JPH09243528A - 粉塊混合物用試料採取方法および装置 - Google Patents

粉塊混合物用試料採取方法および装置

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JPH09243528A
JPH09243528A JP5497496A JP5497496A JPH09243528A JP H09243528 A JPH09243528 A JP H09243528A JP 5497496 A JP5497496 A JP 5497496A JP 5497496 A JP5497496 A JP 5497496A JP H09243528 A JPH09243528 A JP H09243528A
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powder
mixture
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belt conveyor
sampling
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JP5497496A
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Tsukasa Ishizuka
司 石塚
Yoshio Sugai
喜郎 菅井
Hiroyuki Tokumitsu
弘行 徳光
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Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉状粒体と塊状粒体とが混合した粉塊混合物
から、偏析のない正確な粉塊混合物の試料を効率良く採
取することができる粉塊混合物用試料採取及び装置を提
供する。 【解決手段】 粉塊混合物をベルトコンベア2によって
搬送し、前記ベルトコンベア2の搬送方向前端2aから
放出されて落下させるとともに、試料採取用バケット1
0を、試料採取用バケット駆動手段20の一対の駆動チ
ェーン24,25によって駆動して、落下する粉塊混合
物の流れに対して横切るように移動させ、粉塊混合物の
一部を前記バケット内に受け入れて試料として取り出
し、その試料採取の際のベルトコンベアの運転速度を、
前記粉塊混合物を通常搬送する際の前記ベルトコンベア
の運転速度よりも低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニッケル鉱石や鉄
鉱石等の粉状粒体と塊状粒体とが混合している粉塊混合
物から、含有水分率検査や成分検査を行うための試料を
採取する方法および装置に関し、より詳しくは、粉状粒
体および塊状粒体を大量に運搬しながら、効率良く、正
確に偏析することのない試料を、所望の重量だけ、かつ
粉塊混合物を所定の重量だけ搬送するごとに自動的に採
取することができる粉塊混合物の試料採取方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ニッケル鉱石や鉄鉱石は船舶によって運
搬された後、陸揚げ港の岸壁にバケットクレーンを用い
て陸揚げされる。そして、陸揚げされたニッケル鉱石や
鉄鉱石をベルトコンベア等を用いて搬送する途中で、含
有水分率検査や成分検査を行うための試料が採取され
る。上述した粉塊混合物から試料を採取する手法は様々
であるが、最も簡単な採取方法は人力によるもので、作
業員がスコップを用いてニッケル鉱石や鉄鉱石をすくい
上げ、バケツに投入することにより行われる。
【0003】また、試料の採取を機械的に行う技術の一
例が特開昭48−66889号公報に記載されている。
この公報に記載された「粉粒体のサンプラー」において
は、ベルトコンベアで搬送された粉粒体がベルトコンベ
アの搬送方向前端部から放出されて生じる粉粒体の流れ
に対して、等しい幅を有するサンプル採取箱を直角方向
に接近させた後、前記サンプル採取箱の開口を覆うカバ
ーを開いて粉粒体をサンプル採取箱内に受け入れ、試料
を採取するようにされている。また、特開昭52−10
795号公報に記載された「サンプル用試料採取方法」
においては、メインコンベアによって搬送された鉄鉱石
や石炭等がベルトコンベアの搬送方向前端部から放出さ
れて落下する途中に、ベルト表面に仕切板が所定間隔を
開けて垂設された試料採取用ベルトコンベアを突出さ
せ、落下する鉄鉱石や石炭等を受けることによって試料
を採取するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た手作業による試料採取方法においては、ベルトコンベ
アによって搬送される原料鉱石中から試料を採取する部
分が、作業者によって恣意的に選択されるので、採取す
る試料中の粒体の粒径分布に大小いずれかの偏りが生じ
るおそれがある。また、上述した特開昭48−6688
9号公報に記載された「粉粒体のサンプラー」において
は、採取される試料の重量が試料採取箱の容積によって
定まるため、採取する試料の重量を所望に応じて増減さ
せることができない。
【0005】同様に、上述した特開昭48−66889
号公報に記載された「サンプル用試料採取方法」におい
ては、鉄鉱石や石炭等が試料採取用ベルトコンベアのベ
ルト表面上に落下するため、粉状粒体がベルト上からこ
ぼれ落ち、試料として偏ることのないものを正確に得る
ことは困難である。そこで、本発明の目的は、上述した
従来の技術が有する問題点を解消し、粉状粒体および塊
状粒体から偏らない正確な試料を、効率良く所望の重量
だけ、かつ粉塊混合物を所定の重量だけ搬送するごとに
自動的に採取することができる粉塊混合物用試料採取方
法および装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の粉塊混合物用試料採取方法および装置にお
いては、粉状粒体と塊状粒体とが混合した粉塊混合物を
ベルトコンベアによって搬送し、その搬送方向前端から
前記粉塊混合物を放出して落下させる。そして、上方に
向かって開口した試料採取用バケットを、前記ベルトコ
ンベアの搬送方向に対して直交する方向に水平に、かつ
一定速度で移動させて前記ベルトコンベアから放出され
て落下する粉塊混合物の流れの中を横切らせ、粉塊混合
物の一部を試料採取用バケット内に受け入れる。その
後、試料採取用バケットを上下に反転させ、試料採取用
バケット内の粉塊混合物を試料として外部に取り出す。
【0007】すなわち、粉塊混合物がベルトコンベアで
搬送される際には、粉塊混合物中の粒体の粒径分布はベ
ルトコンベアの幅方向に均一である。したがって、試料
採取用バケットをベルトコンベアの搬送方向に対して直
交する方向、すなわちベルトコンベアの幅方向に移動さ
せて、ベルトコンベアの搬送方向前端から放出されて落
下する粉塊混合物の流れを横切らせることにより、搬送
する粉塊混合物の一部を粉状粒体および塊状粒体の粒径
分布が均一な状態で、試料採取用バケット内に試料とし
て取り出すことができる。
【0008】そして、粉塊混合物から試料を採取する際
のベルトコンベアの運転速度を、粉塊混合物を通常搬送
する際のベルトコンベアの運転速度よりも低下させるこ
とにより、通常搬送時には効率よく粉塊混合物を搬送す
ることができるともに、試料を採取する際には試料採取
用バケットから粉塊混合物が溢れることがなく、正確な
試料採取が可能となる。また、試料採取用バケットの移
動速度を増減させることにより、試料採取用バケット内
に試料として取り出す粉塊混合物の重量を増減させるこ
とができる。さらに、ベルトコンベアによって搬送した
粉塊混合物の量が所定の値に達するごとに、試料採取用
バケットを用いて自動的に粉塊混合物から試料を採取す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態の
粉塊混合物用試料採取方法および試料採取装置を、図1
乃至図4を参照して詳細に説明する。ここで、図1は、
本発明に係る一実施形態の粉塊混合物用試料採取装置を
適用した粉塊混合物搬送システムを模式的に示した全体
斜視図、図2は、図1に示した粉塊混合物用試料採取装
置の要部を拡大して示す斜視図、図3は、図1に示した
粉塊混合物用試料採取装置の要部を拡大して示す正面
図、図4は、図3中に示したIV−IV線に沿った断面図で
ある。
【0010】まず、図1を参照して本実施形態の粉塊混
合物用試料採取装置を適用する、粉塊混合物としてのニ
ッケル鉱石を搬送するシステムについて説明すると、図
1中に符号1で示すホッパには、陸揚げ港の岸壁に接岸
した運搬船からバケットクレーンを用いて陸揚げされる
ニッケル鉱石が貯留される。そして、ホッパ1の下端か
ら徐々に排出されるニッケル鉱石は、水平に延びる第1
のベルトコンベア2によって搬送され、その搬送方向前
端部2aから放出されて落下する。第1のベルトコンベ
ア2から放出されたニッケル鉱石は、第2のベルトコン
ベア3によって受け止められた後、斜め上方に向かって
搬送され、その搬送方向前端部3aから落下してダンプ
トラック4に移載される。
【0011】前記第1および第2のベルトコンベア2,
3の間の部分には、試料採取用バケット10と、この試
料採取用バケット10を駆動して変位させる試料採取用
バケット駆動手段20とが設けられている。そして、前
記第1のベルトコンベア2と前記試料採取用バケット1
0、および前記試料採取用バケット駆動手段20、さら
に第1のベルトコンベア2と試料採取用バケット駆動手
段20との作動を制御する図示されない制御手段によっ
て、本実施形態の粉塊混合物用試料採取装置100が構
成されている。
【0012】前記試料採取用バケット10は、図2乃至
図4に示したように、ステンレス鋼板をプレス加工する
ことによって成形された、断面形状が台形状とされて上
部が開口した箱型の本体部分11と、この本体部分11
を補強するフレーム12とを有している。なお、この試
料採取用バケット10は、その長手方向寸法が約100
cm、幅方向寸法が約40cm、深さが約20cmとさ
れ、特にその幅方向寸法は、採取使用とする試料の量
や、このバケットの移動速度を考慮して決められる。ま
たこのバケットの形状は、単にその大きさだけではな
く、移動して試料を採取している間に落下する粒塊体が
衝突して飛んでいくようなことがないように考慮され
る。
【0013】一方、前記試料採取用バケット駆動手段2
0は、図2乃至図4に示したように、上下に間隔を開け
て配置された、合計3組6個のスプロケット21,2
2,23と、これらのスプロケット間に巻き回され、か
つ前記第1のベルトコンベア2の搬送方向に間隔を開け
て互いに平行に延びるように配設された一対の無端状駆
動チェーン24,25とを有している。そして、前記ス
プロケット21,22,23の少なくとも一組が図示さ
れない電動モータによって回転駆動され、一対の駆動チ
ェーン24,25はスプロケット21,22,23間
を、図3中において反時計方向に循環する。
【0014】また、一対の駆動チェーン24,25が前
記スプロケット22,23間で延びる部分24a,25
aは、第1のベルトコンベア2の搬送方向に対して直交
する方向に、かつ水平に延びている。そして、第1のベ
ルトコンベア2により搬送され、かつその前端部分2a
から放出されて落下するニッケル鉱石Nは、図4中に矢
印Aで示したように、駆動チェーン24,25が水平に
延びる部分24a,25aの間を通って落下し、第2の
ベルトコンベア3によって受け取られる。
【0015】さらに、前記試料採取用バケット10は、
その両端部分13,14が一対の駆動チェーン24,2
5にそれぞれ接続されて、一対の駆動チェーン24,2
5間に架け渡されるように延びている。これにより、ス
プロケットを駆動して一対の駆動チェーン24,25を
循環させると、試料採取バケット10は、一対の駆動チ
ェーン24,25と一体となって移動し、スプロケット
21,22,23の周囲を迂回するように循環する。そ
して、試料採取用バケット10は、一対の駆動チェーン
24,25が水平に延びる部分24a,25aを通過す
る際には、その開口を上方に向けた状態で水平に、かつ
第1のベルトコンベア2の搬送方向に対して直交する方
向(第1のベルトコンベア2の幅方向)に一定速度で移
動する。これに対して、試料採取用バケット10がスプ
ロケット23部分を迂回する際には、試料採取用バケッ
ト10は上下に反転され、その開口が下方を向くように
されている。
【0016】また、前記制御手段は、第1のベルトコン
ベア2の運転速度を制御し、ニッケル鉱石を通常搬送す
る際には、1時間当たり約500トンのニッケル鉱石を
搬送できるように第1のベルトコンベアを高速運転する
が、搬送するニッケル鉱石から試料を採取する際には、
第1のベルトコンベア2の運転速度を下げ、1時間当た
り約300トンのニッケル鉱石を搬送できるようにす
る。
【0017】また、前記制御手段は、試料採取用バケッ
ト駆動手段20を制御し、第1のベルトコンベア2がニ
ッケル鉱石を通常搬送する際には、試料採取用バケット
10がニッケル鉱石の搬送を妨げない位置に退避させ
る。そして、試料採取用バケット10を用いて搬送する
ニッケル鉱石中から試料を採取する際には、採取する試
料の重量に応じて一対の駆動チェーン24,25の走行
速度を調節し、試料採取用バケット10が第1のベルト
コンベア2から放出されて落下するニッケル鉱石の流れ
を横切る速度を増減させる。
【0018】また、前記制御手段は、第1のベルトコン
ベアが搬送したニッケル鉱石の重量が、約70トンから
約90トン(前記ダンプトラック4で5台から6台分)
の間で設定された所定の重量に達するごとに、試料採取
用バケット駆動手段20を作動させ、試料採取用バケッ
ト10によって搬送するニッケル鉱石の中から試料を採
取する。なお、本実施形態においては、第2のベルトコ
ンベア3からニッケル鉱石を受け取ったダンプトラック
4の台数をカウントすることにより、第1のベルトコン
ベアが搬送したニッケル鉱石の重量を判定している。
【0019】次に、上述のように構成された本実施形態
の粉塊混合物用試料採取装置100の作動について説明
する。ホッパ1の下端から徐々に排出されたニッケル鉱
石は第1のベルトコンベア2によって搬送される。この
時、ニッケル鉱石中に含まれる粉状粒体と塊状粒体との
粒径分布は、第1のベルトコンベア2の幅方向に均一で
ある。したがって、第1のベルトコンベア2の搬送方向
前端部分2aから放出されて一対の駆動チェーン24,
25の間を落下するニッケル鉱石の流れにおける粒径分
布も、第1のベルトコンベア2の幅方向に均一である。
【0020】これにより、試料採取用バケット駆動手段
20を作動させて試料採取用バケット10を変位させ、
一対の駆動チェーン24,25が水平に延びる24a,
25a部分を通過させると、試料採取用バケット10は
第1のベルトコンベア2から放出されて一対の駆動チェ
ーン24,25の間を落下するニッケル鉱石の流れを横
切り、ニッケル鉱石の一部を粒径の分布が均一な状態で
試料採取用バケット10内に受け入れることができる。
次いで、試料採取用バケット10をさらに変位させ、ス
プロケット23の周囲を迂回させると、試料採取用バケ
ット10は図3中に2点鎖線で描いたように上下に反転
され、受け入れたニッケル鉱石は矢印Bで示したように
落下する。これにより、スプロケット23の下方に設置
した試料受け箱26内には、試料採取用バケット10に
よって採取されたニッケル鉱石の試料が取り出される。
【0021】なお、前記制御手段によって第1のベルト
コンベア2の運転速度を制御し、搬送するニッケル鉱石
中から試料を採取する際の第1のベルトコンベア2の運
転速度を、ニッケル鉱石を通常搬送する際の第1のベル
トコンベア2の運転速度よりも低下させることにより、
通常搬送時には効率よくニッケル鉱石を搬送することが
できるとともに、試料を採取する際には試料採取用バケ
ット10からニッケル鉱石を溢れさせることなく、正確
に試料を採取することができる。また、前記制御手段に
よって一対の駆動チェーン24,25の走行速度を制御
し、試料採取用バケット10が第1のベルトコンベア2
から放出されて落下するニッケル鉱石の流れを横切る速
度を増減させることにより、試料採取用バケット10内
に受け入れるニッケル鉱石の試料の重量を増減させるこ
とができる。
【0022】さらに、前記制御手段を用いて、第1のベ
ルトコンベア2によって搬送したニッケル鉱石の量を検
知するとともに、搬送したニッケル鉱石の重量が所定の
値に達するごとに試料採取用バケット駆動手段20を作
動させれば、ニッケル鉱石からの試料の採取を自動的に
行うことができる。すなわち、本実施形態のニッケル鉱
石用試料採取装置100によれば、粉状粒体および塊状
粒体の粒径分布が均一なニッケル鉱石の試料を、所望の
重量だけ、かつニッケル鉱石を所定の重量だけ搬送する
ごとに自動的に採取できる。
【0023】以上、本発明に係る一実施形態の粉塊混合
物用試料採取装置について詳しく説明したが、本発明は
上述した実施形態によって限定されるものではなく、本
発明の主旨に基づいて種々の変更が可能であることは言
うまでもない。例えば、上述した実施形態においては、
試料採取用バケット駆動手段が、複数のスプロケット間
に巻き回された無端状の駆動チェーンとされているが、
これを電力あるいは油空圧を動力とするアクチュエータ
とリンクとで構成することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の粉塊混合物用試料採取方法および試料採取装置は、粉
塊混合物をベルトコンベアによって搬送し、その搬送方
向前端部分から粉塊混合物を放出して落下させるととも
に、試料採取用バケットを前記ベルトコンベアの搬送方
向に対して直交する方向に移動させ、前記ベルトコンベ
アから放出されて落下する粉塊混合物の流れの中を横切
るように構成したので、搬送する粉塊混合物中から、粉
状粒体と塊状粒体との粒径の分布が均一な状態で試料を
取り出すことができる。また、粉塊混合物を搬送するベ
ルトコンベアの運転速度を、粉塊混合物を通常搬送する
際には高く、搬送する粉塊混合物中から試料を採取する
際には低く制御する構成としたので、通常搬送時には効
率よく粉塊混合物を搬送することができるとともに、試
料を採取する際には試料採取用バケットから粉塊混合物
を溢れさせることなく、正確に試料を採取することがで
きる。
【0025】また、試料採取用バケットがベルトコンベ
アから放出されて落下する粉塊混合物の流れを横切る速
度を増減させる構成としたので、試料採取用バケット内
に取り出す粉塊混合物の試料の重量を所望の値とするこ
とができる。さらに、ベルトコンベアによって搬送した
粉塊混合物の重量が所定の値に達するごとに試料採取用
バケット駆動手段を作動させ、試料を採取する構成とし
たので、粉塊混合物からの試料の採取を自動的に行うこ
とができる。したがって、本発明によれば、粉状粒体お
よび塊状粒体の粒径分布が均一な試料を、所望の重量だ
け、かつ粉塊混合物を所定の重量だけ搬送するごとに自
動的に採取することができる粉塊混合物用試料採取方法
および装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る1実施形態の粉塊混合物用試料採
取装置を適用した粉塊混合物搬送システムを模式的に示
した全体斜視図である。
【図2】図1に示した粉塊混合物用試料採取装置の要部
を拡大して示す斜視図である。
【図3】図2に示した粉塊混合物用試料採取装置の要部
を拡大して示す正面図である。
【図4】図3中に示したIV−IV線に沿った断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 第1のベルトコンベア 3 第2のベルトコンベア 4 ダンプトラック 10 試料採取用バケット 11 本体部分 12 フレーム 13,14 両端部分 20 試料採取用バケット駆動手段 21,22,23 スプロケット 24、25 駆動チェーン 26 試料受け箱 100 本発明に係る一実施形態の粉塊混合物用採取装

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉状粒体と塊状粒体とが混合した粉塊混合
    物から検査用試料を採取する方法であって、前記粉塊混
    合物をベルトコンベアによって搬送し、その搬送方向前
    端から前記粉塊混合物を放出して落下させるとともに、
    上方に向かって開口した試料採取用バケットを、前記ベ
    ルトコンベアの搬送方向に対して直交する方向に一定速
    度で移動させて前記ベルトコンベアから放出された前記
    粉塊混合物の流れの中を横切らせ、前記粉塊混合物の一
    部を前記試料採取用バケット内に受け入れた後、前記試
    料採取用バケットを上下に反転させて前記試料採取用バ
    ケット内の前記粉塊混合物を試料として取り出し、かつ
    前記粉塊混合物から試料を採取する際の前記ベルトコン
    ベアの運転速度を、前記粉塊混合物を通常搬送する際の
    前記ベルトコンベアの運転速度よりも低下させることこ
    とを特徴とする粉塊混合物用試料採取方法。
  2. 【請求項2】前記試料採取用バケット内に受け入れる前
    記粉塊混合物の試料の重量に応じて、前記試料採取用バ
    ケットの移動速度を増減させることを特徴とする請求項
    1に記載の粉塊混合物用試料採取方法。
  3. 【請求項3】前記ベルトコンベアによって搬送した前記
    粉塊混合物の量が所定の値に達するごとに、前記試料採
    取用バケットを用いて自動的に前記粉塊混合物から試料
    を採取することを特徴とする請求項1又は2に記載の粉
    塊混合物用試料採取方法。
  4. 【請求項4】粉状粒体と塊状粒体とが混合した粉塊混合
    物から検査用試料を採取する装置であって、前記粉塊混
    合物を搬送し、その搬送方向前端から前記粉塊混合物を
    放出して落下させるベルトコンベアと、このベルトコン
    ベアから放出されて落下する前記粉塊混合物の一部を受
    け入れ可能な試料採取用バケットと、この試料採取用バ
    ケットを上方に向かって開口させた状態で前記ベルトコ
    ンベアの搬送方向に対して直交する方向に水平に移動さ
    せ、前記ベルトコンベアから放出されて落下する前記粉
    塊混合物の流れの中を横切らせるとともに、前記試料採
    取用バケットが前記粉塊混合物の一部を受け入れた後
    に、前記試料採取用バケットを上下に反転させて前記試
    料採取用バケット内の前記粉塊混合物を取り出す試料採
    取用バケット駆動手段とを備え、かつ前記ベルトコンベ
    アの運転速度を制御する制御手段をさらに備え、前記制
    御手段が、前記粉塊混合物から試料を採取する際の前記
    ベルトコンベアの運転速度を、前記粉塊混合物を通常搬
    送する際の前記ベルトコンベアの運転速度よりも低下さ
    せるものであることを特徴とする粉塊混合物用試料採取
    装置。
  5. 【請求項5】前記試料採取用バケット駆動手段が、上下
    に間隔を開けて配置された複数のスプロケット間に巻き
    回され、かつ前記ベルトコンベアの搬送方向に間隔を開
    けて配設された互いに平行に延びる無端状の一対の駆動
    チェーンとされ、かつ前記ベルトコンベアから放出され
    て落下する前記粉塊混合物の流れが、前記一対の駆動チ
    ェーンが水平に延びる部分において、前記一対の駆動チ
    ェーンの間を通って落下するようにされ、さらに前記試
    料採取用バケットが、前記一対の駆動チェーン間に架け
    渡されるように取り付けられて、前記スプロケットの周
    囲を循環するようにされていることを特徴とする請求項
    4に記載の粉塊混合物用試料採取装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段が、採取する試料の重量に応
    じて前記試料採取用バケットの移動速度を変化させるこ
    とを特徴とする請求項4または5に記載の粉塊混合物用
    試料採取装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段が、前記ベルトコンベアによ
    って搬送した前記粉塊混合物の量が所定の値に達するご
    とに、前記試料採取用バケットを用いて自動的に前記粉
    塊混合物から試料を採取することを特徴とする請求項6
    に記載の粉塊混合物用試料採取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010391A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Tokyo Electric Power Co Inc:The 固体燃料試料採取装置および方法
JP2017146310A (ja) * 2017-04-20 2017-08-24 パンパシフィック・カッパー株式会社 サンプリング方法及びサンプリング装置

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