JPH08330387A - 半導体用製造装置 - Google Patents

半導体用製造装置

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JPH08330387A
JPH08330387A JP6606996A JP6606996A JPH08330387A JP H08330387 A JPH08330387 A JP H08330387A JP 6606996 A JP6606996 A JP 6606996A JP 6606996 A JP6606996 A JP 6606996A JP H08330387 A JPH08330387 A JP H08330387A
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susceptor
chamber
process chamber
shower head
electrode
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Takashi Ogawa
貴史 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換するサセプタもしくはシャワーヘッドの
搬送および所定の取り付けを全て真空中で行うことが可
能な半導体用製造装置を提供する。 【解決手段】 ゲートバルブ8を介してプロセスチャン
バ30に連接し内部が真空となる電極交換用チャンバ3
1を設け、プロセスチャンバ30内にサセプタ1もしく
はシャワーヘッド2を所定の高さに搬送する電極上下ピ
ン22を設け、また、好ましくはサセプタ1もしくはシ
ャワーヘッド2をプロセスチャンバ30の外部から所定
のトルクで固定するクランプ機構40,41を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体用製造装置に
関し、特にプラズマCVD装置やプラズマエッチング装
置等の半導体用製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】TEOS、SiH4 、O2 等の材料ガス
を用いたプラズマCVD法は絶縁膜の形成に広く利用さ
れている。プラズマCVDのチャンバには枚葉式とバッ
チ式があり、バッチ式チャンバは半導体ウェハ1枚1枚
のプロセスパラメータの制御が難しいため、半導体ウェ
ハが大型化していく今後は、枚葉式が主流になると考え
られる。
【0003】図9は従来の枚葉式プラズマCVD装置の
一例を示す断面図である。この枚葉式プラズマCVD装
置は図9に示すように、プロセスチャンバ本体4とプロ
セスチャンバ蓋5とを有するプロセスチャンバ37と、
ウェハ搬送チャンバ32から構成され、プロセスチャン
バ37とウェハ搬送チャンバ32はゲートバルブ9で仕
切られている。
【0004】ウェハ搬送チャンバ外壁7により密閉され
たウェハ搬送チャンバ32内には、ウェハ搬送ロボット
駆動部15により駆動されるウェハ搬送ロボット13が
設けられ、プロセスチャンバ37内にはヒータを内蔵し
たウェハ加熱ヒータブロック16、ウェハ搬送上下ピン
21、サセプタ1、シャワーヘッド2が設けられ、サセ
プタ1およびシャワーヘッド2は所定の位置にボルト3
5で固定されている。
【0005】次に動作について説明する。半導体ウェハ
3をウェハ搬送ロボット13のフォーク11上にセット
し、ウェハ搬送チャンバ32をウェハ搬送チャンバ排気
ポート28を通して真空に引く。ウェハ搬送チャンバ3
2がプロセスチャンバ排気ポート26を通して真空引き
されているプロセスチャンバ37と同圧になった後ゲー
トバルブ9が開く。ウェハ搬送ロボット13のフォーク
11がプロセスチャンバ37側に伸びて、半導体ウェハ
3はプロセスチャンバ37内に運ばれる。この時上下ピ
ン駆動部23により駆動されたウェハ上下ピン21が上
方向にスライドしており、ウェハ搬送ロボット13はそ
のピン上に半導体ウェハ3を載せて、ウェハ搬送チャン
バ32内に戻る。その後ゲートバルブ9が閉じ、ウェハ
上下21が上下へスライドし、半導体ウェハ3をサセプ
タ1上に載せる。次にガス導入口29よりシャワーヘッ
ド2の多数の穴を通して、プロセスガスをプロセスチャ
ンバ37内へ導入し、高周波出力をサセプタ1とシャワ
ーヘッド2の間に印加し、半導体ウェハ3上に絶縁膜を
成長させる。成長終了後、ウェハ搬入と逆の手順で半導
体ウェハ3をプロセスチャンバ37より搬出する。さら
にクリーニングガスをシャワーヘッド2の多数の穴を通
して、高周波出力をサセプタ1とシャワーヘッド2の間
にかけ、プロセスチャンバ37内に成長した膜を取り除
く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の枚葉式プラ
ズマCVD装置では、劣化したサセプタおよびシャワー
ヘッドの交換は、プロセスチャンバを大気圧に戻しヒー
タブロックの温度を降温させ、その後チャンバ蓋を開
き、サセプタおよびシャワーヘッドを固定しているボル
トを外して行っている。しかし、この作業はプロセスチ
ャンバ内壁を大気中の酸素分や水分にさらすことにな
る。酸素分および水分はプロセスチャンバ内壁に吸着し
た残留ガスと反応をする。また酸素分、水分はプロセス
チャンバ内壁に吸着する。さらに、ヒータ降温により、
プロセスチャンバ内が大幅な温度変化するので、チャン
バ内壁に形成された生成物がチャンバ内壁との熱収縮率
の差により剥がれ落ちる。これらの現象は、パーティク
ル発生や、膜質変動を引き起こす。現状はチャンバ内壁
をエタノールにより拭き掃除を行って、対策を行ってい
るが、作業が大変であり、かつ拭き掃除では、発生した
パーティクルやチャンバ内壁に付着した酸素や水分を完
全に除去できないという問題があった。
【0007】一方、GaAs等の化学物半導体のCVD
法では、例えば、特開平4−360523号公報にプロ
セスチャンバ下部にサセプタをセットするチャンバを設
け、真空中にてサセプタおよびスカートと呼ばれるチャ
ンバ下面を交換する方法が開示されている。しかしなが
ら、この方法を枚葉式プラズマCVD装置に適用するの
には、ヒータおよび電極となるサセプタ下部は構造が複
雑になり、サセプタをセットするチャンバを設けるスペ
ースがないという構造上の問題がある。よしんば、スペ
ースを確保してサセプタをセットするチャンバを設けた
としても後述の問題がありクリーンな状態での交換はで
きない。
【0008】現在の枚葉式プラズマCVD装置は、一旦
サセプタ交換をすると、交換の前後でヒータを同じ温度
にコントロールしても、サセプタの表面温度が変化して
しまう。これは、アルミニウム製のサセプタとアルミニ
ウム製のヒータブロックの接触面の面積の変化によりヒ
ータからサセプタへの熱伝導量が変化するためである。
【0009】サセプタとヒータの接触面積はサセプタの
下面の凹凸と、サセプタのヒータブロックへの接触荷重
に影響される。サセプタごとに異なるその下面の凹凸状
態によるサセプタの表面温度の変化を抑制するために
は、サセプタをある一定圧力でヒータブロックに加圧接
触させなければならない。しかしながら従来はその手段
が図9に示すように内部からのボルト締めであるから、
真空状態でこの加圧接触させることはできない。すなわ
ち特開平4−360523号公報の技術からはサセプタ
を真空中でプロセスチャンバに搬送することしか得られ
ないから、今までボルト締めしてあったサセプタを取り
外すことも搬送されたサセプタをヒータブロック上に加
圧接触させてセットすることもできない。また蓋の下面
に取り付けるシャワーヘッドも従来は内部からのボルト
締めによっていたから、真空中の搬送だけの上記従来技
術を枚葉式プラズマCVD装置のシャワーヘッドの交換
に適用することはできない。すなわち上記従来技術を枚
葉式プラズマCVD装置に用いてもサセプタもしくはシ
ャワーヘッドの真空中の搬送後に大気中に戻して所定の
取り付けを行わなければならないから、結局上記した大
気中の酸素分や水分による残留ガスの問題やチャンバ内
壁から生成物が剥れ落ちる問題が解決されない。
【0010】したがって本発明の目的は、交換するサセ
プタもしくはシャワーヘッドの搬送および所定の取り付
けを全て真空中で行い、これによりサセプタもしくはシ
ャワーヘッドの交換に際してプロセスチャンバを大気中
にさらすことによる上記不都合を除去した半導体用製造
装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による装置は、半
導体ウェハを処理し、前記半導体ウェハを載置する下部
電極のサセプタおよび供給ガスを前記半導体ウェハ上へ
分散させる上部電極のシャワーヘッドを有するプロセス
チャンバと、前記サセプタもしくは前記シャワーヘッド
あるいはその両者を真空中で交換できるように、前記プ
ロセスチャンバにゲートバルブを介して隣接し内部が真
空に引ける電極交換用チャンバと、前記電極交換用チャ
ンバ内に位置し、前記サセプタもしくは前記シャワーヘ
ッドを前記交換用チャンバから前記プロセスチャンバに
真空中で搬送する電極搬送ロボットと、前記サセプタも
しくは前記シャワーヘッドを前記プロセスチャンバ内で
所定の高さに搬送する電極上下ピンとを備えている。
【0012】好ましくは、前記サセプタもしくは前記シ
ャワーヘッドあるいはその両方を前記プロセスチャンバ
の外部から所定のトルクで固定するクランプ機構をさら
に備えている。
【0013】なお、前記サセプタの前記ヒータブロック
接触面に銅板を取り付けることが好ましい。また、前記
電極交換用チャンバ内にいままで使用していた前記サセ
プタもしくはシャワーヘッドを載せる第1のステージお
よびこれから使用する前記サセプタもしくは前記シャワ
ーヘッドを載せる第2のステージを設けることができ
る。さらに、前記サセプタの前記ヒータブロックに接触
する側の周辺はコの字形状となっており、そこに前記ク
ランプ機構の突出部が入り込み、前記プロセスチャンバ
の外部におけるトルクにより、前記突出部を介して前記
サセプタを前記ヒータブロックに加圧接触させることが
できる。あるいは、前記シャワーヘッドの前記半導体ウ
ェハに向う側と反対側の周辺はコの字形状となってお
り、そこに前記クランプ機構の突出部が入り込み、前記
プロセスチャンバの外部におけるトルクにより、前記突
出部を介して前記シャワーヘッドを前記プロセスチャン
バの外壁に加圧接触させることができる。
【0014】このように本発明ではゲートバルブを介し
てプロセスチャンバに隣接し内部が真空となる電極交換
用チャンバを設けたからサセプタもしくはシャワーヘッ
ドを真空中で搬送することができ、プロセスチャンバ内
にサセプタもしくはシャワーヘッドを所定の高さに搬送
する電極上下ピンを設けているので、サセプタもしくは
シャワーヘッドの取り外しを真空中で行うことができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例につき説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態を示し、本発
明を半導体用製造装置に適用した断面図であり、図2は
その要部を示す平面図である。この半導体用製造装置
は、ウェハ搬送チャンバ32とプロセスチャンバ30と
が真空ゲートバルブ9を介して横方向に配列し、プロセ
スチャンバ30と電極交換用チャンバ31とが真空ゲー
トバルブ8を介して横方向に配列して構成されている。
【0017】ウェハ搬送チャンバ32は図9の従来技術
と同様に、ゲートバルブ9によりプロセスチャンバ30
と仕切られてウェハ搬送チャンバ外壁7により包囲され
た内部がウェハ搬送チャンバ排気ポート28を通して排
気系(図示省略)により真空引きされる。そしてこの内
部には、ウェハ搬送ロボット駆動部15により駆動され
るウェハ搬送ロボット13が設けられ、真空中でこのウ
ェハ搬送ロボット13のフォーク11上に半導体ウェハ
3を載せて開状態のゲートバルブ9を通って真空中のプ
ロセスチャンバ30に搬送して、ゲートバルブ9を閉状
態にして所定の処理を行い、処理後の半導体ウェハ3を
フォーク11上に載せて開状態のゲートバルブ9を通っ
てウェハ搬送チャンバ32に戻すようにしている。
【0018】本発明のプロセスチャンバ30は、ゲート
バルブ9およびゲートバルブ8によりウェハ搬送チャン
バ32および電極交換用チャンバ31とそれぞれ仕切ら
れ、プロセスチャンバの外壁本体4とこの本体4にO−
リング25を介して当接するプロセスチャンバ蓋5によ
り密閉された内部はプロセスチャンバ排気ポート26を
通して排気系(図示省略)により真空引きされる。そし
てこの内部には、半導体ウェハ3を載置して下部電極と
なるサセプタ1と、サセプタ1に接触して半導体ウェハ
3を加熱するヒータ内蔵のウェハ加熱ヒータブロック1
6と、ガス導入口29から導入された供給ガスを半導体
ウェハ3上へ散布させる上部電極のシャワーヘッド2を
有している。
【0019】本発明のサセプタ1は、ヒータブロック1
6に接触する側、すなわち下側の周辺にコの字形状1A
が形成されており、そこにサセプタクランプ17の先端
の突出部17Aが入り込んでいる。このサセプタクラン
プ17は外壁を構成する本体4を真空シール24により
貫通して外部に導出され、そこでサセプタ締め付けハン
ドル18に結合してサセプタクランプ機構40を構成し
て、所定のトルクでサセプタ1をヒータブロック16に
加圧固定する。このサセプタクランプ機構40について
は後から図4を参照して説明する。
【0020】同様に、シャワーヘッド2は、半導体ウェ
ハ3に向う側と反対側、すなわち上側の周辺にコの字形
状2Aが形成され、そこにシャワーヘッドクランプ19
の先端の突出部19Aが入り込んでいる。このシャワー
ヘッドクランプ19は外壁を構成する蓋5を真空シール
24により貫通して外部に導出され、そこでシャワーヘ
ッド締め付けハンドル20に結合してシャワーヘッドク
ランプ機構41を構成して所定のトルクでシャワーヘッ
ド2を蓋5に加圧固定する。このシャワーヘッドクラン
プ機構41については後から図4を参照して説明する。
【0021】さらに、本発明では、ウェハ搬送上下ピン
駆動部23に結合して半導体ウェハ3を上下させるウェ
ハ搬送上下ピン21とは別に、電極上下ピン駆動部43
により上下駆動して取り付けもしくは取り外しするサセ
プタもしくはシャワーヘッドを所定の高さで搬送する電
極上下ピン22がヒータブロック16を貫通して設けら
れている。
【0022】電極交換用チャンバ31は、ゲートバルブ
8によりプロセスチャンバ30と仕切られて、電極交換
用チャンバ外壁6により包囲された内部は電極交換用チ
ャンバ排気ポート27を通して排気系(図示省略)によ
り真空引きされる。そしてこの内部には、電極搬送ロボ
ット駆動部14により駆動される電極搬送ロボット12
が設けられ、真空中でこの電極搬送ロボット12のフォ
ーク10上に取り付け、もしくは取り外しのサセプタ1
もしくはシャワーヘッド2を載せて開状態のゲートバル
ブ8を通って真空中のプロセスチャンバ30に搬送、も
しくはプロセスチャンバ30から搬送するようになって
いる。
【0023】尚、図1ではサセプタ1の搬送を例示して
あるが、シャワーヘッド2の搬送の場合も同様であり、
プロセスチャンバ30内の取り付け方向と同じ方向(上
下方向)にシャワーヘッド2をフォーク10上に載置す
る。
【0024】次にこの半導体用製造装置における電極交
換動作について図1〜図3を参照して説明する。尚、ウ
ェハ搬送チャンバ32およびプロセスチャンバ30の半
導体ウェハ3の動作は従来技術と同様であるから説明を
省略する。
【0025】サセプタ1の取り付けに当たっては、まず
サセプタ1を電極搬送ロボット12のフォーク10にセ
ットし、電極交換用チャンバ31を真空に引く。プロセ
スチャンバ30と同圧になったら、ゲートバルブ8を開
ける。電極搬送ロボット12のフォーク10をプロセス
チャンバ30へ伸ばし、サセプタ1をプロセスチャンバ
30内へ運ぶ。この時、電極上下ピン22が上方向にス
ライドしており、電極搬送ロボット12は電極上下ピン
22上にサセプタ1を載せて、図3(A)の状態にな
る。フォーク10が電極交換用チャンバ31に戻り、ゲ
ートバルブ8を閉じる。電極上下ピン22を下げヒータ
ブロック16上にサセプタ1を載せる。
【0026】ヒータブロック16に載せたサセプタ1を
ヒータ16に固定するため、サセプタクランプ17を1
80度回転させる。サセプタクランプ17の先端17A
は鉤型になっており、180度回転することにより、サ
セプタ1外周部のコの字形状1Aに引っかかり、図3
(B)の状態になる。サセプタ1を一定荷重で固定する
ため、サセプタクランプ17の回転角度を一定のまま、
サセプタクランプ締め付けハンドル18を回す。
【0027】図4のサセプタクランプ機構40に示すよ
うにサセプタクランプ17とサセプタクランプ締め付け
ハンドル18はねじ結合されている。サセプタクランプ
締め付けハンドル18は回転するが上下方向にはスライ
ドしなくなっており、逆にサセプタクランプ17上下方
向にはスライドするが180度以上の回転はしない。サ
セプタクランプ締め付けハンドル18を回すことによ
り、サセプタクランプが下方にスライドし、サセプタ1
はヒータブロック側に押しつけられる。サセプタクラン
プ締め付けハンドル18の締め付けトルクを管理するこ
とにより、サセプタ1は一定荷重でヒータ16と接触す
ることになる。
【0028】以上はこれから使用するサセプタ1の真空
中での取り付け動作であるが、今まで使用していたサセ
プタ1の真空中での取り外しは上記動作の逆を行えばよ
い。真空中での取り外しをした今まで使用していたサセ
プタ1を電極交換用チャンバ31においてこれから使用
するサセプタ1の真空中での取り付けを行うことができ
る。あるいは、取り外しをした今まで使用していたサセ
プタ1をバルブ8を閉にして電極交換用チャンバ31か
ら外に出して、これから使用するサセプタ1をセットし
た電極交換用チャンバ31を真空引きを行って上記取り
付け動作を行ってもよい。後者の一連の動作中はゲート
バルブ8が閉状態であるから、プロセスチャンバ30は
真空状態を維持している。
【0029】また、図1〜図3ではシャワーヘッド2は
既に取り付けた状態を示してあるが、シャワーヘッド2
の取り付け取り外し動作もサセプタ1と同様であり、図
4では、サセプタクランプ機構40に対応するシャワー
ヘッドクランプ機構41の各箇所を括弧で示している。
【0030】サセプタ1とシャワーヘッド2との両者を
交換する際には、まずサセプタ1の取り外し→シャワー
ヘッド2の取り外し→シャワーヘッド2の取り付け→サ
セプタ1の取り付けの順となる。
【0031】シャワーヘッド2のみを交換する際には、
サセプタ1を一時取り外して電極交換用チャンバ31に
一時待機させておく。
【0032】サセプタ1のみを交換する際には、上記説
明の通りにすればよい。
【0033】ここで、サセプタ1の下面には、図5に示
すように銅板34が取り付けられていることが好まし
い。銅板34はサセプタ1およびヒータブロック16を
構成するアルミニウムよりも柔らかいため、強い荷重で
サセプタ1をヒータ16に締め付ければ、図6のように
銅がヒータ16表面の形に変形し、サセプタ1とヒータ
16の接触は、ほぼ完全に行われ、サセプタ1交換によ
る、接触面積の変化は、銅板34なしにサセプタよりも
小さくなる。
【0034】図7(A)はサセプタ1を付け替えたこと
による、サセプタ1とヒータブロック16との接触面積
変化を、銅板ありと銅板なしで比較したグラフである。
サセプタ下面に銅板34を取り付けることにより、サセ
プタ1とヒータブロック16の接触面積はサセプタ交換
に対して安定する。
【0035】また、図7(B)はサセプタ1を付け替え
たことによる、サセプタ表面温度変化を、銅板ありと銅
板なしで比較したグラフである。接触面積と同様に、サ
セプタ表面温度は、サセプタ下面に銅板34を取り付け
ることにより安定することがわかる。
【0036】図8は図1の電極交換用チャンバの応用例
を示す図である。この半導体用製造装置の電極交換を短
時間で行うために、図8に示すように電極交換用チャン
バ31内にサセプタまたはシャワーヘッドを載せるステ
ージ36を二つ設けた。サセプタ1の交換時には二つの
ステージ36のどちらか一方のステージ36Aに交換用
のサセプタ1を載せ、電極交換用チャンバ31を真空に
引く。そして図1〜図3で説明した動作と同様な操作
(取り付け操作の逆の操作)で劣化したサセプタ1の取
り外しを行い、電極搬送ロボット12で、空いているス
テージ36Bに載せる。新しいサセプタ取り付けのた
め、先ほどステージ36Aに載せたサセプタ1を電極搬
送ロボット12で拾い、プロセスチャンバ30へ運び図
1〜図3で説明した操作で取り付けを行う。サセプタ1
の取り外しから取り付けまでの動作が、電極交換用チャ
ンバ31を大気圧にしないで行えるので、サセプタ1の
交換時間の短縮が可能である。
【0037】シャワーヘッド2を交換する際にも同様に
ステージ36Aおよびステージ36Bを用いることがで
きる。
【0038】またサセプタ1とシャワーヘッド2との両
者を交換することを考慮して、ステージ36Aを2個設
け、ステージ36Bを2個設けておくことがさらに好ま
しい。
【0039】本発明は上記実施例に限定されず、CVD
による酸化膜等の成膜装置や、複数枚のウェハを一度に
処理するバッチ式装置にも適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ゲ
ートバルブを介してプロセスチャンバに隣接し内部が真
空となる電極交換用チャンバを設けたのでサセプタもし
くはシャワーヘッドを真空中で搬送することができる。
また、プロセスチャンバ内にサセプタもしくはシャワー
ヘッドを所定の高さに搬送する電極上下ピンを設け、サ
セプタもしくはシャワーヘッドをプロセスチャンバの外
部から所定のトルクで固定するクランプ機構を設けたか
らサセプタもしくはシャワーヘッドの取り外しおよび加
圧固定も真空中で行うことができる。したがって、大気
中の酸素分や水分による残留ガスの問題やパーティクル
発生の問題やチャンバ内壁から生成物が剥れ落ちる問題
を生じることなく、サセプタをその表面温度の変化を抑
制して交換することができ、あるいはシャワーヘッドを
上部に固定することができる。また、アルミニウム製の
ヒータブロックに接触するアルミニウム製のサセプタの
接触面に銅板を取り付けることにより、サセプタ交換に
よるサセプタ表面温度の変化はさらに抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による半導体用製造装置を示
す断面図である。
【図2】図1の要部を示す平面図である。
【図3】図1に示したプロセスチャンバ部の動作を説明
する図である。
【図4】図1に示したクランプ機構を拡大して示した断
面図である。
【図5】図1に示したサセプタをさらに改良した場合を
示す断面図である。
【図6】図5に示したサセプタとヒータブロックの接触
状態を示す一部拡大断面図を含む断面図である。
【図7】図5のサセプタの効果を示す図であり、(A)
はサセプタ交換によるサセプタとヒータの接触面積の関
係を示し、(B)はサセプタ交換によるサセプタ表面温
度の関係を示す。
【図8】図1の一部を変更した場合を示す断面図であ
る。
【図9】従来技術の枚葉式プラズマCVD装置を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 サセプタ 2 シャワーヘッド 3 半導体ウェハ 4 プロセスチャンバ本体 5 プロセスチャンバ蓋 6 電極交換用チャンバ外壁 7 ウェハ搬送チャンバ外壁 8 ゲートバルブ 9 ゲートバルブ 10 フォーク 11 フォーク 12 電極搬送ロボット 13 ウェハ搬送ロボット 14 電極搬送ロボット駆動部 15 ウェハ搬送ロボット駆動部 16 ウェハ加熱ヒータブロック 17 サセプタクランプ 18 サセプタクランプ締め付けハンドル 19 シャワーヘッドクランプ 20 シャワーヘッドクランプ締め付けハンドル 21 ウェハ搬送上下ピン 22 電極上下ピン 23 ウェハ搬送上下ピン駆動部 24 真空シール 25 O−リング 26 プロセスチャンバ排気ポート 27 電極交換用チャンバ排気ポート 28 ウェハ搬送チャンバ排気ポート 29 ガス導入口 30,37 プロセスチャンバ 31 電極交換用チャンバ 32 ウェハ搬送チャンバ 33 ベローズ 34 銅板 35 ボルト 36A,36B ステージ 40 サセプタクランプ機構 41 シャワーヘッドクランプ機構 43 電極上下ピン駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/02 H01L 21/02 Z 21/205 21/205 21/3065 21/302 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハを処理するプロセスチャン
    バであって、前記半導体ウェハを載置する下部電極とし
    てのサセプタと、供給ガスを前記半導体ウェハ上へ分散
    させる上部電極としてのシャワーヘッドとを有するプロ
    セスチャンバを備えた半導体用製造装置において、前記
    サセプタもしくは前記シャワーヘッドあるいはその両者
    を真空中で交換できるように、前記プロセスチャンバに
    ゲートバルブを介して隣接し内部が真空に引ける電極交
    換用チャンバと、前記電極交換用チャンバ内に位置し、
    前記サセプタもしくは前記シャワーヘッドを前記交換用
    チャンバから前記プロセスチャンバに真空中で搬送する
    電極搬送ロボットと、前記サセプタもしくは前記シャワ
    ーヘッドを前記プロセスチャンバ内で所定の高さに搬送
    する電極上下ピンとを設けたことを特徴とする半導体用
    製造装置。
  2. 【請求項2】 前記サセプタもしくは前記シャワーヘッ
    ドを前記プロセスチャンバの外部から所定のトルクで固
    定するクランプ機構とをさらに設けたことを特徴とする
    請求項1記載の半導体用製造装置。
  3. 【請求項3】 前記サセプタの前記ヒータブロック接触
    面に銅板を取り付けたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の半導体用製造装置。
  4. 【請求項4】 前記電極交換用チャンバ内にいままで使
    用していた前記サセプタもしくは前記シャワーヘッドを
    載せる第1のステージおよびこれから使用する前記サセ
    プタもしくは前記シャワーヘッドを載せる第2のステー
    ジを設けたことを特徴とする請求項1,2又は3記載の
    半導体用製造装置。
  5. 【請求項5】 前記サセプタの前記ヒータブロックに接
    触する側の周辺はコの字形状となっており、そこに前記
    クランプ機構の突出部が入り込み、前記プロセスチャン
    バの外部におけるトルクにより、前記突出部を介して前
    記サセプタを前記ヒータブロックに加圧接触させること
    を特徴とする請求項2記載の半導体用製造装置。
  6. 【請求項6】 前記シャワーヘッドの前記半導体ウェハ
    に向う側と反対側の周辺はコの字形状となっており、そ
    こに前記クランプ機構の突出部が入り込み、前記プロセ
    スチャンバの外部におけるトルクにより、前記突出部を
    介して前記シャワーヘッドを前記プロセスチャンバの外
    壁に加圧接触させることを特徴とする請求項2記載の半
    導体用製造装置。
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