JP2523550Y2 - 自在開閉ノズル - Google Patents

自在開閉ノズル

Info

Publication number
JP2523550Y2
JP2523550Y2 JP7020291U JP7020291U JP2523550Y2 JP 2523550 Y2 JP2523550 Y2 JP 2523550Y2 JP 7020291 U JP7020291 U JP 7020291U JP 7020291 U JP7020291 U JP 7020291U JP 2523550 Y2 JP2523550 Y2 JP 2523550Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
valve chamber
valve
window
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7020291U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0513560U (ja
Inventor
誠 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiwa KK
Original Assignee
Seiwa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiwa KK filed Critical Seiwa KK
Priority to JP7020291U priority Critical patent/JP2523550Y2/ja
Publication of JPH0513560U publication Critical patent/JPH0513560U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2523550Y2 publication Critical patent/JP2523550Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、薬液等の液体を任意の
角度で吐出するためのノズル、例えば果樹、野菜等の温
室園芸において、病虫害予防用の薬液散布に使用する散
布装置の先端吐出機構として適するノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬液等の供給用枝管に多数のノズ
ルを列設して複数の畝間通路に垂設し、畝上の植物に対
して両側から同時に噴霧しつつ圃場内を往復移動させる
ように設けた散布機構において、該ノズルからの噴霧角
度の調整のため、先端噴口部を上下方向に首振り可能に
設けたものがあった。また、個々のノズルの内、噴霧を
必要としないものについては、噴口部のみを取り外して
閉塞用のキャップを取り付けて噴霧吐出を停止するよう
に設けられていた。これにより、供給管に所定間隔で固
定された上下に隣接するノズルを、交互に上向きと下向
きに角度調整しておくことにより、畝上の植物の葉の表
と裏とに対して同時に薬液を散布できるようにしてい
た。また、散布が不要な箇所のノズルは、個々に閉塞用
のキャップに取付交換されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構造のノズルでは、噴霧方向を上下にのみ変更調整でき
る構造であるため、植物の葉のうち、畝の左右通路側の
葉に対しては表裏とも薬液を散布供給できるが、畝の内
部すなわち定植された植物相互の隣接部分の葉に対して
は通路側の葉の陰になるため十分な散布がなされないこ
とが多い。また、畝を挟んで対向垂設された供給管のノ
ズルからの噴霧と衝突して散布パワーの干渉作用が生
じ、畝の中央部に対する散布力が弱められるものであっ
た。更に、散布停止用のキャップも個々にネジ止めの噴
口ノズルとの取り替え交換作業を行わなければならず、
散布作業の能率を低下させる原因となっていた。
【0004】本考案は、かかる課題を解消するためにな
されたもので、ノズルの先端噴口部の散布方向を、上下
だけでなく左右にも自由に変更可能なものとし、手指で
先端噴口部を左右に押圧するだけの簡単な操作で、薬液
供給管の進行方向前方又は後方の植物に対しても必要に
応じて散布できるノズルを提供することにある。また、
吐出を停止したいノズルに付いては、その先端噴口部を
つまんで吐出中心軸に対して回動するだけで停止できる
ものとし、他のキャップ部材との交換作業を必要としな
いノズルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本考案に係る自在開閉ノズルは、筒状弁室の一端
部を液体供給管に連結可能に開口形成するとともに、他
端部はキャップ部材を液密に着脱可能な開口部に形成
し、かつ弁室の外壁を所定幅で筒軸回りに所定の長さに
切欠いて窓部を形成したノズル基部と、該弁室の筒軸中
心線に球体の中心を略一致させるとともに、球面の一部
を上記窓部に臨ませるように該弁室内に配設し、かつ少
なくとも液体供給管側の弁室端壁との間に環状シール部
材を介在させて液密に回動可能に密接させるとともに、
弁室の反対側からはキャップ部材による押圧力を受ける
ように配設したボール弁と、上記窓部に臨んだ球面から
窓外方に突出した細首部の先端に形成された噴口取付部
とを有するノズル可動部と、上記ボール弁の環状シール
部材で囲まれた球面に入口部が開口し、該ボール弁、細
首部、噴口取付部の内部を貫通して該噴口取付部の先端
部に出口部が開口形成せしめられた液体流路と、からな
り、噴口取付部を上下左右に首振りさせて任意の吐出角
度で停止可能に設けるとともに、噴口取付部を細首部回
りに回動することによりボール弁の液体入口部を移動し
て流路を遮断可能に設けてなることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本考案に係る自在開閉ノズルを、図面
に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。図におい
て、1は本考案に係る自在開閉ノズルが取り付けられる
液体供給管であり、例えば、温室内の畝上の植物に対し
て両側から同時に噴霧しつつ圃場内を往復移動させるよ
うに設けられた薬液散布用の供給用枝管であり、多数の
ノズルを鑞付け、接着剤、ネジ止め等により列設固定し
て複数の畝間通路に垂直方向に吊り下げられている。
【0007】2は円筒形のノズル基部であり、筒状の弁
室21の一端部には液体供給管1に連結可能な開口部2
2を形成するとともに、他端部はキャップ部材23を液
密に着脱可能な開口部に形成している。24は該キャッ
プ部材23を螺入したネジ部である。25は弁室21の
外壁を筒軸回りに所定の幅と長さに切欠いて形成した窓
部である。
【0008】26は弁室21内に配設収納されたボール
弁であり、該弁室21の筒軸中心線に球体の中心を略一
致させるとともに、球面の一部が上記窓部25に臨む位
置で回動のみが許されるように固定されている。また、
少なくとも該ボール弁26と液体供給管1側の弁室端壁
との間には環状シール部材として例えばOリング27が
介在されており、液体供給管1の開口部11とボール弁
26を液密に対面せしめているとともに、弁室21の反
対側端壁からキャップ部材23による押圧力を受けたボ
ール弁26を回動可能に支持している。而して、該ボー
ル弁26は押圧支持力により常態において所定の位置に
保持されているが、外部からの回動力を受けて回動する
ように設定されている。271はボール弁26とキャッ
プ部材23との間に安定保持用に介装されたOリングで
あり、必要に応じて設けるものとする。
【0009】28は上記窓部25に臨んだボール弁26
の球面から窓外方に突出固定された細首部であり、その
先端には噴口取付部29が連接固定されている。噴口取
付部の形状は手指によるつまみ回動に適したサイズに形
成するとともに、回動角度の目印としての切欠き平面部
291や滑止めローレット部を外周に形成するものとし
てもよい。ノズル可動部は上記のボール弁26、細首部
28、噴口取付部29により構成されている。
【0010】30はノズル可動部の内部に形成された液
体流路であり、上記ボール弁26のOリング27で囲ま
れた球面に入口部301が開口せしめられ、該ボール弁
26、細首部28、噴口取付部29の略中心部内を貫通
し、噴口取付部29の先端部に出口部302が開口せし
められている。
【0011】31は噴口部材であり、先端壁の略中央部
に噴口311を有するとともに、既部内方にはネジ部が
設けられて、噴口取付部材29のネジ部292に螺合可
能に設けられている。
【0012】ここで、窓部25の上下の長さは、噴口取
付部29の上下首振りの必要な範囲に応じて適宜に設定
するものとする。一方、窓部25の幅は、噴口取付部2
9を左右首振りさせた際に、細首部28が窓部25の内
側壁に当接して停止し、又は噴口取付部29がノズル基
部2の外周壁に当接して停止するまで、液体流路30の
入口部301が常にOリング27の内側に開口している
状態を確保できる範囲に設定する。
【0013】従って、ボール弁26が第1図の矢印hの
左右方向又は矢印vの上下方向に回動された場合には、
入口部301は第2に示すように常にOリング27の内
方に位置しているから流路が遮断されることはなく、液
体供給管1と液体流路30の連通状態が保持される。一
方、ボール弁26を第1図の矢印c方向すなわ吐出中心
線pに対して時計方向又は反時計方向に回動して、入口
部301がOリング27で閉塞され若しくはOリング2
7の外側に位置するまで移動すると、液体供給管1と液
体流路30の連通が遮断される。すなわち、噴口取付部
29は液体供給管1と連通状態のまま、上下左右に首振
りさせて任意の角度を保持して吐出可能となり、一方、
噴口取付部29を細首部回りにすなわち吐出方向中心線
p回りに回動することにより、ボール弁26を回転せし
めて流路を遮断できるものである。また、同様に手指で
同一方向又は逆方向に噴口取付部29を細首部回りに回
転させることにより、簡単に流路を連通状態に戻すこと
が出来る。
【0014】
【考案の効果】上記の構成作用を有する本考案のノズル
によれば、噴霧方向を上下方向だけでなく左右に若しく
は両方向の組み合わせにより斜め方向にも、自在に角度
を変更して吐出方向を調整できる構造であるため、通路
側からの噴霧でありながら、畝上の植物の全ての葉に対
して均等に薬液散布を実施できるとともに、所定の位置
だけの葉を洗濯して散布することも可能である。また、
畝を挟んで対向配設されたノズルからの噴霧の衝突を回
避できるため散布パワーの干渉作用を防止することが出
来るものである。
【0015】しかも、個々のノズルごとに散布を停止し
たい場合にも、若干の回動操作だけで手早く流路遮断を
行えるので、他の部品と取り替え作業をする必要がな
く、著しく作業能率が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係る自在開閉ノズルの一実施例
を示した斜視図である。
【図2】図2は図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図3は図2におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 液体供給管 2 ノズル基部 21 弁室 25 窓部 26 ボール弁 28 細首部 29 噴口取付部 30 液体流路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状弁室の一端部を液体供給管に連結可
    能に開口形成するとともに、他端部はキャップ部材を液
    密に着脱可能な開口部に形成し、かつ弁室の外壁を所定
    幅で筒軸回りに所定の長さに切欠いて窓部を形成したノ
    ズル基部と、 該弁室の筒軸中心線に球体の中心を略一致させるととも
    に、球面の一部を上記窓部に臨ませるように該弁室内に
    配設し、かつ少なくとも液体供給管側の弁室端壁との間
    に環状シール部材を介在させて液密に回動可能に密接さ
    せるとともに、弁室の反対側からはキャップ部材による
    押圧力を受けるように配設したボール弁と、上記窓部に
    臨んだ球面から窓外方に突出した細首部の先端に形成さ
    れた噴口取付部と、を有するノズル可動部と、 上記ボール弁の環状シール部材で囲まれた球面に入口部
    が開口し、該ボール弁、細首部、噴口取付部の内部を貫
    通して該噴口取付部の先端部に出口部が開口形成せしめ
    られた液体流路と、 からなり、噴口取付部を上下左右に首振りさせて任意の
    吐出角度で停止可能に設けるとともに、噴口取付部を細
    首部回りに回動することによりボール弁の液体入口部を
    移動して流路を遮断可能に設けてなる自在開閉ノズル。
JP7020291U 1991-08-08 1991-08-08 自在開閉ノズル Expired - Fee Related JP2523550Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7020291U JP2523550Y2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 自在開閉ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7020291U JP2523550Y2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 自在開閉ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0513560U JPH0513560U (ja) 1993-02-23
JP2523550Y2 true JP2523550Y2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=13424702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7020291U Expired - Fee Related JP2523550Y2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 自在開閉ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2523550Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6247131B2 (ja) * 2014-03-28 2017-12-13 鹿島建設株式会社 散水装置
CN109746133A (zh) * 2018-12-12 2019-05-14 厦门松霖科技股份有限公司 一种出水装置及用于出水装置的驱动机构
CN114602671B (zh) * 2022-03-02 2024-05-07 新疆天源市政工程有限责任公司 一种园林绿化工程用灌溉装置
CN115124129B (zh) * 2022-08-09 2024-05-10 珠海光瑞新材料有限公司 一种具有防酸性气体挥发功能的废电池电解液处理设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0513560U (ja) 1993-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017201848A1 (zh) 喷洒面积可调式摆动喷洒器
US6189807B1 (en) Valve controlled spraying system
BR102013010110A2 (pt) Cartucho de bico de aspersão
JP2523550Y2 (ja) 自在開閉ノズル
CN110653077A (zh) 自清洁防堵喷嘴
KR20110043152A (ko) 농사용 살수방제 회전노즐
KR101917668B1 (ko) 관수 및 방제를 위한 농업용 스프링클러
CN210671577U (zh) 一种智能灌溉喷头组件
CN108901782B (zh) 颈部三角度旋转调节式喷水枪
KR102039668B1 (ko) 분배기 결합형 다기능 관수스틱
CN110973099A (zh) 一种园林绿化农药喷洒装置
JPH0340371Y2 (ja)
JP2569038Y2 (ja) 流体噴出装置
CN111512940A (zh) 一种滴喷切换的灌溉系统
CN113615668A (zh) 一种双流道水药一体化多功能喷头及方法
KR102001131B1 (ko) 저속선회분무형 회전분무노즐
CN212436778U (zh) 一种滴喷切换的灌溉系统
JPH0632813Y2 (ja) 噴霧ノズル
CN214554743U (zh) 一种多向农药喷雾头
CN209631435U (zh) 一种新型雾化喷嘴结构
KR100505551B1 (ko) 주행용 소독장치
CN219437801U (zh) 一种葡萄种植喷水装置
CN218072802U (zh) 一种农业用喷雾和浇灌的两用喷头
KR200170504Y1 (ko) 농예용 스프링클러
CN217357742U (zh) 一种鲜花保鲜库

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees