JP5589986B2 - 回動装置 - Google Patents
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Description
回動装置9は、上方に配された走行レール94から吊り下げて配してある。そのため、回動装置9を移設する際には、回動装置9を走行レール94から取り外す必要があり、吊り下げられた回動装置を移設するためには、多くの移設作業工数及び移設費用が発生する。これにより、生産ラインの工程編成の変更を容易に行うことができない。また、回動装置9の移設と同時に、走行レール94を移設することもあり、この場合には移設作業工数及び移設費用がさらに増大する。
さらに上述したごとく、回動装置9の大きさが大きくなることにより重量も増大するため、回動装置9を移動するための進退シリンダー93及び昇降シリンダー92においても出力の大きいものが必要となる。そのため、回動装置9の大きさが大きくなり、回動装置9の設備費が増大することとなる。また、回動装置9が大きくなることにより、移設作業の作業性悪化につながる。
上記回転軸との連結部を有すると共に該連結部を介して上記回転軸に回動力を伝達する回動手段と、
該回動手段を昇降させる昇降手段と、
上記回動手段を上記軸方向に進退させる進退手段と、
上記回動手段、上記昇降手段及び上記進退手段を搭載すると共に床面上を走行可能に構成された台車部とを有しており、
上記昇降手段は、支点を中心にしてその両端が揺動可能なように配設されたアームを有し、該アームの一端を上記回動手段に連結すると共に、他端をカウンターウェイトに連結して、該カウンターウェイトによって上記回動手段を昇降させる際の操作力を低減してあり、
かつ、上記アームは、上記回転軸に直交する方向に配置されていることを特徴とする回動装置にある(請求項1)。
また、上記のごとく、上記セルフロック減速機によって、上記駆動部が発生するトルクを増大させることができる。そのため、上記駆動部の出力を低減し小型化することができる。
回動装置1にかかる実施例について、図1〜図13を参照して説明する。
回動装置1は、図1に示すごとく、自動車の製造過程において、エンジン81に組み付けられている回転軸812を回動させるためのものである。回動装置1は、回転軸812との連結部13を有すると共に連結部13を介して回転軸812に回動力を伝達する回動手段10と、回動手段10を昇降させる昇降手段2とを有している。また、回動装置1は、回動手段10を軸方向Xに進退させる進退手段3と、回動手段10、昇降手段2及び進退手段3を搭載すると共に床面上を走行可能に構成された台車部7とを有している。
本例においては、回転軸812が配された方向を軸方向Xとし、後述の製造ライン上においてエンジン81が移動する方向を前後方向Yとする。また、軸方向Xと前後方向Yとに直交する方向を上下方向Zとする。
また、軸方向Xにおいて、回動装置1の連結部13が配された側を先端側とし、その反対側を基端側とする。また、前後方向Yにおいて、エンジン81が移動する方向を前方とし、その反対側を後方とする。また、上下方向Zにおいて、床面が配された側を下方とし、その反対側を上方とする。
昇降手段2は、上下方向Zにスライド可能に構成された昇降スライド部21と、回動手段10を昇降させる際の操作力を低減するためのカウンターウェイト24を有している。
進退手段3は、図4及び図5に示すごとく、軸方向Xにスライド可能に配された進退スライド部31と、回動手段10の位置を固定する固定手段4とを備えている。
2本の進退ガイドバー311は、第2プレート62の下方に配された第3プレート63の上面に配してある。2本の進退ガイドバー311は、前後方向Yにおいて並列に配されており、各進退ガイドバー311は軸方向Xと平行となるように配されている。
第1ラックギア41は、第2プレート62の上面に配された第2延長プレート621の下面に配された2つのギアスライド部412によってスライド可能に配されている。
第2延長プレート621は、第2プレート62において前後方向Yの後方に配された端部から、後方に向かって延設されている。第2延長プレート621には、後述するギア操作レバー411を挿通する第2挿通穴622が形成されている。第2挿通穴622は、長手方向が前後方向Yとなる長穴形状を有している。
フレーム部71の内側には、駆動部11であるナットランナーの回転を制御するコントローラ部111を配してある。コントローラ部111は、図示しない作動ボタンを備えており、作動ボタンを一回押すごとにナットランナーが所定回転数ずつ回動するよう設定してある。
フレーム部71の上部には、上述した前後位置調整部5をなす前後方向ガイドバー51を配した上板部を備えている。
係合部73は、係合スライド部731をなす係合スライドバー732の先端に配されており、係合スライドバー732は係合ガイド部733にスライド可能に挿通保持されている。係合ガイド部733は、軸方向Xの先端側でかつ前後方向Yの前方側の位置に上下方向Zに配されたフレームの前面に配してある。また、係合スライド部731は、軸方向Xにスライド可能に構成されている
屈曲バー742は、図2に示すごとく、前後方向Yと垂直な平面上に配されており、互いに鋭角に形成された短尺部743と長尺部744とからなる。通常時において、屈曲バー742は短尺部743が軸方向Xと平行となると共に、長尺部744が下方に位置するように配されている。また、屈曲バー742は、短尺部743と長尺部744との接続部に配された軸部745を回転中心として、揺動可能に配されている。短尺部743の端部には係合部操作レバー741が連結されており、長尺部744の端部には揺動バー746が連結されている。
まず、台車部7に備えた同期手段72によってエンジン81の移動と回動装置1の移動とを同期させる。同期手段72は、図1に示すごとく、係合部操作レバー741を押し下げ、係合部73をエンジン載置台84と係合する。係合部操作レバー741を押し下げることにより、屈曲バー742の長尺部744の端部と、屈曲バー742の長尺部744の端部に連結された揺動バー746の端部とが軸方向Xにおける基端側へと移動する。このとき、図8に破線で示すごとく、揺動バー746は揺動軸747を中心として揺動するため、係合スライド部731の係合スライドバー732と連結された揺動バー746の端部は軸方向Xにおける先端側へと移動し、係合スライドバー732をエンジン載置台84に向かって伸張させる。これにより、係合スライドバー732の先端に配された係合部73をエンジン載置台84と係合し、エンジン81と回動装置1の移動を同期させることができる。
回動手段10の上下方向Zへの昇降移動は、第1プレート61のグリップ部614を上下方向Zに移動させることにより行う。図9に示すごとく、グリップ部614を上方へ移動することにより、回動手段10を上方へ移動することができる。また、図10に示すごとく、グリップ部614を下方へ移動することにより、回動手段10を下方へ移動することができる。このとき、アーム22に配されたカウンターウェイト24の自重による下側に向かう力は、支点Pを中心にして揺動可能に配されたアーム22を介して、回動手段10を上側に持ち上げようとする力へと変換され、回動手段10を昇降させる際の操作力が低減される。
尚、回動手段10における軸方向Xへの移動、前後方向Yへの移動及び上下方向Zへの移動は、同時に行うことができる。この場合には、回動手段10の連結部13と上記回転軸812との位置合わせを容易かつ効率よく行うことができる。
回動装置1において、昇降手段2は、支点Pを中心にしてその両端が揺動可能なように配設されたアーム22を有し、該アーム22の一端を回動手段10に連結すると共に、他端をカウンターウェイト24に連結して、該カウンターウェイト24によって回動手段10を昇降させる際の操作力を低減してある。
また、上記のごとく、セルフロック減速機12によって、駆動部11が発生するトルクを増大させることができる。そのため、駆動部11の出力を低減し小型化することができる。
10 回動手段
13 連結部
2 昇降手段
22 アーム
24 カウンターウェイト
3 進退手段
7 台車部
81 エンジン
812 回転軸
Claims (7)
- 自動車の製造過程において、エンジンに組み付けられている回転軸を回動させるための回動装置であって、
上記回転軸との連結部を有すると共に該連結部を介して上記回転軸に回動力を伝達する回動手段と、
該回動手段を昇降させる昇降手段と、
上記回動手段を上記軸方向に進退させる進退手段と、
上記回動手段、上記昇降手段及び上記進退手段を搭載すると共に床面上を走行可能に構成された台車部とを有しており、
上記昇降手段は、支点を中心にしてその両端が揺動可能なように配設されたアームを有し、該アームの一端を上記回動手段に連結すると共に、他端をカウンターウェイトに連結して、該カウンターウェイトによって上記回動手段を昇降させる際の操作力を低減してあり、
かつ、上記アームは、上記回転軸に直交する方向に配置されていることを特徴とする回動装置。 - 請求項1に記載の回動装置において、上記回動手段は、回動力を発生させる駆動部と、該駆動部と上記連結部との間に配されたセルフロック減速機とを有しており、該セルフロック減速機は、上記駆動部からの入力のみによって回動可能であると共に上記連結部側からの入力に対しては回動しないよう構成されていることを特徴とする回動装置。
- 請求項1又は2に記載の回動装置において、上記回動手段の上記駆動部は、所定回転数又は所定回転角度を回動して停止するよう回動制御可能に構成されていることを特徴とする回動装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の回動装置において、上記進退手段は、軸方向において上記回動手段の位置を固定する固定手段を備えていることを特徴とする回動装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の回動装置において、上記固定手段は、上記進退手段において上記回動手段と一体に移動する第1ラックギアと、上記進退手段において上記台車部と一体に移動する第2ラックギアとを備えており、上記第1ラックギアと上記第2ラックギアとは係合状態と非係合状態とを切換え可能に構成されていることを特徴とする回動装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の回動装置において、該回動装置は、上記エンジンが順次移動してくる製造ラインに配設されており、上記台車部は上記エンジンの移動に同期する同期手段を備えていることを特徴とする回動装置。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の回動装置において、上記エンジンの上記回転軸に設けられたドライブプレートと、上記エンジンと固定されるオートマチックトランスミッションが備えるトルクコンバータとを固定する際に用いられることを特徴とする回動装置。
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