JPH06214984A

JPH06214984A - 文書作成方法

Info

Publication number: JPH06214984A
Application number: JP4258010A
Authority: JP
Inventors: Yukio Fukuda; 由紀雄福田; Koji Takayanagi; 孝司高柳
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1992-10-15
Filing date: 1992-09-28
Publication date: 1994-08-05

Abstract

(57)【要約】【目的】一紙面に複数の区画を設定して、区画ごとに
異なる書式の文書を作成、出力することができる文書作
成方法の提供を目的とする。【構成】入力部１０、制御部２０、表示部３０、印字
出力部４０、記憶部５０を有し、かつ記憶部５０は複数
の区画に関する情報を記憶する区画情報記憶部５．１〜
５．n と、各区画にそれぞれ対応する文書データを記憶
する複数の文章記憶部６．１〜６．n とを有する。制御
部２０は、入力部１０からの指令に基づいて、区画情報
記憶部に複数の区画に関する情報を記憶し、これらの情
報に基づいて表示部３０に複数の区画を表示する。そし
て入力部１０より任意の区画を指定して文書データが入
力されると、文書データを指定された区画に対応する文
書記憶部に記憶する。さらに、文書記憶部に記憶された
各区画の文章データを区画情報記憶部に記憶された対応
する区画に関する情報に従って印字出力部４０に出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ワ―ドプロセッサを用
いた文書作成方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】ワ―ドプロセッサは、文書作成の目的で
使われているが、一つの紙面内での文章の文字の並び方
向は、図１の（イ）に示すように紙面１内に文字列２を
横方向に並べる横組か、同図の（ロ）に示すように文字
列２を縦方向に並べる縦組かに限られていた。

【０００３】しかし、文書の形式は多様化をきわめてお
り、ワ―ドプロセッサにも図２に示すような様々な書式
による紙面の作成機能が望まれていた。すなわち図２に
おいて、（イ）は紙面１を区分線３により左右に分割
し、左右それぞれに横組の文字列２を配列したものであ
る。また（ロ）は、紙面１を区分線３により上下に分割
し、上下それぞれの区画について（イ）に示したような
横組の書式としたものである。また同図（ハ）と（ニ）
は、いずれも図面や写真４を紙面中に配置し余白部分に
文字列２を配置させたもので、（ハ）は図面や写真４の
下方に横組で文字列２を配列し、右方には縦組で文字列
２を配列させたもの、（ニ）は図面や写真４の右方を区
画線３で上下に二分し、上下それぞれの区画に縦組の書
式で文字列２を配列したものである。

【０００４】このような形式の文書は、従来のワ―ドプ
ロセッサを用いては一挙にこれを作成することはできな
かった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の事情に
基づきなされたもので、その目的とするところは紙面を
複数の区画に分割し、それぞれの区画に対して書式に関
する情報を設定することにより、任意の区画に対して任
意の書式で文字列を視覚的に出力することのできる文書
作成方法を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の文書作成方法は
上記した目的を達成するために、入力部、出力部、およ
び記憶部を有し、かつ前記記憶部は複数の区画に関する
情報を記憶する区画情報記憶部と、前記各区画にそれぞ
れ対応する文書情報を記憶する複数の文書記憶部とを有
するワ―ドプロセッサにおいて、区画に関する情報を設
定するための指令を前記入力部より入力するステップ
と、前記入力した指令に基づき、前記区画情報記憶部に
複数の区画に関する情報を記憶するステップと、前記区
画情報記憶部に記憶された複数の区画に関する情報に基
づいて、前記出力部に複数の区画を可視的に表示するス
テップと、前記入力部より任意の区画を指定して文書情
報を入力するステップと、入力された文書情報を、指定
された区画に対応する文書記憶部に記憶するステップ
と、前記文書記憶部に記憶された各区画の文書情報をそ
れぞれ、前記区画情報記憶部に記憶された対応する区画
に関する情報に従って、前記出力部に可視的に出力する
ステップとを有することを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】すなわち本発明の文書作成方法では、区画に関
する情報を設定するための指令が入力部より入力される
と、区画情報記憶部に複数の区画に関する情報が記憶さ
れる。この後、区画情報記憶部に記憶された複数の区画
に関する情報に基づき、出力部に複数の区画を可視的に
表示する。次に、入力部より任意の区画を指定して文書
情報が入力されると、入力された文書情報は指定された
区画に対応する文書記憶部に記憶される。その後、文書
記憶部に記憶された各区画の文書情報はそれぞれ、区画
情報記憶部に記憶された対応する区画に関する情報に従
って、出力部に可視的に出力される。

【０００８】したがって、本発明によれば、一紙面に複
数の区画を設定して、区画ごとに異なる書式の文書を作
成、出力することができる。

【０００９】

【実施例】以下本発明の詳細を図面に示す一実施例につ
いて説明する。

【００１０】図３は本発明に係る一実施例の文書作成方
法を採用したワ―ドプロセッサの構成を示すブロック図
である。

【００１１】このワ―ドプロセッサは入力部１０と制御
部２０と表示部３０と印字出力部４０と記憶部５０とか
らその主体部分が構成さている。ここで入力部１０は、
例えばカナタイプ等のキ―ボ―ドから成り、表示部３０
はブラウン管ディスプレイ等の表示装置から成り、印字
出力部４０はドットプリンタ等の印字装置から成ってい
る。また記憶部５０は、複数の区画情報記憶部５．１、
……、５．n とこれに対応する同数の区画毎の文章（文
書）記憶部６．１、……、６．n とから成っている。

【００１２】そして区画情報記憶部５．１は、それぞれ
記憶領域が５分されて区画基準位置５．１．１、区画内
組方向５．１．２、区画内字詰５．１．３、区画内行間
５．１．４、区画内行数５．１．５とから構成されてお
り、他の区画情報記憶部５．２、……、５．n も同様に
構成されている。

【００１３】一方、区画毎の文章記憶部６．１は、それ
ぞれ入力された１文字分のデ―タ６．１．１とその位置
座標６．１．２が一組となり、その区画に収容できる文
字数分の組のデ―タを収容できるよう構成されており、
他の区画毎の文章記憶部６．２、……、６．n も同様に
構成されている。

【００１４】制御部２０は、上記入力部１０、表示部３
０、印字出力部４０および記憶部５０との間で指令やデ
―タの受渡しの処理を行なう機能を有している。

【００１５】すなわち制御部２０は、入力部１０から入
力される区画情報により区画情報記憶部５．１、……、
５．n を設定し、文書デ―タを区画毎の文章記憶部６．
１、……、６．n に書込み、表示部３０に表示し、かつ
区画毎の文章記憶部の文書デ―タを区画情報記憶部の区
画情報にしたがって印字出力部４０に出力させる機能を
有している。

【００１６】以上の構成の本発明のワ―ドプロセッサ
は、例えば次のように操作される。

【００１７】（１）操作員が入力部１０から区画定義指
令を入力することによって制御部２０は、区画情報記憶
部（例えば５．１）を設定し、この区画情報記憶部５．
１に区画基準位置５．１．１、区画内組方向５．１．
２、区画内字詰５．１．３、区画内行間５．１．４、区
画内行数５．１．５を書込むとともに、その区画に関す
る情報を表示部３０に表示する。次の区画定義指令に対
しては、制御部２０は区画情報記憶部５．２を割り当て
同様な処理を行なう。

【００１８】このようにして紙面の割付に必要なすべて
の区画が設定されその内容が表示部３０に表示される。
区画に関する情報は紙面全体が表示部３０に表示される
場合はその区画の占める領域を直接表示する画像として
表示される。紙面の部分表示の場合は、その旨を表示す
る文字や記号も表示部３０に表示さる。

【００１９】以下この実施例では、紙面全体が表示部３
０に表示される場合の例について説明する。

【００２０】（２）入力部１０から任意の区画を指定し
て文字を入力したとき制御部２０は次の動作を行う。
（イ）まず、入力文字６．１．１にこの区画に対応す
る、例えば区画情報記憶部５．１から計算して得られる
文字の位置座標６．１．２を付加して、区画毎の文章記
憶部６．１に書込む。

【００２１】（ロ）（イ）で得られた文字の位置座標に
対応した表示部３０の画面上に入力文字６．１．１を表
示する。

【００２２】この動作は、指定区画内の文字入力が終了
するまで繰り返される。

【００２３】（３）（２）で示した動作を今作ろうとす
る文書の紙面に割付られているすべての区画について繰
り返すと、表示部３０の画面上には、その紙面に対応し
た文書が表示される。

【００２４】（４）操作員が表示部３０の画面上を確認
の結果、文字の訂正の必要があれば、入力部から区画を
指定して訂正指令を指示する。制御部２０は訂正指令の
指示にしたがって該当する区画毎の文章記憶部の内容を
変更するとともに、表示部３０の画面上の該当部分の表
示を変更する。

【００２５】（５）操作員が表示部３０の画面上で文書
の内容を確認した後、入力部からプリント出力の指令を
指示すると制御部２０は、印字出力部４０に対して紙面
に割付られているすべての区画の区画毎の文章記憶部
６．１、……、６．n の内容を区画情報記憶部５．１、
……、５．n に書込まれた内容にしたがって必要な編集
を行なってから出力させる。こうして文章が紙面に所定
の書式で印字出力される。図４は、本発明のワ―ドプロ
セッサの他の実施例を示す構成図である。同図におい
て、図３と共通する部分には同一の符号が付してある。

【００２６】この実施例のワ―ドプロセッサは、図３に
示した実施例における区画情報記憶部５．１、……、
５．n および区画毎の文章記憶部５．１、……６．n と
同一内容の区画情報記憶部７．１．１、……７．１．n
とこれに対応する同数の区画毎の文章記憶部８．１．
１、……、８．１．n とを第１頁分から第m 頁分までそ
れぞれ複数組有している。

【００２７】この実施例によれば、複数頁にわたる文書
の紙面割り付けを容易に行なうことができる。

【００２８】なお区画情報記憶部内の項目として、文字
寸法、書体、字間、段数、段間等を追加すればさらに多
様な区画の設定を行なうことができ多彩な文章が作成で
きる。また、区画情報記憶部内に連結情報（頁番号、区
画番号等）を追加することによってさらに文書作成上の
自由度を増すことができる。なお、紙面全体が表示部３
０の一画面分で表示しきれない場合には、適当な画面送
りを付加したり、また画像入力用の装置を付加して、指
定した区画に画像デ―タを割当てる機能を付加したりす
ることも可能である。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように本発明のワ―ドプロ
セッサは、紙面を複数の区画に区分し、各々任意の配列
情報を設定できる複数の区画情報記憶部とこれに対応し
た同数の文章記憶部とを有しているので、図１に示した
ような紙面はもとより、従来のワ―ドプロセッサでは作
成できなかった文書形式、例えば図２に示した書式の文
書も容易に作成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のワ―ドプロセッサにより作成した文書の
紙面を示す図である。

【図２】本発明のワ―ドプロセッサによって作成可能な
文書の例を示す紙面を示す図である。

【図３】本発明に係る一実施例の文書作成方法を採用し
たワ―ドプロセッサの構成を示すブロック図である。

【図４】本発明の他の実施例のワ―ドプロセッサの構成
を示すブロック図である。

【符号の説明】

１０…入力部、２０…制御部、３０…表示部、４０…印
字出力部、５．１〜５．n …区画情報記憶部、５．１．
１〜５．n ．１…区画基準位置、５．１．２〜５．n ．
２…区画内組方向、５．１．３〜５．n ．３…区画内字
詰、５．１．４〜５．n ．４…区画内行間、５．１．５
〜５．n ．５…区画内行数、６．１〜６．n …区画毎の
文章記憶部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】入力部、出力部、および記憶部を有し、
かつ前記記憶部は複数の区画に関する情報を記憶する区
画情報記憶部と、前記各区画にそれぞれ対応する文書情
報を記憶する複数の文書記憶部とを有するワ―ドプロセ
ッサにおいて、区画に関する情報を設定するための指令を前記入力部よ
り入力するステップと、前記入力した指令に基づき、
前記区画情報記憶部に複数の区画に関する情報を記憶す
るステップと、前記区画情報記憶部に記憶された複数の区画に関する情
報に基づいて、前記出力部に複数の区画を可視的に表示
するステップと、前記入力部より任意の区画を指定して文書情報を入力す
るステップと、入力された文書情報を、指定された区画に対応する文書
記憶部に記憶するステップと、前記文書記憶部に記憶された各区画の文章情報をそれぞ
れ、前記区画情報記憶部に記憶された対応する区画に関
する情報に従って、前記出力部に可視的に出力するステ
ップとを有することを特徴とする文書作成方法。
【請求項２】請求項１記載の文書作成方法において、区画に関する情報が、区画の位置、サイズを示す情報と
共に、区画内の文書の縦書き／横書きを定義する情報を
含むことを特徴とする文書作成方法。
【請求項３】請求項１記載の文書作成方法において、区画に関する情報が、区画の位置、サイズを示す情報と
共に、区画内の行方向の文字間隔および行間隔を定義す
る情報を含むことを特徴とする文書作成方法。
【請求項４】請求項１記載の文書作成方法において、区画に関する情報が、区画の位置、サイズを示す情報と
共に、区画内の文字の寸法を定義する情報を含むことを
特徴とする文書作成方法。
【請求項５】請求項１記載の文書作成方法において、区画に関する情報が、区画の位置、サイズを示す情報と
共に、区画内の文字の書体を定義する情報を含むことを
特徴とする文書作成方法。
【請求項６】請求項１記載の文書作成方法において、区画に関する情報が、区画の位置、サイズを示す情報と
共に、区画間の文書の連結情報を含むことを特徴とする
文書作成方法。