JPH0621568Y2 - 散水ノズル - Google Patents

散水ノズル

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JPH0621568Y2
JPH0621568Y2 JP88693U JP88693U JPH0621568Y2 JP H0621568 Y2 JPH0621568 Y2 JP H0621568Y2 JP 88693 U JP88693 U JP 88693U JP 88693 U JP88693 U JP 88693U JP H0621568 Y2 JPH0621568 Y2 JP H0621568Y2
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water
sprinkling
hole
water passage
nozzle
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JP88693U
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JPH0560544U (ja
Inventor
寛 北川
Original Assignee
北越消雪機械工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は屋根,家の周囲,道路,
駐車場の積雪などに散水する散水ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとして立上り管に装
着したノズル筒の上部に螺杆を介して調圧蓋を設け、該
調圧蓋をやや上昇せしめることによってノズル筒の上端
と調圧蓋の間に隙間が形成されてノズル筒を通った水は
散水し、また調圧蓋を降下して該調圧蓋をノズル筒の上
端に当接すると前記隙間がなくなり止水できる散水ノズ
ルが実公昭62−34603号公報に提案されている。
しかし、前記調圧蓋とノズル筒の上端との隙間を利用し
て散水する散水ノズルにおいては、特に調圧蓋の下面と
ノズル筒の上端との当接面によって止水するものである
ため、面積の大きい両者の摺り合せが十分でないと水が
漏れ完全止水できなくなる問題点があった。
【0003】そこでこの問題点を解決するものとして、
実開昭57−115666号公報には、ノズル本体に通
水路を縦設し、この通水路に交叉して回動自在に横設さ
れ、その交叉部に通水孔を形成すると共に一側をノズル
本体の外側に設けた散水量調整ボルトを具備した散水ノ
ズルが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記散水量調整ボルト
を備えた散水ノズルでは、散水量調整ボルトを回して通
水孔を非接続状態として止水を行うことができる。とこ
ろで前記散水ノズルでは、比較的小径な通水孔を通った
水が、該通水孔より大きな散水室に流れ込んで整流され
た後、この散水室に連設した複数の散水口から散水され
るものであるが、広い散水室から細い散水口に水が流れ
る際に水の流れにロスが発生し易いと共に、散水孔の向
きによってその散水量に偏りが生じ易く、特にこの種の
四方に散水を行う散水ノズルに用いた場合、側面360
°に均一な散水を行うことが難しかった。
【0005】本考案は前記事情に鑑みられたものであ
り、止水性の向上を図り、さらに、側面360°に均一
な散水を行うことができる散水ノズルを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、下部に給水口
を形成するとともに上部中央に噴水孔を縦設し、かつこ
の噴水孔の上部に側面が360°開口した散水口を形成
し、さらに前記噴水孔を介して前記給水口と散水口を接
続する通水路を縦設した散水ノズル本体と、前記散水ノ
ズル本体の略中央に前記通水路と交叉して回動自在に横
設され、前記交叉部に通水孔を形成するとともに一側を
散水ノズル本体の外側に設けた水量調節杆とを備え、前
記通水路には、前記通水孔と噴水孔との間に縦設した逆
円錐状の空洞部と、この逆円錐状空洞部の上部に縦設さ
れ前記噴水孔と連通する空洞部と、前記両空洞部を連通
する螺旋状をなす複数の連通孔とを設けたものである。
【0007】
【作用】水量調節杆を廻して通水路に通水孔を接続する
と、水が通水孔から逆円錐状空洞部に流れ込んで整流さ
れ、さらに逆円錐状空洞部から空洞部に流れ込む水は、
螺旋状をなす連通孔を通って渦流状態となり、この渦流
状態となった水が散水口から360°の角度で散水され
る。
【0008】
【実施例】次に本考案の実施例を添付図面を参照して説
明する。第1図及び第3図は一実施例を示しており、1
は軸方向に通水路2を有する散水ノズル本体であって、
この散水ノズル本体1は黄銅,ステンレス鋼などからな
る本体上部3と同じく本体下部4とを備え、これらは各
々上,下端に形成した雌螺子5と雄螺子6によって螺着
している。前記本体下部4はその側面上部には六角面7
を形成し、また側面下部には送水管8に螺着するための
雄螺子9が形成されている。さらに該本体下部4の下端
には給水口10が形成され、また上端には逆円錐状をなす
逆円錐状空洞部11が形成されている。
【0009】また、前記散水ノズル本体1は、前記本体
下部4と上面3Aに噴水孔22を形成した前記本体上部3
と、該本体上部3の上面3Aのやや上方に配設される蓋
板23からなる。前記本体上部3はその内部に大きな空洞
部13が形成され、前記蓋板23の取付け座24が収納されて
いる。この取付け座24は板部材24Aと該板部材24Aの中
央に立設する雌螺子部材24Bとからなり、前記板部材24
Aには連通孔25が等間隔で3箇所形成されており、該連
通孔25は下側から流入する水が渦流となるように螺旋状
に形成している。尚、前記板部材24Aはその周縁が本体
上部3の下端内側に形成した段部26により固定されてい
る。前記蓋板23の下面中央には前記噴水孔22より径小で
あって前記雌螺子部材24Bに螺着する螺子棒27が固着さ
れている。そして上面3Aと蓋板23の下面との間に36
0°開口した散水口12が散水ノズル本体1の側面上部に
形成される。
【0010】14は水量調節杆15を取付けるための取付け
孔であって、該取付け孔14はその先端側が前記通水路2
に交叉するように貫通され、そして開口部には雌螺子16
が形成されている。
【0011】前記水量調節杆15は前記通水路2より径大
な円柱状であって、前記取付け孔14に回動自在に嵌入さ
れ、前記通水路2の箇所には該水量調節杆15の軸方向と
交叉して通水孔17が形成されている。また水量調節杆15
の外端15Aは前記散水ノズル本体1の側面よりやや突出
するようになっており、工具などの係合面18が形成され
ている。19は前記水量調節杆15の溝部15Bに取付けたパ
ッキンであり、このパッキン19は前記雌螺子16に螺着し
たボルト20によって止着され、該パッキン19およびボル
ト20によって水量調節杆15は抜け止めされている。尚、
図中21は水量調節杆15の端面に刻設したマ―ク、21Aは
散水ノズル本体1の六角面7に刻設したマ―クであっ
て、両マ―ク21,21Aを合わせることによって散水でき
る。
【0012】次に前記構成につきその作用を説明する。
散水する場合は、水量調節杆15の係合面18にスパナ等の
工具を取付けてマ―ク21,21Aが合うように回動する。
この状態では通水路2と通水孔17が接続し、このため送
水管8より送り込まれる水は通水路2,通水孔17を通っ
て空洞部11,13に至り、該空洞部11,13内で水圧の脈動
が消されて散水口12より水膜状に水が広範囲に散水され
る。そして水量調節する場合は通水孔17の通水路2への
開口面積によって調節できる。また止水する場合は水量
調節杆15を約90°回動すると通水孔17は通水路2と交叉
して水量調節杆15の周面が通水路2に臨み通水路2は遮
断されて止水できる。
【0013】また、通水路2と通水孔17を連通状態にし
た場合、送水管8からの水は連通孔25を通って空洞部13
に流れ込む。この際水は渦流状態となり、そして渦流状
態を噴水孔22から蓋板23の下面に沿って保ったまま水膜
状に 360°の角度で散水できる。
【0014】以上のように、下部に給水口10を形成し側
面上部に散水口12を形成するとともに、これらを通水路
2により接続した散水ノズル本体1と、該散水ノズル本
体1に回動自在に横設されるとともに前記通水路2と連
通可能な通水孔17を有する水量調節杆15とを設けたこと
によって、水量調節杆15の周面を通水路2に臨ませて比
較的小面積な箇所によって水密化して完全止水できる。
【0015】さらに、取付け座24には水が渦流を発生す
るように連通孔25を螺旋状に設けたことによって渦流状
態で噴水孔22へ導かれ均一な水膜状態で散水できる。
【0016】尚、本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば水量調節杆は円柱状ではなく軸杆の先
端に球状の弁体を設けるとともに、該弁体に通水孔を形
成してもよい等種々の変形が可能である。
【0017】
【考案の効果】本考案は、下部に給水口を形成するとと
もに上部中央に噴水孔を縦設し、かつこの噴水孔の上部
に側面が360°開口した散水口を形成し、さらに前記
噴水孔を介して前記給水口と散水口を接続する通水路を
縦設した散水ノズル本体と、前記散水ノズル本体の略中
央に前記通水路と交叉して回動自在に横設され、前記交
叉部に通水孔を形成するとともに一側を散水ノズル本体
の外側に設けた水量調節杆とを備え、前記通水路には、
前記通水孔と噴水孔との間に縦設した逆円錐状の空洞部
と、この逆円錐状空洞部の上部に縦設され前記噴水孔と
連通する空洞部と、前記両空洞部を連通する螺旋状をな
す複数の連通孔とを設けたものであり、止水は比較的小
面積の水量調節杆と通水路との遮断によって行うもので
あるため完全止水をすることができ、しかも、側面36
0°に均一な散水を行うことができる散水ノズルを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を示す要部の平面図である。
【符号の説明】
1 散水ノズル本体 2 通水路 10 供給口 11 逆円錐状空洞部 12 散水口 13 空洞部 15 水量調節杆 17 通水孔 22 噴水孔 25 連通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に給水口を形成するとともに上部中
    央に噴水孔を縦設し、かつこの噴水孔の上部に側面が3
    60°開口した散水口を形成し、さらに前記噴水孔を介
    して前記給水口と散水口を接続する通水路を縦設した散
    水ノズル本体と、前記散水ノズル本体の略中央に前記通
    水路と交叉して回動自在に横設され、前記交叉部に通水
    孔を形成するとともに一側を散水ノズル本体の外側に設
    けた水量調節杆とを備え、前記通水路には、前記通水孔
    と噴水孔との間に縦設した逆円錐状の空洞部と、この逆
    円錐状空洞部の上部に縦設され前記噴水孔と連通する空
    洞部と、前記両空洞部を連通する螺旋状をなす複数の連
    通孔とを設けたことを特徴とする散水ノズル。
JP88693U 1993-01-18 1993-01-18 散水ノズル Expired - Lifetime JPH0621568Y2 (ja)

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JP88693U JPH0621568Y2 (ja) 1993-01-18 1993-01-18 散水ノズル

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JP88693U JPH0621568Y2 (ja) 1993-01-18 1993-01-18 散水ノズル

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Publication Number Publication Date
JPH0560544U JPH0560544U (ja) 1993-08-10
JPH0621568Y2 true JPH0621568Y2 (ja) 1994-06-08

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ID=11486164

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JP88693U Expired - Lifetime JPH0621568Y2 (ja) 1993-01-18 1993-01-18 散水ノズル

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JP3801967B2 (ja) * 2001-08-28 2006-07-26 株式会社いけうち ノズルおよび該ノズルによる導管内周面への流体噴射方法

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JPH0560544U (ja) 1993-08-10

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