JP3204281B2 - 同期モータの構造 - Google Patents

同期モータの構造

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譲 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロータに永久磁石を用い
た同期モータの構造に関し、特に複写機のスキャナーに
使用する同期モータの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】フラットタイプの同期モータはパソコン
やワープロの外部記憶装置のフロッピードライブ装置に
使用されており、さらに複写機のレーザースキャナ用の
ポリゴンミラ−を駆動するモータとしても使用されてい
る。
【0003】この種のアキシャルフラックス型の同期モ
ータは例えば中心の回転軸から放射方向に固定子コイル
を突出させてこれらの先端を固定子磁極端とした星形の
薄型固定子と、該固定子に覆い被さる薄い皿状の回転子
ヨーク板が回転可能に取付けられている。そしてこの回
転子ヨーク板の外周内側にリング状のフェライトからな
るマグネットが取付けられて前記の薄型固定子との電磁
作用により回転子ヨーク板が駆動され、また、リング状
のマグネットの外側または内側に取付けられたFGマグ
ネットと、固定子側のコイルとにより回転速度が検出さ
れるものである。
【0004】なお、複写機のスキャナー用では回転子ヨ
ーク板の上方の受台に側面が鏡面に形成された多角形の
ポリゴンミラーが載置されており、回転しているポリゴ
ンミラ−に変調を受けたレーザー光線が照射されると、
このレーザー光線は回転している鏡面により異なる方向
に反射されて感光体ドラムの表面に対して走査が行われ
る。そして情報の潜像となってドラムに記録され、つい
でトナーにより現像されて転写される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにスキャナ
ー用の同期モータは、その回転子の部分に駆動用のリン
グ状のフェライト製のマグネットとFGマグネットとを
備えており、特にリング状のマグネットは薄く割れやす
いため、回転子ヨーク板への貼着時やモータの組立作業
中に割れを生じ、その歩止りが悪いという問題が生じて
いる。
【0006】本発明はこのような従来の問題に鑑みてな
されたものであり、その目的はフラットタイプの同期モ
ータの回転子を改善することによりモータ組立の歩止り
を向上させようとする同期モータの構造を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の発明の目的を達成
するため、本願の請求項1に係る発明では、固定側のコ
イルが発生する回転磁界を用いるアキシヤルフラックス
型モータによりポリゴンミラーを駆動する同期モータの
構造において、回転子を磁性材で逆皿状に一体構造と
し、該回転子の中央部に段差を設け、該段差内に前記ポ
リゴンミラーを装着したハブと嵌合するための穴あき円
板形状からなるヨークを配置・設定してなり、前記逆皿
状の回転子の底部の上面部を前記ポリゴンミラーを載置
する受台とし、前記逆皿状の回転子の底部の下面部に前
記回転子に固定側のコイルに対応する磁極が着磁され、
前記逆皿状の回転子の側部の下縁部にモータの速度を検
出するFG磁極が着磁され、かつ前記コイルに対応する
磁極と前記FG磁極との間に段差を形成し、かつ前記回
転子の側部の下縁部面が前記回転子の底部の下面部より
も突出してなることを特徴とする同期モータの構造を提
供する。本願の請求項2に係る発明では、請求項1に係
る発明において、前記逆皿状の回転子をプラスチックマ
グネット材にて一体成形したことを特徴とする請求項1
記載の同期モータの構造を提供する。本願の請求項3に
係る発明では、請求項1に係る発明において、前記ヨー
クが前記逆皿状の回転子に鋳込んで一体構造にて形成さ
れてなることを特徴とする同期モータの構造を提供す
る。
【0008】
【作用】ポリゴンミラ−を保持して駆動する回転子にお
けるミラーの受台と、駆動力を生ずる磁極と、回転を検
出するFG磁極をプラスチックマグネット材により一体
成型したので、モータの組立が容易となるため破損の虞
が解消される。
【0009】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明にかゝる同期モータの構
造の一実施例を示すポリゴンミラー用のモータの断面
図、図2は本実施例におけるモータの回転子の下からの
斜視図である。図1における1はモータを取付ける基板
で、その所定位置には回転軸2を支えるハウジング11
が立設され、該ハウジング11の内側と回転軸2との間
にはベアリング12が介在されて、回転軸2が回転自在
に軸承されている。そして、後述する回転子を駆動する
コイル3が基板1の上面に取付けられ、その外方の所定
位置にはピックアップコイルとなるコイルパターン31
がプリントされている。
【0010】4はハブで、その上方は回転軸2に取付け
られ、胴部にはマグネットを備えた回転子5、およびポ
リゴンミラー6を装着してこれらを円滑に回転させるも
のである。
【0011】回転子5はプラスチックマグネット素材の
成型時に穴あき円板のヨーク51を鋳込んで逆皿状に形
成したもので、その中央穴52はハブ4の下方の突出端
41に係合して固着されるものである。そして、前記の
基板1のコイル3に対面するマグネット材の下面、すな
わちヨーク51の下部のマグネット材の下面部53に
は、コイル3に対応する磁極が着磁され、また逆皿状の
下縁部54には所定位置にFGマグネットとなるFG磁
極が着磁されている。
【0012】ポリゴンミラー6はアルミニウム合金から
なるもので、多角形の外周部61と、ハブ4の胴部に嵌
合する内周部を備えた孔62とを有する環状に形成さ
れ、その上下面は平面になされて、下面は回転子5の外
周縁の上面部の受台55に載置され、上面は所定のスプ
リング42によりハブ4に圧着されるものである。
【0013】つぎにこのように構成された本実施例の作
動を説明すると、ハブ4の下方の突出部41に嵌合され
て固着されるヨーク51を備えた回転子5はプラスチッ
クマグネット材により成型されており、その上方のポリ
ゴンミラー6を載置する受台55や、基板上のコイル3
に対応して駆動される下面部53の磁極、および周縁の
下縁部54のFG磁極はこれらのすべてが一体の成型品
のため、手数を要せずにハブ4との組立が行われ、さら
にポリゴンミラー6の取付けも容易に行われることにな
る。以上、本発明を上述の実施例によって説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らの変形を本発明の範囲から排除するものではない。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
回転軸2のハブ4に取付けてポリゴンミラーを装置させ
る回転子の駆動用の磁極部材と、FG磁極部材およびミ
ラーの受台を一体としてプラスチックマグネット材によ
り成型したので、従来のようにリング状のフェライト製
のマグネットを取付ける必要なく、したがって組立作業
中の破損がないため、その歩止りが向上するという効果
が得られる。加えて、本発明の同期モータの構造におけ
る回転子では、回転子を逆皿状の形状に形成して、回転
子の底部の下面部面に固定側のコイルに対応する磁極を
着磁し、回転子の側部の下緑部面に周波数発電(FG)
用の磁極を着磁し、かつ回転子の側部の下緑部面が回転
子の底部の下面部面よりも突出した構造となっているの
で、この突出した部分によって回転子の底部の下面部面
に着磁する磁極と回転子の側部の下緑部面に着磁する周
波数発電(FG)用の磁極とが磁気的に干渉することは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝる同期モータの構造の一実施例を
示すポリゴンミラー用のモータの断面図である。
【図2】本実施例におけるモータの回転子の下からの斜
視図である。
【符号の説明】
1…基板 2…回転軸 3…コイル 5…回転子 6…ポリゴンミラ− 51…ヨーク 53…下面部 54…下縁部 55…受台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−248(JP,A) 特開 昭63−114554(JP,A) 特開 昭60−102853(JP,A) 実開 昭61−96780(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 21/00,29/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側のコイルが発生する回転磁界を用い
    るアキシヤルフラックス型モータによりポリゴンミラー
    を駆動する同期モータの構造において、回転子を磁性材
    で逆皿状に一体構造とし、該回転子の中央部に段差を設
    け、該段差内に前記ポリゴンミラーを装着したハブと嵌
    合するための穴あき円板形状からなるヨークを配置・設
    定してなり、前記逆皿状の回転子の底部の上面部を前記
    ポリゴンミラーを載置する受台とし、前記逆皿状の回転
    子の底部の下面部に前記回転子に固定側のコイルに対応
    する磁極が着磁され、前記逆皿状の回転子の側部の下縁
    部にモータの速度を検出するFG磁極が着磁され、かつ
    前記コイルに対応する磁極と前記FG磁極との間に段差
    を形成し、かつ前記回転子の側部の下縁部面が前記回転
    子の底部の下面部よりも突出してなることを特徴とする
    同期モータの構造。
  2. 【請求項2】前記逆皿状の回転子をプラスチックマグネ
    ット材にて一体成形したことを特徴とする請求項1記載
    の同期モータの構造。
  3. 【請求項3】前記ヨークが前記逆皿状の回転子に鋳込ん
    で一体構造にて形成されてなることを特徴とする請求項
    1記載の同期モータの構造。
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