JPH06210946A - マーキング組成物 - Google Patents

マーキング組成物

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JPH06210946A
JPH06210946A JP5020838A JP2083893A JPH06210946A JP H06210946 A JPH06210946 A JP H06210946A JP 5020838 A JP5020838 A JP 5020838A JP 2083893 A JP2083893 A JP 2083893A JP H06210946 A JPH06210946 A JP H06210946A
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JP
Japan
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parts
marking
leuco dye
ultraviolet curable
curable resin
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JP5020838A
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English (en)
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Shoichi Hayashibara
昌一 林原
Masaru Kudo
勝 工藤
Haruki Niimoto
昭樹 新本
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レーザー光線照射により鮮明な黒に発色し、且
つ、堅牢度に優れたマーキング組成物を得ること。 【構成】紫外線硬化性樹脂、該紫外線硬化性樹脂に対し
て5〜50重量%の式(1)で示されるロイコ染料及び
顕色剤を含有するマーキング組成物 【化1】 (式(1)中R1 、R2 はメチル基、又はエチル基を表
し、Xはフッ素、又は塩素を表す。nは0〜2の整数を
表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形された材料の表面
にレーザー光線の照射により鮮明なマークを付与できる
実質的に刻印部を鮮明な黒に発色させるためのマーキン
グ組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、IC、抵抗体、コンデンサ、イン
ダクター等の電子部品、リレー、スウィッチ、コネクタ
ー、印刷回路基板等の電気部品、電気製品のハウジン
グ、自動車部品、機械部品、ケーブル、シート、包装シ
ート、カード、ラベル、食品或は医薬品等の各種容器、
容器類のキャップ等の表面へメーカー名、物品名、製造
年月日、ロット番号等の文字や記号をマーキングするの
にあたりマーキングインキを用いて印刷する方法で行わ
れている。この方法は、インキによる印刷から乾燥に到
る工程に長時間を要すること、微細部品へのマーキング
の困難さ、印刷品質の維持、管理の煩雑さ、更には、コ
スト高等の問題があって、その合理化が望まれている。
【0003】最近マーキングを合理化するために、部品
等の表面に直接レーザー光を照射し、表面の一部分を熱
分解或は蒸発により蝕刻してマーキングするレーザーマ
ーキング方法が行われるようになった。しかしながらこ
のマーキング方法に於いては、マーキングされるべき部
品の材質が種々あるため、材質に依っては鮮明なマーキ
ングが出来なかったり、或は着色した材料の場合、鮮明
に発色し(マーキング)難いといった問題点を有してい
る。
【0004】上記の問題点を解決するために、電子、電
気部品、ハウジング、パッケージ等のマーキングを施す
ものの表面にレーザーマーキング可能な紫外線硬化型イ
ンキを塗布、硬化せしめた後レーザー光によりマーキン
グする方法が採られている。この方法は、短時間の工程
で済み、且つ、微細品へのマーキングが可能であり良好
なマーキングが得られるという利点を有している。しか
し、マーキングするものに依ってはマーキング後油が付
着したりするが、市販の紫外線硬化型レーザーマーキン
グ用インキを用いた場合、得られたマークが消えてしま
うという欠点を有している。更に、レーザーにより有
色、特に黒色に発色するインキの場合、従来鉛等の重金
属含有化合物を発色剤として用いて来たが、重金属によ
る環境汚染の問題、マークが鮮明でないといった問題が
ある。環境汚染を生じる重金属を用いないで黒色に発色
するものとして、感熱記録用材料として知られるロイコ
染料と顕色剤を用いた系が考えられるが、紫外線硬化型
インキに上記のロイコ染料と顕色剤を用いた系を応用し
た場合、ロイコ染料が紫外線硬化性樹脂に溶解するため
発色する前に既に発色(地カブリと言う)してしまうと
いう欠点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】紫外線硬化型インキを
用いたレーザーマーキング法に於いて、ロイコ染料と顕
色剤を用いた系でも地カブリが無く、鮮明な黒に発色
し、且つ、堅牢度に優れたマーキング組成物が求められ
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記した様
な課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に到
ったものである。即ち、本発明は、紫外線硬化性樹脂、
該紫外線硬化性樹脂に対して5〜50重量%の式(1)
で示されるロイコ染料及び顕色剤を必須成分として含有
するマーキング組成物
【0007】
【化2】
【0008】(式(1)中R1 、R2 はメチル基、又は
エチル基を表し、Xはフッ素、又は塩素を表す。nは0
〜2の整数を表す。)を提供する。
【0009】本発明のマーキング組成物につき詳細に説
明する。本発明で用いられる紫外線硬化性樹脂としては
紫外線で硬化しうる樹脂であればいずれでもよく、その
例としてラジカル重合型又はカチオン重合型の樹脂が挙
げられるが、そのうちラジカル重合型樹脂としては、各
種アクリレートモノマー、オリゴマー類、及び、ポリエ
ーテル系、不飽和ポリエステル系、エポキシ系、ウレタ
ン系、ポリブタジエン系、ポリアセタール系、ポリエス
テル/ウレタン系の各種アクリレートモノマー、オリゴ
マーが、又カチオン重合型樹脂としては、脂肪族系、脂
環式、芳香族系の各種エポキシ樹脂が用いられるが、特
に好ましいものは1価及び多価アルコール類のアクリレ
ート、エポキシ樹脂系アクリレート、ウレタン系アクリ
レートモノマー及びそのオリゴマー類である。本発明の
マーキング組成物に於いては硬化のために光開始剤の使
用が好ましく、そのような開始剤としては、ラジカル重
合型樹脂にはチオキサントン系、アントラキノン系、ア
セトフェノン系、ベンゾインエーテル系、ベンゾフェノ
ン系等の公知の光開始剤が、又、カチオン重合型樹脂に
は芳香族ジアゾニュウム塩、芳香族ハロニュウム塩、芳
香族スルフォニュウム塩、メタロセン化合物等の公知の
光開始剤が用いられる。これらの光開始剤は単独で用い
ても、或は2種以上を混合して用いても良い。又、硬化
を行うに当たりカチオン重合型の樹脂を用いた場合、硬
化を更に完全にするために80〜170℃の範囲で、特
に好ましくは100〜150℃の範囲で加熱することが
望ましい。加熱時間は、その温度により異なるが、通常
5〜30分の間である。
【0010】本発明で用いられる式(1)で表されるロ
イコ染料の例としては3−ジエチルアミノ−7−o−フ
ルオロアニリノフルオラン、3−ジメチルアミノ−7−
o−フルオロアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−p−フルオロアニリノフルオラン、3−ジメチル
アミノ−7−p−フルオロアニリノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−o−クロロアニリノフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−p−クロロアニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−p−クロロ−o−フルオ
ロアニリノフルオラン、3−ジメチルアミノ−7−p−
フルオロ−o−クロロアニリノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−2’,4’−ジクロロアニリノフルオラ
ン等が挙げられるが特に好ましいものは3−ジエチルア
ミノ−7−o−フルオロアニリノフルオラン、3−ジメ
チルアミノ−7−o−フルオロアニリノフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−o−クロロアニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−p−クロロアニリノフル
オランである。これらのフルオラン化合物は紫外線硬化
性樹脂に対する溶解度が小さいため地カブリを生じにく
い。その使用量は紫外線硬化性樹脂に対して、通常、5
〜50重量%、特に好ましくは7〜45重量%である。
5重量%以下では鮮明なマークが得られず、50重量%
以上ではマークの鮮明性に差がなくコスト的に無駄であ
る。
【0011】本発明で用いられうる顕色剤の例としては
4,4’−スルフォニルジフェノール、ビス−(3−ア
リル−4−ヒドロキシフェニル)スルフォン、2,
2’,6,6’−テトラメチル−4,4’−スルフォニ
ルジフェノール、2,2’,6,6’−テトラブロモ−
4,4’−スルフォニルジフェノール、4,4’−イソ
プロピリデンジフェノール、ビス−(p−ヒドロキシフ
ェニル)メタン、1,1−ビス−(p−ヒドロキシフェ
ニル)−シクロヘキサン等のビスフェノール類、p−オ
クチルフェノール、p−フェニルフェノール、4−
(4’−イソプロポキシフェニル)スルフォニルフェノ
ール等のモノフェノール類、p−ヒドロキシ安息香酸ベ
ンジル、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、5−ヒドロ
キシイソフタル酸ジエチル、3,5−ジ−tert−ブ
チルサリチル酸、サリチル酸、β−ヒドロキシナフタレ
ンカルボン酸ベンジル等の芳香族カルボン酸誘導体及び
カルボン酸に於いてはその多価金属塩が挙げられるが、
特に好ましくはビスフェノール類である。顕色剤のロイ
コ染料に対する使用量は、ロイコ染料に対して30〜3
00重量%であるが、50〜200重量%が好ましい。
【0012】本発明のレーザーマーキング組成物には必
要に応じてその他の添加剤等を加えることが出来る。使
用しうるその他の添加剤の例としては、発色感度を上げ
るための増感剤の他、充填剤、着色剤、分散剤、流動調
節剤、離型剤、難燃剤、滑剤、光安定剤、酸化防止剤等
の紫外線硬化性樹脂のコーティングで用いられる材料が
挙げられる。
【0013】増感剤としては例えばステアリン酸アミド
等の高級脂肪酸アミド、ミツロウ、セラックロウなどの
動物性ワックス類、カルナウバワックスなどの植物性ワ
ックス類、モンタンワックスなどの鉱物性ワックス類、
パラフィンワックス、石油ワックス、高級脂肪酸エステ
ル類、塩素化パラフィン、合成パラフィン、アセト酢酸
アニリド類、ジフェニルアミン類、カルバゾール類、脂
肪酸アニリド類、ジメチルテレフタレート、ジフェニル
フタレート等のカルボン酸エステル類、ベンゼンスルフ
ォン酸アニリド等のスルフォン酸アミド類、p−トルエ
ンスルフォン酸フェノキシエチルエステル、ベンゼンス
ルフォン酸フェニルエステルなどのスルフォン酸エステ
ル類、ビス−(4−アリルオキシフェニル)スルフォ
ン、ビス−(4−ペンチルフェニル)スルフォン等のジ
フェニルスルフォン類、1−ベンジルオキシナフタレ
ン、2−ベンゾイルオキシナフタレン等のナフトール誘
導体、N−ステアリル尿素などの尿素誘導体、4−アセ
チルアセトフェノン、オクタデカン−2,17−ジオン
等のジケトン化合物が用いられる。
【0014】本発明で用いることの出来る充填剤として
は、炭酸カルシュウム、シリカ、アルミナ、マイカ、珪
酸カルシュウム、クレー、タルク、硝子繊維、炭素繊維
等の無機充填剤、及び、ポリエチレン、ポリアミド、エ
ポキシ樹脂、グアナミン樹脂等の有機系充填剤が挙げら
れる。又、用いうる着色剤の例としてはカーボンブラッ
ク、フタロシアニン、アゾ、ジスアゾ、キナクリドン、
アントラキノン、フラバントロン、ペリノン、ペリレ
ン、ジオキサジン、縮合アゾ、アゾメチン又はメチン系
の各種有機系色素、酸化チタン、硫酸鉛、酸化亜鉛、鉄
黒、クロムエロー、ジンクエロー、クロムバーミリオ
ン、ベンガラ、コバルト紫、群青、紺青、クロムグリー
ン、コバルトグリーン等の無機顔料が挙げられる。
【0015】本発明のマーキング組成物は、紫外線硬化
性樹脂、ロイコ染料及び必要に応じて増感剤、充填剤、
着色剤、分散剤、流動調節剤、離型剤、難燃剤、滑剤、
光安定剤、酸化防止剤等を3本ロール等の撹拌装置を使
用して好ましくは15〜30℃の温度で混合して調製さ
れた「ロイコ染料インキ」と紫外線硬化性樹脂、顕色剤
及び必要に応じて増感剤、充填剤、着色剤、分散剤、流
動調節剤、離型剤、難燃剤、滑剤、光安定剤、酸化防止
剤等を3本ロール等の撹拌装置を使用して好ましくは5
〜30℃の温度で混合して調製された「顕色インキ」か
ら成り、使用時に両者を均一に混合して使用に供され
る。
【0016】本発明のマーキング組成物を塗装すべき基
材に塗布(通常硬化後の膜厚が10〜100μmになる
ように塗布される)し、硬化した後、該塗装物の表面に
炭酸ガスレーザー光、YAGレーザー光、エキシマレー
ザー光等を照射することにより鮮明なコントラストの黒
色マーキングが得られる。レーザー光の照射量としては
例えばパルス型炭酸ガスレーザーの場合0.5〜6J/
cm2 の照射量が採用される。本発明のマーキング組成
物はシート、包装シート、カード、ラベル、食品、医療
品等の各種容器、容器類のキャップ類等の表面にメーカ
ー名、内容表示、製造年月日、ロットナンバー等を表示
するのに用いられる。
【0017】
【実施例】実施例によって、本発明を更に具体的に説明
するが、本発明がこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。実施例、参考例において「部」は重量部を意
味する。
【0018】実施例1 「ロイコ染料インキ」 エポキシアクリレート(KAYARAD R−011 日本化薬製) 60部 トリアクリレート(KAYARAD TMPTA 日本化薬製) 40部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 3部 2,4−ジエチルチオキサントン 0.3部 1,4−ジメトキシベンゼン 0.3部 3,3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロアニリノフルオラン 30部 流動調節剤(「モダフロー」、商品名、モンサントケミカル製) 1部
【0016】 「顕色インキ」 エポキシアクリレート(KAYARAD R−011 日本化薬製) 60部 トリアクリレート(KAYARAD TMPTA 日本化薬製) 40部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 3部 2,4−ジエチルチオキサントン 0.3部 1,4−ジメトキシベンゼン 0.3部 ビス−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルフォン 30部 流動調節剤(「モダフロー」) 1部
【0019】上記配合のアクリレート組成物を3本ロー
ルで均一に混合してそれぞれ「ロイコ染料インキ」及び
「顕色インキ」を得た。次いで両者を1:1の割合で均
一に混合し本発明のマーキング組成物を得た。これを鉄
板上にバーコーターで20μmに塗装して、高圧水銀灯
で紫外線照射して硬化させ試験片を得た。
【0020】実施例2 「ロイコ染料インキ」 エポキシアクリレート(KAYARAD R−011 日本化薬製) 60部 トリアクリレート(KAYARAD TMPTA 日本化薬製) 40部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 3部 2,4−ジエチルチオキサントン 0.3部 1,4−ジメトキシベンゼン 0.3部 3,3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロアニリノフルオラン 30部 流動調節剤(「モダフロー」) 1部
【0021】 「顕色インキ」 エポキシアクリレート(KAYARAD R−011 日本化薬製) 60部 トリアクリレート(KAYARAD TMPTA 日本化薬製) 40部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 3部 2,4−ジエチルチオキサントン 0.3部 1,4−ジメトキシベンゼン 0.3部 4,4’−スルフォニルジフェノール 30部 流動調節剤(「モダフロー」) 1部
【0022】上記配合のアクリレート組成物を3本ロー
ルで均一に混合してそれぞれ「ロイコ染料インキ」及び
「顕色インキ」を得た。次いで両者を1:1の割合で均
一に混合し本発明のマーキング組成物を得た。これを鉄
板上にバーコーターで20μmに塗装して、高圧水銀灯
で紫外線照射して硬化させ試験片を得た。
【0023】実施例3 「ロイコ染料インキ」 エポキシアクリレート(KAYARAD R−011 日本化薬製) 70部 モノアクリレート(KAYARAD 2−HEMA 日本化薬製) 30部 2−エチルアントラキノン 2部 1,4−ジメトキシベンゼン 0.3部 3,3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロアニリノフルオラン 20部 流動調節剤(「モダフロー」) 1部 ジアリルフタレート樹脂 5部
【0024】 「顕色インキ」 エポキシアクリレート(KAYARAD R−011 日本化薬製) 70部 モノアクリレート(KAYARAD 2−HEMA 日本化薬製) 30部 2−エチルアントラキノン 2部 1,4−ジメトキシベンゼン 0.3部 4,4’−イソプロピリデンジフェノール 20部 流動調節剤(「モダフロー」) 1部 ジアリルフタレート樹脂 5部
【0025】上記配合のアクリレート組成物を3本ロー
ルで均一に混合してそれぞれ「ロイコ染料インキ」及び
「顕色インキ」を得た。次いで両者を1:2の割合で均
一に混合し本発明のマーキング組成物を得た。これを鉄
板上にバーコーターで20μmに塗装して、高圧水銀灯
で紫外線照射して硬化させ試験片を得た。
【0026】実施例4 「ロイコ染料インキ」 エポキシアクリレート(KAYARAD R−011 日本化薬製) 60部 トリアクリレート(KAYARAD TMPTA 日本化薬製) 40部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 3部 2,4−ジエチルチオキサントン 0.3部 1,4−ジメトキシベンゼン 0.3部 3,3−ジエチルアミノ−7−o−クロロアニリノフルオラン 30部 流動調節剤(「モダフロー」) 1部
【0027】 「顕色インキ」 エポキシアクリレート(KAYARAD R−011 日本化薬製) 60部 トリアクリレート(KAYARAD TMPTA 日本化薬製) 40部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 3部 2,4−ジエチルチオキサントン 0.3部 1,4−ジメトキシベンゼン 0.3部 ビス−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルフォン 30部 流動調節剤(「モダフロー」) 1部
【0028】上記配合のアクリレート組成物を3本ロー
ルで均一に混合してそれぞれ「ロイコ染料インキ」及び
「顕色インキ」を得た。次いで両者を1:1の割合で均
一に混合し本発明のマーキング組成物を得た。これを鉄
板上にバーコーターで20μmに塗装して、高圧水銀灯
で紫外線照射して硬化させ試験片を得た。
【0029】比較例1 「ロイコ染料インキ」 エポキシアクリレート(KAYARAD R−011 日本化薬製) 60部 トリアクリレート(KAYARAD TMPTA 日本化薬製) 40部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 3部 2,4−ジエチルチオキサントン 0.3部 1,4−ジメトキシベンゼン 0.3部 3,3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 30部 流動調節剤(「モダフロー」) 1部
【0030】 「顕色インキ」 エポキシアクリレート(KAYARAD R−011 日本化薬製) 60部 トリアクリレート(KAYARAD TMPTA 日本化薬製) 40部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 3部 2,4−ジエチルチオキサントン 0.3部 1,4−ジメトキシベンゼン 0.3部 ビス−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルフォン 30部 流動調節剤(「モダフロー」) 1部
【0031】上記配合のアクリレート組成物を3本ロー
ルで均一に混合してそれぞれ「ロイコ染料インキ」及び
「顕色インキ」を得た。次いで両者を1:1の割合で均
一に混合しマーキング組成物を得た。これを鉄板上にバ
ーコーターで20μmに塗装して、高圧水銀灯で紫外線
照射して硬化させ試験片を得た。
【0032】性能の試験結果 実施例1〜4、及び比較例1で得た試験片を用い、それ
らの試験片にパルス型炭酸ガスレーザー(レーザーテク
ニクス製、BLAZAR6000 エネルギー密度3J
/cm2 )を用いて、レーザーを照射して黒色マークを
施し、その鮮明性及び品質を評価した。下表に結果を示
す。
【0033】
【表1】 性能試験の結果 地カブリ 発色濃度 鮮明性 耐水性 耐可塑剤性 実施例1 0.13 1.30 ○ 1.30 1.29 実施例2 0.13 1.25 ○ 1.27 1.25 実施例3 0.13 1.23 ○ 1.20 1.21 実施例4 0.11 1.22 ○ 1.20 1.20 比較例1 0.60 1.31 × 1.30 1.29
【0034】1)地カブリ :硬化後の試験片をマクベ
ス反射濃度計RD−914型で測定した発色濃度値 2)発色濃度 :試験片のマーキング部分をマクベス反
射濃度計RD−914型で測定した発色濃度値 3)鮮明性 :マークの読み易さを目視判定。○:鮮
明性良 ×:鮮明性不良一般的には地カブリが小さく発
色濃度が高いほど鮮明性に優れる。 4)耐水性 :マーキングした試験片を室温で水道水
中に72時間浸漬した後マーク部を上記マクベス反射濃
度計で測定した発色濃度値 5)耐可塑剤性:マーキングした試験片をPVCラップ
フィルムで両面よりサンドイッチし、300gr/cm
2 の加重下40℃で15時間放置した後マーク部を上記
マクベス反射濃度計で測定した発色濃度値
【0035】
【発明の効果】地カブリが小さく、レーザー光の照射に
より鮮明な黒色に発色し、且つ、堅牢性に優れるマーキ
ング組成物が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紫外線硬化性樹脂、該紫外線硬化性樹脂に
    対して5〜50重量%の式(1)で示されるロイコ染料
    及び顕色剤を必須成分として含有するマーキング組成物 【化1】 (式(1)中R1 、R2 はメチル基、又はエチル基を表
    し、Xはフッ素、又は塩素を表す。nは0〜2の整数を
    表す。)
JP5020838A 1993-01-14 1993-01-14 マーキング組成物 Pending JPH06210946A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002347342A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Nippon Paper Industries Co Ltd レーザー記録型感熱記録体
JP2010032216A (ja) * 2008-07-24 2010-02-12 Ohbayashi Corp マーキング方法、墨
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