JPH0621845U - 超仕上げ加工機における砥石の揺動角度検出装置 - Google Patents

超仕上げ加工機における砥石の揺動角度検出装置

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JPH0621845U
JPH0621845U JP5971192U JP5971192U JPH0621845U JP H0621845 U JPH0621845 U JP H0621845U JP 5971192 U JP5971192 U JP 5971192U JP 5971192 U JP5971192 U JP 5971192U JP H0621845 U JPH0621845 U JP H0621845U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 揺動角度の調節・設定における不備の発見を
容易化する。 【構成】 ディスク状の被検出部1は揺動軸13に装着
される。被検出部1の半径中心O1は、揺動系の揺動軸
中心となる揺動軸13の揺動軸芯O2から距離Sだけオ
フセットされている。変位センサ2は適当な固定具に支
持され、その位置は一定である。揺動軸13が揺動振り
分け中心線O3を基線として同図で左右方向に揺動角度
α、βだけ揺動すると、揺動軸13に装着された被検出
部1も、揺動振り分け中心線O3を基線として揺動角度
α、βだけ揺動する。ところが、被検出部1の半径中心
O1が揺動軸芯O2から距離Sだけオフセットされてい
るため、被検出部1は揺動軸13の揺動軸芯O2に対し
て偏心した状態で揺動する。そのため、被検出部1の外
径を一定位置から変位センサ2により認識すると、その
外径位置は揺動運動に対応して刻々変化する位置量とし
て検出される。そして、この検出した位置量から外径の
位置変化量を求め、これから、揺動角度α、βを算出す
るのである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、砥石に適当な揺動運動を与えながら加圧し、ワークの加工面を鏡面 状に超仕上げ加工する超仕上げ加工機において、砥石の揺動角度を自動的に検出 する砥石の揺動角度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、玉軸受の軸受内輪に形成したボール転走面には超仕上げ加工が施され るが、この超仕上げ加工には、一般に、回転治具により支持されて回転する軸受 内輪の転走面に棒状の砥石の先端を押し付け、砥石を転走面の曲率に沿って軸方 向に揺動させながら転走面を鏡面状に超仕上げする機構の超仕上げ加工機が採用 されている。図2を参照しながら説明すると、砥石ヘッド11は揺動アーム12 を介してその軸芯回りに揺動可能な揺動軸13に連結されている。砥石ヘッド1 1には、棒状の砥石15がスライド自在に挿通されている。砥石15は、その側 方に配置された保持スプリング16によって弾圧保持されている。砥石15の上 端には、砥石加圧ピストン17が当接している。ワークとなる軸受内輪18は回 転治具19に支持されており、軸受内輪18が回転を始めると、砥石加圧ピスト ン17が砥石15を加圧し、砥石15の先端を軸受内輪18の転走面18aに押 し付ける。これと同時に、揺動軸13が揺動を始め、砥石15を転走面の曲率に 沿って軸方向に揺動させる。図3に示すように、砥石15は、転走面18aの曲 率中心O2を揺動中心として、転走面18aの曲率に沿って所定の揺動角度α、 β(通常は、α=βである。)だけ同図で左右方向に揺動する。
【0003】 ところで、砥石15の揺動角度α、βはワークの種類・サイズや加工条件等に よって適性値に調節・設定するが、これは図4に概念的に示すような機構により 行なうのが一般的である。すなわち、揺動軸13を揺動駆動源となる偏心軸21 に連結する長さ調節可能な連結棒22の一端を、揺動軸13の端部に固定した揺 動角度調整板23にピン25でスライド可能に連結することにより、揺動軸13 と連結棒22の連結位置および連結棒22の長さを自在に調節可能とし、必要と される砥石15の揺動角度に応じて、ピン25の固定位置をスライド調節すると 共に、連結棒22の長さを調節するのである。ピン25の固定位置および連結棒 22の長さを調節することにより揺動軸13の揺動角度が決まり、揺動軸13の 揺動角度が決まると砥石15の揺動角度が決まる。砥石15の揺動角度の調節・ 設定は、このような機構により、作業者が段取替えの際に行なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
砥石の揺動角度は、現在、人手により調節・設定されているのが実状であり、 全自動化されるまでには至っていない。しかも、調節・設定した後は、ワークの 加工中、機械的に表示される(超仕上げ加工機に取り付けられた目盛り板等に表 示されるようになっている場合が多い。)揺動角度の値を作業者が必要に応じて 目視にて確認する程度である。そのため、段取替えの際の調節・設定ミスあるい はし忘れといった不備の発見が遅れ、加工不良品の発生につながる場合があった 。本考案の目的は、加工中における砥石の揺動角度を簡易な構成により検出可能 とし、揺動角度の調節・設定における不備の発見を容易化することにより、加工 不良品の発生を極力防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、揺動系に円形の被検出部を、この被検出部の半径中心が揺動系の 揺動軸中心から所定量オフセットした状態で設け、揺動系の揺動軸中心回りに偏 心して揺動するこの被検出部の外径を一定位置から位置検出用の検出器により検 出し、この被検出部の外径の位置変化量から砥石の揺動角度を演算して求めるよ うにした。
【0006】
【作用】
被検出部の半径中心が揺動系の揺動軸中心から所定量オフセットされているた め、被検出部は揺動系の揺動軸中心に対して偏心した状態で揺動する。この偏心 して揺動する被検出部の外径を、一定位置から位置検出用の検出器により認識す ると、その外径位置は揺動運動に対応して刻々変化する位置量として検出される 。そして、この検出した位置量から外径の位置変化量を求め、これから、揺動角 度を算出するのである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図2〜4に示す超仕上げ加工機に適用した場合の実施例につい て説明する。
【0008】 図1に示すように、本実施例の砥石の揺動角度検出装置は、揺動軸13に装着 したディスク状の被検出部1と、被検出部1の外径側に配置した位置検出用の変 位センサ2とで構成される。被検出部1の半径中心O1は、揺動系の揺動軸中心 となる揺動軸13の揺動軸芯O2から距離Sだけオフセットされている。被検出 部1の装着位置は、揺動軸13の端面側(図2に示すA部又は図4に示すB部) 、あるいは、揺動軸13の外周(この場合は、被検出部1に中空穴を設けるなど する。)いずれでもかまわない。変位センサ2は適当な固定具に支持され、その 位置は一定である。尚、図1において、変位センサ2は揺動軸13の半径線上に 配置されているが、被検出部1の外径位置変化量を検出し得る位置であれば、そ の配置位置は特に問わない。
【0009】 揺動軸13が揺動振り分け中心線O3を基線として同図で左右方向に揺動角度 α、βだけ揺動すると(通常は、α=β)、揺動軸13に装着された被検出部1 も、揺動振り分け中心線O3を基線として揺動角度α、βだけ揺動する。ところ が、被検出部1の半径中心O1が揺動軸芯O2から距離Sだけオフセットされて いるため、被検出部1は揺動軸13の揺動軸芯O2に対して偏心した状態で揺動 する。そのため、被検出部1の外径を一定位置から変位センサ2により認識する と、その外径位置は揺動運動に対応して刻々変化する位置量として検出される。 そして、この検出した位置量から外径の位置変化量を求め、これから、揺動角度 α、βを算出するのである。具体的に説明すると、被検出部1の揺動振り分け中 心線O3上における外径の位置量Xo、Xα、およびXβをそれぞれ変位センサ 2により検出し、この検出した値から、位置変化量(Xo−Xα)、(Xo−X β)を求める。位置変化量が求まると、次式により揺動角度α、βを算出するこ とできる。尚、次式において、rは被検出部1の半径である。
【0010】 Xo−Xα=−(r2−S2cos2α)-1/2+Ssinα+(r2−S2-1/2 Xo−Xβ=−(r2−S2cos2β)-1/2−Ssinβ+(r2−S2-1/2 以上の演算処理は、変位センサ2により検出した位置量Xo、Xα、Xβを、検 出信号として例えば超仕上げ加工機の制御装置に送り、制御装置にて行なうよう にする。この演算処理して求めた揺動角度α、βの値は、例えば、ディスプレイ 上に表示して作業者が確認し易いようにしたり、あるいは、必要とする揺動角度 α、βを加工条件として予め制御装置に入力しておき、この入力した値と実測値 とを制御装置に比較判定させ、両者が異なる場合には自動的に警告音を発し作業 者に注意を促すといった、作業者をして都度の確認を不要にするシステムの構築 に利用することができる。このように、揺動角度の調節・設定の不備に対し、作 業者がいち早くその不備を認識し、これを是正する手段を迅速に採ることにより 、加工不良品の発生を最小限に止めることができる。
【0011】 尚、この実施例では、揺動軸13に別体の被検出部1を装着してあるが、揺動 軸13の一部分を偏心大径化し、この大径化した部分を被検出部とすることも可 能である。また、被検出部1は揺動系の揺動軸13以外の部位、例えば、図2に 示す揺動アーム12、あるいは、図4に示す揺動角度調節板23等に設けるよう にしても良い。
【0012】 さらに、本考案とは構成を異にするが、ロータリエンコーダを利用して揺動系 の揺動角度を検出することも可能である。この構成によれば、揺動角度を高精度 に検出することができる。ただ、本考案に比べ、装置系がやや複雑化し、ややコ スト高になる。
【0013】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば、揺動系の揺動軸中心から所定量オフセ ットした状態で設けた被検出部の外径を一定位置から検出器により検出し、この 外径の位置変化量から砥石の揺動角度を演算して求めるようにしたので、砥石の 揺動角度を比較的簡易でしかも安価な構成により自動検出することが可能となる 。また、このようにして検出した揺動角度のデータを利用して、揺動角度の確認 を容易化あるいは不要化するシステムを構築することにより、加工不良品の発生 を最小限に止め、さらには作業時間を短縮化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる砥石の揺動角度検出装置を示す
概念図である。
【図2】超仕上げ加工機を示す断面図である。
【図3】砥石を示す断面図である。
【図4】揺動系を示す概念図である。
【符号の説明】
1 被検出部 O1 半径中心 2 変位センサ 13 揺動軸 O2 揺動軸芯 15 砥石 18 軸受内輪 18a 転走面 α 揺動角度 β 揺動角度

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石を回転するワークの加工面に加圧す
    ると共に、砥石を揺動駆動源に連結した揺動系によりワ
    ークの回転方向と直角方向に揺動させながら加工を行な
    う超仕上げ加工機における砥石の揺動角度検出装置であ
    って、 上記揺動系に円形の被検出部を、この被検出部の半径中
    心が揺動系の揺動軸中心から所定量オフセットした状態
    で設け、揺動系の揺動軸中心回りに偏心して揺動するこ
    の被検出部の外径を一定位置から位置検出用の検出器に
    より検出し、この被検出部の外径の位置変化量から砥石
    の揺動角度を演算して求めることを特徴とする超仕上げ
    加工機における砥石の揺動角度検出装置。
JP5971192U 1992-08-25 1992-08-25 超仕上げ加工機における砥石の揺動角度検出装置 Expired - Fee Related JP2563742Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002233940A (ja) * 2001-02-02 2002-08-20 Koyo Seiko Co Ltd 超仕上げ装置

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