JPH0621623Y2 - 部品反転装置 - Google Patents

部品反転装置

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JPH0621623Y2
JPH0621623Y2 JP535289U JP535289U JPH0621623Y2 JP H0621623 Y2 JPH0621623 Y2 JP H0621623Y2 JP 535289 U JP535289 U JP 535289U JP 535289 U JP535289 U JP 535289U JP H0621623 Y2 JPH0621623 Y2 JP H0621623Y2
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component reversing
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武人 尾方
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車等の製造ラインにおいて自動的に部品を
保持反転せしめる部品反転装置に関するものである。
(従来の技術) 自動車の組立製造ライン等においては、部品組立の都合
上部品の上下を反転せしめる装置が必要とされることも
多く、従来このような部品反転装置としては実開昭62-3
943号公報に掲載されたものが知られている。この従来
技術は、基台に昇降自在に支持された部品反転部を有
し、この部品反転部の両側部に軸支されたクランプ部を
互いに近接せしめてワークを保持し、この状態で駆動源
からの駆動力を一方のクランプ部に加え、他方のクラン
プ部にはスプライン軸を介して駆動力を伝達し、両クラ
ンプ部を同期させながら回動せしめて、保持している部
品を反転せしめるようにしたものである。すなわち、部
品を反転せしめる際に他方のクランプ部への回転駆動力
はスプライン軸を介して伝達するようにしたものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記他方のクランプ部にスプライン軸を介し
て回転駆動力を伝達しようとすると、部品反転部の中に
この駆動力を伝達する機構が必要となり装置が複雑化
し、メンテナンスにも時間を要することとなる。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもので、装置の
簡単化、メンテナンスの容易化を達成し得る部品反転装
置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の部品反転装置は、一対の移動部材を互いに接離
させるようにし、上記一対の移動部材の各々の互いに対
向する位置に回動軸をもってワーク保持部材を軸支せし
め、上記一対の移動部材が互いに接近した際にこれらの
両ワーク保持部材によってワークを保持せしめるように
し、さらにこの両ワーク保持部材の互いに対応する位置
に各々係合連結部材を配設して上記ワークが両ワーク保
持部材により保持された際にこれら両係合連結部材が係
合されるようにし、これら両係合連結部材を係合せしめ
た状態において回転駆動手段により上記回動軸のうち一
方に回転駆動力を加え両ワーク保持部材により安定して
ワークを反転せしめることを特徴とするものである。
(作用) 上記構成によれば、ワークを保持して反転せしめる一対
のワーク保持部材に各々係合連合部材を配しており、こ
れら両ワーク保持部材がワークを保持した際に係合連結
部材が互いに係合されて両ワーク保持部材が互いに連結
されるのでワーク保持部材の回動軸のうち一方を回転駆
動せしめると他方も同期して回転駆動され、これにより
両ワーク保持部材がすべり等の問題を生じることなく安
定してワークを反転させることができるようになってい
る。しかも、上記一方のワーク保持部材から他方のワー
ク保持部材への回転駆動力の伝達を構造簡単な係合連結
部材を介して行なっているので従来技術のようにスプラ
インは必要とされず複雑な回転駆動力伝達機構が必要と
されない。
(実施例) 以下、本考案の実施例の部品反転装置について図面を用
いて説明する。
第1図に示すように、本実施例装置は、基台1に対して
上下に昇降する部品反転部2を備えている。この部品反
転部2は2つの支持筒3a,b内を摺動するガイドロッド
4a,bによって案内され、油圧シリンダ5から突出する
ピストンロッド6により昇降されるようになっている。
また、基台1の所定位置にはワークを載設したパレット
7が搬入されてこの位置でロックされる。この所定位置
は、上記部品反転部2が降下してきたときにワークを把
持し得る位置である。
第2図は第1図に示す装置の部品反転部2と基台1との
配置関係をこの装置の一部を省略して示す平面図であ
る。この第2図からも明らかなように、部品反転部2の
長手方向(矢印A方向)は基台1の長手方向(矢印B方
向)に対して45°傾くように設定されており互いの長手
方向が重ならないよう配慮することで装置のコンパクト
化および操作の便宜が図られている。
第3図は第2図中X−X線断面図であり、この第3図に
より上記部品反転部2の様子が詳細に表わされている。
さらに第4図および第5図は、各々第3図中、Y−Y線
断面図およびZ−Z線断面図を示すものである。第3図
および第4図に示されるように、この部品反転部2には
その長手方向に延びる、互いに平行な2本のガイドロッ
ド10a,bが配されており、またこれら2本のガイドロッ
ド10a,b間に渡されてこのガイドロッド10a,b上を摺動可
能とされた2個のスライダ11a,bが配されている。一方
のスライダ11a上にはラック取付部12aによりガイドロッ
ド10aと平行となるような状態にラック13aが取り付けら
れており、他方のスライダ11b上にはラック取付部12bに
よりガイドロッド10bと平行になるような状態にラック1
3bが取り付けられている。これら2つのラック13a,bは
対向するような状態で、この部品反転部2の中央部の所
定位置に回転中心を取り付けられたピニオン14と各々噛
合されている。また、一方のスライダ11bの端部には油
圧シリンダ15から延びるピストンロッド16が取り付けら
れており、このピストンロッド16の往復動に伴なってス
ライダ11bがガイドロッド10a,b上を摺動するようになっ
ている。このスライダ11bが往復動するとラック13bが同
様に往復動し、このラック13bと噛合しているピニオン1
4の外側面の歯車部分が正逆回転し、さらにこのピニオ
ン14と噛合している他方のラック13aが往復動し、この
ラック13aが取り付けられているスライダ11aが往復動す
るようになっている。また、各ラック13a,bの外側隣接
部分には断面略コの字状の支持部分を有する2個のラッ
ク支持部17a,b,c,dが固定されていて、コの字の支持部
分いおいて各ラック13a,bの外側端部を摺動可能に支持
するように構成されている。
上記スライダ11a,bには各々ブラケット20a,bが取り付け
られており、さらに一方のブラケット20aにはワーク保
持部21aが、他方のブラケット20bにはワーク保持部21b
が取り付けられている。以下、これら両ワーク保持部21
a,bについて第3図および第5図を用いて説明する。こ
れら両ワーク保持部21a,bは上記各ブラケット20a,bに固
設されている固定部分21c,dと、この固定部分21c,dに対
しベアリング22a,bを介して回転可能に結合されてなる
可動部分21e,fからなっている。この可動部分21e,fはワ
ークW(本実施例においては自動車のブレーキドラム)
を両ワーク保持部21a,b間に保持するための種々の部材
を備えている。すなわち、両ワーク保持部21a,bが両ブ
ラケット20a,bの移動に伴なって互いに接近したとき
に、ワークWの上方円周部分Wを円弧つかみ面23a,b
で把持する円弧把持部24a,b、さらにはワークWの下方
に突設されたナックル部Wを挾持するナックル挾持部
25a,bを備えている。さらに、ワーク保持部21bの可動部
21fには両ワーク保持部21a,bの接近に伴いピストン26
により回転され、ワークを上方に押し上げて所定位置に
固定せしめる押上部材27を備えている。上記円弧把持部
24a,bは先端に半円弧状部分を有する板状の支持部材28
a,bに取り付けられており、両ワーク保持部21a,bが最接
近した際の両者の半円弧状部分が合わせられてドーナツ
形状を形成するようになっている。
また、一方の支持部材28aの半円弧状部分の両先端には
円柱状の係合突起29が形成されており、他方の支持部材
28bの半円弧状部分の両先端には上記係合突起29と嵌合
し得る係合穴部30が形成されていてこれら半円弧状部分
が合わせられた際に上記係合突起29が係合穴部30に嵌挿
されるようになっている。このように係合突起29が係合
穴部30と係合連結することで両ワーク保持部21a,bは確
実に連結せしめられ、これにより一方のワーク保持部21
bの可動部21fに加えられた回転駆動力が他方のワーク保
持部21aの可動部21eに確実に伝達される。
また、一方のワーク保持部21bの可動部21fはロータリア
クチュエータ31からの回転駆動力によって回転されるよ
うになっており、このロータリアクチュエータ31から延
出するロッド31aを介してこのワーク保持部21bの可動部
21fが回転されるようになっている。さらにワーク保持
部21aの可動部21eの外側面には互いに180°離れた位
置に位置決め用穴部を有する位置決め部材32a,bが取り
付けられており、一方このワーク保持部21aの固定部21c
の外側面には上記位置決め部材32a,bの位置決め用穴部
と嵌合する位置決め用ロッドを有する位置決め部材33が
固設されていて、ワークWが両ワーク保持部21a,bに最
初に保持された状態においては位置決め部材33が位置決
め部材32aと、また、ワークWが反転せしめられた状態
においては位置決め部材33が位置決め部材32bと各々嵌
合して各々ワーク保持部21aの可動部21eが所定の回転位
置に位置決めされるようになっている。
以下、上述した実施例装置によるワークWの保持反転動
作について説明する。パレット7に載設されたワークW
が基台1の所定位置に搬入され、その位置で位置決めさ
れると昇降シリンダ5から延出されたピストンロッド6
により部品反転部2が降下する。パレット7上のワーク
Wがこの部品反転部2内の所定位置に収納されるような
状態となると上記部品反転部2は停止する。この状態で
油圧シリンダ15からピストンロッド16が延出され、スラ
イダ11bがガイド棒10a,b上を第4図中矢印C方向に摺動
し、これに伴ないラック13bも上記矢印C方向に移動す
る。このラック13bと噛合するピニオン14の外側歯車部
は第4図中矢印D方向に回転し、これによりこのピニオ
ン14と噛合する他のラック13aは上記矢印C方向とは反
対方向に移動し、これに伴ないスライダ11aはガイド棒1
0a,b上を上記矢印C方向とは反対方向に摺動する。この
とき両スライダ11a,bに垂設されたブラケット20aとブラ
ケット20bは互いに接近するように動作し、これに伴な
い両ワーク保持部21a,bも互いに接近するように動作す
る。これら両ワーク保持部21a,bが最接近状態となると
ワークWの上方円周部分Wが両円弧把持部24a,bの円
弧つかみ面23a,bにより確実に把持される。同時にワー
クWの下方に突設されたナックル部Wは弾性部材によ
りナックル部W方向に付勢された一対のナックル挾持
部25a,bにより挾持され、さらにワークWは押上部材27
により押し上げられ所定位置に位置決めされる。また、
両ワーク保持部21a,bの接近に伴ない、一対の係合突起2
9は各々係合穴部30に挿入され両支持部材28a,bが確実に
係合連結される。
この後ワークが上記両ワーク保持部21a,bに保持された
状態でピストンロッド6が引き上げられ部品反転部2が
所定位置まで上昇する。この後ロータリアクチュエータ
31によって一方のワーク保持部21bの可動部21fが回転
せしめられる。他方のワーク保持部21aは一方のワーク
保持部21bに対し係合突起29と係合穴部30の係合により
連結されているのでワーク保持部21bの可動部21fに加え
られた回転力はワーク保持部21aの可動部21eに確実に伝
達される。これによりワークWは両ワーク保持部21a,b
に保持された状態ですべり等の問題を生じることなく確
実に反転せしめられる。
この後部品反転部2は再び降下し、ワークWを反転せし
めた状態でパレット7上に載設し、前述したワークWの
保持動作とは逆の動作により、ワークWの保持が解除さ
れる。この後部品反転部2は再び所定位置まで上昇して
初期状態にセットされる。
なお、本考案の部品反転装置としては上述した実施例の
ものに限られるものではなく、各部において種々の変更
が可能である。例えば係合突起29をワーク保持部21b
に、係合穴部30をワーク保持部21aに各々設けてもよ
く、また係合ペアの数は2組に限られるものではない。
さらに、本考案装置により反転されるワークWとしては
ブレーキドラムに限られずその他種々の部品であっても
よく、また単に部品にとどまらず製品の反転にも用いる
ことも可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の部品反転装置によれば一
対のワーク保持部材によりワークが保持された際に、構
造簡単な係合連結部材が連結されこの係合連結部材を介
して一方のワーク保持部材の回転駆動力が他方のワーク
保持部材に伝達されるようにしているので従来技術のよ
うにスプラインは必要とされず複雑な回転駆動力伝達機
構が必要とされない。これにより装置の簡単化およびメ
ンテナンスの容易化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の部品反転装置を示す概略
図、第2図は第1図に示す装置の部品反転部と基台との
配置関係を示す平面図、第3図は第2図中X−X線断面
図、第4図および第5図は各々第3図中、Y−Y線断面
図およびZ−Z線断面図である。 1…基台、2…部品反転部 4a,b…ガイドロッド、5…油圧シリンダ 6…ピストンロッド、10a,b…ガイドロッド 11a,b…スライダ、13a,b…ラック 14…ピニオン、15…油圧シリンダ 16…ピストンロッド、20a,b…ブラケット 21a,b…ワーク保持部、24a,b…円弧把持部 25a,b…ナックル挾持部 29…係合突起、30…係合穴部 31…ロータリアクチュエータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを保持して反転せしめる部品反転部
    を備えた部品反転装置において、 前記部品反転部が、互いに接離せしめられる一対の移動
    部材と、該一対の移動部材が互いに接近した際に前記ワ
    ークを保持するために該一対の移動部材の各々の互いに
    対向する位置に回動軸をもって軸支されたワーク保持部
    材と、この両ワーク保持部材により前記ワークが保持さ
    れた際にこれら両ワーク保持部材を互いに係合せしめ
    る、これら両ワーク保持部材に各々配された係合連結部
    材と、前記回転軸のうち一方を回転駆動せしめる駆動手
    段とを備えてなることを特徴とする部品反転装置。
JP535289U 1989-01-20 1989-01-20 部品反転装置 Expired - Fee Related JPH0621623Y2 (ja)

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