JPH0632813Y2 - 噴霧ノズル - Google Patents

噴霧ノズル

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JPH0632813Y2
JPH0632813Y2 JP5765889U JP5765889U JPH0632813Y2 JP H0632813 Y2 JPH0632813 Y2 JP H0632813Y2 JP 5765889 U JP5765889 U JP 5765889U JP 5765889 U JP5765889 U JP 5765889U JP H0632813 Y2 JPH0632813 Y2 JP H0632813Y2
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JP
Japan
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nozzle
sleeve
nozzle body
collar
joint
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JP5765889U
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JPH02147250U (ja
Inventor
兼三 山本
Original Assignee
ヤマホ技研株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、噴霧ノズルに関し、特に農作物に薬液等を
噴霧するために使用する多頭噴霧装置に用いられる噴霧
ノズルに関する。
〔従来の技術〕
多頭噴霧装置は、上下方向に長く延びた薬液供給パイプ
に、その長さ方向に沿って複数の噴霧ノズルを所要間隔
をおいて取り付けたものである。上記パイプの一端に
は、薬液タンクから薬液を導くホースが接続され、その
ホースの途中に薬液の流路を開閉するためのコックが設
けられる。
このような構成からなる多頭噴霧装置において、コック
を開にすると複数の噴霧ノズルから薬液が一斉に噴霧さ
れ、また、コックを閉にすると噴霧が一斉に停止する。
従来の多頭噴霧装置の噴霧ノズルは、上記のように、複
数の噴霧ノズルがコックの開閉により一斉に薬液を噴霧
し、又はその停止を行なうものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、多頭噴霧装置を使用する場合でも、作物
の種類やその生長の程度によっては、必ずしも全ての噴
霧ノズルを開放して噴霧する必要がない場合がある。そ
れにもかかわらず、従来の場合は噴霧ノズルを適宜選択
して開閉することができなかったため、噴霧が無駄にな
る問題があった。そのような問題を解決するために、噴
霧ノズル毎にコックを設けることが一つの方法である
が、これではコストが高く、また全体の重量が大になる
欠点がある。
そこで、この考案は、噴霧ノズル自体に開閉機構を設け
ることにより、上記の問題点を解決することを技術的課
題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、この考案は、薬液供給パイプ
1の周りに継手2を固定し、上記継手2に上記パイプ1
の内部と通じた接続口3を設けると共に、その接続口3
の周りにねじ筒4を設け、上記ねじ筒4内に水密を保持
して挿入したスリーブ5の一端を上記接続口3に連通せ
しめ、入側と出側を有するエルボ形のノズル本体6の入
側部分に接続筒7を一体に設け、上記スリーブ5の他端
を上記接続筒7からノズル本体6の内部に水密を保持し
て回転自在に嵌合せしめ、上記接続筒7の突出端部の外
周に設けたつば8を、上記スリーブ5の外周に設けたつ
ば9に当て、上記ねじ筒4に螺合したユニオンナット1
1のつば12を上記接続筒7のつば8に当て、該ユニオ
ンナット11を上記ノズル本体6がスリーブ5のまわり
で回転可能な程度に締付け、上記ノズル本体6の出側部
分にノズル入口孔14を設けると共に、そのノズル入口
孔14と連通したノズル13を該ノズル本体6の出側部
分に取付け、上記スリーブ5に上記ノズル本体6の一定
の回転角度でノズル入口孔14と合致し、他の回転角度
でノズル本体6の内周面で閉塞される弁孔15を設けて
なる構成を採用したのである。
〔作用〕
ノズル本体6を回転させてノズル13の向きを一定角度
に設定すると、ノズル入口孔14がスリーブ5の弁孔1
5と一致するため、薬液供給パイプ1を経た薬液(単な
る水を含む)は、継手2、スリーブ5、スリーブ5の弁
孔15、ノズル入口孔14及びノズル13を経て噴霧さ
れる。また、ノズル本体6を他の向きに回転させると、
上記弁孔15はノズル本体6の内周面で閉塞され、薬液
の噴霧が停止される。
〔実施例〕
実施例の噴霧ノズルは、図1及び図2に示すように、薬
液供給パイプ1の周りに、その両側から一対の継手2を
嵌め、両者をネジ16で締結することによりこれを固定
している。上記の継手2は接続口3を有し、その内端の
周りにOリング17を嵌めると共に、パイプ1の穴18
に挿入して、該パイプ1の内部と連通させている。上記
接続口3の外端の周りにはねじ筒4が突設され、そのね
じ筒4の先端に4箇所の切欠19が形成される。
上記のスリーブ5の内端外周にOリング22を嵌め、こ
れにより水密を保持してねじ筒4に挿入し、前記の接続
口3を経てパイプ1を連通させている。
スリーブ5は第1図及び第2図に示すように、その内端
近くにつば9が形成され、そのつば9の内端部分に、前
記のねじ筒4の切欠19に嵌合する4箇所の突部21が
形成され、これによりスリーブ5の周り止めを図ってい
る。また上記スリーブ5のつば9よりも外端側の部分
に、パイプ1の長さ方向に対してほぼ直角方向に一対の
対向した弁孔15を形成している。
ノズル本体6は入側部分と出側部分を有するエルボ形を
なし、その入側部分にその内径と同一の内径を有する金
属製の接続筒7を固着し、その接続筒7の突出端の外周
面に設けたつば9の内周面にOリング23を嵌め、その
接続筒7及びノズル本体6の入側部分に前記のスリーブ
5の外端側を回転自在に嵌め、上記のOリング23をス
リーブ5の外周面に密着させる。また、上記接続筒7の
つば8を、スリーブ5のつば9に合わせると共に、該つ
ば8にユニオンナット11の内向きつば12を係合さ
せ、該ユニオンナット11を前記のねじ筒4に螺合して
締付ける。
この締付けによりスリーブ5とノズル本体6がユニオン
ナット11を介して継手2に結合される。ただし、ユニ
オンナット11の締付け力は、ノズル13がスリーブ5
のまわりで回転できる程度とする。
また、ノズル本体6内周面とスリーブ5との嵌合部分
は、弁孔15の周りのシール性を失うことなくノズル本
体6が回転できる程度にしっくり嵌合される。
上記ノズル本体6の出側部分には、ノズル入口孔14が
設けられ、そのノズル入口孔14に通じたノズル13が
該ノズル本体6の出側部分に取付けられる。上記のノズ
ル入口孔14は、ノズル本体6の一定回転角においてス
リーブ5の弁孔15と合致し(第3図参照)、他の回転
角ではノズル本体6の内周面で閉塞される(第4図参
照)。なお、上記のノズル13は従来公知のものであ
る。
以上の構成は一方の継手2に関連する部分を説明した
が、これと対をなす他方の継手2に関連する部分も同様
の構成であるが、第7図に示すように両方のノズル13
はそれぞれ作業者30の両側を向き、かつそれぞれ作業
者30から離れる方向に若干屈曲している(第7図参
照)。
以上のごとき左右一対の噴霧ノズル25が薬液供給パイ
プ1の長さ方向に一定の間隔をおいて数段にわたり設け
られる(第5図、第6図参照)。
上記の薬液供給パイプ1は、第5図乃至第7図に示すよ
うに、両者の噴霧ノズル25の各ノズル13を作業者3
0の両側に向けて、背負い装置26を兼ねた支柱パイプ
27の上端に接続される。支柱パイプ27の下端にホー
ス28が接続され、ホース28の途中にコック29が設
けられる。
薬液を噴霧するに際して、予め噴霧すべき噴霧ノズル2
5を選定し、その噴霧ノズル25については、ノズル本
体6をノズル13と共に回転させてほぼ水平状態に向け
ると、第3図に示すように、ノズル入口孔14が弁孔1
5と合致し、開放される。また、噴霧を停止させる噴霧
ノズル25については、第4図に示すように、ノズル本
体6及びノズル13を下向きに回転させ、ノズル入口孔
14をノズル本体6の内周面で閉塞する。
上記の状態で第6図に示すように背負い装置26を利用
して作業者30が装置全体を背負い、コック29を開放
すると、水平状態の噴霧ノズル25からは作業者30の
両側斜め後方に向かって薬液が噴霧される。下向きの噴
霧ノズル25からは噴霧は行われない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、噴霧ノズル自体に薬
液等の流路を開閉する開閉機構を設けたので、薬液供給
パイプに取付けられた複数の噴霧ノズルを適宜選択して
噴霧させ又はその停止を行なうことができる。そのた
め、薬液を効率よく使用することができると共に、コッ
ク等の開閉装置を各噴霧ノズルに個別に設ける必要がな
いので、多頭噴霧装置の低コスト化及び軽量化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の断面図、第2図は同上の一部分解斜視
図、第3図は同上の弁孔を開にした状態を示す部分断面
図、第4図は同上の弁孔を閉にした状態を示す部分断面
図、第5図は使用状態の斜視図、第6図は使用状態の側
面図、第7図は使用状態の横断平面図である。 1……薬液供給パイプ、2……継手、 3……接続口、4……ねじ筒、 5……スリーブ、6……ノズル本体、 7……接続筒、8、9……つば、 11……ユニオンナット、12……つば、 13……ノズル、14……ノズル入口孔 15……弁孔、16……ネジ、 17……Oリング、18……穴、 19……切欠、21……突部、 22、23……Oリング、25……噴霧ノズル、 26……背負い装置、27……支柱パイプ、 28……ホース、29……コック、 30……作業者。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬液供給パイプ1の周りに継手2を固定
    し、上記継手2に上記パイプ1の内部と通じた接続口3
    を設けると共に、その接続口3の周りにねじ筒4を設
    け、上記ねじ筒4内に水密を保持して挿入したスリーブ
    5の一端を上記接続口3に連通せしめ、入側と出側を有
    するエルボ形のノズル本体6の入側部分に接続筒7を一
    体に設け、上記スリーブ5の他端を上記接続筒7からノ
    ズル本体6の内部に水密を保持して回転自在に嵌合せし
    め、上記接続筒7の突出端部の外周に設けたつば8を、
    上記スリーブ5の外周に設けたつば9に当て、上記ねじ
    筒4に螺合したユニオンナット11のつば12を上記接
    続筒7のつば8に当て、該ユニオンナット11を上記ノ
    ズル本体6がスリーブ5のまわりで回転可能な程度に締
    付け、上記ノズル本体6と出側部分にノズル入口孔14
    を設けると共に、そのノズル入口孔14と連通したノズ
    ル13を該ノズル本体6の出側部分に取付け、上記スリ
    ーブ5に上記ノズル本体6の一定の回転角度でノズル入
    口孔14と合致し、他の回転角度でノズル本体6の内周
    面で閉塞される弁孔15を設けてなる噴霧ノズル。
JP5765889U 1989-05-18 1989-05-18 噴霧ノズル Expired - Lifetime JPH0632813Y2 (ja)

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JPH02147250U JPH02147250U (ja) 1990-12-13
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