JPH06211826A - セスキテルペン化合物およびそれを有効成分とする抗潰瘍剤 - Google Patents
セスキテルペン化合物およびそれを有効成分とする抗潰瘍剤Info
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- JPH06211826A JPH06211826A JP694793A JP694793A JPH06211826A JP H06211826 A JPH06211826 A JP H06211826A JP 694793 A JP694793 A JP 694793A JP 694793 A JP694793 A JP 694793A JP H06211826 A JPH06211826 A JP H06211826A
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- compound
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- southreamine
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】
〔式中、R8は水素原子か、R9と共にトリメチレン
基、R9はカルバモイルメチル基か、R8と共にトリメ
チレン基、R10は水酸基又はアシルオキシ基、R11
及びR13は水素原子又はR12は共に結合を表し、R
12はR11又はR13と共に結合を表す〕で示される
セスキテルペン化合物および該化合物を有効成分とする
抗潰瘍剤。 【効果】 上記化合物は強い抗潰瘍作用を有し、これを
有効成分とする抗潰瘍剤は、該化合物の特長を効果的に
発揮して、長期の連用に付することができる。
基、R9はカルバモイルメチル基か、R8と共にトリメ
チレン基、R10は水酸基又はアシルオキシ基、R11
及びR13は水素原子又はR12は共に結合を表し、R
12はR11又はR13と共に結合を表す〕で示される
セスキテルペン化合物および該化合物を有効成分とする
抗潰瘍剤。 【効果】 上記化合物は強い抗潰瘍作用を有し、これを
有効成分とする抗潰瘍剤は、該化合物の特長を効果的に
発揮して、長期の連用に付することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗潰瘍作用を有するセ
スキテルペン骨格を有する新規な化合物およびこれを有
効成分として含有する抗潰瘍剤に関する。
スキテルペン骨格を有する新規な化合物およびこれを有
効成分として含有する抗潰瘍剤に関する。
【0002】
【従来の技術】木香(Saussurea Lappa,乾燥根)は芳香
性健胃薬に分類され、胃腸薬の成分として六神丸、奇応
丸、実母散などの生薬製剤に配合使用されている。木香
の成分としては、コスツノライド(costunolide)、デヒ
ドロコスタスラクトン(dehydrocostuslactone)、サウス
ウレアラクトン(saussurealactone)等が知られており、
他に、サウスリン、タンニン等が含有されていることも
知られている。木香のアセトン抽出物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付して得られた分画のいずれも
が多少の利胆作用を有しており、その中のコスツノライ
ドの分画が最も強い利胆作用を有すること、またコスツ
ノライドの分画が潰瘍の形成を抑制する作用を有するこ
とが報告されている[ケミカル ファーマシューティカ
ル ブルテン(Chem. Pharm. Bull.)、33巻、3号、12
85-1288頁(1985年)および特開昭61-27919号公報参
照]。
性健胃薬に分類され、胃腸薬の成分として六神丸、奇応
丸、実母散などの生薬製剤に配合使用されている。木香
の成分としては、コスツノライド(costunolide)、デヒ
ドロコスタスラクトン(dehydrocostuslactone)、サウス
ウレアラクトン(saussurealactone)等が知られており、
他に、サウスリン、タンニン等が含有されていることも
知られている。木香のアセトン抽出物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付して得られた分画のいずれも
が多少の利胆作用を有しており、その中のコスツノライ
ドの分画が最も強い利胆作用を有すること、またコスツ
ノライドの分画が潰瘍の形成を抑制する作用を有するこ
とが報告されている[ケミカル ファーマシューティカ
ル ブルテン(Chem. Pharm. Bull.)、33巻、3号、12
85-1288頁(1985年)および特開昭61-27919号公報参
照]。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】消化性潰瘍は一般に
は、過酸、ストレス、胃血流循環の阻害、薬物その他の
原因によりもたらされた酸、ペプシン、胃液などの攻撃
因子と消化管粘膜の防御力などの防御因子との不均衡に
よって発生するとされている。多くの潰瘍治療薬は攻撃
因子抑制作用を持っているが、副作用を有するものが多
い。このため、長期の連用に適する副作用の低い抗潰瘍
性成分として、生薬由来の化合物が注目されている。
は、過酸、ストレス、胃血流循環の阻害、薬物その他の
原因によりもたらされた酸、ペプシン、胃液などの攻撃
因子と消化管粘膜の防御力などの防御因子との不均衡に
よって発生するとされている。多くの潰瘍治療薬は攻撃
因子抑制作用を持っているが、副作用を有するものが多
い。このため、長期の連用に適する副作用の低い抗潰瘍
性成分として、生薬由来の化合物が注目されている。
【0004】本発明の一つの目的は、強い抗潰瘍作用を
有し、長期の連用に付することができる抗潰瘍剤の有効
成分化合物となる、生薬由来の新規な化合物を提供する
ことにある。本発明の他の一つの目的は、該新規な化合
物を有効成分として含有する抗潰瘍剤を提供することに
ある。
有し、長期の連用に付することができる抗潰瘍剤の有効
成分化合物となる、生薬由来の新規な化合物を提供する
ことにある。本発明の他の一つの目的は、該新規な化合
物を有効成分として含有する抗潰瘍剤を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は、下記一般式(I)
目的は、下記一般式(I)
【0006】
【化2】
【0007】(式中、R↑1は水酸基またはアシルオキ
シ基を表すか、またはR↑5もしくはR↑6と一緒になっ
て結合を表し;R↑2は水素原子を表すか、またはR↑3
と一緒になって結合を表し;R↑3はR↑2、R↑4また
はR↑5と一緒になって結合を表し;R↑4は水素原子を
表すか、またはR↑3と一緒になって結合を表し;R↑5
はR↑1、R↑3またはR↑6と一緒になって結合を表
し;R↑6はR↑1、R↑5またはR↑7と一緒になって結
合を表し;R↑7は水素原子を表すか、またはR↑6と一
緒になって結合を表し;R↑8は水素原子を表すか、ま
たはR↑9と一緒になってトリメチレン基を表し;R↑9
はカルバモイルメチル基を表すか、またはR↑8と一緒
になってトリメチレン基を表す。(ただし、R↑1が水
酸基またはアシルオキシ基を表す場合は、R↑5はR↑6
と一緒になって結合を表し;R↑1がR↑5と一緒になっ
て結合を表す場合は、R↑3はR↑4と一緒になって結合
を表し、かつR↑6はR↑7と一緒になって結合を表し;
R↑1がR↑6と一緒になって結合を表す場合は、R↑3
はR↑5と一緒になって結合を表すものとする。))で
示されるセスキテルペン化合物(以下、これをセスキテ
ルペン化合物(I)と称す。)およびそれを有効成分と
して含有する抗潰瘍剤を提供することによって達成され
る。
シ基を表すか、またはR↑5もしくはR↑6と一緒になっ
て結合を表し;R↑2は水素原子を表すか、またはR↑3
と一緒になって結合を表し;R↑3はR↑2、R↑4また
はR↑5と一緒になって結合を表し;R↑4は水素原子を
表すか、またはR↑3と一緒になって結合を表し;R↑5
はR↑1、R↑3またはR↑6と一緒になって結合を表
し;R↑6はR↑1、R↑5またはR↑7と一緒になって結
合を表し;R↑7は水素原子を表すか、またはR↑6と一
緒になって結合を表し;R↑8は水素原子を表すか、ま
たはR↑9と一緒になってトリメチレン基を表し;R↑9
はカルバモイルメチル基を表すか、またはR↑8と一緒
になってトリメチレン基を表す。(ただし、R↑1が水
酸基またはアシルオキシ基を表す場合は、R↑5はR↑6
と一緒になって結合を表し;R↑1がR↑5と一緒になっ
て結合を表す場合は、R↑3はR↑4と一緒になって結合
を表し、かつR↑6はR↑7と一緒になって結合を表し;
R↑1がR↑6と一緒になって結合を表す場合は、R↑3
はR↑5と一緒になって結合を表すものとする。))で
示されるセスキテルペン化合物(以下、これをセスキテ
ルペン化合物(I)と称す。)およびそれを有効成分と
して含有する抗潰瘍剤を提供することによって達成され
る。
【0008】上記一般式(I)において、R↑1が表す
アシルオキシ基としては、アセトキシ基、プロピオニル
オキシ基、ブチリルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など
が挙げられる。
アシルオキシ基としては、アセトキシ基、プロピオニル
オキシ基、ブチリルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など
が挙げられる。
【0009】本発明により提供されるセスキテルペン化
合物(I)は、その置換基の種類に応じて次の3つのグ
ループに大別することができる。
合物(I)は、その置換基の種類に応じて次の3つのグ
ループに大別することができる。
【0010】グループ1;下記一般式(II)
【0011】
【化3】
【0012】(式中、R↑8およびR↑9は前記定義のと
おりである。)で示されるセスキテルペン化合物(すな
わち、セスキテルペン化合物(I)において、R↑1が
R↑6と一緒になって結合を表し、R↑3がR↑5と一緒
になって結合を表し、R↑2、R↑4およびR↑7がそれ
ぞれ水素原子を表す化合物。以下、これをセスキテルペ
ン化合物(II)と称す。)
おりである。)で示されるセスキテルペン化合物(すな
わち、セスキテルペン化合物(I)において、R↑1が
R↑6と一緒になって結合を表し、R↑3がR↑5と一緒
になって結合を表し、R↑2、R↑4およびR↑7がそれ
ぞれ水素原子を表す化合物。以下、これをセスキテルペ
ン化合物(II)と称す。)
【0013】グループ2;下記一般式(III)
【0014】
【化4】
【0015】(式中、R↑8およびR↑9は前記定義のと
おりである。)で示されるセスキテルペン化合物(すな
わち、セスキテルペン化合物(I)において、R↑1が
R↑5と一緒になって結合を表し、R↑2が水素原子を表
し、R↑3がR↑4と一緒になって結合を表し、R↑6が
R↑7と一緒になって結合を表す化合物。以下、これを
セスキテルペン化合物(III)と称す。)
おりである。)で示されるセスキテルペン化合物(すな
わち、セスキテルペン化合物(I)において、R↑1が
R↑5と一緒になって結合を表し、R↑2が水素原子を表
し、R↑3がR↑4と一緒になって結合を表し、R↑6が
R↑7と一緒になって結合を表す化合物。以下、これを
セスキテルペン化合物(III)と称す。)
【0016】グループ3;下記一般式(IV)
【0017】
【化5】
【0018】(式中、R↑8およびR↑9は前記定義のと
おりであり、R↑10は水酸基またはアシルオキシ基を表
し、R↑11およびR↑13はそれぞれ水素原子を表すか、
またはR↑12と一緒になって結合を表し、R↑12はR↑
11またはR↑13と一緒になって結合を表す。)で示され
るセスキテルペン化合物(すなわち、セスキテルペン化
合物(I)において、R↑1が水酸基またはアシルオキ
シ基を表し、R↑2が水素原子を表すか、またはR↑3と
一緒になって結合を表し、R↑3がR↑2またはR↑4と
一緒になって結合を表し、R↑4が水素原子を表すか、
またはR↑3と一緒になって結合を表し、R↑5がR↑6
と一緒になって結合を表し、R↑7が水素原子を表す化
合物。以下、これをセスキテルペン化合物(IV)と称
す。)
おりであり、R↑10は水酸基またはアシルオキシ基を表
し、R↑11およびR↑13はそれぞれ水素原子を表すか、
またはR↑12と一緒になって結合を表し、R↑12はR↑
11またはR↑13と一緒になって結合を表す。)で示され
るセスキテルペン化合物(すなわち、セスキテルペン化
合物(I)において、R↑1が水酸基またはアシルオキ
シ基を表し、R↑2が水素原子を表すか、またはR↑3と
一緒になって結合を表し、R↑3がR↑2またはR↑4と
一緒になって結合を表し、R↑4が水素原子を表すか、
またはR↑3と一緒になって結合を表し、R↑5がR↑6
と一緒になって結合を表し、R↑7が水素原子を表す化
合物。以下、これをセスキテルペン化合物(IV)と称
す。)
【0019】セスキテルペン化合物(II)の代表例と
して、下記式(II−a)
して、下記式(II−a)
【0020】
【化6】
【0021】で示される化合物(以下、サウスレアミン
Aと称す。)などを挙げることができる。
Aと称す。)などを挙げることができる。
【0022】セスキテルペン化合物(III)の代表例
として、下記式(III−b)
として、下記式(III−b)
【0023】
【化7】
【0024】で示される化合物(以下、サウスレアミン
Bと称す。)または下記式(III−c)
Bと称す。)または下記式(III−c)
【0025】
【化8】
【0026】で示される化合物(以下、サウスレアミン
Cと称す。)などを挙げることができる。
Cと称す。)などを挙げることができる。
【0027】セスキテルペン化合物(IV)の代表例と
して、下記式(IV−d)
して、下記式(IV−d)
【0028】
【化9】
【0029】で示される化合物(以下、サウスレアミン
Dと称す。)または下記式(IV−e)
Dと称す。)または下記式(IV−e)
【0030】
【化10】
【0031】で示される化合物(以下、サウスレアミン
Eと称す。)などを挙げることができる。
Eと称す。)などを挙げることができる。
【0032】なお、上記式(II−a)、(III−
b)、(III−c)、(IV−d)および(IV−
e)中の立体構造の表記方法は、「IUPAC有機化学
命名法規則Eの部(1974年 勧告)」に従った。
b)、(III−c)、(IV−d)および(IV−
e)中の立体構造の表記方法は、「IUPAC有機化学
命名法規則Eの部(1974年 勧告)」に従った。
【0033】セスキテルペン化合物(I)は、木香に含
まれる成分であり、木香より抽出分離される。抽出分離
操作は、まず木香を有機溶媒に浸漬し、得られた抽出液
を濃縮し、その濃縮物をシリカゲル、アルミナなどを吸
着剤とするカラムクロマトグラフィーに付すことにより
行う。有機溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエ
チルケトンなどの低級アルキルケトン、メタノール、エ
タノールなどの低級アルコール、酢酸エチルなどの低級
脂肪酸エステル、ジエチルエーテル、イソプロピルエー
テルなどの低級脂肪族エーテル等が用いられる。
まれる成分であり、木香より抽出分離される。抽出分離
操作は、まず木香を有機溶媒に浸漬し、得られた抽出液
を濃縮し、その濃縮物をシリカゲル、アルミナなどを吸
着剤とするカラムクロマトグラフィーに付すことにより
行う。有機溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエ
チルケトンなどの低級アルキルケトン、メタノール、エ
タノールなどの低級アルコール、酢酸エチルなどの低級
脂肪酸エステル、ジエチルエーテル、イソプロピルエー
テルなどの低級脂肪族エーテル等が用いられる。
【0034】セスキテルペン化合物(II)または(I
II)は、それぞれコスツノライドまたはデヒドロコス
タスラクトンをトリエチルアミン等の第三アミンの存在
下に、エタノール等の有機溶媒中で下記一般式(V)
II)は、それぞれコスツノライドまたはデヒドロコス
タスラクトンをトリエチルアミン等の第三アミンの存在
下に、エタノール等の有機溶媒中で下記一般式(V)
【0035】
【化11】
【0036】(式中、R↑8およびR↑9は前記定義のと
おりである。)で示されるアミノ酸を、加熱還流条件下
で反応させることにより得ることもできる。また、セス
キテルペン化合物(IV)は、例えば、コスツノライド
をm−クロロ過安息香酸でエポキシ化し、次いで三フッ
化ホウ素・ジエチルエーテル錯化合物の存在下にエポキ
シ環の開環および6,6員環の閉環を行うことにより、
サンタマリンおよび/またはレイノシンを得、得られた
サンタマリンまたはレイノシンをトリエチルアミン等の
第三アミンの存在下に、エタノール等の有機溶媒中で一
般式(V)で示されるアミノ酸を、加熱還流条件下で反
応させることにより得ることもできる。
おりである。)で示されるアミノ酸を、加熱還流条件下
で反応させることにより得ることもできる。また、セス
キテルペン化合物(IV)は、例えば、コスツノライド
をm−クロロ過安息香酸でエポキシ化し、次いで三フッ
化ホウ素・ジエチルエーテル錯化合物の存在下にエポキ
シ環の開環および6,6員環の閉環を行うことにより、
サンタマリンおよび/またはレイノシンを得、得られた
サンタマリンまたはレイノシンをトリエチルアミン等の
第三アミンの存在下に、エタノール等の有機溶媒中で一
般式(V)で示されるアミノ酸を、加熱還流条件下で反
応させることにより得ることもできる。
【0037】反応混合物からのセスキテルペン化合物
(I)の単離・精製は、一般に有機化合物を反応混合物
から単離・精製するに際して用いられている方法と同様
の方法により行われる。例えば、反応混合物を氷水にあ
け、ジエチルエーテル、酢酸エチルなどの有機溶媒で抽
出し、抽出液を冷希塩酸、重曹水、食塩水などで順次洗
浄し、乾燥後、濃縮して粗生成物を得、該粗生成物を必
要に応じて再結晶、クロマトグラフィーなどにより精製
し、セスキテルペン化合物(I)を得る。
(I)の単離・精製は、一般に有機化合物を反応混合物
から単離・精製するに際して用いられている方法と同様
の方法により行われる。例えば、反応混合物を氷水にあ
け、ジエチルエーテル、酢酸エチルなどの有機溶媒で抽
出し、抽出液を冷希塩酸、重曹水、食塩水などで順次洗
浄し、乾燥後、濃縮して粗生成物を得、該粗生成物を必
要に応じて再結晶、クロマトグラフィーなどにより精製
し、セスキテルペン化合物(I)を得る。
【0038】なお、原料化合物であるコスツノライドま
たはデヒドロコスタスラクトンは、公知の方法に従っ
て、例えば、木香から抽出することにより容易に得るこ
とができる。
たはデヒドロコスタスラクトンは、公知の方法に従っ
て、例えば、木香から抽出することにより容易に得るこ
とができる。
【0039】後述の試験例から明らかなとおり、セスキ
テルペン化合物(I)は、ストレス潰瘍および塩酸/エ
タノール潰瘍の形成を有意に抑制する。さらに、セスキ
テルペン化合物(I)は低毒性であり、副作用がないこ
とが確認されている。
テルペン化合物(I)は、ストレス潰瘍および塩酸/エ
タノール潰瘍の形成を有意に抑制する。さらに、セスキ
テルペン化合物(I)は低毒性であり、副作用がないこ
とが確認されている。
【0040】以上の結果から、セスキテルペン化合物
(I)は長期連用可能な抗潰瘍剤として使用することが
できる。
(I)は長期連用可能な抗潰瘍剤として使用することが
できる。
【0041】セスキテルペン化合物(I)の投与量は疾
病、患者の重篤度、薬物に対する忍容性などにより異な
るが、通常成人1日当たり1〜1000mg、好ましくは
10〜100mgの量であり、これを1回または分割して
投与するのがよい。投与に際しては投与ルートに適した
任意の形態をとることができる。
病、患者の重篤度、薬物に対する忍容性などにより異な
るが、通常成人1日当たり1〜1000mg、好ましくは
10〜100mgの量であり、これを1回または分割して
投与するのがよい。投与に際しては投与ルートに適した
任意の形態をとることができる。
【0042】セスキテルペン化合物(I)は任意慣用の
製剤方法を用いて投与用に調製することができる。従っ
て、本発明の抗潰瘍剤はセスキテルペン化合物(I)を
含有する医薬組成物をも包合するものである。このよう
な組成物は任意所要の製薬用担体、賦形剤などの医薬上
許容される添加剤などを使用して慣用の手段によって調
製される。
製剤方法を用いて投与用に調製することができる。従っ
て、本発明の抗潰瘍剤はセスキテルペン化合物(I)を
含有する医薬組成物をも包合するものである。このよう
な組成物は任意所要の製薬用担体、賦形剤などの医薬上
許容される添加剤などを使用して慣用の手段によって調
製される。
【0043】この組成物が経口用製剤である場合には、
該製剤は消化管からの吸収に好適な形態で提供されるの
が望ましい。経口投与の錠剤およびカプセルは単位量投
与形態であり、結合剤、例えばシロップ、アラビアゴ
ム、ゼラチン、ソルビット、トラガカント、ポリビニル
ピロリドンなど;賦形剤、例えば乳糖、とうもろこし澱
粉、リン酸カルシウム、ソルビット、グリシンなど;潤
滑剤、例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリ
エチレングリコール、シリカなど;崩壊剤、例えば馬鈴
薯澱粉など;または許容し得る湿潤剤、例えばラウリル
硫酸ナトリウムなどを含有していてもよい。錠剤は当業
界において周知の方法でコーティングしてもよい。経口
用液体製剤は水性または油性懸濁剤、溶液、シロップ、
エリキシル剤、その他であってもよい。このような液体
製剤は普通に用いられる添加剤、例えば懸濁化剤、例え
ばソルビットシロップ、メチルセルロース、グルコース
/糖シロップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミ
ニウムゲル、水素化食用脂など;乳化剤、例えばレシチ
ン、モノオレイン酸ソルビタン、アラビアゴムなど;非
水性ビヒクル、例えばアーモンド油、分別ココナット
油、油性エステル、プロピレングリコール、エチルアル
コールなど;防腐剤、例えばp−ヒドロキシ安息香酸メ
チル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、ソルビン酸な
どを含有してもよい。また経口用製剤は、使用する前に
水または他の適当なビヒクルで溶解させる固形製剤であ
ってもよい。
該製剤は消化管からの吸収に好適な形態で提供されるの
が望ましい。経口投与の錠剤およびカプセルは単位量投
与形態であり、結合剤、例えばシロップ、アラビアゴ
ム、ゼラチン、ソルビット、トラガカント、ポリビニル
ピロリドンなど;賦形剤、例えば乳糖、とうもろこし澱
粉、リン酸カルシウム、ソルビット、グリシンなど;潤
滑剤、例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリ
エチレングリコール、シリカなど;崩壊剤、例えば馬鈴
薯澱粉など;または許容し得る湿潤剤、例えばラウリル
硫酸ナトリウムなどを含有していてもよい。錠剤は当業
界において周知の方法でコーティングしてもよい。経口
用液体製剤は水性または油性懸濁剤、溶液、シロップ、
エリキシル剤、その他であってもよい。このような液体
製剤は普通に用いられる添加剤、例えば懸濁化剤、例え
ばソルビットシロップ、メチルセルロース、グルコース
/糖シロップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミ
ニウムゲル、水素化食用脂など;乳化剤、例えばレシチ
ン、モノオレイン酸ソルビタン、アラビアゴムなど;非
水性ビヒクル、例えばアーモンド油、分別ココナット
油、油性エステル、プロピレングリコール、エチルアル
コールなど;防腐剤、例えばp−ヒドロキシ安息香酸メ
チル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、ソルビン酸な
どを含有してもよい。また経口用製剤は、使用する前に
水または他の適当なビヒクルで溶解させる固形製剤であ
ってもよい。
【0044】また注射剤を調製する場合には、セスキテ
ルペン化合物(I)に必要によりpH調整剤、緩衝剤、安
定化剤、保存剤、可溶化剤などを添加し、常法により皮
下、筋肉内、静脈内注射剤とする。
ルペン化合物(I)に必要によりpH調整剤、緩衝剤、安
定化剤、保存剤、可溶化剤などを添加し、常法により皮
下、筋肉内、静脈内注射剤とする。
【0045】
【実施例】以下に、実施例により本発明を具体的に説明
する。なお、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。
する。なお、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。
【0046】実施例1 中国雲南省産木香(Saussurea lappa、粉末)40kg
にメタノール30リットルを加え、約3時間加熱還流し
て抽出したのち、抽出液を濾過した。この操作を3回繰
返し行った。濾液を合わせ、40℃以下で減圧濃縮し、
抽出溶媒を完全に除去した。得られたメタノール抽出エ
キスは6.5kgであった(収率16.3%)。該メタ
ノール抽出エキスを酢酸エチルと水に分配抽出し、つい
で水移行部を1−ブタノールの飽和水溶液で抽出した。
各分画を減圧下溶媒留去して、酢酸エチル移行部エキス
1.9kg(収率4.8%)、1−ブタノール移行部エ
キス0.5kg(収率1.3%)および水移行部エキス
4.0kg(収率10.3%)を得た。1−ブタノール
移行部エキスのうち60gをゲル濾過カラムクロマトグ
ラフィー[カラム:アンバーライト XAD−2(ロー
ム・アンド・ハース社製、オルガノ社販売)、1kg]
で分離し、水−メタノール(1:1)溶出部35.3g
を得た。水−メタノール(1:1)溶出部を逆相シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー[カラム:ODS SILIC
A GEL(メルク社製)、1kg;メタノール−水混合溶
媒で溶出]、ついでゲル濾過カラムクロマトグラフィー
[カラム:セファデックス LH−20(ファルマシア
社製)、100g]および高速液体クロマトグラフィー
[カラム:ODS 120T(東ソー社製);40%含
水アセトニトリルで溶出]で精製して、下記の物性を有
するサウスレアミンA(使用した木香基準に換算した収
率 0.0011%)、サウスレアミンB(同収率
0.0021%)、サウスレアミンC(同収率 0.0
006%)、サウスレアミンD(同収率 0.0001
%)およびサウスレアミンE(同収率 0.0002
%)を得た。
にメタノール30リットルを加え、約3時間加熱還流し
て抽出したのち、抽出液を濾過した。この操作を3回繰
返し行った。濾液を合わせ、40℃以下で減圧濃縮し、
抽出溶媒を完全に除去した。得られたメタノール抽出エ
キスは6.5kgであった(収率16.3%)。該メタ
ノール抽出エキスを酢酸エチルと水に分配抽出し、つい
で水移行部を1−ブタノールの飽和水溶液で抽出した。
各分画を減圧下溶媒留去して、酢酸エチル移行部エキス
1.9kg(収率4.8%)、1−ブタノール移行部エ
キス0.5kg(収率1.3%)および水移行部エキス
4.0kg(収率10.3%)を得た。1−ブタノール
移行部エキスのうち60gをゲル濾過カラムクロマトグ
ラフィー[カラム:アンバーライト XAD−2(ロー
ム・アンド・ハース社製、オルガノ社販売)、1kg]
で分離し、水−メタノール(1:1)溶出部35.3g
を得た。水−メタノール(1:1)溶出部を逆相シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー[カラム:ODS SILIC
A GEL(メルク社製)、1kg;メタノール−水混合溶
媒で溶出]、ついでゲル濾過カラムクロマトグラフィー
[カラム:セファデックス LH−20(ファルマシア
社製)、100g]および高速液体クロマトグラフィー
[カラム:ODS 120T(東ソー社製);40%含
水アセトニトリルで溶出]で精製して、下記の物性を有
するサウスレアミンA(使用した木香基準に換算した収
率 0.0011%)、サウスレアミンB(同収率
0.0021%)、サウスレアミンC(同収率 0.0
006%)、サウスレアミンD(同収率 0.0001
%)およびサウスレアミンE(同収率 0.0002
%)を得た。
【0047】[サウスレアミンA] mp.: 115〜117℃ [α]↓D: +36.7°(CH↓3OH) FABマススペクトル (m/z): 348(M+H)↑+ IRスペクトル(KBr,cm↑-1): 3400,17
80,1630 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ1.3
4(s,14−H↓3),1.06(s,15−H↓
3),2.35(m,11−H),[3.22(dd,
J=3,13Hz),3.41(dd,J=6,13H
z),13−H↓2],4.07(m,1−H),4.
75(dd,J=9,9Hz,6−H),4.82
(m,5−H) ↑13C−NMRスペクトル(75MHz,pyridine-d↓
5):δc 126.7(C−1),28.5(C−2),39.5
(C−3),140.0(C−4),128.5(C−
5),81.5(C−6),48.7(C−7),2
6.3(C−8),41.1(C−9),137.5
(C−10),47.7(C−11),178.1(C
−12),52.0(C−13),17.1(C−1
4),16.0(C−15),67.7(C−α),2
9.5(C−β),24.2(C−γ),54.5(C
−δ),176.6(C=O)
80,1630 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ1.3
4(s,14−H↓3),1.06(s,15−H↓
3),2.35(m,11−H),[3.22(dd,
J=3,13Hz),3.41(dd,J=6,13H
z),13−H↓2],4.07(m,1−H),4.
75(dd,J=9,9Hz,6−H),4.82
(m,5−H) ↑13C−NMRスペクトル(75MHz,pyridine-d↓
5):δc 126.7(C−1),28.5(C−2),39.5
(C−3),140.0(C−4),128.5(C−
5),81.5(C−6),48.7(C−7),2
6.3(C−8),41.1(C−9),137.5
(C−10),47.7(C−11),178.1(C
−12),52.0(C−13),17.1(C−1
4),16.0(C−15),67.7(C−α),2
9.5(C−β),24.2(C−γ),54.5(C
−δ),176.6(C=O)
【0048】なお、上記↑1H−NMRスペクトルおよ
び↑13C−NMRスペクトルにおける水素原子および炭
素原子の帰属は、以下のサウスレアミンAの構造式に付
した各炭素原子の番号に基づく。
び↑13C−NMRスペクトルにおける水素原子および炭
素原子の帰属は、以下のサウスレアミンAの構造式に付
した各炭素原子の番号に基づく。
【0049】
【化12】
【0050】[サウスレアミンB] [α]↓D: −25.9°(CH↓3OH) FABマススペクトル (m/z): 346(M+H)↑+ IRスペクトル(KBr,cm↑-1): 3400,17
70,1640 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ 2.85(m,11−H),[3.14(dd,J=
4,13Hz),3.38(dd,J=5,13H
z),13−H↓2],4.00(dd,J=9,9H
z,6−H),[4.70(br s),4.80(b
r s),14−H↓2],[5.10(br s),
5.37(br s),15−H↓2] ↑13C−NMRスペクトル(75MHz,pyridine-d↓
5):δc 48.3(C−1),34.2(C−2),31.6
(C−3),154.2(C−4),53.8(C−
5),87.0(C−6),48.7(C−7),3
0.9(C−8),39.7(C−9),152.3
(C−10),45.6(C−11),179.3(C
−12),53.6(C−13),110.0(C−1
4),112.6(C−15),68.9(C−α),
34.1(C−β),25.6(C−γ),55.7
(C−δ),177.9(C=O)
70,1640 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ 2.85(m,11−H),[3.14(dd,J=
4,13Hz),3.38(dd,J=5,13H
z),13−H↓2],4.00(dd,J=9,9H
z,6−H),[4.70(br s),4.80(b
r s),14−H↓2],[5.10(br s),
5.37(br s),15−H↓2] ↑13C−NMRスペクトル(75MHz,pyridine-d↓
5):δc 48.3(C−1),34.2(C−2),31.6
(C−3),154.2(C−4),53.8(C−
5),87.0(C−6),48.7(C−7),3
0.9(C−8),39.7(C−9),152.3
(C−10),45.6(C−11),179.3(C
−12),53.6(C−13),110.0(C−1
4),112.6(C−15),68.9(C−α),
34.1(C−β),25.6(C−γ),55.7
(C−δ),177.9(C=O)
【0051】なお、上記↑1H−NMRスペクトルおよ
び↑13C−NMRスペクトルにおける水素原子および炭
素原子の帰属は、以下のサウスレアミンBの構造式に付
した各炭素原子の番号に基づく。
び↑13C−NMRスペクトルにおける水素原子および炭
素原子の帰属は、以下のサウスレアミンBの構造式に付
した各炭素原子の番号に基づく。
【0052】
【化13】
【0053】[サウスレアミンC] [α]↓D: −17.2°(CH↓3OH) FABマススペクトル (m/z): 363(M+H)↑+ IRスペクトル(KBr,cm↑-1): 3200,17
60,1675,1640 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ 2.67(m,11−H),[3.23(m),3.4
5(dd,J=6,13Hz),13−H↓2],3.
96(dd,J=9,9Hz,6−H),[4.29
(br s),4.70(br s),14−H↓
2],[5.06(brs),5.31(br s),
15−H↓2] ↑13C−NMRスペクトル(75MHz,pyridine-d↓
5):δc 44.6(C−1),37.4(C−2),32.2
(C−3),150.0(C−4),51.6(C−
5),85.3(C−6),46.7(C−7),2
9.6(C−8),38.3(C−9),152.1
(C−10),46.4(C−11),177.3(C
−12),46.3(C−13),108.1(C−1
4),110.9(C−15),59.5(C−α),
32.0(C−β),173.5(C−γ),175.
1(C=O)
60,1675,1640 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ 2.67(m,11−H),[3.23(m),3.4
5(dd,J=6,13Hz),13−H↓2],3.
96(dd,J=9,9Hz,6−H),[4.29
(br s),4.70(br s),14−H↓
2],[5.06(brs),5.31(br s),
15−H↓2] ↑13C−NMRスペクトル(75MHz,pyridine-d↓
5):δc 44.6(C−1),37.4(C−2),32.2
(C−3),150.0(C−4),51.6(C−
5),85.3(C−6),46.7(C−7),2
9.6(C−8),38.3(C−9),152.1
(C−10),46.4(C−11),177.3(C
−12),46.3(C−13),108.1(C−1
4),110.9(C−15),59.5(C−α),
32.0(C−β),173.5(C−γ),175.
1(C=O)
【0054】なお、上記↑1H−NMRスペクトルおよ
び↑13C−NMRスペクトルにおける水素原子および炭
素原子の帰属は、以下のサウスレアミンCの構造式に付
した各炭素原子の番号に基づく。
び↑13C−NMRスペクトルにおける水素原子および炭
素原子の帰属は、以下のサウスレアミンCの構造式に付
した各炭素原子の番号に基づく。
【0055】
【化14】
【0056】[サウスレアミンD] mp.: 235〜237℃(CH↓3OH−H↓2O) [α]↓D: +13.3°(CH↓3OH) FABマススペクトル (m/z): 370(M+Li)↑
+ IRスペクトル(KBr,cm↑-1): 3200,17
65,1634 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ 1.07(s,14−H↓3),1.94(s,15−
H↓3),2.70(m,11−H),[3.12(d
d,J=4,13Hz),3.48(dd,J=6,1
3Hz),13−H↓2],3.64(m,1−H),
4.07(dd,J=10,10Hz,6−H),5.
36(br s,3−H) ↑13C−NMRスペクトル(75MHz,pyridine-d↓
5):δc 74.4(C−1),33.7(C−2),122.4
(C−3),133.7(C−4),50.1(C−
5),81.5(C−6),50.9(C−7),2
3.3(C−8),35.5(C−9),41.2(C
−10),45.7(C−11),178.3(C−1
2),52.5(C−13),11.4(C−14),
23.7(C−15),67.5(C−α),29.6
(C−β),24.1(C−γ),54.1(C−
δ),176.7(C=O)
+ IRスペクトル(KBr,cm↑-1): 3200,17
65,1634 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ 1.07(s,14−H↓3),1.94(s,15−
H↓3),2.70(m,11−H),[3.12(d
d,J=4,13Hz),3.48(dd,J=6,1
3Hz),13−H↓2],3.64(m,1−H),
4.07(dd,J=10,10Hz,6−H),5.
36(br s,3−H) ↑13C−NMRスペクトル(75MHz,pyridine-d↓
5):δc 74.4(C−1),33.7(C−2),122.4
(C−3),133.7(C−4),50.1(C−
5),81.5(C−6),50.9(C−7),2
3.3(C−8),35.5(C−9),41.2(C
−10),45.7(C−11),178.3(C−1
2),52.5(C−13),11.4(C−14),
23.7(C−15),67.5(C−α),29.6
(C−β),24.1(C−γ),54.1(C−
δ),176.7(C=O)
【0057】なお、上記↑1H−NMRスペクトルおよ
び↑13C−NMRスペクトルにおける水素原子および炭
素原子の帰属は、以下のサウスレアミンDの構造式に付
した各炭素原子の番号に基づく。
び↑13C−NMRスペクトルにおける水素原子および炭
素原子の帰属は、以下のサウスレアミンDの構造式に付
した各炭素原子の番号に基づく。
【0058】
【化15】
【0059】[サウスレアミンE] mp.: 150〜153℃(CH↓3OH−H↓2O) [α]↓D: +33.7°(CH↓3OH) FABマススペクトル (m/z): 364(M+H)↑+ IRスペクトル(KBr,cm↑-1): 3200,17
55,1630 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ 1.03(s,14−H↓3),2.78(ddd,J
=5,5,12Hz,11−H),[3.15(dd,
J=5,13Hz),3.48(dd,J=5,13H
z),13−H↓2],3.65(m,1−H),4.
22(dd,J=10,10Hz,6−H),[5.0
3(br s),5.04(br s),15−H↓
2] ↑13C−NMRスペクトル(75MHz,pyridine-d↓
5):δc 77.0(C−1),36.4(C−2),33.8
(C−3),144.6(C−4),48.3(C−
5),79.2(C−6),52.7(C−7),2
3.2(C−8),31.9(C−9),43.1(C
−10),46.0(C−11),178.2(C−1
2),52.0(C−13),11.7(C−14),
109.1(C−15),67.0(C−α),29.
3(C−β),23.8(C−γ),53.8(C−
δ),176.2(C=O)
55,1630 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ 1.03(s,14−H↓3),2.78(ddd,J
=5,5,12Hz,11−H),[3.15(dd,
J=5,13Hz),3.48(dd,J=5,13H
z),13−H↓2],3.65(m,1−H),4.
22(dd,J=10,10Hz,6−H),[5.0
3(br s),5.04(br s),15−H↓
2] ↑13C−NMRスペクトル(75MHz,pyridine-d↓
5):δc 77.0(C−1),36.4(C−2),33.8
(C−3),144.6(C−4),48.3(C−
5),79.2(C−6),52.7(C−7),2
3.2(C−8),31.9(C−9),43.1(C
−10),46.0(C−11),178.2(C−1
2),52.0(C−13),11.7(C−14),
109.1(C−15),67.0(C−α),29.
3(C−β),23.8(C−γ),53.8(C−
δ),176.2(C=O)
【0060】なお、上記↑1H−NMRスペクトルおよ
び↑13C−NMRスペクトルにおける水素原子および炭
素原子の帰属は、以下のサウスレアミンEの構造式に付
した各炭素原子の番号に基づく。
び↑13C−NMRスペクトルにおける水素原子および炭
素原子の帰属は、以下のサウスレアミンEの構造式に付
した各炭素原子の番号に基づく。
【0061】
【化16】
【0062】実施例2 サウスレアミンD10mgをピリジン0.5mlに溶解
して調製した溶液に無水酢酸0.5mlを加え、室温下
で6時間攪拌した。得られた反応混合液を氷水にあけ酢
酸エチルで抽出したのち、抽出液を乾燥させ、次いで酢
酸エチルを留去することにより、下記の構造式を有する
化合物11mgを得た。
して調製した溶液に無水酢酸0.5mlを加え、室温下
で6時間攪拌した。得られた反応混合液を氷水にあけ酢
酸エチルで抽出したのち、抽出液を乾燥させ、次いで酢
酸エチルを留去することにより、下記の構造式を有する
化合物11mgを得た。
【0063】
【化17】
【0064】なお、得られた化合物の物性を以下に示
す。(ただし、↑1H−NMRスペクトルにおける水素
原子の帰属は、上記構造式に付した各炭素原子の番号に
基づく。) [α]↓D: +12.9°(CH↓3OH) FABマススペクトル (m/z): 428(M+Na)↑
+ IRスペクトル(KBr,cm↑-1): 3500,17
60,1740,1640 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ 0.94(s,14−H↓3),1.86(s,15−
H↓3),3.30(ddd,J=5,5,12Hz,
11−H),[3.44(dd,J=5,13Hz),
3.17(dd,J=5,13Hz),13−H↓
2],3.99(dd,J=10,10Hz,6−
H),4.97(dd,J=7,10Hz,1−H),
5.21(br s,3−H)
す。(ただし、↑1H−NMRスペクトルにおける水素
原子の帰属は、上記構造式に付した各炭素原子の番号に
基づく。) [α]↓D: +12.9°(CH↓3OH) FABマススペクトル (m/z): 428(M+Na)↑
+ IRスペクトル(KBr,cm↑-1): 3500,17
60,1740,1640 ↑1H−NMRスペクトル(pyridine-d↓5):δ 0.94(s,14−H↓3),1.86(s,15−
H↓3),3.30(ddd,J=5,5,12Hz,
11−H),[3.44(dd,J=5,13Hz),
3.17(dd,J=5,13Hz),13−H↓
2],3.99(dd,J=10,10Hz,6−
H),4.97(dd,J=7,10Hz,1−H),
5.21(br s,3−H)
【0065】実施例3 サンタマリン267mgとL−プロリン260mgのエタノ
ール溶液5mlに、トリエチルアミン100mgを加え、9
0℃で2時間加熱還流する。減圧下溶媒を留去し、残渣
を逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[カラム:
ODS SILICAGEL(メルク社製);30%含水メタノー
ルで溶出]で精製し、サウスレアミンD320mgを得た
(収率82.0%)。
ール溶液5mlに、トリエチルアミン100mgを加え、9
0℃で2時間加熱還流する。減圧下溶媒を留去し、残渣
を逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[カラム:
ODS SILICAGEL(メルク社製);30%含水メタノー
ルで溶出]で精製し、サウスレアミンD320mgを得た
(収率82.0%)。
【0066】実施例4 レイノシン306mgとL−プロリン280mgのエタノー
ル溶液5mlに、トリエチルアミン110mgを加え、90
℃で2時間加熱還流する。減圧下溶媒を留去し、残渣を
逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[カラム:O
DS SILICA GEL(メルク社製);30%含水メタノー
ルで溶出]で精製し、サウスレアミンE406mgを得た
(収率91.0%)。
ル溶液5mlに、トリエチルアミン110mgを加え、90
℃で2時間加熱還流する。減圧下溶媒を留去し、残渣を
逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[カラム:O
DS SILICA GEL(メルク社製);30%含水メタノー
ルで溶出]で精製し、サウスレアミンE406mgを得た
(収率91.0%)。
【0067】試験例1 塩酸/エタノール潰瘍に対する作用 24時間絶食したウイスター(Wistar)系雄性ラット
(一群4〜8匹)に、検体(サウスレアミンA、サウス
レアミンBもしくはサウスレアミンCの50mg/Kgもし
くは100mg/kg;またはサウスレアミンDもしくはサ
ウスレアミンEの100mg/kg)を5%アラビアゴム末
で懸濁液としたものを経口投与し、その1時間後に、6
0%エタノールと150mM塩酸からなる塩酸/エタノー
ル溶液を、ラット1匹当たり1.5ml経口投与した。1
時間後、ラットをエーテル屠殺した。胃を摘出して2%
ホルマリン10mlを胃内に入れて15分間固定したの
ち、大弯に沿って切り開き、損傷の長さ(mm)を測定し
た。1匹当たりの損傷の長さの合計を、潰瘍の長さとし
て求めた。なお、コントロール群には5%アラビアゴム
末を経口投与した。コントロール群と検体投与群との潰
瘍の長さの差を、コントロール群の潰瘍の長さで除して
抑制率を算出した。結果を表1に示す。
(一群4〜8匹)に、検体(サウスレアミンA、サウス
レアミンBもしくはサウスレアミンCの50mg/Kgもし
くは100mg/kg;またはサウスレアミンDもしくはサ
ウスレアミンEの100mg/kg)を5%アラビアゴム末
で懸濁液としたものを経口投与し、その1時間後に、6
0%エタノールと150mM塩酸からなる塩酸/エタノー
ル溶液を、ラット1匹当たり1.5ml経口投与した。1
時間後、ラットをエーテル屠殺した。胃を摘出して2%
ホルマリン10mlを胃内に入れて15分間固定したの
ち、大弯に沿って切り開き、損傷の長さ(mm)を測定し
た。1匹当たりの損傷の長さの合計を、潰瘍の長さとし
て求めた。なお、コントロール群には5%アラビアゴム
末を経口投与した。コントロール群と検体投与群との潰
瘍の長さの差を、コントロール群の潰瘍の長さで除して
抑制率を算出した。結果を表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】上記表中、*印はコントロール群に対して
5%の危険率で有意差があることを示し、**印は1%
の危険率で有意差があることを示す。なお、表2におい
ても**印は同様の意味を示す。
5%の危険率で有意差があることを示し、**印は1%
の危険率で有意差があることを示す。なお、表2におい
ても**印は同様の意味を示す。
【0070】試験例2 水浸拘束ストレス潰瘍に対する作用 体重約200gのウイスター(Wistar)系雄性ラットを
一群7〜10匹とし、24時間絶食後、ラットに検体
(サウスレアミンAの100mg/Kgもしくは200mg/
kg;またはサウスレアミンB、サウスレアミンC、サウ
スレアミンDもしくはサウスレアミンEの200mg/k
g)をそれぞれ経口投与した。コントロール群には水を
投与した。投与後、直ちにラットをストレスケージに収
容し、その頸部から下を22℃の水に浸し、7時間後に
ラットを引上げ屠殺した。胃を摘出して10%ホルマリ
ンで固定後、大弯側に沿って胃を切開し、腺胃部に見ら
れる潰瘍の長さを測定し、コントロール群に対する抑制
率を求めた。結果を表2に示した。
一群7〜10匹とし、24時間絶食後、ラットに検体
(サウスレアミンAの100mg/Kgもしくは200mg/
kg;またはサウスレアミンB、サウスレアミンC、サウ
スレアミンDもしくはサウスレアミンEの200mg/k
g)をそれぞれ経口投与した。コントロール群には水を
投与した。投与後、直ちにラットをストレスケージに収
容し、その頸部から下を22℃の水に浸し、7時間後に
ラットを引上げ屠殺した。胃を摘出して10%ホルマリ
ンで固定後、大弯側に沿って胃を切開し、腺胃部に見ら
れる潰瘍の長さを測定し、コントロール群に対する抑制
率を求めた。結果を表2に示した。
【0071】
【表2】
【0072】以上の結果より、セスキテルペン化合物
(I)は塩酸/エタノール潰瘍およびストレス潰瘍の形
成を有意に抑制することが分かる。
(I)は塩酸/エタノール潰瘍およびストレス潰瘍の形
成を有意に抑制することが分かる。
【0073】実施例5 腸溶性カプセル剤 ポリビニルフタレート65部とゼラチン35部の水溶液
から調製した腸溶性カプセルに、サウスレアミンA10
mg、ブドウ糖250mgおよび結晶セルロース1gを混合
したものを充填して腸溶性カプセル剤を得た。
から調製した腸溶性カプセルに、サウスレアミンA10
mg、ブドウ糖250mgおよび結晶セルロース1gを混合
したものを充填して腸溶性カプセル剤を得た。
【0074】実施例6 注射剤 サウスレアミンBを10mg/1mlの割合で溶解した5%
ブドウ糖溶液を、ポアサイズ0.22μmのフィルター
を通じて濾過滅菌したのち、加熱滅菌したバイアル瓶に
5mlずつ無菌的に分注して注射剤とした。
ブドウ糖溶液を、ポアサイズ0.22μmのフィルター
を通じて濾過滅菌したのち、加熱滅菌したバイアル瓶に
5mlずつ無菌的に分注して注射剤とした。
【0075】実施例7 錠剤 サウスレアミンC25mg、コーンスターチ20mg、ヒド
ロキシプロピルセルロース3mg、ステアリン酸マグネシ
ウム2mgおよび乳糖100mgを混和し、得られた混合物
150mgを打錠器により錠剤を調製した。
ロキシプロピルセルロース3mg、ステアリン酸マグネシ
ウム2mgおよび乳糖100mgを混和し、得られた混合物
150mgを打錠器により錠剤を調製した。
【0076】実施例8〜10 錠剤 実施例6において、サウスレアミンCをサウスレアミン
D(実施例8)、サウスレアミンE(実施例9)または
1−アセトキシ−サウスレアミンD(実施例10)に代
える他は同様にして、それぞれ錠剤を調製した。
D(実施例8)、サウスレアミンE(実施例9)または
1−アセトキシ−サウスレアミンD(実施例10)に代
える他は同様にして、それぞれ錠剤を調製した。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、強い抗潰瘍作用を有す
る新規な化合物が提供される。また本発明により提供さ
れる抗潰瘍剤は、該化合物の特長を効果的に発揮して、
長期の連用に付することができる。
る新規な化合物が提供される。また本発明により提供さ
れる抗潰瘍剤は、該化合物の特長を効果的に発揮して、
長期の連用に付することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、R↑1は水酸基またはアシルオキシ基を表す
か、またはR↑5もしくはR↑6と一緒になって結合を表
し;R↑2は水素原子を表すか、またはR↑3と一緒にな
って結合を表し;R↑3はR↑2、R↑4またはR↑5と一
緒になって結合を表し;R↑4は水素原子を表すか、ま
たはR↑3と一緒になって結合を表し;R↑5はR↑1、
R↑3またはR↑6と一緒になって結合を表し;R↑6は
R↑1、R↑5またはR↑7と一緒になって結合を表し;
R↑7は水素原子を表すか、またはR↑6と一緒になって
結合を表し;R↑8は水素原子を表すか、またはR↑9と
一緒になってトリメチレン基を表し;R↑9はカルバモ
イルメチル基を表すか、またはR↑8と一緒になってト
リメチレン基を表す。(ただし、R↑1が水酸基または
アシルオキシ基を表す場合は、R↑5はR↑6と一緒にな
って結合を表し;R↑1がR↑5と一緒になって結合を表
す場合は、R↑3はR↑4と一緒になって結合を表し、か
つR↑6はR↑7と一緒になって結合を表し;R↑1がR
↑6と一緒になって結合を表す場合は、R↑3はR↑5と
一緒になって結合を表すものとする。))で示されるセ
スキテルペン化合物。 - 【請求項2】 R↑1がR↑6と一緒になって結合を表
し、R↑3がR↑5と一緒になって結合を表し、R↑2、
R↑4およびR↑7がそれぞれ水素原子を表す請求項1記
載のセスキテルペン化合物。 - 【請求項3】 R↑1がR↑5と一緒になって結合を表
し、R↑2が水素原子を表し、R↑3がR↑4と一緒にな
って結合を表し、R↑6がR↑7と一緒になって結合を表
す請求項1記載のセスキテルペン化合物。 - 【請求項4】 R↑1が水酸基またはアシルオキシ基を
表し、R↑2が水素原子を表すか、またはR↑3と一緒に
なって結合を表し、R↑3がR↑2またはR↑4と一緒に
なって結合を表し、R↑4が水素原子を表すか、または
R↑3と一緒になって結合を表し、R↑5がR↑6と一緒
になって結合を表し、R↑7が水素原子を表す請求項1
記載のセスキテルペン化合物。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つの項に記載
のセスキテルペン化合物を有効成分として含有する抗潰
瘍剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP694793A JPH06211826A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | セスキテルペン化合物およびそれを有効成分とする抗潰瘍剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP694793A JPH06211826A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | セスキテルペン化合物およびそれを有効成分とする抗潰瘍剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06211826A true JPH06211826A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11652432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP694793A Pending JPH06211826A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | セスキテルペン化合物およびそれを有効成分とする抗潰瘍剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06211826A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012020964A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Arsoa Honsya Corp | グルタチオン産生促進剤及びグルタチオン産生促進作用を有する医薬品、食品又は化粧料 |
CN110038007A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-07-23 | 成都中医药大学 | 一种具有改善急性胃黏膜损伤作用的组合物 |
CN115611837A (zh) * | 2022-12-15 | 2023-01-17 | 江西省科学院应用化学研究所 | 一种倍半萜内酯衍生物及其制备方法 |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP694793A patent/JPH06211826A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012020964A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Arsoa Honsya Corp | グルタチオン産生促進剤及びグルタチオン産生促進作用を有する医薬品、食品又は化粧料 |
CN110038007A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-07-23 | 成都中医药大学 | 一种具有改善急性胃黏膜损伤作用的组合物 |
CN115611837A (zh) * | 2022-12-15 | 2023-01-17 | 江西省科学院应用化学研究所 | 一种倍半萜内酯衍生物及其制备方法 |
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