JPH062136A - 枚葉式成膜装置 - Google Patents

枚葉式成膜装置

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JPH062136A
JPH062136A JP16495992A JP16495992A JPH062136A JP H062136 A JPH062136 A JP H062136A JP 16495992 A JP16495992 A JP 16495992A JP 16495992 A JP16495992 A JP 16495992A JP H062136 A JPH062136 A JP H062136A
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JP
Japan
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substrate
film
stage
film forming
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP16495992A
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English (en)
Inventor
Naoki Suzuki
尚樹 鈴木
Noriyuki Hirata
教行 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH062136A publication Critical patent/JPH062136A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再現性よく安定して良質の堆積膜を得られる
枚葉式成膜装置を提供する。 【構成】 基板Bは基板搬送室3内の搬送ステージ15上
で待機し、搬送機構14により成膜室2に搬送し、成膜ス
テージ13上に載せる。基板Bを載せた成膜ステージ13
は、支柱12のステージ摺動機構11により滑動し、マスク
枠体22に設置しているプロセスセンシング部26およびマ
スク枠体22と基板Bとを接触させて停止する。成膜室2
の成膜機構は、マスク枠体22の窓部24から基板Bに堆積
膜Fを堆積させる。成膜ステージ13は基板Bおよびマス
ク枠体22により覆われているため、基板B以外にはマス
ク枠体22上にも堆積膜Fを形成するが、成膜ステージ13
上に堆積したり、基板Bの裏面に堆積膜Fが付着しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成膜室の成膜ステージ
上に成膜ができることを防止し再現性よく良質の成膜を
形成する枚葉式成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の枚葉式成膜装置としては、たとえ
ば図5に示す構成のものが知られている。この図5に示
す枚葉式成膜装置は、気密性を有する筐体1内に、基板
Bに成膜する成膜室2およびこの成膜室2に基板Bを搬
送する基板搬送室3を有している。そして、成膜室2お
よび基板搬送室3の間および基板搬送室3の一端側に
は、開口4,5が形成され、これら開口4,5には、開
閉自在の蓋体6,7が装着されている。
【0003】また、成膜室2内には、ステージ摺動機構
11を内蔵する支柱12上に成膜用の成膜ステージ13を有し
ている。
【0004】一方、基板搬送室3内には、搬送機構14に
より搬送される搬送ステージ15が設けられている。
【0005】まず、この枚葉式成膜装置では、基板搬送
室3の搬送ステージ15を搬送機構14により動作させ、基
板Bを基板搬送室3内に基板Bを搬送した後、ステージ
摺動機構11により成膜ステージ13を摺動させて基板Bを
成膜室2の成膜ステージ13上に載置するそして、図6に
示すように基板Bは、成膜ステージ13上に置かれ、図示
していない成膜機構により、図7に示すように、基板B
上に堆積膜Fを所定量形成する。
【0006】ところが、堆積膜Fは基板B上のみなら
ず、成膜ステージ13上にも堆積され、搬送・成膜動作を
繰り返す際に、成膜ステージ13上に堆積した堆積膜F
は、発塵源となり、均一な膜圧・膜質の堆積膜が安定し
て得られないなどのいわゆるパーティクルが生ずる。
【0007】特に、たとえばアモルファスシリコンを用
いたアクティブマトリクス型カラー液晶デバイスの薄膜
トランジスタを形成する上では、堆積膜Fの発塵は由々
しき問題であり、デバイス用基板を大型化していく上
で、よりいっそう深刻な問題が生ずる。
【0008】また、この成膜室2内の成膜ステージ13上
に堆積した堆積膜Fを排除するため、成膜室2内は定期
的なクリーニングを必要とするものの、このクリーニン
グ作業は容易でない。
【0009】そこで、成膜ステージ上の堆積膜により発
塵が生じにくい成膜装置として、たとえば特開平2−7
0066号公報記載の構成が知られている。
【0010】この特開平2−70066号公報記載の構
成では、成膜ステージ上に載置する基板の周囲に、堆積
された堆積膜が剥離しにくい炭化珪素などのカバーをあ
らかじめ設けているものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−70066号公報記載の構成の場合には、成膜
ステージ上の基板が位置しない基板の周囲にあらかじめ
カバーが設けられ、このカバーの位置しない部分に基板
を設けるため、基板とカバーとの間に間隙が生じ、この
間隙から成膜ステージ上に堆積膜が生じ、この堆積膜に
より発塵が生ずるおそれがある問題を有している。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、再現性よく安定して良質の堆積膜を得られる枚葉式
成膜装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板を搬入す
る基板搬入室と、前記基板を搬出する基板搬出室と、成
膜用の成膜ステージを有しこの成膜ステージ上に載置さ
れた基板を成膜する成膜室と、前記基板搬入室および前
記基板搬出室と前記成膜室との間を前記基板を搬送する
基板搬送室とを備えた枚葉式成膜装置において、前記成
膜室は、前記成膜ステージに位置された前記基板の周縁
上に載置されるとともにこの基板の位置しないこの成膜
ステージの表面を被覆するマスク機構を備えたものであ
る。
【0014】
【作用】本発明は、成膜室に設けたマスク機構を、成膜
ステージに載置された基板の周縁上に位置されるととも
に基板の位置しない成膜ステージの表面を被覆すること
により、成膜ステージ上に堆積膜が生じないため、発塵
が生じないので、基板に、再現性良く、良質の堆積膜が
得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の枚葉式成膜装置の一実施例を
図面を参照して説明する。なお、図5ないし図7に示す
従来の枚葉式成膜装置と同一部分には同一符号を付して
説明する。
【0016】この枚葉式成膜装置は、いわゆるマルチチ
ャンバー型の枚葉式成膜装置で、図1に示すように、気
密性を有する筐体1内に、基板Bに成膜する成膜室2お
よびこの成膜室2にアモルファスシリコンを用いたアク
ティブマトリクス型カラー液晶デバイス用のガラス基板
などの基板Bを搬送し、図示しない加熱室あるいは加熱
機構を有する基板搬送室3を有している。そして、成膜
室2および基板搬送室3の間および基板搬送室3の一端
側には、開口4,5が形成され、これら開口4,5に
は、開閉自在の蓋体6,7が装着されている。さらに、
基板搬送室3の開口5には、図示しない基板搬入室およ
び基板搬出室が接続されている。
【0017】また、成膜室2内には、ステージ摺動機構
11を内蔵する支柱12上に成膜用の成膜ステージ13を有し
ている。そして、成膜ステージ13上には、マスク機構21
が設けられている。このマスク機構21は、図2に示すよ
うに、断面L字状のマスク枠体22にて形成され、このマ
スク枠体22は成膜ステージ13上を開閉自在で、このマス
ク枠体22の上面は、基板Bの周辺部および基板Bの裏面
に堆積膜が付着しないように、成膜ステージ13上に載置
される基板Bの周縁より約3mm程度の範囲まで覆う幅で
形成された板状の上面部23が形成され、この上面部23の
中央には、基板Bが位置する窓部24が開口形成され、こ
の上面部23の周囲からは、この上面部23に対して垂直で
成膜ステージ13の側面の上部を被覆する側面部25が屈曲
形成されている。また、マスク枠体22の上面部23の裏面
の基板Bとの接触部には、たとえば熱電対などのプロセ
スセンシング部26が設置されている。
【0018】一方、基板搬送室3内には、伸縮自在の搬
送アームなどの搬送機構14により搬送される搬送ステー
ジ15が設けられている。また、搬送機構14上の搬送ステ
ージ15には、基板Bと接触する部分にたとえば熱電対な
どのプロセスセンシング部27が設置されている。
【0019】そして、図3に示すように、これらプロセ
スセンシング部26,27は、プロセスセンシング検出部31
に接続され、このプロセスセンシング検出部31は中央演
算部32に接続され、この中央演算部32はプロセスパラメ
ータ制御部33に接続され、このプロセスパラメータ制御
部33はプロセスパラメータ34に接続されている。なお、
プロセスセンシング部26,27およびプロセスパラメータ
34は、少なくとも1個以上接続されている。
【0020】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0021】まず、基板Bは図示しない基板搬入室から
基板搬送室3に搬送され、この基板搬送室3内の搬送ス
テージ15上で待機する。このとき基板Bのプロセスセン
シング部27からの情報は、プロセスパラメータ34を制御
し、所定の設定に制御する。そして、待機していた基板
Bは、搬送機構14により成膜室2に搬送され、成膜ステ
ージ13上に載せられる。また、基板Bを載せた成膜ステ
ージ13は、支柱12のステージ摺動機構11により滑動し、
マスク枠体22に設置されているプロセスセンシング部26
およびマスク枠体22と基板Bとを接触させて停止する。
なお、マスク枠体22を滑動させて基板Bとプロセスセン
シング部26とを接触させてもよい。
【0022】そして、基板Bと接触しているプロセスセ
ンシング部26は、基板Bから得た情報をプロセスセンシ
ング検出部31を介して中央演算部32に伝達し、この中央
演算部32はプロセスパラメータ制御部33によりプロセス
パラメータ34を制御し、プロセスパラメータ34を所定の
設定値にする。
【0023】その後、成膜室2内の図示していない成膜
機構は、図4に示すように、マスク枠体22の窓部24から
基板Bに堆積膜Fを堆積させる。このとき、成膜ステー
ジ13は基板Bおよびマスク枠体22により覆われているた
め、基板B以外ではマスク枠体22上にも堆積膜Fが形成
されるが、成膜ステージ13上に堆積したり、また、基板
Bの周囲約3mm程度の位置までマスク枠体22が位置して
いるため、基板Bの裏面に堆積膜Fが付着することはな
い。なお、プロセスセンシング部26は成膜中もプロセス
パラメータ34を常に所定の設定値に制御している。
【0024】また、プロセスセンシング部26,27のパラ
メータとしては、たとえば基板Bの温度がある。そし
て、基板搬送室3にて基板Bが加熱され、成膜ステージ
13上に置くまでの時間の温度変化をプロセスセンシング
部27およびプロセスセンシング部26で順次測定し、フィ
ードバック制御することにより、基板搬送室3の加熱機
構での加熱温度を可変させたり、基板Bの待機時間を変
化させたりして基板Bの温度を所定値にできる。
【0025】したがって、従来のように経験によりプロ
セスパラメータを制御する必要がなくなり、プロセスセ
ンシング部26,27からのフィードバックにより、プロセ
スパラメータ34を定常的に一定に制御し、再現性良く、
安定して基板Bの搬送、成膜を繰り返し行なうことが可
能である。
【0026】さて、枚葉式成膜装置は所定期間使用する
ごとに成膜室2のクリーニングを行なわなければなら
ず、クリーニング作業が容易ではないが、マスク枠体22
により基板Bの位置しない成膜ステージ13を覆っている
ため、成膜ステージ13に堆積膜Fが付着しないので、マ
スク枠体22を交換することで容易にクリーニング作業を
実施できる。さらに、基板Bの周辺部および裏面には堆
積膜Fが付着していないので、基板Bのハンドリングの
際に堆積膜Fの剥れによる発塵もない。したがって、基
板B以外に付着した堆積膜によるパーティクル問題もな
く、均一な膜厚・膜質の堆積膜が得られる。
【0027】なお、マスク枠体22および窓部24の形状
は、上記の形状に限らず、基板Bの形状に合わせて、円
形あるいは楕円形などの任意の形に設定できる。
【0028】
【発明の効果】本発明の枚葉式成膜装置によれば、成膜
室に設けたマスク機構を、成膜ステージに載置された基
板の周縁上に載置されるとともに基板の位置しない成膜
ステージの表面を被覆することにより、成膜ステージ上
に堆積膜が生じないため、発塵が生じないので、基板
に、再現性良く、良質の堆積膜が得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の枚葉式成膜装置の一実施例を示す断面
図である。
【図2】同上マスク機構を示す斜視図である。
【図3】同上制御回路を示すブロック図である。
【図4】同上成膜ステージの断面図である。
【図5】従来例の枚葉式成膜装置を示す断面図である。
【図6】同上成膜ステージを示す斜視図である。
【図7】同上成膜ステージの断面図ある。
【符号の説明】
2 成膜室 3 基板搬送室 13 成膜ステージ 21 マスク機構 B 基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を搬入する基板搬入室と、前記基板
    を搬出する基板搬出室と、成膜用の成膜ステージを有し
    この成膜ステージ上に載置された基板を成膜する成膜室
    と、前記基板搬入室および前記基板搬出室と前記成膜室
    との間を前記基板を搬送する基板搬送室とを備えた枚葉
    式成膜装置において、 前記成膜室は、前記成膜ステージに載置された前記基板
    の周縁上に位置されるとともにこの基板の位置しないこ
    の成膜ステージの表面を被覆するマスク機構を備えたこ
    とを特徴とする枚葉式成膜装置。
JP16495992A 1992-06-23 1992-06-23 枚葉式成膜装置 Pending JPH062136A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16495992A JPH062136A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 枚葉式成膜装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP16495992A JPH062136A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 枚葉式成膜装置

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JPH062136A true JPH062136A (ja) 1994-01-11

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ID=15803120

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JP (1) JPH062136A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999004058A1 (fr) * 1997-07-18 1999-01-28 Shibaura Mechatronics Corporation Dispositif de pulverisation cathodique a magnetron a feuille
EP2351871A1 (en) * 2008-10-21 2011-08-03 Ulvac, Inc. Mask and method for forming film using mask
JP2013093348A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Asahi Glass Co Ltd Euvリソグラフィ(euvl)用反射型マスクブランクの製造方法およびeuvl用反射層付基板の製造方法

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