JPH06215089A

JPH06215089A - カラー画像ファイル管理装置

Info

Publication number: JPH06215089A
Application number: JP5003438A
Authority: JP
Inventors: Jiyunichi Arishima; 順一有嶋
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1993-01-12
Filing date: 1993-01-12
Publication date: 1994-08-05

Abstract

(57)【要約】【目的】文字入力による登録手法の他に、カラーイメ
ージスキャナから読み込まれたイメージ情報(外形と色)
に基づいて自動的にキーワードを抽出し、そのキーワー
ドを検索キーワードとして登録できるようにして取り扱
いを容易とする。【構成】キーボード2からの文字入力による登録の他
に、カラーイメージスキャナ４から入力されたイメージ
情報(外形と色)から、サーバー部６はクライアント部７
とともにキーワードを認識する。この認識されたキーワ
ードを表示装置３に表示し、マウス１のボタン操作によ
りユーザの確認がとられたキーワード情報を検索条件と
して外部記憶装置５に登録する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はカラー画像情報を含む文
書を登録，検索，編集処理するカラー画像ファイル管理
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、カラーイメージスキャナを用いて
カラー画像文書を処理し、ファイルとして作成し管理す
る装置の要望が高くなってきた。従来のカラー画像ファ
イル管理装置は、あるカラー画像文書をカラーイメージ
スキャナで読み込み、外部記憶装置に格納する処理を行
う場合に、ファイルの指定、あるいはそのファイルを検
索するときに使う検索キーワードをキーボードからの文
字入力という形で指定し、登録を行っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、人間がキーワードを考えキーボードから登
録する必要があり、人間にとって適したファイル管理シ
ステムとはなっていなかった。

【０００４】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、文字入力による登録手法の他にカラーイメージスキ
ャナから読み込まれたイメージ情報、例えば外形と色か
ら自動的にキーワードを抽出し、そのキーワードを検索
キーワードとして登録できるカラー画像ファイル管理装
置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカラー画像ファイル管理装置は、文字入力
による登録の他に、カラーイメージスキャナから入力さ
れたイメージ情報(外形と色)に基づきキーワードを抽出
する画像認識手段と、該画像認識手段で認識されたキー
ワードを表示し、ユーザ確認をとり確認されたキーワー
ド情報を検索条件として登録する手段とを具備する。

【０００６】

【作用】本発明によれば、文字入力の他、入力されたイ
メージ情報(外形と色)に基づき自動的にキーワード情報
を登録することができ、カラー画像文書の登録作業を効
率的に行うことができる。

【０００７】

【実施例】図１は本発明の一実施例のカラー画像ファイ
ル管理装置のブロック図を示し、図１に示すように本実
施例のカラー画像ファイル管理装置の構成は、座標入力
装置(マウス)１を移動させることによって座標データ信
号を発生するように、その上面にボタンスイッチ１Ａ，
１Ｂを設けている。キーボード２は文字データや制御コ
ードを入力するものであり、表示装置３は文字や図形，
画像などを表示することのできるカラーＣＲＴ(陰極線
管)などで構成されている。カラーイメージスキャナ４
は登録する画像情報を入力するためのものであり、入力
された画像情報は外部記憶装置５に登録される。

【０００８】サーバー部６では、表示装置３に表示すべ
きデータを出力したり、キーボード２やマウス１および
カラーイメージスキャナ４からデータを受付けたりす
る。またサーバー部６は、ウィンドウシステムで必要な
ハードウェア資源である表示装置３，キーボード２，マ
ウス１，カラーイメージスキャナ４を一括管理し、マウ
ス１からの情報をクライアント部７へ渡したり、クライ
アント部７からの要求 (例えばウィンドウの作成と表
示，ウィンドウ内への画像表示，キーワード表示)を処
理するプロセス(仕事の単位)である。

【０００９】クライアント部７はウィンドウを利用する
アプリケーションを意味し、本実施例では、カラー画像
の認識によるキーワード抽出，キーワードおよび画像フ
ァイルの登録に関するプロセスを示す。クライアント部
７はウィンドウの状態変化およびキーボード２，マウス
１からの入力をサーバー部６を通してイベントという形
で受け取る。また、サーバー部６とクライアント部７と
の間は、プロセス間通信で情報の受渡しを行っている。

【００１０】次に、図２は図１の回路ブロック図を示
し、ホストプロセッサ８で装置全体の制御を行い、内部
バス18を介して各部のコントローラ11，12，13，メイン
メモリ９，フォントアイコンＲＯＭ10などに接続される
とともに、サーバー部６の情報により文字表示，アイコ
ン表示，ウィンドウ枠表示などの図形描画命令を表示制
御装置(サブシステム)17へ送る。

【００１１】ウィンドウの大きさ，位置，表示内容は、
サーバー部６によって決定され、それらの情報もサブシ
ステム17へ同時に送られる。ホストプロセッサ８からの
情報をサブシステム17の画像制御プロセッサ14が解釈
し、フレームバッファ15にビット展開して格納する。こ
のフレームバッファ15に格納されたビットパターンは、
ＣＲＴコントローラ16を介して表示装置３に表示され
る。

【００１２】メインメモリ９は、ホストプロセッサ８や
サブシステム17がワークエリアとして用いる領域や、マ
ウス１の動きに伴って移動させるカーソルの表示装置３
の表示画面上での座標データを記憶する領域を有してい
る。フォントアイコンＲＯＭ10は、この装置で使用する
文字フォントコードやアイコンのパターンが格納されて
いるＲＯＭである。マウス・キーボード・コントローラ
11は、マウス１やキーボード２からの入力処理を行う。
外部記憶装置コントローラ12は外部記憶装置５を制御す
るものであり、スキャナコントローラ13はカラー画像情
報を入力するためのカラーイメージスキャナ４が制御さ
れる。

【００１３】以上のように構成された本実施例のカラー
画像ファイル管理装置について、以下、その動作を説明
する。

【００１４】図３は本実施例のメインプロセスのフロー
チャートであり、まずステップＳ1においてサーバー部
６とマウス１などを接続し、ステップＳ2でウィンドウ
の属性(位置，大きさ，文字，ボタンの種類の定義)を決
定し、ウィンドウを実際に生成する。以上の処理が終了
したときには、表示装置３の表示画面には図６(a)に示
すようなメインメニュー表示がなされている。そして、
ステップＳ3においてイベントの取り込み、すなわちイ
ベント情報を取り出すためのループを行う。

【００１５】つまり、マウス１に設けられたボタンスイ
ッチが押されるのを待って、押されるとステップＳ4に
移行する。マウス１を移動させて表示画面上のカーソル
がメニューボタン上に重ねられた状態でマウス１上のボ
タンスイッチが押されると、ステップＳ4において、そ
れが登録処理プロセス起動(ステップＳ5)か、キーワー
ドの学習プロセス起動(ステップＳ6)か、あるいは終了
(ステップＳ7)かを識別する。

【００１６】既に、いくらかのキーワードの学習が終わ
り、登録処理プロセスが起動されれば、次に図４に示す
登録プロセスのフローチャートに従い処理を進める。ま
ず、ステップＳ8でカラーイメージスキャナ４を起動さ
せ、画像情報を読み込む。次にステップＳ9で、図６(b)
のような表示内容を表示装置３に表示させる。そしてス
テップＳ10においてイベント情報を取り出すためのルー
プを行う。

【００１７】マウス１を移動させて、表示画面上のカー
ソルがメニューボタン上に重ねられた状態でボタンスイ
ッチが押されると、ステップＳ11へ移行し、認識枠表示
か、終了かを識別する。終了ボタンであればメインメニ
ュー表示(図６(a))に戻る(Ｓ12)。認識枠表示であれば
ステップＳ13へ移行し、認識する対象を認識枠で囲む。
以上の処理が終了したときには表示画面上には図６(c)
に示すような表示がなされている。そしてステップＳ14
において、ユーザからのイベントを待つ。マウス１を移
動させて、表示画面上のカーソルがメニューボタン上に
重ねられた状態でボタンスイッチが押されると、ステッ
プＳ15へ移行し、認識か、終了かを識別する。

【００１８】終了であれば前のステップＳ9へ戻る(図６
(b)の状態)。認識処理であればステップＳ16へ進み、画
像認識を行う。次にステップＳ17へ進み、特徴抽出・パ
ターンマッチング，キーワード抽出を行い、ステップＳ
18では認識結果と、既に学習済とのデータと比較を行い
キーワードを抽出し、ステップＳ19へ進み、キーワード
を表示する。キーワードは可能性の高いものから３つ表
示し、ユーザに選択させる。

【００１９】以上の処理が終了したときには、表示画面
上には図６(d)に示すような表示がなされている。そし
てステップＳ20において、イベント情報を取り出すため
のループを行う。マウス１を移動させて表示画面上のボ
タンスイッチが押されると、ステップＳ21へ進み、画像
ファイルの登録か、キャンセルかを識別する。キャンセ
ルの場合は前のステップＳ13へ戻り(図６(c))、再認識
が可能となる。登録の場合はステップＳ22へ進み、キー
ワードとともに画像ファイルの登録処理を行う(図６
(e))。ステップＳ18において、学習済ではないと判断さ
れると、ステップＳ23，ステップＳ24へ進み、ユーザか
らのキーボード入力によるキーワードを設定できる(学
習プロセスのステップＳ35，Ｓ38と同じ。図７(d)参
照)。

【００２０】次に学習プロセスの起動の場合は、図５に
示す学習プロセスのフローチャートに従い、処理を進め
る。ステップＳ25からＳ33までは、登録処理(図４ステ
ップＳ８からＳ16)と全く同じであり、学習プロセスの
表示画面は図７の(a)，(b)，(c)と図６の(a)，(b)，(c)
と同じである。

【００２１】学習プロセスの場合は画像認識後、特徴デ
ータとユーザからのキーボード入力によるキーワードを
ファイルとして登録(図７(f))することになる。ステッ
プＳ34，Ｓ35において、図７(d)に示す表示を行いユー
ザからのキーワードを設定する。そして登録ボタンがマ
ウス１により押されると、ステップＳ36からＳ38へ進
み、画像の特徴データとキーワードをファイル(図７
(f))として登録する(図７(e))。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラー画
像ファイル管理装置は、カラー画像を入力する手段と、
入力されたイメージ情報(外形，色等)に基づきキーワー
ドを抽出する認識手段と、認識結果としてキーワードを
表示しユーザ確認をとる手段を設けることにより、カラ
ー画像等の登録処理を効率的に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のカラー画像ファイル管理装
置のブロック図である。

【図２】図１の回路ブロック図である。

【図３】図１におけるメインプロセスのフローチャート
である。

【図４】図１における登録プロセスのフローチャートで
ある。

【図５】図１における学習プロセスのフローチャートで
ある。

【図６】図１における登録プロセスの表示画面図であ
る。

【図７】図１における学習プロセスの表示画面図であ
る。

【符号の説明】

１…座標入力装置(マウス)、２…キーボード、３…
表示装置(ＣＲＴ)、４…カラーイメージスキャナ、
５…外部記憶装置、６…サーバー部、７…クライア
ント部、８…ホストプロセッサ、９…メインメモ
リ、 10…フォントアイコンＲＯＭ、 11…マウス・キ
ーボード・コントローラ、 12…外部記憶装置コントロ
ーラ、 13…スキャナコントローラ、 14…画像制御プ
ロセッサ、15…フレームバッファ、 16…ＣＲＴコント
ローラ、 17…表示制御装置(サブシステム)。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】カラー画像情報を入力するカラーイメー
ジスキャナと、前記カラーイメージスキャナより入力さ
れたイメージ情報を保存する外部記憶装置と、入力され
たイメージ情報をウィンドウ内に表示する表示装置と、
入力されたイメージ情報からキーワードを抽出する画像
認識手段と、前記画像認識手段による認識結果としてキ
ーワードを前記表示装置のウィンドウ内に表示し、ウィ
ンドウ内の任意の位置を指定する座標入力装置と、前記
座標入力装置によりユーザ確認をとり、確認されたキー
ワード情報を検索条件として登録する手段とを有するこ
とを特徴とするカラー画像ファイル管理装置。