JPH0623409Y2 - ダイス研磨装置 - Google Patents

ダイス研磨装置

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JPH0623409Y2
JPH0623409Y2 JP13795588U JP13795588U JPH0623409Y2 JP H0623409 Y2 JPH0623409 Y2 JP H0623409Y2 JP 13795588 U JP13795588 U JP 13795588U JP 13795588 U JP13795588 U JP 13795588U JP H0623409 Y2 JPH0623409 Y2 JP H0623409Y2
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Japan
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die
polishing
needle
die table
polishing needle
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JP13795588U
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JPH0261557U (ja
Inventor
進 青地
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金井 宏之
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、金属線を冷間伸線加工する伸線機に使用され
る伸線用ダイスのダイス孔、特にダイスアプローチ部分
を研磨するダイス研磨装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来のダイス研磨装置は、第2図に示すように、ダイス
テーブル(13)の上方で、該テーブル中心と同一中心線上
に研磨針(4)を位置するよう研磨針保持チャック(5)で以
て着脱自在に設けると共に、上記ダイステーブル(13)と
研磨針(4)とをモータ(14)で以て駆動する回転駆動機構
に係連し、かつダイステーブル(13)の下部に偏心カム(1
2)等から成る上下駆動機構を設けて成る。
よって、上記従来装置は、ダイステーブル(13)上にダイ
ス(3)をフリーの状態で載置し、研磨針(4)をダイス孔の
中心に挿入して、研磨針(4)とダイステーブル(13)をモ
ータ(14)で以て回転駆動機構を介して回転させながら、
ダイステーブル(13)を偏心カム(12)等から成る上下駆動
機構で以て上下動させて、ダイス(3)のダイス孔、特に
ダイスアプローチ部(31)を研磨していた。
また、ロードセルを用いて研磨針とダイスとの接触圧を
検出し、接触圧を一定にして、研磨針がダイスに挿入さ
れる最深部を決定してダイスを研磨する方法も提案され
ている(例えば、特開昭56-62752号公開公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、上記従来技術では、研磨針の研磨加工開始位
置と、上下動の範囲の調整が非常に困難で、熟練を要す
るばかりか、作業者によって研磨加工にバラツキを生ず
るという問題があった。また、研磨針の接触時間が短か
く、かつダイスがフリーの状態で載置されているため、
研磨針とダイスのアプローチ部との接触圧が弱くて、研
磨加工時間が長く要するという問題があった。更に、研
磨針の上下動により、ダイスが振動し、アプローチ角度
が広がったり、アプローチ面のうねりやダイス孔の断面
形状(真円)が歪になる等品質上解決すべき課題があっ
た。
また、ロードセルを利用した研磨装置は、研磨針とダイ
スの最大の接触圧が一定にできても、研磨針の上下動の
範囲が決められず、またダイスがフリーの状態で載置さ
れているため、研磨加工時間が長く要するばかりか、ダ
イステーブル毎にロードセルが必要なため、設備コスト
が高くなるという問題がある。
本考案は、上記従来技術の有する課題を解決するために
なしたもので、その目的とするところは、研磨針の加工
開始位置と上下動の範囲を決めることにより、何らの熟
練を要することなく、精度の良い研磨加工ができ、また
研磨加工時間も短縮できるダイス研磨装置を提供しよう
とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案のダイス研磨装置
は、研磨針を上下に駆動させてダイス孔を研磨するダイ
ス研磨装置において、ダイステーブルの下方に、ダイス
テーブルの位置検出用変位センサーと、ダイステーブル
支承用コイルバネを配設すると共に、上記変位センサー
と増幅器と研磨針の加工開始位置を指示する電気制御装
置と上記電気制御装置の指令により研磨針を一定範囲上
下動させるサーボモータ又はステッピングモータを具備
して成る。
また、上記ダイステーブルはそれ自体を磁石にするか又
は下面に磁石を取着し、またダイス孔の中心位置を、研
磨針の中心と偏心させることにより、ダイスの振動を防
止すると共に、研磨針とダイスアプローチ部の接触圧を
強くして、より一層研磨精度の向上と加工時間の短縮を
図ることができる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案のダイス研磨装置の一実施例を示す概略
構成図であり、(1)は機枠(2)に回転可能に配置されたダ
イステーブルで、このダイステーブル(1)の下面に磁石
(16)が取着され、またこの下部にはダイステーブル(1)
の回転軸を支承するコイルバネ(11)が配置されている。
なお、図中7はダイステーブル(1)を回転駆動する電動
機である。
また、上記ダイステーブル(1)の下方適当位置には、変
位センサー(10)が配設されている。この変位センサー(1
0)はダイステーブル(1)が研磨針(4)に押しつけられつつ
所定位置に下降したときに接触して、ダイステーブルの
変位置を検出し得るようなしたものである。
次に、ダイステーブル(1)の上方には、機枠(2)に研磨針
保持チャック(5)が回転可能に配置され、この研磨針保
持チャック(5)の先端には研磨針(4)が着脱自在に保持さ
れている。また上記研磨針保持チャック(5)は、この上
方に配設した電動機(サーボモータ又はステッピングモ
ータ)(8)によりボールネジ(9)を回転駆動することによ
り、上下動可能になしている。
なお、上記変位センサー(10)は、増幅器(図示せず)と
電気制御装置(図示せず)を経てサーボモータ(8)を駆
動するようになしている。
次に、上記ダイス研磨装置を用いてダイス孔の研磨加工
について説明する。
まず、加工するダイス(3)をダイステーブル(1)上の中心
に載置する。なお、このときダイステーブル(1)の中心
は研磨針(4)の先端より僅かに偏心している方が好まし
い。次いで、スイッチ(図示省略)をオンすると、研磨
針(4)とダイステーブル(1)が回転駆動を始め、研磨針
(4)は電動機(6)により下降を始める。研磨針(4)がダイ
ス(3)の孔に挿入され、研磨針(4)のテーパー部(41)がダ
イスの一プローチ部(31)に当接すると、ダイステーブル
(1)も下降を始める。
上記ダイステーブル(1)は、研磨針(4)とダイス(3)の接
触圧が予め測定された所定圧になる位置にきたとき、変
位センサー(10)によりその位置が検出されるようなした
もので、ダイステーブル(1)の所定下降位置が変位セン
サー(10)により検出、確認されると、変位センサー(10)
から増幅器、電気制御装置を経てサーボモータ(8)に指
示が与えられ、研磨針(4)を一定範囲(間隔)で上下動
させて、研磨針(4)とダイステーブル(1)の回転によって
ダイス(3)のアプローチ部を研磨加工する。
ところで、ダイス(3)が磁石(16)により研磨針の先端と
ダイステーブルの中心とを僅かに偏心させて吸着させた
ときには、ダイスのアプローチ部(31)は研磨針(4)の接
触圧を常に受け、研磨加工時間をより一層短縮でき、ま
たダイスが研磨針やダイステーブルの上下動によって振
動しないため、ダイスアプローチ角度の広がりやアプロ
ーチ面のうねり、孔の断面形状の歪等も解消でき、研磨
加工精度をより一層向上できる。
(考案の効果) 本考案のダイス研磨装置は上記構成であるので、従来熟
練工が手の感覚だけで行っていた研磨針とダイスアプロ
ーチ部との接触圧を何らの熟練を要することなく、ダイ
ステーブルの変位置で正確に検出でき、研磨針の上下動
範囲を簡単かつ容易に調整でき、バラツキがなく、精度
の良い研磨加工ができる。また、ロードセルを利用した
装置と比較して設備コストを大巾に低減できる。
更に、ダイステーブルに磁石を設けたときには、研磨速
度が従来の3倍以上も向上し、ダイスアプローチ角度の
広がりやアプローチ面のうねり、孔の断面形状の歪等も
解消できる等の実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のダイス研磨装置の一実施例を示す概略
構成図、第2図は従来のダイス研磨装置の説明図であ
る。 (1)……ダイステーブル、(2)……機枠、(3)……ダイ
ス、(31)……アプローチ部、(4)……研磨針、(41)……
研磨針のテーパー部、(5)……研磨針保持チャック、
(6),(7),(8)……電動機、(9)……ボールネジ、(10)……
変位センサー、(11)……コイルバネ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】研磨針を上下に駆動させてダイス孔を研磨
    するダイス研磨装置において、ダイステーブルの下方
    に、ダイステーブルの位置検出用変位センサーと、ダイ
    ステーブル支承用コイルバネを配設すると共に、上記変
    位センサーの信号により研磨針を一定範囲上下動させる
    サーボモータ又はステッピングモータを設けて成るダイ
    ス研磨装置。
  2. 【請求項2】ダイステーブルを磁石にするか、又はダイ
    ステーブルの下面に磁石を取着して成る請求項1記載の
    ダイス研磨装置。
JP13795588U 1988-10-21 1988-10-21 ダイス研磨装置 Expired - Lifetime JPH0623409Y2 (ja)

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JP13795588U JPH0623409Y2 (ja) 1988-10-21 1988-10-21 ダイス研磨装置

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Publication Number Publication Date
JPH0261557U JPH0261557U (ja) 1990-05-08
JPH0623409Y2 true JPH0623409Y2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=31399853

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JP13795588U Expired - Lifetime JPH0623409Y2 (ja) 1988-10-21 1988-10-21 ダイス研磨装置

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CN106425716A (zh) * 2016-12-16 2017-02-22 崔晓 一种钕铁硼产品内孔磨加工设备
CN107984316A (zh) * 2017-11-15 2018-05-04 嘉善东顺塑料五金制品厂(普通合伙) 一种铸件内孔打磨装置
CN107984315A (zh) * 2017-11-15 2018-05-04 嘉善东顺塑料五金制品厂(普通合伙) 一种铸件内孔的自动化磨削机

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JPH0261557U (ja) 1990-05-08

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