JPH0621364U - ブラシ付き電動機 - Google Patents

ブラシ付き電動機

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JPH0621364U
JPH0621364U JP5823192U JP5823192U JPH0621364U JP H0621364 U JPH0621364 U JP H0621364U JP 5823192 U JP5823192 U JP 5823192U JP 5823192 U JP5823192 U JP 5823192U JP H0621364 U JPH0621364 U JP H0621364U
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
rear cover
commutator
attached
brush
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5823192U
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English (en)
Inventor
吉之助 大野
大策 杉山
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Kokusan Denki Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】整流子がブラシの表面を摺動する際に生じる摩
耗粉が軸受に侵入して軸受の潤滑性を失わせたり、軸受
の転動面を損傷したりするのを防止する。 【構成】回転軸7を支持する軸受6と整流子11との間
に位置させて、送風羽20を回転軸7に取付けた。整流
子11側からブラシの摩耗粉を運んできた風を、送風羽
20により放射方向に送り出すことによって、摩耗粉が
軸受6に付着するのを防止した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はブラシ付き電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ブラシ付き電動機、例えばブラシと整流子とにより整流作用を行わせるように した直流電動機は、図4に示したように、円筒状のヨーク1の内周に取付けられ た固定子2と、ヨーク1の一端側及び他端側をそれぞれ閉じるように取付けられ た前カバー3及び後カバー4と、これら前カバー3及び後カバー4にそれぞれ軸 受5及び6を介して支持された回転軸7と、回転軸7に取付けられて固定子2の 内周に配置された回転子10と、回転子10と後カバー側の軸受6との間に位置 させて回転軸7に取付けられた整流子11と、ヨーク1の後カバー側の端部内周 に嵌合固定されたブラシ保持台板12に取付けられて整流子11に接触させられ たブラシ14とを備えている。
【0003】 従来のこの種のブラシ付き電動機では、該電動機の内部及び外周面を冷却する ために、図4に示したように、後カバー4から外部に突出した回転軸7の他端に 送風ファン21を取付け、後カバー4の送風ファン21に対向する部分に該送風 ファン21から供給される冷却風を受け入れるための窓部4aを設けている。
【0004】 上記のブラシ付き電動機では、回転軸の回転に伴って送風ファン21により生 ずる冷却風の一部が図4に破線矢印W1 で示したように後カバー4及びヨーク1 の外周面に沿って流れる。また該冷却風の他の部分は、矢印W2 で示したように 、窓部4aを通って後カバー4の内部に流入した後、再び外部へ流出する。後カ バー4の内側に流入した冷却風の一部は、矢印W3 のようにブラシ保持板12の 裏面に当って整流子11及び軸受6付近を経た後、外部へ流出する。この矢印W 3 で示した冷却風の流れにより、整流子11と軸受6との間の空間の空気の静圧 が低下するため、前カバー3側から電動機内に入った空気は図示の実線矢印W4 のように固定子2の隙間を通った後整流子11とブラシ保持板12との間の隙間 を通って軸受6の方向に流入する。これらの冷却風の流れにより電動機の内部及 び外周面が冷却される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ブラシ付き電動機ではブラシが整流子の外周面を摺動するので、その際にブラ シが摩耗してブラシ摩耗粉が生ずるのを避けられない。従来のブラシ付き電動機 では、整流子の外周面とブラシ保持板との隙間を通して回転軸の一端側を支持す る軸受に向う空気の流れ(矢印W4)があるので、この空気流によりブラシ摩耗粉 が運ばれて軸受に付着する。このようにして軸受に付着したブラシ摩耗粉は、回 転中に軸受に侵入して軸受のグリスのオイル分を吸収するため、オイル分を枯渇 させるだけでなく、異物として軸受の転動面を損傷させて軸受の寿命時間を短く するという問題があった。
【0006】 本考案の目的は、整流子の外周面に沿って軸受側に流れる空気流により運ばれ るブラシ摩耗粉が軸受に付着することがないようにして、軸受の寿命が短くなる のを防止したブラシ付き電動機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案では、その実施例を示す図1に見られる ように、回転軸7の回転に伴って放射方向に風を送り出す送風羽20を、整流子 11と回転軸7の他端側を支持する軸受6(後カバー4側の軸受)との間に位置 させて回転軸7に取付けた。
【0008】
【作用】
上記のように回転軸の回転に伴って放射方向に風を送り出す送風羽を整流子と 後カバー側の軸受との間に設けると、ブラシ保持板と整流子との間の隙間を後カ バー側の軸受の方向に向って流れるブラシ摩耗粉を運ぶ空気流は、送風羽により 放射方向に向きを変えて流れる。そのためブラシ摩耗粉は後カバーに設けられた 窓を通して外部に排出され、ブラシ摩耗粉が軸受に付着することがない。従って ブラシ摩耗粉により軸受の寿命時間が短くなる恐れがない。
【0009】
【実施例】
図1及び図2は本考案の実施例を示したもので、これらの図において図4の各 部と同等の部分には同符号を付してある。図1及び図2において、1は軟鋼板を 用いて円筒状に形成したヨークで、該ヨーク1の内周には固定子2が取付けられ ている。固定子2は永久磁石からなり、この実施例では4個の円弧状の永久磁石 が周方向に等角度間隔で配列され、各磁石が径方向に着磁されて、S極とN極と が周方向に交互に並んだ構造の界磁極が構成されている。3及び4はアルミニウ ム等の軽合金からなっていてヨーク1の一端側及び他端側をそれぞれ閉じるよう に設けられた前カバー及び後カバーで、前カバー3には通風孔3aが設けられて いる。前カバー3及び後カバー4のそれぞれの中央部には、ボールベアリングか らなる軸受5及び6が嵌装されていて、これらの軸受5及び6により回転軸7の 両端が支持されている。
【0010】 回転軸7には、積層鉄板からなる回転子鉄心8が圧入により取付けられ、該回 転子鉄心8に設けられた多数のスロットに回転子コイル9が巻装されている。回 転子鉄心8と回転子コイル9とにより、固定子2の内側を回転する回転子10が 構成されている。回転軸7の一端部7aは出力軸部として前カバー3から外部へ 突出させられ、回転軸7の他端部7bは後カバー4から外部に突出させられてい てる。
【0011】 11は回転子10と後カバー側の軸受6との間に位置させて回転軸7に取付け られた整流子で、該整流子11の多数の整流子片11aの各端部11bに、回転 子コイル9の各端末がそれぞれ接続されている。12は合成樹脂からなる環状円 板形のブラシ保持板で、該ブラシ保持板12の一方の面には複数個(この例では 4個)のブラシホルダー13が一体に形成されている。各ブラシホルダー13内 にブラシ14が保持されて、各ブラシの一端がブラシ押えばね15により弾圧さ れ、各ブラシの他端が整流子11の外周面に接触させられている。対をなすブラ シ14は、それぞれ電動機の入力導線16a及び16bに接続されている。
【0012】 ブラシ保持板12は、その外周部がヨーク1の後カバー4側の端部内周に形成 された段部1aに嵌合した状態で後カバー4に2個のボルト17及びナット18 により取付けられている。前カバー3及び後カバー4と該前カバー及び後カバー により挾持されたヨーク1とは、2個の通しボルト19により締結されて互いに 固定されている。
【0013】 本考案においては、整流子11と回転軸7の他端側を支持する軸受(後カバー 4側の軸受)6との間に位置させて、回転軸7に送風羽20が取付けられている 。本実施例の送風羽20は図3に示したように、回転軸7に圧入して固定される ボス部20aと、該ボス部20aの軸受6の端部に設けられた円板状の導風板部 20bと、該導風板部20bの整流子11側の面に放射状に設けられた多数の羽 20c,20c,…とからなり、回転軸7の回転により放射方向に風を送り出す 。
【0014】 21は電動機を冷却するために後カバー4から外部に突出した回転軸7の他端 7bに取付けられた送風ファンである。この実施例の送風ファン21はボス部2 1aと周縁部が後カバー4側に湾曲した導風板21b及び径方向の多数の羽21 cとを一体に有する合成樹脂製の遠心式ファンで、空気吸込口21dから導入し た空気を導風板21bに沿って流して、後カバー4側に向けて冷却風を送り出す 。送風ファン21から供給される冷却風を電動機の内部に受け入れるため、後カ バー4の送風ファン21に対向する部分に複数個の窓部4a,4a,…が設けら れている。各窓部4aは、後カバー4の底壁部4bと周壁部4cとに跨って設け られていて、底壁部4bを貫通して後側に開口した部分と周壁部4cを貫通して 外周側に開口した部分とからなっている。
【0015】 上記の電動機において、入力導線16a,16bに直流電源電圧が印加されて 回転子10が回転している状態では、送風ファン21から供給される冷却風の一 部が図示の矢印W1 のように後カバー4及びヨーク1の外周面に沿って流れ、該 冷却風の他の部分は、図示の矢印W2 及びW3 のように窓部4aから後カバー4 の内側に流入した後再び窓部4aから外部へ流出していく。他方、回転軸7とと もに回転する送風羽20が軸受6と整流子11との間の空気を放射方向に送り出 すので、前カバー3の通風孔3aから電動機内に空気が吸い込まれる。電動機内 に吸い込まれた空気は図示の実線矢印W4 のように、固定子2の間の隙間を経た 後、整流子11とブラシ保持板12との間の隙間を通って送風羽20の方に流れ ていく。この空気流が整流子11の外周面を通る際に、該空気流に乗ってブラシ 摩耗粉が後カバー側に運ばれるが、この摩耗粉は、図示の実線矢印W4 のように 、送風羽20により放射方向に送り出されて、後カバー4の窓部4aから外部に 放出されるので、ブラシ摩耗粉が軸受6に付着することはない。
【0016】 上記の実施例では、直流電動機を例にとったが、本考案は整流子及びブラシを 備えた交流整流子電動機にも適用することができる。
【0017】 上記の実施例においては、送風ファン21として遠心式ファンを用いたが、こ の送風ファンとしては軸流ファン(プロペラファン)を用いることもできる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、回転軸の回転に伴って放射方向に風を送り出 す送風羽を、整流子と他端側を支持する軸受との間に位置させて回転軸に取付け て、ブラシが整流子の外周面を摺動する際に生ずるブラシ摩耗粉を、送風羽によ り生ずる風により放射方向に運び出すようにしたので、該摩耗粉が軸受に付着す るのを防ぐことができる。従ってブラシ摩耗粉の付着によって軸受の潤滑が阻害 されたり、軸受の転動面に損傷が生じて軸受の寿命時間が短くなったりすること がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】上半部を断面して示した本考案の実施例の側面
図である。
【図2】図1のZ方向矢視図である。
【図3】本考案の実施例で用いる送風羽を示した斜視図
である。
【図4】上半部を断面して示した従来例の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ヨーク 2 固定子 3 前カバー 4 後カバー 4a 窓部 5 前カバーに保持された軸受 6 後カバーに保持された軸受 7 回転軸 10 回転子 11 整流子 12 ブラシ保持板 14 ブラシ 20 送風羽 21 送風ファン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のヨークの内周に取付けられた固
    定子と、前記ヨークの一端側及び他端側をそれぞれ閉じ
    るように取付けられた前カバー及び後カバーと、前記前
    カバー及び後カバーにそれぞれ軸受を介して支持された
    回転軸と、前記回転軸に取付けられて前記固定子の内側
    に配置された回転子と、前記回転子と前記後カバー側の
    軸受との間に位置させて前記回転軸に取付けられた整流
    子と、前記ヨークの後カバー側の端部内周に嵌合固定さ
    れたブラシ保持板に取付けられて前記整流子に接触させ
    られたブラシと、前記後カバーから外部に突出した回転
    軸の他端に取付けられた送風ファンとを備え、前記後カ
    バーは前記送風ファンに対向する部分に該送風ファンか
    ら供給される冷却風を受け入れるための窓部を有してい
    るブラシ付き電動機において、 前記回転軸の回転に伴って放射方向に風を送り出す送風
    羽を、前記整流子と回転軸の一端側を支持する軸受との
    間に位置させて前記回転軸に取付けたことを特徴とする
    ブラシ付き電動機。
JP5823192U 1992-08-19 1992-08-19 ブラシ付き電動機 Withdrawn JPH0621364U (ja)

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JP5823192U JPH0621364U (ja) 1992-08-19 1992-08-19 ブラシ付き電動機

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JP5823192U JPH0621364U (ja) 1992-08-19 1992-08-19 ブラシ付き電動機

Publications (1)

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JPH0621364U true JPH0621364U (ja) 1994-03-18

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ID=13078319

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JP5823192U Withdrawn JPH0621364U (ja) 1992-08-19 1992-08-19 ブラシ付き電動機

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JP (1) JPH0621364U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000050575A (ja) * 1998-07-31 2000-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自冷ファン付きモータ
JP2003111371A (ja) * 2001-09-26 2003-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動送風機
WO2021186787A1 (ja) * 2020-03-16 2021-09-23 株式会社日立インダストリアルプロダクツ 回転電機

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961107