JPH07186044A - 砥石振れ計測装置および砥石ツルーイング装置 - Google Patents
砥石振れ計測装置および砥石ツルーイング装置Info
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- JPH07186044A JPH07186044A JP33141493A JP33141493A JPH07186044A JP H07186044 A JPH07186044 A JP H07186044A JP 33141493 A JP33141493 A JP 33141493A JP 33141493 A JP33141493 A JP 33141493A JP H07186044 A JPH07186044 A JP H07186044A
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- Japan
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- grinding wheel
- displacement
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- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 寿命を長くし、しかも振れを正確に計測す
る。 【構成】 マウント1にレーザ変位計4を取り付け、砥
石3の砥石軸の回転速度を制御する砥石回転制御手段5
を設け、砥石回転制御手段5を介して砥石3の砥石軸を
低速で回転し、この状態での砥石3の外周面の変位を入
力し、最大変位量を求める最大変位量演算手段6を設
け、最大変位量から砥石3の粒度を推定する粒度推定手
段7を設け、粒度推定手段7によって推定された粒度か
らサンプル数を設定するサンプル数設定手段8を設け、
砥石回転制御手段5を介して砥石3の砥石軸を高速で回
転し、この状態での砥石3の外周面の変位を入力し、こ
の変位をサンプル数に基づいて平均化処理して振れを求
める平均化処理手段10を設け、この振れから振れ量を
求める振れ量演算手段11を設ける。
る。 【構成】 マウント1にレーザ変位計4を取り付け、砥
石3の砥石軸の回転速度を制御する砥石回転制御手段5
を設け、砥石回転制御手段5を介して砥石3の砥石軸を
低速で回転し、この状態での砥石3の外周面の変位を入
力し、最大変位量を求める最大変位量演算手段6を設
け、最大変位量から砥石3の粒度を推定する粒度推定手
段7を設け、粒度推定手段7によって推定された粒度か
らサンプル数を設定するサンプル数設定手段8を設け、
砥石回転制御手段5を介して砥石3の砥石軸を高速で回
転し、この状態での砥石3の外周面の変位を入力し、こ
の変位をサンプル数に基づいて平均化処理して振れを求
める平均化処理手段10を設け、この振れから振れ量を
求める振れ量演算手段11を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は砥石振れ計測装置およ
び砥石ツルーイング装置に関するものである。
び砥石ツルーイング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の砥石振れ計測装置を示す
図である。図に示すように、砥石3の下方にテーブル2
9が設けられ、テーブル29上にマウント1が設けら
れ、マウント1にピックテスト2が固定されている。
図である。図に示すように、砥石3の下方にテーブル2
9が設けられ、テーブル29上にマウント1が設けら
れ、マウント1にピックテスト2が固定されている。
【0003】この砥石振れ計測装置においては、ピック
テスト2の触針部を砥石3の外周面に接触した状態で、
砥石3を手動あるいはモータにより回転させると、砥石
3の振れを計測することができる。
テスト2の触針部を砥石3の外周面に接触した状態で、
砥石3を手動あるいはモータにより回転させると、砥石
3の振れを計測することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような砥
石振れ計測装置においては、ピックテスト2の触針部を
砥石3の外周面に接触させるから、ピックテスト2の触
針部が摩耗するので、寿命が短い。
石振れ計測装置においては、ピックテスト2の触針部を
砥石3の外周面に接触させるから、ピックテスト2の触
針部が摩耗するので、寿命が短い。
【0005】このため、レーザ変位計を有する砥石振れ
計測装置が考えられる。しかしながら、この場合には、
砥石の振れとともに表面粗さ成分をも計測してしまうか
ら、砥石の振れを正確に計測することができない。
計測装置が考えられる。しかしながら、この場合には、
砥石の振れとともに表面粗さ成分をも計測してしまうか
ら、砥石の振れを正確に計測することができない。
【0006】また、従来のように振れ測定装置がない場
合には、ツルーイング回数によって管理しているため、
振れ以上に砥石を削り、高価な砥石が無駄になってい
た。
合には、ツルーイング回数によって管理しているため、
振れ以上に砥石を削り、高価な砥石が無駄になってい
た。
【0007】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、砥石振れ成分を正確に計測することがで
きる砥石振れ計測装置、高価な砥石を無駄なく使用する
ことができ砥石ツルーイング装置を提供することを目的
とする。
されたもので、砥石振れ成分を正確に計測することがで
きる砥石振れ計測装置、高価な砥石を無駄なく使用する
ことができ砥石ツルーイング装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明においては、砥石を回転させたときの上記
砥石の外周面の変位を測定することにより、上記砥石の
振れを計測する装置において、上記砥石の外周面の変位
を非接触で測定する非接触式変位計と、上記非接触式変
位計の出力を平均化処理する平均化処理手段とを設け
る。
め、この発明においては、砥石を回転させたときの上記
砥石の外周面の変位を測定することにより、上記砥石の
振れを計測する装置において、上記砥石の外周面の変位
を非接触で測定する非接触式変位計と、上記非接触式変
位計の出力を平均化処理する平均化処理手段とを設け
る。
【0009】この場合、上記砥石の粒度に応じて上記平
均化処理手段におけるサンプル数を決定するサンプル数
決定手段を設ける。
均化処理手段におけるサンプル数を決定するサンプル数
決定手段を設ける。
【0010】この場合、上記サンプル数決定手段のサン
プル数を、上記非接触式変位計の出力から上記砥石の粒
度を推定して決定する。
プル数を、上記非接触式変位計の出力から上記砥石の粒
度を推定して決定する。
【0011】また、砥石の外周面をツルーイングする砥
石ツルーイング装置において、上述の砥石振れ計測装置
で検出された振れに基づいて上記砥石の外周面のツルー
イング切込量を決定する。
石ツルーイング装置において、上述の砥石振れ計測装置
で検出された振れに基づいて上記砥石の外周面のツルー
イング切込量を決定する。
【0012】
【作用】この砥石振れ計測装置においては、変位計の部
品が摩耗せず、しかも振れのみを計測することができ
る。
品が摩耗せず、しかも振れのみを計測することができ
る。
【0013】また、サンプル数決定手段を設けたときに
は、サンプル数を適正にすることができる。
は、サンプル数を適正にすることができる。
【0014】また、サンプル数決定手段のサンプル数
を、非接触式変位計の出力から砥石の粒度を推定して決
定したときには、容易にサンプル数を適正にすることが
できる。
を、非接触式変位計の出力から砥石の粒度を推定して決
定したときには、容易にサンプル数を適正にすることが
できる。
【0015】また、上記砥石ツルーイング装置において
は、正確な振れの測定結果に基づいてツルーイング切込
量を決定することができる。
は、正確な振れの測定結果に基づいてツルーイング切込
量を決定することができる。
【0016】
【実施例】図1はこの発明に係る砥石振れ計測装置を示
す図である。図に示すように、マウント1に非接触式変
位計であるレーザ変位計4が取り付けられ、砥石3の砥
石軸の回転速度を制御する砥石回転制御手段5が設けら
れ、砥石回転制御手段5を介して砥石3の砥石軸を低速
で回転し、この状態での砥石3の外周面の変位を入力
し、最大変位量Dを求める最大変位量演算手段6が設け
られ、最大変位量Dから砥石3の粒度を推定する粒度推
定手段7が設けられ、粒度推定手段7によって推定され
た粒度からサンプル数を設定するサンプル数設定手段8
が設けられ、最大変位量演算手段6、粒度推定手段7、
サンプル数設定手段8によってサンプル数決定手段9が
構成されている。また、砥石回転制御手段5を介して砥
石3の砥石軸を高速で回転し、この状態での砥石3の外
周面の変位を入力し、この変位をサンプル数決定手段9
で決定されたサンプル数に基づいて平均化処理して振れ
を求める平均化処理手段10が設けられ、この振れから
振れ量Fを求める振れ量演算手段11が設けられてい
る。
す図である。図に示すように、マウント1に非接触式変
位計であるレーザ変位計4が取り付けられ、砥石3の砥
石軸の回転速度を制御する砥石回転制御手段5が設けら
れ、砥石回転制御手段5を介して砥石3の砥石軸を低速
で回転し、この状態での砥石3の外周面の変位を入力
し、最大変位量Dを求める最大変位量演算手段6が設け
られ、最大変位量Dから砥石3の粒度を推定する粒度推
定手段7が設けられ、粒度推定手段7によって推定され
た粒度からサンプル数を設定するサンプル数設定手段8
が設けられ、最大変位量演算手段6、粒度推定手段7、
サンプル数設定手段8によってサンプル数決定手段9が
構成されている。また、砥石回転制御手段5を介して砥
石3の砥石軸を高速で回転し、この状態での砥石3の外
周面の変位を入力し、この変位をサンプル数決定手段9
で決定されたサンプル数に基づいて平均化処理して振れ
を求める平均化処理手段10が設けられ、この振れから
振れ量Fを求める振れ量演算手段11が設けられてい
る。
【0017】つぎに、図2に基づいて図1に示した砥石
振れ計測装置の動作について説明する。まず、最大変位
量演算手段6が砥石回転制御手段5を介して砥石3を低
速で回転し、この状態での砥石3の外周面の変位を入力
し、最大値Hと最小値Lとの差である最大変位量Dを求
める。つぎに、粒度推定手段7が最大変位量Dから砥石
3の粒度を推定する。ここで、図3(a)に示すように砥
石3の粒度が大きい場合には、図3(b)に示すように最
大変位量Dが大きいのに対して、図4(a)に示すように
砥石3の粒度が小さい場合には、図4(b)に示すように
最大変位量Dが小さく、図5に示すように、砥石3の粒
度によって最大変位量Dが変化するから、最大変位量D
から砥石3の粒度を推定することができる。つぎに、サ
ンプル数設定手段8が粒度推定手段7によって推定され
た粒度から図6に示すグラフに基づいてサンプル数を設
定する。つぎに、平均化処理手段10が砥石回転制御手
段5を介して砥石3を高速で回転し、この状態での砥石
3の外周面の変位すなわち図7(a)、図8(a)に示すよ
うな変位を入力し、この変位をサンプル数に基づいて平
均化処理して、図7(b)、図8(b)に示すような振れを
求める。つぎに、振れ量演算手段11がこの振れから図
7(b)、図8(b)に示すような振れ量Fを求める。
振れ計測装置の動作について説明する。まず、最大変位
量演算手段6が砥石回転制御手段5を介して砥石3を低
速で回転し、この状態での砥石3の外周面の変位を入力
し、最大値Hと最小値Lとの差である最大変位量Dを求
める。つぎに、粒度推定手段7が最大変位量Dから砥石
3の粒度を推定する。ここで、図3(a)に示すように砥
石3の粒度が大きい場合には、図3(b)に示すように最
大変位量Dが大きいのに対して、図4(a)に示すように
砥石3の粒度が小さい場合には、図4(b)に示すように
最大変位量Dが小さく、図5に示すように、砥石3の粒
度によって最大変位量Dが変化するから、最大変位量D
から砥石3の粒度を推定することができる。つぎに、サ
ンプル数設定手段8が粒度推定手段7によって推定され
た粒度から図6に示すグラフに基づいてサンプル数を設
定する。つぎに、平均化処理手段10が砥石回転制御手
段5を介して砥石3を高速で回転し、この状態での砥石
3の外周面の変位すなわち図7(a)、図8(a)に示すよ
うな変位を入力し、この変位をサンプル数に基づいて平
均化処理して、図7(b)、図8(b)に示すような振れを
求める。つぎに、振れ量演算手段11がこの振れから図
7(b)、図8(b)に示すような振れ量Fを求める。
【0018】このような砥石振れ計測装置においては、
変位計とし非接触式変位計であるレーザ変位計4を使用
しているから、変位計の部品が摩耗せず、しかも変位を
平均化処理して振れを求めているから、振れ成分のみを
計測することができるので、振れを正確に計測すること
ができる。ここで、図9は粒度が♯200、♯400、
♯800、♯1000の砥石3について図1に示した砥
石振れ計測装置で振れ量Fを求めた場合のサンプル数と
振れ量Fとの関係を示すグラフである。このグラフから
明らかなように、砥石3の粒度によって最適なサンプル
数すなわちピックテストによるデータと振れ量Fが一致
するサンプル数が存在し、砥石3の粒度に応じた最適な
サンプル数は図6に示す値になる。そして、サンプル数
決定手段9は図6に示すグラフに基づいてサンプル数を
決定しているから、サンプル数を適正にすることができ
るので、振れをより正確に計測することができる。ま
た、レーザ変位計4の出力から砥石3の粒度を推定して
いるから、容易にサンプル数を適正にすることができる
ので、振れをより正確にかつ容易に計測することができ
る。
変位計とし非接触式変位計であるレーザ変位計4を使用
しているから、変位計の部品が摩耗せず、しかも変位を
平均化処理して振れを求めているから、振れ成分のみを
計測することができるので、振れを正確に計測すること
ができる。ここで、図9は粒度が♯200、♯400、
♯800、♯1000の砥石3について図1に示した砥
石振れ計測装置で振れ量Fを求めた場合のサンプル数と
振れ量Fとの関係を示すグラフである。このグラフから
明らかなように、砥石3の粒度によって最適なサンプル
数すなわちピックテストによるデータと振れ量Fが一致
するサンプル数が存在し、砥石3の粒度に応じた最適な
サンプル数は図6に示す値になる。そして、サンプル数
決定手段9は図6に示すグラフに基づいてサンプル数を
決定しているから、サンプル数を適正にすることができ
るので、振れをより正確に計測することができる。ま
た、レーザ変位計4の出力から砥石3の粒度を推定して
いるから、容易にサンプル数を適正にすることができる
ので、振れをより正確にかつ容易に計測することができ
る。
【0019】図10はこの発明に係る他の砥石振れ計測
装置を示す図である。図に示すように、マウント1がテ
ーブル12上に設けられ、テーブル12を砥石3の砥石
軸の方向に移動するテーブル移動手段13が設けられ、
平均化処理手段10の平均化処理が終了したとき、テー
ブル移動手段13を制御してテーブル12を移動したの
ち、平均化処理手段10を再び作動する信号を出力する
NC制御手段14が設けられ、平均化処理手段10で求
められた振れを表示する表示手段15が設けられてい
る。
装置を示す図である。図に示すように、マウント1がテ
ーブル12上に設けられ、テーブル12を砥石3の砥石
軸の方向に移動するテーブル移動手段13が設けられ、
平均化処理手段10の平均化処理が終了したとき、テー
ブル移動手段13を制御してテーブル12を移動したの
ち、平均化処理手段10を再び作動する信号を出力する
NC制御手段14が設けられ、平均化処理手段10で求
められた振れを表示する表示手段15が設けられてい
る。
【0020】つぎに、この砥石振れ計測装置を説明す
る。まず、サンプル数決定手段9がサンプル数を決定す
る。つぎに、レーザ変位計4のレーザ光が砥石3の外周
面の一方端部を照射している状態で、平均化処理手段1
0がサンプル数に基づいて平均化処理して振れを求め
る。つぎに、平均化処理手段10の平均化処理が終了し
たとき、NC制御手段14がテーブル移動手段13を制
御してテーブル12を移動したのち、平均化処理手段1
0を再び作動する信号を出力する。つぎに、平均化処理
手段10が平均化処理して振れを求める。このようにし
て、レーザ変位計4のレーザ光が砥石3の外周面の他方
端部を照射するまで振れを求める。つぎに、表示手段1
5が平均化処理手段10で求められた図11に示すよう
な振れを表示する。
る。まず、サンプル数決定手段9がサンプル数を決定す
る。つぎに、レーザ変位計4のレーザ光が砥石3の外周
面の一方端部を照射している状態で、平均化処理手段1
0がサンプル数に基づいて平均化処理して振れを求め
る。つぎに、平均化処理手段10の平均化処理が終了し
たとき、NC制御手段14がテーブル移動手段13を制
御してテーブル12を移動したのち、平均化処理手段1
0を再び作動する信号を出力する。つぎに、平均化処理
手段10が平均化処理して振れを求める。このようにし
て、レーザ変位計4のレーザ光が砥石3の外周面の他方
端部を照射するまで振れを求める。つぎに、表示手段1
5が平均化処理手段10で求められた図11に示すよう
な振れを表示する。
【0021】このような砥石振れ計測装置においては、
砥石3の外周面の振れを立体的に求めることができる。
砥石3の外周面の振れを立体的に求めることができる。
【0022】図12はこの発明に係る砥石ツルーイング
装置を示す図である。図に示すように、砥石3を覆った
砥石カバー16が設けられ、砥石カバー16にケース1
7が取り付けられ、ケース17にレーザ変位計18が上
下動可能に支持され、レーザ変位計18を上下動する移
動手段19が設けられ、移動手段19を駆動するモータ
20が設けられ、モータ20を制御するモータ制御手段
21が設けられ、レーザ変位計18の出力を入力すると
ともに、レーザ変位計18を制御するレーザ変位計制御
手段22が設けられ、砥石3の下方に研削盤のテーブル
23が設けられ、テーブル23上にツルーア24が設け
られ、ツルーア24の近傍にAEセンサ25が設けら
れ、AEセンサ25にAEセンサアンプ26が接続さ
れ、AEセンサアンプ26に研削盤の機械制御手段27
が接続され、モータ制御手段21、レーザ制御手段2
2、機械制御手段27がパーソナルコンピュータ28に
よって制御され、パーソナルコンピュータ28は図1に
示したサンプル数決定手段9、平均化処理手段10、振
れ量演算手段11を有している。
装置を示す図である。図に示すように、砥石3を覆った
砥石カバー16が設けられ、砥石カバー16にケース1
7が取り付けられ、ケース17にレーザ変位計18が上
下動可能に支持され、レーザ変位計18を上下動する移
動手段19が設けられ、移動手段19を駆動するモータ
20が設けられ、モータ20を制御するモータ制御手段
21が設けられ、レーザ変位計18の出力を入力すると
ともに、レーザ変位計18を制御するレーザ変位計制御
手段22が設けられ、砥石3の下方に研削盤のテーブル
23が設けられ、テーブル23上にツルーア24が設け
られ、ツルーア24の近傍にAEセンサ25が設けら
れ、AEセンサ25にAEセンサアンプ26が接続さ
れ、AEセンサアンプ26に研削盤の機械制御手段27
が接続され、モータ制御手段21、レーザ制御手段2
2、機械制御手段27がパーソナルコンピュータ28に
よって制御され、パーソナルコンピュータ28は図1に
示したサンプル数決定手段9、平均化処理手段10、振
れ量演算手段11を有している。
【0023】つぎに、この砥石ツルーイング装置の動作
を説明する。まず、パーソナルコンピュータ28がモー
タ制御手段21を介してモータ20を作動すると、移動
手段19がレーザ変位計18を下降する。そして、パー
ソナルコンピュータ28がレーザ変位計18と砥石3の
外周面との距離が所定値になったことを検知したとき、
パーソナルコンピュータ28がモータ20を停止する。
つぎに、パーソナルコンピュータ28が砥石3の振れを
計測し、その振れに基づいて最低必要なツルーイング総
切込量、1回当りのツルーイング切込量、ツルーイング
回数を演算し、機械制御手段27にツルーイング回数を
指令する。つぎに、機械制御手段27がツルーア24を
上昇し、AEセンサ25がツルーア24と砥石3の外周
面との接触を検出したとき、パーソナルコンピュータ2
8により指令された1回当りの切込量を切り込み、演算
されたツルーイング回数だけツルーア24で砥石3の外
周面のツルーイングを行なう。
を説明する。まず、パーソナルコンピュータ28がモー
タ制御手段21を介してモータ20を作動すると、移動
手段19がレーザ変位計18を下降する。そして、パー
ソナルコンピュータ28がレーザ変位計18と砥石3の
外周面との距離が所定値になったことを検知したとき、
パーソナルコンピュータ28がモータ20を停止する。
つぎに、パーソナルコンピュータ28が砥石3の振れを
計測し、その振れに基づいて最低必要なツルーイング総
切込量、1回当りのツルーイング切込量、ツルーイング
回数を演算し、機械制御手段27にツルーイング回数を
指令する。つぎに、機械制御手段27がツルーア24を
上昇し、AEセンサ25がツルーア24と砥石3の外周
面との接触を検出したとき、パーソナルコンピュータ2
8により指令された1回当りの切込量を切り込み、演算
されたツルーイング回数だけツルーア24で砥石3の外
周面のツルーイングを行なう。
【0024】このような砥石ツルーイング装置において
は、正確な振れの測定結果に基づいてツルーイング総切
込量を決定することができるから、ツルーイング総切込
量が小さくなるので、高価な砥石3を無駄なく使用する
ことができる。
は、正確な振れの測定結果に基づいてツルーイング総切
込量を決定することができるから、ツルーイング総切込
量が小さくなるので、高価な砥石3を無駄なく使用する
ことができる。
【0025】なお、上述実施例においては、最大値H、
最小値Lから最大変位量Dを求めたが、変位が大きい5
点の平均値と変位が小さい5点の平均値との差から最大
変位量Dを求めてもよい。また、上述実施例において
は、最大変位量Dから砥石3の粒度を推定し、粒度から
サンプル数を決定したが、最大変位量Dから直接サンプ
ル数を決定してもよい。
最小値Lから最大変位量Dを求めたが、変位が大きい5
点の平均値と変位が小さい5点の平均値との差から最大
変位量Dを求めてもよい。また、上述実施例において
は、最大変位量Dから砥石3の粒度を推定し、粒度から
サンプル数を決定したが、最大変位量Dから直接サンプ
ル数を決定してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る砥
石振れ計測装置においては、変位計の部品が摩耗せず、
しかも振れのみを計測することができるから、振れを正
確に計測することができる。
石振れ計測装置においては、変位計の部品が摩耗せず、
しかも振れのみを計測することができるから、振れを正
確に計測することができる。
【0027】また、サンプル数決定手段を設けたときに
は、サンプル数を適正にすることができるから、振れを
より正確に計測することができる。
は、サンプル数を適正にすることができるから、振れを
より正確に計測することができる。
【0028】また、サンプル数決定手段のサンプル数
を、非接触式変位計の出力から砥石の粒度を推定して決
定したときには、容易にサンプル数を適正にすることが
できるから、振れをより正確にかつ容易に計測すること
ができる。
を、非接触式変位計の出力から砥石の粒度を推定して決
定したときには、容易にサンプル数を適正にすることが
できるから、振れをより正確にかつ容易に計測すること
ができる。
【0029】また、この発明に係る砥石ツルーイング装
置においては、正確な振れの測定結果に基づいてツルー
イング切込量を決定することができるから、ツルーイン
グ切込量が小さくなるので、高価な砥石を無駄なく使用
することができる。
置においては、正確な振れの測定結果に基づいてツルー
イング切込量を決定することができるから、ツルーイン
グ切込量が小さくなるので、高価な砥石を無駄なく使用
することができる。
【0030】このように、この発明の効果は顕著であ
る。
る。
【図1】この発明に係る砥石振れ計測装置を示す図であ
る。
る。
【図2】図1に示した砥石振れ計測装置の動作を説明す
るための図である。
るための図である。
【図3】図1に示した砥石振れ計測装置の動作を説明す
るための図である。
るための図である。
【図4】図1に示した砥石振れ計測装置の動作を説明す
るための図である。
るための図である。
【図5】図1に示した砥石振れ計測装置の動作を説明す
るための図である。
るための図である。
【図6】図1に示した砥石振れ計測装置の動作を説明す
るための図である。
るための図である。
【図7】図1に示した砥石振れ計測装置の動作を説明す
るための図である。
るための図である。
【図8】図1に示した砥石振れ計測装置の動作を説明す
るための図である。
るための図である。
【図9】図1に示した砥石振れ計測装置の動作を説明す
るための図である。
るための図である。
【図10】この発明に係る他の砥石振れ計測装置を示す
図である。
図である。
【図11】図10に示した砥石振れ計測装置の動作を説
明するための図である。
明するための図である。
【図12】この発明に係る砥石ツルーイング装置を示す
図である。
図である。
【図13】従来の砥石振れ計測装置を示す図である。
3…砥石 4…レーザ変位計 7…粒度推定手段 8…サンプル数設定手段 9…サンプル数決定手段 10…平均化処理手段 18…レーザ変位計 24…ツルーア 28…パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 稔 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】砥石を回転させたときの上記砥石の外周面
の変位を測定することにより、上記砥石の振れを計測す
る装置において、上記砥石の外周面の変位を非接触で測
定する非接触式変位計と、上記非接触式変位計の出力を
平均化処理する平均化処理手段とを具備することを特徴
とする砥石振れ計測装置。 - 【請求項2】上記砥石の粒度に応じて上記平均化処理手
段におけるサンプル数を決定するサンプル数決定手段を
設けたことを特徴とする請求項1に記載の砥石振れ計測
装置。 - 【請求項3】上記サンプル数決定手段のサンプル数を、
上記非接触式変位計の出力から上記砥石の粒度を推定し
て決定することを特徴とする請求項2に記載の砥石振れ
計測装置。 - 【請求項4】砥石の外周面をツルーイングする砥石ツル
ーイング装置において、請求項1に記載の砥石振れ計測
装置で検出された振れに基づいて上記砥石の外周面のツ
ルーイング切込量を決定することを特徴とする砥石ツル
ーイング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33141493A JPH07186044A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 砥石振れ計測装置および砥石ツルーイング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33141493A JPH07186044A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 砥石振れ計測装置および砥石ツルーイング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07186044A true JPH07186044A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18243417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33141493A Pending JPH07186044A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 砥石振れ計測装置および砥石ツルーイング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07186044A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1055985A (ja) * | 1996-08-07 | 1998-02-24 | Seiko Seiki Co Ltd | ダイシング装置 |
CN103802039A (zh) * | 2013-11-21 | 2014-05-21 | 湖南大学 | 一种凹曲面超硬磨料砂轮激光修整设备及方法 |
CN106926134A (zh) * | 2017-03-24 | 2017-07-07 | 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 | 非球面磨削圆弧金刚石砂轮三维形状误差在位精密测量方法 |
CN108891445A (zh) * | 2018-06-27 | 2018-11-27 | 马鞍山市雷狮轨道交通装备有限公司 | 一种列车车轮几何参数在线动态测量装置及测量方法 |
CN110815048A (zh) * | 2019-10-22 | 2020-02-21 | 郑州磨料磨具磨削研究所有限公司 | 基于机器视觉的砂轮修整方法及装置 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33141493A patent/JPH07186044A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
JPH1055985A (ja) * | 1996-08-07 | 1998-02-24 | Seiko Seiki Co Ltd | ダイシング装置 |
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