JPH04158017A - 多室容器の製造方法とその容器本体成形金型 - Google Patents

多室容器の製造方法とその容器本体成形金型

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JPH04158017A
JPH04158017A JP28334790A JP28334790A JPH04158017A JP H04158017 A JPH04158017 A JP H04158017A JP 28334790 A JP28334790 A JP 28334790A JP 28334790 A JP28334790 A JP 28334790A JP H04158017 A JPH04158017 A JP H04158017A
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    • B29D23/20Flexible squeeze tubes, e.g. for cosmetics
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コアの上端と基部を固定する射出成形金型で
容器本体の上端から下端まで延びる仕切板を形成させ、
充填内容物の区画を直線的に明瞭に行うことのできる多
室容器の製造方法とその容器本体を成形する金型に関す
る。
(従来の技術) (イ)本願出願人は、特願平1−291036号(製造
容易な多室容器)により次のような技術を開発した。
即ち内容積の大きい第1容器の中に内容積の小さい第2
、第3、第4容器を挿入してこれ等の容器の頚部を固定
中栓で把握固定し、各容器が分離不可能な状態とし、各
開口部には充填内容物の漏出を防ぐ中栓を装着しその外
側にキャップを嵌着させたものである。
この場合、各容器の固定部分は頚部のみであり、第2、
第3、第4室の側面は多重構造部分となっている。
2室容器の先行例として次のようなものがある。
(ロ)特開昭61−130027号(合成樹脂製チュー
ブ容器の製造方法)。
これは、あらかじめ作っておいた胴部形成筒を金型内に
内装させておき、該胴部形成筒に肩部と口頚部と容器内
を左右に部分する隔板とを、一時に射出溶着させる2室
容器の製造方法である。
(発明が解決しようとする課題) 上記技術の中(イ)にあっては (i)側壁部に多重構造部分があり、第1室は1重であ
るので側壁部を透明とし、内容物が見える構成とした場
合、第1室と第2室等の透明性に差が発生し第2室等は
透明性が悪い。又、第2室等は内容物を取り出すための
外側からの押圧力が敏感に伝わらない。
(ii)各室が直線的に区画されていないため、側壁部
を透明とし内容物の色調差等で境界を明瞭に現したい場
合、本構造では不向きであり、第1胴部と第2胴部の間
に第1室の内容物が廻り込んだりする問題もある。
(iii)パーツの構成点数が多いため容器の製造価格
が高く生産能率も低い。
(1v)胴部の変形や、固定部分のわずかの位置づれに
よって底部開口部の各室の位置がずれるため、底側より
内容物を充填する場合充填ノズルの挿入安定性が悪い。
又(ロ)では (i)胴部形成筒をあらかじめ作っておく必要があり、
生産能率が低い、 (ii)胴部形成筒下端部と隔板下端部とを溶着して胴
部形成下端を閉塞させるため、隔板下部横巾は下端が次
第に拡開するように形成させなければならず、胴部が筒
であるため金型から容器を取り出すために、極めて複雑
な構造の金型を必要とする。
(課題解決のための手段) これらの問題点を解決するため、 射出成形金型の構造は、コアに綾状にスリットを入れキ
ャビティの中に通し、コアの上端を固定型で保持した上
でノックアウトビンの楔部をスリット上方に嵌入しコア
の基部と上端部とを固定する構造としている。その他コ
アの構造を外コアと内コアに分割し、これ等コアが別々
に摺動し型締めした時、外コアと内コアが組合う構造と
している。
上記金型で成形した容器本体は、首部、肩部、側壁部更
に仕切板が連続1体構造であり首部先端から側壁部下端
まで仕切板によって綾状に区分され複数の充填室が形成
されている。更に側壁部と仕切板の下端が加入する溝を
有する底板で側壁部の下部を封鎖する構造とした。
(作  用) 上記のように構成された金型は、容器本体を均一な厚み
で、さらに−工程で成形する。又、金型のコアと基部と
上端部とを固定しているため、容器本体の厚みを均一に
するとともに、金型自身を丈夫にしている。
さらに、ノックアウトピンの設置や、コアを外コアと内
コアに分割すると、成形された容器本体°が容易に金型
から取り出せる。
(実 施 例) (実施例1) 第3図(a) 、 (b)は容器本体lの構造を示すも
ので、上部から外側面に雄ねじ部11を突設した首部4
から傾斜状に形成されている肩ff15に推移し、肩部
5の外周から側壁部6が垂下している。
首部4の先端から側壁部6の下端まで内側を編状に垂直
に仕切板7を形成し、該仕切板7の左右端部は側壁部6
、肩部5、及び首部4の内面に連続し、一体構造の状態
で筒状の側壁部6が区切られる構成である。側壁部6は
外径は35m/sの円筒形であり、肩部5と側壁部6の
接点から下端まで117鳳/m、厚みは上部で0 、9
 m/s、下部で0.8m1mに形成されており使用樹
脂は昭和電工のエチレン−プロピレン共重合樹脂MD7
70(VFRl 7.59/10sin、密度0 、9
0 y/cm’)で透明性が良い、首部4は口部8外径
19.7m/■、内径16m1m、雄ねじ部11外径2
1.7a+/鱗、高さ9 s/mであり、肩部5につい
ては厚みl 、 5 繭/11内外面共30度の角度に
形成されている。仕切板7は、首部4から側壁部6の下
端を横断面半円形に区分するように形成しその厚みは上
部1.2■/議、下部1 、1 m/s+となっている
。従って首部4の先端には第1開口部9と第2開口部1
0が半円形に口部8と仕切板7の上端によって形成され
ている。
第4図(a) 、 (b)は、容器本体1の下部に接着
する底板2の構造を示すもので、外観は本体Iの側壁部
6の横断面形状に略等しい円盤状であり、上層部には側
壁部6の下端を受は入れはさみ込む事ができる周囲溝1
2が外場14と白場15によって形成され中心を横切る
ように両端が周囲112に連続する分断溝13が2本の
突堤16によって形成され、該分断?lIt+3には仕
切板7の下端部がはまり込む構造である。白場15と突
堤I6の間の底面17は上方に隆起した形状であり、周
囲溝12と分断溝13の裏面は厚みIs/−であり溝裏
面18から熱伝導しやすい構造となっている。底板では
、本体1と同じ透明性のあるエチレン−プロピレンの共
重合体樹脂であり、昭和電工のFD−530を用い公知
の射出成形法で製造する。
第5図は、本体1の下部に底板2を接着した状態を示す
ものであり、側壁部6の下端部が周囲溝+2に嵌まり外
場14と白場15によって挟まれ、仕切板7の下端部が
分断溝13に嵌まり突堤16によって挟まれている。こ
の状態で溝裏面18から200℃の銘盤で圧着すると溝
12.13の底面と側面部6、仕切板7の端面を溶着さ
せることができる。
第6図は、本体1の首部4に嵌合するキャップ3の構造
を示すものであって天井部19から本体1の首部4の外
面に形成しである雄ねじ部11と嵌合する事のできる雌
ねじ部22を有する内筒部21を垂下させており、該内
筒部2Iの外方には側壁部6と略同径の外筒部20を垂
下させている。
該キャップ3はポリプロピレン樹脂を用いて公知の射出
成形法で製造する。
次に、第1図と第2図を参照して本体成形金型24の構
造及び金型摺動状況の詳細を説明すると。
金型24の主要部は、肩部5、側壁部6の外面を形成す
るキャビティ25、首部4の外面を形成し、半径方向に
分割する構造の割り板26、内部を形成するコア29、
コア29の上部を揺動のないように保持し、樹脂の流路
33が形成されている固定型27、固定型27と組み合
いコア29の先端保持すると共にキャビティ25から本
体lを突き出すノックアウトピン28、コアを強固に保
持するコアベース部30からなる。キャビティ25、割
り板26、固定型27を雌型としている。
上記主要部の構造は、キャビティ25の側壁部6に相当
する上部から下部に向かってわずかの勾配があり、下部
がわずか太い。割り板26はキャビティ25の上面にセ
ットされ、内孔に雄ねじ部11を形成するねじ加工部が
あり、軸心から左右(又は前後)に分割したり、締めた
りするスライド構造である。コア29はキャビティ25
、割り板26を貫通し上部が固定型27、ノックアウト
ビン28と組み合い下部はコアベース30に連結してい
る。コア29の外周面は上部から下部に向かって除々に
太い抜き勾配面に仕上げられており、首部4の先端から
側壁部6の下端まで上部から下部に向かって除々にせま
くなるスリット部36が設けられ、該スリットff13
6の上部はノックアウトピン28の楔部34を受は入れ
る先端溝部32となっている。固定型27は、各型25
,26,27゜28が組み合い型締めされたとき、口部
8の直上に2個所の樹脂流路33を設は中央にノックア
ウトピン28を組合せ、底面にはコア29の上端部を受
は入れてコア29の先端の揺動を密におさえる、内孔部
31を設けた構造としている。ノックアウトピン28は
、固定型27の中心に組合せられ、上下に摺動する構造
である。
更にノックアウトピン28を除く各型25゜26.29
には金型温度を一定にコントロールする冷却水の通路が
形成されている。
次に型締め、射出、冷却、型開き手順について説明する
と、型締めは、ノックアウトピン28が上方に移動した
後、キャビティ25にコア29が互いに軸心から位置決
めされた状態で挿入し、キャビティ25の底面にコアベ
ース30が当接する。
同時コア29の先端周囲は、固定型27の内孔部31に
嵌入しノックアウトピン28の楔部34と先端溝部32
が嵌合し密に接触し、コア29の先端が半径方向に揺動
しないように保持される。これ等の動作と同時にキャビ
ティ25と固定型27の間で割り板26が軸心に向かっ
てスライドし半径方向の型締めが行なわれる。
このようにして型締めが行なわれ、型温か60℃にコン
トロールされる。型締めされた時、口部8に対向して樹
脂の流路33が位置する構造である。
型締めされた金型24に流路33より樹脂温250℃、
圧力300 Kg/m’で流路33から金型空間35に
溶融樹脂を流入させるが、溶融樹脂は首部4、肩部5、
側壁部6に流入しながらスリット部36にも流入し仕切
板7が形成される。このようにして全ての金型空間35
に溶融樹脂が充満される。
型開きは、先ずキャビティ25とコアベース30の間で
行なわれ雌型からコア29が離脱し本体1は雌型側に保
持される。この動作はコア29の外側面とスリット部3
6に抜き勾配が設けられているのでコア29から本体l
をスムーズに分離することができる。
次に、割り板26が半径方向にスライドし、ノックアウ
トピン28が下り仕切板7の上端を楔部34で突き出し
することで口部8と流路33の樹脂を切断し本体lをキ
ャビティから取り出す。ノックアウトピン28は下降し
た後方の位置に戻る(上昇する)。
上記金型24を用いて本体1を形成すると口部8にごく
僅かの樹脂流入口(ゲート)しかなく、外観が良い。
内容物の充填は底板2を接着した後、各開口部9.10
より行うか、若くは、先にキャッピングし側壁下端側か
ら充填しその後に底板2を接着してもよい。又容器本体
lの外面に印刷、塗装、ホットスタンピング等のデコレ
ーション、ラベル、ンユリンクフィルムによる装飾を単
室容器と同じように行うことができる。
(実施#72 ’) 実施例2について、図面を参照して説明すると、第7図
において、固定型27の流路33から溶融樹脂が金型空
間35の放射状スリット45に流入し、流入しながら放
射状に拡散し、首部4、肩部5、側壁部6を形成し全て
の金型空間35に溶融樹脂が充満される。
第8図において、金型空間35に溶融樹脂が充満、冷却
後型開きの途中状態を示し、 ■スライドベース42が外方に移動する、■外コア43
がスライドベース42の厚み分だけ降下する、 ■割り板26が外方にスライドする。
第9図において、コア43.44がキャビティ25から
離脱しくスライドベース42も同様に移動)し同時に樹
脂の流路33の下端と放射状仕切板39の上端が切断さ
れる。
次に内コア44の空気孔47から圧搾空気が噴き出しコ
ア43.44から3室容器本体37が取り出される。圧
搾空気のみで取出しが困難な場合、グリッパ−でもって
首部4をつかみコア43゜44から引き抜いてもよい。
このような動作で容器本体37が成形され、成形金型4
1から取り出される。
第10図は、上述の成形金型41で成形した容器本体3
7の構造を示すもので首部4の先端から側壁部6の下端
まで内部が120度づつに絹状に3等分されている構造
である。側壁部6の外径は401で円筒形であり、肩部
5と側壁部6の接点から側壁部6の下端まで130m蒙
厚みは上部で1 、2 s/m、下部で1mmに形成さ
れており使用樹脂は実施例1の場合と同様である。首部
4は、口部8の外径22Il11、内径18鋼l、雄ね
じ部11の外径24 I、高さ110ll1であり肩部
5の厚みは2■で内外面共30度の角度に形成されてい
る。
放射状仕切板39は、首部4から側壁部6の下端を横断
面120度の角度範囲の扇形に区分するように形成し、
その厚みは上部で1 、5 m++m、下部で1.3w
++sとなっている。従って首部4の先端は各開口部9
.10.40が120度の角度範囲に口部8と放射状仕
切板39によって形成されている。
第11図(a) 、 (b)は、容器本体37の下部に
接着する3室用底板38の構造を示すものであり、外観
は実施例Iと同様側壁部6に略等しい円盤状であり上層
部には側壁部6の下端を受は入れ挟み込むことができる
周囲溝12と中心から放射状に外方に延長した分断溝1
2が形成され、該分断溝12の位置は120度間隔に3
ケ所設けられ放射状仕切板39の下部がはまり込むこと
ができる構造である。
その信性場14と内環15の形状及び底面17の形状は
実施例1に類似するものであり、底板38は本体37と
同系統の樹脂で製造し本体37に熱接着する。
次に成形金型4Iの構造及び金型摺動状況の詳細を説明
すると、金型41の主要部は、肩部5、側壁部6の外面
を形成するキャビティ25、首部4の外面を形成する割
り板26と内部を形成する外コア43、内コア44及び
外コア43と内コア44の組み合せ位置をコントロール
するスライドベース42、内コア44の上部を揺動しな
いように保持し樹脂の流路33が形成されている固定型
27によって構成されてい□る。
これ等の主要部の構造は、キャビティ25、割り板26
については実施例1と同様の構造である。
外コア43と内コア44は互いに周方向が位置決めされ
た状態で内外に組合っており、外コア43と内コア44
は軸心と平行方向に摺動し、内コア44の軸心から12
0度の間隔で放射状スリット45が首部4の上端と側壁
部6の下端相当位置まで設けられ、これ等のコア43と
44は上部で組み合い外コア43は外方に拡がらない構
造とし、又相互に周方向が位置決めされる構造であるた
めスリット45も連通している。放射状スリット45と
外コア43の外側面には、前記した仕切板39と側壁部
6の厚みを形成するための抜き勾配が設けられ内コア4
4の上部には固定型27の放射状楔部50を受は入れる
放射状溝部46となっており、下部から上部に貫通する
空気孔47も設けられている。その信性コアベース48
と内コアベース49の間にスライドベース42が嵌入し
該スライドベース42は軸心より遠ざかたつり接近した
りするスライド構造となっている。固定型27には、内
コア44の上部を受は入れる内孔部3Iを底面に有する
構造であり、中央には放射状楔部50を垂下し中心には
溶融樹脂の流路33が設けられ固定型27に内コア44
が組合った時スリット45の中心直上に流路33が位置
する構造になっている。
以上成形金型41の構造について説明したがスライドベ
ース42を除く各金型には実施例1と同様金型温度を一
定にコントロールする冷却水の通路が形成されている。
次に型締め、射出、冷却、型開き手順について説明する
と、型締めは、外コアベース48と内コアベース49の
間にスライドベース42が嵌入しコア43と44が組合
った状態でキャビティ25内に挿入され、外コアベース
48の上面がキャビティ25の底面に当接した時点で停
止しこの状態で内コア44の上部が固定型27の内孔部
31に嵌入され半径方向への揺動が防止される。外コア
43と内コア44は密な組合せ状態であるため外コア4
3の半径方向への揺動及び外コア43上部の外方への拡
がりもない。
これ等の動作と同時に割り板26が軸心に向は接近し型
締めが終了する。
型締めされた成分金型41の状態は、内コア44の上部
周囲が固定型27の内孔部3Iでグリップされ放射状の
溝部46には放射状楔部50が嵌入し、スリット45の
上部が塞がれる、同時にスリット45の直上である放射
状楔部50の位置に溶融樹脂の流路33が位置している
構造である。
その信性コア43、内コア44は下部でコアベース48
.49に連結し、基礎部が強固に形成され、各金型は冷
却水の流通により適性湿炭に維持されている。型開きは
、先ずスライドベース42が外コアベース48よりも外
方に移動し外コア43はスライドベース42の厚み分だ
け降下する。
この時、本体37は割り板26とキャビティ25の内面
によってグリップされているため本体37は固定されて
おり、外コア43の外側面には抜き勾配があるため円滑
に降下し、外コア43の降下により肩部5の内側に空気
孔47が露出し周辺に空間が発生し空気噴出時において
空気だまりの作用をなす。
次に割り板26が半径方向に移動し、雄ねじ部11周囲
が空間状態となった後、コア43.44がキャビティ2
5から離脱する(スライドベース42はコア43.44
の移動に同調する)。
この時、本体37は、内コア44と外コア43の上部が
側壁部6の内面に接触しておりキャビテイ25内面と側
壁部6の外面は本体37の半径方向への収縮のため微少
な空間が発生しており、又キャビティ25の内面には抜
き勾配が形成されているため、本体37はコア43.4
4に被った状態でキャビティ25から抜き取られる。こ
のコア43゜44の移動開始時スリット45上部に連続
している流路33の樹脂が切断され、キャビティ25か
ら離脱した内コア44の空気孔47に圧搾空気が通じ本
体37上部内面に噴出するためコア43゜44から本体
37が取り出される。
この後、外コアベース48と内コアベース49の間にス
ライドベース42が嵌太し、内コア44と外コア43が
一体となってキャビティ25内に移動し成形が完了する
本例の成形方法は、本体37の仕切板39の形状が軸心
から複数の放射状に側壁部6に向かって延長する形状で
あり、溶融樹脂を金型内に流入した場合、外方に拡散す
る物流特性があり、本特性を発生させるように軸心に流
路33を設けたため複雑な形状でも難なく樹脂を充満す
ることができ、又本体37の固化時発生する収縮による
コア43゜44への密着作用をキャビティからの離脱に
利用することで能率的な生産を可能としたものである。
又、樹脂流入口は仕切板39の上面に1個所のみ形成さ
れるため外観的にもすぐれる特長がある。
(実施例3) 本例は、金型空間35への樹脂の流路33を大きく形成
し流動性の悪い樹脂でも成形を可能にならしめたもので
ある。
化粧品、日用品の中には内容物中に界面活性剤を含むも
のがあり、界面活性剤が素材に浸透しクラックを発生す
る問題がある。このクラックは、例えばポリエチレンや
ポリプロピレンでは溶融した時、流動性の悪いものほど
耐久性があり、この流動性の悪い樹脂で実施例1又は2
の金型で成形した場合、金型空間35に充満できない問
題があった。
本例の金型構造及び成形した製品の構造を図面を参照し
て説明する。
第12図(a)、(b)において固定型27と内コア4
4先端の当接状況及び流路33の状態を示している。こ
れは前例と同様に固定型27の内孔部3■に内コア44
の先端が嵌入しているが、内コア44の先端周囲が4個
所で内孔部31に当接し、その隣接する部分が溶融樹脂
の流路33となる金型構造である。
その池内コア44の中央には容器本体51を2室構造と
するためのスリット36が形成され、外コア43と内コ
ア44の組合せ状態は実施例2と同様である。
第13図において、成形金型53で成形した容器本体5
1の構造を示すもので、首部4の上方に延長口部52を
設け、該延長口部52の構造は周囲4ケ所が固定型27
の内孔部31と内コア44の当接により食切部54が形
成され、その隣接部は筋状流路55が形成され、4本の
筋状流路55から首部4、肩部5に推移する仕切板7は
、延長−口部52の高さ位置まで形成され第13図の状
態で成形金型53から取り出された後、口部8と延長口
部52の境界より切断し第1開口部と第2開口部を形成
するものである。容器本体51のその他の構造について
は実施例1の容器本体と同様であり、側壁部6の下部に
接着する底板についても実施例1と同様の構造のものを
同様の方法で接着するものである。型絞め、射出、冷却
、型開き手順にフいても実施例2にはソ同様である(実
施例2の溝部46と楔部50の嵌合は行なわれない)容
器本体51は、実施例2と同様にコア43゜44に被っ
た状態で型開きし、コア43.44から抜き取るもので
ある。
容器本体の形状については、楕円形、角形やその他の多
角形に形成することができるし、仕切板7による区画も
、軸心から90°角度範囲に4等分したり、又各室の容
積バランスが異なる形状に行うこともできる。
その他側壁部6外面に各種の印刷やホットスタンプ加工
をしデコレーション効果を高めバリヤー性を高めるため
、オーバーコートやンユリンクラベルを巻き付けること
もできる。
(発明の効果) 本発明は以上説明したように構成されているので、以下
に記載されるような効果がある。
(i)射出成形金型のコアの先端周囲を固定型で固定し
たためキャビティとコアの空間が均一に維持できる。従
って容器本体の側壁の厚みを均一にすることができ、コ
アの基部に金属疲労が発生しないため、金型耐久性が上
がる。
(ii)コアのスリット上部に楔部を嵌入し、スリット
の厚みが一定に維持されるので仕切板の厚みも均一に成
形される。
(11)コア先端の固定方法と樹脂流路の形成方法が幾
通りか可能であるので流動性の悪い樹脂グレードでも成
形することができる。
(iv)コアの構造と型開きの方法により、容器本体を
キャビティ側に残し型開きしたり、型開き時コア側に被
った状態とすることができる。
(v)成形した容器は2重構造部はなく、側壁部、仕切
板は全域を薄肉の均一な厚みに形成することができるの
で、透明性のすぐれる容器を製造することができる。
(Vり側壁部と仕切板の接点は、接着加工したものでは
なく一体成形部分であるため、外観がきれいであり仕切
板は上、下に垂直に形成されているため内容物の区画を
容器本体の上下に亘り明瞭に行うことができる。
例えば、容器素材を透明とし色調の異なる内容物を充填
し、各室を左右に配置した場合、容器が仕切板から正確
に区分された状態を上、下に亘り表現することができる
(vi)側壁部の下部に底板を接着し、上下に亘り同じ
体積状態としているため各室を前後に配置し、後方の内
容物を前方の内容物を透過して色彩効果を出す場合、容
器の上、下に亘り同じ効果が得られる。
例えば、前方の室に無色の内容物、後方の室に有色内容
物を充填し、有色内容物が独特の深みのある色調に変化
することが観察できる。
(vi)仕切板の側端は、容器本体の上下に亘り側壁部
等に一体成形されているので、容器製造後容積比率が変
わることがなくて、充填ノズルの挿入性が良く、又各室
の容積バランスがくずれないことより内容物の注入作業
性も良い。
(1x)容器のパーツの構成点数が少なく組立作業が不
要であり、容器本体はl工程の射出成形でもって製造で
きるため製造能率が良く、生産コストも安い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は実施例1を示し、第1図は容器本体の
成形金型で型締状態を示す断面図、第2図は型開きした
状態を示す断面図、第3図(a)、(b)は容器本体の
構造を示すもので(a)は全体の斜視図、(b)は断面
図である。第4図(a)、(b)は底板の構造を示すも
ので(a)は斜視図、(b)は断面図である。第5図は
底板を接着した容器本体の構造を示す一部切欠斜視図、
第6図はキャップの構造を示す一部切欠斜視図である、
第7図〜第11図は実施例2を示し、第7図は容器本体
の成形金型で型締め状態を示す断面図、第8図は型開き
途中状態を示す断面図、第9図は型開き状態を示す断面
図、第1O図は容器本体の構造を示す一部切欠斜視図で
ある。第11図は3室用底板の構造を示すものであり(
8)は斜視図、(b)は断面図である。第12゜13図
は実施例3を示し、第12図(8)は容器本体の成形金
型で型締状態を示す断面図、(b)は(a)のA−A’
矢視断面図、第13図は容器本体の構造を示す斜視図で
ある。 図中、■・・・容器本体、2・・・底板、4・・・首部
、5・・・肩部、6・・・側壁部、7・・・仕切板、8
・・・口部、I2・・・周囲溝、13・・・分断溝、2
5・・・キャビティ、26・・・割り板、27・・・固
定型、28・・・ノックアウトピン、29・・・コア、
30・・コアベース、33・・・流路、34・・・楔部
、36・・・スリット、37・・・3室容器本体、43
・・・外コア、44・・・内コア、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多室容器の成形方法において、キャビティ25の
    中に縦方向にスリットを入れたコア29を挿入させ、コ
    ア29の基部と先端周囲を固定して半径方向に溶融樹脂
    圧でコア29が揺動することを防ぎ、容器本体1の口部
    8側から溶融樹脂を射出し、口部8上端から下端まで延
    び、首部4、肩部5、側壁部6に連続一体する仕切板7
    と、首部4と、肩部5と側壁部6とを一時に射出成形し
    て容器本体1を作り、容器本体1の側壁部6及び仕切板
    7の下端に嵌入する溝12、13を有する底板2を、一
    時に射出成形した容器本体1に接着することを特徴とす
    る多室容器の製造方法。
  2. (2)キャビティ25の中に挿入したコア29に設けた
    スリット36上部に、ノックアウトピン28の楔部34
    を嵌入し、コア29先端が半径方向に溶融樹脂圧で揺動
    することを防止し、冷却後該ノックアウトピン28でキ
    ャビティ25から容器本体1を取り出す請求項1記載の
    多室容器の製造方法。
  3. (3)コアを外コア43と内コア44に分割し、冷却後
    外コア43をキャビティ25から幾分離脱した後、3室
    容器本体37を被冠した外コア43、内コア44をキャ
    ビティ25から離脱し、外コア43と内コア44との間
    に空気を吹き込み、コア43、44から3室容器本体3
    7を取り出す請求項1記載の多室容器の製造方法。
  4. (4)溶融樹脂流路33を有する固定型27と、容器本
    体の首部4を成形する割り板26と、容器本体の肩部5
    及び側壁部6を成形するキャビティ25と、上記割り板
    26にキャビティ25とで容器本体の成形空間を形成す
    るコア29とを有する、容器本体を形成する射出成形用
    の金型であって、前記コア29に、上端が開口していて
    容器本体に縦方向隔壁を成形するスリット36を設け、
    かつ前記固定型27に当接する上端部分を設けたことを
    特徴とする多室容器本体成形金型。
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