JPH06211335A - コンベヤからの落粉処理装置 - Google Patents

コンベヤからの落粉処理装置

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JPH06211335A
JPH06211335A JP638293A JP638293A JPH06211335A JP H06211335 A JPH06211335 A JP H06211335A JP 638293 A JP638293 A JP 638293A JP 638293 A JP638293 A JP 638293A JP H06211335 A JPH06211335 A JP H06211335A
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powder
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Ryoichi Iizuka
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 常にばら物の投荷と落粉とを同一バンカに送
ることができて、各バンカとも、品質のバランスがとれ
るコンベヤからの落粉処理装置を提供することにある。 【構成】 ベルトコンベヤ1の中間に、中間シュート6
と脱荷装置13と中間バンカ3,4とを有し、該コンベ
ヤ1の先端に、先端シュート5とクリーナ10と先端バ
ンカ2とを有するばら物搬送装置において、前記ベルト
コンベヤ1より下位にして各バンカ2,3,4より上位
に横設された落粉搬送用のチェーンコンベヤ11を備
え、かつ、前記各バンカ2,3,4の頂部には開閉ゲー
ト7,8,9を有し、しかも、前記脱荷装置13の作動
と非作動とに連動してこれに対応するバンカ2(3,
4)の開閉ゲート7(8,9)を開と閉とにする制御手
段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンベヤからの落粉処
理装置に関するもので、詳しくは、バンカ上のコンベヤ
からのばら物の落粉を処理する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ベルトコンベヤによるばら物
である石炭の搬送装置においては、たとえば、図5およ
び図6に示すような石炭粉の処理装置が知られている。
図5において、21はベルトコンベヤ、22は先端シュ
ート、23は先端バンカ、24は該ベルトコンベヤ21
のベルトに付着した石炭粉や水分を掻き落とすクリー
ナ、25はその掻き落とされた石炭粉26などを先端バ
ンカ23に落とさないようにするスライドゲートであ
る。また図6において、27はチェーンコンベヤ、28
は該コンベヤ27に設けられた掻き板、29はリターン
ローラ、30は石炭粉などである。すなわち、図5にお
いては、先端シュート22にスライドゲート25を差し
込み、掻き落とされた石炭粉26などを該スライドゲー
ト25の上に溜め、下の先端バンカ23に落とさないよ
うにしている。また図6においては、ベルトコンベヤ2
1のリターンローラ29から落ちる石炭粉30をチェー
ンコンベヤ27により先端シュート22の内部に回収、
つまり、先端バンカで回収するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した従来の技術のスライドゲート式では、掻き落とさ
れた石炭粉26などを一時的に仕切るのが目的であり、
水もれや落炭を下の先端バンカ23に入れないようにす
るには無理がある。また図6に示した従来の技術の回収
コンベヤ式ではベルトコンベヤ21からの落炭を集める
のが目的であり、これを任意の位置でのバンカに落とす
ことができないので、石炭粉30のすべてを先端シュー
ト22で回収、つまり、先端バンカで回収している。
【0004】すなわち、前述した従来の技術において
は、クリーナ24で掻き取った石炭粉26や水分または
ベルトコンベヤ21から落ちた石炭粉30を、コンベヤ
の途中で投炭している場所まで送ることができなく、す
べて先端バンカに投入しているため、先端バンカでは、
貯蔵された石炭に粉や水分が多く含むようになり、燃焼
効率の悪いものとなり、他のバンカとの品質バランスが
取れなく、またバンカ自体が詰まりやすいものとなり、
しかも、休止や予備バンカにすることができなく、か
つ、メンテナンス時にバンカに落粉防止対策が必要とな
る等の問題点があった。
【0005】本発明は上記のような問題点を解決しよう
とするものである。すなわち、本発明は、常にばら物の
投荷と落粉とを同一バンカに送ることができて、各バン
カとも、品質のバランスがとれ、詰まりが生じなく、か
つ、先端バンカでも予備バンカとして使用することがで
き、またメンテナンスも容易であるコンベヤからの落粉
処理装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ベルトコンベヤの中間に、中間シュート
と、脱荷装置と、前記中間シュートの下位に設けられた
中間バンカとを有し、該コンベヤの先端に、先端シュー
トと、コンベヤベルトに付着した粉や水分を掻き落とす
クリーナと、前記先端シュートの下位に設けられた先端
バンカとを有するばら物搬送装置において、前記ベルト
コンベヤより下位にして各バンカより上位に横設された
落粉搬送用のチェーンコンベヤを備え、かつ、前記チェ
ーンコンベヤには掻き板を有し、前記各中間バンカの頂
部には、開閉ゲートを有し、しかも、前記脱荷装置の作
動と非作動とに連動して、これに対応する中間バンカの
開閉ゲートを開と閉とにする制御手段を備えているもと
した。
【0007】
【作用】本発明によれば、ベルトコンベヤの中間に、中
間シュートと、脱荷装置と、前記中間シュートの下位に
設けられた中間バンカとを有し、該コンベヤの先端に、
先端シュートと、コンベヤベルトに付着した粉や水分を
掻き落とすクリーナと、前記先端シュートの下位に設け
られた先端バンカとを有するばら物搬送装置において、
前記ベルトコンベヤより下位にして各バンカより上位に
横設された落粉搬送用のチェーンコンベヤを備え、か
つ、前記チェーンコンベヤには掻き板を有し、前記各中
間バンカの頂部には開閉ゲートを有し、しかも、前記脱
荷装置の作動と非作動とに連動してこれに対応する中間
バンカの開閉ゲートを開と閉とにする制御手段を備えて
いるので、ベルトコンベヤからの荷の投入がなされない
バンカは、その開閉ゲートが閉となっており、荷の投入
のなされるバンカだけがその開閉ゲートが開となるた
め、落粉搬送用のチェーンコンベヤが落粉等を搬送して
行っても、開閉ゲートが閉になっているバンカについて
は、その上を単に摺動して通過するだけであり、開閉ゲ
ートが開になっているバンカ上を通るときに、はじめて
そのバンカに落粉等を投入することになる。
【0008】したがって、常にばら物の投入と落粉等と
を同一バンカに送ることになる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示した側面断面
図、図2は図1の切断線A−Aに沿う断面図、図3は図
1の切断線B−Bに沿う断面図である。図1において、
1は石炭などのばら物を搬送するベルトコンベヤ、2は
先端バンカ、3は第1中間バンカ、4は第2中間バン
カ、5は先端シュート、6は中間シュート、7は該先端
バンカ2の頂部に設けられた先端開閉ゲート、8は該第
1中間バンカ3の頂部に設けられた第1中間開閉ゲー
ト、9は該第2中間バンカ4の頂部に設けられた第2中
間開閉ゲート、10は前記先端バンカ2の内部に設けら
れてベルトコンベヤ1のベルトに付着した粉や水分を掻
き落とすクリーナ、11は前記ベルトコンベヤ1より下
位に位置して各バンカ2,3,4より上位に横設された
落粉搬送用のチェーンコンベヤ、12は該チェーンコン
ベヤ11に設けられた掻き板、13は前記中間シュート
6の中に設けられたスクレーパなどの脱荷装置、14は
前記クリーナ10によって掻き取られた落粉や水分、1
5は前記ベルトコンベヤ1から脱荷されているばら物で
ある。
【0010】なお図示はしていないが、ばら物を投入す
るように、脱荷装置13が作動するときと、作動しない
ときとに連動して、これに対応するバンカ2,3,4の
開閉ゲート7,8,9を開と閉とにする自動電気制御手
段を備えている。また落粉搬送用のチェーンコンベヤ1
1の掻き板12の取付けピッチは、先端バンカ2にばら
物投入時にその投入を妨げない程度に大きくなってい
る。
【0011】図1は第1中間バンカ3にばら物を投入し
ている状態を示している。すなわち、第1中間バンカ3
の第1中間開閉ゲート8を開にし、先端バンカ2の先端
開閉ゲート7と第2中間バンカ4の第2中間開閉ゲート
9を閉にし、ベルトコンベヤ1を運転し、脱荷装置13
を作動させてベルトコンベヤ1のばら物15を第1中間
バンカ3に投入させる。ここで、先端シュート5の中の
クリーナ10により掻き取った落粉14および水分は落
粉搬送用のチェーンコンベヤ11によって搬送される
が、先端開閉ゲート7が閉であるため、先端バンカ2に
は投入されることがなく、第1中間バンカ3まで搬送さ
れ、該バンカ3に投入される。
【0012】つぎに、先端バンカ2にばら物を投入する
場合は、図4に示すように、該バンカ2を指示すると、
自動的に脱荷装置13があがり、先端開閉ゲート7は開
になり、他の開閉ゲート8,9は閉になる。またチェー
ンコンベヤ11は停止し、先端シュート5内には掻き板
12がない位置になる。すると、ばら物15は先端バン
カ2に投入され、落粉14や水分もそのまま該バンカ2
に投入される。このようにして、図1に示したコンベヤ
からの落粉処理装置においては、常に自動的にばら物の
投入と落粉等を同一バンカに送ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベルトコンベヤの中間に、中間シュートと、脱荷装置
と、前記中間シュートの下位に設けられた中間バンカと
を有し、該コンベヤの先端に、先端シュートと、コンベ
ヤベルトに付着した粉や水分を掻き落とすクリーナと、
前記先端シュートの下位に設けられた先端バンカとを有
するばら物搬送装置において、前記ベルトコンベヤより
下位にして各バンカより上位に横設された落粉搬送用の
チェーンコンベヤを備え、かつ、前記チェーンコンベヤ
には掻き板を有し、前記各バンカの頂部には開閉ゲート
を有し、しかも、前記脱荷装置の作動と非作動とに連動
してこれに対応する中間バンカの開閉ゲートを開と閉と
にする制御手段を備えているので、ベルトコンベヤから
の荷の投入がなされないバンカは、その開閉ゲートが閉
になっており、荷の投入のなされるバンカだけがその開
閉ゲートが開になるため、落粉搬送用のチェーンコンベ
ヤが落粉等を搬送して行っても、開閉ゲートが閉になっ
ているバンカについては、その上を単に摺動して通過す
るだけであり、開閉ゲートが開になっているバンカ上を
通るときに、はじめてそのバンカに落粉等を投入するこ
とになり、したがって、常にばら物の投入と落粉等とを
同一バンカに送ることができて、各バンカとも、品質の
バランスがとれ、また詰まりが生じなく、かつ、先端バ
ンカでも予備バンカとして使用することができ、またメ
ンテナンスも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した側面断面図である。
【図2】図1の切断線A−Aに沿う正面断面図である。
【図3】図1の切断線B−Bに沿う背面断面図である。
【図4】図1の先端バンカにばら物と落粉等を投入して
いる状態を示した側面断面図である。
【図5】従来の技術の1つの例を示した側面断面図であ
る。
【図6】従来の技術のもう1つの例を示した側面断面図
である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベヤ 2 先端バンカ 3 第1中間バンカ 4 第2中間バンカ 5 先端シュート 6 中間シュート 7 先端開閉ゲート 8 第1中間開閉ゲート 9 第2中間開閉ゲート 10 クリーナ 11 チェーンコンベヤ 12 掻き板 13 脱荷装置 14 落粉 15 投入中のばら物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベヤの中間に、中間シュート
    と、脱荷装置と、前記中間シュートの下位に設けられた
    中間バンカとを有し、該コンベヤの先端に、先端シュー
    トと、コンベヤベルトに付着した粉や水分を掻き落とす
    クリーナと、前記先端シュートの下位に設けられた先端
    バンカとを有するばら物搬送装置において、前記ベルト
    コンベヤより下位にして各バンカより上位に横設された
    落粉搬送用のチェーンコンベヤを備え、かつ、前記チェ
    ーンコンベヤには掻き板を有し、前記各中間バンカの頂
    部には開閉ゲートを有し、しかも、前記脱荷装置の作動
    と非作動とに連動してこれに対応する中間バンカの開閉
    ゲートを開と閉とにする制御手段を備えていることを特
    徴とする、コンベヤからの落粉処理装置。
  2. 【請求項2】 落粉搬送用のチェーンコンベヤの掻き板
    の取付けピッチが先端バンカにばら物投入時にその投入
    を妨げない程度に大きくなっている請求項1記載のコン
    ベヤからの落粉処理装置。
  3. 【請求項3】 先端バンカの頂部に開閉ゲートを有する
    請求項1または2記載のコンベヤからの落粉処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008509059A (ja) * 2004-08-06 2008-03-27 マガルディ パワー ソシエタ ペル アチオニ 硫化鉄鉱や石炭塵用の乾式コンベヤプラント
JP2009120335A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Jfe Steel Corp 落下物堆積防止方法および落下物堆積防止機構を備えた貯蔵装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009120335A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Jfe Steel Corp 落下物堆積防止方法および落下物堆積防止機構を備えた貯蔵装置

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