、ダイ
スハウジングに芯金を内挿して樹脂通路を形成し、前記
樹脂通路内に押出機側からの樹脂流入口を対称位置に開
口させるとともに、各樹脂流入口から芯金表面に周方向
左右に分岐し通路断面積を減少させつつ押出方向に湾曲
するマニホールドを形成し、このマニホールド端と他方
の樹脂流入口からのマニホールド端をそれぞれ合流させ
て合流部を形成するとともに、前記合流部近傍に樹脂通
路の急拡大部を設け、かつ合流部の下部に前記芯金の周
方向に沿って浅い通路を形成するダムリップ部を形成
し、このダムリップ部とマニホールドとの間の前記樹脂
通路全体にはマニホールド深さより浅く前記ダムリップ
部より深い通路を有するランド部を形成した構成にす
る。
るために、本発明に係るブロー成形用ダイスでは、ダイ
スハウジングに芯金を内挿して樹脂通路を形成し、前記
樹脂通路内に押出機側からの樹脂流入口を対称位置に開
口させるとともに、各樹脂流入口から芯金表面に周方向
左右に分岐し通路断面積を減少させつつ押出方向に湾曲
するマニホールドを形成し、このマニホールド端と他方
の樹脂流入口からのマニホールド端をそれぞれ合流させ
て合流部を形成するとともに、前記合流部近傍に樹脂通
路の急拡大部を設け、かつ合流部の下部に前記芯金の周
方向に沿って浅い通路を形成するダムリップ部を形成
し、このダムリップ部とマニホールドとの間の前記樹脂
通路全体にはマニホールド深さより浅く前記ダムリップ
部より深い通路を有するランド部を形成した構成にす
る。
【０００６】
【作用】押出機から供給された溶融樹脂は一次流れとし
て樹脂通路内を通って環状吐出口からパリソンとして一
定速度で射出されるが、合流部近傍に配設された急拡大
部で一時的に樹脂速度が低下して合流する溶融樹脂界面
の接触時間が長くなるため、ウエルド部の接着強度が改
善され大きくなる。
て樹脂通路内を通って環状吐出口からパリソンとして一
定速度で射出されるが、合流部近傍に配設された急拡大
部で一時的に樹脂速度が低下して合流する溶融樹脂界面
の接触時間が長くなるため、ウエルド部の接着強度が改
善され大きくなる。
【０００７】
【実施例】以下に、本発明に係るブロー成形用ダイスの
具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【０００８】図１に本発明の実施例に係るダイスの縦断
面図、図２は図１の側面断面図、図３は図１のＡ〜Ａか
らみた横断面図、図４は本発明の実施例に類似した別の
実施例の縦断面図、図５は図４のＢ〜Ｂからみた横断面
図である。
面図、図２は図１の側面断面図、図３は図１のＡ〜Ａか
らみた横断面図、図４は本発明の実施例に類似した別の
実施例の縦断面図、図５は図４のＢ〜Ｂからみた横断面
図である。
【０００９】図１に１実施例に係るダイスの構造を示
す。図示のように、このダイス１０はダイスハウジング
１２を有しており、上部ダイスハウジング１２ａと下部
ダイスハウジング１２ｂとで構成され、着脱自在に締結
ボルト等により結合されている。ダイスハウジング１２
の縦中心線に沿ってほぼ円断面の貫通透孔１４が穿設さ
れている。このような貫通透孔１４は、その途中からハ
ウジング１２の下端面に至るにしたがって相当直径が順
次縮径された状態でハウジング１２の下端面に開口され
ている。そして、前記ハウジング１２内には、貫通透孔
１４より小径に形成されてやはり円断面形状の芯金１６
が挿通され当該芯金１６の外周面と貫通透孔１４の内周
面の間に筒状通路１８を形成している。
す。図示のように、このダイス１０はダイスハウジング
１２を有しており、上部ダイスハウジング１２ａと下部
ダイスハウジング１２ｂとで構成され、着脱自在に締結
ボルト等により結合されている。ダイスハウジング１２
の縦中心線に沿ってほぼ円断面の貫通透孔１４が穿設さ
れている。このような貫通透孔１４は、その途中からハ
ウジング１２の下端面に至るにしたがって相当直径が順
次縮径された状態でハウジング１２の下端面に開口され
ている。そして、前記ハウジング１２内には、貫通透孔
１４より小径に形成されてやはり円断面形状の芯金１６
が挿通され当該芯金１６の外周面と貫通透孔１４の内周
面の間に筒状通路１８を形成している。
【００１０】芯金１６の上端部分は前記貫通透孔１４に
密着する断面構造とされ、その下部に前記筒状通路１８
を形成している。芯金１６の内部には樹脂供給路２０が
穿設され、これは芯金１６の相当直径方向に分岐し、前
記筒状通路１８に一対開口させている。開口部は図示の
ように幅広側の筒状通路１８に設定され、これを樹脂流
入口２２としている。
密着する断面構造とされ、その下部に前記筒状通路１８
を形成している。芯金１６の内部には樹脂供給路２０が
穿設され、これは芯金１６の相当直径方向に分岐し、前
記筒状通路１８に一対開口させている。開口部は図示の
ように幅広側の筒状通路１８に設定され、これを樹脂流
入口２２としている。
【００１１】このような基本構成において、芯金１６の
外表面には各樹脂流入口２２を基点として、周方向左右
に分岐し通路断面積を所定の割合で徐々に減少させつつ
所定の曲率で押出方向に湾曲する半円断面状のマニホー
ルド２４を形成している。そしてこのマニホールド２４
端は対称となっている反対面側のマニホールド２４と前
記樹脂流入口２２からほぼ１８０度の位置にてそれぞれ
合流するように形成されている。そして、この合流部２
６部分に対応して芯金１６の周方向に沿って浅い通路を
形成するダムリップ部２８を形成している。このダムリ
ップ部２８は前記通路１８の絞り通路部分に対応して設
けられ、これをハウジング１２の貫通透孔１４との隙間
を狭くして通路抵抗が全周にわたって均一となるように
設定している。この場合においては、前記合流部２６は
合流対称のマニホールド２４同士が芯金１６の軸線に沿
った線に接するように結合合流されている。この結果、
各マニーホールド２４を流下する樹脂の流線は合流部で
平行となっている。
外表面には各樹脂流入口２２を基点として、周方向左右
に分岐し通路断面積を所定の割合で徐々に減少させつつ
所定の曲率で押出方向に湾曲する半円断面状のマニホー
ルド２４を形成している。そしてこのマニホールド２４
端は対称となっている反対面側のマニホールド２４と前
記樹脂流入口２２からほぼ１８０度の位置にてそれぞれ
合流するように形成されている。そして、この合流部２
６部分に対応して芯金１６の周方向に沿って浅い通路を
形成するダムリップ部２８を形成している。このダムリ
ップ部２８は前記通路１８の絞り通路部分に対応して設
けられ、これをハウジング１２の貫通透孔１４との隙間
を狭くして通路抵抗が全周にわたって均一となるように
設定している。この場合においては、前記合流部２６は
合流対称のマニホールド２４同士が芯金１６の軸線に沿
った線に接するように結合合流されている。この結果、
各マニーホールド２４を流下する樹脂の流線は合流部で
平行となっている。
【００１２】また、前記マニホールド２４の下縁からダ
ムリップ部２８に至る筒状通路全体が、マニホールド２
４部分の通路断面深さよりは浅く、前記ダムリップ部２
８部分の流路深さより深い通路を形成するランド部３０
を形成している。これは芯金１６の外面の削り取り深さ
を上記のように調整することによって形成されたもので
ある。
ムリップ部２８に至る筒状通路全体が、マニホールド２
４部分の通路断面深さよりは浅く、前記ダムリップ部２
８部分の流路深さより深い通路を形成するランド部３０
を形成している。これは芯金１６の外面の削り取り深さ
を上記のように調整することによって形成されたもので
ある。
【００１３】本発明では、上記構造を基本構造として、
樹脂流入口２２からマニホールド２４を通過し最も遠隔
した合流部２６の近傍（樹脂流入口２２から樹脂通路１
８に開口した入口開口部２２ａに対向する上部ダイスハ
ウジング１２ａ側）に適宜な拡さの急拡大部３２を設け
たものである。また、急拡大部３２から上部ダイスハウ
ジング１２ａの外側に通じる上部ダイスハウジング１２
ａの半径方向に滞留樹脂排出孔３４を急拡大部３２の上
下に各々２個所ずつ穿設するとともにねじを刻設し、こ
こにプラグ３６を螺合したものとなっている。なお符号
１５はパリソン１９の吐出口、３８は押出機である。
樹脂流入口２２からマニホールド２４を通過し最も遠隔
した合流部２６の近傍（樹脂流入口２２から樹脂通路１
８に開口した入口開口部２２ａに対向する上部ダイスハ
ウジング１２ａ側）に適宜な拡さの急拡大部３２を設け
たものである。また、急拡大部３２から上部ダイスハウ
ジング１２ａの外側に通じる上部ダイスハウジング１２
ａの半径方向に滞留樹脂排出孔３４を急拡大部３２の上
下に各々２個所ずつ穿設するとともにねじを刻設し、こ
こにプラグ３６を螺合したものとなっている。なお符号
１５はパリソン１９の吐出口、３８は押出機である。
【００１４】以上のように構成されたブロー成形用ダイ
ス部の作用を説明する。樹脂流入口２２から流入した樹
脂はマニホールド２４にて左右に分岐して流下して合流
部２６に達するとともに、分岐流下とともにマニホール
ド２４の下縁からランド部３０に逐次溢流し、樹脂は筒
状通路１８の全周に均一に流れるものとなる。そして、
樹脂通路１８を流下する樹脂流速の比較的速い一次流と
違ってマニホールド２４を通って合流部２６に達した溶
融樹脂は急拡大部３２で流下する樹脂流速が急速に低下
し、大部分の樹脂は淀んで二次流れの渦流を生じる。こ
のためウエルド部の界面は十分に接触時間が得られるた
め、接着強度が向上する。
ス部の作用を説明する。樹脂流入口２２から流入した樹
脂はマニホールド２４にて左右に分岐して流下して合流
部２６に達するとともに、分岐流下とともにマニホール
ド２４の下縁からランド部３０に逐次溢流し、樹脂は筒
状通路１８の全周に均一に流れるものとなる。そして、
樹脂通路１８を流下する樹脂流速の比較的速い一次流と
違ってマニホールド２４を通って合流部２６に達した溶
融樹脂は急拡大部３２で流下する樹脂流速が急速に低下
し、大部分の樹脂は淀んで二次流れの渦流を生じる。こ
のためウエルド部の界面は十分に接触時間が得られるた
め、接着強度が向上する。
【００１５】また、マニホールド２４の溝断面積を徐々
に小さくなるように設定しているので、周方向の圧力分
布が均一になり、ダムリップ部２８で再調整された状態
で流下する。一方、急拡大部３２を通過した樹脂は、再
び樹脂通路１８で絞られて肉厚調整される。最後は、吐
出口１５より均一肉厚をもったパリソン１９として射出
されるのである。こうした繰返しのブロー成形品の成形
が完了し樹脂替えまたは材料替えを行ないたい時には、
まず全てのプラグ３６を取外して滞留樹脂排出孔３４を
開放するとともに、吐出口１５の開口を塞にした状態で
押出機３８から新樹脂を樹脂供給路２０を介して供給す
る。
に小さくなるように設定しているので、周方向の圧力分
布が均一になり、ダムリップ部２８で再調整された状態
で流下する。一方、急拡大部３２を通過した樹脂は、再
び樹脂通路１８で絞られて肉厚調整される。最後は、吐
出口１５より均一肉厚をもったパリソン１９として射出
されるのである。こうした繰返しのブロー成形品の成形
が完了し樹脂替えまたは材料替えを行ないたい時には、
まず全てのプラグ３６を取外して滞留樹脂排出孔３４を
開放するとともに、吐出口１５の開口を塞にした状態で
押出機３８から新樹脂を樹脂供給路２０を介して供給す
る。
【００１６】こうした一連の動作を連続的に保持または
間欠的に繰返すことにより、最も滞留しやすい箇所での
滞留樹脂がなくなり、古い樹脂は新しい樹脂と要領よ
く、かつ早く、完全に置換される。掃除完了後は、プラ
グ３６を全て元の位置に取付けるとともに吐出口１５を
適宜開口する。
間欠的に繰返すことにより、最も滞留しやすい箇所での
滞留樹脂がなくなり、古い樹脂は新しい樹脂と要領よ
く、かつ早く、完全に置換される。掃除完了後は、プラ
グ３６を全て元の位置に取付けるとともに吐出口１５を
適宜開口する。
【００１７】本実施例では、図１および図２に示すよう
にダブルコートハンガ型のダイス１０に急拡大部３２を
設けた場合について述べたが、本実施例に限定されるも
のでなく、図４に示すようなハーフコートハンガ型のダ
イス１０にも適用可能である。また、本実施例では接着
強度の低いＡＢＳ樹脂を用いて成形する場合に接着強度
がアップするため特に効果がある。
にダブルコートハンガ型のダイス１０に急拡大部３２を
設けた場合について述べたが、本実施例に限定されるも
のでなく、図４に示すようなハーフコートハンガ型のダ
イス１０にも適用可能である。また、本実施例では接着
強度の低いＡＢＳ樹脂を用いて成形する場合に接着強度
がアップするため特に効果がある。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明に係るブロー成形用ダイスでは、ダイスハウ
ジングに芯金を内挿して樹脂通路を形成し、前記樹脂通
路内に押出機側からの樹脂流入口を対称位置に開口させ
るとともに、各樹脂流入口から芯金表面に周方向左右に
分岐し通路断面積を減少させつつ押出方向に湾曲するマ
ニホールドを形成し、このマニホールド端と他方の樹脂
流入口からのマニホールド端をそれぞれ合流させて合流
部を形成するとともに、前記合流部近傍に樹脂通路の急
拡大部を設け、かつ合流部の下部に前記芯金の周方向に
沿って浅い通路を形成するダムリップ部を形成し、この
ダムリップ部とマニホールドとの間の前記樹脂通路全体
にはマニホールド深さより浅く前記ダムリップ部より深
い通路を有するランド部を形成したことにより、急拡大
部で樹脂流速が低下するため、ウエルド部の樹脂界面に
十分に接融する時間が与えられ接着強度が大幅に上昇す
る。また、樹脂替えや材料替えの時急拡大部で溶融樹脂
の渦流等の二次流れが生じるため、急拡大部の壁面に残
留する樹脂の除去を円滑に行なうことができる。
に、本発明に係るブロー成形用ダイスでは、ダイスハウ
ジングに芯金を内挿して樹脂通路を形成し、前記樹脂通
路内に押出機側からの樹脂流入口を対称位置に開口させ
るとともに、各樹脂流入口から芯金表面に周方向左右に
分岐し通路断面積を減少させつつ押出方向に湾曲するマ
ニホールドを形成し、このマニホールド端と他方の樹脂
流入口からのマニホールド端をそれぞれ合流させて合流
部を形成するとともに、前記合流部近傍に樹脂通路の急
拡大部を設け、かつ合流部の下部に前記芯金の周方向に
沿って浅い通路を形成するダムリップ部を形成し、この
ダムリップ部とマニホールドとの間の前記樹脂通路全体
にはマニホールド深さより浅く前記ダムリップ部より深
い通路を有するランド部を形成したことにより、急拡大
部で樹脂流速が低下するため、ウエルド部の樹脂界面に
十分に接融する時間が与えられ接着強度が大幅に上昇す
る。また、樹脂替えや材料替えの時急拡大部で溶融樹脂
の渦流等の二次流れが生じるため、急拡大部の壁面に残
留する樹脂の除去を円滑に行なうことができる。
【図１】本発明の実施例に係るダイスの縦断面図であ
る。
る。
【図２】図１の側面断面図である。
【図３】図１のＡ〜Ａからみた横断面図である。
【図４】本発明の実施例に類似した別の実施例の縦断面
図である。
図である。
【図５】図４のＢ〜Ｂからみた横断面図である。
１０ ダイス １２ ダイスハウジング １４ 貫通透孔 １５ 吐出口 １６ 芯金 １８ 筒状通路 １９ パリソン ２０ 樹脂供給路 ２２ 樹脂流入口 ２２ａ 入口開口部 ２４ マニホールド ２６ 合流部 ２８ ダムリップ部 ３０ ランド部 ３２ 急拡大部 ３４ 滞留樹脂排出孔 ３６ プラグ
Claims (1)
- 【請求項１】 ダイスハウジングに芯金を内挿して樹脂
通路を形成し、前記樹脂通路内に押出機側からの樹脂流
入口を対称位置に開口させるとともに、各樹脂流入口か
ら芯金表面に周方向左右に分岐し通路断面積を減少させ
つつ押出方向に湾曲するマニホールドを形成し、このマ
ニホールド端と他方の樹脂流入口からのマニホールド端
をそれぞれ合流させて合流部を形成するとともに、前記
合流部近傍に樹脂通路の急拡大部を設け、かつ合流部の
下部に前記芯金の周方向に沿って浅い通路を形成するダ
ムリップ部を形成し、このダムリップ部とマニホールド
との間の前記樹脂通路全体にはマニホールド深さより浅
く前記ダムリップ部より深い通路を有するランド部を形
成したことを特徴とするブロー成形用ダイス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5170301A JPH0724906A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | ブロー成形用ダイス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5170301A JPH0724906A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | ブロー成形用ダイス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724906A true JPH0724906A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15902435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5170301A Pending JPH0724906A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | ブロー成形用ダイス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724906A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1535717A1 (de) * | 2003-11-28 | 2005-06-01 | ETA Kunststofftechnologie GmbH | Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von endlosen Extrudaten, insbesondere Strang- oder Hohlprofilen |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP5170301A patent/JPH0724906A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1535717A1 (de) * | 2003-11-28 | 2005-06-01 | ETA Kunststofftechnologie GmbH | Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von endlosen Extrudaten, insbesondere Strang- oder Hohlprofilen |
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