JP2010032216A - マーキング方法、墨 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マーキングの対象となる柱3の表面の所定の位置を含む部位に紫外線に対して感光性を有するUV硬化剤4を塗布し、所定の位置に紫外線レーザ2を照射する。太陽光に含まれる紫外線は紫外線レーザに比べて弱いため、UV硬化剤4を太陽光が照射するような柱3に塗布しても、太陽光に反応して硬化することがない。
【選択図】図9
Description
また、前記照射装置本体は、前記紫外直線光又は前記可視直線光の少なくとも一方を遮断する手段を備えても良い。
また、前記紫外直線光照射ステップでは、前記照射装置本体は、前記紫外直線光照射部により紫外直線光を照射するとともに、前記可視直線光照射部により前記紫外直線光と同軸上に可視直線光を照射してもよい。
また、本発明の墨は、墨出し対象部材の表面に形成された墨であって、前記対象部材の表面に付着させた紫外線硬化剤に、紫外直線光を照射することにより硬化させてなることを特徴とする。
図1は、本実施形態の墨出しに用いられる照射システム10を示す図である。同図に示すように、照射システム10は、照射装置35と、照射装置35と通信可能に接続された制御装置40とにより構成される。また、照射装置35は、照射装置本体20と姿勢制御装置30により構成される。
ミラー26及びハーフミラー25は、後述するように、ハーフミラー25の裏面において反射された紫外線レーザ2と、ハーフミラー25を通過した可視光レーザ1とが同軸上に位置するように、その位置及び姿勢が調整されている。
図3(A)に示すように、遮光板24を照射部22の前方から退かせた場合には、紫外線レーザ照射部22から照射された紫外線レーザ2は、ミラー26により反射され、さらに、ハーフミラー25の裏面に反射され、焦点調整機構27により集光されて、外部に照射される。
かかる構成により、姿勢制御装置30は、制御信号により照射装置本体20を水平方向及び鉛直方向に回転させて、その姿勢を調整することにより、いかなる方向にもレーザを照射することが可能である。
操作入力部41は、可視光レーザ又は紫外線レーザの照射を行う指令の入力及び焦点距離の調整情報の入力を受け付ける。
位置情報入力部42は、操作員による墨出しを行う位置及びその形状に関する位置情報の入力を受け付ける。
まず、図5のSTEP1において、図6に示すように、建築現場における予め位置の基準となる基準点に対して、所定の位置及び姿勢となるように照射システム10を設置する。
次に、STEP2において、作業員が墨出しをする位置及びその形状に関する位置情報を制御装置40の位置情報入力部42に入力する。
次に、制御装置40は操作入力部41により可視光レーザを照射する旨の入力を受け付けると、STEP5において、装置本体20が位置情報により指定される墨出し位置に可視光レーザ1を照射する。すなわち、制御装置40が制御部43により照射装置本体20に制御信号を送信する。照射装置本体20は、制御信号を受信すると、可視光レーザ照射部21に対応する遮光板23を前方から退かせ、可視光レーザ1を照射する。これと同時に、制御装置40は、制御部43により上記作成された姿勢制御情報に基づき姿勢制御装置30に制御信号を送信する。これにより、点状の墨出しを行う場合には、照射装置本体20から照射される可視光レーザが墨出しすべき点を通過するように、また、線状の墨出しを行う場合には、照射装置本体20から照射される可視光レーザが墨出しすべき線上を移動するように、姿勢制御装置30が照射装置本体20の姿勢を調整する。これにより、図7に示すように、照射装置本体20により位置情報により指定される墨出し位置に可視光レーザ1が照射されることとなる。
これにより、STEP9において、図9に示すように、照射装置本体20により位置情報により指定される墨出し位置に紫外線レーザ2が照射される。
次に、STEP10において、図11に示すように、柱3の表面に残存する硬化していないUV硬化剤4をふき取る。
以上の工程により部材表面に墨出しを行うことができる。
また、本実施形態では、STEP9において、図3(C)に示すように、照射装置本体20により紫外線レーザ2のみを照射するものとしたが、これに限らず、紫外線レーザ2と可視光レーザ1とを同時に照射してもよい。これにより、紫外線レーザ2が照射されている位置を確認することができ、安全性を向上することができる。
3 柱 4 UV硬化剤
5 硬化物
10 照射システム
20 照射装置本体 21 可視光レーザ照射部
22 紫外線レーザ照射部 23、24 遮光板
25 ハーフミラー 26 ミラー
27 焦点調整機構 28 レンズ
30 姿勢制御装置 31 支持部材
32 架台 33 水平回転装置
34 鉛直回転装置 35 照射装置
40 制御装置 41 操作入力部
42 位置情報入力部 43 制御部
44 照射情報作成部
Claims (9)
- マーキングの対象部材の表面にマークを形成する方法であって、
前記対象部材の表面の前記マークを含む部位に紫外線硬化剤を付着させる硬化剤付着ステップと、
前記マークを形成すべき位置に紫外直線光を照射することにより照射された部分の前記紫外線硬化剤を硬化させる紫外直線光照射ステップと、を備えることを特徴とするマーキング方法。 - 請求項1記載のマーキング方法であって、
前記マークは線状であり、
前記紫外直線光照射ステップでは、
紫外直線光を照射しながら前記紫外直線光が照射される部分を前記線状のマークにあたる部分に沿って移動させることを特徴とするマーキング方法。 - 紫外直線光を照射可能な紫外直線光照射部を備えた照射装置本体と、前記照射装置の姿勢を制御する姿勢制御装置と、を備えた照射装置を用いて、マーキングの対象部材の表面の所定の位置にマークを形成する方法であって、
前記対象部材の表面の前記マークを含む部位に紫外線硬化剤を付着させる硬化剤付着ステップと、
前記照射装置が、前記紫外直線光照射部により紫外直線光を照射しながら、前記紫外直線光が前記マークを形成すべき位置に照射されるように、前記姿勢制御装置により前記照射装置本体の姿勢を制御する紫外直線光照射ステップと、を備えることを特徴とするマーキング方法。 - 請求項3記載のマーキング方法であって、
前記マークは線状であり、
前記紫外直線光照射ステップでは、前記紫外直線光により照射される位置が、前記線状のマークにあたる部分に沿って移動するように、前記姿勢制御装置により前記照射装置本体の姿勢を制御することを特徴とするマーキング方法。 - 請求項3又は4記載のマーキング方法であって、
前記照射装置本体は、前記紫外直線光と同軸上に可視直線光を照射可能な可視直線光照射部を備えることを特徴とするマーキング方法。 - 請求項5記載のマーキング方法であって、
前記照射装置本体は、前記紫外直線光又は前記可視直線光の少なくとも一方を遮断する手段を備えることを特徴とするマーキング方法。 - 請求項5又は6記載のマーキング方法であって、
前記紫外直線光照射ステップでは、
前記照射装置本体は、前記紫外直線光照射部により紫外直線光を照射するとともに、前記可視直線光照射部により前記紫外直線光と同軸上に可視直線光を照射することを特徴とするマーキング方法。 - 請求項5から7のうち何れか1項に記載のマーキング方法であって、
前記照射装置本体は、前記紫外直線光照射部により照射された紫外直線光及び前記可視直線光照射部により照射された可視直線光が通過し、これら通過する直線光の照射範囲を調整可能な照射範囲調整装置を備え、
前記硬化剤付着ステップの後、かつ、前記紫外直線光照射ステップの前に、
前記照射装置が、前記可視直線光照射部により可視直線光を照射しながら、前記姿勢制御装置により前記可視直線光がマークを形成すべき位置に照射されるように前記照射装置本体の姿勢を制御する可視直線光照射ステップと、
前記可視直線光が照射された範囲の大きさに基づき、照射範囲調整装置により通過する直線光の照射範囲を調整する照射範囲調整ステップとを備えることを特徴とするマーキング方法。 - 墨出し対象部材の表面に形成された墨であって、
前記対象部材の表面に付着させた紫外線硬化剤に、紫外直線光を照射することにより硬化させてなることを特徴とする墨。
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---|---|---|---|
JP2008191391A JP2010032216A (ja) | 2008-07-24 | 2008-07-24 | マーキング方法、墨 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019015511A (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-31 | 三井住友建設株式会社 | 墨出し装置、及び墨出し方法 |
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-
2008
- 2008-07-24 JP JP2008191391A patent/JP2010032216A/ja active Pending
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