JPH0445419Y2 - - Google Patents

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JPH0445419Y2
JPH0445419Y2 JP9344985U JP9344985U JPH0445419Y2 JP H0445419 Y2 JPH0445419 Y2 JP H0445419Y2 JP 9344985 U JP9344985 U JP 9344985U JP 9344985 U JP9344985 U JP 9344985U JP H0445419 Y2 JPH0445419 Y2 JP H0445419Y2
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JP
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armature
electric motor
type electric
disk
coreless
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の産業上の利用分野) 本考案は、デイスク型電動機の機械的な振動を
極めて少なくする機構に関するものである。
(考案の技術背景) デイスク型電動機とは、回転子がコアレスで即
ち電機子コイルのみで円板状に作られたものであ
る。かかる電動機には、従来の突極型の電動機に
比較していくつかの特徴がある。そのひとつとし
て、回転子がコアレスであるためコギングが発生
しない利点がある。更に発生する電機、磁気的ノ
イズが僅少なので、一般に軟鋼板の円筒を本体の
全部に被冠してノイズを遮断する必要のない利点
がある。突極型電動機の場合には、回転子の高さ
方向の中心と固定子の高さ方向の中心とを、回転
軸の方向に0.5ミリメートル位ずらして配設し、
一方向に磁気的な力で回転子を吸引させた状態で
バランスをとつて回転させている。
又、上述したシールドケースと本体との間にゴ
ムのような弾性体を介在することができるので、
電動機の機械的な振動が外部に伝播して、例えば
磁気ヘツドを振動せしめ、或いは内蔵したマイク
ロホンを振動させて、SN比を劣化せしめること
が少ない。しかしデイスク型電動機の場合には、
上述したようにコアレスである為一方向に磁気的
な力で吸引しておく事が不可能であり、回転子自
体が回転中に振動してしまう欠点が生ずる。又、
上述した手段即ちシールドケースを採用する必要
がないので、電動機を本体のデツキ等に固定した
ときに振動を遮断する手段を必要とする。しかも
機構が簡素で、使用する材料が兼価で、量産性を
良好ならしむる必要があるものである。
第1図に示すようにかかる欠点を解決する手段
としては、デイスク型電動機DMのコアレス電機
子7に磁性体リング13または磁性体板を固設す
ることによつて解決できる。しかしながら、この
ような方法によると第1図に示すように磁性体リ
ング13の厚み分だけ、エアーギヤツプが増長す
るので大きな回転トルクが得られなくなる欠点が
ある。第2図は第1図に示したデイスク型電動機
DMのコアレス電動機7の下面図である。第1図
及び第2図において、1はデイスク型電動機DM
の磁性体で形成した筐体、2は回転軸、3,4は
軸受け、5は軟鋼板、6は4極の界磁マグネツ
ト、8は整流子、9は油切りワツシヤー、10は
プラスチツク円筒、11,12は刷子、14はプ
ラスチツク部である。
(本考案の目的) 本考案はエアーギヤツプを増長することなく、
コアレス電機子の上下動をなくすための磁性体を
コアレス電機子に取り着けることができるように
することで、大きなトルクを得ることのできるデ
イスク型電動機を得ることを目的としてなされた
ものである。
(本考案の目的達成手段) 本考案の目的は、コアレス電機子を形成する電機
子コイルを少なくとも一方の面において内周部に
至るに従つて厚みが薄くなるように形成し、該厚
みを薄くすることによつてコアレス電機子に形成
した凹部に吸引用磁性体を収納配設することによ
つて達成される。
(本考案の実施例) 第3図は本考案装置を使用したデイスク型電動
機の説明図である。軟鋼板をプレス加工により成
型した円筒型の筐体1の下面には、円形状の凹部
5aを有する円板状の軟鋼板5が圧入されて固定
されている。筐体1及び円形状の凹部5aには軸
受3,4が固定され、軸受3,4には回転軸2が
支承され、円形状の凹部5aには回転軸2の一端
が圧接している。円板5には円環状の界磁マグネ
ツト6が貼着して固定されている。界磁マグネツ
ト6は、第4図に示すような4極のものを用いて
いる。回転軸2には後述するコアレス電機子7′
及び整流子8が固定されている。整流子8の下面
には油切りワツシヤー9が回転軸2に嵌入されて
いる。マグネツト6の内部の空孔にはプラスチツ
ク円筒10が嵌着され、その内面には刷子11の
基部が固定されている。
第5図に第3図示の電機子の詳細が示されてい
る。第5図において、電機子コイル13′−1,
…,13′−3は空心型コイルとなつており、第
5図に示すように、3個の電機子コイル13′−
1,….13′−3は重畳しないように等間隔に
配設され、プラスチツク14によつてモールドさ
れ、デイスク型のコアレス電機子7′を形成する。
本考案に用いる電機子コイル13′は第5図及び
第7図に示すように、一方の面において半径内周
方向に至るに従つて厚みが薄くなるように巻回形
成された空心型コイルとなつている。従つて、第
5図に示すように3個の電機子コイル13′−1,
…,13′−3を配設し、プラスチツク14によ
つてモールドしてデイスク型のコアレス電機子
7′を形成すると、このコアレス電機子7′の上面
の中央部に第3図に示すように凹部15が形成さ
れるので、この凹部15内に磁性体リング19を
コアレス電機子7′の厚みを増すことなく適宜な
手段によつて収納配設できる。磁性体リング19
は予め一体でプレス加工等により構成されてい
る。電機子コイル、13′−1,…,13′−3は
図示してない整流子8の端子部に、リング19の
内部の空孔部で結線している。磁性体リング19
を設けることにより、マグネツト6によつて磁気
的な力で回転子となる電機子7′全体は回転軸方
向(第3図示の場合下方向)に吸引されることに
なる。回転軸2の下端は硬い当接板となる円形状
の凹部5a(第3図示)に圧接している。上述し
た理論により回転子全体は常にマグネツト6方向
に吸引されて回転するので、回転子が上下に振動
する事を防止できるものである。
第6図において、刷子11,12の基部はプラ
スチツクリング10に固定されて、開角は90度と
なつている。刷子11,12はマグネツト6の中
心空孔内に収納されているので、電動機の偏平、
小型化に役立つている。第5図に示すように各電
機子コイルは同一の扇形の形状で構成され重畳す
ることなく配設されている。
第8図は界磁マグネツト6と電機子コイル1
3′−1,…,13′−3との展開図である。整流
子8は、6個の整流子セグメント8a,…,8f
からなる。セグメント8aと8d,8bと8e,
8cと8fは電気的に結線され、電機子コイル1
3′−1の一方の端子はセグメント8aに、電機
子コイル13′−2の一方の端子はセグメント8
cに、電機子コイル13′−3の一方の端子はセ
グメント8fに接続され、電機子コイル13′−
1,…,13′−3の他方の端子は共通接続され
ている。刷子11は正側電源端子15に、刷子1
2は負側電源端子16に接続されている。
第9図を参照して、別の実施例を説明すると、
このコアレス電機子7″では電機子コイル13′−
1,…13′−3をプラスチツク14でモルード
する際磁性体リング19をも同時にモールドして
いる。尚、電機子コイルは、一方の面においての
み、内周方向に至るに従つて厚みが薄くなるよう
に形成しているが、両面であつても良く、また両
面にコアレス電機子の磁性体を収納配置してもよ
い。また、電機子コイルは上記例に限定されな
い。またリング状の磁性体に限らず、例えば、円
板状のものでも良い。
(本考案の効果) 以上の説明により判るように、本考案の機構に
よれば、電動機の構造を煩雑にすることなく、製
造工程も簡略化でき、従つて量産性を有し、機械
的な振動を極少にできる特徴を有し、しかも吸引
用の磁性体をコアレス電機子に取り着けてもエア
ーギヤツプを大きくすることがないので、大きな
回転トルクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置のデイスク型電動機の縦断面
図、第2図は従来の円板状電機子の平面図、第3
図は本考案装置のデイスク型電動機の縦断面図、
第4図は界磁マグネツトの平面図、第5図は本考
案のコアレス電機子の平面図、第6図は第5図の
コアレス電機子の下面図、第7図は本考案の電機
子コイルの斜視図、第8図は界磁マグネツトと電
機子コイル群との展開図、第9図は本考案の他の
実施例の説明図である。 1……筐体、2……回転軸、5……円形状の凹
部5aを有する円板状の軟鋼板、6……界磁マグ
ネツト、7……電機子、10……プラスチツク円
筒、11,12刷子、13′−1,…,13′−3
…電機子コイル、14…プラスチツク、19……
磁性体リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コアレスでデイスク型の電機子を設けた直流
    電動機であり、回転子となる電機子全体をその
    回転軸方向に磁気的に吸引する磁性体を設けた
    デイスク型電動機において、上記電機子を形成
    する電機子コイルは少なくとも一方の面におい
    て内周部に至るに従つて厚みが薄くなるように
    形成し、該厚みを薄くすることによつて電機子
    に形成した凹部に上記磁性体を収納配設した、
    振動防止機構を備えたデイスク型電動機。 (2) 上記磁性体はコイルをプラスチツクモールド
    して電機子を形成する際に、同時にプラスチツ
    クモールドして電機子に一体化した、実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載の振動防止機構を備
    えたデイスク型電動機。 (3) 上記電機子は空心型電機子コイル群からなる
    実用新案登録請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載
    の振動防止機構を備えたデイスク型電動機。
JP9344985U 1985-06-19 1985-06-19 Expired JPH0445419Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9344985U JPH0445419Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

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JP9344985U JPH0445419Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

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Publication Number Publication Date
JPS622352U JPS622352U (ja) 1987-01-08
JPH0445419Y2 true JPH0445419Y2 (ja) 1992-10-26

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