JP2003193414A - 粉粒体の搬送装置 - Google Patents

粉粒体の搬送装置

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JP2003193414A
JP2003193414A JP2001398359A JP2001398359A JP2003193414A JP 2003193414 A JP2003193414 A JP 2003193414A JP 2001398359 A JP2001398359 A JP 2001398359A JP 2001398359 A JP2001398359 A JP 2001398359A JP 2003193414 A JP2003193414 A JP 2003193414A
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powder
drive
rail
granular material
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JP2001398359A
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Yoichi Shidara
洋一 設楽
Takayuki Matsumoto
孝之 松本
Masahiko Nasu
誠彦 那須
Tomohiro Atomachi
知宏 後町
Masatoshi Matoba
雅俊 的場
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Nikko Co Ltd
Nikko Corp Ltd
Nikko KK
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Nippon Hodo Co Ltd
Nikko Co Ltd
Nikko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動力を少なくして構造を簡単にする。 【解決手段】ミキサMと合材サイロ1の材料投入口3と
の間に搬送用バケット5を往復移動させるための案内レ
ール6を架設する。案内レール6は垂直状レール6aの
上下に上、下部水平レール6b、6cを接続して構成す
る。搬送用バケット5に接続するワイヤロープ7はウイ
ンチ9で巻き取りと繰り出しを行う。上、下部水平レー
ルの上方には上部及び下部バケット駆動機構B1、B2
を設ける。各駆動機構は無端状の駆動チェーン13に駆
動部材13bを取り付け、搬送用バケット5の当接部材
18と当接させて連動させる。駆動チェーンホイールに
重錘22を付けたワイヤロープ17を巻回するワイヤド
ラム16を固定する。往工程ではワイヤロープを巻き取
ることで搬送用バケットをミキサから材料投入口へ移動
させる。復工程では重錘に連動する駆動チェーンの駆動
部材で当接部材を押して搬送用バケットを戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路舗装用材料と
して用いられるアスファルト混合物(以下、合材とい
う)等の各種の粉粒体を貯蔵する粉粒体サイロ等の施設
や設備に付設されていて、粉粒体供給部から粉粒体サイ
ロ等の粉粒体投入部まで粉粒体を搬送する搬送装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粉粒体の搬送装置として、例えば
実公平4−15772号公報記載のものがある。この搬
送装置は、搬送用バケットの前側に電動ウインチで巻き
取り可能なワイヤを案内レール全長にわたって繰り出し
可能に配設すると共に、搬送用バケットの後ろ側にウエ
イトを有する動滑車を吊り下げた別のワイヤロープを設
けた搬送装置である。この装置では、粉粒体を収容した
搬送用バケットをサイロの投入口まで搬送するにはウイ
ンチを巻き込むことで搬送用バケットを案内レールに沿
って搬送し、粉粒体供給のためのミキサに戻すには、ウ
インチを繰り出すと共に動滑車のウエイトの重量を利用
して搬送用バケットを戻すようにしている。また、別の
先行技術(特願2001−83723)による粉粒体の
搬送装置は、搬送用バケットを搬送するための上部水平
レールと下部水平レールを垂直状レールの上下に挟んで
備えていて、搬送時にはウインチでワイヤロープを巻き
取ることで搬送用バケットを搬送し、逆転時にはクラッ
チを接続して電動機によって駆動機構を上部水平レール
と下部水平レールで作動させて搬送用バケットを移動さ
せるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の搬送装
置では、ウエイトを吊り下げる分だけウインチの所要動
力が大きくなって不経済であると共に、長尺のワイヤロ
ープや多数の滑車を必要とするために構造が複雑にな
り、またそれらの摩耗による作動不良が生じ易く、ウエ
イトが落下するおそれがある等、保守点検が煩雑になる
という問題があった。また、後者の搬送装置では、搬送
用バケットが上部水平レールと下部水平レールとにおい
て粉粒体の投入口側に移動する場合、搬送用バケットの
慣性力でワイヤロープの張力が小さくなりワイヤロープ
が振動したり、慣性で作動する搬送用バケットをサイロ
上部の粉粒体投入口の位置で正確に停止させることが難
しいという欠点があった。また、搬送用バケットを搬送
するための電動機やクラッチ等が必要であるために構造
が複雑になってコスト増になるうえに、誤動作の原因に
なる問題があった。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みて、動力
を少なくできて構造を簡単にできるうえに、作動を確実
に行えるようにした粉粒体の搬送装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による粉粒体の搬
送装置は、粉粒体供給部と粉粒体投入部とにわたって架
設されていて垂直状レールの上下に上部水平レール及び
下部水平レールが接続されてなる案内レールと、該案内
レールに移動可能に支持されていて粉粒体を搬送する搬
送用バケットと、該搬送用バケットに連結したワイヤロ
ープを巻き取り及び繰り出しするウインチとを備え、該
ウインチを作動させることによって搬送用バケットを粉
粒体供給部と粉粒体投入部との間で往復移動させるよう
にした粉粒体の搬送装置において、前記案内レールの上
部水平レール及び下部水平レールには搬送用バケットを
強制的に移動させる駆動機構がそれぞれ設けられ、この
駆動機構は重錘の重力によって上部水平レールと下部水
平レールの領域で前記搬送用バケットを連動させるよう
にしたことを特徴とする。この粉粒体の搬送装置におい
ては、ウインチの巻き取りによって粉粒体供給部から粉
粒体投入部へ移動した搬送用バケットが粉粒体を粉粒体
投入部に投入し終わると、ウインチが繰り出されること
により、上部水平レールにおいて駆動機構に重錘による
重力が作用して搬送用バケットを粉粒体供給部に向けて
連動させることができ、搬送用バケットは強制的に移動
させられ、垂直状レールにおいては搬送用バケットの自
重で下降することになり、搬送用バケットが垂直状レー
ルの下端に達したときに下部水平レールの駆動機構が作
動して、上部水平レールの駆動機構と同様に重錘の重力
によって搬送用バケットを強制的に粉粒体供給部に移動
させる。
【0006】また、駆動機構は、駆動輪及び従動輪に巻
き付けられた無端状の索状部材と、該索状部材に設けら
れていて搬送用バケットと連動する駆動部材と、駆動輪
と同軸に設けられていて重錘を接続するワイヤを巻き取
り及び繰り出し可能なドラムとを設けていて、重錘はワ
イヤロープの巻き取り方向と反対方向に搬送用バケット
を移動させるように索状部材に負荷をかけるようにして
もよい。搬送用バケットが上部水平レールまたは下部水
平レールにおいてウインチの巻き取りによって粉粒体投
入部側に移動する場合は、駆動機構の重錘による重力が
ウインチの巻き取り方向と反対方向に働くので、ワイヤ
ロープに常に一定の張力が働き、ワイヤロープが緩んで
振動することも無く、搬送用バケットの慣性力を打ち消
すので、粉粒体投入部で正確に停止させることができ
る。また、搬送用バケットが粉粒体供給部側に移動する
場合にはウインチの繰り出しが行われ、上部水平レール
または下部水平レールにおいては駆動機構の重錘による
負荷が駆動機構の索状部材に働き、駆動部材によって搬
送用バケットを連動させるために電動機等を駆動するこ
となく搬送用バケットを強制的に移動できる。駆動機構
の駆動力は電動モータ等ではなく重錘による重力である
ので、駆動機構の制御は不要であり装置が簡単になって
保守点検が容易で、確実な自動運転が可能になる。尚、
重錘の重力に代えて弾性部材の負荷を駆動機構に働かせ
るようにしてもよい。ドラムに巻回するワイヤに弾性部
材を取り付けることによりウインチによるワイヤロープ
の巻き取り方向と反対方向に負荷をかけることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
粉粒体の搬送装置を図1乃至図5に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態による搬送装置の概略構成
図、図2は上部バケット駆動機構の平面図、図3は上部
バケット駆動機構の側面図、図4は下部バケット駆動機
構の側面図、図5は粉粒体サイロの材料投入口を示す側
面図である。図1に示す実施の形態による粉粒体の搬送
装置は、合材を貯蔵する加熱貯蔵サイロ(以下、合材サ
イロという)の搬送装置に関するものである。図1にお
いて、1は架台2上に設置された合材サイロ(粉粒体サ
イロ)であり、隣接して設置されているアスファルトプ
ラントAで製造された合材を一時的に貯蔵する施設であ
る。この合材サイロ1は、その上部に合材を投入する材
料投入口3(粉粒体投入部)が設けられ、下部に開閉自
在のゲート4aを有する排出口4が設けられている。ア
スファルトプラントAと合材サイロ1の間には、アスフ
ァルトプラントAのミキサ(粉粒体供給部)Mと合材サ
イロ1の材料投入口3との間を往復する搬送用バケット
5を案内移動させる案内レール6が架設されている。
【0008】案内レール6は、合材サイロ1の側部に沿
って上下方向に延長された垂直状レール6aと、垂直状
レール6aの上端から材料投入口3にわたり略水平に設
けられた上部水平レール6bと、垂直状レール6aの下
端からミキサーMの下部にわたり略水平に設けられた下
部水平レール6cとが湾曲部を介して滑らかに接続され
て形成されている。垂直状レール6aは正確な垂直に限
らず、多少傾斜していても良い。さらに、案内レール6
は、各一対の溝形鋼等をその溝形を対向させて左右に所
定間隔をあけて配置された第1レール材6Aと第2レー
ル材6Bとで構成され、各一対の第1及び第2レール材
6A、6Bは垂直状レール6a部では水平方向に所定間
隔を開けて配列され、上部水平レール6b及び下部水平
レール6cではそれぞれ上下にわずかに位置をずらして
近接した位置で平行に配設されて構成されている。搬送
用バケット5は、例えば図2、図3に示すように上部が
開口していて下部の排出口5dに開閉ゲート5aを有す
るロート状箱に形成され、前後左右に回転自在に取付け
た二対のローラ5b、5cを上部に設けている。そし
て、前側の一対のローラ5bを案内レール6の一対の第
1レール材6A の溝内に挿入され、後側の一対のロー
ラ5cを一対の第2レール材6Bの溝内に挿入されて案
内レール6に沿って案内移動されるようになっている。
さらに、搬送用バケット5の前端にはワイヤロープ7の
一端部が連結されており、ワイヤロープ7の他端部側は
案内滑車8に巻き掛けられた後、架台2の側部に設置さ
れたウインチ9に連結されている。(図1参照)
【0009】案内レール6の上、下部水平レール6b、
6cの上方には、それらに沿って搬送用バケット5をア
スファルトプラントAのミキサM側に移動させる上、下
部バケット駆動機構B1,B2がそれぞれ設けられてい
る。上部バケット駆動機構B1は、図2、図3に示すよ
うに、上部水平レール6bの上部において前後に位置し
て軸受12a、12bで支持されている駆動チェーンホ
イール(駆動輪)10aおよび従動チェーンホイール
(従動輪)10b、10cと、これらの駆動、従動チェ
ーンホイール10a、10b、10cに掛け渡した一対
の無端状の駆動チェーン13、13(索状部材)と、駆
動チェーンホイール10aの回転軸15の一端部にワイ
ヤドラム16を固定してワイヤロープ17(ワイヤ)を
巻回すると共にワイヤロープ17の他端に重錘22を接
続してなる伝導機構Dとを備えている。一対の駆動チェ
ーン13、13間を連結する連結片13aには、搬送用
バケット5の前側上端部に設けた当接部材18を押動す
るための駆動部材13bが取付けられている。図中、2
3はワイヤロープ17の方向変更用案内ホイールであ
り、複数設けても良い。駆動チェーン13の下部には従
動チェーンホイール10b、10c側寄りの位置に駆動
チェーン13の案内部材19が当接して設けられてい
る。
【0010】この上部バケット駆動機構B1は、駆動チ
ェーンホイール10aがワイヤドラム16と一体に連結
されているので、ウインチ9の繰り出し時にはワイヤロ
ープ17を介した重錘22の重力で駆動チェーン13は
図3において矢印イ方向に回転する。そして、一対の駆
動チェーン13、13を連結する連結片13aの駆動部
材13bが搬送用バケット5の当接部材18に係合する
ことによって、駆動チェーン13が搬送用バケット5を
ミキサM側(図3で矢印ロ方向)に連動させるようにな
っている。搬送用バケット5が上部水平レール6bから
垂直状レール6a部にさしかかり、その自重で降下し始
める位置で、ワイヤロープ17はワイヤドラム16から
全て繰り出され停止するので、駆動チェーン13、13
も停止し、駆動部材13bも停止して搬送用バケット5
の当接部材18と離れることになる。また、ウインチ9
の巻き取り時には、搬送用バケット5に固定した当接部
材18が駆動部材13b、連結片13aを押して駆動チ
ェーン13、13を矢印ハ方向に移動させるので、駆動
チェーンホイール10a,ワイヤドラム16は図3で矢
印ニ方向に回転し、重錘22を所定位置まで吊り上げ
る。
【0011】図4に示す下部バケット駆動機構B2は、
アスファルトプラントAの架台A1に支持されており、
従動チェーンホイール10bと駆動チェーン13の案内
部材19aを設ける位置が垂直状レール6a側(図中左
側)に寄っていて、駆動チェーンホイール10aと従動
チェーンホイール10bの配列位置が左右逆になってい
る点が上部バケット駆動機構B1と異なっているだけ
で、概略構成と作動方法は上部バケット駆動機構B1と
同一である。そのため、上部バケット駆動機構B1と同
一の部分、要素には同一の符号を付してその作動につい
ての説明は省略する。ただし、下部バケット駆動機構B
2においては、ウインチ9の巻き取り時に下部水平レー
ル6c上に位置する搬送用バケット5が垂直状レール6
a方向に摺動する際に、当接部材18が駆動チェーン1
3、13間に設けた連結片13aの駆動部材13bを押
動し、垂直状レール6aに近接する位置で駆動部材13
bが従動チェーンホイール10c側に逃げるために、当
接部材18から外れることになる。この位置を離脱位置
という。この離脱位置で、降下する重錘22の重力によ
って駆動チェ−ンホイール10aが反時計回りに回転し
て駆動チェーン13を連動させるために、駆動部材13
bにはウインチ9から離れる方向(矢印ロ方向)へ移動
する力が働く。そのため、駆動部材13bを当接部材1
8から外れた離脱位置に停止させておく為に、離脱位置
停止機構が設けられている。
【0012】離脱位置停止機構では、離脱位置における
搬送用バケット5を検出するための図示しないリミット
スイッチが設けられていると共に、無端状の駆動チェー
ン13、13の上側部分に取り付けられた停止用当接部
材24を係止するための停止用ストッパ25が駆動装置
26に設けられている。リミットスイッチで当接部材1
8から離脱した搬送用バケット5を検出すると、駆動装
置26によって停止用ストッパ25を作動して回動する
駆動チェーン13の停止用当接部材24に当接させて駆
動チェーン13を停止させ、駆動部材13bが矢印ロ方
向に移動しないように離脱位置で停止させる。尚、駆動
装置26は空圧シリンダ、油圧シリンダ、電磁アクチュ
エータ等の公知技術のものでよいまた、ウインチ9の繰
り出し時には、上部水平レール6bに位置する搬送用バ
ケット5は上部バケット駆動機構B1によって垂直状レ
ール6a側へ移動し、垂直状レール6aを自重で降下し
下部水平レール6c部に至る。そして、搬送用バケット
5の当接部材18が離脱位置にある駆動部材13bを通
過して例えば400〜500mmの位置になると搬送用
バケット5は自重による移動力を失う。この位置をリミ
ットスイッチ等で検出することで駆動装置26を作動さ
せ、駆動部材13bの停止用ストッパ25を停止位置か
ら解除して、駆動チェーン13が重錘22の重力で矢印
ロ方向に移動できるようにする。以後の動作は上部のバ
ケット駆動機構B1と同様となる。
【0013】なお、合材サイロ1の材料投入口3の上側
には、図5に示すように材料投入口3に移動してきた搬
送用バケット5の開閉ゲート5aに当接して、開閉ゲー
ト5aを同図で反時計回りに回転させて搬送用バケット
5の開閉ゲート5aを開放させる操作部材20が合材サ
イロ1に固定して設けられている。また、搬送用バケッ
ト5がアスファルトプラントA側に移動して操作部材2
0から離れる際には、開閉ゲート5aは自重で時計回り
に回転して排出口5dを閉鎖するようになっている。
尚、固定の操作部材20に代えて油圧シリンダ、空圧シ
リンダ等のアクチュエータを使用し、開閉ゲート5aを
強制的に開閉させるようにしてもよい。
【0014】次に、上述のように構成された合材サイロ
の搬送装置の作用について説明する。図1において、ウ
インチ9からワイヤロープ7が繰り出されており、搬送
用バケット5を一対の下部水平レール6c上のミキサM
の直下に停止させた状態で、アスファルトプラントAに
おいて合材が製造されると、ミキサMから搬送用バケッ
ト5に合材が投入される。その後にウインチ9が作動し
てワイヤロープ7を巻き取るので、ワイヤロープ7の一
端部に連結されている搬送用バケット5はそのローラ5
b,5cが一対の案内レール6に案内され、下部水平レ
ール6cに沿って摺動して当接部材18で下部駆動機構
B2の駆動チェーン13に連結された駆動部材13bを
押動し、離脱位置で下部水平レール6cから上方へ逃げ
る駆動部材13bから離れる(図4参照)。そして、搬
送用バケット5は、更にワイヤロープ7で引かれて垂直
状レール6aを上昇し、上部水平レール6bに移動した
後は上部駆動機構B1の駆動チェーン13に連結された
駆動部材13bを押動し、図1に示すように合材サイロ
1の材料投入口3の上方まで移動する。搬送用バケット
5が材料投入口3の上方位置に達すると、その位置でウ
インチ9の巻き取りが停止されて搬送用バケット5が停
止する。その際、図5に示すように操作部材20に開閉
ゲート5aが当接して反時計回りに回転することで搬送
用バケット5の排出口5dを開放する。そして、搬送用
バケット5内から合材が材料投入口3を通して合材サイ
ロ1内に落下投入される。このようにして搬送用バケッ
ト5の往工程が終了する。
【0015】合材サイロ1内への合材の投入が終わる
と、ウインチ9がワイヤロープ7を繰り出す。すると、
図3に示すように上部駆動機構B1の駆動部材13bは
当接部材18による押圧を解除されるために、重錘22
の重力でワイヤドラム16からワイヤロープ17が繰り
出され、駆動チェーンホイール10aが矢印イ方向に
(図3参照)回転し、駆動チェーン13が反時計回り
(図3で矢印ロ方向)に回動する。すると、その駆動部
材13bが当接部材18を押動して搬送用バケット5を
案内レール6の上部水平レール6bに沿って垂直状レー
ル6aの上端部まで移動させる。搬送用バケット5が垂
直状レール6aの上端部まで達すると、ウインチ9によ
りワイヤロープ7が繰り出されて搬送用バケット5は自
重で降下し、下部水平レール6cの他端側の位置に至
る。図4に示す下部水平レール6c上において、落下の
慣性によって搬送用バケット5が離脱位置にある下部バ
ケット駆動機構B2の駆動部材13bを通過すると図示
しないリミットスイッチで検出され、駆動装置26を作
動させて停止用ストッパ25が解除されるために、駆動
チェーン13の停止が解除され、重錘22の重力によっ
てワイヤドラム16のワイヤロープ17が繰り出され
る。これに連動して駆動チェーン13が反時計回り(矢
印ロ方向)に駆動され、駆動部材13bが当接部材18
に係合して搬送用バケット5をミキサMの下まで押動さ
せる。ワイヤロープ17が全長に亘ってワイヤドラム1
6から繰り出された位置で駆動チェーン13と共に搬送
用バケット5は停止することになり、ミキサM直下の初
期位置に保持される。このようにして搬送用バケット5
の復工程が終了する。
【0016】以後は前述したと同様にして、合材がアス
ファルトプラントAから合材サイロ1まで繰り返し搬送
されて該合材サイロ1内に投入されることにより貯蔵さ
れる。なお、搬送用バケット5は、案内レール6の垂直
状レール6aを移動するときは、前側のローラ5bを前
側に位置する第1のレール材6Aに案内され、後側のロ
ーラ5cを後側に位置する第2のレール材6Bに案内さ
れて移動するので、ほぼ水平状態を保持されて移動す
る。したがって、搬送用バケット5の上部が開放されて
いても、合材が搬送用バケット5からこぼれることはな
い。
【0017】上述のように本実施の形態による合材サイ
ロの搬送装置によれば、案内レール6の上、下部水平レ
ール6b、6cに沿って搬送用バケット5をアスファル
トプラントAのミキサM側に戻す際に、上、下部バケッ
ト駆動機構B1、B2に設けた重錘22の重力で作動さ
せるようにしたので、搬送用バケット5を強制的にミキ
サM側に移動させることができる。したがって、上述し
た先行技術のように、上、下部バケット駆動機構B1、
B2に駆動用電動機等の動力源やクラッチ等を設ける必
要がなく、装置の構成が簡単で低コストで製造でき、保
守点検も容易に行える。また、ワイヤロープ7の繰り出
し速度と駆動チェーン13の速度が同調するので上、下
部水平レール6b、6c部における搬送用バケット5の
移動の定速性が確保され、ワイヤロープ7の緩みがない
ので搬送装置の自動運転を円滑に行える。さらに、ワイ
ヤロープ7の振動がなくなり、摩耗が減って耐久性が向
上する。また、重錘22によるワイヤロープ7の張力
は、巻き取り時に搬送用バケット5が上、下部水平レー
ル6b、6cでウインチ側に移動する時の慣性力を打ち
消すので、搬送用バケットを所定位置で停止させること
が容易になり確実な自動運転が可能となる。
【0018】なお、上述した実施の形態による合材サイ
ロの搬送装置においては、搬送用バケット5を移動させ
る上部バケット駆動機構B1に、駆動チェーンホイール
10a、従動チェーンホイール10b、10cと、これ
らに巻き掛けた駆動チェーン13とを用いたので、合材
サイロが複数基で上部水平レール6bが長い場合にも対
応できる。また、ウインチ9は電動式でも、油圧式でも
よい。実施の形態においては、本発明をアスファルトプ
ラントの合材サイロの搬送装置に適用した例を示した
が、これに限らずその他の粉粒体を貯蔵する粉粒体サイ
ロの搬送装置に適用することができる。本発明におい
て、粉粒体として合材を用いたが、本発明は合材に限定
されることなく砂や砂利等の各種の粉体や粒体、これら
粉体または粒体を含む液体状物体等各種の物体の搬送装
置として採用でき、本発明ではこれらを含めて粉粒体と
いう。尚、実施の形態では、搬送用バケット5をミキサ
M側に戻す際に、上部及び下部バケット駆動機構B1、
B2では重錘の重力によって駆動チェーン13に一方向
の駆動力を与えるようにしたが、重錘の重力に代えて弾
性部材の負荷を駆動機構に働かせるようにしてもよい。
即ち、ワイヤドラム16に巻き付けるワイヤロープ17
に重錘22に代えてコイルスプリングなどの弾性部材を
取り付けて負荷をかけるようにしてもよい
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による粉粒
体の搬送装置によれば、搬送用バケットをワイヤロープ
を繰り出すことで粉粒体供給部に戻す際に、案内レール
の上、下部水平レール上で重錘を駆動源として駆動機構
によって強制的に搬送用バケットを粉粒体供給部側に移
動させることができ、駆動機構に電動機等の動力源やク
ラッチ等を設ける必要がなく、装置の構成が簡単で低コ
ストで製造でき、保守点検も容易に行える。しかもワイ
ヤロープの繰り出し速度と駆動チェーンの速度が同調す
るので上、下部水平レールにおける搬送用バケットの移
動の定速性が確保され、ワイヤロープの緩みがないので
搬送装置の自動運転を円滑に行える。さらに、ワイヤロ
ープの振動がなくなり、摩耗が減って耐久性が向上す
る。また、請求項2に係る粉粒体の搬送装置によれば、
駆動輪と従動輪に索状部材を巻き掛けた構造であるた
め、粉粒体投入部が複数基の場合や、粉粒体投入部と粉
粒体供給部の間が離れている場合のように、上、下部水
平レールが長い場合でもそれに容易に対応できる駆動機
構を構成できて構造も簡単である。また、上、下部水平
レールでもワイヤに重錘による一定の張力が働くので、
ワイヤロープの振動が少なくなって摩耗が少なくなる。
さらに、重錘によるワイヤ張力は、搬送用バケットが
上、下部水平レールでウインチ側に移動する時の慣性力
を打ち消すので、搬送用バケットを所定位置で停止させ
ることが容易になり確実な自動運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る粉粒体の搬送装置
の概略構成図である。
【図2】 図1に示す搬送装置の上部バケット駆動機構
の要部拡大平面図である。
【図3】 上部バケット駆動機構の要部拡大側面図であ
る。
【図4】 粉粒体の搬送装置の下部バケット駆動機構の
要部拡大側面図である。
【図5】 材料投入口の上部に設けた操作部材と搬送用
バケットの開閉ゲートを示す側面図である。
【符号の説明】
1 合材サイロ(粉粒体サイロ) 3 材料投入口(粉粒体投入部) 5 搬送用バケット 6 案内レール 6a 垂直状レール 6b 上部水平レール 6c 下部水平レール 7 ワイヤロープ 9 ウインチ 10a 駆動チェーンホイール(駆動輪) 10b、10c 従動チェーンホイール(従動輪) 13 駆動チェーン(索状部材) 13b 駆動部材 17 ワイヤロープ(ワイヤ) 18 当接部材 B1 上部バケット駆動機構(駆動機構) B2 下部バケット駆動機構(駆動機構) M ミキサ(粉粒体供給部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 孝之 東京都中央区京橋一丁目19番11号 日本鋪 道株式会社内 (72)発明者 那須 誠彦 東京都中央区京橋一丁目19番11号 日本鋪 道株式会社内 (72)発明者 後町 知宏 東京都中央区京橋一丁目19番11号 日本鋪 道株式会社内 (72)発明者 的場 雅俊 東京都台東区根岸二丁目21番19号 Fターム(参考) 2D052 AA05 BA23 DA05 DA12 3F333 AB07 AB10 AE11 AE13 BD05 BF01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体供給部と粉粒体投入部とにわたっ
    て架設されていて垂直状レールの上下に上部水平レール
    及び下部水平レールが接続されてなる案内レールと、該
    案内レールに移動可能に支持されていて粉粒体を搬送す
    る搬送用バケットと、該搬送用バケットに連結したワイ
    ヤロープを巻き取り及び繰り出しするウインチとを備
    え、該ウインチを作動させることによって前記搬送用バ
    ケットを粉粒体供給部と粉粒体投入部との間で往復移動
    させるようにした粉粒体の搬送装置において、 前記案内レールの上部水平レール及び下部水平レールに
    は搬送用バケットを強制的に移動させる駆動機構がそれ
    ぞれ設けられ、この駆動機構は重錘の重力によって上部
    水平レールと下部水平レールの領域で前記搬送用バケッ
    トを連動させるようにしたことを特徴とする粉粒体の搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構は、駆動輪及び従動輪に巻
    き付けられた無端状の索状部材と、該索状部材に設けら
    れていて前記搬送用バケットと連動する駆動部材と、前
    記駆動輪と同軸に設けられていて重錘を接続するワイヤ
    を巻き取り及び繰り出し可能なドラムとを設けていて、
    前記重錘はワイヤロープの巻き取り方向と反対方向に搬
    送用バケットを移動させるように索状部材に負荷をかけ
    ることを特徴とする請求項1に記載の粉粒体の搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記重錘の重力に代えて弾性部材の負荷
    を駆動機構に働かせるようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の粉粒体の搬送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100728811B1 (ko) * 2006-03-16 2007-06-15 정지만 이송물의 수평이동이 가능한 컨베이어장치
CN107420697A (zh) * 2017-07-26 2017-12-01 周福明 一种便于移动空气检测设备用放置装置
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CN113982621A (zh) * 2021-06-25 2022-01-28 中铁五局集团电务工程有限责任公司 一种用于地铁隧道狭小施工空间连续皮带出渣系统

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