JPH0422911Y2 - - Google Patents
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- JPH0422911Y2 JPH0422911Y2 JP16006887U JP16006887U JPH0422911Y2 JP H0422911 Y2 JPH0422911 Y2 JP H0422911Y2 JP 16006887 U JP16006887 U JP 16006887U JP 16006887 U JP16006887 U JP 16006887U JP H0422911 Y2 JPH0422911 Y2 JP H0422911Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- head device
- spindle
- spindle head
- tool changer
- Prior art date
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Links
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Landscapes
- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 考案の目的
(1) 産業上の利用分野
本考案は、回転可能な主軸を備えるとともに該
主軸の軸線方向に進退可能にして支持体に配設さ
れる主軸頭装置と、前記主軸の軸線上に設定され
た工具交換位置に工具を割出し可能であるととも
に主軸頭装置の進退方向と平行な方向に移動可能
な自動工具交換装置と、主軸に対する工具の着脱
時に主軸頭装置および工具交換装置を同期移動さ
せるための同期連動機構とを備える工作機械に関
する。
主軸の軸線方向に進退可能にして支持体に配設さ
れる主軸頭装置と、前記主軸の軸線上に設定され
た工具交換位置に工具を割出し可能であるととも
に主軸頭装置の進退方向と平行な方向に移動可能
な自動工具交換装置と、主軸に対する工具の着脱
時に主軸頭装置および工具交換装置を同期移動さ
せるための同期連動機構とを備える工作機械に関
する。
(2) 従来の技術
従来、かかる工作機械は、たとえば特開昭60−
155338号公報により公知である。
155338号公報により公知である。
(3) 考案が解決しようとする問題点
ところで、上記従来のものの同期連動機構は、
主軸頭装置に回動自在に支承されたクランクの一
端のローラに摺接可能なドツグを固定位置に設け
るとともに、前記クランクの他端を自動工具交換
装置に当接可能とするものであり、主軸頭装置の
移動時にローラをドツグに摺接させることにより
回動するクランクで、自動工具交換装置を押動せ
しめるようにしている。このような同期連動機構
では、主軸頭装置の移動がクランクを介して自動
工具交換装置に伝達されるので、主軸頭装置と自
動工具交換装置とを完全に同期させて移動させる
のは困難である。
主軸頭装置に回動自在に支承されたクランクの一
端のローラに摺接可能なドツグを固定位置に設け
るとともに、前記クランクの他端を自動工具交換
装置に当接可能とするものであり、主軸頭装置の
移動時にローラをドツグに摺接させることにより
回動するクランクで、自動工具交換装置を押動せ
しめるようにしている。このような同期連動機構
では、主軸頭装置の移動がクランクを介して自動
工具交換装置に伝達されるので、主軸頭装置と自
動工具交換装置とを完全に同期させて移動させる
のは困難である。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、主軸頭装置と自動工具交換装置とを完全に
同期移動させて主軸に対する工具の着脱を確実な
らしめるようにした工作機械を提供することを目
的とする。
あり、主軸頭装置と自動工具交換装置とを完全に
同期移動させて主軸に対する工具の着脱を確実な
らしめるようにした工作機械を提供することを目
的とする。
B 考案の構成
(1) 問題点を解決するための手段
本考案によれば、自動工具交換装置は、主軸頭
装置の進退方向と平行にして支持体に固設された
案内ロツドに進退可能に支承されるとともに該案
内ロツドの内方側に向けて軸方向両側からばね付
勢され、同期連動機構は、制限された範囲での自
動工具交換装置に対する近接離反を可能とすると
ともに自動工具交換装置に近接する方向にばね付
勢されて支持体に配設されるとともに主軸頭装置
の進退方向に沿う前後の傾斜面間に平坦面が設け
られて成る台形状のドツグと、該ドツグに摺接す
べく自動工具交換装置に支承される連動駒と、連
動駒に嵌合可能にして主軸頭装置に配設される連
動ローラとから成る。
装置の進退方向と平行にして支持体に固設された
案内ロツドに進退可能に支承されるとともに該案
内ロツドの内方側に向けて軸方向両側からばね付
勢され、同期連動機構は、制限された範囲での自
動工具交換装置に対する近接離反を可能とすると
ともに自動工具交換装置に近接する方向にばね付
勢されて支持体に配設されるとともに主軸頭装置
の進退方向に沿う前後の傾斜面間に平坦面が設け
られて成る台形状のドツグと、該ドツグに摺接す
べく自動工具交換装置に支承される連動駒と、連
動駒に嵌合可能にして主軸頭装置に配設される連
動ローラとから成る。
(2) 作用
上記構成によれば、主軸頭装置の進退作動時に
は連動駒に連動ローラが嵌合し、この連動駒がド
ツグの平坦面に摺接している間は、自動工具交換
装置は主軸頭装置に完全に同期して移動する。し
かも連動駒は、ドツグの傾斜面に当接している状
態では連動ローラとの嵌合を解除して停止したま
であり、自動工具交換装置を付勢するばねのばね
力により連動駒がドツグの傾斜面に押付けられる
ので、ドツグはストツパとしての機能をも果た
す。
は連動駒に連動ローラが嵌合し、この連動駒がド
ツグの平坦面に摺接している間は、自動工具交換
装置は主軸頭装置に完全に同期して移動する。し
かも連動駒は、ドツグの傾斜面に当接している状
態では連動ローラとの嵌合を解除して停止したま
であり、自動工具交換装置を付勢するばねのばね
力により連動駒がドツグの傾斜面に押付けられる
ので、ドツグはストツパとしての機能をも果た
す。
(3) 実施例
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図および第2図において、こ
の工作機械は、たとえば横型NCマシンであり、
固定のベツド1と、該ベツド1上で水平なX軸方
向(第1図の紙面に垂直な方向、第2図の左右方
向)に移動可能な移動テーブル2と、該移動テー
ブル2に立設された4本の支柱3に沿つて鉛直な
Y軸方向に移動可能な支持体としての昇降テーブ
ル4と、昇降テーブル4上で前記X軸およびY軸
と直交する水平なZ軸方向(第1図の左右方向、
第2図の紙面に垂直な方向)に移動可能であつて
前記Z軸方向に沿う主軸6を有する主軸頭装置5
と、主軸6に取付けられるべき複数種類の工具T
を主軸頭装置5の前方で主軸6の軸線上に設定さ
れた工具交換装置Pに選択的に供給するための自
動工具交換装置7とを備える。
明すると、先ず第1図および第2図において、こ
の工作機械は、たとえば横型NCマシンであり、
固定のベツド1と、該ベツド1上で水平なX軸方
向(第1図の紙面に垂直な方向、第2図の左右方
向)に移動可能な移動テーブル2と、該移動テー
ブル2に立設された4本の支柱3に沿つて鉛直な
Y軸方向に移動可能な支持体としての昇降テーブ
ル4と、昇降テーブル4上で前記X軸およびY軸
と直交する水平なZ軸方向(第1図の左右方向、
第2図の紙面に垂直な方向)に移動可能であつて
前記Z軸方向に沿う主軸6を有する主軸頭装置5
と、主軸6に取付けられるべき複数種類の工具T
を主軸頭装置5の前方で主軸6の軸線上に設定さ
れた工具交換装置Pに選択的に供給するための自
動工具交換装置7とを備える。
ベツド1上には、X軸方向に延びる一対のガイ
ドレール8,8が相互間に所定の間隔をあけて並
設されており、移動テーブル2は、それらのガイ
ドレール8,8に沿つてX軸方向に移動可能であ
る。しかも両ガイドレール8,8間で移動テーブ
ル2に螺合するボールねじ(図示せず)の両端が
ベツド1に回転自在に支承されており、該ボール
ねじに連結されるX軸駆動モータ9がベツド1の
側部に支持、固定される。
ドレール8,8が相互間に所定の間隔をあけて並
設されており、移動テーブル2は、それらのガイ
ドレール8,8に沿つてX軸方向に移動可能であ
る。しかも両ガイドレール8,8間で移動テーブ
ル2に螺合するボールねじ(図示せず)の両端が
ベツド1に回転自在に支承されており、該ボール
ねじに連結されるX軸駆動モータ9がベツド1の
側部に支持、固定される。
前記4本の支柱3は、移動テーブル2上で仮想
四辺形の各頂点位置に対応するようにして立設さ
れており、各支柱3の上端は連結枠10により連
結される。しかも各支柱3には、昇降テーブル4
に設けた4つのガイド筒部11が摺動可能に嵌合
されており、昇降テーブル4は各支柱3に沿つて
昇降する。移動テーブル2の一側部(第2図の右
側部)で支柱3,3間には上下に延びるボールね
じ(図示せず)の下端が回転可能に支承され、該
ボールねじの上端は連結枠10に支持、固定した
Y軸駆動モータ12に連結される。しかも該ボー
ルねじの中間部は、昇降テーブル4に設けたナツ
ト部13に螺合されるものであり、前記Y軸駆動
モータ12の作動により昇降テーブル4が昇降作
動する。しかも前記Y軸駆動モータ12およびナ
ツト部13間にはボールねじを囲繞するテレスコ
ピツク形カバー14が設けられ、ナツト部13お
よび移動テーブル2間にはボールねじを囲繞する
テレスコピツク形カバー15が設けられる。
四辺形の各頂点位置に対応するようにして立設さ
れており、各支柱3の上端は連結枠10により連
結される。しかも各支柱3には、昇降テーブル4
に設けた4つのガイド筒部11が摺動可能に嵌合
されており、昇降テーブル4は各支柱3に沿つて
昇降する。移動テーブル2の一側部(第2図の右
側部)で支柱3,3間には上下に延びるボールね
じ(図示せず)の下端が回転可能に支承され、該
ボールねじの上端は連結枠10に支持、固定した
Y軸駆動モータ12に連結される。しかも該ボー
ルねじの中間部は、昇降テーブル4に設けたナツ
ト部13に螺合されるものであり、前記Y軸駆動
モータ12の作動により昇降テーブル4が昇降作
動する。しかも前記Y軸駆動モータ12およびナ
ツト部13間にはボールねじを囲繞するテレスコ
ピツク形カバー14が設けられ、ナツト部13お
よび移動テーブル2間にはボールねじを囲繞する
テレスコピツク形カバー15が設けられる。
昇降テーブル4には、前記X軸およびY軸と直
交する水平なZ軸方向に延びる一対のガイドレー
ル16,16が並設される。これらのガイドレー
ル16,16上には、Z軸方向に沿う軸線まわり
に回転可能な主軸6を前端上部に備える主軸頭装
置5の本体5aが、摺動可能に配置される。また
両ガイドレール16,16間で昇降テーブル4で
回転自在に支承されたボールねじ(図示せず)の
中間部が前記本体5aに螺合され、昇降テーブル
4の後部に設けられたZ軸駆動モータ17が該ボ
ールねじに連結される。これにより主軸頭装置5
はZ軸方向に移動可能である。
交する水平なZ軸方向に延びる一対のガイドレー
ル16,16が並設される。これらのガイドレー
ル16,16上には、Z軸方向に沿う軸線まわり
に回転可能な主軸6を前端上部に備える主軸頭装
置5の本体5aが、摺動可能に配置される。また
両ガイドレール16,16間で昇降テーブル4で
回転自在に支承されたボールねじ(図示せず)の
中間部が前記本体5aに螺合され、昇降テーブル
4の後部に設けられたZ軸駆動モータ17が該ボ
ールねじに連結される。これにより主軸頭装置5
はZ軸方向に移動可能である。
主軸頭装置5における本体5aの前端上部に
は、工具装着孔(図示せず)を先端に有する主軸
6とがZ軸まわりに回転自在に支承されており、
本体5aの後部に設けた主軸駆動モータ18と主
軸6が、本体5aに内蔵した伝動機構(図示せ
ず)を介して連結される。
は、工具装着孔(図示せず)を先端に有する主軸
6とがZ軸まわりに回転自在に支承されており、
本体5aの後部に設けた主軸駆動モータ18と主
軸6が、本体5aに内蔵した伝動機構(図示せ
ず)を介して連結される。
前記昇降テーブル4における各ガイド筒部11
の上端には、内方側に向かうにつれて上方に傾斜
した支持腕部19がそれぞれ固設されており、前
後一対ずつ2組の支持腕部19,19;19,1
9の下端部は連結部20,20によつて相互に連
結される。しかも前後一対の支持腕部19,1
9;19,19の上端間には、Z軸方向に沿つて
相互に平行に延びる案内ロツド21,21がそれ
ぞれ架設される。
の上端には、内方側に向かうにつれて上方に傾斜
した支持腕部19がそれぞれ固設されており、前
後一対ずつ2組の支持腕部19,19;19,1
9の下端部は連結部20,20によつて相互に連
結される。しかも前後一対の支持腕部19,1
9;19,19の上端間には、Z軸方向に沿つて
相互に平行に延びる案内ロツド21,21がそれ
ぞれ架設される。
第3図および第4図を併せて参照して、自動工
具交換装置7は、主軸頭装置5における主軸6の
軸線の側方たとえば上方で制限された範囲でのZ
軸方向の移動を可能にして配置されるマガジン台
22と、主軸6の軸線に交差たとえば直交する軸
線すなわちY軸方向の軸線まわりに回転可能にし
て該マガジン台22に支承される回転体23と、
回転体23を角変位駆動すべくマガジン台22に
取付けられる駆動源としての工具交換用駆動モー
タ24と、回転体23の周方向複数位置に回転体
23の軸線と直交する軸線まわりに回動自在に枢
支される複数の工具搬送アーム25と、主軸6に
取付けられるべき複数の工具Tを着脱可能に把持
すべく各工具搬送アーム25の一端にそれぞれ設
けられる把持手段26と、回転体23の角変位に
応じて前記各工具搬送アーム25を回動させるべ
く各工具搬送アーム25およびマガジン台22間
に設けられるカム機構27とを備える。
具交換装置7は、主軸頭装置5における主軸6の
軸線の側方たとえば上方で制限された範囲でのZ
軸方向の移動を可能にして配置されるマガジン台
22と、主軸6の軸線に交差たとえば直交する軸
線すなわちY軸方向の軸線まわりに回転可能にし
て該マガジン台22に支承される回転体23と、
回転体23を角変位駆動すべくマガジン台22に
取付けられる駆動源としての工具交換用駆動モー
タ24と、回転体23の周方向複数位置に回転体
23の軸線と直交する軸線まわりに回動自在に枢
支される複数の工具搬送アーム25と、主軸6に
取付けられるべき複数の工具Tを着脱可能に把持
すべく各工具搬送アーム25の一端にそれぞれ設
けられる把持手段26と、回転体23の角変位に
応じて前記各工具搬送アーム25を回動させるべ
く各工具搬送アーム25およびマガジン台22間
に設けられるカム機構27とを備える。
マガジン台22は、主軸頭装置5の上方を跨ぐ
ように形成されており、その下部には前記案内ロ
ツド21,21を挿通するための一対の案内孔2
8,28が穿設される。したがつてマガジン台2
2は、案内ロツド21,21に沿つてZ軸方向に
移動可能であるが、マガジン台22と前方側の支
持腕部19との間には案内ロツド21を囲繞する
コイルばね29がそれぞれ縮設され、マガジン台
22と後方側の支持腕部19との間には案内ロツ
ド21を囲繞するコイルばね30がそれぞれ縮設
されており、外力が作用しない状態でマガジン台
22は両コイルばね29,30のばね力が釣合う
原位置にある。
ように形成されており、その下部には前記案内ロ
ツド21,21を挿通するための一対の案内孔2
8,28が穿設される。したがつてマガジン台2
2は、案内ロツド21,21に沿つてZ軸方向に
移動可能であるが、マガジン台22と前方側の支
持腕部19との間には案内ロツド21を囲繞する
コイルばね29がそれぞれ縮設され、マガジン台
22と後方側の支持腕部19との間には案内ロツ
ド21を囲繞するコイルばね30がそれぞれ縮設
されており、外力が作用しない状態でマガジン台
22は両コイルばね29,30のばね力が釣合う
原位置にある。
マガジン台22の上部には上方に延びる支持部
材31が固着されており、この支持部材31の上
部に工具交換用駆動モータ24が支持、固定され
る。また回転体23は、マガジン台22の上部お
よび支持部材31を囲繞する円筒状に形成されて
おり、マガジン台22の上部および支持部材31
に、軸受32を介して回転自在に支承される。し
かも回転体23の上部外面には被動ギヤ33が全
周にわたつて刻設されており、この被動ギヤ33
に噛合する駆動ギヤ34が工具交換用駆動モータ
24の出力軸35に固定される。したがつて工具
交換用駆動モータ24の作動に応じて回転体23
が角変位駆動されることになる。
材31が固着されており、この支持部材31の上
部に工具交換用駆動モータ24が支持、固定され
る。また回転体23は、マガジン台22の上部お
よび支持部材31を囲繞する円筒状に形成されて
おり、マガジン台22の上部および支持部材31
に、軸受32を介して回転自在に支承される。し
かも回転体23の上部外面には被動ギヤ33が全
周にわたつて刻設されており、この被動ギヤ33
に噛合する駆動ギヤ34が工具交換用駆動モータ
24の出力軸35に固定される。したがつて工具
交換用駆動モータ24の作動に応じて回転体23
が角変位駆動されることになる。
工具搬送アーム25は、回転体23の周方向に
等間隔をあけた複数個所たとえば4個所に、回転
体23の回転軸線と直交する軸線を有する支軸3
6をそれぞれ介して枢支される。しかも工具搬送
アーム25はその中間部が支軸36を介して回転
体23に支承されるものであり、各工具搬送アー
ム25の一端に把持手段26がそれぞれ設けら
れ、各工具搬送アーム25の他端とマガジン台2
2との間にカム機構27が構成される。
等間隔をあけた複数個所たとえば4個所に、回転
体23の回転軸線と直交する軸線を有する支軸3
6をそれぞれ介して枢支される。しかも工具搬送
アーム25はその中間部が支軸36を介して回転
体23に支承されるものであり、各工具搬送アー
ム25の一端に把持手段26がそれぞれ設けら
れ、各工具搬送アーム25の他端とマガジン台2
2との間にカム機構27が構成される。
各把持手段26は、前記支軸36の軸線に平行
な平面内で開閉自在にして工具搬送アーム25の
一端に枢支される一対の把持爪37,37と、両
把持爪37,37を閉じる方向に付勢すべく両把
持爪37,37間に縮設されるばね39とを備え
る。各把持爪37,37は、その先端間で工具T
を把持可能に形成されており、これらの把持爪3
7,37の基端部は相互に重合して、前記支軸3
6と直交する方向の軸線を有する軸40,40に
より工具搬送アーム25の一端に回動可能に取付
けられる。またばね39は両把持爪37,37の
中間部間に縮設される。しかも両把持爪37,3
7の基端部には、支軸36側に向けて突出した受
圧部41がそれぞれ突設されており、この受圧部
41を各把持爪37,37の先端側に向けて押圧
することにより両把持爪37,37がばね39の
ばね力に抗して開放作動する。
な平面内で開閉自在にして工具搬送アーム25の
一端に枢支される一対の把持爪37,37と、両
把持爪37,37を閉じる方向に付勢すべく両把
持爪37,37間に縮設されるばね39とを備え
る。各把持爪37,37は、その先端間で工具T
を把持可能に形成されており、これらの把持爪3
7,37の基端部は相互に重合して、前記支軸3
6と直交する方向の軸線を有する軸40,40に
より工具搬送アーム25の一端に回動可能に取付
けられる。またばね39は両把持爪37,37の
中間部間に縮設される。しかも両把持爪37,3
7の基端部には、支軸36側に向けて突出した受
圧部41がそれぞれ突設されており、この受圧部
41を各把持爪37,37の先端側に向けて押圧
することにより両把持爪37,37がばね39の
ばね力に抗して開放作動する。
カム機構27は、回転体23の軸線に関して工
具交換装置Pとは反対側すなわちマガジン台22
の後方では工具Tをその軸線が主軸6の軸線と交
差する姿勢たとえば軸線を上下方向にした姿勢に
ある工具搬送アーム25が、回転体23の角変位
に応じてマガジン台22の前方の工具交換装置P
に来たときに、工具Tが主軸6の前方で同軸の水
平姿勢となるべく構成されるものであり、各工具
搬送アーム25の他端にそれぞれ軸支されるロー
ラ42と、それらのローラ42を転動させるべく
マガジン台22に設けられるカム溝43とから成
る。
具交換装置Pとは反対側すなわちマガジン台22
の後方では工具Tをその軸線が主軸6の軸線と交
差する姿勢たとえば軸線を上下方向にした姿勢に
ある工具搬送アーム25が、回転体23の角変位
に応じてマガジン台22の前方の工具交換装置P
に来たときに、工具Tが主軸6の前方で同軸の水
平姿勢となるべく構成されるものであり、各工具
搬送アーム25の他端にそれぞれ軸支されるロー
ラ42と、それらのローラ42を転動させるべく
マガジン台22に設けられるカム溝43とから成
る。
第5図において、カム溝43は、マガジン台2
2の前部における中心角度αたとえば90度の範囲
の溝部分43aと、該溝部分43aを除く部分で
回転体23の回転軸線を中心とする円弧状である
溝部分43aとが連設されて成るものであり、溝
部分43aが斜め外方に開放するように形成され
ているのに対し、溝部分43aは斜め内方に開放
するように形成されて溝部分43bの両端に連設
される。このようなカム溝43の形状により、溝
部分43bから溝部分43aに入つたローラ42
すなわち工具搬送アーム25は、支軸36を中心
として90度回動することになり、ローラ42が溝
部分43b内を転動しているときには把持手段2
6で把持されている工具Tが上下方向を向いた姿
勢となつているのに対し、溝部分43a内にロー
ラ42が入ると把持手段26で把持されている工
具Tは軸線を水平にした姿勢となるように姿勢変
換する。しかも工具搬送アーム25、把持手段2
6およびカム機構27は、水平姿勢となつたとき
の工具Tの軸線が主軸6の軸線と同一レベルとな
るように構成される。
2の前部における中心角度αたとえば90度の範囲
の溝部分43aと、該溝部分43aを除く部分で
回転体23の回転軸線を中心とする円弧状である
溝部分43aとが連設されて成るものであり、溝
部分43aが斜め外方に開放するように形成され
ているのに対し、溝部分43aは斜め内方に開放
するように形成されて溝部分43bの両端に連設
される。このようなカム溝43の形状により、溝
部分43bから溝部分43aに入つたローラ42
すなわち工具搬送アーム25は、支軸36を中心
として90度回動することになり、ローラ42が溝
部分43b内を転動しているときには把持手段2
6で把持されている工具Tが上下方向を向いた姿
勢となつているのに対し、溝部分43a内にロー
ラ42が入ると把持手段26で把持されている工
具Tは軸線を水平にした姿勢となるように姿勢変
換する。しかも工具搬送アーム25、把持手段2
6およびカム機構27は、水平姿勢となつたとき
の工具Tの軸線が主軸6の軸線と同一レベルとな
るように構成される。
第6図において、昇降テーブル4に固着されて
いる連結部20,20と、マガジン台22と、主
軸頭装置5との間には、主軸6に対する工具Tの
着脱時のみ、主軸頭装置5と自動工具交換装置7
とを同期して連動させるための同期連動機構44
が設けられる。この同期連動機構44は、制限さ
れた範囲でのマガジン台22に対する近接、離反
を可能とするとともにマガジン台22に近接する
方向に付勢されて各連結部20,20にそれぞれ
配設されるドツグ45と、各ドツグ45にそれぞ
れ摺接可能にしてマガジン台22に枢支される連
動駒46と、各連動駒46にそれぞれ係合可能に
して主軸頭装置5の本体5aに支承される連動ロ
ーラ47とを備える。
いる連結部20,20と、マガジン台22と、主
軸頭装置5との間には、主軸6に対する工具Tの
着脱時のみ、主軸頭装置5と自動工具交換装置7
とを同期して連動させるための同期連動機構44
が設けられる。この同期連動機構44は、制限さ
れた範囲でのマガジン台22に対する近接、離反
を可能とするとともにマガジン台22に近接する
方向に付勢されて各連結部20,20にそれぞれ
配設されるドツグ45と、各ドツグ45にそれぞ
れ摺接可能にしてマガジン台22に枢支される連
動駒46と、各連動駒46にそれぞれ係合可能に
して主軸頭装置5の本体5aに支承される連動ロ
ーラ47とを備える。
ドツグ45は、Z軸方向に沿う後方から前方に
向けて順に、前上がりの傾斜面48、Z軸方向に
沿う平坦面49および前下がりの傾斜面50を上
面に有する台形状に形成されており、その下部に
は前後に張出す係合鍔51,51が設けられる。
一方、前記連結部20,20の上面には、矩形の
凹部52がそれぞれ設けられており、この凹部5
2には、前記係合鍔51,51に係合し得る係止
突部53aを上端に有する矩形筒状の保持部材5
3が嵌合されるとともにねじ部材54により固着
される。ドツグ45は、保持部材53により凹部
52内に保持されるものであり、凹部52の底面
に当接する位置と係合鍔51,51が係止突部5
3aに係止する位置との間でマガジン台22に対
する近接、離反が可能である。しかも凹部52の
底面およびドツグ45間には、複数のばね55が
縮設されており、これらのばね55のばね力によ
りドツグ45はマガジン台22に近接する方向に
付勢される。
向けて順に、前上がりの傾斜面48、Z軸方向に
沿う平坦面49および前下がりの傾斜面50を上
面に有する台形状に形成されており、その下部に
は前後に張出す係合鍔51,51が設けられる。
一方、前記連結部20,20の上面には、矩形の
凹部52がそれぞれ設けられており、この凹部5
2には、前記係合鍔51,51に係合し得る係止
突部53aを上端に有する矩形筒状の保持部材5
3が嵌合されるとともにねじ部材54により固着
される。ドツグ45は、保持部材53により凹部
52内に保持されるものであり、凹部52の底面
に当接する位置と係合鍔51,51が係止突部5
3aに係止する位置との間でマガジン台22に対
する近接、離反が可能である。しかも凹部52の
底面およびドツグ45間には、複数のばね55が
縮設されており、これらのばね55のばね力によ
りドツグ45はマガジン台22に近接する方向に
付勢される。
マガジン台22の下端には下方に突出した三角
形状の支持突部56が突設されており、この支持
突部56の下端部に、Z軸方向と直交する水平方
向すなわちX軸方向の軸線を有する軸57により
連動駒46が回動可能に支承される。この連動駒
46は、前記ドツグ45の上面すなわち傾斜面4
8、平坦面49および傾斜面50に摺接する平坦
な摺接面58を有する矩形状に形成されており、
該摺接面58と反対側の面には連動ローラ47を
嵌合し得る半円状の嵌合凹部59が設けられる。
しかも支持突部56は、マガジン台22が後退限
にある状態では、連動駒46がドツグ45の傾斜
面48に当接しているようにしてマガジン台22
に設けられる。また連動ローラ47は、主軸頭装
置5の前進作動時に連動駒46の嵌合凹部59に
後方側から嵌合すべくして、主軸頭装置5におけ
る本体5aの両側部に回転自在に支承される。
形状の支持突部56が突設されており、この支持
突部56の下端部に、Z軸方向と直交する水平方
向すなわちX軸方向の軸線を有する軸57により
連動駒46が回動可能に支承される。この連動駒
46は、前記ドツグ45の上面すなわち傾斜面4
8、平坦面49および傾斜面50に摺接する平坦
な摺接面58を有する矩形状に形成されており、
該摺接面58と反対側の面には連動ローラ47を
嵌合し得る半円状の嵌合凹部59が設けられる。
しかも支持突部56は、マガジン台22が後退限
にある状態では、連動駒46がドツグ45の傾斜
面48に当接しているようにしてマガジン台22
に設けられる。また連動ローラ47は、主軸頭装
置5の前進作動時に連動駒46の嵌合凹部59に
後方側から嵌合すべくして、主軸頭装置5におけ
る本体5aの両側部に回転自在に支承される。
第3図を特に参照して、自動工具交換装置7に
おけるマガジン台22と、昇降テーブル4におけ
る連結部20との間には、主軸頭装置5の前進作
動に連動するマガジン台22の前進作動に応じて
工具交換装置Pにある把持手段26の把持状態を
解除せしめるための把持解除機構60が設けられ
る。
おけるマガジン台22と、昇降テーブル4におけ
る連結部20との間には、主軸頭装置5の前進作
動に連動するマガジン台22の前進作動に応じて
工具交換装置Pにある把持手段26の把持状態を
解除せしめるための把持解除機構60が設けられ
る。
この把持解除機構60は、一端部に前記把持手
段60の受圧部41に当接可能な押圧部61aを
有するとともに他端にはカムホロアとしてのロー
ラ62を有してマガジン台22に枢支される一対
の解除レバー61と、前記ローラ62に摺接可能
にして連結部20,20にそれぞれ固設されるカ
ム板63とから成る。解除レバー61の中間部
は、マガジン台22の移動方向と直交する水平な
軸線すなわちX軸方向に沿う軸線を有する軸64
を介してマガジン台22の下部に枢支される。ま
たカム板63は、マガジン台22の前進作動時に
ローラ62を上方に押上げるべく前上がりに傾斜
したカム面63aをマガジン台22の移動方向に
沿う後端に有して、連結部20,20の上面にそ
れぞれ固着される。このカム面63aに摺接して
ローラ62が上方に押上げられると、解除レバー
61は軸64のまわりに第3図で反時計方向に回
動し、それにより押圧部61aが下降して、把持
手段26の受圧部41が押圧部61aにより押下
げられ、把持爪37,37がばね39のばね力に
抗して開放作動し、把持手段26の把持状態が解
除される。
段60の受圧部41に当接可能な押圧部61aを
有するとともに他端にはカムホロアとしてのロー
ラ62を有してマガジン台22に枢支される一対
の解除レバー61と、前記ローラ62に摺接可能
にして連結部20,20にそれぞれ固設されるカ
ム板63とから成る。解除レバー61の中間部
は、マガジン台22の移動方向と直交する水平な
軸線すなわちX軸方向に沿う軸線を有する軸64
を介してマガジン台22の下部に枢支される。ま
たカム板63は、マガジン台22の前進作動時に
ローラ62を上方に押上げるべく前上がりに傾斜
したカム面63aをマガジン台22の移動方向に
沿う後端に有して、連結部20,20の上面にそ
れぞれ固着される。このカム面63aに摺接して
ローラ62が上方に押上げられると、解除レバー
61は軸64のまわりに第3図で反時計方向に回
動し、それにより押圧部61aが下降して、把持
手段26の受圧部41が押圧部61aにより押下
げられ、把持爪37,37がばね39のばね力に
抗して開放作動し、把持手段26の把持状態が解
除される。
次にこの実施例の作用について説明すると、こ
の工作機械の前方に固定配置されるワーク(図示
せず)に対応して、移動テーブル2および昇降テ
ーブル4の作動により主軸頭装置5がX軸および
Y軸方向に作動せしめられ、主軸頭装置5は主軸
6を回転しながらZ軸方向に前進作動せしめられ
る。このとき主軸6に装着されている工具Tが主
軸6の回転とともに回転作動するので、工具Tに
より前記ワークが加工される。
の工作機械の前方に固定配置されるワーク(図示
せず)に対応して、移動テーブル2および昇降テ
ーブル4の作動により主軸頭装置5がX軸および
Y軸方向に作動せしめられ、主軸頭装置5は主軸
6を回転しながらZ軸方向に前進作動せしめられ
る。このとき主軸6に装着されている工具Tが主
軸6の回転とともに回転作動するので、工具Tに
より前記ワークが加工される。
主軸6に装着すべき工具Tの交換にあたつて
は、主軸頭装置5が後退限にある状態で、自動工
具交換装置7の回転体23が角変位し、工具Tを
把持していない状態にある把持手段26を設けた
工具搬送アーム25が工具交換装置Pに割出され
る。この際、工具搬送アーム25はカム機構27
の働きにより主軸6に装着されている工具Tを把
持手段26で把持し得るように回動して工具交換
位置Pに位置しており、この状態で主軸頭装置5
が前進することにより、主軸6に装着されている
工具Tが把持手段26で把持される。
は、主軸頭装置5が後退限にある状態で、自動工
具交換装置7の回転体23が角変位し、工具Tを
把持していない状態にある把持手段26を設けた
工具搬送アーム25が工具交換装置Pに割出され
る。この際、工具搬送アーム25はカム機構27
の働きにより主軸6に装着されている工具Tを把
持手段26で把持し得るように回動して工具交換
位置Pに位置しており、この状態で主軸頭装置5
が前進することにより、主軸6に装着されている
工具Tが把持手段26で把持される。
すなわち主軸頭装置5が前進作動すると、同期
連動機構44では、第3図の実線で示すように傾
斜面48に当接している状態にある連動駒46の
嵌合凹部59に後方側から連動ローラ47が嵌合
する。この嵌合状態で、主軸頭装置5すなわち連
動ローラ47が前進すると、連動駒46はドツグ
45を押下げて平坦面49に摺接しながら前進す
る。したがつて主軸頭装置5と、自動工具交換装
置7のマガジン台22は同一速度で前進すること
になる。このマガジン台22の前進作動に応じて
把持解除機構60では解除レバー61がカム板6
3により回動駆動され、押圧部61aが受圧部4
1を押下げることにより把持手段26の把持爪3
7,37が開放作動する。したがつて主軸6に装
着されていた工具Tが両把持爪37,37間に位
置することになる。
連動機構44では、第3図の実線で示すように傾
斜面48に当接している状態にある連動駒46の
嵌合凹部59に後方側から連動ローラ47が嵌合
する。この嵌合状態で、主軸頭装置5すなわち連
動ローラ47が前進すると、連動駒46はドツグ
45を押下げて平坦面49に摺接しながら前進す
る。したがつて主軸頭装置5と、自動工具交換装
置7のマガジン台22は同一速度で前進すること
になる。このマガジン台22の前進作動に応じて
把持解除機構60では解除レバー61がカム板6
3により回動駆動され、押圧部61aが受圧部4
1を押下げることにより把持手段26の把持爪3
7,37が開放作動する。したがつて主軸6に装
着されていた工具Tが両把持爪37,37間に位
置することになる。
マガジン台22の前進作動は、連動駒46がド
ツグ45の傾斜面50に当接した状態で停止し、
この状態はばね29により連動駒46が傾斜面5
1に圧接されることにより保持される。次いで、
主軸頭装置5を後進させると、マガジン台22は
主軸頭装置5と同期して後進するが、把持解除機
構60においてはマガジン台22の後進時にロー
ラ62がカム板63のカム面63aから離反する
ので、把持手段26ではばね39のばね力により
把持爪37,37が閉じ側に作動し、工具Tが両
把持爪37,37間に把持される。
ツグ45の傾斜面50に当接した状態で停止し、
この状態はばね29により連動駒46が傾斜面5
1に圧接されることにより保持される。次いで、
主軸頭装置5を後進させると、マガジン台22は
主軸頭装置5と同期して後進するが、把持解除機
構60においてはマガジン台22の後進時にロー
ラ62がカム板63のカム面63aから離反する
ので、把持手段26ではばね39のばね力により
把持爪37,37が閉じ側に作動し、工具Tが両
把持爪37,37間に把持される。
次に所望の工具Tを把持した把持手段26を設
けた工具搬送アーム25を工具交換位置Pにもた
らすべく回転体23が角変位すると、今まで工具
交換位置Pにあつた工具搬送アーム25はその姿
勢を変換しながら工具交換位置Pから移動し、新
たな工具Tを有する工具搬送アーム25が工具交
換位置Pに搬送される。この状態で、工具交換位
置Pでは、工具Tが主軸6と同軸の水平な姿勢と
なつており、上述と同様に主軸頭装置5を前進作
動させると、主軸6に工具Tが挿入された状態
で、把持手段26の把持状態が解除される。そこ
で、主軸頭装置5を後進させると、工具Tが主軸
6に装着されたまま後退し、工具Tが通り抜けた
後に把持手段26の把持爪37,37が閉じる。
けた工具搬送アーム25を工具交換位置Pにもた
らすべく回転体23が角変位すると、今まで工具
交換位置Pにあつた工具搬送アーム25はその姿
勢を変換しながら工具交換位置Pから移動し、新
たな工具Tを有する工具搬送アーム25が工具交
換位置Pに搬送される。この状態で、工具交換位
置Pでは、工具Tが主軸6と同軸の水平な姿勢と
なつており、上述と同様に主軸頭装置5を前進作
動させると、主軸6に工具Tが挿入された状態
で、把持手段26の把持状態が解除される。そこ
で、主軸頭装置5を後進させると、工具Tが主軸
6に装着されたまま後退し、工具Tが通り抜けた
後に把持手段26の把持爪37,37が閉じる。
その後、回転体23を角変位駆動して工具交換
位置Pから工具搬送アーム25を移動させること
により、主軸6に装着した工具Tによるワークの
加工が可能となる。
位置Pから工具搬送アーム25を移動させること
により、主軸6に装着した工具Tによるワークの
加工が可能となる。
このような工作機械において、自動工具交換位
置7では、工具搬送アーム25の割出しと、工具
Tの姿勢変換とが単一の工具交換用駆動モータ2
4による回転体23の角変位作動により達成さ
れ、したがつて2つの駆動源を必要とした従来の
ものと比べると、部品点数を低減することができ
る。しかも工具交換位置P以外の位置に工具搬送
アーム25があるときには、各工具Tは、上下方
向を向いた姿勢となつているので、自動工具交換
装置7の側方への工具Tの突出量を小さくして必
要スペースの低減を図ることができる。
置7では、工具搬送アーム25の割出しと、工具
Tの姿勢変換とが単一の工具交換用駆動モータ2
4による回転体23の角変位作動により達成さ
れ、したがつて2つの駆動源を必要とした従来の
ものと比べると、部品点数を低減することができ
る。しかも工具交換位置P以外の位置に工具搬送
アーム25があるときには、各工具Tは、上下方
向を向いた姿勢となつているので、自動工具交換
装置7の側方への工具Tの突出量を小さくして必
要スペースの低減を図ることができる。
また主軸6に対する工具Tの着脱時には、同期
連動機構44において連動駒46がドツグ45の
平坦面49に摺接しているときのみ、主軸頭装置
5とマガジン台22とが同期移動させるようにし
ているので、主軸頭装置5とマガジン台22との
同期移動を確実にすることができ、しかもマガジ
ン台22を主軸頭装置5の前進作動を利用して行
なうようにしたので、余分な駆動源が不要であ
る。
連動機構44において連動駒46がドツグ45の
平坦面49に摺接しているときのみ、主軸頭装置
5とマガジン台22とが同期移動させるようにし
ているので、主軸頭装置5とマガジン台22との
同期移動を確実にすることができ、しかもマガジ
ン台22を主軸頭装置5の前進作動を利用して行
なうようにしたので、余分な駆動源が不要であ
る。
さらに把持解除機構60の働きにより、主軸頭
装置5とマガジン台22との同期移動時に、把持
手段26の把持状態を解除するようにしたので、
余分な駆動源を用いずに主軸6に対する工具Tの
着脱を円滑に行なうことができる。
装置5とマガジン台22との同期移動時に、把持
手段26の把持状態を解除するようにしたので、
余分な駆動源を用いずに主軸6に対する工具Tの
着脱を円滑に行なうことができる。
C 考案の効果
以上のように本考案によれば、自動工具交換装
置は、主軸頭装置の進退方向と平行にして支持体
に固設された案内ロツドに進退可能に支承される
とともに該案内ロツドの内方側に向けて軸方向両
側からばね付勢され、同期連動機構は、制限され
た範囲での自動工具交換装置に対する近接離反を
可能とするとともに自動工具交換装置に近接する
方向にばね付勢されて支持体に配設されるととも
に主軸頭装置の進退方向に沿う前後の傾斜面間に
平坦面が設けられて成る台形状のドツグと、該ド
ツグに摺接すべく自動工具交換装置に支承される
連動駒と、連動駒に嵌合可能にして主軸頭装置に
配設される連動ローラとから成るので、主軸頭装
置の進退動作時に同期連動機構の連動駒に連動ロ
ーラを嵌合させて、該連動駒をドツグに摺接させ
ることにより主軸頭装置と自動工具交換装置とを
確実に同期させて連動させることができ、主軸に
対する工具の着脱を確実にすることができ、しか
もドツグに自動工具交換装置のストツパとしての
機能を果たさせることができる。
置は、主軸頭装置の進退方向と平行にして支持体
に固設された案内ロツドに進退可能に支承される
とともに該案内ロツドの内方側に向けて軸方向両
側からばね付勢され、同期連動機構は、制限され
た範囲での自動工具交換装置に対する近接離反を
可能とするとともに自動工具交換装置に近接する
方向にばね付勢されて支持体に配設されるととも
に主軸頭装置の進退方向に沿う前後の傾斜面間に
平坦面が設けられて成る台形状のドツグと、該ド
ツグに摺接すべく自動工具交換装置に支承される
連動駒と、連動駒に嵌合可能にして主軸頭装置に
配設される連動ローラとから成るので、主軸頭装
置の進退動作時に同期連動機構の連動駒に連動ロ
ーラを嵌合させて、該連動駒をドツグに摺接させ
ることにより主軸頭装置と自動工具交換装置とを
確実に同期させて連動させることができ、主軸に
対する工具の着脱を確実にすることができ、しか
もドツグに自動工具交換装置のストツパとしての
機能を果たさせることができる。
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は側面図、第2図は第1図の矢視図、第3
図は第2図の−線拡大断面図、第4図は第3
図の矢視図、第5図は第3図の−線断面
図、第6図は第4図の−線断面図である。 4……支持体としての昇降テーブル、5……主
軸頭装置、6……主軸、7……自動工具交換装
置、21……案内ロツド、44……同期連動機
構、45……ドツグ、46……連動駒、47……
連動ローラ、48,50……傾斜面、49……平
坦面、P……工具交換位置、T……工具。
1図は側面図、第2図は第1図の矢視図、第3
図は第2図の−線拡大断面図、第4図は第3
図の矢視図、第5図は第3図の−線断面
図、第6図は第4図の−線断面図である。 4……支持体としての昇降テーブル、5……主
軸頭装置、6……主軸、7……自動工具交換装
置、21……案内ロツド、44……同期連動機
構、45……ドツグ、46……連動駒、47……
連動ローラ、48,50……傾斜面、49……平
坦面、P……工具交換位置、T……工具。
Claims (1)
- 回転可能な主軸を有するとともに該主軸の軸線
方向に進退可能にして支持体に配設される主軸頭
装置と、前記主軸の軸線上に設定された工具交換
位置に工具を割出し可能であるとともに主軸頭装
置の進退方向と平行な方向に移動可能な自動工具
交換装置と、主軸に対する工具の着脱時に主軸頭
装置および工具交換装置を同期移動させるための
同期連動機構とを備える工作機械において、自動
工具交換装置は、主軸頭装置の進退方向と平行に
して支持体に固設された案内ロツドに進退可能に
支承されるとともに該案内ロツドの内方側に向け
て軸方向両側からばね付勢され、同期連動機構
は、制限された範囲での自動工具交換装置に対す
る近接離反を可能とするとともに自動工具交換装
置に近接する方向にばね付勢されて支持体に配設
されるとともに主軸頭装置の進退方向に沿う前後
の傾斜面間に平坦面が設けられて成る台形状のド
ツグと、該ドツグに摺接すべく自動工具交換装置
に支承される連動駒と、連動駒に嵌合可能にして
主軸頭装置に配設される連動ローラとから成るこ
とを特徴とする工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16006887U JPH0422911Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16006887U JPH0422911Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0164346U JPH0164346U (ja) | 1989-04-25 |
JPH0422911Y2 true JPH0422911Y2 (ja) | 1992-05-27 |
Family
ID=31441812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16006887U Expired JPH0422911Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0422911Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5129871B2 (ja) * | 2011-04-14 | 2013-01-30 | 穎 孫 | 加工機械のツール交換装置 |
-
1987
- 1987-10-20 JP JP16006887U patent/JPH0422911Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0164346U (ja) | 1989-04-25 |
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