JPH0621226Y2 - 積層コンデンサ集合体 - Google Patents

積層コンデンサ集合体

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JPH0621226Y2
JPH0621226Y2 JP12533988U JP12533988U JPH0621226Y2 JP H0621226 Y2 JPH0621226 Y2 JP H0621226Y2 JP 12533988 U JP12533988 U JP 12533988U JP 12533988 U JP12533988 U JP 12533988U JP H0621226 Y2 JPH0621226 Y2 JP H0621226Y2
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multilayer capacitors
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数個の積層コンデンサを重ね合わせてなる
大容量の積層コンデンサ集合体の改良に関し、特に重ね
合わされた積層コンデンサを一体化する構造が改良され
たものに関する。
〔従来の技術〕
積層コンデンサは、小型で大容量を実現するものである
が、用途によってはさらに大容量が求められることがあ
る。従って、容量のより一層の増大を図るために、複数
個の積層コンデンサを積み重ねた構造が用いられてい
る。
複数個の積層コンデンサを積み重ねる構造としては、
(a)焼成前の生チップの段階で複数個の生チップを貼
合わせて一体焼成する方法、(b)焼成された複数個の
積層コンデンサを貼合わせて再度焼成する方法、あるい
は(c)外部電極の付与された複数個の積層コンデンサ
を用意し、外部電極と同一材料を外部電極上に付与して
焼付けることにより一体化するものが用いられている。
〔考案が解決しようとする技術的課題〕
しかしながら、(a)の生チップ貼合わせ法では、貼合
わせが困難であり、貼合わせの際のずれや貼合わせ部分
に発生するクラック等により高品質のものが得られな
い。また、貼合わせ後の厚みがかなり厚くなるため、内
部まで緻密かつ均一な焼結体とすることが困難である。
(b)の二度焼成を行う方法では、煩雑な焼成工程を二
回実施しなければならない。また、最初の焼成後に反り
が生じた場合、貼合わせ後の二度目の焼成でクラックが
生じ易い。その結果、重ね合わされた積層コンデンサ間
に空隙が生じ、外的衝撃に弱くなる。
(c)の外部電極材料により一体化する方法では、電極
材料を焼付ける工程を二度行わなければならない。のみ
ならず、非常に高価な材料である電極材料を多量に使用
するため、コストがかなり高く付く。
そこで、本願考案者は、第2図に示す金属端子板1を用
いれば、上記のような一体化に伴う問題点を解消し得る
と考えた。ここでは、安価な金属板を曲げ加工すること
により金属端子板1が構成されている。金属端子板1
は、内部電極が引出された端面を揃えて重ね合わされた
複数個の積層コンデンサの該端面が接合される端子部1
aと、端子部1aの下方に設けられた一対の脚部1b,
1cを有する。このような金属端子板を一対用意し、間
に複数の積層コンデンサを組込み、端縁を金属端子板1
に接合することにより一体化することができる。
なお、1dは支持棚を示し、積層コンデンサを組込む際
の作業を容易とするため、並びに基板上に実装した状態
で積層コンデンサを基板から浮かすために設けられてい
る。
しかしながら、上記の金属端子板1を用いた場合には、
第3図に示すように、積み重ねられた積層コンデンサ2
〜4の寸法にばらつきが生じた場合、あるいは端面が斜
めにカットされている場合には、積層コンデンサ2〜4
と金属端子板1との間に空隙が生じ、はんだ5を用いて
接合を試みたとしても、電気的接続不良の生じることが
ある。このためはんだ5の量がいきおい多量に必要とな
り、積層コンデンサ2〜4の外部電極2a〜4aにAg
が用いられている場合には、はんだくわれも大きな問題
となっていた。
よって、本考案の目的は、複数個の積層コンデンサを一
体化することが容易であり、かつ一体化された積層コン
デンサの外部への引出しに際しての電気的接続が確実に
行われる大容量の積層コンデンサ集合体を提供すること
にある。
〔技術的課題を解決するための手段〕
本考案の積層コンデンサ集合体では、内部電極の引出さ
れている端面を揃えて複数個の積層コンデンサが重ね合
わされている。重ね合わされた複数個の積層コンデンサ
の内部電極の引出されている両端面には、一対の金属端
子板が接続されて一体化されている。
さらに、一対の金属端子板には、各積層コンデンサの内
部電極の引出されている少なくとも一方の端面に弾撥的
に当接する、複数のばね端子部が形成されている。この
ばね端子部は、金属端子板にスリットを形成し、スリッ
ト間の端子板部分を突出させることにより形成されてい
る。上記金属端子板のばね端子部は、積層コンデンサの
端面に圧接された状態で接合されている。
〔作用〕
安価な金属板により構成される金属端子板を用いて複数
個の積層コンデンサが一体化されているのでコストが低
減される。金属端子板には、積層コンデンサの内部電極
の引出されている端面の少なくとも一方に弾撥的に当接
するばね端子部が形成されているので、積層コンデンサ
の内部電極が引出されている端面は、はんだ等による接
合に先立って金属端子板に確実に当接されている。従っ
て、多量のはんだを用いることなくはんだ等による接合
によって、金属端子板と積層コンデンサの内部電極とが
確実に電気的に接続される。
よって、積み重ねられた積層コンデンサに金属端子板を
はんだ等により接合すれば、接続不良等の生じない信頼
性に優れた積層コンデンサ集合体が得られる。
〔実施例の説明〕
第1図は、本考案の一実施例の略図的平面図を示す。こ
こでは、寸法にばらつきのある積層コンデンサ2〜4が
重ね合わされている。なお、図示を容易とするために、
積層コンデンサ2〜4の断面は省略してある。
重ね合わされた積層コンデンサ2〜4は、一対の金属端
子板11,11間に組込まれている。金属端子板11
は、第4図(a)及び(b)に示すように、安価な金属
板を機械加工することにより構成されている。すなわ
ち、組込まれる積層コンデンサ2〜4にそれぞれ当接す
るばね端子部11a〜11cが、金属端子板11にスリ
ットを形成し、該スリット間に挟まれた金属板部分を突
出させることにより形成されている。このばね端子部1
1a〜11cの数は、組込まれる積層コンデンサ2〜4
の数に応じて決められる。
金属端子板11の下方には、一対の脚部11d,11e
が形成されている。脚部11d,11eの先端は水平方
向に折曲げられている。これは、組込み作業に際して金
属端子板を立設し易くするため、並びに回路基板等に実
装する作業を容易とするためであるが、これに限ること
はない。
また、金属端子板11の中間高さ位置には支持棚11f
が形成されている。支持棚11fは積層コンデンサ2〜
4を回路基板上にて浮かすため、並びに組込みに際して
最下方に位置する積層コンデンサ4を支持するために設
けられている。組込まれた状態では、第1図に示すよう
に、最下方の積層コンデンサに浮かされることになるた
め、大容量化に伴って面積が増大し、基板上にはんだ付
けする際により多くの熱が加えられたとしても、積層コ
ンデンサに熱的悪影響の及ぶことが防止される。
組込みに際しては、第4図に示した金属端子板11を2
枚用意し、所定間隔をおいて配置し、その間に積層コン
デンサ2〜4を順に組込む。この場合、第1図に示すよ
うに、積層コンデンサ2〜4の寸法がばらついていたと
しても、各積層コンデンサ2〜4の内部電極の引出され
ている端面には、ばね端子部11a〜11cが弾撥的に
圧接する。
従って、上記の組込み状態で、はんだ12を用いること
により、積層コンデンサの内部電極の引出されている端
面(通常は該端面に図示のように外部電極2a,3a、
4aが付与されている)と、金属端子板11,11とを
確実に接合することができる。
よって、本実施例によれば、積層コンデンサ2〜4の寸
法にばらつきが生じていたとしても、電気的接続不良の
発生を効果的に防止することができる。
なお、複数個の積層コンデンサ2〜4は、予め接着剤等
を用いて貼合わせて一体化しておいてもよい。
また、金属端子板11,11と積層コンデンサ2〜4と
の接合は、金属端子板11,11のばね端子部11a〜
11c上にクリームはんだを塗布しておき、その状態で
積層コンデンサ2〜4を組込み、しかる後に、200℃
〜300℃の温度で加温または加熱する方法が容易かつ
効率的である。加温または加熱は、電気オーブンあるい
はコンベア炉を用いて行うことができ、この加温処理に
よりはんだ付けが行われる。
なお、上記実施例では、積層コンデンサ2〜4の両側
に、それぞれ、ばね端子部11a〜11cを有する金属
端子板11を配置したが、何れか一方側の金属端子板に
おいてのみ上記のようなばね端子部11a〜11cが形
成されており、他方側の金属端子板には形成されていな
くともよい。一方側にばね端子部材が存在している限
り、ばね端子部材の弾撥力を利用し得るからである。同
様に、積層コンデンサの一方の端面においてのみばね端
子部を当接させればよいものであるため、積層コンデン
サの数に応じて双方の金属端子板11,11に複数のば
ね端子部を分散して設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本案によれば、積み重ねられた複数個の
積層コンデンサの内部電極の引出されている端面が金属
端子板に弾撥的に当接された状態で、金属端子板と積層
コンデンサの内部電極が引出されている端面とがたはん
だ等により接合されているので、積み重ねられた積層コ
ンデンサと金属端子板とが確実に電気的に接続される。
よって、電気的接続不良のおそれのない信頼性に優れた
大容量の積層コンデンサ集合体を得ることができる。し
かも、安価な金属端子板を用いて複数個の積層コンデン
サが一体化されているので、従来例のように二度の焼成
や電極材料焼付け工程を実施例する必要がないため、大
容量の積層コンデンサ集合体のコストを飛躍的に低減す
ることが可能となる。さらに、はんだの量を増加させる
必要がないので積層コンデンサの外部電極のはんだくわ
れも問題とならず、コストも安価にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は本考案を
成す契機となった未だ公知でない積層コンデンサ一体化
用金属端子板を説明するための斜視図、第3図は第2図
の金属端子板を用いた場合の問題点を説明するための断
面図、第4図(a)及び(b)は、それぞれ、第1図実
施例に用いられる金属端子板の斜視図及び正面図であ
る。 図において、2〜4は積層コンデンサ、11は金属端子
板、11a〜11cはばね端子部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部電極の引出されている端面を揃えて重
    ね合わされた複数個の積層コンデンサと、 重ね合わされた前記積層コンデンサの内部電極の引出さ
    れている両端縁に接合されることにより、内部電極と電
    気的に接続されると共に、重ね合わされた積層コンデン
    サを一体化する一対の金属端子板とを備え、 前記一対の金属端子板には、各積層コンデンサの内部電
    極の引出されている端面の少なくとも一方に弾撥的に当
    接するばね端子部が、金属端子板にスリットを形成して
    スリット間の端子板部分を突出させることにより形成さ
    れており、1のばね端子部が、1の積層コンデンサの前
    記端面に接合されていることを特徴とする積層コンデン
    サ集合体。
JP12533988U 1988-09-26 1988-09-26 積層コンデンサ集合体 Expired - Lifetime JPH0621226Y2 (ja)

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JPH0245622U JPH0245622U (ja) 1990-03-29
JPH0621226Y2 true JPH0621226Y2 (ja) 1994-06-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4653304B2 (ja) * 2000-12-28 2011-03-16 パナソニック株式会社 複合電子部品の製造方法及びその装置
JP7403086B2 (ja) * 2020-03-17 2023-12-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ及びコンデンサの製造方法

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JPH0245622U (ja) 1990-03-29

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