JPH0753422Y2 - 扁平形直流電動機 - Google Patents
扁平形直流電動機Info
- Publication number
- JPH0753422Y2 JPH0753422Y2 JP1991024759U JP2475991U JPH0753422Y2 JP H0753422 Y2 JPH0753422 Y2 JP H0753422Y2 JP 1991024759 U JP1991024759 U JP 1991024759U JP 2475991 U JP2475991 U JP 2475991U JP H0753422 Y2 JPH0753422 Y2 JP H0753422Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- load
- brush
- motor
- yoke portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、平板状の電機子に整流
子面を備えた扁平形直流電動機に関する。
子面を備えた扁平形直流電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、整流子面にブラシを摺動させて給
電する扁平形直流電動機は、長時間使用するとブラシが
摩耗し、ブラシ粉が電機子周辺に飛散するが、短絡現象
を起こしたり摩擦抵抗が増えたりするので、ケーシング
の一部にブラシ粉を堆積させる部分を設け、ブラシが摩
耗して交換する時に、一方のブラシホルダ穴から圧縮空
気を送入して内部を清掃し、他方のブラシホルダ穴から
空気と共にブラシ粉を排出するものが開示されている
(例えば、実公昭58−14694号公報)。
電する扁平形直流電動機は、長時間使用するとブラシが
摩耗し、ブラシ粉が電機子周辺に飛散するが、短絡現象
を起こしたり摩擦抵抗が増えたりするので、ケーシング
の一部にブラシ粉を堆積させる部分を設け、ブラシが摩
耗して交換する時に、一方のブラシホルダ穴から圧縮空
気を送入して内部を清掃し、他方のブラシホルダ穴から
空気と共にブラシ粉を排出するものが開示されている
(例えば、実公昭58−14694号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、ブラシホルダ穴が扁平な電機子に対して直角に向い
ているため、ブラシ粉を圧縮空気で排出しようとしても
一部は電機子の外周方向に残り、完全には排出されず、
電動機の絶縁抵抗値は新品の時よりもブラシ交換後の値
がかなり低くなっているという欠点があった。本考案
は、ブラシ粉を完全に排出して電動機の品質を維持でき
るようにすることを目的とするものである。
は、ブラシホルダ穴が扁平な電機子に対して直角に向い
ているため、ブラシ粉を圧縮空気で排出しようとしても
一部は電機子の外周方向に残り、完全には排出されず、
電動機の絶縁抵抗値は新品の時よりもブラシ交換後の値
がかなり低くなっているという欠点があった。本考案
は、ブラシ粉を完全に排出して電動機の品質を維持でき
るようにすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、円板状の電機
子と、前記電機子表面に平行なヨーク部を設けた負荷側
および反負荷側のブラケットと、前記ヨーク部に固定さ
れ、前記電機子に空隙を介して対向する複数個の永久磁
石と、前記電機子の表面に形成された整流子面に直角に
設けられたブラシとを備えた扁平形直流電動機におい
て、前記負荷側または反負荷側のいずれかのブラケット
のヨーク部の外周に設けた側面部に前記電機子表面にほ
ぼ平行な方向にむけて、前記電機子の中心に対して対称
の位置に開けた吸気孔と排気孔とを設けたものである。
子と、前記電機子表面に平行なヨーク部を設けた負荷側
および反負荷側のブラケットと、前記ヨーク部に固定さ
れ、前記電機子に空隙を介して対向する複数個の永久磁
石と、前記電機子の表面に形成された整流子面に直角に
設けられたブラシとを備えた扁平形直流電動機におい
て、前記負荷側または反負荷側のいずれかのブラケット
のヨーク部の外周に設けた側面部に前記電機子表面にほ
ぼ平行な方向にむけて、前記電機子の中心に対して対称
の位置に開けた吸気孔と排気孔とを設けたものである。
【0005】
【作用】ブラケットの側面部に設けた吸気孔と排気孔の
開いている方向が電機子の表面や負荷側および反負荷側
ブラケットのヨーク部の表面とほぼ平行になっているの
で、電動機内部に付着したブラシ粉を排出する場合、吸
気孔から圧縮空気を吹き込むと、圧縮空気は負荷側ブラ
ケット、反負荷側ブラケット、電機子などの表面に沿っ
て流れ、排気孔から圧縮空気と共に電動機内部に付着
し、または堆積していたブラシ粉を排出する。
開いている方向が電機子の表面や負荷側および反負荷側
ブラケットのヨーク部の表面とほぼ平行になっているの
で、電動機内部に付着したブラシ粉を排出する場合、吸
気孔から圧縮空気を吹き込むと、圧縮空気は負荷側ブラ
ケット、反負荷側ブラケット、電機子などの表面に沿っ
て流れ、排気孔から圧縮空気と共に電動機内部に付着
し、または堆積していたブラシ粉を排出する。
【0006】
【実施例】本考案を図に示す実施例について説明する。
図1は本考案の実施例を示す側断面図、図2はその正断
面図で、負荷側ブラケット1の中央部に軸受2を介して
円板状の電機子3を固定した回転軸4が支持されてい
る。負荷側ブラケット1の軸受2の外周には電機子3と
平行なヨーク部11が設けられ、同心円状に電機子に空
隙を介して対向する永久磁石5Aが複数個固定されて界
磁を構成し、外周部にはフランジ部12が形成されてい
る。反負荷側ブラケット6は電機子3に平行な円板状の
ヨーク部61と、ヨーク部61の外周に設けられた円筒
状の側面部62と、側面部62の外周に設けられたリン
グ状のフランジ部63とによって構成され、フランジ部
63は負荷側ブラケット1とのフランジ部12と面接触
している。ヨーク部61には負荷側ブラケット1に設け
られた永久磁石5Aと対応するように複数個の永久磁石
5Bが固定されている。永久磁石の5Bの間の所定の位
置には複数個のブラシホルダ7が固定され、ブラシ穴7
1に挿入されたブラシ8が電機子3の表面に形成された
整流子面に摺動するように、バネ72によって押し付け
られるようにしてある。側面部62には電機子3の中心
に対して対称の位置にヨーク部61にほぼ平行に吸気孔
64と排気孔65が設けられ、通常はブッシングによっ
て密閉されている。このように、吸気孔64と排気孔6
5が電機子3の表面や負荷側および反負荷側ブラケット
1のヨーク部の表面とほぼ平行に設けられているので、
電動機内部に付着したブラシ粉を排出する場合、側面部
62に設けた吸気孔64と排気孔65のブッシングを取
り外し、吸気孔64から圧縮空気を吹き込むと、圧縮空
気は矢印で示すように、負荷側ブラケット1、反負荷側
ブラケット6、電機子3などの表面を洗い、排気孔65
から圧縮空気と共に電動機内部に付着し、または堆積し
ていたブラシ粉Pを排出する。なお、吸気孔および排気
孔は2個に限らず複数個設けてもよく、反負荷側部ラケ
ットの側面部に設けるものに限るものではなく、負荷側
ブラケットの外周部に設けても良い。
図1は本考案の実施例を示す側断面図、図2はその正断
面図で、負荷側ブラケット1の中央部に軸受2を介して
円板状の電機子3を固定した回転軸4が支持されてい
る。負荷側ブラケット1の軸受2の外周には電機子3と
平行なヨーク部11が設けられ、同心円状に電機子に空
隙を介して対向する永久磁石5Aが複数個固定されて界
磁を構成し、外周部にはフランジ部12が形成されてい
る。反負荷側ブラケット6は電機子3に平行な円板状の
ヨーク部61と、ヨーク部61の外周に設けられた円筒
状の側面部62と、側面部62の外周に設けられたリン
グ状のフランジ部63とによって構成され、フランジ部
63は負荷側ブラケット1とのフランジ部12と面接触
している。ヨーク部61には負荷側ブラケット1に設け
られた永久磁石5Aと対応するように複数個の永久磁石
5Bが固定されている。永久磁石の5Bの間の所定の位
置には複数個のブラシホルダ7が固定され、ブラシ穴7
1に挿入されたブラシ8が電機子3の表面に形成された
整流子面に摺動するように、バネ72によって押し付け
られるようにしてある。側面部62には電機子3の中心
に対して対称の位置にヨーク部61にほぼ平行に吸気孔
64と排気孔65が設けられ、通常はブッシングによっ
て密閉されている。このように、吸気孔64と排気孔6
5が電機子3の表面や負荷側および反負荷側ブラケット
1のヨーク部の表面とほぼ平行に設けられているので、
電動機内部に付着したブラシ粉を排出する場合、側面部
62に設けた吸気孔64と排気孔65のブッシングを取
り外し、吸気孔64から圧縮空気を吹き込むと、圧縮空
気は矢印で示すように、負荷側ブラケット1、反負荷側
ブラケット6、電機子3などの表面を洗い、排気孔65
から圧縮空気と共に電動機内部に付着し、または堆積し
ていたブラシ粉Pを排出する。なお、吸気孔および排気
孔は2個に限らず複数個設けてもよく、反負荷側部ラケ
ットの側面部に設けるものに限るものではなく、負荷側
ブラケットの外周部に設けても良い。
【0007】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、吸
気孔から送入した圧縮空気は扁平な電機子およびブラケ
ットの表面に沿って流れて、ブラシ粉を排気孔から排出
するので、電動機内部にはほとんどブラシ粉が残ること
がなく、内部を清掃した時には電動機の絶縁抵抗値を低
い値にすることができ、品質の安定した直流電動機を提
供できる効果がある。
気孔から送入した圧縮空気は扁平な電機子およびブラケ
ットの表面に沿って流れて、ブラシ粉を排気孔から排出
するので、電動機内部にはほとんどブラシ粉が残ること
がなく、内部を清掃した時には電動機の絶縁抵抗値を低
い値にすることができ、品質の安定した直流電動機を提
供できる効果がある。
【図1】本考案の実施例を示す側断面図である。
【図2】本考案の図1の−断面に沿う正断面図であ
る。
る。
1 負荷側ブラケット 11 ヨーク部 12 フランジ部 2 軸受 3 電機子 4 回転軸 5A,5B 永久磁石 6 反負荷側ブラケット 61 ヨーク部 62 側面部 63 フランジ部 64 吸気孔 65 排気孔 7 ブラシホルダ 8 ブラシ
Claims (1)
- 【請求項1】 円板状の電機子と、前記電機子表面に平
行なヨーク部を設けた負荷側および反負荷側のブラケッ
トと、前記ヨーク部に固定され、前記電機子に空隙を介
して対向する複数個の永久磁石と、前記電機子の表面に
形成された整流子面に直角に設けられたブラシとを備え
た扁平形直流電動機において、前記負荷側または反負荷
側のいずれかのブラケットの前記ヨーク部の外周に設け
た側面部に前記電機子表面にほぼ平行な方向にむけて、
前記電機子の中心に対して対称の位置に開けた吸気孔と
排気孔とを設けたことを特徴とする扁平形直流電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991024759U JPH0753422Y2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 扁平形直流電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991024759U JPH0753422Y2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 扁平形直流電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04114769U JPH04114769U (ja) | 1992-10-09 |
JPH0753422Y2 true JPH0753422Y2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=31909631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991024759U Expired - Lifetime JPH0753422Y2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 扁平形直流電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753422Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4557754B2 (ja) * | 2005-01-14 | 2010-10-06 | アスモ株式会社 | ポンプ用モータ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1161467B (it) * | 1983-01-21 | 1987-03-18 | Cselt Centro Studi Lab Telecom | Interfaccia di tipo parallelo per la gestione del colloquio tra un bus asincrono e un bus sincrono collegato a piu terminali dotati ognuno di un proprio segnale di sincronizzazione |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP1991024759U patent/JPH0753422Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04114769U (ja) | 1992-10-09 |
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