JPH06218647A - 作業テーブル駆動装置 - Google Patents

作業テーブル駆動装置

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JPH06218647A
JPH06218647A JP819293A JP819293A JPH06218647A JP H06218647 A JPH06218647 A JP H06218647A JP 819293 A JP819293 A JP 819293A JP 819293 A JP819293 A JP 819293A JP H06218647 A JPH06218647 A JP H06218647A
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JP
Japan
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ball screw
screw nut
ball
shaft
double ball
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Pending
Application number
JP819293A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Akiyama
孝善 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH06218647A publication Critical patent/JPH06218647A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は駆動スピードを高速にし、高精度の位
置決めを可能とする作業テーブル駆動装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】ねじ加工を施したボールねじ軸3aと、ボール
ねじ軸3aにボールでかみ合うようにボールねじ加工を
施した内周及び該内周とは逆捩りであり通常のねじの方
向の凹のねじ加工を施した外周とを持たせた形状の筒型
の2重ボールねじナット3bと、該筒型の2重ボールね
じナット3bの外周にボールでかみ合うボールねじナッ
ト3cとからなるボールねじユニット3を設け、筒型の
2重ボールねじナット3bに回転を加えることにより高
速に精度よく移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の作業テーブル駆動装置
は、部品実装/搭載機、検査機等に代表されるファクト
リオートメーション(FA)分野の位置決め機構やロボ
ット等の自動化/省力化機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術による作業テーブル駆動装置と
して、ボールねじ駆動方式とベルト駆動方式及び、カム
駆動方式(実開昭55−17706号公報)とがあり、
それぞれの方式を説明する。
【0003】ボールねじ駆動方式(図3及び図4参照)
では、ベース1と、直動を案内する直動転がり軸受け2
と、両端をベアリング9で支持されかつ一端はカップリ
ング10によりモータ5と連結されたボールねじ軸3
と、ベアリング9を介してボールねじ軸3aを支えるブ
ロック8と、ボールねじナット3cが固定されたテーブ
ル4により構成されている。モータ5によりボールねじ
軸3aを回転させると、テーブル4がボールねじナット
3cに連動して直進運動を行う。又、モータ5の回転を
反転させると直進運動の向きも反転する。
【0004】ボールねじ駆動とは、ねじ軸とナットに凹
のねじ加工を施し重ね合うことによりできた空間に、ボ
ールベアリングを詰め込み、ねじ軸とナットを所定の位
置で隣接させると共に、回転運動による摩擦抵抗を軽減
するといった技術である。
【0005】ベルト駆動方式(図5参照)では、ベース
1と、直動を案内する直動転がり軸受け2と、一端はフ
リーで他端はモータ5に連結されたプーリ7と、そのプ
ーリ7にかみ合うタイミングベルト6と、タイミングベ
ルト6の一ヵ所が固定されているテーブル4により構成
されている。モータ5によりプーリ7を回転させるとタ
イミングベルト6を介してテーブル4が直進運動を行
う。又、モータ5の回転を反転させると直進運動の向き
も反転する。
【0006】カム駆動方式(実開昭55−17706参
照)は、同一面の直交する2方向に移動可能な作業テー
ブルと、同軸に固定され回転する2個のカムと、この一
方のカムのカム面にその一端が接触しカム面の変位を前
記作業テーブルの一方の方向に伝達するレバーと、前記
他方のカムのカム面にその一端が接触しカム面の変位を
前記作業テーブルの他方の方向に伝達するレバーとから
構成された作業テーブル装置である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術による
作業テーブル駆動装置で、ボールねじ駆動方式の場合
は、ボールねじの駆動であるので位置決め精度は良いが
移動スピードが遅いという欠点があり、ボールねじのリ
ードを粗くして、移動スピードを速くすると、逆に位置
決め精度が悪くなるという欠点もある。ベルト駆動方式
の場合は、移動スピードはかなり速いが、位置決め精度
はボール駆動方式に比べれば、ベルトの伸縮やベルトと
ギアのバックラッシのためにかなり悪くなる欠点があ
る。カム駆動方式の場合は、テーブルの横にカムユニッ
トがつくので装置全体が大きくなり、位置決め精度をカ
ムの加工精度に頼るために位置決め精度が悪くなる欠点
がある。又、カムを大きくすれば、ストロークを長くで
きるが、装置のバランスを考えると限界があるので、ス
トロークが短いという欠点もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、ねじ加工を施したねじ軸と、前記ねじ軸にボールで
かみ合うようにボールねじ加工を施した内周及び該内周
とは逆捩りのねじ加工を施した外周とを有する筒型の2
重ボールねじナットと、前記筒型の2重ボールねじナッ
トの外周にボールでかみ合う接合部品を備えたテーブル
とからなる作業テーブル駆動装置である。
【0009】請求項2記載の発明では、ねじ加工を施し
たねじ軸と、前記ねじ軸にボールでかみ合うようにボー
ルねじ加工を施した内周及び該内周とは逆捩りのねじ加
工を施した外周とを有する筒型の2重ボールねじナット
と、前記筒型の2重ボールねじナットの外周にボールで
かみ合う接合部品と、前記筒型の2重ボールねじナット
と接合し、前記筒型の2重ボールねじナットを回転させ
る動力部とからなることを特徴とする作業テーブル駆動
装置。
【0010】更に、ボールねじナット部を保持したテー
ブル部と、前記テーブル部の直動を案内する直動転がり
軸受けと、前記動力部と前記筒型の2重ボールねじナッ
トとを連結する動力伝達部と、ボールねじ軸部の両端を
支持固定させるブロック部とからなる請求項2記載の作
業テーブル駆動装置である。
【0011】
【作用】ねじ加工を施したねじ軸と、ねじ軸にボールで
かみ合うようにボールねじ加工を施した内周及び該内周
とは逆捩りのねじ加工を施した外周とを持たせた形状の
筒型の2重ボールねじナットと、該筒型の2重ボールね
じナットの外周にボールでかみ合うボールねじナットと
からなるボールねじユニットを設け、筒型の2重ボール
ねじナットに回転を加えることにより高速に精度よく移
動させる。
【0012】
【実施例】本発明の作業テーブル駆動装置の一実施例を
図を参照にして詳細に説明する。本発明は、ボールねじ
駆動方式を改良し新しい効果を追加したものである。
【0013】本発明は図1、2に示すように本装置を支
えるベース1と、直動を案内する直動転がり軸受け2
と、凹のねじ加工を施したボールねじ軸3aと、該ボー
ルねじ軸3aにボールでかみ合うようにボールねじ加工
を施した内周と、該内周とは逆捩りであり通常方向(通
常のねじの方向)の凹のねじ加工を施した外周とを持た
せた形状の筒型の2重ボールねじナット3bと、該筒型
の2重ボールねじナット3bの外周にボールでかみ合う
ボールねじナット3cとからなるボールねじユニット3
と、ボールねじナット3cに接合され、固定されたテー
ブル4と、筒型の2重ボールねじナット3bを回転させ
るモータ5と、モータ5の回転を筒型の2重ボールねじ
ナット3bに伝えるために、モータ5と筒型の2重ボー
ルねじナット3bに接続されたプーリ7と、モータ5と
筒型の2重ボールねじナットとをプーリ7を介して連結
するタイミングベルト6と、ボールねじ軸3aの両端を
固定するベース1に固定されたブロック8と、筒型の2
重ボールねじナット3bを支持し摩擦による抵抗を低減
するベアリング9とから構成される。
【0014】一実施例として、筒型の2重ボールねじナ
ット3bに回転を加えるために、プーリ7とタイミング
ベルトを使用しているが、モータ5の動力を伝えられる
ならばギア等でもよく、これにより本発明の作業テーブ
ル駆動装置が限定されるものではない。
【0015】モータ5を回転させるとプーリ7とタイミ
ングベルト6を介して筒型の2重ボールねじナット3b
に回転が伝わる。筒型の2重ボールねじナット3bの内
周にはボールねじ軸3aに従来技術に示したボールねじ
駆動であり、且つ、ねじ軸両端がブロック8により固定
しているので、モータ5の回転がモータ側から見て左回
りの時、筒型の2重ボールねじナットは左回りに回転し
ながら直進する。(図中A→A′)一方、筒型の2重ボ
ールねじナット3bの外周には、内周とは逆方向の凹の
ねじ加工を施してあり、前述の通り、筒型の2重ボール
ねじナット3bが左回りに回転しているのでボールねじ
ナット3b及びテーブル4は、筒型の2重ボールねじナ
ットを基準にすれば直進することになる。ここで筒型の
2重ボールねじナット3bは、内周と逆捩りの外周との
2重構造であるから左回りに回転を加えた場合、″ねじ
軸を基準にしたときの筒型の2重ボールねじナット3b
の移動距離(図中A→A′)と、筒型の2重ボールねじ
ナット3bを基準にしたときのテーブルの移動距離″と
の合計の距離がテーブル4の移動距離となる。(図中B
→B′)又、モータの回転を左回りから右回りの回転に
反転した場合は、直進方向も反転することは言うまでも
ない。
【0016】本装置の駆動スピードに関しては、ねじの
リード(ねじが1回転した時に進む量)によって決まる
ものであるから、例えば筒型の2重ボールねじナットの
内周側のリードを10ミリ、外周側のリードを20ミリ
とすれば、筒型の2重ボールねじナットが1回転すると
き10+20=30となり、30ミリ進むことになるの
で駆動スピードは高速となる。又、ボールねじユニット
のリードの組み合わせを変えることにより色々なバリエ
ーションのボールねじユニットが提供できる。更に本装
置の位置決め精度に関しては、ボールねじのリードとモ
ータの精度によって決まる。例えば、筒型の2重ボール
ねじナットの内周側のリードを10ミリ、外周側のリー
ドを20ミリとし、モータのステップ角(モータの1パ
ルスあたりの動作角度)を0.72°とすると、1パル
スあたりの移動量は、
【0017】
【数1】
【0018】となり、細かいピッチ送りが可能となるほ
か、繰り返し精度もモータの誤差は通常±5分以内であ
ることにより、
【0019】
【数2】
【0020】となり、±7マイクロミリという高精度な
位置決めが可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明の作業テーブル駆動装置は、上記
構成にすることにより駆動スピードが高速であり、位置
決め精度はベルト駆動方式に比べかなりよく、ボールね
じ軸固定で使用するために、ボールねじ軸駆動方式(軸
回転の場合は、軸が長くなると軸にかなりの負担がかか
る)に比べ、ボールねじ軸に対する負担が少なくロング
ストロークが可能となる。又、ボールねじユニットのリ
ードの組み合わせを変えることにより色々なバリエーシ
ョンのボールねじユニットが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の作業テーブル駆動装置の平
面図である。
【図2】本発明の一実施例の作業テーブル駆動装置の構
成を示す側面からみた断面図である。
【図3】従来技術によるボールねじ駆動方式の平面図で
ある。
【図4】従来技術によるボールねじ駆動方式の構成を示
す側面からみた断面図である。
【図5】従来技術によるベルト駆動方式の構成を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 直動案内ユニット 3 ボールねじユニット 3a ボールねじ軸 3b 2重ボールねじナット 3c ボールねじナット 4 テーブル 5 モータ 6 タイミングベルト 7 プーリ 8 ブロック 9 ベアリング 10 カップリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ加工を施したねじ軸と、前記ねじ軸
    にボールでかみ合うようにボールねじ加工を施した内周
    及び該内周とは逆捩りのねじ加工を施した外周とを有す
    る筒型の2重ボールねじナットと、前記筒型の2重ボー
    ルねじナットの外周にボールでかみ合う接合部品を備え
    たテーブルとからなることを特徴とする作業テーブル駆
    動装置。
  2. 【請求項2】 ねじ加工を施したねじ軸と、前記ねじ軸
    にボールでかみ合うようにボールねじ加工を施した内周
    及び該内周とは逆捩りのねじ加工を施した外周とを有す
    る筒型の2重ボールねじナットと、前記筒型の2重ボー
    ルねじナットの外周にボールでかみ合う接合部品と、前
    記筒型の2重ボールねじナットと接合し、前記筒型の2
    重ボールねじナットを回転させる動力部とからなること
    を特徴とする作業テーブル駆動装置。
  3. 【請求項3】 ボールねじナット部を保持したテーブル
    部と、前記テーブル部の直動を案内する直動転がり軸受
    けと、前記動力部と前記筒型の2重ボールねじナットと
    を連結する動力伝達部と、ボールねじ軸部の両端を支持
    固定させるブロック部とからなることを特徴とする請求
    項2記載の作業テーブル駆動装置。
JP819293A 1993-01-21 1993-01-21 作業テーブル駆動装置 Pending JPH06218647A (ja)

Priority Applications (1)

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JP819293A JPH06218647A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 作業テーブル駆動装置

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JP819293A JPH06218647A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 作業テーブル駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06218647A true JPH06218647A (ja) 1994-08-09

Family

ID=11686423

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP819293A Pending JPH06218647A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 作業テーブル駆動装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06218647A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006136834A1 (en) * 2005-06-23 2006-12-28 Stage Technologies Ltd Drive mechanism

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