JPH06217419A - 磁気浮上式搬送装置における移動体の位置決め停止装置 - Google Patents

磁気浮上式搬送装置における移動体の位置決め停止装置

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JPH06217419A
JPH06217419A JP5004854A JP485493A JPH06217419A JP H06217419 A JPH06217419 A JP H06217419A JP 5004854 A JP5004854 A JP 5004854A JP 485493 A JP485493 A JP 485493A JP H06217419 A JPH06217419 A JP H06217419A
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JP
Japan
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magnetic
carrier
permanent magnet
moving body
positioning
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Pending
Application number
JP5004854A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Aomori
直人 青森
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置の検出や制御を必要とせず、小型化とコ
ストの低減を図ることが可能な磁気浮上式搬送装置にお
ける移動体の位置決め停止装置を得る。 【構成】 搬送車1が停止する直前まで減速されている
と、レール11b側の第1の永久磁石21と、搬送車1
側の第2の永久磁石22が引き付け合うので、搬送車1
がほぼ停止する。このとき、搬送車1は、完全に停止し
ておらず、振動している。この状態では、第1の永久磁
石21は、揺動体23と共に振動する。ここで、第1お
よび第2の永久磁石21,22のそれぞれの振動は、完
全に同期しておらず、相互に少しずれている。これは、
第1の永久磁石21が揺動体24を介して各コイルバネ
25a,25bによって支持されているためである。こ
のずれによって、搬送車1の振動が吸収されて減衰し、
搬送車1は、第1および第2の永久磁石21,22が対
向する位置で、速やかに停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動体をレールから
離間させた状態で、この移動体を該レールに沿って移動
させる磁気浮上式搬送装置に関し、特に移動体を所定の
位置に停止させるための移動体の位置決め停止装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、磁気浮上式搬送装置は、
リニアインダクションモータを利用したものであり、磁
力によって移動体をレールから離間させ、この状態で、
移動体をレールに沿って移動させることができる。
【0003】ところで、この磁気浮上式搬送装置を製品
の組立ておよび加工ラインに適用することがある。この
場合、移動体を製品や部品の搬送に用いるのであるが、
製品や部品を移動体に積み下ろしたり、移動体上の製品
や部品を加工するには、移動体を正確に位置決めして停
止させる必要がある。このような移動体の位置決め停止
を行うための技術として、例えば特公平4−19140
号公報、特開平4−79702号公報および特公平4−
42287号公報に記載のそれぞれの技術が提案されて
いる。
【0004】まず、特公平4−19140号公報には、
「搬送装置における位置決め停止装置」が記載されてい
る。ここでは、電磁石の1次側を停止位置側に取り付け
るとともに、電磁石の2次側を搬送台車に取り付け、搬
送台車の停止位置を基準とした移動方向を検出し、この
検出結果に基づき、電磁石に流れる電流を調整し、これ
により搬送台車の振動を速やかに減衰させ、搬送台車を
停止させている。
【0005】また、特開平4−79702号公報には、
「搬送装置」が記載されている。この装置では、対の磁
極のうちの一方を台車に取り付けて、他方を固定部に取
り付け、この台車の位置を検出して、検出された台車の
位置に基づき、一方の磁極の磁力発生を制御し、これに
より台車を所定位置に停止させている。
【0006】さらに、特公平4−42287号公報に
は、「搬送装置における移動体の停止装置」が記載され
ている。ここでは、移動体の下面に上下動自在に可動コ
アを取付け、また搬送経路に固定コアを取り付け、固定
コアによって可動コアを吸着すると、固定コアと可動コ
アが相互に嵌合し、これにより移動体が位置決めされて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の各装置のいずれにおいても、電磁石が用いられてい
るので、この電磁石に電流を供給する必要があり、この
ための制御装置と電源を必要とし、大きな設置スペース
を要したり、あるいはコストを低減できないという問題
点があった。
【0008】また、台車の移動方向あるいは位置を検出
する場合は、比較的複雑な制御を行う必要があった。
【0009】そこで、この発明の課題は、位置の検出
や、制御を必要とせず、比較的小さな設置スペースで済
み、コストの低減を図ることが可能な磁気浮上式搬送装
置における移動体の位置決め停止装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、移動体をレールから離間させた状態
で、この移動体を該レールに沿って移動させる磁気浮上
式搬送装置において、第1の磁性体を前記レールに配設
するとともに、前記移動体が該第1の磁性体の位置で停
止したときには該第1の磁性体に対向する第2の磁性体
を該移動体に配設し、これらの第1および第2の磁性体
のうちの少なくとも一方は、磁気を帯びており、これに
より該各磁性体が相互に引きつけ合い、これらの第1お
よび第2の磁性体のうちの一方は、弾性支持手段によっ
て支持されている。
【0011】
【作用】この発明によれば、レールに配設された第1の
磁性体の位置に、移動体が停止すると、この移動体に配
設された第2の磁性体が第1の磁性体に対向し、これら
の磁性体が相互に引き付け合う。このとき、移動体が停
止位置で振動していると、第1および第2の磁性体のう
ちの弾性支持手段によって支持されている方が振動す
る。つまり、移動体の振動に伴い、この弾性支持手段に
よって支持されている磁性体が振動する。このとき、移
動体の振動と、磁性体の振動は、相互にずれるので、こ
のずれによって、移動体の振動が吸収され、減衰してい
く。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は、この発明に係わる移動体の位置決
め停止装置の一実施例を適用した磁気浮上式搬送装置を
示す斜視図である。また、図2は、この搬送装置を側方
から見て示しており、図3は、この搬送装置を上方から
見て概略的に示している。
【0014】これらの図に示すように、移動体である搬
送車1は、下側のシャーシ2と、上側の荷台3とを備え
ており、シャーシ2に突設された2本のアーム4,4に
よって荷台3が支持されている。このシャーシ2には、
2つの支持台5,5が配設されており、これらの支持台
5,5は、各浮上用マグネット6a,6b,6c,6d
を支持している。また、このシャーシ2には、支持枠7
が配設されており、この支持枠7上にリアクションプレ
ート8が固定されている。
【0015】一方、搬送車1のシャーシ2と荷台3間に
は、2本のレール11a,11bが通っており、1つの
レール11aが2つの浮上用マグネット6a,6bと荷
台3間を通り、もう1つのレール11bが2つの浮上用
マグネット6c,6dと荷台3間を通る。これらのレー
ル11a,11bの下面には、2本の強磁性体板12
a,12bが固定されている。また、各レール11a,
11b間には、リニアインダクションモータ13が配設
されている。なお、各レール11a,11b間には、複
数のリニアインダクションモータが適宜の間隔で配設さ
れている。
【0016】ここで、各浮上用マグネット6a,6bが
レール11aの強磁性体板12aに引き付けられるとと
もに、各浮上用マグネット6c,6dがレール11bの
強磁性体板12bに引き付けられるので、これにより搬
送車1が持ち上げられて、搬送車1が空中に浮かぶ。ま
た、リニアインダクションモータ13は、進行磁界を発
生しているので、この進行磁界によって、搬送車1のリ
アクションプレート8が付勢され、これにより搬送車1
が進行する。なお、リニアインダクションモータ13を
制御することにより、搬送車1の進行速度を調整するこ
とができる。
【0017】さて、この実施例の位置決め停止装置で
は、各レール11a,11b間に第1の永久磁石21を
配設するとともに、搬送車1のリアクションプレート8
の先端に第2の永久磁石22を固定している。第1の永
久磁石21は、揺動体24の下端に固定されており、こ
の揺動体24が各レール11a,11b間の枠23の内
側に揺動自在に軸支されている。このため、第1の永久
磁石21は、図2および図3に示す矢印に沿って揺動可
能である。また、揺動体24と枠23の内壁間には、2
つのコイルバネ25a,25bが挿入されており、これ
により揺動体24が弾性的に支持されている。
【0018】いま、搬送車1が停止する直前まで減速さ
れていると、各レール11a,11b側の第1の永久磁
石21と、搬送車1側の第2の永久磁石22が対向した
ときに、両者の永久磁石が引き付け合うので、搬送車1
がほぼ停止する。このとき、搬送車1は、完全に停止し
ておらず、振動している。この状態では、第1の永久磁
石21が第2の永久磁石22に引き付けられているの
で、第1の永久磁石21は、揺動体24と共に振動す
る。ここで、第1および第2の永久磁石21,22のそ
れぞれの振動は、完全に同期しておらず、相互に少しず
れている。これは、第1の永久磁石21が揺動体24を
介して各コイルバネ25a,25bによって支持されて
いるためである。このずれによって、搬送車1の振動が
吸収されて減衰し、搬送車1は、第1および第2の永久
磁石21,22が対向する位置で、速やかに停止する。
【0019】このように上記実施例の位置決め停止装置
では、各レール11a,11b側で第1の永久磁石21
を弾性的に支持するとともに、搬送車1側で第2の永久
磁石22を固定しており、搬送車1がほぼ停止して、第
1の永久磁石21と第2の永久磁石22が相互に引き付
け合ったときには、第1の永久磁石21の弾性的な支持
に基づく損失により、搬送車1の振動を減衰している。
したがって、この実施例の停止装置と、先に述べた各従
来例を比較すると、この実施例の装置は、電磁石や制御
装置を必要とせず、小さな設置スペースで済み、コスト
の低減を図ることができるという利点がある。
【0020】なお、上記実施例では、各コイルバネ25
a,25bによって支持された揺動体24の下端に第1
の永久磁石21を固定しているが、第1の永久磁石21
を弾性的に支持する機構は、これに限定されるものでは
ない。例えば、図4に示すように揺動体24に永久磁石
31を取り付け、この永久磁石31に反発する一対の永
久磁石32a,32bを両側に固定し、これにより揺動
体24を弾性的に支持することができる。
【0021】また、第1の永久磁石21を滑動自在の滑
動体に固定して、この滑動体をバネによって弾性的に支
持し、これにより第1の永久磁石21が振動しうるよう
にしても構わない。勿論、バネの代わりに、図4に示す
機構と同様に、複数の永久磁石の反発力によって、滑動
体を弾性的に支持することができる。
【0022】さらに、ロータリダンパーと称するオイル
ダンパーによって、第1の永久磁石21を支持すること
もできる。このロータリダンパーは、回転を緩やかにす
る作用を果たすので、このロータリダンパーによって第
1の永久磁石21を支持すれば、第1の永久磁石21の
振動を減衰させることができ、この結果として搬送車1
の振動を減衰することができる。
【0023】また、各レール11a,11b側で第1の
永久磁石21を弾性的に支持するとともに、搬送車1側
で第2の永久磁石22を固定しているが、これらを逆に
して、第1の永久磁石21を固定するとともに、第2の
永久磁石22を搬送車1側で弾性的に支持しても良い。
更には、第1の永久磁石21と第2の永久磁石22のう
ちの一方を強磁性体にしても、これらの永久磁石と強磁
性体が相互に引き付け合うので、同様な効果を得ること
ができる。
【0024】
【効果】以上説明たように、この発明によれば、第1の
磁性体をレールに配設するとともに、第2の磁性体を移
動体に配設し、これらの磁性体のうちの一方を弾性的に
支持するという簡単な構成でありながら、移動体の停止
に際して、移動体の振動を速やかに減衰することができ
る。しかも、位置の検出や、制御を必要とせず、小型化
並びにコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動体の位置決め停止装置の
一実施例を適用した磁気浮上式搬送装置を示す斜視図
【図2】この磁気浮上式搬送装置を側方から見て示す図
【図3】この磁気浮上式搬送装置を上方から見て概略的
に示す図
【図4】この実施例の停止装置における第1の永久磁石
の支持機構の変形例を示す図
【符号の説明】
1 搬送車 2 シャーシ 3 荷台 4 アーム 5 支持台 6a,6b,6c,6d 浮上用マグネット 7 支持枠 8 リアクションプレート 11a,11b レール 12a,12b 強磁性体板 13 リニアインダクションモータ 21 第1の永久磁石 22 第2の永久磁石 23 枠 24 揺動体 25a,25b コイルバネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体をレールから離間させた状態で、
    この移動体を該レールに沿って移動させる磁気浮上式搬
    送装置において、 第1の磁性体を前記レールに配設するとともに、前記移
    動体が該第1の磁性体の位置で停止したときには該第1
    の磁性体に対向する第2の磁性体を該移動体に配設し、 これらの第1および第2の磁性体のうちの少なくとも一
    方は、磁気を帯びており、これにより該各磁性体が相互
    に引きつけ合い、 これらの第1および第2の磁性体のうちの一方は、弾性
    支持手段によって支持される磁気浮上式搬送装置におけ
    る移動体の位置決め停止装置。
  2. 【請求項2】 弾性支持手段は、揺動自在に支持された
    揺動体と、この揺動体を制動する弾性部材とを備え、 この揺動体には、第1および第2の磁性体のうちの一方
    が固定される請求項1に記載の磁気浮上式搬送装置にお
    ける移動体の位置決め停止装置。
  3. 【請求項3】 弾性支持手段は、滑動自在に支持された
    滑動体と、この滑動体を制動する弾性部材とを備え、 この滑動体には、第1および第2の磁性体のうちの一方
    が固定される請求項1に記載の磁気浮上式搬送装置にお
    ける移動体の位置決め停止装置。
JP5004854A 1993-01-14 1993-01-14 磁気浮上式搬送装置における移動体の位置決め停止装置 Pending JPH06217419A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103223876A (zh) * 2013-04-28 2013-07-31 同济大学 基于悬浮电磁铁双向解耦的磁悬浮车梁系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103223876A (zh) * 2013-04-28 2013-07-31 同济大学 基于悬浮电磁铁双向解耦的磁悬浮车梁系统
CN103223876B (zh) * 2013-04-28 2015-06-03 同济大学 基于悬浮电磁铁双向解耦的磁悬浮车梁系统

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