JPS641054Y2 - - Google Patents

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JPS641054Y2
JPS641054Y2 JP7721584U JP7721584U JPS641054Y2 JP S641054 Y2 JPS641054 Y2 JP S641054Y2 JP 7721584 U JP7721584 U JP 7721584U JP 7721584 U JP7721584 U JP 7721584U JP S641054 Y2 JPS641054 Y2 JP S641054Y2
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JP
Japan
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mold
gate
cavity
injection
resin
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JP7721584U
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JPS60191317U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、薄肉でかつ高さが高い製品を射出
成形するのに好適な射出成形用金型に関する。
〔従来技術〕
従来、薄肉でかつ高さが高い製品、例えば薄肉
のコツプ等を射出成形する場合には、金型内にキ
ヤビテイのコツプの底となるべき部分に通じるピ
ンポイントゲートを設け、このピンポイントゲー
トからキヤビテイ内へ樹脂を注入したり、あるい
は固定型と可動型との突き合わせ面間に形成され
たランナと、キヤビテイのコツプの開口側端部と
なるべき部分との間にサブマリンゲートを設け、
このサブマリンゲートからキヤビテイ内へ樹脂を
注入したりすることにより、コツプ等の薄肉でか
つ高さが高い製品を射出成形している。
ところで、最近では従来のコツプ等よりもさら
に薄肉でかつ高さの高いものを射出成形法によつ
て製造することが要望されている。ところが、そ
のようなものを前述したいずれかの方法で射出成
形しようとすると、成形すべき製品の肉厚が薄く
かつ高さが高いが故に、シヨートモールドが発生
し易く、成形が非常に困難であつた。
そこで、シヨートモールドを避けるために、射
出圧を高めることが考えられる。ところが、その
ようにすると、ゲート部あるいは金型全体に損傷
を与えたり、金型内部に配設されるコアが倒れた
りするという別の問題が生じてしまい、結局成形
が非常に困難であつた。
〔考案の目的〕
この考案は、上記事情を考慮してなされたもの
で、射出圧を高めることなく、シヨートモールド
の発生を防止することができ、これによつて薄肉
かつ高さの高い製品を成形することができる射出
成形用金型を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
この考案は、上記の目的を達成するために、可
動型の移動方向におけるキヤビテイの一端部から
樹脂を注入する第1のゲートを設ける一方、固定
型と可動型との突き合わせ面間に形成されたラン
ナを介してキヤビテイ内に樹脂を注入する第2の
ゲートを設けた点を特徴とするものである。
〔実施例〕
ここでまず、この考案に係る射出成形用金型が
製造すべき製品の一例について述べると、そのよ
うな製品としては第2図に示すものがある。この
ものは、ビール瓶用のキヤリングケースであつ
て、底部Aを有する6個の筒状部Bが3個宛2列
に配置されており、各列の一端および他端の筒状
部Bはそれぞれ把持部C1,C2にリブDを介しし
て連結され、各列中央の筒状部BはリブDを介し
て両把持部C1,C2に連結され、全体が一体に成
形されてなるものである。なお、筒状部Bおよび
リブDの肉厚は約1mmとされ全高さは約250mmと
されている。
第1図は、上記のキヤリングケースを成形する
ための射出成形用金型を示すものである。この図
に示す射出成形用金型は、固定取付板1に環状の
スペーサブロツク2を介して取り付けられた固定
型3と、移動取付板4に取り付けられ、第1図の
上下方向に移動せしめられる可動型5とを備えて
おり、この図では固定型3と可動型5との互いの
対向面(突き合わせ面)3a,5aが突き合わさ
れた型締め状態になつている。
固定型3の突き合わせ面3aの中央部には、凹
部3bが形成されている。この凹部3bの底面の
中央部には、ピラー6がその軸線を第1図の上下
方向に向けて立設されている。一方、可動型5の
突き合わせ面5aの中央部には、凹部5bが形成
されている。この凹部5bには、コア7が設けら
れている。そして、コア7とピラー6との間およ
びコア7と凹部3bを画成する壁面との間に形成
された空間が前記キヤリングケースを成形するた
めのキヤビテイ8とされている。この場合、キヤ
ビテイ8は、前記筒状部Bの開口部となるべき端
部がパーテイングラインPL上に位置し、前記把
持部C1,C2となるべき部分がパーテイングライ
ンPLよりも可動型5側に位置した状態で形成さ
れている。
また、前記固定取付板1、スペーサブロツク2
および固定型3によつて形成される空間S内に
は、ホツトランナブロツク9が配設されている。
このホツトランナブロツク9から固定型3へ至る
ようにしてそれらの内部には、シリンダ部10が
形成されている。このシリンダ部10の下端部と
キヤビテイ8の前記底部Aを形成すべき部分との
間には、ピンポイントゲート(第1のゲート)1
1が形成されている。このピンポイントゲート1
1には、射出機(図示せず)からホツトランナブ
ロツク9に形成されたスプル12およびホツトラ
ンナ13並びに前記シリンダ部10を介して溶融
樹脂が送られ、ここからキヤビテイ8内へ樹脂が
注入されるようになつている。なお、図中符号1
4はヒータ(図示せず)を内蔵したトーピードで
あり、符号15はシールリングである。
また、シリンダ部10の外側には、シリンダ部
10と同様にしてシリンダ部16が形成されてい
る。このシリンダ部16の下端部は、突き合わせ
面3a,5a間に形成されたコールドランナ(ラ
ンナ)17に接続されている。このコールドラン
ナ17とキヤビテイ8の前記筒状部Bの開口部を
成形すべき部分との間には、サブマリンゲート
(第2のゲート)18が形成されている。このサ
ブマリンゲート18には、射出機(図示せず)か
らスプル12、ホツトランナ13、シリンダ部1
6およびコールドランナ17を介して溶融樹脂が
送られ、ここからもキヤビテイ8内へ樹脂が注入
されるようになつている。なお、図中符号19は
ヒータ(図示せず)を内蔵したトーピードであ
り、符号20はシールリングである。
しかして、上記のように構成された射出成形用
金型によつて射出成形した場合には、ピンポイン
トゲート11から注入された樹脂は、キヤビテイ
8の底部Aおよび筒状部Bとなるべき部分を充填
する。また、サブマリンゲート18から注入され
た樹脂は、キヤビテイ8の筒状部Bの開口部とな
るべき部分を周方向に流れてそこを充填するとと
もに、リブDとなるべき部分を通つて把持部C1
C2となるべき部分を充填する。
このように、この発明の射出成形用金型におい
ては、キヤビテイ8の2箇所から、それも可動型
5の移動方向において異なる位置にある2箇所か
ら樹脂を注入するようにしているから、薄肉でか
つ高さの高い製品であつても、射出圧を高めるこ
となくシヨートモールドの発生を防止することが
でき、所望の製品が得られる。しかも、射出圧を
高めることなくキヤビテイ内に樹脂を速やかに充
填することができるから、ピラー6およびコア7
の倒れを防止することができる。
また、この実施例においては、第1、第2ゲー
トとしてそれぞれピンポイントゲート11、サブ
マリンゲート18を採用しているから、製品に大
きなゲート跡が残ることがなく、製品価値を高め
ることができる。
ところで、単にシヨートモールドを防止するの
であれば、コールドランナ17およびサブマリン
ゲート18に代えてピンポイントゲートを設ける
ことが考えられる。しかしながら、そのようにす
ると、樹脂の移送経路を2系統形成する必要が生
じたりし、そのため金型が大型化したり、内部が
複雑化するといつた問題が発生する。この点、こ
の考案によれば、コールドランナ17を形成する
ようにしているから、シリンダ部16をシリンダ
部10と同方向に向けて形成することができ、し
たがつて樹脂の移送経路を1系統とすることがで
き、金型の小型化、単純化を図ることができる。
なお、上記の実施例においては、第2のゲート
としてサブマリンゲート18を採用しているが、
サイドゲートを採用してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の射出成形用金
型によれば、可動型の移動方向におけるキヤビテ
イの一端部から樹脂を注入する第1のゲートを設
ける一方、固定型と可動型との突き合わせ面間に
形成されたランナを介してキヤビテイ内に樹脂を
注入する第2のゲートを設けた構成であるから、
射出圧を高めることなくシヨートモールドおよび
コア倒れの発生を防止することができ、これによ
つて薄肉かつ高さの高い製品を成形することがで
き、しかも金型の小型化および単純化を図ること
ができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断面図、
第2図は第1図に示す金型によつて成形された製
品を示す斜視図である。 3……固定型、3a……突き合わせ面、5……
可動型、5a……突き合わせ面、8……キヤビテ
イ、11……ピンポイントゲート(第1のゲー
ト)、17……コールドランナ(ランナ)、18…
…サブマリンゲート(第2のゲート)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定型と可動型との突き合わせ面間に、前記可
    動型の移動方向に延在する部分を有するキヤビテ
    イが形成されてなる射出成型用金型において、前
    記可動型の移動方向におけるキヤビテイの一端部
    から樹脂を注入する第1のゲートを設けるととも
    に、前記固定型と可動型との突き合わせ面間に形
    成されたランナを介して前記キヤビテイ内に樹脂
    を注入する第2のゲートを設けてなることを特徴
    とする射出成形用金型。
JP7721584U 1984-05-26 1984-05-26 射出成形用金型 Granted JPS60191317U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7721584U JPS60191317U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7721584U JPS60191317U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 射出成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60191317U JPS60191317U (ja) 1985-12-18
JPS641054Y2 true JPS641054Y2 (ja) 1989-01-11

Family

ID=30620072

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JP7721584U Granted JPS60191317U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 射出成形用金型

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